JP2004076963A - レンジフードファン - Google Patents
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Abstract
【課題】浴室やトイレなどの他室の換気扇が排気運転されたときの給気を実現する同時給排気式のレンジフードファンを得る。
【解決手段】同時給排気式のレンジフードファン100における主制御回路20を、他の換気扇(トイレ用換気扇201,浴室用換気扇202)の運転状態に関連した信号を取り込んでこれらの換気扇が運転状態にあるときには給気側の流路内に設置した給気シャッター板15を開くように給気シャッター板駆動用電動機16を制御するように構成した。
【選択図】 図3
【解決手段】同時給排気式のレンジフードファン100における主制御回路20を、他の換気扇(トイレ用換気扇201,浴室用換気扇202)の運転状態に関連した信号を取り込んでこれらの換気扇が運転状態にあるときには給気側の流路内に設置した給気シャッター板15を開くように給気シャッター板駆動用電動機16を制御するように構成した。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同時給排気式のレンジフードファンに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の住宅は高気密化していることから、キッチン,浴室,トイレなどの換気扇を排気運転したときには、給気の確保が重要な事項となっている。これに伴って、キッチンに設置するレンジフードファンは、同時給排気式のものが多く使用されている。
【0003】
しかし、浴室やトイレなどの換気については、排気専用の換気扇を使用し、外壁に給気窓を設けて外気を取り入れる構成のものが多い。このために、建物に多くの給気窓を設けることが必要になることから建物に対する負荷が大きくなり、建物が複雑になって建築コストが高くなり、また、住宅の気密性が損なわれて冷暖房に対するエネルギーロスが大きくなると共に騒音が侵入し易くなるなどの多くの問題があった。
【0004】
また、同時給排気式のレンジフードファンにおいても、外気をそのまま室内に取り入れているために、室内の空気を劣化(不純物汚染,気温低下,湿度低下など)させる問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の1つの目的は、浴室やトイレなどの換気における外気取り入れのための給気窓を省略して建物に対する負荷を軽減し、建物を簡素化して建築コストを軽減し、住宅の気密性を維持して冷暖房に対するエネルギーロスの低減と騒音の侵入を低減することができる同時給排気式のレンジフードファンを提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、外気を取り入れる給気によって室内の空気が劣化(不純物汚染,気温低下,湿度低下など)するのを防止することができるレンジフードファンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、排気流を生成する送風機と、排気捕集効率を高めるフード部と、給気および排気の流路内のそれぞれに設置した電動シャッターと、前記送風機および電動シャッターを制御する制御装置とを備えた同時給排気式のレンジフードファンにおいて、前記制御装置は、他の換気扇の運転状態に関連した信号を取り込んで他の換気扇が運転状態にあるときには給気側の流路内に設置した電動シャッターを開くように制御することを特徴とする。
【0008】
また、室内に給気する空気の質を変える空調手段を備えたことを特徴とする。また、前記空調手段は、少なくともイオン生成器,ヒーター,加湿器の1つを備え、前記制御装置は、給気側の流路内に設置した電動シャッターを開くように制御するときには前記空調手段を稼動させるように制御することを特徴とする。また、前記空調手段は、空気清浄フィルター,脱臭フィルター,香り発生フィルター,NOx除去フィルターの1つを備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における同時給排気式のレンジフードファンの縦断側面図、図2は、同レンジフードファンの一部を切り欠いて示す正面図、図3は、同レンジフードファンの制御系の電気回路図、図4は、同レンジフードファンを他の排気専用の換気扇と共に気密性の高い住宅に設置したときの換気時の空気の流れを示す模式図である。
【0010】
図1および図2に示すように、室内の廃気を吸い込んで屋外へ排気する排気流を生成するための送風機1は、高静圧対応のシロッコファン2と、このシロッコファン2に回転力を与える電動機3と、室内の廃気をスムーズに吸い込んで排出するためのベルマウス4aを形成したケーシング4を備え、フード部5内に設置される。
【0011】
