JP2004076915A - 偏摩耗防止用ローラチェーンの動力伝達システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ローラリンクとピンリンクが交互に繋がって構成されるローラチェーンをスプロケットに巻き掛けて動力を伝達するシステムであって、ローラリンクのブッシュに嵌めた金属製のローラとウレタン等の弾性ローラが破損しないように、そしてスプロケットの偏摩耗を防止したチェーンの動力伝達システムの提供。
【解決手段】弾性ローラの配列パターンがnピッチ毎に繰り返されているローラチェーンとし、該ローラチェーンが巻き掛けられるスプロケット歯数が整数nの倍数で、ローラチェーンのリンク数が整数nの倍数とならないようにしている。
【選択図】 図1
【解決手段】弾性ローラの配列パターンがnピッチ毎に繰り返されているローラチェーンとし、該ローラチェーンが巻き掛けられるスプロケット歯数が整数nの倍数で、ローラチェーンのリンク数が整数nの倍数とならないようにしている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は動力伝達用として自動二輪車等に使用され、スプロケットに噛み合う際に発生する騒音を抑えると共に偏摩耗を防止したローラチェーンの動力伝達システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ローラチェーンは所定の距離をおいて設けられる両スプロケットに巻き掛けられ、一方の駆動スプロケットの動力を他方の従動スプロケットへ伝達することが出来る。ローラチェーンは複数個のピンリンクとローラリンクが互いに繋がって構成され、両スプロケットの回転と共にローラチェーンの各ローラはスプロケットの歯と順次噛み合い、又噛み合った状態から順次離れる。この際、ローラはスプロケット歯にある程度の衝撃を伴って噛み合い、その為に衝撃音が必然的に発生する。さらに噛み合った後では振動に伴う騒音も生じている。
【0003】
そこで、ローラチェーンがスプロケットに噛み合う際の衝撃を出来るだけ抑えることが騒音防止に結び付くことから、特開平7−83290号に係る「ローラチェーン」は、ブッシュに金属製のローラと環状をした緩衝材を対を成して嵌めた構造としている。この場合の緩衝材の外径は金属製ローラより僅かに大きく成っていて、スプロケット歯に噛み合う際には緩衝材が最初に接することで、噛み合い時の衝撃が緩和される。
【0004】
又特開平7−71539号に係る「ローラチェーン」は、スプロケットのボス外周に当接する緩衝材を内リンクプレートに附設している。この場合もローラチェーンがスプロケット歯に噛み合う際には上記緩衝材が最初にボス外周に接することで衝撃が緩和され、噛み合い後では振動を抑制することが出来る。その結果、騒音防止効果が得られる。さらに、実公平5−586号に係る「サイレントチェーン」、実公平3−26344号に係る「騒音防止ローラチェーン」、実公平2−15067号に係る「騒音防止ローラチェーン」、実公平1−40363号に係る「騒音防止ローラチェーン」等が従来の技術として知られている。
【0005】
しかし、これら騒音防止チェーンは、ブッシュに嵌っている金属製ローラと緩衝材と成るウレタン等のローラ配列が一定である為に、スプロケット歯が偏摩耗して上記ウレタン等のローラ割れを発生することがある。この偏摩耗を防止する為に、金属製ローラとウレタン等のローラ配列を千鳥状とする場合もあるが、スプロケット歯の数が偶数である場合には偏摩耗を防止することは出来ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ウレタンローラ等を金属製ローラと対を成して取付けることで騒音防止対策を施した従来のローラチェーンの動力伝達システムには上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、ウレタン等のローラが破損しないようにスプロケットの偏摩耗を防止したチェーンの動力伝達システムを提供する。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係る動力伝達システムを構成するチェーンは低騒音ローラチェーンであって、ローラリンクとピンリンクが交互に繋がって構成され、そしてブッシュには金属製ローラとウレタン等の樹脂製ローラが対を成して嵌っている。ここで、チェーンウレタン等の樹脂製ローラ配列パターンがnピッチ毎に繰り返される場合、該チェーンが巻き掛けられるスプロケット歯数がnの倍数である時、チェーンのリンク数はnの倍数とならないように成っている。
