JP2004075842A - 耐熱性ホットメルト - Google Patents
耐熱性ホットメルト Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004075842A JP2004075842A JP2002238182A JP2002238182A JP2004075842A JP 2004075842 A JP2004075842 A JP 2004075842A JP 2002238182 A JP2002238182 A JP 2002238182A JP 2002238182 A JP2002238182 A JP 2002238182A JP 2004075842 A JP2004075842 A JP 2004075842A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot melt
- seeps
- ethylene
- melt adhesive
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
【解決課題】高温下、好ましくは150℃以上、及び低温下、好ましくは−20℃程度でも、被粘着物に対する粘着性を維持し得るホットメルトを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のホットメルトは、ベースポリマーとしてスチレン−エチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEEPS)をホットメルト中7〜17重量%の範囲で含有し、多孔質シリカをホットメルト中0超過〜10重量%含有し、さらに、アクリル系ホットメルト樹脂を0超過〜10重量%含有する。さらに、SEEPSとの相溶性が高い樹脂及びその他通常のホットメルトに含有されている成分を含んでいてもよい。
【選択図】 なし
【解決手段】本発明のホットメルトは、ベースポリマーとしてスチレン−エチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEEPS)をホットメルト中7〜17重量%の範囲で含有し、多孔質シリカをホットメルト中0超過〜10重量%含有し、さらに、アクリル系ホットメルト樹脂を0超過〜10重量%含有する。さらに、SEEPSとの相溶性が高い樹脂及びその他通常のホットメルトに含有されている成分を含んでいてもよい。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホットメルトに関し、特に、車輌の制振材として利用できる耐熱性を改良したホットメルトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のホットメルトは、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS)及びエチレン−ビニルアセテート(EVA)などをベースポリマーとして、鉱物系軟化剤、粘着付与剤、液状粘着付与剤、老化防止剤などを含む。
【0003】
ホットメルトは、水や溶剤を含まず、室温下では固体で不揮発性の熱可塑性材料からなり、加温による溶融状態で塗布することにより、粘着効果を発揮する。ホットメルトは、粘着加工速度が速いので、工程に要する時間を短縮できると共に、溶剤を含まないので環境雰囲気中に有害な溶剤を揮発させることがない安全性の高い粘着剤であり、省エネルギータイプである。さらに、ホットメルトを保管及び使用するために広いスペースを必要とせず、乾燥及び溶剤回収工程が不要であるため、経済性も良好である。
【0004】
しかし、一方で、溶剤を含まないために、高温下(例えば150℃以上)で鋼板などの被粘着物に対する粘着性を維持することができない、という欠点を有する。そのため、高温下で粘着性を維持することが求められる車輌の制振材として用いることができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、高温下、好ましくは150℃以上での加熱処理によっても被粘着物に対する粘着性を維持し得るホットメルトを提供することを目的とする。さらに、本発明は、高温下、好ましくは150℃以上での加熱処理後でも及び低温雰囲気中、好ましくは−20℃程度でも、被粘着物に対する粘着性を維持し得るホットメルトを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、ベースポリマーとしてスチレン−エチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEEPS)を含み、さらに、多孔質シリカを含有することを特徴とするホットメルトが提供される。
【0007】
SEEPS及び多孔質シリカの組み合わせにより、高温での粘着力維持を達成することができる。これまでSEEPSをホットメルトのベースポリマーとして使用した例はない。SEEPSを用いることによって、ホットメルトの粘着強度を向上させることができ、結果的に耐熱性を改善することができる。
【0008】
