JP2004077149A - 原子炉撤去工法 - Google Patents
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Abstract
【課題】原子炉圧力容器を合理的に解体撤去する。
【解決手段】原子炉建屋1から原子炉圧力容器を撤去するに際し、原子炉圧力容器内にモルタル等の遮蔽材を充填して硬化せしめた後、その原子炉圧力容器を遮蔽材とともに切断して複数の分割体3a,3b,3cに分割し、各分割体を原子炉建屋外へ順次搬出する。原子炉圧力容器の外側に遮蔽体8を装着した後、その横断面に沿って輪切り状態に切断し、その切断面にも遮蔽体11を装着する。原子炉圧力容器の切断をワイヤーソーにより行う。
【選択図】 図6
【解決手段】原子炉建屋1から原子炉圧力容器を撤去するに際し、原子炉圧力容器内にモルタル等の遮蔽材を充填して硬化せしめた後、その原子炉圧力容器を遮蔽材とともに切断して複数の分割体3a,3b,3cに分割し、各分割体を原子炉建屋外へ順次搬出する。原子炉圧力容器の外側に遮蔽体8を装着した後、その横断面に沿って輪切り状態に切断し、その切断面にも遮蔽体11を装着する。原子炉圧力容器の切断をワイヤーソーにより行う。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原子炉建屋から原子炉圧力容器を撤去するための工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
原子炉の廃止措置に伴う原子炉圧力容器の安全かつ合理的な解体撤去工法の確立が急務とされている。原子炉圧力容器(以下、圧力容器と略す)を解体撤去するには、圧力容器を細分化して逐次撤去、処分する工法が現実的であると考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、現時点で検討されている工法は、1m3程度の容積の処分容器に収容し得る大きさに圧力容器を細分化するというものであり、したがって膨大な手間を要するばかりでなく、細分化に伴う汚染拡大及び作業者の被ばくを防止するための十分な対策も必要となる。
【0004】
なお、圧力容器を細分化することなくその全体を一括して原子炉建屋から撤去することも考えられるが、その際には搬出重量が1000トンを越えるものとなるので、そのような一括搬出を可能とするためには特別かつ巨大な揚重装置の開発が不可欠となり、現時点では非常に困難である。
【0005】
上記事情に鑑み、本発明は圧力容器を撤去するための有効な工法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、原子炉建屋から圧力容器を撤去するに際し、圧力容器内にモルタル等の遮蔽材を充填して硬化せしめた後、その圧力容器を遮蔽材とともに切断して複数の分割体に分割し、各分割体を原子炉建屋外へ順次搬出することを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明の原子炉撤去工法において、圧力容器の外側に遮蔽体を装着した後、その横断面に沿って輪切り状態に切断し、その切断面にも遮蔽体を装着することを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1または2の発明の原子炉撤去工法において、圧力容器の切断をワイヤーソーにより行うことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1〜図6は本発明の実施形態である原子炉撤去工法の概要を示すものである。本実施形態の撤去工法は、原子炉建屋1内の圧力容器2を撤去するに際し、その圧力容器2内全体に遮蔽材としてモルタルを充填し、それが硬化した後、圧力容器2全体を横断面に沿って輪切りするように切断することによって分割体3a,3b,3cに3分割し、それら分割体3a,3b,3cを順次搬出するようにしたものである。
【0010】
すなわち、まず図1に示すように、圧力容器2に接続されている各種配管類4を切断して撤去する。なお、必要に応じて格納容器5の上部に遮蔽バリア6(破線で示す)を設ければ良い。
【0011】
次に、図2に示すように、原子炉建屋1内に設けた遮蔽材充填設備7から圧力容器2内全体にモルタル等の遮蔽材を充填する。
【0012】
また、遮蔽材の充填作業に相前後して、図3に示すように圧力容器2の胴部に鋼板等の遮蔽体8を装着する。
【0013】
その後、図4に示すように格納容器5の上部にジャッキ等の揚重装置9を設置し、それにより圧力容器2の上部を吊り支持しつつ、ワイヤーソー等の切断装置10を用いて圧力容器2の上部および下部を胴部から切り離す。すなわち、圧力容器2全体を輪切りして分割体3a,3b,3cに3分割する。