【0008】
スプロケットの歯数がnの倍数であって、リンク数もnの倍数であるならば、所定のローラが当るスプロケットの歯は同一となり、偏摩耗が発生する。しかし、チェーンのリンク数がnの倍数でない場合には、
リンク数−nx=m m≠0かつm<n(ここで、n,m,xは整数)
となるmが存在し、mリンク余った不規則なチェーンとなる。
すなわち、mリンク余った部分が存在する為にスプロケットとチェーンの周期パターンがmリンク分だけズレることになる。
【0009】
従って、所定のローラは同一のスプロケット歯に噛み合わず、偏摩耗が発生しない。又、スプロケット歯数がnの倍数でない場合は、スプロケットとチェーンの位相がズレている為に、あるローラは同一のスプロケット歯に噛み合うことなく偏摩耗は発生しない。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
【実施例】
図1は本発明に係る動力伝動システムを構成する低騒音ローラチェーンを示す実施例である。同図の1は外リンクプレート、2は内リンクプレート、3はピン、4は金属製ローラ、5はウレタン製ローラをそれぞれ表わしている。両内リンクプレート2,2の穴にブッシュ(図示なし)が嵌合し、このブッシュの外周には上記金属製ローラ4とウレタン製ローラ5が嵌ってローラリンクを構成し、このローラリンクは外リンクプレート1,1の穴にピン3,3を嵌合したピンリンクにて繋がれている。
【0011】
ローラチェーンのローラリンクはブッシュに金属製ローラ4とウレタン製ローラ5が嵌められ、そしてウレタン製ローラ5,5…は内リンクプレート2,2…に面して配置されると共に、その位置は交互に成っている。すなわち千鳥状に配置されている。ウレタン製ローラ5の外径Dは金属製ローラ4の外径dに比較して幾分大きくなっている。従って、該ローラチェーンがスプロケットの歯に噛み合う際には外径の大きいウレタン製ローラ5が先に当って圧縮され、衝撃が緩和される。
【0012】
ところで、図1に示しているローラチェーンは各ローラリンクに嵌っているウレタン製ローラ5の位置が交互に変わっているが、巻き掛けられるスプロケットの歯数を4の倍数である16枚とする。ここで、チェーンを構成するリンク数が82として繋ぎリンク6で連結する場合、
リンク数−nx=m m≠0かつm<n(ここで、n,m,xは整数)に数値を代入すれば、
82−4×20=2となって、偏摩耗は発生しない。
【0013】
一方、図2に示すようにリンク数が80として繋ぎリンク6で連結する場合には、リンク数−nx=m m≠0かつm<n(ここで、n,m,xは整数)に数値を代入すれば、
80−4×20=0となって、偏摩耗が発生する。
【0014】
ただし、図2のローラチェーンは4ピッチ毎にパターンが繰り返した形態となっているが、これを6ピッチ毎にパターンが繰り返されるローラチェーンに変更する場合、リンク数−nx=m m≠0かつm<n(ここで、n,m,xは整数)に数値を代入すれば、
80−6×13=2となって、偏摩耗は発生しないことになる。
【0015】
スプロケットの歯数は16枚で変更せず、又両スプロケット間距離も一定のままで、ローラチェーンのウレタン製ローラ5,5…の配列形態を変えることで偏摩耗を防止出来る。以上述べたように、本発明の動力伝達システムはウレタン等の弾性ローラを配列したパターンがnピッチ毎に繰り返されるチェーンである場合、スプロケットの歯数がnの倍数、かつリンク数がnの倍数を満たさないように構成したものであって、次のような効果を得ることが出来る。
【0016】
【発明の効果】
本発明の動力伝達システムでは、そのチェーンはウレタン等の弾性ローラを金属製ローラと対を成してブッシュに嵌めたものであり、スプロケットの歯に噛み合う際には衝撃力が緩和され、また噛み合った後の振動を抑えることが出来る為に騒音を抑制する。そしてウレタン等の弾性ローラを交互に配置した千鳥状とすることでスプロケットと片当りすることはない。
【0017】
しかも、本発明の動力伝達システムはウレタン等のローラを配列したパターンがnピッチ毎に繰り返されるチェーンであって、スプロケットの歯数がnの倍数、かつリンク数がnの倍数を満たさないように構成している為に、スプロケット歯の偏摩耗を防止し、ウレタン等のローラ割れを抑制することで、耐久性の優れた動力伝達システムとなる。
