JP2004074720A - デジタル書込装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路規模の増加を抑制するデジタル書込装置を提供すること。
【解決手段】読取制御部100に原稿を挿入されると、読取制御回路107は、原稿サイズを検知し、システム制御装置302に原稿サイズを知らせる。そして、システム制御装置302は、原稿サイズに基づいて書込制御部500のLED書込制御回路502に画像書込位置アドレスを設定する。LED書込制御回路502は、設定された画像書込位置アドレスを画像データRAM部に転送し、画像メモリ部301から送られてくる画像データを画像サイズ分だけ書き込む。システム制御装置302から任意の画像書込位置アドレスをLED書込制御回路502に対して設定し、LED書込制御回路502がその設定された画像書込位置アドレスを制御することにより、LPH503に対して主走査方向の任意の位置から所要の画像データを出力することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】読取制御部100に原稿を挿入されると、読取制御回路107は、原稿サイズを検知し、システム制御装置302に原稿サイズを知らせる。そして、システム制御装置302は、原稿サイズに基づいて書込制御部500のLED書込制御回路502に画像書込位置アドレスを設定する。LED書込制御回路502は、設定された画像書込位置アドレスを画像データRAM部に転送し、画像メモリ部301から送られてくる画像データを画像サイズ分だけ書き込む。システム制御装置302から任意の画像書込位置アドレスをLED書込制御回路502に対して設定し、LED書込制御回路502がその設定された画像書込位置アドレスを制御することにより、LPH503に対して主走査方向の任意の位置から所要の画像データを出力することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、デジタル複写装置、デジタル複合装置などの画像形成装置に搭載される印字情報を感光体に書き込むデジタル書込装置に関し、特に、記録ヘッドとしてLED(発光ダイオード)ヘッドを使用したデジタル書込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、LEDヘッドを使用して印字情報を感光体に書き込むデジタル書込装置を搭載したデジタル複写装置、デジタル複合装置などの画像形成装置が広く普及している。
これに伴い、これらの装置に搭載されている画像処理機能(並列出力機能など)をデジタル書込装置を用いて実現させる方法が提案されている。
例えば、特開平6−343126号公報には、読み取った画像データを複数のラインメモリに記憶し、ラインメモリの出力を切り換えることにより画像データの並列出力を容易に得ることができる方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の特開平6−343126号公報で提案されている方法では、主走査方向に同じ画像を複数回並列に出力する機能を実行する処理を、画像処理部において行っていたため、画像処理部に複数のラインメモリや、余白の追加や削除を行う制御回路などを搭載することにより、処理時間や回路規模が増える傾向にあった。
そこで本発明は、画像処理部で制御していた並列出力を書込制御部で制御することにより、処理時間や回路規模の増加を抑えることのできるデジタル書込装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、原稿を読み込む読取制御部と、前記読取制御部で読み取られた画像データを編集する画像処理部と、前記画像処理部で編集された画像データを転写紙に書き込む書込制御部と、から構成されるデジタル書込装置において、前記書込制御部は、複数のLED(発光ダイオード)素子が主走査方向に所定密度で配列された1次元のLEDヘッドと、前記LED素子の光量と出力画像のずれとを、前記読取制御部で読み取られた画像データに基づいて補正する補正手段と、前記読取制御部で読み取られた画像データを格納する第1の画像データ格納メモリと、前記第1の画像データ格納メモリを制御する制御回路と、を備え、さらに、前記第1の画像データ格納メモリに対する前記画像データの書き込みアドレスに基づいて、前記LEDヘッドに対する画像データの主走査方向の画像書き込み位置を調整する画像書込位置制御手段を備えることにより前記目的を達成する。
【0005】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記画像書込位置制御手段は、前記LEDヘッドに対する画像データの主走査方向の書き込み位置を任意に設定する画像書込位置シフト手段を備えることにより前記目的を達成する。
請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、前記画像書込位置制御手段は、前記第1の画像データ格納メモリと異なる第2の画像データ格納メモリを備えることにより前記目的を達成する。
請求項4記載の発明では、請求項3記載の発明において、前記第2の画像データ格納メモリの容量は、前記第1の画像データ格納メモリの容量の1/2にすることにより前記目的を達成する。
【0006】
請求項5記載の発明では、請求項3または請求項4記載の発明において、前記画像書込位置制御手段は、前記第2の画像データ格納メモリを用いて、前記LEDヘッドに対して主走査方向の一端と画像が重ならない任意の位置から同じ画像データを出力するダブルコピー形成手段を備えることにより前記目的を達成する。
請求項6記載の発明では、請求項3、請求項4または請求項5記載の発明において、前記画像書込位置制御手段は、前記第2の画像データ格納メモリを用いて、前記LEDヘッドに対して主走査方向の有効画像範囲に3回以上繰り返し同じ画像データを出力するイメージリピート形成手段を備えることにより前記目的を達成する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図1ないし図6を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る複写装置の基本構成を示したブロック図であり、また、図2は、この複写装置の概略を示した図である。
図1に示すように、複写装置は、原稿を読み取る読取手段としての読取制御部100、読み取られた原稿情報を記憶する記憶手段としての画像処理部300、キー入力を行う操作手段としての操作部400、記憶された情報を転写紙に複写するための書込制御部500で構成されている。
【0008】
読取制御部100は、センサ101、画像増幅回路102、A/D(アナログ/デジタル)変換回路103、シェーデング補正回路104、画像処理回路105、同期制御回路106、読取制御回路107、スキャナ駆動装置108を備えている。
画像処理部300は、画像メモリ部301、一連のプロセスを実行制御するシステム制御装置302および駆動制御回路303を備えている。
書込制御部500には、LED書込制御回路502、LPH(LEDアレイプリンタヘッド)503およびプリンタ駆動装置505が設けられている。
操作部400は、操作制御回路401および操作パネル402よりなる。
【0009】
次に、図1および図2を参照して読取制御部100の構成を説明する。