フード部5は、廃気吸込み開口部5aにフィルター6a〜6cを備え、上板部5b上には、排気流路を屋外まで連通させる排気ダクト7と前記送風機1を接続する排気ダクト継手8と、給気流路を屋外まで連通させる給気ダクト9を接続する給気ダクト継手10と、空調手段11と、前記排気ダクト7と排気ダクト継手8と給気ダクト9と給気ダクト継手10と空調手段11を包囲して目隠しすると共に給気を室内に吹き出す給気吹出口12aを有する幕板12を設置している。
【0012】
排気ダクト継手8には、送風機1の運転時には排気流路を開き、休止時には外風の侵入を防止するために排気流路を閉じる排気側電動シャッターを構成する排気シャッター板13と該排気シャッター板13を開閉駆動する排気シャッター板駆動用電動機14を設ける。
【0013】
給気ダクト継手10には、送風機1の運転時には給気流路を開き、休止時には外風の侵入を防止するために給気流路を閉じる給気電動シャッターを構成する給気シャッター板15と該給気シャッター板15を開閉駆動する給気シャッター板駆動用電動機16を備え、前面側には給気口10aを有する。
【0014】
空調手段11は、前記給気口10aに設置した空気清浄フィルター,脱臭フィルター,香り発生フィルター,NOx除去フィルターなどの単体または任意の複合体であるフィルター17と、このフィルター17と幕板12の給気吹出口12aの間に位置するように前記上板部5b上に設置したイオン生成器,ヒーター,加湿器などのなどの単体または任意の複合体である空気処理手段18を備える。
【0015】
フィルター17は、室内に給気する空気を通過させることにより空気清浄,脱臭,芳香,NOx除去などの処理を実行し、空気処理手段18は、給気に対して、マイナスイオン添加や加熱や加湿などの処理を実行し、室内に給気する空気の質を変えて室内の空気の劣化(不純物汚染,気温低下,湿度低下など)を防止し、更には改善する。
【0016】
制御装置を構成する主制御回路20は、図3に示すように、論理処理を実行するマイクロコンピュータやリレー回路によって構成し、運転操作スイッチ21や他の排気専用の換気扇であるトイレ用換気扇201や浴室用換気扇202の運転操作スイッチ201a,202aからこれらの他の換気扇の運転状態を示す信号を取り込んで、送風機1,各電動シャッターにおけるシャッター板駆動用電動機14,16および空気処理手段18を制御する。主制御回路20が他の換気扇の運転状態を示す信号を取り込む方法は、短距離無線通信方式を採用すると施工が簡単になる利点がある。
【0017】
具体的には、主制御回路20は、運転操作スイッチ21が閉じられて送風機1を排気運転するときには排気流路と給気流路を解放するようにシャッター板駆動用電動機14,16を制御し、必要に応じて空気処理手段18を稼動させ、運転操作スイッチ21が開かれて送風機1の運転を休止するときには排気流路と給気流路を閉じるようにシャッター板駆動用電動機14,16を制御し、空気処理手段18を休止させる。また、他の換気扇であるトイレ用換気扇201や浴室用換気扇202の運転操作スイッチ201a,202aが閉じられてこれらが排気運転するときには、給気流路を開くように給気側の電動シャッターにおけるシャッター板駆動用電動機16を制御し、必要に応じて空気処理手段18を稼動させ、運転操作スイッチ201a,202aが開かれてトイレ用換気扇201や浴室用換気扇202が運転を休止するときには給気流路を閉じるようにシャッター板駆動用電動機16を制御し、空気処理手段18を休止させる。
【0018】
このような同時給排気式のレンジフードファン100と他の換気扇であるトイレ用換気扇201や浴室用換気扇202をキッチン301,トイレ302,浴室303に設置した住宅では、運転操作スイッチ21,201a,202aを操作してレンジフードファン100,トイレ用換気扇201,浴室用換気扇202を運転すると、図4に示すように、レンジフードファン100からの給気流101が発生し、排気に伴って室内の負圧が大きくなるのを防止する。
【0019】
運転操作スイッチ21を操作してレンジフードファン100の運転するとキッチン301の廃気を排気することによりキッチン301に負圧が発生するが、レンジフードファン100における給気電動シャッターが開いて給気が行われるので、キッチンに発生する負圧の増大を防止することができる。
【0020】
そして、レンジフードファン100が運転休止状態にあるときに運転操作スイッチ201a,202aを操作してトイレ用換気扇201,浴室用換気扇202を運転すると、トイレ302,浴室303に負圧が発生するが、レンジフードファン100における給気電動シャッターが開いて給気が行われるので、この給気流101がトイレ302や浴室303に給気することから、発生する負圧の増大を防止することができる。
【0021】
しかも、前述したレンジフードファン100による給気は、空気清浄,脱臭,芳香,NOx除去,マイナスイオン添加,加熱,加湿などの空調処理を施しながら行うので、室内の空気を劣化させることがない。
【0022】
【発明の効果】