【0018】
そして本発明では、動力伝達装置のスプロケットやスプロケットの軸間距離を変更することなく、ウレタン製ローラの配列パターンを変更したチェーンを用いることで、スプロケット歯の摩耗を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動力伝達システムを構成する低騒音ローラチェーン。
【図2】ウレタン製ローラが規則正しく配列して偏摩耗を起こすローラチェーン。
【符号の説明】
1 外リンクプレート
2 内リンクプレート
3 ピン
4 金属製ローラ
5 ウレタン製ローラ
6 繋ぎリンク
【発明の属する技術分野】
本発明は動力伝達用として自動二輪車等に使用され、スプロケットに噛み合う際に発生する騒音を抑えると共に偏摩耗を防止したローラチェーンの動力伝達システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ローラチェーンは所定の距離をおいて設けられる両スプロケットに巻き掛けられ、一方の駆動スプロケットの動力を他方の従動スプロケットへ伝達することが出来る。ローラチェーンは複数個のピンリンクとローラリンクが互いに繋がって構成され、両スプロケットの回転と共にローラチェーンの各ローラはスプロケットの歯と順次噛み合い、又噛み合った状態から順次離れる。この際、ローラはスプロケット歯にある程度の衝撃を伴って噛み合い、その為に衝撃音が必然的に発生する。さらに噛み合った後では振動に伴う騒音も生じている。
【0003】
そこで、ローラチェーンがスプロケットに噛み合う際の衝撃を出来るだけ抑えることが騒音防止に結び付くことから、特開平7−83290号に係る「ローラチェーン」は、ブッシュに金属製のローラと環状をした緩衝材を対を成して嵌めた構造としている。この場合の緩衝材の外径は金属製ローラより僅かに大きく成っていて、スプロケット歯に噛み合う際には緩衝材が最初に接することで、噛み合い時の衝撃が緩和される。
【0004】
又特開平7−71539号に係る「ローラチェーン」は、スプロケットのボス外周に当接する緩衝材を内リンクプレートに附設している。この場合もローラチェーンがスプロケット歯に噛み合う際には上記緩衝材が最初にボス外周に接することで衝撃が緩和され、噛み合い後では振動を抑制することが出来る。その結果、騒音防止効果が得られる。さらに、実公平5−586号に係る「サイレントチェーン」、実公平3−26344号に係る「騒音防止ローラチェーン」、実公平2−15067号に係る「騒音防止ローラチェーン」、実公平1−40363号に係る「騒音防止ローラチェーン」等が従来の技術として知られている。
【0005】
しかし、これら騒音防止チェーンは、ブッシュに嵌っている金属製ローラと緩衝材と成るウレタン等のローラ配列が一定である為に、スプロケット歯が偏摩耗して上記ウレタン等のローラ割れを発生することがある。この偏摩耗を防止する為に、金属製ローラとウレタン等のローラ配列を千鳥状とする場合もあるが、スプロケット歯の数が偶数である場合には偏摩耗を防止することは出来ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ウレタンローラ等を金属製ローラと対を成して取付けることで騒音防止対策を施した従来のローラチェーンの動力伝達システムには上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、ウレタン等のローラが破損しないようにスプロケットの偏摩耗を防止したチェーンの動力伝達システムを提供する。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係る動力伝達システムを構成するチェーンは低騒音ローラチェーンであって、ローラリンクとピンリンクが交互に繋がって構成され、そしてブッシュには金属製ローラとウレタン等の樹脂製ローラが対を成して嵌っている。ここで、チェーンウレタン等の樹脂製ローラ配列パターンがnピッチ毎に繰り返される場合、該チェーンが巻き掛けられるスプロケット歯数がnの倍数である時、チェーンのリンク数はnの倍数とならないように成っている。
【0008】
スプロケットの歯数がnの倍数であって、リンク数もnの倍数であるならば、所定のローラが当るスプロケットの歯は同一となり、偏摩耗が発生する。しかし、チェーンのリンク数がnの倍数でない場合には、
