JP2004075302A - 車椅子等簡易階段昇降装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】S状蛇行区間、急坂区間の昇降を可能とするとともに、直線区間、比較的に緩い角度の坂等の通常区間では高速昇降を可能とすることを課題とする。
【解決手段】S状蛇行の坂道・階段における曲線部や傾斜度の変化する坂道・階段にあける急角度傾斜部等の特別区間については、モノレール式昇降装置を運転状態とすることで、アプト登山鉄道式で低速昇降とし、直線区間、比較的に緩い角度の坂、等の通常区間では、チエン駆動による伝動方式で比較的高速運転とする。
【選択図】図8
【解決手段】S状蛇行の坂道・階段における曲線部や傾斜度の変化する坂道・階段にあける急角度傾斜部等の特別区間については、モノレール式昇降装置を運転状態とすることで、アプト登山鉄道式で低速昇降とし、直線区間、比較的に緩い角度の坂、等の通常区間では、チエン駆動による伝動方式で比較的高速運転とする。
【選択図】図8
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、車椅子・歩行補助車・荷物車・乳母車・老人病弱者等が階段昇降を可能とするための、車椅子等簡易階段昇降装置に関するものである。
より詳しくは、急傾斜部を含む昇降路・曲線部を含む昇降路のごとく、複数の昇降路を連続する昇降経路の車椅子等簡易階段昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の簡易階段昇降装置として、座高モノレール方式車椅子等昇降装置が公知である。
また、簡易型の車椅子等階段昇降装置に関し、本願出願人は、特願2002−158556号「車椅子等階段昇降装置」を発明し特許出願している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前者の座高モノレール方式車椅子等昇降装置は、蛇行する坂道にモノレール座高用レールを設置し、車椅子等を収容自在とする昇降車体を前記レール上に座高させ、昇降車体に装備したモータ駆動の走行歯車とレールに植立したビンとの係合する構成として、蛇行する急坂の昇降を自在としている。
従って、レールに植立したビンに係合する走行歯輪により昇降駆動されることで、急坂を遅い速度で昇降するには適するが、直線昇降路、緩い坂道等においても低速で、比較的に高速で昇降できない問題点がある。
後者の車椅子等階段昇降装置は、既存の階段に戴置自在とした左右一対の案内支持装置と、左右一対の前記案内支持装置の間に配置される車椅子等水平支持台と、前記車椅子等水平支持台に対する昇降駆動装置とを含み、昇降駆動装置は、駆動スプロケットと従動スプロスットとの間に巻回した駆動チエン、および駆動チエンに対する駆動源(電気モータ)とを含み、前記駆動チエンと、車椅子等水平支持台より側方へ突出させた駆動ビンとを連結して、駆動チエンの上下動で車椅子等水平支持台を昇降している。
昇降駆動装置として駆動チエンが単一の直線経路で設置されていることで、蛇行経路等に適用することは開示されていない。
よって、S状蛇行区間、急坂区間の昇降を可能とするとともに、直線区間、比較的に緩い角度の坂、等の通常区間では高速昇降を可能とすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、S状蛇行の坂道・階段における曲線部や傾斜度の変化する坂道・階段にあける急角度傾斜部等の特別区間については、モノレール式昇降装置を運転状態とすることで、アプト登山鉄道式で低速昇降とし、直線区間、比較的に緩い角度の坂、等の通常区間では、チエン駆動による伝動方式で比較的高速運転とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明は、上記の特別区間について、登山鉄道・急傾斜地昇降用のアプト式駆動手段を適用して、昇降車体に装備したモータとモノレール軌条に植立したビンとを含むモノレール式昇降装置を駆動手段とする。上記の通常区間について、側壁に装備した駆動チエンと昇降車体より突出させた駆動ピンとを含むチエン駆動式昇降装置を駆動手段とする。
【0006】
【実施例】
以下、図面に示す実施例にもとづいて、本願発明を詳細に説明する。
【0007】
昇降車体1は、先願発明の実施例を示す図1を参照して、車椅子等水平支持台(ステップ)1a1は、車椅子、乳母車、歩行補助車、荷物車等を操作者とともに搭載するに十分な面積を有する平面四角形状の板で構成し、枠1cで車椅子等および操作者を包囲し、車椅子等水平支持台1aと枠1cとを一体化して構成する。
