JP2004072544A - 原稿搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡素な構成と制御方法で、画像歪みの発生無く、生産性が向上できる。
【解決手段】原稿dを給送するローラを駆動する給送駆動手段Aと、原稿dを読取搬送するローラを駆動する読取駆動手段Bとを備え、給送駆動手段Aと読取駆動手段Bとの駆動により原稿dを順次搬送して原稿の読み取りを行なう原稿搬送装置において、原稿dを給送する少なくとも最上流のローラのローラ軸にワンウェイクラッチ601を配置し、給送駆動手段Aの駆動を止めてもワンウェイクラッチ601が最上流のローラの搬送方向の回転を許容し、読取駆動手段Bによって原稿を読取搬送するローラを駆動して読取搬送を行なう制御手段500を備える。
【選択図】図6
【解決手段】原稿dを給送するローラを駆動する給送駆動手段Aと、原稿dを読取搬送するローラを駆動する読取駆動手段Bとを備え、給送駆動手段Aと読取駆動手段Bとの駆動により原稿dを順次搬送して原稿の読み取りを行なう原稿搬送装置において、原稿dを給送する少なくとも最上流のローラのローラ軸にワンウェイクラッチ601を配置し、給送駆動手段Aの駆動を止めてもワンウェイクラッチ601が最上流のローラの搬送方向の回転を許容し、読取駆動手段Bによって原稿を読取搬送するローラを駆動して読取搬送を行なう制御手段500を備える。
【選択図】図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子写真複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機や印刷機等の画像形成装置により画像を形成するために、原稿を搬送して画像読み込みを可能とする原稿搬送装置及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
このようなデジタル式の画像形成装置に備えられる原稿搬送装置では、給紙皿上に積載された原稿を1枚ずつ分離して搬送し、原稿の画像を読取部で読取可能なものがある。
【0003】
このような原稿搬送装置では、原稿の片面画像の読み取りを行なう場合、図7に示すように、ピックアップローラ100を駆動して給紙皿101に戴置された原稿dを給紙経路に送り出し、分離ローラ102と重送防止ローラ103の駆動により送り出された原稿dを1枚1枚分離して搬送し、原稿dの先端をレジストローラ104に突き当てて一時停止させ、原稿dをたわませ、曲りを矯正して所定のタイミングで原稿dを読取経路へ送出し、片面の画像の画像の読み取りを行ない、排紙ローラ105の駆動で原稿dを排紙皿106上に排出する。
【0004】
原稿の両面画像の読み取りを行なう場合、原稿を給紙経路に送り出して原稿dの先端をレジストローラ104に突き当てて一時停止させ、原稿dをたわませ、曲りを矯正して所定のタイミングで原稿dを反転経路へ送り、反転ローラ110の駆動で原稿dをスイッチバックして反転し読取経路へ送出し、片面の画像の読み取り、この読み取り後は反転経路からの原稿dを反転しないで反対の片面の画像の読み取りを行なうように読取経路へ送出し、排紙ローラ105の駆動で原稿dを排紙皿106上に排出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、原稿の片面画像の読み取りを行なう場合、原稿がレジストローラ104を抜ける前に駆動の伝達を停止して、読取搬送している駆動により原稿を引き抜くと、原稿に対する負荷変動(衝撃)が生じ、原稿に速度ムラが発生して画像に歪みが発生する。そのため、給紙経路の給紙モータで駆動しているレジストローラ104を原稿が通過するまで、次の原稿の給紙は実施できなかった。
【0006】
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、簡素な構成と制御方法で、画像歪みの発生無く、生産性が向上できる原稿搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0008】
請求項1に記載の発明は、原稿を給送するローラを駆動する給送駆動手段と、原稿を読取搬送するローラを駆動する読取駆動手段とを備え、前記給送駆動手段と前記読取駆動手段との駆動により原稿を順次搬送して原稿の読み取りを行なう原稿搬送装置において、