まず、オペレータが原稿を挿入口から挿入すると、原稿は、ローラ1の回転に応じて密着センサ2と白色ローラ3との間を搬送される。この搬送中の原稿は、密着センサ2に取り付いているLEDにより照射され、その反射光は密着センサ2に結像され、原稿画像情報が読み取られる。
そして、図1のセンサ101上に結像した原稿画像は電気信号に変換され、このアナログ信号は、画像増幅回路102で増幅される。A/D変換回路103は、画像増幅回路102で増幅されたアナログ画像信号を画素毎の多値デジタル画像信号に変換する。変換されたデジタル画像信号は、同期制御回路106から出力されるクロックに同期して出力され、シェーデング補正回路104により、光量ムラ、コンタクトガラスの汚れ、センサの感度ムラ等による歪みを補正される。この補正されたデジタル画像情報は、画像処理回路105でデジタル記録画像情報に変換された後、画像メモリ部301に書き込まれる。
【0010】
次に、画像メモリ部301に書き込まれた画像信号を転写紙に形成するための一連のプロセスを制御しているシステム制御装置302と書込制御部500の構成について説明する。
システム制御装置302は、全体制御を行う機能があり、読取制御回路107、同期制御回路106、画像メモリ部301、LED書込制御回路502での画像データの転送、および、原稿、転写紙の搬送を円滑に制御している。
書込制御部500は、画像メモリ部301から同期信号クロックにより転送された画像信号をLED書込制御回路502で1画素単位ビット変換し、LPH503で赤外光に変換出力する。
【0011】
続いて、図2を参照して記録紙に画像を形成するまでのプロセスを説明する。帯電装置4は、感光体ドラム5を−1200Vに一様に帯電させるグリッド付きのスコロトロンチャージャと呼ばれるものである。発光素子アレイユニット6は、LEDをアレイ状に並べ、SLA(セルフォックレンズアレー)を介して感光体ドラム5に照射するようになっている。発光素子アレイユニット6は、図1のLPH503に相当する。感光体ドラム5にデジタル画像情報に基づいたLED光が照射されると、光導電現象で感光体表面の電荷が感光体ドラム5のアースに流れて消滅する。
ここで原稿濃度の淡い部分は、LEDを発光させないようにし、原稿濃度の濃い部分は、LEDを発光させる。これにより感光体ドラム5のレーザー光非照射部分には、画像の濃淡に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像を現像ユニット7によって現像する。現像ユニット7内のトナーは撹拌により負に帯電されておりバイアスは−700V印加されているため、レーザー光照射部分だけにトナーが付着する。
【0012】
一方、記録紙は、3つの給紙台および手差しから選択され、レジストローラ8により所定のタイミングで感光体ドラム5の下部を通過し、この時に転写チャージャ9によりトナー像が記録紙上に転写される。続いて、記録紙は感光体ドラム5から分離チャージャ10により分離され、搬送タンク11により搬送されて定着ユニット12に送られる。ここで、トナーが記録紙に定着する。
トナーが定着した記録紙は、排紙トレイ13により機外に送られ排紙される。
【0013】
次に、画像メモリ部301から書込制御部500へ転送される画像信号の処理手順を説明する。
画像信号の流れは、画像メモリ部301からイーブン(E)、オッド(O)の2値画像データが2ラインパラレルの16MHzでLED書込制御回路502に送られてくる。2ラインで送られてきた画像信号は、LED書込制御回路502内部で一旦、1ラインに合成された後、LPH503_1、LPH503_2、LPH503_3へ転送される。
【0014】
次に、図3を参照してLED書込制御回路502の動作について説明する。
図3に示すように、LED書込制御回路502は、第1IC510、第2IC511の制御ICを中心に構成されている。
まず、画像メモリ部301から、2値画像信号イーブン(PKDE)、オッド(PKDO)およびタイミング信号を低電圧作動信号素子(LVDS)レシーバ512を使用して、シリアル信号からパラレル信号に変換し、PKDE、PKDO、LSYNC_N、LGATE_N、FGATEIPU_N、CLKAとして第1IC510に入力する。
【0015】
第1IC510に入力された画像データPKDE、PKDOは、第1IC510内部でデータ合成された後、画像データRAM部514へ転送される。その他の信号は、第1IC510のゲート信号として運用される。
前記データ転送前に、システム制御装置302から書き込み条件設定(ダブルコピーの有無、書き込み用紙サイズなど)信号、データバスLDATA(7..0)、アドレスバスLADR(5..0)、ラッチ信号VDBCS、が第1IC510へ転送される。
この書き込み条件設定において、ダブルコピーが選択されると、ダブルコピーRAM部513により主走査方向最大420mm(A2縦サイズ)までの画像を、最大841mm(A0縦サイズ)の用紙に同じ画像を並べて2回印字し、コピー、プリンタの生産性を2倍にする機能が可能となる。
【0016】
次に、ダブルコピーRAM部513について説明する。
ダブルコピーRAM部513は、主走査方向最大420mm(A2縦サイズ)までの画像を、最大841mm(A0縦サイズ)の用紙に同じ画像を並べて2回印字し、コピー、プリンタの生産性を2倍にする機能を有する。
ダブルコピー時、画像メモリ部301からの2値画像信号(PKDE、PKDO)は、LSYNC_Nの1/2以下でLED書込制御回路502に転送される。この信号を利用して、ダブルコピーRAM部513は、1つのLSYNC_Nの中で画像信号のダビング操作を行う構成となっている。
【0017】
画像メモリ部301から転送されてきた画像信号(PKDE、PKDO)は、第1IC510よりWDE、WDOとしてダブルコピーRAM部513にアドレス信号WADR(12..0)と共に出力され、ダブルコピーRAM部513に画像データを格納すると同時に、画像データRAM部のA群SRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)3個(514A_1〜514A_3)に格納される。
次に、ダブルコピーRAM部513は、画像メモリ部301からの画像信号格納終了と同時にダブルコピーRAM部513に格納した画像データを読み出し、第1IC510に取り込み、画像メモリ部301から送られてきた画像データと同様にA群SRAM3個(514A_1〜514A_3)に追加読み込みを行う。これによりA群SRAM3個(514A_1〜514A_3)には、ダブルコピー画像主走査1ライン分が格納されたことになる。
この動作をA群SRAM3個(514A_1〜514A_3)、B群SRAM3個(514B_1〜514B_3)をトグルさせることにより、ライン間の繋ぎを行う。
【0018】
次に、画像データRAM部514A_1〜514A_3、514B_1〜514B_3について説明する。
第1IC510に入力された画像信号は、内部でラッチ遅延され、4ビットのSRAMDIとしてSRAMアドレス信号ADRA(10..0)およびADRB(10..0)と共にA群SRAM3個(514A_1〜514A_3)、B群SRAM3個(514B_1〜514B_3)に8MHzで転送される。ここで、SRAM514A_1にはLPH503_1、SRAM514A_2にはLPH503_2、SRAM514A_3にはLPH503_3のデータがそれぞれ割り付けられるようになっている。
そして、8MHzでA群SRAM3個(514A_1〜514A_3)に順次格納された画像信号は、1ライン終了後、A群SRAM3個(514A_1〜514A_3)同時に読み出され、第1IC510に転送される。