【0008】
チエン駆動式昇降装置Aを構成するにあたり、車椅子等水平支持台1aの下面より突片1dを突出させ、該突片1dに駆動ピン4を軸架し、昇降車体1の側面上部より側方に向け案内ローラ5を軸架して、車椅子等水平支持台1の側方へ駆動ピン4を、昇降車体1の上部側方へ案内ローラ5を、それぞれ突出させる
【0009】
図1ないし図3を参照して、チエン駆動式昇降装置Aの駆動手段を説明する。
階段・坂道等の昇降路に沿って左右一対の側壁2を設置する。
側壁2に第1溝2bを形成し、該第1溝2bに駆動チエン3を回行させ、該駆動チエン3を昇降車体1の駆動ビン4と係止させることで、チエン駆動式車体昇降駆動装置の駆動手段とする。
【0010】
図1ないし図3に示す実施例においては、側壁2の上部に形成した第1溝2aに昇降車体1の案内ローラ5との係合により、昇降車体1の案内支持手段としているが、後述するモノレール式昇降装置Bのガイド輪21とモノレール軌条20との係合を昇降車体1の案内支持手段とする(モノレール軌条20を普通区間に延長すること)ことで、第1溝2aおよび案内ローラ5に代えることができ、上記の第1溝2aおよび案内ローラ5を省くことができる。
【0011】
駆動チエン3は側壁2に軸架した駆動スプロケット31および従動スプロスット32との間に卷回し、モータMと駆動チエン4とを昇降装置床面より下方に位置する伝動系33を介して伝動する。なお、駆動源は、実施例では、電気モータとしたが、油圧モータ、ガソリンエンジン等の動力とすることもできる。
【0012】
かくして、図1の実線表示の下方位置より、図1の仮想線表示の上方位置へ、電気モータMの正転で、車椅子等水平支持台1は水平状態を維持しつつ上昇する。逆に、電気モータMの逆転で、図1の仮想線表示の上方位置より図1の実線表示の下方位置へ、車椅子等水平支持台1は水平状態を維持しつつ降下する。
【0013】
図5ないし図8を参照して、モノレール式昇降装置Bを説明する。
【0014】
車椅子等水平支持台(ステップ)1aと一体の昇降車体1の底面下方にガイド台11を連接して設け、該ガイド台11にモノレール軌条20との間に空間Hを存在させてモノレール軌条20を包囲し、空間Hに位置してガイド輪12を軸架することで、昇降車体1をモノレール軌条20に沿っての昇降を案内する構成とする。
【0015】
前記昇降車体1の側部の一部に駆動ケース13を装備し、駆動ケース13内にモータM2を、そのモータ軸14を下方へ突出させた状態で、内装する。モータ軸14の下方突出部分に駆動歯輪15を固定する。
【0016】
モノレール軌条20には、ピン21を植立して、駆動歯輪15をピン21と噛合うことにより、モータM2の回転により、昇降車体1をモノレール軌条20に案内支持されつつ、昇降駆動させる構成として、モノレール式昇降装置を構成する。
【0017】
モノレール軌条20は、基礎台22および支柱23により、設置箇所の条件に対応させて設定された上下傾斜、左右湾曲のもと、昇降路Rに設置されている。
【0018】
図12および図13は、急傾斜部・曲線部の特別区間Pと、普通傾斜度の傾斜部・直線部の普通区間Pとを含む昇降路Rの側面視および平面視で示し、本発明の実施にあたり、特別区間Pはモノレール式昇降装置Bを運転状態とし、普通区間Qはチエン駆動式昇降装置Aを運転状態とする。
【0019】
図9および図10はチエン駆動式昇降装置AのモータをモータM1aとモータM1bの2台とし、図11は伝動系31を介装することによりチエン駆動式昇降装置AのモータをモータM1の単一とする。
【0020】
図11の左上部を参照して、駆動チエン3と駆動ピン4との係合にあたり駆動チエンの連結部より突出させた爪3aを駆動ピン4と接当させることで伝動状態とすることで、特別区間Pと普通区間Qとの境で、駆動チエン3と駆動ピン4との係脱を自動的に行う構成とする。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、S状蛇行の坂道・階段における曲線部や傾斜度の変化する坂道・階段にあける急角度傾斜部等の特別区間とが混在する昇降路に車椅子等昇降装置の設置にあたり、特別区間については、モノレール式昇降装置を運転状態とすることで、アプト登山鉄道式で低速昇降とし、直線区間、比較的に緩い角度の坂、等の通常区間については、チエン駆動による伝動方式で比較的高速運転とすることで、全区間をモノレール式昇降装置とする場合に比して昇降時間を短縮できる効果を有するとともに、チエン駆動式昇降装置の構造複雑によるコスト高または設置困難である特別区間についても車椅子等昇降装置を提供できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】チエン駆動式昇降装置の側面図。