前記原稿を給送する少なくとも最上流のローラのローラ軸にワンウェイクラッチを配置し、前記給送駆動手段の駆動を止めても前記ワンウェイクラッチが前記最上流のローラの搬送方向の回転を許容し、
前記読取駆動手段によって原稿を読取搬送するローラを駆動して読取搬送を行なう制御手段を備えることを特徴とする原稿搬送装置である。
【0009】
この請求項1に記載の発明によれば、給送駆動手段によって原稿を読取搬送するローラを駆動して読取搬送を行なうときに、給送駆動手段の駆動を止めてもワンウェイクラッチが最上流のローラの搬送方向の回転を許容するから、原稿引抜き動作を行うことができ、原稿に対する負荷変動(衝撃)の影響が少なくなり、原稿の速度ムラが発生しないので、簡素な構成と制御方法で、画像歪みの発生がなく、生産性(単位時間当たりの読取枚数)が向上できる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、前記原稿を読取搬送するローラが読取部の前後に配置され、このローラを前記読取駆動手段で駆動し、
搬送される原稿が前記読取部の前後に配置されたローラにニップされると前記給送駆動手段の駆動を停止することを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置である。
【0011】
この請求項2に記載の発明によれば、搬送される原稿が読取部の前後に配置されたローラにニップされ、引き抜きによる衝撃に耐えうる搬送力を維持した状態で給送駆動手段の駆動を停止することで、給送による振動がなくなり、画像の読取精度が向上する。
【0012】
請求項3に記載の発明は、前記最上流のローラのローラ軸の駆動停止直後に、次の原稿の給紙動作を開始することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の原稿搬送装置である。
【0013】
この請求項3に記載の発明によれば、最上流のローラのローラ軸の駆動停止直後に、次の原稿の給紙動作が可能になり、原稿の生産性が向上する。
【0014】
請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の原稿搬送装置を備えてなることを特徴とする画像形成装置である。
【0015】
この請求項4に記載の発明によれば、前記請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の原稿搬送装置を備え、簡素な構成と制御方法で、画像歪みの発生無く、生産性が向上できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の原稿搬送装置を備えた画像形成装置の実施の形態を図面に基づいて説明するが、この発明は、この実施の形態に限定されない。
【0017】
図1は用紙後処理装置FSと原稿搬送装置DFと画像読み取り装置(スキャナ)SCとを装備した画像形成装置1の全体構成図である。
【0018】
図示の画像形成装置本体1Aは、画像処理部2、画像書き込み部3、画像形成部4、高圧電源部5、カセット給紙部6、定着装置7、排紙部8、自動両面コピーのための再搬送手段(ADU)9を備えている。
【0019】
画像形成装置本体1Aの上部には、画像読み取り装置SCと原稿搬送装置DFが搭載されている。画像形成装置本体1Aの図示の左上部の排紙部8側には、用紙後処理装置FSが連結されている。
【0020】
原稿搬送装置DFの原稿台上に第1面を上向きにして載置された原稿dは、矢印方向に搬送され画像読み取り装置SCの光学系により原稿の片面又は両面の画像が読みとられ、CCDイメージセンサC1に読み込まれる。
【0021】
CCDイメージセンサC1により光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書き込み部3に信号を送る。
【0022】
画像書き込み部3においては、半導体レーザからの出力光が画像形成部4の感光体ドラム4Aに照射され、潜像を形成する。画像形成部4においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われ、カセット給紙部6から搬送された用紙Sに画像が転写される。画像を担持した用紙Sは、定着装置7により定着され、排紙部8から用紙後処理装置FSに送り込まれる。或いは排紙路切り替え板8Aにより再搬送手段9に送り込まれた片面画像処理済みの用紙Sは、再び画像形成部4において両面画像処理された後、排紙部8の排紙ローラ8Bにより用紙後処理装置FSに送り込まれる。
