JP2004075899A - 臭素化ポリフェニレンオキサイド及びこれを用いてなる臭素化ポリフェニレンオキサイド系難燃剤 - Google Patents

臭素化ポリフェニレンオキサイド及びこれを用いてなる臭素化ポリフェニレンオキサイド系難燃剤 Download PDF

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Abstract

【課題】樹脂に配合したときに、難燃性、電気特性、樹脂物性、熱安定性及び外観(色相)に優れた樹脂成形品が得られ、かつ金型の腐食を生じない臭素化ポリフェニレンオキサイド及びこれを用いた難燃剤を提供する。
【解決手段】トリブロモフェノールを縮合した分子骨格を有する臭素化ポリフェニレンオキサイドであって、(A)20重量%クロロホルム溶液の600nmにおける吸光度が0.6以下であり、かつ(B)1.00g/30mlジオキサン溶液に50mlのイオン交換水を加えて、25℃で測定したときの電気伝導度が10μS/cm以下であり、かつ(C)臭素化ポリフェニレンオキサイド20重量%とトリフェニルホスフェート80重量%からなる混合物を、280℃で20分間加熱したときのハロゲンイオンの増加量が、臭素化ポリフェニレンオキサイド1gあたり10μモル以下であるものとする。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂に配合することにより、難燃性、電気特性、樹脂物性、熱安定性及び製品外観に優れた樹脂成形体が得られ、かつ成形時の金型腐食を生じさせない臭素化ポリフェニレンオキサイド、及びこれを用いてなる臭素化ポリフェニレンオキサイド系難燃剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
ガラス繊維強化ポリアミド系樹脂等の樹脂を難燃化するためには、ブリードの少ない種々の縮合系臭素化合物が使用されている。例えば、特開昭51−47044号公報には臭素化ポリスチレン系化合物の添加が、特公昭60−54347号公報にはテトラブロモビスフェノールA−ポリカーボネート系化合物の添加が、特開昭64−11158号公報にはハロゲン化エポキシオリゴマーの添加がそれぞれ開示されている。また、特公昭56−2100号公報に開示されている臭素化ポリフェニレンオキサイド系化合物は、他の種類の臭素系難燃剤と比較して、熱安定性、耐熱性および機械物性に優れることから、近年の部品の小型化にともなう樹脂の薄肉化においても物性を保持できることを特徴とするものとして注目されている。しかしながら、従来提供されている臭素化ポリフェニレンオキサイド系難燃剤は、プロセスの高温化に伴い、金型腐食を発生したり、成形体の色相及び熱安定性に問題があることが表面化してきた。
【0003】
上記の欠点を解決する方法として、特開昭61−118457号公報においてはハイドロタルサイト類の配合が、また、特開昭63−150349号公報においては周期律表第I属のアルカリ金属又は第II属のアルカリ土類金属の水酸化物の配合が、特公平3−153747号公報にはハイドロタルサイトとゼオライト及びホウ素化合物の配合が、特開平7−252407号公報にはラクトアルミノケイ酸塩の配合等が提案されているが、効果は十分ではなく、特に金型腐食の根本的な解決には至っていない。
【0004】
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、例えばポリエステル系樹脂やポリアミド系樹脂等に添加することにより、難燃性、電気特性、樹脂物性、熱安定性並びに製品外観において優れた樹脂成形品が得られ、また成形時に金型腐食を生じない臭素化ポリフェニレンオキサイド、及びこれを用いてなる難燃剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記の課題を解決するために鋭意研究を行った結果、例えばポリアミド系等の樹脂に、色相が良好で、イオン物質の含有量が少なく、かつ加熱溶融後のハロゲンイオンの発生量が少ない特定の臭素化ポリフェニレンオキサイド系化合物を添加することによって、外観、難燃性、樹脂物性、電気特性、及び熱安定性の全てに優れた樹脂成形品が得られ、また、成形時の金型腐食の問題も生じないことを見出し、本発明の完成に至った。