【図2】同じく部分平面図。
【図3】同じく部分縦断面図。
【図4】図3のS3−S3による縦断面図。
【図5】モノレール式昇降装置Bの側面図。
【図6】同じく縦断面図で支持ガイド機構を示す。
【図7】同じく縦断面図で駆動機構を示す。
【図8】同じく平面図で、支持ガイド機構および駆動機構を示す。
【図9】本願第1実施例を示す平面図。
【図10】同じく側面図で、チエン駆動式昇降装置とモノレール式昇降装置とを上下に分離して示す。
【図11】本願第2実施例を示す図10同様の平面図。
【図12】昇降路の説明する略図で、側面視で示す。
【図13】昇降路の説明する略図で、平面視で示す。
【符号の説明】
1 昇降車体1
1a 車椅子等水平支持台(ステップ)
2 側壁
3 駆動チエン
4 駆動ビン
5 案内ローラ
12 ガイド輪
13 駆動ケース
14 モータ軸
15 駆動歯輪
20 モノレール軌条20
21 ピン
A チエン駆動式昇降装置
B モノレール式昇降装置
R 昇降路
P 急傾斜部・曲線部の特別区間
Q 普通傾斜度の傾斜部・直線部の普通区間
【発明の属する技術分野】
本願発明は、車椅子・歩行補助車・荷物車・乳母車・老人病弱者等が階段昇降を可能とするための、車椅子等簡易階段昇降装置に関するものである。
より詳しくは、急傾斜部を含む昇降路・曲線部を含む昇降路のごとく、複数の昇降路を連続する昇降経路の車椅子等簡易階段昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の簡易階段昇降装置として、座高モノレール方式車椅子等昇降装置が公知である。
また、簡易型の車椅子等階段昇降装置に関し、本願出願人は、特願2002−158556号「車椅子等階段昇降装置」を発明し特許出願している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前者の座高モノレール方式車椅子等昇降装置は、蛇行する坂道にモノレール座高用レールを設置し、車椅子等を収容自在とする昇降車体を前記レール上に座高させ、昇降車体に装備したモータ駆動の走行歯車とレールに植立したビンとの係合する構成として、蛇行する急坂の昇降を自在としている。
従って、レールに植立したビンに係合する走行歯輪により昇降駆動されることで、急坂を遅い速度で昇降するには適するが、直線昇降路、緩い坂道等においても低速で、比較的に高速で昇降できない問題点がある。
後者の車椅子等階段昇降装置は、既存の階段に戴置自在とした左右一対の案内支持装置と、左右一対の前記案内支持装置の間に配置される車椅子等水平支持台と、前記車椅子等水平支持台に対する昇降駆動装置とを含み、昇降駆動装置は、駆動スプロケットと従動スプロスットとの間に巻回した駆動チエン、および駆動チエンに対する駆動源(電気モータ)とを含み、前記駆動チエンと、車椅子等水平支持台より側方へ突出させた駆動ビンとを連結して、駆動チエンの上下動で車椅子等水平支持台を昇降している。
昇降駆動装置として駆動チエンが単一の直線経路で設置されていることで、蛇行経路等に適用することは開示されていない。
よって、S状蛇行区間、急坂区間の昇降を可能とするとともに、直線区間、比較的に緩い角度の坂、等の通常区間では高速昇降を可能とすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、S状蛇行の坂道・階段における曲線部や傾斜度の変化する坂道・階段にあける急角度傾斜部等の特別区間については、モノレール式昇降装置を運転状態とすることで、アプト登山鉄道式で低速昇降とし、直線区間、比較的に緩い角度の坂、等の通常区間では、チエン駆動による伝動方式で比較的高速運転とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明は、上記の特別区間について、登山鉄道・急傾斜地昇降用のアプト式駆動手段を適用して、昇降車体に装備したモータとモノレール軌条に植立したビンとを含むモノレール式昇降装置を駆動手段とする。上記の通常区間について、側壁に装備した駆動チエンと昇降車体より突出させた駆動ピンとを含むチエン駆動式昇降装置を駆動手段とする。
【0006】
【実施例】
以下、図面に示す実施例にもとづいて、本願発明を詳細に説明する。