【0019】
第1IC510は、SRAM514A_1〜514A_3から読み出されたLPH503A_1〜LPH503A_3のデータを内部回路にてラッチさせ、8ビット単位として、LPH503_1のデータは第2IC511へ、また、LPH503_2、LPH503_3のデータは、画像データ遅延部515のFM(フィールドメモリ)515_1〜515_3へ転送される。このようなSRAMからの読み出し動作を主走査1ライン間で複数回行う。
さらに、第1IC510は、A群SRAM3個(514A_1〜514A_3)からの読み出し動作を行っている間に、次のラインをB群SRAM3個(514B_1〜514B_3)にA群と同様に画像信号を格納する。
この読み出し(リード)、格納(ライト)動作をA群SRAM3個(514A_1〜514A_3)、B群SRAM3個(514B_1〜514B_3)をトグル動作させることによりライン間の繋ぎを行う。
【0020】
次に、画像データ遅延部515(FM515_1〜515_3)について説明する。
(1)LPH503_2の画像信号遅延について
A3幅LPH(LPH503_1〜503_3)3本を千鳥配置しているため、LPH503_1を基準とし、LPH503_2は機構レイアウト上、副走査方向に17mmずらして取り付けている。
このため、A群SRAM3個(514A_1〜514A_3)、B群SRAM3個(514B_1〜514B_3)から出力された画像信号を同時に処理し、LPH503_2へ転送するとLPH503_1に対してLPH503_2は、副走査方向に17mm(17mm/42.3μm(600dpiの1dot)=400ライン)ずれて印字してしまう。
【0021】
この機械的なずれを補正するため、第1IC510より転送されたLPH503_2の8ビットの画像信号を、FM515_1にライン順に転送させ、200ライン(固定)分書き込む。
次に、書き込まれた順にFM515_1より画像信号を読み出すと同時に、カスケード接続されたFM515_2に200ライン(可変)書き込む。
さらに、書き込まれた順にFM515_2より画像信号を読み出し、L2DFMO(7..0)として、第2IC511へ入力する。これにより、LPH503_2の画像信号は、400ライン(17mm)遅延される。なお、遅延させるライン数はLPH503_2の部品精度、組付のバラツキにより個々に異なるため、1ライン(42.3μm)単位で制御を行うようにする。
【0022】
(2)LPH503_3の画像信号遅延について
A3幅LPH(LPH503_1〜LPH503_3)3本を千鳥配置しているため、LPH503_3は、機構レイアウト上、LPH503_1を基準として、副走査方向に1mmずらして取り付けている。このため、A群SRAM3個(514A_1〜514A_3)、B群SRAM3個(514B_1〜514B_3)から出力された画像信号を同時に処理し、LPH503_3へ転送するとLPH503_1に対してLPH503_3は、副走査方向に1mm(1mm/42.3μm(600dpiに1dot)=23ライン)ずれて印字してしまう。
【0023】
この機械的なずれを補正するため、第1IC510より転送されたLPH503_3の8ビットの画像信号をFM515_3に23ライン(可変)書き込む。そして、書き込まれた順にFM515_3より画像信号を読み出し、L3DFMO(7..0)として第2IC511へ入力する。これにより、LPH503_3の画像信号は23ライン(1mm)遅延される。なお、遅延させるライン数はLPH503_3の部品精度、組付のバラツキにより個々に異なるため、1ライン(42.3μm)単位で制御を行うようにする。
このようにして、第1IC510では、入力データのダブルコピー制御、主走査1ライン毎の書込位置調整、各LPH503の位置の副走査遅延制御を行っている。
【0024】
第2IC511では、第1IC510から転送されてきた画像データ、および、データ遅延部515において遅延処理された画像データを内部でデータフォーマット化し、これらのデータをドライバ519を介してLPH503_1〜3へ転送し、LPH503_1〜LPH503_3を点灯させる動作の制御を行う。
続いて、光量補正データSRAM516について説明する。
光量補正データSRAM516は、LPH503_1〜LPH503_3における光量のバラツキを補正する。
詳しくは、LPH503_1〜LPH503_3素子毎に6bitの補正データを、さらに、LED素子192個おきにLEDアレイチップ補正データの入った光量補正ROM(リード・オンリ・メモリ)を搭載する。
【0025】
そして、光量補正データSRAM516は、電源投入時、光量のバラツキ補正データを各LPH503_1〜LPH503_3へ転送する。
光量補正データSRAM516は、電源投入時、または、LED書込制御回路502がリセットした後、LPH503_1内に搭載されているROM(EEPROM)からLPH503のドット分のデータを読み出し、このデータを第2IC511の内部回路においてシリアル/パラレル変換して、アドレス信号HOSEIAD(12..0)を得る。そして、このアドレス信号HOSEIAD(12..0)に基づいて、LPH503のドット分のデータは、0000Hから順番に光量補正データSRAM516に格納される。
【0026】
LPH503のドット分のデータが格納された後、光量補正データSRAM516よりデータが読み出される。そして、再度、光量補正データHOSEID(7..0)は、第2IC511に入力される。
次に、光量補正データHOSEID(7..0)は、第2IC511の内部回路にて、4ビット単位にデータ変換され、L1DTよりLPH503_1に転送される。LPH503_1に補正データの転送終了後、LPH503_1と同様に、順次、LPH503_2、LPH503_3の光量補正を行う。転送した光量補正データは、LPH503_1〜LPH503_3の電源をOFFしない限り、LPH503_1〜LPH503_3の内部にて補正データが保持されるようになっている。
【0027】
続いて、ダウンロード部517について説明する。
第1IC510、第2IC511は、SRAMタイプのCPLD(結合プログラム可能論理回路)であるため、電源OFFにより、第1IC510、第2IC511内部の書き込み制御プログラムが全て消去される。そのため、電源ON時、ダウンロード部517よりプログラムのダウンロード(コンフィギュレーション)が毎回行われる。
まず、電源が投入されると、ダウンロード部517は、第1IC510にDOWNROAD_CPLD1としてプログラムをシリアルデータで転送し、ダウンロードを行う。第1IC510にプログラムのダウンロードが終了すると同時に、ダウンロード部517は、第2IC511にDOWNROAD_CPLD2としてプログラムをシリアルデータで転送し、これにより、プログラムがダウンロードされる。
【0028】
次に、リセット回路部518について説明する。
電源投入時、または、LED書込制御回路502の供給電源の電圧降下時に、リセット回路部518よりシステムリセット信号RESET_CPLD1およびRESET_CPLD2が出力される。
システムリセット信号RESET_CPLD1は、第1IC510に、システムリセット信号RESET_CPLD2は、第2IC511にそれぞれ入力される。これらの信号に基づいて、第1IC510および第2IC511内部のカウンターのリセットが行われシステムが初期化される。