【0006】
すなわち、本発明の臭素化ポリフェニレンオキサイドは、トリブロモフェノールを縮合した分子骨格を有する臭素化ポリフェニレンオキサイドであって、上記の課題を解決するために、(A)20重量%クロロホルム溶液の600nmにおける吸光度が0.6以下であり、かつ(B)1.00g/30mlジオキサン溶液に50mlのイオン交換水を加えて、25℃で測定したときの電気伝導度が10μS/cm以下であり、かつ(C)臭素化ポリフェニレンオキサイド20重量%とトリフェニルホスフェート80重量%からなる混合物を、280℃で20分間加熱したときのハロゲンイオンの増加量が、臭素化ポリフェニレンオキサイド1gあたり10μモル以下であるものとする。
【0007】
本発明の臭素化ポリフェニレンオキサイド系難燃剤は、上記臭素化ポリフェニレンオキサイドを含有してなるものとする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の臭素化ポリフェニレンオキサイドは、トリブロモフェノールを縮合することにより得られる。その製造方法は特に限定されるものではないが、例えば、トリブロモフェノールのアルカリ金属フェノラート溶液に触媒を添加し、縮合することにより調製される。反応溶媒としては、水もしくは非プロトン系有機溶媒が使用できる。また、触媒としては、J.Am.Chem.Soc.,82,3632(1960)にはヨウ素が、特公昭56−2100号公報にはフェリシアン化カリウムや過酸化ベンゾイルが、日本国特許第2622814号公報には、硝酸または硝酸銀反応で陽性を呈する有機ハライド、例えば、塩化ベンゾイル、塩化t−ブチルなどが報告されている。
【0009】
なお、本発明の臭素化ポリフェニレンオキサイドの末端構造は特に限定されず、例えば、末端基として、OH基、カルボキシル基、特公昭63−8977号公報に提案されているようなエステル結合やエーテル結合を有するもの等を有していてもよく、又は、金属塩の形になっていてもよく、さらに、上記のような基のいずれか2種以上を有していてもよい。
【0010】
本発明の臭素化ポリフェニレンオキサイドは、上記のように、従来技術の問題点を解決するために、(A)〜(C)の要件を全て具備したものとする。これについて、以下に詳述する。
【0011】
まず、樹脂に配合した際に、臭素化ポリフェニレンオキサイドに由来する色を樹脂に付与しないために、臭素化ポリフェニレンオキサイドの濃度20重量%のクロロホルム溶液の、600nmにおける吸光度は0.6以下であるものとする。樹脂の着色は添加量とも関係し、添加量は経済性と付与される難燃性とのバランスを考慮して通常は5〜20重量%であるが、吸光度が上記の条件を満たす場合、この添加量においては樹脂の着色は実質的に許容できる範囲となる。但し、この添加量は、本発明の難燃剤の添加量を限定するものではない。
【0012】
また、本発明者は、難燃剤が配合された樹脂の熱安定性や金型腐食性には、その難燃剤をはじめとする添加剤に含有されるイオン物質や、臭素化ポリフェニレンオキサイドを加熱した際に生じるハロゲンイオンが影響を与えていることを突き止め、これに基づき、上記(B)及び(C)の条件を導出するに至った。
【0013】
すなわち、本発明の臭素化ポリフェニレンオキサイドは、1.00gを30mlジオキサンに完全溶解させ、50mlのイオン交換水を加えて、25℃で測定した電気伝導度が10μS/cm以下であることを要件とする。通常、難燃剤は、他の添加剤、例えば、可塑剤、酸化防止剤、着色剤、充填剤、繊維状補強剤、UV安定剤、滴下防止剤等と併せて配合されるが、難燃剤の抽出電気伝導度が10μS/cmを超えると、所望の難燃性を得るのに充分な量の臭素系難燃剤を配合した場合、これまでに提案されている添加剤配合においては満足する熱安定性や金型腐食性を同時に達成することはできない。