【0014】
図5に示すように分割体3aを揚重装置9により吊り上げ、その下面の切断面に鋼板等の遮蔽体11を装着して密封する。また、分割体3bの上面の切断面にも同様に遮蔽体11を装着して密封する。
【0015】
図6に示すように、揚重装置9により分割体3aを側方に搬送して仮置きし、今度は分割体3bを吊り上げてその下面の切断面に遮蔽体11を装着して密封し、同様に分割体3cの上面の切断面にも遮蔽体11を装着して密封する。最後に各分割体3a,3b,3cを原子炉建屋1外に順次搬出する。なお、上記の3つの分割体3a,3b,3cのうち、圧力容器2の上部および下部からの分割体3a、3cは放射化程度が低いので浅地中処分(深度10m程度)を行えば良く、胴部の分割体3bは放射化程度が比較的高いのでこれはやや深い地中処分(深度50〜100m程度)を行えば良い。
【0016】
本実施形態の撤去工法によれば、圧力容器2を僅かに3分割するにとどめ、各分割体3a,3b,3cを順次搬出するので、圧力容器2を細分化する場合に比べてその作業効率を遙かに改善できるし、汚染拡大及び作業者の被ばくの懸念も少なく、したがって大幅な工期短縮と工費削減を実現することができる。また、圧力容器2全体をそのまま一括して搬出することは非現実的であるが、本実施形態のようにそれを3分割することで個々の分割体3a,3b,3cはそれぞれジャッキ等の汎用の揚重装置9のみで搬出が可能な程度の重量に抑制することが可能であり、搬出後の搬送その他の作業も支障なく行うことができ、合理的である。
【0017】
特に、本実施形態では、圧力容器2を切断するに先立ち、その内部全体にモルタル等の遮蔽材を充填して硬化させ、しかる後にワイヤーソー等の切断装置により輪切り状態に切断するので、切断作業を支障なく効率的に行い得るし、切断作業に伴う汚染拡大防止対策も簡便で済む。また、本実施形態では、各分割体3a,3b,3cの切断面に遮蔽体11を装着して密封し、さらに放射化程度の高い分割体3bに対してはその外側にも遮蔽体8を装着するので、十分な遮蔽性能を確保することができる。
【0018】
なお、圧力容器2は3分割することに限らず、圧力容器2の形態や規模、搬出に使用する揚重装置9の能力その他の条件を考慮して分割数や分割位置を設定すれば良い。ただし、過度に細分化することは本発明の主旨にもとることになるので、諸条件を満たす範囲で分割数は少ない方が好ましいことは言うまでもない。
【0019】
また、圧力容器2の切断はワイヤーソーによることが好ましくかつ現実的であるが、十分な汚染防止対策が可能であればたとえばウォータージェットによるジェットソー等の他の切断手段も採用可能である。さらに、上記実施形態のように圧力容器2は輪切り状態としてその切断面を遮蔽体11により密封することが好ましいが、圧力容器2の形態や規模あるいは採用する切断手段によっては圧力容器2を他の形態で切断することでも良いし、各分割体の形態や放射化程度に応じて遮蔽構造も適宜変更して良く、上記実施形態における分割体3a,3cに対しても分割体3bと同様にその全体を遮蔽体11により被覆することでも良い。
【0020】
【発明の効果】
請求項1の発明は、原子炉建屋から圧力容器を撤去するに際し、圧力容器内にモルタル等の遮蔽材を充填して硬化せしめた後、その圧力容器を遮蔽材とともに切断して複数の分割体に分割し、各分割体を原子炉建屋外へ順次搬出するので、圧力容器を数分割するにとどめることで、圧力容器を細分化する場合に比べてその作業効率を遙かに改善できるし、汚染拡大及び作業者の被ばくの懸念も少なく、特別かつ巨大な揚重装置を必要とすることもなく、極めて合理的であり有効である。
【0021】
請求項2の発明は、圧力容器の内部に遮蔽材を充填することに加えて、その外側に遮蔽体を装着した後、その横断面に沿って輪切り状態に切断し、その切断面にも遮蔽体を装着するので、分割体を確実かつ十分に遮蔽することができ、かつ切断作業を容易にかつ確実に行うことができる。
【0022】
請求項3の発明は、圧力容器の切断をワイヤーソーにより行うので、切断作業を効率的に行うことができ、かつ切断作業に伴う汚染拡大防止及び作業者の被ばく低減対策も簡便で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である撤去工法の概要を示すもので、圧力容器に付設されている配管類を撤去している状態を示す図である。
【図2】同、圧力容器内に遮蔽材を充填している状態を示す図である。