また、従来はホットメルトに用いることが好ましくないとされていた多孔質シリカを添加することによって、150℃以上の高温での粘着力の維持を達成することができる。これまで、通常のホットメルトにシリカなどの無機フィラーを含有させると、沈殿したり、混合が不均一になってしまったりという好ましくない影響があり、また、撹拌時など製造工程のいずれかで空気を巻き込んでしまい、粘着性を劣化させてしまうという問題があったため、無機フィラーを含有させることはなかった。しかし、本発明においては、ベースポリマーとしてSEEPSを用いているので、無機フィラーを含有することに起因する空気の巻き込みなどの粘着性劣化の影響を上回る粘着性の顕著な向上を達成することができる。これは、多孔質シリカの両極性基による擬似架橋構造が凝集力を生み出した事による相互補強作用に起因するものと考えられる。
【0009】
本発明のホットメルトにおいて用いることができるスチレン−エチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEEPS)としては、例えば、「セプトン4055」(商品名:クラレ製)などの市販のSEEPSを用いることができる。
【0010】
本発明のホットメルトにおいて用いることができる多孔質シリカとしては、両極性基を有する「pop3パウダー300」(北関東ファニーズ製)などを好ましく挙げることができる。
【0011】
本発明のホットメルトにおいて、SEEPSであるベースポリマーの含有割合は、ホットメルト中7〜17重量%の範囲、好ましくは10〜14重量%の範囲、より好ましくは12〜13重量%の範囲である。SEEPSの含有割合が上記範囲にある場合には、粘着強度が大きくなり、耐熱性が改善される。しかし、SEEPSの含有割合が上記範囲を大幅に越えてしまうと、製造加工温度が上昇するので、ホットメルト塗布温度が上昇し、塗工可能限界温度を超えてしまうので好ましくない。
【0012】
また、本発明のホットメルトにおいて、多孔質シリカの含有割合は、ホットメルト中0超過〜10重量%が好ましく、特に5重量%が好ましい。多孔質シリカの含有割合を増やすと、耐熱性が改善されるが、塗布加工温度での粘度が上昇し塗布作業が困難になるので、上記範囲内が好ましい。
【0013】
ベースポリマー及び多孔質シリカの含有割合が上記範囲内にある場合には、本発明のホットメルトを150℃を越える高温雰囲気中に放置した場合に、被粘着物からのずれを良好に防止することができる。
【0014】
また、本発明においては、SEEPS及び多孔質シリカの組み合わせに、さらにアクリル系ホットメルト樹脂を添加することが好ましい。アクリル系ホットメルト樹脂を添加することによって、−20℃程度の低温雰囲気中での密着性が改善される。結果的に、SEEPS、多孔質シリカ及びアクリル系ホットメルト樹脂の組み合わせを含む本発明のホットメルトによれば、150℃以上の高温雰囲気及び−20℃程度の低温雰囲気での粘着力維持を達成することができる。
【0015】
本発明のホットメルトにおいて用いることができるアクリル系樹脂としては、例えば、ノーテープ工業(株)から販売されている「アクリル系ホットメルトNo.4580」を用いることができる。
【0016】
本発明のホットメルトにおいて、アクリル系樹脂の含有割合は、ホットメルト中0超過〜10重量%が好ましく、特に5重量%が好ましい。アクリル系樹脂の含有割合が上記範囲内にある場合には、本発明のホットメルトを−20℃程度の低温雰囲気中に放置した場合に、被粘着物からの脱落を防止することができる。しかし、上記範囲を大幅に越えて過剰に添加すると、高温雰囲気下での耐熱性に影響を与えてしまうので、上記範囲が好ましい。
【0017】
本発明のホットメルトにおいて、ベースポリマー、多孔質シリカ及びアクリル系ホットメルト樹脂の他に含有し得る成分としては、SEEPSとの相溶性が高い樹脂、その他、従来のホットメルトに添加している鉱物系軟化剤、粘着付与剤、液状粘着付与剤、老化防止剤などを好ましく挙げることができる。
【0018】
SEEPSとの相溶性が高い樹脂としては、変性テルペン系樹脂、クマロン樹脂、フェノールテルペン樹脂、石油系炭化水素、ロジン誘導体などを好ましく挙げることができ、「YSTO105レジン」(商品名:ヤスハラケミカル製)及び「YSTO85レジン」(商品名:ヤスハラケミカル製)などの市販の変性テルペン系樹脂を用いることができる。SEEPSとの相溶性が高い樹脂の含有割合は、ホットメルト中41〜56重量%の範囲、好ましくは45〜53重量%の範囲、より好ましくは46〜52重量%の範囲である。
【0019】
鉱物系軟化剤としては、通常用いられるパラフィン系軟化剤、芳香族系軟化剤、ナフテン系軟化剤などを好ましく挙げることができ、好ましくはオイル「PW−90」(商品名:出光(株)製)などの市販のパラフィン系軟化剤を用いることができる。鉱物系軟化剤の含有割合は、ホットメルト中25〜36重量%の範囲、好ましくは27〜33重量%の範囲、より好ましくは29〜31重量%の範囲である。
【0020】
液状粘着力付与剤としては、通常用いられるポリイソブチレン系樹脂などを好ましく挙げることができ、好ましくは日石化学(株)から販売されている「TETERAX 5T」を挙げることができる。液状粘着力保持付与剤の含有割合は、ホットメルト中0〜6重量%の範囲が好ましく、より好ましくは0〜2重量%である。しかし、本発明のホットメルトがアクリル系ホットメルト樹脂を含む場合には、液状粘着力付与剤は特に必要ではない。
【0021】