【0014】
また、臭素化ポリフェニレンオキサイド系化合物は、加熱されることにより縮合が進み、ハロゲンイオンを生成する性質を有しており、従って、たとえ難燃剤そのものにイオン性物質が含有されていなくとも、樹脂との混練時に加熱されるとハロゲンイオンを生じ、結果として難燃樹脂中のイオン物質を増加させてしまい、これが樹脂を着色させてしまったり、熱安定性の低下を招くとともに、金型腐食を引き起こす原因となっていたことを、本発明者は解明した。
【0015】
そこで、本発明の臭素化ポリフェニレンオキサイドは、その20重量%トリフェニルホスフェート混合物を、280℃で20分間加熱した時のハロゲンイオンの増加量が臭素化ポリフェニレンオキサイド1gあたり10μモル以下であるものとする。ここで、トリフェニルホスフェートは単に臭素化ポリフェニレンオキサイドの加熱によるハロゲンイオン増加を測定するための溶媒に過ぎず、臭素化ポリフェニレンオキサイドと反応することがなく、また単体で同試験条件において化学的な変化を示さないことから便宜的に選択したものである。
【0016】
本発明の臭素化ポリフェニレンオキサイド系難燃剤は、上記した本発明の臭素化ポリフェニレンオキサイドを含有してなるものであり、臭素化ポリフェニレンオキサイドのみからなるものであってもよく、あるいは難燃助剤である三酸化アンチモン又はアンチモン酸ソーダ、及び/又は樹脂に配合される各種添加剤等をさらに含有しているものでもよい。
【0017】
本発明の臭素化ポリフェニレンオキサイドが難燃剤として配合される樹脂は、特に限定されないが、好適な例としてはポリエステル樹脂やポリアミド樹脂が挙げられる。本発明の臭素化ポリフェニレンオキサイド系難燃剤を配合された樹脂は、成形品が、難燃性、電気特性、樹脂物性、熱安定性、及び製品外観に優れたものとなり、かつ成形時に金型腐食を生じないので、これらの特性が要求される用途に特に好適に用いることができ、例えば各種電子部品の材料として有用である。
【0018】
【実施例】
以下、実施例及び比較例に基づいて、本発明の臭素化ポリフェニレンオキサイドについて具体的に述べるが、例示は単に説明のためのものであって、本発明を限定又は制限するものではない。
【0019】
[実施例1]
1)還流管、温度計、攪拌機を備えた内容量1リットルのセパラブルフラスコに、水道水300gを仕込み、これにNaOH40g(1モル)を溶解した。更にトリブロモフェノール(DSBG製)330g(1モル) を投入し、30℃以下で完全溶解させた。10℃以下に冷却して、10%臭素酸ソーダ(臭素として1g)水溶液を10g滴下し、縮合を開始した。この際に内温は40℃まで上昇したので、そのままの温度で更に3時間攪拌して反応を完結させた。これにクロロホルム300mlを加えて析出物を完全溶解させた。
【0020】
2)内容物を静置分離して、水相をフラスコ上部から抜き取ったのち、80%ヒドラジン水溶液3gと水道水30gを投入し、30分間攪拌することにより脱色を行った。
【0021】
3)これに水道水300gを加えて、系内の攪拌と静置を繰り返しながらHBr水溶液にて水相のpHを約4に調整した。
【0022】
4)内容物を静置分離した後、水相をフラスコの上部から抜き取り、3)の操作と同様にしてもう一度水洗を行った。クロロホルム相のみを攪拌状態の1リットルのアセトンに徐々に投入して生成物を析出させた。
【0023】
5)生成物をろ過し、120℃で減圧乾燥して240gの臭素化ポリフェニレンオキサイドを得た。この製品をBrPPO−1とした。
【0024】
[実施例2]
実施例1で得られたBrPPO−1と、後述する比較例2で得られたBrPPO−5とを重量比8:2で混合し、これをBrPPO−2 とした。
【0025】
[実施例3]