本発明の同時給排気式のレンジフードファンは、他の換気扇の運転状態に関連した信号を取り込んで他の換気扇が運転状態にあるときには給気側の流路内に設置した電動シャッターを開いて給気するように構成したことにより、浴室やトイレなどの換気における外気取り入れのための給気窓を省略して建物に対する負荷を軽減し、建物を簡素化して建築コストを軽減し、住宅の気密性を維持して冷暖房に対するエネルギーロスの低減と騒音の侵入を低減することができる。
【0023】
また、室内に給気する空気の質を変える空調手段を備えたことにより、外気を取り入れる給気によって室内の空気が劣化(不純物汚染,気温低下,湿度低下など)するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における同時給排気式のレンジフードファンの縦断側面図である。
【図2】図1に示したレンジフードファンの一部を切り欠いて示す正面図である。
【図3】図1に示したレンジフードファンの制御系の電気回路図である。
【図4】図1に示したレンジフードファンを他の排気専用の換気扇と共に気密性の高い住宅に設置したときの換気時の空気の流れを示す模式図である。
【符号の説明】
1…送風機、5…フード部、7…排気ダクト、8…排気ダクト継手、9…給気ダクト、10…給気ダクト継手、11…空調手段、13…排気シャッター板、14…排気シャッター板駆動用電動機、15…給気シャッター板、16…給気シャッター板駆動用電動機、17…フィルター、18…空気処理手段、20…主制御回路、100…レンジフードファン、101…給気流、201…トイレ用換気扇、202…浴室用換気扇。
【発明の属する技術分野】
本発明は、同時給排気式のレンジフードファンに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の住宅は高気密化していることから、キッチン,浴室,トイレなどの換気扇を排気運転したときには、給気の確保が重要な事項となっている。これに伴って、キッチンに設置するレンジフードファンは、同時給排気式のものが多く使用されている。
【0003】
しかし、浴室やトイレなどの換気については、排気専用の換気扇を使用し、外壁に給気窓を設けて外気を取り入れる構成のものが多い。このために、建物に多くの給気窓を設けることが必要になることから建物に対する負荷が大きくなり、建物が複雑になって建築コストが高くなり、また、住宅の気密性が損なわれて冷暖房に対するエネルギーロスが大きくなると共に騒音が侵入し易くなるなどの多くの問題があった。
【0004】
また、同時給排気式のレンジフードファンにおいても、外気をそのまま室内に取り入れているために、室内の空気を劣化(不純物汚染,気温低下,湿度低下など)させる問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の1つの目的は、浴室やトイレなどの換気における外気取り入れのための給気窓を省略して建物に対する負荷を軽減し、建物を簡素化して建築コストを軽減し、住宅の気密性を維持して冷暖房に対するエネルギーロスの低減と騒音の侵入を低減することができる同時給排気式のレンジフードファンを提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、外気を取り入れる給気によって室内の空気が劣化(不純物汚染,気温低下,湿度低下など)するのを防止することができるレンジフードファンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、排気流を生成する送風機と、排気捕集効率を高めるフード部と、給気および排気の流路内のそれぞれに設置した電動シャッターと、前記送風機および電動シャッターを制御する制御装置とを備えた同時給排気式のレンジフードファンにおいて、前記制御装置は、他の換気扇の運転状態に関連した信号を取り込んで他の換気扇が運転状態にあるときには給気側の流路内に設置した電動シャッターを開くように制御することを特徴とする。
【0008】
また、室内に給気する空気の質を変える空調手段を備えたことを特徴とする。また、前記空調手段は、少なくともイオン生成器,ヒーター,加湿器の1つを備え、前記制御装置は、給気側の流路内に設置した電動シャッターを開くように制御するときには前記空調手段を稼動させるように制御することを特徴とする。また、前記空調手段は、空気清浄フィルター,脱臭フィルター,香り発生フィルター,NOx除去フィルターの1つを備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における同時給排気式のレンジフードファンの縦断側面図、図2は、同レンジフードファンの一部を切り欠いて示す正面図、図3は、同レンジフードファンの制御系の電気回路図、図4は、同レンジフードファンを他の排気専用の換気扇と共に気密性の高い住宅に設置したときの換気時の空気の流れを示す模式図である。
【0010】
図1および図2に示すように、室内の廃気を吸い込んで屋外へ排気する排気流を生成するための送風機1は、高静圧対応のシロッコファン2と、このシロッコファン2に回転力を与える電動機3と、室内の廃気をスムーズに吸い込んで排出するためのベルマウス4aを形成したケーシング4を備え、フード部5内に設置される。
【0011】