【0029】
次に、このように構成された複写装置における、書き込み処理の制御動作について詳細に説明する。
オペレータが、読取制御部100に原稿を挿入すると、読取制御部100の読取制御回路107は、原稿サイズを検知して画像処理部300のシステム制御装置302に原稿サイズを知らせる。
そして、システム制御装置302は、原稿サイズに基づいて書込制御部500のLED書込制御回路502に画像書込位置アドレスを設定する。LED書込制御回路502は、設定された画像書込位置アドレスを画像データRAM部514A_1〜514A_3、514B_1〜514B_3に転送し、画像メモリ部301から送られてくる画像データを画像サイズ分だけ書き込む。
このとき、画像データRAM部514A_1〜514A_3、514B_1〜514B_3は、画像データを書き込む前に、予め、全てのエリアに「0」を書き込む。
【0030】
LED書込制御回路502は、システム制御装置302から任意の画像書込位置アドレスをLED書込制御回路502に対して設定し、LED書込制御回路502がその設定された画像書込位置アドレスを制御することにより、LPH503_1〜LPH503_3に対して主走査方向の任意の位置から所要の画像データを出力することができる。
また、操作部400からイメージシフト機能が選択され、任意のシフト量がシステム制御装置302に設定されると、システム制御装置302は、読取制御回路107から送られてくる画像サイズと、設定されたシフト量とに基づいて、LED書込制御回路502に対して画像書込位置アドレスを設定する。そして、LED書込制御回路502は、設定された画像書込位置アドレスから順に画像データを画像データRAM部514A_1〜514A_3に書き込む。このイメージシフト機能の使用例を図4に示す。
【0031】
一方、操作部400からダブルコピー機能が選択されると、LED書込制御回路502は、システム制御装置302にダブルコピー機能が選択されたことを知らせ、システム制御装置302は、読取制御回路107から送られてくる画像サイズ情報に基づいて、LED書込制御回路502に対して画像書込位置アドレスとダブルコピー機能の設定を行う。
ダブルコピー機能が設定されると、LED書込制御回路502は、第2のメモリであるダブルコピーRAM部513に、画像データRAM部514A_1〜514A_3に書き込まれる画像データと同じデータを書き込む。
【0032】
そして、画像データRAM部514A_1〜514A_3とダブルコピーRAM部513に画像データの書き込みが終わると、LED書込制御回路502内の第1IC510は、ダブルコピーRAM部513に書き込まれている画像データを先頭から読み出し、画像データRAM部514A_1〜514A_3の続きから書き込みを始める。
なお、LED書込制御回路502は、ダブルコピーRAM部513から読み出される画像データを画像データRAM部514A_1〜514A_3の画像書込位置アドレスを設定することにより、任意の位置に画像データを書き込むことができる。
このようにして、同一画像を主走査方向に2つ並んで書き込むことができる。このダブルコピー機能の使用例を図5に示す。
【0033】
また、操作部400から、ダブルコピー機能を複数回繰り返し実行するイメージリピート機能が選択されると、LED書込制御回路502は、システム制御装置302にイメージリピート機能が選択されたことを知らせ、システム制御装置302は、読取制御回路107から送られてくる画像サイズ情報に基づいて、LED書込制御回路502に対して画像書込位置アドレスとイメージリピート機能の設定を行う。
イメージリピート機能が設定されると、LED書込制御回路502は、ダブルコピーRAM部513に書き込まれている画像データを画像データRAM部514A_1〜514A_3に2回以上書き込み、同一画像を主走査方向に複数並んで書き込むことができる。
なお、LED書込制御回路502は、ダブルコピーRAM部513から読み出される画像データを画像データRAM部514A_1〜514A_3の画像書込位置アドレスを設定することにより、任意の位置に画像データを書き込むことができる。このイメージリピート機能の使用例を図6に示す。
【0034】
【発明の効果】
請求項1、2記載の発明によれば、画像処理部の画像メモリ部から出力される画像データを画像書込位置アドレスで設定された位置に書き込むことにより、メモリに書き込む処理時間の短縮化を図ることができ、また、主走査方向の任意の位置に画像を出力することができる。
請求項3記載の発明によれば、従来画像処理部に実装されていたメモリを書込制御部に実装することにより、画像処理部の回路規模と処理負荷とが低減され、画像形成装置全体の処理スピードと生産性を向上させることができる。
【0035】
請求項4記載の発明によれば、第2のメモリの容量を第1のメモリの容量の1/2にすることにより、回路規模が低減でき、さらに、画像形成装置全体の処理スピードと生産性を向上させることができる。
請求項5記載の発明によれば、ダブルコピー機能の処理を書込制御部で実行することにより、画像処理部の処理負荷が低減され、画像形成装置全体の処理スピードと生産性を向上させることができる。
請求項6記載の発明によれば、イメージリピート機能の処理を書込制御部で実行することにより、画像処理部の処理負荷が低減され、画像形成装置全体の処理スピードと生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る複写装置の基本構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る複写装置の概略を示した図である。
【図3】LED書込制御回路の構成を示したブロック図である。
【図4】イメージシフト機能の使用例を示した図である。
【図5】ダブルコピー機能の使用例を示した図である。
【図6】イメージリピート機能の使用例を示した図である。
【符号の説明】
100 読取制御部
101 センサ
102 画像増幅回路
103 A/D変換回路
104 シェーデング補正回路
105 画像処理回路
106 同期制御回路
107 読取制御回路
108 スキャナ駆動装置
300 画像処理部
301 画像メモリ部
302 システム制御装置
303 駆動制御回路
400 操作部
401 操作制御回路
402 操作パネル
500 書込制御部
502 LED書込制御回路
503 LPH
505 プリンタ駆動装置
【発明の属する技術分野】
この発明は、デジタル複写装置、デジタル複合装置などの画像形成装置に搭載される印字情報を感光体に書き込むデジタル書込装置に関し、特に、記録ヘッドとしてLED(発光ダイオード)ヘッドを使用したデジタル書込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、LEDヘッドを使用して印字情報を感光体に書き込むデジタル書込装置を搭載したデジタル複写装置、デジタル複合装置などの画像形成装置が広く普及している。
これに伴い、これらの装置に搭載されている画像処理機能(並列出力機能など)をデジタル書込装置を用いて実現させる方法が提案されている。