【0007】
昇降車体1は、先願発明の実施例を示す図1を参照して、車椅子等水平支持台(ステップ)1a1は、車椅子、乳母車、歩行補助車、荷物車等を操作者とともに搭載するに十分な面積を有する平面四角形状の板で構成し、枠1cで車椅子等および操作者を包囲し、車椅子等水平支持台1aと枠1cとを一体化して構成する。
【0008】
チエン駆動式昇降装置Aを構成するにあたり、車椅子等水平支持台1aの下面より突片1dを突出させ、該突片1dに駆動ピン4を軸架し、昇降車体1の側面上部より側方に向け案内ローラ5を軸架して、車椅子等水平支持台1の側方へ駆動ピン4を、昇降車体1の上部側方へ案内ローラ5を、それぞれ突出させる
【0009】
図1ないし図3を参照して、チエン駆動式昇降装置Aの駆動手段を説明する。
階段・坂道等の昇降路に沿って左右一対の側壁2を設置する。
側壁2に第1溝2bを形成し、該第1溝2bに駆動チエン3を回行させ、該駆動チエン3を昇降車体1の駆動ビン4と係止させることで、チエン駆動式車体昇降駆動装置の駆動手段とする。
【0010】
図1ないし図3に示す実施例においては、側壁2の上部に形成した第1溝2aに昇降車体1の案内ローラ5との係合により、昇降車体1の案内支持手段としているが、後述するモノレール式昇降装置Bのガイド輪21とモノレール軌条20との係合を昇降車体1の案内支持手段とする(モノレール軌条20を普通区間に延長すること)ことで、第1溝2aおよび案内ローラ5に代えることができ、上記の第1溝2aおよび案内ローラ5を省くことができる。
【0011】
駆動チエン3は側壁2に軸架した駆動スプロケット31および従動スプロスット32との間に卷回し、モータMと駆動チエン4とを昇降装置床面より下方に位置する伝動系33を介して伝動する。なお、駆動源は、実施例では、電気モータとしたが、油圧モータ、ガソリンエンジン等の動力とすることもできる。
【0012】
かくして、図1の実線表示の下方位置より、図1の仮想線表示の上方位置へ、電気モータMの正転で、車椅子等水平支持台1は水平状態を維持しつつ上昇する。逆に、電気モータMの逆転で、図1の仮想線表示の上方位置より図1の実線表示の下方位置へ、車椅子等水平支持台1は水平状態を維持しつつ降下する。
【0013】
図5ないし図8を参照して、モノレール式昇降装置Bを説明する。
【0014】
車椅子等水平支持台(ステップ)1aと一体の昇降車体1の底面下方にガイド台11を連接して設け、該ガイド台11にモノレール軌条20との間に空間Hを存在させてモノレール軌条20を包囲し、空間Hに位置してガイド輪12を軸架することで、昇降車体1をモノレール軌条20に沿っての昇降を案内する構成とする。
【0015】
前記昇降車体1の側部の一部に駆動ケース13を装備し、駆動ケース13内にモータM2を、そのモータ軸14を下方へ突出させた状態で、内装する。モータ軸14の下方突出部分に駆動歯輪15を固定する。
【0016】
モノレール軌条20には、ピン21を植立して、駆動歯輪15をピン21と噛合うことにより、モータM2の回転により、昇降車体1をモノレール軌条20に案内支持されつつ、昇降駆動させる構成として、モノレール式昇降装置を構成する。
【0017】
モノレール軌条20は、基礎台22および支柱23により、設置箇所の条件に対応させて設定された上下傾斜、左右湾曲のもと、昇降路Rに設置されている。
【0018】
図12および図13は、急傾斜部・曲線部の特別区間Pと、普通傾斜度の傾斜部・直線部の普通区間Pとを含む昇降路Rの側面視および平面視で示し、本発明の実施にあたり、特別区間Pはモノレール式昇降装置Bを運転状態とし、普通区間Qはチエン駆動式昇降装置Aを運転状態とする。
【0019】
図9および図10はチエン駆動式昇降装置AのモータをモータM1aとモータM1bの2台とし、図11は伝動系31を介装することによりチエン駆動式昇降装置AのモータをモータM1の単一とする。
【0020】
図11の左上部を参照して、駆動チエン3と駆動ピン4との係合にあたり駆動チエンの連結部より突出させた爪3aを駆動ピン4と接当させることで伝動状態とすることで、特別区間Pと普通区間Qとの境で、駆動チエン3と駆動ピン4との係脱を自動的に行う構成とする。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、S状蛇行の坂道・階段における曲線部や傾斜度の変化する坂道・階段にあける急角度傾斜部等の特別区間とが混在する昇降路に車椅子等昇降装置の設置にあたり、特別区間については、モノレール式昇降装置を運転状態とすることで、アプト登山鉄道式で低速昇降とし、直線区間、比較的に緩い角度の坂、等の通常区間については、チエン駆動による伝動方式で比較的高速運転とすることで、全区間をモノレール式昇降装置とする場合に比して昇降時間を短縮できる効果を有するとともに、チエン駆動式昇降装置の構造複雑によるコスト高または設置困難である特別区間についても車椅子等昇降装置を提供できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】チエン駆動式昇降装置の側面図。