フード部5は、廃気吸込み開口部5aにフィルター6a〜6cを備え、上板部5b上には、排気流路を屋外まで連通させる排気ダクト7と前記送風機1を接続する排気ダクト継手8と、給気流路を屋外まで連通させる給気ダクト9を接続する給気ダクト継手10と、空調手段11と、前記排気ダクト7と排気ダクト継手8と給気ダクト9と給気ダクト継手10と空調手段11を包囲して目隠しすると共に給気を室内に吹き出す給気吹出口12aを有する幕板12を設置している。
【0012】
排気ダクト継手8には、送風機1の運転時には排気流路を開き、休止時には外風の侵入を防止するために排気流路を閉じる排気側電動シャッターを構成する排気シャッター板13と該排気シャッター板13を開閉駆動する排気シャッター板駆動用電動機14を設ける。
【0013】
給気ダクト継手10には、送風機1の運転時には給気流路を開き、休止時には外風の侵入を防止するために給気流路を閉じる給気電動シャッターを構成する給気シャッター板15と該給気シャッター板15を開閉駆動する給気シャッター板駆動用電動機16を備え、前面側には給気口10aを有する。
【0014】
空調手段11は、前記給気口10aに設置した空気清浄フィルター,脱臭フィルター,香り発生フィルター,NOx除去フィルターなどの単体または任意の複合体であるフィルター17と、このフィルター17と幕板12の給気吹出口12aの間に位置するように前記上板部5b上に設置したイオン生成器,ヒーター,加湿器などのなどの単体または任意の複合体である空気処理手段18を備える。
【0015】
フィルター17は、室内に給気する空気を通過させることにより空気清浄,脱臭,芳香,NOx除去などの処理を実行し、空気処理手段18は、給気に対して、マイナスイオン添加や加熱や加湿などの処理を実行し、室内に給気する空気の質を変えて室内の空気の劣化(不純物汚染,気温低下,湿度低下など)を防止し、更には改善する。
【0016】
制御装置を構成する主制御回路20は、図3に示すように、論理処理を実行するマイクロコンピュータやリレー回路によって構成し、運転操作スイッチ21や他の排気専用の換気扇であるトイレ用換気扇201や浴室用換気扇202の運転操作スイッチ201a,202aからこれらの他の換気扇の運転状態を示す信号を取り込んで、送風機1,各電動シャッターにおけるシャッター板駆動用電動機14,16および空気処理手段18を制御する。主制御回路20が他の換気扇の運転状態を示す信号を取り込む方法は、短距離無線通信方式を採用すると施工が簡単になる利点がある。
【0017】
具体的には、主制御回路20は、運転操作スイッチ21が閉じられて送風機1を排気運転するときには排気流路と給気流路を解放するようにシャッター板駆動用電動機14,16を制御し、必要に応じて空気処理手段18を稼動させ、運転操作スイッチ21が開かれて送風機1の運転を休止するときには排気流路と給気流路を閉じるようにシャッター板駆動用電動機14,16を制御し、空気処理手段18を休止させる。また、他の換気扇であるトイレ用換気扇201や浴室用換気扇202の運転操作スイッチ201a,202aが閉じられてこれらが排気運転するときには、給気流路を開くように給気側の電動シャッターにおけるシャッター板駆動用電動機16を制御し、必要に応じて空気処理手段18を稼動させ、運転操作スイッチ201a,202aが開かれてトイレ用換気扇201や浴室用換気扇202が運転を休止するときには給気流路を閉じるようにシャッター板駆動用電動機16を制御し、空気処理手段18を休止させる。
【0018】
このような同時給排気式のレンジフードファン100と他の換気扇であるトイレ用換気扇201や浴室用換気扇202をキッチン301,トイレ302,浴室303に設置した住宅では、運転操作スイッチ21,201a,202aを操作してレンジフードファン100,トイレ用換気扇201,浴室用換気扇202を運転すると、図4に示すように、レンジフードファン100からの給気流101が発生し、排気に伴って室内の負圧が大きくなるのを防止する。
【0019】
運転操作スイッチ21を操作してレンジフードファン100の運転するとキッチン301の廃気を排気することによりキッチン301に負圧が発生するが、レンジフードファン100における給気電動シャッターが開いて給気が行われるので、キッチンに発生する負圧の増大を防止することができる。
【0020】
そして、レンジフードファン100が運転休止状態にあるときに運転操作スイッチ201a,202aを操作してトイレ用換気扇201,浴室用換気扇202を運転すると、トイレ302,浴室303に負圧が発生するが、レンジフードファン100における給気電動シャッターが開いて給気が行われるので、この給気流101がトイレ302や浴室303に給気することから、発生する負圧の増大を防止することができる。
【0021】
しかも、前述したレンジフードファン100による給気は、空気清浄,脱臭,芳香,NOx除去,マイナスイオン添加,加熱,加湿などの空調処理を施しながら行うので、室内の空気を劣化させることがない。
【0022】
【発明の効果】