【図3】同、圧力容器の胴部に遮蔽体を装着した状態を示す図である。
【図4】同、圧力容器を切断している状態を示す図である。
【図5】同、圧力容器の上部の分割体を吊り上げた状態を示す図である。
【図6】同、圧力容器の中間部の分割体を吊り上げた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 原子炉建屋
2 原子炉圧力容器
3a,3b,3c 分割体
8 遮蔽体
9 揚重装置
10 切断装置(ワイヤーソー)
11 遮蔽体
【発明の属する技術分野】
本発明は、原子炉建屋から原子炉圧力容器を撤去するための工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
原子炉の廃止措置に伴う原子炉圧力容器の安全かつ合理的な解体撤去工法の確立が急務とされている。原子炉圧力容器(以下、圧力容器と略す)を解体撤去するには、圧力容器を細分化して逐次撤去、処分する工法が現実的であると考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、現時点で検討されている工法は、1m3程度の容積の処分容器に収容し得る大きさに圧力容器を細分化するというものであり、したがって膨大な手間を要するばかりでなく、細分化に伴う汚染拡大及び作業者の被ばくを防止するための十分な対策も必要となる。
【0004】
なお、圧力容器を細分化することなくその全体を一括して原子炉建屋から撤去することも考えられるが、その際には搬出重量が1000トンを越えるものとなるので、そのような一括搬出を可能とするためには特別かつ巨大な揚重装置の開発が不可欠となり、現時点では非常に困難である。
【0005】
上記事情に鑑み、本発明は圧力容器を撤去するための有効な工法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、原子炉建屋から圧力容器を撤去するに際し、圧力容器内にモルタル等の遮蔽材を充填して硬化せしめた後、その圧力容器を遮蔽材とともに切断して複数の分割体に分割し、各分割体を原子炉建屋外へ順次搬出することを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明の原子炉撤去工法において、圧力容器の外側に遮蔽体を装着した後、その横断面に沿って輪切り状態に切断し、その切断面にも遮蔽体を装着することを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1または2の発明の原子炉撤去工法において、圧力容器の切断をワイヤーソーにより行うことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1〜図6は本発明の実施形態である原子炉撤去工法の概要を示すものである。本実施形態の撤去工法は、原子炉建屋1内の圧力容器2を撤去するに際し、その圧力容器2内全体に遮蔽材としてモルタルを充填し、それが硬化した後、圧力容器2全体を横断面に沿って輪切りするように切断することによって分割体3a,3b,3cに3分割し、それら分割体3a,3b,3cを順次搬出するようにしたものである。
【0010】
すなわち、まず図1に示すように、圧力容器2に接続されている各種配管類4を切断して撤去する。なお、必要に応じて格納容器5の上部に遮蔽バリア6(破線で示す)を設ければ良い。
【0011】
次に、図2に示すように、原子炉建屋1内に設けた遮蔽材充填設備7から圧力容器2内全体にモルタル等の遮蔽材を充填する。
【0012】
また、遮蔽材の充填作業に相前後して、図3に示すように圧力容器2の胴部に鋼板等の遮蔽体8を装着する。
【0013】
その後、図4に示すように格納容器5の上部にジャッキ等の揚重装置9を設置し、それにより圧力容器2の上部を吊り支持しつつ、ワイヤーソー等の切断装置10を用いて圧力容器2の上部および下部を胴部から切り離す。すなわち、圧力容器2全体を輪切りして分割体3a,3b,3cに3分割する。
【0014】
図5に示すように分割体3aを揚重装置9により吊り上げ、その下面の切断面に鋼板等の遮蔽体11を装着して密封する。また、分割体3bの上面の切断面にも同様に遮蔽体11を装着して密封する。
【0015】
図6に示すように、揚重装置9により分割体3aを側方に搬送して仮置きし、今度は分割体3bを吊り上げてその下面の切断面に遮蔽体11を装着して密封し、同様に分割体3cの上面の切断面にも遮蔽体11を装着して密封する。最後に各分割体3a,3b,3cを原子炉建屋1外に順次搬出する。なお、上記の3つの分割体3a,3b,3cのうち、圧力容器2の上部および下部からの分割体3a、3cは放射化程度が低いので浅地中処分(深度10m程度)を行えば良く、胴部の分割体3bは放射化程度が比較的高いのでこれはやや深い地中処分(深度50〜100m程度)を行えば良い。