例えば、特開平6−343126号公報には、読み取った画像データを複数のラインメモリに記憶し、ラインメモリの出力を切り換えることにより画像データの並列出力を容易に得ることができる方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の特開平6−343126号公報で提案されている方法では、主走査方向に同じ画像を複数回並列に出力する機能を実行する処理を、画像処理部において行っていたため、画像処理部に複数のラインメモリや、余白の追加や削除を行う制御回路などを搭載することにより、処理時間や回路規模が増える傾向にあった。
そこで本発明は、画像処理部で制御していた並列出力を書込制御部で制御することにより、処理時間や回路規模の増加を抑えることのできるデジタル書込装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、原稿を読み込む読取制御部と、前記読取制御部で読み取られた画像データを編集する画像処理部と、前記画像処理部で編集された画像データを転写紙に書き込む書込制御部と、から構成されるデジタル書込装置において、前記書込制御部は、複数のLED(発光ダイオード)素子が主走査方向に所定密度で配列された1次元のLEDヘッドと、前記LED素子の光量と出力画像のずれとを、前記読取制御部で読み取られた画像データに基づいて補正する補正手段と、前記読取制御部で読み取られた画像データを格納する第1の画像データ格納メモリと、前記第1の画像データ格納メモリを制御する制御回路と、を備え、さらに、前記第1の画像データ格納メモリに対する前記画像データの書き込みアドレスに基づいて、前記LEDヘッドに対する画像データの主走査方向の画像書き込み位置を調整する画像書込位置制御手段を備えることにより前記目的を達成する。
【0005】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記画像書込位置制御手段は、前記LEDヘッドに対する画像データの主走査方向の書き込み位置を任意に設定する画像書込位置シフト手段を備えることにより前記目的を達成する。
請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、前記画像書込位置制御手段は、前記第1の画像データ格納メモリと異なる第2の画像データ格納メモリを備えることにより前記目的を達成する。
請求項4記載の発明では、請求項3記載の発明において、前記第2の画像データ格納メモリの容量は、前記第1の画像データ格納メモリの容量の1/2にすることにより前記目的を達成する。
【0006】
請求項5記載の発明では、請求項3または請求項4記載の発明において、前記画像書込位置制御手段は、前記第2の画像データ格納メモリを用いて、前記LEDヘッドに対して主走査方向の一端と画像が重ならない任意の位置から同じ画像データを出力するダブルコピー形成手段を備えることにより前記目的を達成する。
請求項6記載の発明では、請求項3、請求項4または請求項5記載の発明において、前記画像書込位置制御手段は、前記第2の画像データ格納メモリを用いて、前記LEDヘッドに対して主走査方向の有効画像範囲に3回以上繰り返し同じ画像データを出力するイメージリピート形成手段を備えることにより前記目的を達成する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図1ないし図6を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る複写装置の基本構成を示したブロック図であり、また、図2は、この複写装置の概略を示した図である。
図1に示すように、複写装置は、原稿を読み取る読取手段としての読取制御部100、読み取られた原稿情報を記憶する記憶手段としての画像処理部300、キー入力を行う操作手段としての操作部400、記憶された情報を転写紙に複写するための書込制御部500で構成されている。
【0008】
読取制御部100は、センサ101、画像増幅回路102、A/D(アナログ/デジタル)変換回路103、シェーデング補正回路104、画像処理回路105、同期制御回路106、読取制御回路107、スキャナ駆動装置108を備えている。
画像処理部300は、画像メモリ部301、一連のプロセスを実行制御するシステム制御装置302および駆動制御回路303を備えている。
書込制御部500には、LED書込制御回路502、LPH(LEDアレイプリンタヘッド)503およびプリンタ駆動装置505が設けられている。
操作部400は、操作制御回路401および操作パネル402よりなる。
【0009】
次に、図1および図2を参照して読取制御部100の構成を説明する。
まず、オペレータが原稿を挿入口から挿入すると、原稿は、ローラ1の回転に応じて密着センサ2と白色ローラ3との間を搬送される。この搬送中の原稿は、密着センサ2に取り付いているLEDにより照射され、その反射光は密着センサ2に結像され、原稿画像情報が読み取られる。
そして、図1のセンサ101上に結像した原稿画像は電気信号に変換され、このアナログ信号は、画像増幅回路102で増幅される。A/D変換回路103は、画像増幅回路102で増幅されたアナログ画像信号を画素毎の多値デジタル画像信号に変換する。変換されたデジタル画像信号は、同期制御回路106から出力されるクロックに同期して出力され、シェーデング補正回路104により、光量ムラ、コンタクトガラスの汚れ、センサの感度ムラ等による歪みを補正される。この補正されたデジタル画像情報は、画像処理回路105でデジタル記録画像情報に変換された後、画像メモリ部301に書き込まれる。
【0010】
次に、画像メモリ部301に書き込まれた画像信号を転写紙に形成するための一連のプロセスを制御しているシステム制御装置302と書込制御部500の構成について説明する。
システム制御装置302は、全体制御を行う機能があり、読取制御回路107、同期制御回路106、画像メモリ部301、LED書込制御回路502での画像データの転送、および、原稿、転写紙の搬送を円滑に制御している。
書込制御部500は、画像メモリ部301から同期信号クロックにより転送された画像信号をLED書込制御回路502で1画素単位ビット変換し、LPH503で赤外光に変換出力する。
【0011】
続いて、図2を参照して記録紙に画像を形成するまでのプロセスを説明する。帯電装置4は、感光体ドラム5を−1200Vに一様に帯電させるグリッド付きのスコロトロンチャージャと呼ばれるものである。発光素子アレイユニット6は、LEDをアレイ状に並べ、SLA(セルフォックレンズアレー)を介して感光体ドラム5に照射するようになっている。発光素子アレイユニット6は、図1のLPH503に相当する。感光体ドラム5にデジタル画像情報に基づいたLED光が照射されると、光導電現象で感光体表面の電荷が感光体ドラム5のアースに流れて消滅する。
ここで原稿濃度の淡い部分は、LEDを発光させないようにし、原稿濃度の濃い部分は、LEDを発光させる。これにより感光体ドラム5のレーザー光非照射部分には、画像の濃淡に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像を現像ユニット7によって現像する。現像ユニット7内のトナーは撹拌により負に帯電されておりバイアスは−700V印加されているため、レーザー光照射部分だけにトナーが付着する。
【0012】
一方、記録紙は、3つの給紙台および手差しから選択され、レジストローラ8により所定のタイミングで感光体ドラム5の下部を通過し、この時に転写チャージャ9によりトナー像が記録紙上に転写される。続いて、記録紙は感光体ドラム5から分離チャージャ10により分離され、搬送タンク11により搬送されて定着ユニット12に送られる。ここで、トナーが記録紙に定着する。