1)還流管、温度計、攪拌機の付属した内容量1lセパラブルフラスコに、水道水300gを仕込み、これにNaOH40g(1モル)を溶解した。更にトリブロモフェノール(DSBG製)330g(1モル)を投入し、30℃以下で完全溶解させた。これを10℃以下に冷却して、10%臭素酸ソーダ(臭素として1g)水溶液を10g滴下し、縮合を開始した。この際に内温は40℃まで上昇したので、そのままの温度で更に3時間攪拌して反応を完結させた。これにクロロホルム300mlを加えて析出物を完全溶解させた。
【0026】
2)内容物を静置分離して、水相をフラスコ上部から抜き取ったのち、48%KOH水溶液11.7g(0.1モル)を添加して10分間攪拌した後、安息香酸クロライド11.2g(0.08モル)を滴下して、30分間攪拌を継続した。
【0027】
3)水道水300mlを加えて攪拌、静置分離、水相抜き取りを行った後、80%ヒドラジン水溶液3gと水道水30gを投入し、30分間攪拌して脱色を行った。
【0028】
4)水道水300gを加えて、系内の攪拌と静置を繰り返しながらHBr水溶液にて水相のpHを約4に調整した。
【0029】
5)内容物を静置分離した後、水相をフラスコの上部から抜き取り、3)の操作と同様にもう一度水洗を行った。さらに、クロロホルム相のみを攪拌状態の1lのアセトンに徐々に投入して生成物を析出させた。
【0030】
6)生成物をろ過し、120℃で減圧乾燥して246gの臭素化ポリフェニレンオキサイドを得た。この製品をBrPPO−3とする。
【0031】
[比較例1]
実施例1において、2)の操作のみを省略した以外は、同様の操作をして、242gの臭素化ポリフェニレンオキサイドを得た。この製品をBrPPO−4とした。
【0032】
[比較例2]
1)温度計、攪拌機の付属した内容量500mlセパラブルフラスコに、水道水200g、水酸化ナトリウム26.5g(0.663mol)を加え溶解した。これにトリブロモフェノール212.3g(0.641mol)を加え、30〜40℃で溶解した。その後、塩酸でpH=10.5に調整し、20℃まで冷却し、20〜30℃の範囲で塩化t−ブチル10.6gを添加した。添加数分後に生成物が析出し始め、内温が40℃まで上昇したので、そのままの温度で3時間攪拌を継続した。26%水酸化ナトリウム水溶液を加え、内容液をpH=12以上に調整した後、生成物をろ別した。生成物にイソブチルアルコール300mlを加えて攪拌しながらヒドラジン80%水溶液1.5mlを加えて、イソブチルアルコールの還流温度で1時間脱色した後冷却した。生成物をろ別し、粉砕した後、水/メタノール=100ml/100mlを加えて、スラリー状態で50℃にて1時間加熱洗浄し、冷却後にろ別を行った。この洗浄操作を2回繰り返した。洗浄ろ過物を乾燥して得られた、144gの製品をBrPPO−5とした。
【0033】
[比較例3]
1)還流管、温度計、攪拌機を備えた内容量1リットルのセパラブルフラスコに、水道水300gを仕込み、これにNaOH40g(1モル)を溶解した。更にラウリル硫酸ナトリウム0.5gとトリブロモフェノール(DSBG製)330g(1モル)を投入し、30℃以下で完全溶解させた。内温25℃にてベンゾイルパーオキサイド/キシレン溶液(ナイパーBMT−K40:日本油脂製)10gを30分かけて滴下した。内温が45℃まで上昇したので、そのままの温度で更に1時間攪拌して反応を完結させた。これにクロロホルム300mlを加えて析出物を完全溶解させた。
【0034】
2)内容物を静置分離して、水相をフラスコ上部から抜き取ったのち、80%ヒドラジン水溶液3gと水道水30gを投入し、30分間攪拌して脱色を行った。
【0035】
3)これに水道水300gを加えて、系内の攪拌と静置を繰り返し、HBr水溶液にて水相のpHを約4に調整した。
【0036】
4)内容物を静置分離後、水相をフラスコの上部から抜き取り、3)の操作と同様にしてもう一度水洗を行った。クロロホルム相を攪拌状態の1リットルのアセトンに徐々に投入して結晶を析出させた。
【0037】
5)生成物をろ過し、120℃で減圧乾燥して230gの臭素化ポリフェニレンオキサイドを得た。この製品をBrPPO−6とした。
【0038】