老化防止剤としては、通常用いられるフェノール系、アルデヒドケトンアミン反応生成物及び誘導体、アミンとその誘導体、イミダゾール類、フェノール類及びその誘導体などを用いることができ、チバ・スペシャルティケミカルズから販売されている「IRUGANOX1010」などを好ましく用いることができる。老化防止剤は、ホットメルト中1重量%程度含まれていればよい。
【0022】
本発明のホットメルトの製造は、鉱物軟化剤に、ベースポリマーとしてスチレン−エチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEEPS)を添加して、例えば約30分間放置して膨潤させ、その後、ベースポリマーと鉱物軟化剤との混合物を攪拌機に入れ、次いで、多孔質シリカ、アクリル系ホットメルト樹脂、粘着付与剤及び老化防止剤を添加して、混練を行う。混練は、約170〜210℃、好ましくは約200℃で、約30〜90分間、好ましくは約60分間、窒素封入雰囲気下で行う。混練は、通常用いられる混練機を制限なく用いることができ、例えばニーダ、バンバリー、スタティックミキサーなどを好ましく挙げることができ、特に密閉型の無圧ニーダが好ましい。得られるホットメルトは、180℃で測定した粘度が90000〜150000センチポイズ、好ましくは100000〜120000センチポイズである。
【0023】
本発明のホットメルトは、従来、使用できなかった高温炉での使用を可能とする。例えば、自動車用制振材として使用する場合には、本発明のホットメルトをロールコーターを用いて約170〜230℃、好ましくは約185〜195℃で約30〜60ミクロン、好ましくは約40〜50ミクロン塗布した母材を所望の形状に裁断し、自動車用鋼板に感圧着(手による押しつけ)により貼付し、約170℃の塗料乾燥炉中に約30分間かけて通過させることを2〜3回繰り返すことによって、自動車用鋼板に密着させることができる。
【0024】
本発明のホットメルトは、例えば約150℃以上の高温下に約20分間曝露した後でも基板とのずれが認められず、従来使用できなかった高温雰囲気下での使用を可能とし、被粘着物との優れた密着粘着性を付与することができる。また、アクリル系ホットメルト樹脂をさらに含む場合には、−20℃程度の低温に約30分間放置した後でも剥離しないなど、高温でも低温でも共に優れた粘着性を発揮することができる。
【0025】
【好ましい実施形態の説明】
以下、実施例に沿って具体的に本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1:ホットメルトの製造
表1に示す材料及び配合割合で、ホットメルト(a)〜(c)を調製した。
【0026】
【表1】
【0027】
鉱物軟化剤としてのパラフィン系軟化剤(PW−90オイル:出光(株)製)に、ベースポリマーとしてスチレン−エチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(セプトン4055:クラレ(株)製)を添加して、約30分間放置して膨潤させ、その後、SEEPSとPW−90オイルとの混合物を攪拌機(密閉型無圧ニーダ:株式会社モリヤマ製)に入れ、次いで、多孔質シリカ(POP3パウダー300:北関東ファニーズ製)、アクリル系ホットメルト樹脂(アクリル系ホットメルトNo.4580:ノーテープ工業(株)製)、粘着付与剤(YSTO85レジン及びYSTO105レジン:ともにヤスハラケミカル(株)製)及び老化防止剤(IRUGANOX 1010:日石化学(株))を添加して、約170〜210℃で、約60分間、窒素封入雰囲気下で混練した。
実施例2:ホットメルトの物性測定
実施例1で調製したホットメルト(a)〜(c)及び表1に示す対照ホットメルト4種との物性を測定した。結果を表1に示す。
【0028】
表1中、「耐寒性試験」とは、低温雰囲気下でのホットメルトの耐衝撃性を評価する試験である。まず、塗装鋼板250mm×150mm×1mmの上に、100mm×150mm×1.5mmのホットメルト試験片を置き、140±2℃の強制換気乾燥機内で約30分間加熱融着させた後に、常温まで放冷した。その後、−20℃±2℃の低温槽中に、各試験片をスパン間隔180mm、高さ50mmとなるように配置して、約30分間放置した。その後、試験片を低温槽から取り出し、質量50gの鋼球を500mmの高さ位置から試験片の中央部に落下させて、試験片の亀裂、剥離程度を観察した。
【0029】
「オーバーハング試験」は、オーバーハング状態でのホットメルトと鋼板との粘着力、すなわち自重方向へのずれを評価する試験である。ホットメルトシートから50mm×100mmの試験片を縦、横両方向からそれぞれ裁断し、70mm×150mmの一面を有する鋼板上に室温で粘着させて試験片とした。このとき、粘着の押さえ加重として、試験片に平均2kPaの力が加わるように10Nの荷重を約30秒間載せた。次に、試験片をオーバーハングになるように70度の角度に立てて、140〜180℃±2℃に調製した強制換気乾燥機内で約30分間加熱した。加熱処理後、試験片の膨れ及び垂れの度合いを観察して、初期粘着位置からの試験片のずれを測定した。
【0030】