リンク数−nx=m m≠0かつm<n(ここで、n,m,xは整数)
となるmが存在し、mリンク余った不規則なチェーンとなる。
すなわち、mリンク余った部分が存在する為にスプロケットとチェーンの周期パターンがmリンク分だけズレることになる。
【0009】
従って、所定のローラは同一のスプロケット歯に噛み合わず、偏摩耗が発生しない。又、スプロケット歯数がnの倍数でない場合は、スプロケットとチェーンの位相がズレている為に、あるローラは同一のスプロケット歯に噛み合うことなく偏摩耗は発生しない。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
【実施例】
図1は本発明に係る動力伝動システムを構成する低騒音ローラチェーンを示す実施例である。同図の1は外リンクプレート、2は内リンクプレート、3はピン、4は金属製ローラ、5はウレタン製ローラをそれぞれ表わしている。両内リンクプレート2,2の穴にブッシュ(図示なし)が嵌合し、このブッシュの外周には上記金属製ローラ4とウレタン製ローラ5が嵌ってローラリンクを構成し、このローラリンクは外リンクプレート1,1の穴にピン3,3を嵌合したピンリンクにて繋がれている。
【0011】
ローラチェーンのローラリンクはブッシュに金属製ローラ4とウレタン製ローラ5が嵌められ、そしてウレタン製ローラ5,5…は内リンクプレート2,2…に面して配置されると共に、その位置は交互に成っている。すなわち千鳥状に配置されている。ウレタン製ローラ5の外径Dは金属製ローラ4の外径dに比較して幾分大きくなっている。従って、該ローラチェーンがスプロケットの歯に噛み合う際には外径の大きいウレタン製ローラ5が先に当って圧縮され、衝撃が緩和される。
【0012】
ところで、図1に示しているローラチェーンは各ローラリンクに嵌っているウレタン製ローラ5の位置が交互に変わっているが、巻き掛けられるスプロケットの歯数を4の倍数である16枚とする。ここで、チェーンを構成するリンク数が82として繋ぎリンク6で連結する場合、
リンク数−nx=m m≠0かつm<n(ここで、n,m,xは整数)に数値を代入すれば、
82−4×20=2となって、偏摩耗は発生しない。
【0013】
一方、図2に示すようにリンク数が80として繋ぎリンク6で連結する場合には、リンク数−nx=m m≠0かつm<n(ここで、n,m,xは整数)に数値を代入すれば、
80−4×20=0となって、偏摩耗が発生する。
【0014】
ただし、図2のローラチェーンは4ピッチ毎にパターンが繰り返した形態となっているが、これを6ピッチ毎にパターンが繰り返されるローラチェーンに変更する場合、リンク数−nx=m m≠0かつm<n(ここで、n,m,xは整数)に数値を代入すれば、
80−6×13=2となって、偏摩耗は発生しないことになる。
【0015】
スプロケットの歯数は16枚で変更せず、又両スプロケット間距離も一定のままで、ローラチェーンのウレタン製ローラ5,5…の配列形態を変えることで偏摩耗を防止出来る。以上述べたように、本発明の動力伝達システムはウレタン等の弾性ローラを配列したパターンがnピッチ毎に繰り返されるチェーンである場合、スプロケットの歯数がnの倍数、かつリンク数がnの倍数を満たさないように構成したものであって、次のような効果を得ることが出来る。
【0016】
【発明の効果】
本発明の動力伝達システムでは、そのチェーンはウレタン等の弾性ローラを金属製ローラと対を成してブッシュに嵌めたものであり、スプロケットの歯に噛み合う際には衝撃力が緩和され、また噛み合った後の振動を抑えることが出来る為に騒音を抑制する。そしてウレタン等の弾性ローラを交互に配置した千鳥状とすることでスプロケットと片当りすることはない。
【0017】
しかも、本発明の動力伝達システムはウレタン等のローラを配列したパターンがnピッチ毎に繰り返されるチェーンであって、スプロケットの歯数がnの倍数、かつリンク数がnの倍数を満たさないように構成している為に、スプロケット歯の偏摩耗を防止し、ウレタン等のローラ割れを抑制することで、耐久性の優れた動力伝達システムとなる。
【0018】
そして本発明では、動力伝達装置のスプロケットやスプロケットの軸間距離を変更することなく、ウレタン製ローラの配列パターンを変更したチェーンを用いることで、スプロケット歯の摩耗を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動力伝達システムを構成する低騒音ローラチェーン。