上記により得られた臭素化ポリフェニレンオキサイドにつき、色相、抽出電気伝導度、加熱後のハロゲンイオン増加量を以下の方法によりそれぞれ測定した。
【0039】
(1)色相
試料10.0gを供栓付き三角フラスコに採り、クロロホルムを加えて50.0gに調整し、完全に溶解させた。光路長1cmの石英セルを用い、クロロホルムを対照液として、600nmにおける吸光度をU−1000型分光光度計(日立製作所製)を用いて測定した。
【0040】
(2)抽出電気伝導度
100mlポリプロピレン製サンプル瓶に試料1.00gを計り採り、30mlホールピペットでジオキサンを加えて完全溶解させた。マグネット回転子で攪拌しながら、予めイオン交換水で洗浄した50mlホールピペットにてイオン交換水を徐々に添加した。この際に臭素化ポリフェニレンオキサイドの固体が析出したがそのまま操作を続行した。イオン交換水の全量を添加した後、25℃の恒温水槽で1時間以上静置して恒温としてから、CM−30S伝導度計(東亜電波工業製)にて電気伝導度を測定した。試料のみを採取せず、同じ装置、試薬、装置にて空試験を行い、測定された電気伝導度が0.5μS/cmであることを確認した。これを超えている場合には、新しいイオン交換水を使用して測定し直した。
【0041】
(3)加熱後のハロゲンイオン増加量
18mmφ×180mmの試験管に、試料1.00gとトリフェニルホスフェート4.00gを計り採り、280℃に調整したアルミブロックバスで加熱した。設置から5分間で試験管を良く振り混ぜて均一溶液とし、その後は静置状態で加熱した。加熱開始から20分後に試験管を取り出して室温下で放冷した。100mlビーカーに試験管内容物の全量をジオキサン60mlで洗い込み、マグネット回転子で攪拌しながらイオン交換水約10mlを徐々に加えた。10%硝酸水溶液をスポイトで3滴加えて系内を硝酸酸性として、Ag電極を使用し、N/100硝酸銀水溶液で沈澱滴定してハロゲンイオン濃度 (CX1、μモル/g)を求めた。ここで使用するトリフェニルホスフェートは、酸価<0.2mgKOH/g、ハロゲンイオン含量<0.02μモル/gとした。
【0042】
また、加熱前の試料のハロゲンイオン濃度(CX0、μモル/g)は100mlビーカーに試料約1gを採り精秤し、ジオキサン60mlに溶解し、後の操作は上記と同様にして測定した。
【0043】
加熱後のハロゲンイオンの増加量は、上記した加熱前後のハロゲンイオン濃度の差((CX1)−(CX0))として求めた。
【0044】
上記により測定された、BrPPO−1〜BrPPO−6の色相、抽出電気伝導度、加熱後のハロゲンイオン増加量を表1に示す。
【0045】
【表1】
Figure 2004075899
【0046】
[応用例1〜6、比較応用例1〜6]
表2及び表3に示すように、GF強化PBT樹脂:ノバドゥール5010G−30(三菱エンジニアリングプラスチック(株)製)、又はGF強化ナイロン−66樹脂:レオナ54G33(旭化成工業(株)製)に、所定量の臭素化ポリフェニレンオキサイド、三酸化アンチモン、ポリテトラフルオロエチレン(アフロンCD076)、酸化防止剤(イルガノックスHP−2215)及び熱安定剤(ハイドロタルサイト、DHT−4A)を混合して、20mmφ2軸押出機にてそれぞれ混練押出しし、冷却した後ペレット化した。ペレットを80℃で24時間減圧乾燥した後に射出成形して、下記の各試験に必要なテストピースを作成し、試験した。なお、作成したテストピースは試験する直前までデシケータ中で保存した。試験の結果を表2及び表3に併せて示す。
【0047】
(1)樹脂色相
成形体の色相につき、色差計を用いて白色標準板を基準としてYI値(イエローインデックス)を測定した。評価基準は、以下の通りとした;
YI<3: ○、YI=3〜5: △、YI>5: × 。
【0048】
(2)難燃性
UL−94垂直燃焼方法に準拠して難燃性を評価した。テストピースサイズは、幅12.7mm、長さ127mm、厚み0.8mmとした。
【0049】
(3)熱変形温度