トナーが定着した記録紙は、排紙トレイ13により機外に送られ排紙される。
【0013】
次に、画像メモリ部301から書込制御部500へ転送される画像信号の処理手順を説明する。
画像信号の流れは、画像メモリ部301からイーブン(E)、オッド(O)の2値画像データが2ラインパラレルの16MHzでLED書込制御回路502に送られてくる。2ラインで送られてきた画像信号は、LED書込制御回路502内部で一旦、1ラインに合成された後、LPH503_1、LPH503_2、LPH503_3へ転送される。
【0014】
次に、図3を参照してLED書込制御回路502の動作について説明する。
図3に示すように、LED書込制御回路502は、第1IC510、第2IC511の制御ICを中心に構成されている。
まず、画像メモリ部301から、2値画像信号イーブン(PKDE)、オッド(PKDO)およびタイミング信号を低電圧作動信号素子(LVDS)レシーバ512を使用して、シリアル信号からパラレル信号に変換し、PKDE、PKDO、LSYNC_N、LGATE_N、FGATEIPU_N、CLKAとして第1IC510に入力する。
【0015】
第1IC510に入力された画像データPKDE、PKDOは、第1IC510内部でデータ合成された後、画像データRAM部514へ転送される。その他の信号は、第1IC510のゲート信号として運用される。
前記データ転送前に、システム制御装置302から書き込み条件設定(ダブルコピーの有無、書き込み用紙サイズなど)信号、データバスLDATA(7..0)、アドレスバスLADR(5..0)、ラッチ信号VDBCS、が第1IC510へ転送される。
この書き込み条件設定において、ダブルコピーが選択されると、ダブルコピーRAM部513により主走査方向最大420mm(A2縦サイズ)までの画像を、最大841mm(A0縦サイズ)の用紙に同じ画像を並べて2回印字し、コピー、プリンタの生産性を2倍にする機能が可能となる。
【0016】
次に、ダブルコピーRAM部513について説明する。
ダブルコピーRAM部513は、主走査方向最大420mm(A2縦サイズ)までの画像を、最大841mm(A0縦サイズ)の用紙に同じ画像を並べて2回印字し、コピー、プリンタの生産性を2倍にする機能を有する。
ダブルコピー時、画像メモリ部301からの2値画像信号(PKDE、PKDO)は、LSYNC_Nの1/2以下でLED書込制御回路502に転送される。この信号を利用して、ダブルコピーRAM部513は、1つのLSYNC_Nの中で画像信号のダビング操作を行う構成となっている。
【0017】
画像メモリ部301から転送されてきた画像信号(PKDE、PKDO)は、第1IC510よりWDE、WDOとしてダブルコピーRAM部513にアドレス信号WADR(12..0)と共に出力され、ダブルコピーRAM部513に画像データを格納すると同時に、画像データRAM部のA群SRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)3個(514A_1〜514A_3)に格納される。
次に、ダブルコピーRAM部513は、画像メモリ部301からの画像信号格納終了と同時にダブルコピーRAM部513に格納した画像データを読み出し、第1IC510に取り込み、画像メモリ部301から送られてきた画像データと同様にA群SRAM3個(514A_1〜514A_3)に追加読み込みを行う。これによりA群SRAM3個(514A_1〜514A_3)には、ダブルコピー画像主走査1ライン分が格納されたことになる。
この動作をA群SRAM3個(514A_1〜514A_3)、B群SRAM3個(514B_1〜514B_3)をトグルさせることにより、ライン間の繋ぎを行う。
【0018】
次に、画像データRAM部514A_1〜514A_3、514B_1〜514B_3について説明する。
第1IC510に入力された画像信号は、内部でラッチ遅延され、4ビットのSRAMDIとしてSRAMアドレス信号ADRA(10..0)およびADRB(10..0)と共にA群SRAM3個(514A_1〜514A_3)、B群SRAM3個(514B_1〜514B_3)に8MHzで転送される。ここで、SRAM514A_1にはLPH503_1、SRAM514A_2にはLPH503_2、SRAM514A_3にはLPH503_3のデータがそれぞれ割り付けられるようになっている。
そして、8MHzでA群SRAM3個(514A_1〜514A_3)に順次格納された画像信号は、1ライン終了後、A群SRAM3個(514A_1〜514A_3)同時に読み出され、第1IC510に転送される。
【0019】
第1IC510は、SRAM514A_1〜514A_3から読み出されたLPH503A_1〜LPH503A_3のデータを内部回路にてラッチさせ、8ビット単位として、LPH503_1のデータは第2IC511へ、また、LPH503_2、LPH503_3のデータは、画像データ遅延部515のFM(フィールドメモリ)515_1〜515_3へ転送される。このようなSRAMからの読み出し動作を主走査1ライン間で複数回行う。
さらに、第1IC510は、A群SRAM3個(514A_1〜514A_3)からの読み出し動作を行っている間に、次のラインをB群SRAM3個(514B_1〜514B_3)にA群と同様に画像信号を格納する。
この読み出し(リード)、格納(ライト)動作をA群SRAM3個(514A_1〜514A_3)、B群SRAM3個(514B_1〜514B_3)をトグル動作させることによりライン間の繋ぎを行う。
【0020】
次に、画像データ遅延部515(FM515_1〜515_3)について説明する。
(1)LPH503_2の画像信号遅延について
A3幅LPH(LPH503_1〜503_3)3本を千鳥配置しているため、LPH503_1を基準とし、LPH503_2は機構レイアウト上、副走査方向に17mmずらして取り付けている。
このため、A群SRAM3個(514A_1〜514A_3)、B群SRAM3個(514B_1〜514B_3)から出力された画像信号を同時に処理し、LPH503_2へ転送するとLPH503_1に対してLPH503_2は、副走査方向に17mm(17mm/42.3μm(600dpiの1dot)=400ライン)ずれて印字してしまう。
【0021】
この機械的なずれを補正するため、第1IC510より転送されたLPH503_2の8ビットの画像信号を、FM515_1にライン順に転送させ、200ライン(固定)分書き込む。
次に、書き込まれた順にFM515_1より画像信号を読み出すと同時に、カスケード接続されたFM515_2に200ライン(可変)書き込む。
さらに、書き込まれた順にFM515_2より画像信号を読み出し、L2DFMO(7..0)として、第2IC511へ入力する。これにより、LPH503_2の画像信号は、400ライン(17mm)遅延される。なお、遅延させるライン数はLPH503_2の部品精度、組付のバラツキにより個々に異なるため、1ライン(42.3μm)単位で制御を行うようにする。
【0022】
(2)LPH503_3の画像信号遅延について
A3幅LPH(LPH503_1〜LPH503_3)3本を千鳥配置しているため、LPH503_3は、機構レイアウト上、LPH503_1を基準として、副走査方向に1mmずらして取り付けている。このため、A群SRAM3個(514A_1〜514A_3)、B群SRAM3個(514B_1〜514B_3)から出力された画像信号を同時に処理し、LPH503_3へ転送するとLPH503_1に対してLPH503_3は、副走査方向に1mm(1mm/42.3μm(600dpiに1dot)=23ライン)ずれて印字してしまう。