【図2】同じく部分平面図。
【図3】同じく部分縦断面図。
【図4】図3のS3−S3による縦断面図。
【図5】モノレール式昇降装置Bの側面図。
【図6】同じく縦断面図で支持ガイド機構を示す。
【図7】同じく縦断面図で駆動機構を示す。
【図8】同じく平面図で、支持ガイド機構および駆動機構を示す。
【図9】本願第1実施例を示す平面図。
【図10】同じく側面図で、チエン駆動式昇降装置とモノレール式昇降装置とを上下に分離して示す。
【図11】本願第2実施例を示す図10同様の平面図。
【図12】昇降路の説明する略図で、側面視で示す。
【図13】昇降路の説明する略図で、平面視で示す。
【符号の説明】
1 昇降車体1
1a 車椅子等水平支持台(ステップ)
2 側壁
3 駆動チエン
4 駆動ビン
5 案内ローラ
12 ガイド輪
13 駆動ケース
14 モータ軸
15 駆動歯輪
20 モノレール軌条20
21 ピン
A チエン駆動式昇降装置
B モノレール式昇降装置
R 昇降路
P 急傾斜部・曲線部の特別区間
Q 普通傾斜度の傾斜部・直線部の普通区間
Claims (1)
- 車椅子等水平支持台と一体の昇降車体と、
階段・坂道等の昇降路に沿って設置される左右一対の側壁と、
前記側壁に装備した駆動チエンと昇降車体より突出させた駆動ビンと含むチエン駆動式昇降装置と、
前記昇降車体を座高状態で走行支持するためのモノレール軌条と、
昇降車体に装備したモータとモノレール軌条に植立したピンとを含むモノレール式昇降装置と、
を有し、
急傾斜部・曲線部の特別区間と普通傾斜度の傾斜部・直線部の普通区間とを含む昇降路に装備し、特別区間はモノレール式昇降装置を運転状態とし、普通区間はチエン駆動式車体昇降駆動装置を運転状態とすることを特徴とする車椅子等簡易階段昇降装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002238977A JP2004075302A (ja) | 2002-08-20 | 2002-08-20 | 車椅子等簡易階段昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002238977A JP2004075302A (ja) | 2002-08-20 | 2002-08-20 | 車椅子等簡易階段昇降装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004075302A true JP2004075302A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32022206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002238977A Pending JP2004075302A (ja) | 2002-08-20 | 2002-08-20 | 車椅子等簡易階段昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004075302A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105484505A (zh) * | 2015-11-24 | 2016-04-13 | 中建三局集团有限公司 | 一种可变角度竖向混凝土结构爬升装置及其使用方法 |
-
2002
- 2002-08-20 JP JP2002238977A patent/JP2004075302A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105484505A (zh) * | 2015-11-24 | 2016-04-13 | 中建三局集团有限公司 | 一种可变角度竖向混凝土结构爬升装置及其使用方法 |
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