【0016】
本実施形態の撤去工法によれば、圧力容器2を僅かに3分割するにとどめ、各分割体3a,3b,3cを順次搬出するので、圧力容器2を細分化する場合に比べてその作業効率を遙かに改善できるし、汚染拡大及び作業者の被ばくの懸念も少なく、したがって大幅な工期短縮と工費削減を実現することができる。また、圧力容器2全体をそのまま一括して搬出することは非現実的であるが、本実施形態のようにそれを3分割することで個々の分割体3a,3b,3cはそれぞれジャッキ等の汎用の揚重装置9のみで搬出が可能な程度の重量に抑制することが可能であり、搬出後の搬送その他の作業も支障なく行うことができ、合理的である。
【0017】
特に、本実施形態では、圧力容器2を切断するに先立ち、その内部全体にモルタル等の遮蔽材を充填して硬化させ、しかる後にワイヤーソー等の切断装置により輪切り状態に切断するので、切断作業を支障なく効率的に行い得るし、切断作業に伴う汚染拡大防止対策も簡便で済む。また、本実施形態では、各分割体3a,3b,3cの切断面に遮蔽体11を装着して密封し、さらに放射化程度の高い分割体3bに対してはその外側にも遮蔽体8を装着するので、十分な遮蔽性能を確保することができる。
【0018】
なお、圧力容器2は3分割することに限らず、圧力容器2の形態や規模、搬出に使用する揚重装置9の能力その他の条件を考慮して分割数や分割位置を設定すれば良い。ただし、過度に細分化することは本発明の主旨にもとることになるので、諸条件を満たす範囲で分割数は少ない方が好ましいことは言うまでもない。
【0019】
また、圧力容器2の切断はワイヤーソーによることが好ましくかつ現実的であるが、十分な汚染防止対策が可能であればたとえばウォータージェットによるジェットソー等の他の切断手段も採用可能である。さらに、上記実施形態のように圧力容器2は輪切り状態としてその切断面を遮蔽体11により密封することが好ましいが、圧力容器2の形態や規模あるいは採用する切断手段によっては圧力容器2を他の形態で切断することでも良いし、各分割体の形態や放射化程度に応じて遮蔽構造も適宜変更して良く、上記実施形態における分割体3a,3cに対しても分割体3bと同様にその全体を遮蔽体11により被覆することでも良い。
【0020】
【発明の効果】
請求項1の発明は、原子炉建屋から圧力容器を撤去するに際し、圧力容器内にモルタル等の遮蔽材を充填して硬化せしめた後、その圧力容器を遮蔽材とともに切断して複数の分割体に分割し、各分割体を原子炉建屋外へ順次搬出するので、圧力容器を数分割するにとどめることで、圧力容器を細分化する場合に比べてその作業効率を遙かに改善できるし、汚染拡大及び作業者の被ばくの懸念も少なく、特別かつ巨大な揚重装置を必要とすることもなく、極めて合理的であり有効である。
【0021】
請求項2の発明は、圧力容器の内部に遮蔽材を充填することに加えて、その外側に遮蔽体を装着した後、その横断面に沿って輪切り状態に切断し、その切断面にも遮蔽体を装着するので、分割体を確実かつ十分に遮蔽することができ、かつ切断作業を容易にかつ確実に行うことができる。
【0022】
請求項3の発明は、圧力容器の切断をワイヤーソーにより行うので、切断作業を効率的に行うことができ、かつ切断作業に伴う汚染拡大防止及び作業者の被ばく低減対策も簡便で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である撤去工法の概要を示すもので、圧力容器に付設されている配管類を撤去している状態を示す図である。
【図2】同、圧力容器内に遮蔽材を充填している状態を示す図である。
【図3】同、圧力容器の胴部に遮蔽体を装着した状態を示す図である。
【図4】同、圧力容器を切断している状態を示す図である。
【図5】同、圧力容器の上部の分割体を吊り上げた状態を示す図である。
【図6】同、圧力容器の中間部の分割体を吊り上げた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 原子炉建屋
2 原子炉圧力容器
3a,3b,3c 分割体
8 遮蔽体
9 揚重装置
10 切断装置(ワイヤーソー)
11 遮蔽体
Claims (3)
- 原子炉建屋から原子炉圧力容器を撤去するに際し、原子炉圧力容器内にモルタル等の遮蔽材を充填して硬化せしめた後、その原子炉圧力容器を遮蔽材とともに切断して複数の分割体に分割し、各分割体を原子炉建屋外へ順次搬出することを特徴とする原子炉撤去工法。