JIS K6810に準じて熱変形温度(HDT)を測定した。テストピースサイズは、幅12.7mm、高さ3.2mm、長さ127mmとして、加重は4.6kgf/cmとし、0.254mmたわんだときの温度を読んだ。
【0050】
(4)曲げ強度
JIS K7203に準拠して曲げ強度を測定した。テストピースは、幅12.7mm、高さ3.2mm、長さ127mmのものを用いた。支点間距離68mm、試験速度2mm/分で測定して、最大荷重から計算した。
【0051】
(5)耐トラッキング性
JIS C2134に準拠して耐トラッキング性(CTI)を評価した。テストピースは、50×50mm、厚み3.2mmとし、表面の平滑な平板をそのまま用いた。
【0052】
(6)熱安定性
50×50mm、厚み3.2mmの表面の平滑な平板をテストピースとして、試験温度で30分間熱プレスした後の着色(ΔE)を、加熱前のテストピースを基準として色差計にて測定した。評価基準は、以下の通りとした;
ΔE<3: ○、ΔE=3〜5: △、ΔE>5: ×。
【0053】
(7)耐金型腐食性
表面の清浄なSKD−11焼入れ鋼の上に難燃樹脂ペレット2gを載せ、ガラス製シャーレをかぶせた。これを試験温度に調温したオーブン中で1時間加熱して、鋼表面の錆(変色)の発生の有無を目視で確認した。評価基準は、以下の通りとした;
錆(変色)発生有り: ×、錆(着色)発生なし: ○。
【0054】
【表2】
Figure 2004075899
【0055】
【表3】
Figure 2004075899
【0056】
表2及び表3に示された試験結果から分かるように、20重量%クロロホルム溶液の600nmにおける吸光度が0.6を超えるBrPPO−4を配合した樹脂は、無視できない着色を有していた。これは成形体の調色を難しくするなど、実用上好ましからざるものである。
【0057】
また、1.00g/30mlジオキサン溶液に50mlのイオン交換水を加えて、25℃で測定した抽出電気伝導度が10μS/cmを超えるBrPPO−5を配合したものは、成形体の耐トラッキング性及び熱安定性、並びに耐金属腐食性が劣っていた。
【0058】
さらに、20重量%トリフェニルホスフェート混合物を280℃で20分間加熱混合した時のハロゲンイオンの増加量が臭素化ポリフェニレンオキサイド1gあたり10μモルを超えるBrPPO−4〜BrPPO−6を配合したものは、成形体の色相及び熱安定性、並びに耐金型腐食性が劣っていた。
【0059】
以上の結果に対して、本発明の実施例に係るBrPPO−1〜BrPPO−3を使用した成形材料は、難燃性、電気特性、及び樹脂物性において高いレベルを維持しつつ、成形体の色相及び熱安定性、並びに耐金型腐食性において比較例のものに対して顕著に優れていた。
【0060】
【発明の効果】
本発明の臭素化ポリフェニレンオキサイドは、ポリアミド系やポリエステル系等の樹脂に添加した場合に、難燃性、電気特性、樹脂物性、熱安定性並びに製品外観(色相)のいずれにおいても優れた樹脂成形品が得られ、また金型腐食の問題も生じない。従って、電子部品用途等の樹脂の難燃剤として好適に用いられる。

Claims (2)

  1. トリブロモフェノールを縮合した分子骨格を有する臭素化ポリフェニレンオキサイドであって、
    (A)20重量%クロロホルム溶液の600nmにおける吸光度が0.6以下であり、
    (B)1.00g/30mlジオキサン溶液に50mlのイオン交換水を加えて、25℃で測定したときの電気伝導度が10μS/cm以下であり、かつ
    (C)臭素化ポリフェニレンオキサイド20重量%とトリフェニルホスフェート80重量%からなる混合物を、280℃で20分間加熱したときのハロゲンイオンの増加量が、臭素化ポリフェニレンオキサイド1gあたり10μモル以下である
    ことを特徴とする臭素化ポリフェニレンオキサイド。
  2. 請求項1に記載の臭素化ポリフェニレンオキサイドを含有してなる、臭素化ポリフェニレンオキサイド系難燃剤。
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