「剪断粘着力試験」は、ホットメルトと鋼板との当接面での粘着力を評価する試験である。試験片は、25mm×100mmのホットメルトシートと、25mm×100mmの塗装鋼板とを、相互に25mmオーバーラップするように当接させ、当接面に平均8kPaの力が加わるように均一に5Nの荷重を約30秒間載せることによって粘着させて調製した。「焼付前粘着力」の測定は、試験片をショッパ又はこれに準ずる引張試験機(ストログラフR;東洋精機製作所)を用いて、200mm/minの引張速度で行った。試験片を引っ張り、粘着部が破断するまでに要する荷重を測定し、単位面積あたりの荷重に換算した。「焼付後粘着力」の測定は、調製した試験片を150±2℃の強制換気乾燥機内で約30分間加熱処理した後、室温で1時間以上放冷し、上述の引張試験機で破断荷重を測定することにより行った。「耐水試験粘着力」の測定は、調製した試験片を150±2℃の強制換気乾燥機内で約30分間加熱処理した後、室温で1時間以上放冷し、次いで、20±2℃の水中に約24時間浸漬させた後、湿潤状態の試験片を用いて、上述の引張試験機で破断荷重を測定することにより行った。
【0031】
「ボールタック試験」は、ホットメルト自身の被粘着物に対する粘着力を評価する試験である。離型紙を貼付したホットメルトを100×200mmに裁断し、5℃、10℃及び20℃に設定した恒温槽に入れて、1時間放置した。恒温槽から取り出した後、離型紙を剥がして、粘着面に対して、鋼球を1cmの高さ位置から落下させて粘着させた後、試験片の一端を約2秒間持ち上げ、試験片を地面に対して垂直状態に維持した。鋼球の重量を2g〜70gで変えて、試験片から鋼球が剥離落下するまで測定を繰り返す。試験片から剥離落下しない鋼球の最大重量をボールタック試験の評価値とした。
【0032】
以上の結果より、本発明のホットメルトは、150℃以上の高温でも、−20℃程度の低温でも、被粘着物に対する粘着力が劣化することなく、優れた耐熱性を発揮することがわかる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、150℃以上の高温でも、−20℃程度の低温でも、被粘着物に対する粘着力が低下することのない優れたホットメルトが提供される。本発明のホットメルトは、従来のホットメルトを利用することができなかった高温雰囲気下で利用することができるので、ホットメルトの適用範囲を非常に拡大し、例えば車輌の制振材などに用いることもできる。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホットメルトに関し、特に、車輌の制振材として利用できる耐熱性を改良したホットメルトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のホットメルトは、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS)及びエチレン−ビニルアセテート(EVA)などをベースポリマーとして、鉱物系軟化剤、粘着付与剤、液状粘着付与剤、老化防止剤などを含む。
【0003】
ホットメルトは、水や溶剤を含まず、室温下では固体で不揮発性の熱可塑性材料からなり、加温による溶融状態で塗布することにより、粘着効果を発揮する。ホットメルトは、粘着加工速度が速いので、工程に要する時間を短縮できると共に、溶剤を含まないので環境雰囲気中に有害な溶剤を揮発させることがない安全性の高い粘着剤であり、省エネルギータイプである。さらに、ホットメルトを保管及び使用するために広いスペースを必要とせず、乾燥及び溶剤回収工程が不要であるため、経済性も良好である。
【0004】
しかし、一方で、溶剤を含まないために、高温下(例えば150℃以上)で鋼板などの被粘着物に対する粘着性を維持することができない、という欠点を有する。そのため、高温下で粘着性を維持することが求められる車輌の制振材として用いることができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、高温下、好ましくは150℃以上での加熱処理によっても被粘着物に対する粘着性を維持し得るホットメルトを提供することを目的とする。さらに、本発明は、高温下、好ましくは150℃以上での加熱処理後でも及び低温雰囲気中、好ましくは−20℃程度でも、被粘着物に対する粘着性を維持し得るホットメルトを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、ベースポリマーとしてスチレン−エチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEEPS)を含み、さらに、多孔質シリカを含有することを特徴とするホットメルトが提供される。
【0007】
SEEPS及び多孔質シリカの組み合わせにより、高温での粘着力維持を達成することができる。これまでSEEPSをホットメルトのベースポリマーとして使用した例はない。SEEPSを用いることによって、ホットメルトの粘着強度を向上させることができ、結果的に耐熱性を改善することができる。
【0008】
また、従来はホットメルトに用いることが好ましくないとされていた多孔質シリカを添加することによって、150℃以上の高温での粘着力の維持を達成することができる。これまで、通常のホットメルトにシリカなどの無機フィラーを含有させると、沈殿したり、混合が不均一になってしまったりという好ましくない影響があり、また、撹拌時など製造工程のいずれかで空気を巻き込んでしまい、粘着性を劣化させてしまうという問題があったため、無機フィラーを含有させることはなかった。しかし、本発明においては、ベースポリマーとしてSEEPSを用いているので、無機フィラーを含有することに起因する空気の巻き込みなどの粘着性劣化の影響を上回る粘着性の顕著な向上を達成することができる。これは、多孔質シリカの両極性基による擬似架橋構造が凝集力を生み出した事による相互補強作用に起因するものと考えられる。