- 請求項1記載の原子炉撤去工法において、原子炉圧力容器の外側に遮蔽体を装着した後、その横断面に沿って輪切り状態に切断し、その切断面にも遮蔽体を装着することを特徴とする原子炉撤去工法。
- 請求項1または2記載の原子炉撤去工法において、原子炉圧力容器の切断をワイヤーソーにより行うことを特徴とする原子炉撤去工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233897A JP2004077149A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 原子炉撤去工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233897A JP2004077149A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 原子炉撤去工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004077149A true JP2004077149A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32018905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002233897A Withdrawn JP2004077149A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 原子炉撤去工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004077149A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014092389A (ja) * | 2012-11-01 | 2014-05-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 蒸気発生器運搬方法 |
KR101522224B1 (ko) * | 2014-06-09 | 2015-05-26 | 한국원자력연구원 | 원격 절단 시스템 및 이를 구비하는 원전 해체 시스템 |
KR101548517B1 (ko) * | 2013-12-23 | 2015-09-01 | 한국원자력연구원 | 원자로 압력용기 해체방법 |
KR101953987B1 (ko) | 2017-08-30 | 2019-03-04 | 두산중공업 주식회사 | 원자로 용기의 노즐 절단 장치 |
KR20190026068A (ko) | 2017-08-30 | 2019-03-13 | 두산중공업 주식회사 | 원자로 용기의 프리 컷 장치 |
KR102005676B1 (ko) | 2018-06-05 | 2019-07-30 | 두산중공업 주식회사 | 원자로 용기의 노즐 절단 장치 |
-
2002
- 2002-08-09 JP JP2002233897A patent/JP2004077149A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014092389A (ja) * | 2012-11-01 | 2014-05-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 蒸気発生器運搬方法 |
KR101548517B1 (ko) * | 2013-12-23 | 2015-09-01 | 한국원자력연구원 | 원자로 압력용기 해체방법 |
KR101522224B1 (ko) * | 2014-06-09 | 2015-05-26 | 한국원자력연구원 | 원격 절단 시스템 및 이를 구비하는 원전 해체 시스템 |
KR101953987B1 (ko) | 2017-08-30 | 2019-03-04 | 두산중공업 주식회사 | 원자로 용기의 노즐 절단 장치 |
KR20190026068A (ko) | 2017-08-30 | 2019-03-13 | 두산중공업 주식회사 | 원자로 용기의 프리 컷 장치 |
KR102005676B1 (ko) | 2018-06-05 | 2019-07-30 | 두산중공업 주식회사 | 원자로 용기의 노즐 절단 장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051101 |