【0023】
この機械的なずれを補正するため、第1IC510より転送されたLPH503_3の8ビットの画像信号をFM515_3に23ライン(可変)書き込む。そして、書き込まれた順にFM515_3より画像信号を読み出し、L3DFMO(7..0)として第2IC511へ入力する。これにより、LPH503_3の画像信号は23ライン(1mm)遅延される。なお、遅延させるライン数はLPH503_3の部品精度、組付のバラツキにより個々に異なるため、1ライン(42.3μm)単位で制御を行うようにする。
このようにして、第1IC510では、入力データのダブルコピー制御、主走査1ライン毎の書込位置調整、各LPH503の位置の副走査遅延制御を行っている。
【0024】
第2IC511では、第1IC510から転送されてきた画像データ、および、データ遅延部515において遅延処理された画像データを内部でデータフォーマット化し、これらのデータをドライバ519を介してLPH503_1〜3へ転送し、LPH503_1〜LPH503_3を点灯させる動作の制御を行う。
続いて、光量補正データSRAM516について説明する。
光量補正データSRAM516は、LPH503_1〜LPH503_3における光量のバラツキを補正する。
詳しくは、LPH503_1〜LPH503_3素子毎に6bitの補正データを、さらに、LED素子192個おきにLEDアレイチップ補正データの入った光量補正ROM(リード・オンリ・メモリ)を搭載する。
【0025】
そして、光量補正データSRAM516は、電源投入時、光量のバラツキ補正データを各LPH503_1〜LPH503_3へ転送する。
光量補正データSRAM516は、電源投入時、または、LED書込制御回路502がリセットした後、LPH503_1内に搭載されているROM(EEPROM)からLPH503のドット分のデータを読み出し、このデータを第2IC511の内部回路においてシリアル/パラレル変換して、アドレス信号HOSEIAD(12..0)を得る。そして、このアドレス信号HOSEIAD(12..0)に基づいて、LPH503のドット分のデータは、0000Hから順番に光量補正データSRAM516に格納される。
【0026】
LPH503のドット分のデータが格納された後、光量補正データSRAM516よりデータが読み出される。そして、再度、光量補正データHOSEID(7..0)は、第2IC511に入力される。
次に、光量補正データHOSEID(7..0)は、第2IC511の内部回路にて、4ビット単位にデータ変換され、L1DTよりLPH503_1に転送される。LPH503_1に補正データの転送終了後、LPH503_1と同様に、順次、LPH503_2、LPH503_3の光量補正を行う。転送した光量補正データは、LPH503_1〜LPH503_3の電源をOFFしない限り、LPH503_1〜LPH503_3の内部にて補正データが保持されるようになっている。
【0027】
続いて、ダウンロード部517について説明する。
第1IC510、第2IC511は、SRAMタイプのCPLD(結合プログラム可能論理回路)であるため、電源OFFにより、第1IC510、第2IC511内部の書き込み制御プログラムが全て消去される。そのため、電源ON時、ダウンロード部517よりプログラムのダウンロード(コンフィギュレーション)が毎回行われる。
まず、電源が投入されると、ダウンロード部517は、第1IC510にDOWNROAD_CPLD1としてプログラムをシリアルデータで転送し、ダウンロードを行う。第1IC510にプログラムのダウンロードが終了すると同時に、ダウンロード部517は、第2IC511にDOWNROAD_CPLD2としてプログラムをシリアルデータで転送し、これにより、プログラムがダウンロードされる。
【0028】
次に、リセット回路部518について説明する。
電源投入時、または、LED書込制御回路502の供給電源の電圧降下時に、リセット回路部518よりシステムリセット信号RESET_CPLD1およびRESET_CPLD2が出力される。
システムリセット信号RESET_CPLD1は、第1IC510に、システムリセット信号RESET_CPLD2は、第2IC511にそれぞれ入力される。これらの信号に基づいて、第1IC510および第2IC511内部のカウンターのリセットが行われシステムが初期化される。
【0029】
次に、このように構成された複写装置における、書き込み処理の制御動作について詳細に説明する。
オペレータが、読取制御部100に原稿を挿入すると、読取制御部100の読取制御回路107は、原稿サイズを検知して画像処理部300のシステム制御装置302に原稿サイズを知らせる。
そして、システム制御装置302は、原稿サイズに基づいて書込制御部500のLED書込制御回路502に画像書込位置アドレスを設定する。LED書込制御回路502は、設定された画像書込位置アドレスを画像データRAM部514A_1〜514A_3、514B_1〜514B_3に転送し、画像メモリ部301から送られてくる画像データを画像サイズ分だけ書き込む。
このとき、画像データRAM部514A_1〜514A_3、514B_1〜514B_3は、画像データを書き込む前に、予め、全てのエリアに「0」を書き込む。
【0030】
LED書込制御回路502は、システム制御装置302から任意の画像書込位置アドレスをLED書込制御回路502に対して設定し、LED書込制御回路502がその設定された画像書込位置アドレスを制御することにより、LPH503_1〜LPH503_3に対して主走査方向の任意の位置から所要の画像データを出力することができる。
また、操作部400からイメージシフト機能が選択され、任意のシフト量がシステム制御装置302に設定されると、システム制御装置302は、読取制御回路107から送られてくる画像サイズと、設定されたシフト量とに基づいて、LED書込制御回路502に対して画像書込位置アドレスを設定する。そして、LED書込制御回路502は、設定された画像書込位置アドレスから順に画像データを画像データRAM部514A_1〜514A_3に書き込む。このイメージシフト機能の使用例を図4に示す。
【0031】
一方、操作部400からダブルコピー機能が選択されると、LED書込制御回路502は、システム制御装置302にダブルコピー機能が選択されたことを知らせ、システム制御装置302は、読取制御回路107から送られてくる画像サイズ情報に基づいて、LED書込制御回路502に対して画像書込位置アドレスとダブルコピー機能の設定を行う。
ダブルコピー機能が設定されると、LED書込制御回路502は、第2のメモリであるダブルコピーRAM部513に、画像データRAM部514A_1〜514A_3に書き込まれる画像データと同じデータを書き込む。
【0032】
そして、画像データRAM部514A_1〜514A_3とダブルコピーRAM部513に画像データの書き込みが終わると、LED書込制御回路502内の第1IC510は、ダブルコピーRAM部513に書き込まれている画像データを先頭から読み出し、画像データRAM部514A_1〜514A_3の続きから書き込みを始める。
なお、LED書込制御回路502は、ダブルコピーRAM部513から読み出される画像データを画像データRAM部514A_1〜514A_3の画像書込位置アドレスを設定することにより、任意の位置に画像データを書き込むことができる。