【0009】
本発明のホットメルトにおいて用いることができるスチレン−エチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEEPS)としては、例えば、「セプトン4055」(商品名:クラレ製)などの市販のSEEPSを用いることができる。
【0010】
本発明のホットメルトにおいて用いることができる多孔質シリカとしては、両極性基を有する「pop3パウダー300」(北関東ファニーズ製)などを好ましく挙げることができる。
【0011】
本発明のホットメルトにおいて、SEEPSであるベースポリマーの含有割合は、ホットメルト中7〜17重量%の範囲、好ましくは10〜14重量%の範囲、より好ましくは12〜13重量%の範囲である。SEEPSの含有割合が上記範囲にある場合には、粘着強度が大きくなり、耐熱性が改善される。しかし、SEEPSの含有割合が上記範囲を大幅に越えてしまうと、製造加工温度が上昇するので、ホットメルト塗布温度が上昇し、塗工可能限界温度を超えてしまうので好ましくない。
【0012】
また、本発明のホットメルトにおいて、多孔質シリカの含有割合は、ホットメルト中0超過〜10重量%が好ましく、特に5重量%が好ましい。多孔質シリカの含有割合を増やすと、耐熱性が改善されるが、塗布加工温度での粘度が上昇し塗布作業が困難になるので、上記範囲内が好ましい。
【0013】
ベースポリマー及び多孔質シリカの含有割合が上記範囲内にある場合には、本発明のホットメルトを150℃を越える高温雰囲気中に放置した場合に、被粘着物からのずれを良好に防止することができる。
【0014】
また、本発明においては、SEEPS及び多孔質シリカの組み合わせに、さらにアクリル系ホットメルト樹脂を添加することが好ましい。アクリル系ホットメルト樹脂を添加することによって、−20℃程度の低温雰囲気中での密着性が改善される。結果的に、SEEPS、多孔質シリカ及びアクリル系ホットメルト樹脂の組み合わせを含む本発明のホットメルトによれば、150℃以上の高温雰囲気及び−20℃程度の低温雰囲気での粘着力維持を達成することができる。
【0015】
本発明のホットメルトにおいて用いることができるアクリル系樹脂としては、例えば、ノーテープ工業(株)から販売されている「アクリル系ホットメルトNo.4580」を用いることができる。
【0016】
本発明のホットメルトにおいて、アクリル系樹脂の含有割合は、ホットメルト中0超過〜10重量%が好ましく、特に5重量%が好ましい。アクリル系樹脂の含有割合が上記範囲内にある場合には、本発明のホットメルトを−20℃程度の低温雰囲気中に放置した場合に、被粘着物からの脱落を防止することができる。しかし、上記範囲を大幅に越えて過剰に添加すると、高温雰囲気下での耐熱性に影響を与えてしまうので、上記範囲が好ましい。
【0017】
本発明のホットメルトにおいて、ベースポリマー、多孔質シリカ及びアクリル系ホットメルト樹脂の他に含有し得る成分としては、SEEPSとの相溶性が高い樹脂、その他、従来のホットメルトに添加している鉱物系軟化剤、粘着付与剤、液状粘着付与剤、老化防止剤などを好ましく挙げることができる。
【0018】
SEEPSとの相溶性が高い樹脂としては、変性テルペン系樹脂、クマロン樹脂、フェノールテルペン樹脂、石油系炭化水素、ロジン誘導体などを好ましく挙げることができ、「YSTO105レジン」(商品名:ヤスハラケミカル製)及び「YSTO85レジン」(商品名:ヤスハラケミカル製)などの市販の変性テルペン系樹脂を用いることができる。SEEPSとの相溶性が高い樹脂の含有割合は、ホットメルト中41〜56重量%の範囲、好ましくは45〜53重量%の範囲、より好ましくは46〜52重量%の範囲である。
【0019】
鉱物系軟化剤としては、通常用いられるパラフィン系軟化剤、芳香族系軟化剤、ナフテン系軟化剤などを好ましく挙げることができ、好ましくはオイル「PW−90」(商品名:出光(株)製)などの市販のパラフィン系軟化剤を用いることができる。鉱物系軟化剤の含有割合は、ホットメルト中25〜36重量%の範囲、好ましくは27〜33重量%の範囲、より好ましくは29〜31重量%の範囲である。
【0020】
液状粘着力付与剤としては、通常用いられるポリイソブチレン系樹脂などを好ましく挙げることができ、好ましくは日石化学(株)から販売されている「TETERAX 5T」を挙げることができる。液状粘着力保持付与剤の含有割合は、ホットメルト中0〜6重量%の範囲が好ましく、より好ましくは0〜2重量%である。しかし、本発明のホットメルトがアクリル系ホットメルト樹脂を含む場合には、液状粘着力付与剤は特に必要ではない。
【0021】
老化防止剤としては、通常用いられるフェノール系、アルデヒドケトンアミン反応生成物及び誘導体、アミンとその誘導体、イミダゾール類、フェノール類及びその誘導体などを用いることができ、チバ・スペシャルティケミカルズから販売されている「IRUGANOX1010」などを好ましく用いることができる。老化防止剤は、ホットメルト中1重量%程度含まれていればよい。
【0022】