本発明の同時給排気式のレンジフードファンは、他の換気扇の運転状態に関連した信号を取り込んで他の換気扇が運転状態にあるときには給気側の流路内に設置した電動シャッターを開いて給気するように構成したことにより、浴室やトイレなどの換気における外気取り入れのための給気窓を省略して建物に対する負荷を軽減し、建物を簡素化して建築コストを軽減し、住宅の気密性を維持して冷暖房に対するエネルギーロスの低減と騒音の侵入を低減することができる。
【0023】
また、室内に給気する空気の質を変える空調手段を備えたことにより、外気を取り入れる給気によって室内の空気が劣化(不純物汚染,気温低下,湿度低下など)するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における同時給排気式のレンジフードファンの縦断側面図である。
【図2】図1に示したレンジフードファンの一部を切り欠いて示す正面図である。
【図3】図1に示したレンジフードファンの制御系の電気回路図である。
【図4】図1に示したレンジフードファンを他の排気専用の換気扇と共に気密性の高い住宅に設置したときの換気時の空気の流れを示す模式図である。
【符号の説明】
1…送風機、5…フード部、7…排気ダクト、8…排気ダクト継手、9…給気ダクト、10…給気ダクト継手、11…空調手段、13…排気シャッター板、14…排気シャッター板駆動用電動機、15…給気シャッター板、16…給気シャッター板駆動用電動機、17…フィルター、18…空気処理手段、20…主制御回路、100…レンジフードファン、101…給気流、201…トイレ用換気扇、202…浴室用換気扇。
Claims (4)
- 排気流を生成する送風機と、排気捕集効率を高めるフード部と、給気および排気の流路内のそれぞれに設置した電動シャッターと、前記送風機および電動シャッターを制御する制御装置とを備えた同時給排気式のレンジフードファンにおいて、
前記制御装置は、他の換気扇の運転状態に関連した信号を取り込んで他の換気扇が運転状態にあるときには給気側の流路内に設置した電動シャッターを開くように制御することを特徴とするレンジフードファン。 - 請求項1において、室内に給気する空気の質を変える空調手段を備えたことを特徴とするレンジフードファン。
- 請求項2において、前記空調手段は、少なくともイオン生成器,ヒーター,加湿器の1つを備え、前記制御装置は、給気側の流路内に設置した電動シャッターを開くように制御するときには前記空調手段を稼動させるように制御することを特徴とするレンジフードファン。
- 請求項2または3において、前記空調手段は、空気清浄フィルター,脱臭フィルター,香り発生フィルター,NOx除去フィルターの1つを備えたことを特徴とするレンジフードファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233871A JP2004076963A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | レンジフードファン |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233871A JP2004076963A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | レンジフードファン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004076963A true JP2004076963A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32018886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002233871A Pending JP2004076963A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | レンジフードファン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004076963A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010145065A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Panasonic Corp | 換気装置 |
-
2002
- 2002-08-09 JP JP2002233871A patent/JP2004076963A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010145065A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Panasonic Corp | 換気装置 |
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