【図2】ウレタン製ローラが規則正しく配列して偏摩耗を起こすローラチェーン。
【符号の説明】
1 外リンクプレート
2 内リンクプレート
3 ピン
4 金属製ローラ
5 ウレタン製ローラ
6 繋ぎリンク
Claims (3)
- ローラリンクとピンリンクが交互に繋がって構成されるローラチェーンをスプロケットに巻き掛けて動力を伝達するシステムにおいて、ローラリンクのブッシュには金属製のローラとウレタンやゴム等の弾性ローラを嵌め、上記弾性ローラの配列パターンがnピッチ毎に繰り返されているローラチェーンとし、該ローラチェーンが巻き掛けられるスプロケット歯数が整数nの倍数で、ローラチェーンのリンク数が整数nの倍数とならないようにしたことを特徴とする偏摩耗防止用ローラチェーンの動力伝達システム。
- ローラリンクとピンリンクが交互に繋がって構成されるローラチェーンをスプロケットに巻き掛けて動力を伝達するシステムにおいて、ローラリンクのブッシュには金属製のローラとウレタンやゴム等の弾性ローラを嵌め、上記弾性ローラの配列パターンがnピッチ毎に繰り返されているローラチェーンとし、該ローラチェーンが巻き掛けられるスプロケット歯数が整数nの倍数でなく、ローラチェーンのリンク数が整数nの倍数としたことを特徴とする偏摩耗防止用ローラチェーンの動力伝達システム。
- ローラリンクとピンリンクが交互に繋がって構成されるローラチェーンをスプロケットに巻き掛けて動力を伝達するシステムにおいて、ローラリンクのブッシュには金属製のローラとウレタンやゴム等の弾性ローラを嵌め、上記弾性ローラの配列パターンがnピッチ毎に繰り返されているローラチェーンとし、該ローラチェーンが巻き掛けられるスプロケット歯数が整数nの倍数でなく、しかもローラチェーンのリンク数が整数nの倍数とならないようにしたことを特徴とする偏摩耗防止用ローラチェーンの動力伝達システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002241833A JP2004076915A (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | 偏摩耗防止用ローラチェーンの動力伝達システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002241833A JP2004076915A (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | 偏摩耗防止用ローラチェーンの動力伝達システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004076915A true JP2004076915A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32024205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002241833A Pending JP2004076915A (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | 偏摩耗防止用ローラチェーンの動力伝達システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004076915A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015152000A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | 富士重工業株式会社 | エンジンの動弁駆動装置 |
-
2002
- 2002-08-22 JP JP2002241833A patent/JP2004076915A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015152000A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | 富士重工業株式会社 | エンジンの動弁駆動装置 |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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