本発明のホットメルトの製造は、鉱物軟化剤に、ベースポリマーとしてスチレン−エチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEEPS)を添加して、例えば約30分間放置して膨潤させ、その後、ベースポリマーと鉱物軟化剤との混合物を攪拌機に入れ、次いで、多孔質シリカ、アクリル系ホットメルト樹脂、粘着付与剤及び老化防止剤を添加して、混練を行う。混練は、約170〜210℃、好ましくは約200℃で、約30〜90分間、好ましくは約60分間、窒素封入雰囲気下で行う。混練は、通常用いられる混練機を制限なく用いることができ、例えばニーダ、バンバリー、スタティックミキサーなどを好ましく挙げることができ、特に密閉型の無圧ニーダが好ましい。得られるホットメルトは、180℃で測定した粘度が90000〜150000センチポイズ、好ましくは100000〜120000センチポイズである。
【0023】
本発明のホットメルトは、従来、使用できなかった高温炉での使用を可能とする。例えば、自動車用制振材として使用する場合には、本発明のホットメルトをロールコーターを用いて約170〜230℃、好ましくは約185〜195℃で約30〜60ミクロン、好ましくは約40〜50ミクロン塗布した母材を所望の形状に裁断し、自動車用鋼板に感圧着(手による押しつけ)により貼付し、約170℃の塗料乾燥炉中に約30分間かけて通過させることを2〜3回繰り返すことによって、自動車用鋼板に密着させることができる。
【0024】
本発明のホットメルトは、例えば約150℃以上の高温下に約20分間曝露した後でも基板とのずれが認められず、従来使用できなかった高温雰囲気下での使用を可能とし、被粘着物との優れた密着粘着性を付与することができる。また、アクリル系ホットメルト樹脂をさらに含む場合には、−20℃程度の低温に約30分間放置した後でも剥離しないなど、高温でも低温でも共に優れた粘着性を発揮することができる。
【0025】
【好ましい実施形態の説明】
以下、実施例に沿って具体的に本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1:ホットメルトの製造
表1に示す材料及び配合割合で、ホットメルト(a)〜(c)を調製した。
【0026】
【表1】
【0027】
鉱物軟化剤としてのパラフィン系軟化剤(PW−90オイル:出光(株)製)に、ベースポリマーとしてスチレン−エチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(セプトン4055:クラレ(株)製)を添加して、約30分間放置して膨潤させ、その後、SEEPSとPW−90オイルとの混合物を攪拌機(密閉型無圧ニーダ:株式会社モリヤマ製)に入れ、次いで、多孔質シリカ(POP3パウダー300:北関東ファニーズ製)、アクリル系ホットメルト樹脂(アクリル系ホットメルトNo.4580:ノーテープ工業(株)製)、粘着付与剤(YSTO85レジン及びYSTO105レジン:ともにヤスハラケミカル(株)製)及び老化防止剤(IRUGANOX 1010:日石化学(株))を添加して、約170〜210℃で、約60分間、窒素封入雰囲気下で混練した。
実施例2:ホットメルトの物性測定
実施例1で調製したホットメルト(a)〜(c)及び表1に示す対照ホットメルト4種との物性を測定した。結果を表1に示す。
【0028】
表1中、「耐寒性試験」とは、低温雰囲気下でのホットメルトの耐衝撃性を評価する試験である。まず、塗装鋼板250mm×150mm×1mmの上に、100mm×150mm×1.5mmのホットメルト試験片を置き、140±2℃の強制換気乾燥機内で約30分間加熱融着させた後に、常温まで放冷した。その後、−20℃±2℃の低温槽中に、各試験片をスパン間隔180mm、高さ50mmとなるように配置して、約30分間放置した。その後、試験片を低温槽から取り出し、質量50gの鋼球を500mmの高さ位置から試験片の中央部に落下させて、試験片の亀裂、剥離程度を観察した。
【0029】
「オーバーハング試験」は、オーバーハング状態でのホットメルトと鋼板との粘着力、すなわち自重方向へのずれを評価する試験である。ホットメルトシートから50mm×100mmの試験片を縦、横両方向からそれぞれ裁断し、70mm×150mmの一面を有する鋼板上に室温で粘着させて試験片とした。このとき、粘着の押さえ加重として、試験片に平均2kPaの力が加わるように10Nの荷重を約30秒間載せた。次に、試験片をオーバーハングになるように70度の角度に立てて、140〜180℃±2℃に調製した強制換気乾燥機内で約30分間加熱した。加熱処理後、試験片の膨れ及び垂れの度合いを観察して、初期粘着位置からの試験片のずれを測定した。
【0030】
「剪断粘着力試験」は、ホットメルトと鋼板との当接面での粘着力を評価する試験である。試験片は、25mm×100mmのホットメルトシートと、25mm×100mmの塗装鋼板とを、相互に25mmオーバーラップするように当接させ、当接面に平均8kPaの力が加わるように均一に5Nの荷重を約30秒間載せることによって粘着させて調製した。「焼付前粘着力」の測定は、試験片をショッパ又はこれに準ずる引張試験機(ストログラフR;東洋精機製作所)を用いて、200mm/minの引張速度で行った。試験片を引っ張り、粘着部が破断するまでに要する荷重を測定し、単位面積あたりの荷重に換算した。「焼付後粘着力」の測定は、調製した試験片を150±2℃の強制換気乾燥機内で約30分間加熱処理した後、室温で1時間以上放冷し、上述の引張試験機で破断荷重を測定することにより行った。「耐水試験粘着力」の測定は、調製した試験片を150±2℃の強制換気乾燥機内で約30分間加熱処理した後、室温で1時間以上放冷し、次いで、20±2℃の水中に約24時間浸漬させた後、湿潤状態の試験片を用いて、上述の引張試験機で破断荷重を測定することにより行った。