このようにして、同一画像を主走査方向に2つ並んで書き込むことができる。このダブルコピー機能の使用例を図5に示す。
【0033】
また、操作部400から、ダブルコピー機能を複数回繰り返し実行するイメージリピート機能が選択されると、LED書込制御回路502は、システム制御装置302にイメージリピート機能が選択されたことを知らせ、システム制御装置302は、読取制御回路107から送られてくる画像サイズ情報に基づいて、LED書込制御回路502に対して画像書込位置アドレスとイメージリピート機能の設定を行う。
イメージリピート機能が設定されると、LED書込制御回路502は、ダブルコピーRAM部513に書き込まれている画像データを画像データRAM部514A_1〜514A_3に2回以上書き込み、同一画像を主走査方向に複数並んで書き込むことができる。
なお、LED書込制御回路502は、ダブルコピーRAM部513から読み出される画像データを画像データRAM部514A_1〜514A_3の画像書込位置アドレスを設定することにより、任意の位置に画像データを書き込むことができる。このイメージリピート機能の使用例を図6に示す。
【0034】
【発明の効果】
請求項1、2記載の発明によれば、画像処理部の画像メモリ部から出力される画像データを画像書込位置アドレスで設定された位置に書き込むことにより、メモリに書き込む処理時間の短縮化を図ることができ、また、主走査方向の任意の位置に画像を出力することができる。
請求項3記載の発明によれば、従来画像処理部に実装されていたメモリを書込制御部に実装することにより、画像処理部の回路規模と処理負荷とが低減され、画像形成装置全体の処理スピードと生産性を向上させることができる。
【0035】
請求項4記載の発明によれば、第2のメモリの容量を第1のメモリの容量の1/2にすることにより、回路規模が低減でき、さらに、画像形成装置全体の処理スピードと生産性を向上させることができる。
請求項5記載の発明によれば、ダブルコピー機能の処理を書込制御部で実行することにより、画像処理部の処理負荷が低減され、画像形成装置全体の処理スピードと生産性を向上させることができる。
請求項6記載の発明によれば、イメージリピート機能の処理を書込制御部で実行することにより、画像処理部の処理負荷が低減され、画像形成装置全体の処理スピードと生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る複写装置の基本構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る複写装置の概略を示した図である。
【図3】LED書込制御回路の構成を示したブロック図である。
【図4】イメージシフト機能の使用例を示した図である。
【図5】ダブルコピー機能の使用例を示した図である。
【図6】イメージリピート機能の使用例を示した図である。
【符号の説明】
100 読取制御部
101 センサ
102 画像増幅回路
103 A/D変換回路
104 シェーデング補正回路
105 画像処理回路
106 同期制御回路
107 読取制御回路
108 スキャナ駆動装置
300 画像処理部
301 画像メモリ部
302 システム制御装置
303 駆動制御回路
400 操作部
401 操作制御回路
402 操作パネル
500 書込制御部
502 LED書込制御回路
503 LPH
505 プリンタ駆動装置
Claims (6)
- 原稿を読み込む読取制御部と、
前記読取制御部で読み取られた画像データを編集する画像処理部と、
前記画像処理部で編集された画像データを転写紙に書き込む書込制御部と、
から構成されるデジタル書込装置において、
前記書込制御部は、
複数のLED(発光ダイオード)素子が主走査方向に所定密度で配列された1次元のLEDヘッドと、
前記LED素子の光量と出力画像のずれとを、前記読取制御部で読み取られた画像データに基づいて補正する補正手段と、
前記読取制御部で読み取られた画像データを格納する第1の画像データ格納メモリと、
前記第1の画像データ格納メモリを制御する制御回路と、
を備え、さらに、
前記第1の画像データ格納メモリに対する前記画像データの書き込みアドレスに基づいて、前記LEDヘッドに対する画像データの主走査方向の画像書き込み位置を調整する画像書込位置制御手段を備えたことを特徴とするデジタル書込装置。 - 前記画像書込位置制御手段は、前記LEDヘッドに対する画像データの主走査方向の書き込み位置を任意に設定する画像書込位置シフト手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のデジタル書込装置。
- 前記画像書込位置制御手段は、前記第1の画像データ格納メモリと異なる第2の画像データ格納メモリを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のデジタル書込装置。
- 前記第2の画像データ格納メモリの容量は、前記第1の画像データ格納メモリの容量の1/2であることを特徴とする請求項3記載のデジタル書込装置。
- 前記画像書込位置制御手段は、前記第2の画像データ格納メモリを用いて、前記LEDヘッドに対して主走査方向の一端と画像が重ならない任意の位置から同じ画像データを出力するダブルコピー形成手段を備えたことを特徴とする請求項3または請求項4記載のデジタル書込装置。
- 前記画像書込位置制御手段は、前記第2の画像データ格納メモリを用いて、前記LEDヘッドに対して主走査方向の有効画像範囲に3回以上繰り返し同じ画像データを出力するイメージリピート形成手段を備えたことを特徴とする請求項3、請求項4または請求項5記載のデジタル書込装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002241285A JP2004074720A (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | デジタル書込装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002241285A JP2004074720A (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | デジタル書込装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004074720A true JP2004074720A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32023811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002241285A Pending JP2004074720A (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | デジタル書込装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004074720A (ja) |
-
2002
- 2002-08-22 JP JP2002241285A patent/JP2004074720A/ja active Pending
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