【0031】
「ボールタック試験」は、ホットメルト自身の被粘着物に対する粘着力を評価する試験である。離型紙を貼付したホットメルトを100×200mmに裁断し、5℃、10℃及び20℃に設定した恒温槽に入れて、1時間放置した。恒温槽から取り出した後、離型紙を剥がして、粘着面に対して、鋼球を1cmの高さ位置から落下させて粘着させた後、試験片の一端を約2秒間持ち上げ、試験片を地面に対して垂直状態に維持した。鋼球の重量を2g〜70gで変えて、試験片から鋼球が剥離落下するまで測定を繰り返す。試験片から剥離落下しない鋼球の最大重量をボールタック試験の評価値とした。
【0032】
以上の結果より、本発明のホットメルトは、150℃以上の高温でも、−20℃程度の低温でも、被粘着物に対する粘着力が劣化することなく、優れた耐熱性を発揮することがわかる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、150℃以上の高温でも、−20℃程度の低温でも、被粘着物に対する粘着力が低下することのない優れたホットメルトが提供される。本発明のホットメルトは、従来のホットメルトを利用することができなかった高温雰囲気下で利用することができるので、ホットメルトの適用範囲を非常に拡大し、例えば車輌の制振材などに用いることもできる。
Claims (5)
- ベースポリマーとして、スチレン−エチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEEPS)を含み、さらに、多孔質シリカを含有することを特徴とするホットメルト。
- スチレン−エチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEEPS)を、ホットメルト中7〜17重量%の範囲で含有し、多孔質シリカをホットメルト中0超過〜10重量%含有する請求項1に記載のホットメルト。
- さらに、アクリル系ホットメルト樹脂を含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のホットメルト。
- アクリル系ホットメルト樹脂を、ホットメルト中0超過〜10重量%含有する請求項3に記載のホットメルト。
- さらに、スチレン−エチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEEPS)との相溶性が高い粘着付与剤を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のホットメルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002238182A JP2004075842A (ja) | 2002-08-19 | 2002-08-19 | 耐熱性ホットメルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002238182A JP2004075842A (ja) | 2002-08-19 | 2002-08-19 | 耐熱性ホットメルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004075842A true JP2004075842A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32021669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002238182A Pending JP2004075842A (ja) | 2002-08-19 | 2002-08-19 | 耐熱性ホットメルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004075842A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1700895A1 (en) * | 2005-03-11 | 2006-09-13 | National Starch and Chemical Investment Holding Corporation | Peelable hot melt adhesive |
JP2010530905A (ja) * | 2007-06-08 | 2010-09-16 | ボスティック インコーポレイテッド | スチレン−エチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体系熱溶融性接着剤 |
KR20200124226A (ko) * | 2018-02-22 | 2020-11-02 | 닛토 신코 가부시키가이샤 | 핫 멜트 접착 시트 및 접착제층 구비 장식 시트 |
CN114316874A (zh) * | 2022-01-05 | 2022-04-12 | 无锡莱恩科技有限公司 | 一种光伏太阳能背板用单组份热熔胶及其制备方法 |
-
2002
- 2002-08-19 JP JP2002238182A patent/JP2004075842A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1700895A1 (en) * | 2005-03-11 | 2006-09-13 | National Starch and Chemical Investment Holding Corporation | Peelable hot melt adhesive |
JP2006249433A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Natl Starch & Chem Investment Holding Corp | 剥離可能なホットメルト接着剤 |
JP2010530905A (ja) * | 2007-06-08 | 2010-09-16 | ボスティック インコーポレイテッド | スチレン−エチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体系熱溶融性接着剤 |
US7838590B2 (en) * | 2007-06-08 | 2010-11-23 | Bostik, Inc. | Hot melt adhesive based on styrene-ethylene-ethylene-propylene-styrene copolymer |
KR20200124226A (ko) * | 2018-02-22 | 2020-11-02 | 닛토 신코 가부시키가이샤 | 핫 멜트 접착 시트 및 접착제층 구비 장식 시트 |
KR102604744B1 (ko) | 2018-02-22 | 2023-11-22 | 닛토 신코 가부시키가이샤 | 핫 멜트 접착 시트 및 접착제층 구비 장식 시트 |
CN114316874A (zh) * | 2022-01-05 | 2022-04-12 | 无锡莱恩科技有限公司 | 一种光伏太阳能背板用单组份热熔胶及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9567497B2 (en) | Adhesive agent having adhesive blend of acrylate and styrene block copolymer | |
CN109054688B (zh) | 热老化不失粘热熔型压敏胶及其制备方法 | |
US20100213403A1 (en) | Thermally conductive thermoplastic pressure sensitive adhesive composition | |
JP5357406B2 (ja) | 固形タイプのゴム系粘着剤組成物とその粘着シート | |
JP5057626B2 (ja) | アルミニウムアセチルアセトナートで架橋された官能化ブロック共重合体を含む組成物 | |
JP6204633B2 (ja) | 粘着剤組成物及び粘着シート | |
JP2010077372A (ja) | 感圧式接着組成物及び該感圧式接着組成物を用いた積層体 | |
JP2001504519A (ja) | 改良された感圧ラベル接着剤 | |
JP4557305B2 (ja) | ゴム系粘着剤組成物とその粘着シート | |
CN105980502B (zh) | 胶带 | |
TW201741424A (zh) | 改良之壓敏性黏著劑組成物 | |
JP5235904B2 (ja) | 相互反応性共重合体を用いた発泡シート用粘着樹脂及びこれを用いた発泡シート | |
EP3814441B1 (en) | Adhesive compositions, assemblies, and methods thereof | |
JP2006241444A (ja) | ホットメルト粘接着剤 | |
JP2004075842A (ja) | 耐熱性ホットメルト | |
JP4651767B2 (ja) | 固形タイプの粘着剤組成物とその粘着シ―ト類 | |
JPH05345885A (ja) | 粘・接着剤組成物 | |
JP2007099795A (ja) | ホットメルト組成物 | |
JPH11302496A (ja) | 重合体組成物 | |
JP3689480B2 (ja) | 表面保護シート | |
Khanjani | Pressure-Sensitive Adhesive Joints | |
JPH10140118A (ja) | 塩化ビニル樹脂テープ用粘着剤及び粘着剤用組成物 | |
ES2320545T3 (es) | Cintas adhesivas reticulables quimicamente. | |
JP2006342329A (ja) | 難接着基材用ホットメルト接着剤 | |
JPS60223880A (ja) | 感圧接着剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050819 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20090721 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091116 |