【0023】
用紙後処理装置FSは、画像形成装置本体1Aの左上部に着脱可能に装着される。用紙後処理装置FSは、用紙搬送手段10、排紙手段20、後処理手段30、昇降排紙手段40からなり、これらは用紙後処理装置本体45に配置される。
【0024】
図1において、画像形成装置本体1A内の右寄り側には、画像形成部4を中心にして、画像形成装置本体1Aの高さ方向下方にカセット給紙部6が、上方に定着装置7、排紙部8が設けられている。この垂直配列構成により、ほぼ垂直方向の用紙搬送路▲1▼が形成される。カセット給紙部6から送り出された用紙Sは、この垂直上方の用紙搬送路▲1▼に沿って搬送されて画像形成装置本体1A外に排出される。
【0025】
この垂直方向用紙搬送路▲1▼にほぼ平行して、再搬送手段9による用紙搬送路▲2▼が形成されている。
【0026】
上記の垂直方向の用紙搬送路▲1▼、▲2▼を形成することにより、カセット給紙部6から排紙部8に至る最短距離の用紙搬送路が構成される。
【0027】
画像形成装置本体1Aの図示の上方の空間部に用紙後処理装置FSの用紙搬送手段10が収容される。用紙搬送手段10の用紙入口部11は、画像形成装置本体1Aの排紙部8の排紙ローラ8Bに接続する。また、この装着状態では、画像形成装置本体1Aの図示の左上方の空間部に、用紙後処理装置FSの排紙手段20及び後処理手段30が収容される。複数の排紙皿(ビンとも称す)41と昇降駆動手段42から成る昇降排紙手段40は、後処理手段30の図示左側に位置する。
【0028】
次に、図2乃至図6に基づいて原稿搬送装置を説明する。図2は原稿搬送装置の断面図である。
【0029】
原稿搬送装置DFには、原稿給紙部200、原稿排紙部300及び原稿搬送部400が配置されている。
【0030】
原稿給紙部200は、原稿を複数枚セット可能な給紙皿201を有し、この給紙皿201に原稿dが積層して載置される。原稿排紙部300は、排紙皿301を有し、この排紙皿301は原稿給紙部200の下方位置に配置されている。排紙皿301上には、原稿搬送部400で片面が読み取られるように搬送され、または両面が読み取られるように搬送された原稿が排紙される。
【0031】
この原稿搬送部400には、給送経路P1、読取経路P2、排紙経路P3及び反転経路P4が備えられている。
【0032】
この給送経路P1には、可動押圧板411、ピックアップローラ412、分離ローラ413、重送防止ローラ414が配置される。可動押圧板411は毎給紙時に上昇して原稿dをピックアップローラ412に押し当て分離ローラ413に原稿dを押圧し、分離ローラ413及び重送防止ローラ414により原稿dが1枚ずつ分離して搬送される。また、分離ローラ413及び重送防止ローラ414の下流側には、原稿dを検知してレジストするレジストセンサS1が配置されている。給送経路P1では、給紙皿201から原稿をレジストローラ415まで原稿dを送出して停止させる。
【0033】
読取経路P2には、読取前搬送ローラ421、読取部422、読取押えローラ423及び読取後搬送ローラ424が配置されている。読取前搬送ローラ421の下流側には一時停止センサS2が配置されている。読取経路P2では、給送経路P1から原稿dを読取部422に搬送して原稿dの画像の読み取りを行なう。
【0034】
排紙経路P3には、排紙ローラ441及び排紙センサS3が配置され、片面読み取りの原稿は、片面の画像を読み取り、両面読み取りの原稿は、両面の画像を読み取り、読取経路P2から画像の読み取り後の原稿dを排紙皿301に排出する。
【0035】
反転経路P4には、反転ローラ433が配置され、この反転ローラ433は正逆回転可能である。反転経路P4では、給送経路P1から搬送される両面に画像を有する原稿を反転ローラ433が正転して取り込み、逆転してスイッチバックし読取経路P2へ反転して送出し、片面の画像の読み取り後は読取経路P2からの原稿を反転ローラ433が正転して取り込み、逆転して原稿dを反転しないで反対の片面の画像の読み取りを行なうように読取経路P2へ送出す。
【0036】
レジストローラ415の下流側には、入口ゲート451、スイッチバックゲート452及び読取ゲート453が配置されている。入口ゲート451は、給送経路P1から搬送される原稿dを反転経路P4と読取経路P2とに切り換える。スイッチバックゲート452は、給送経路P1から搬送される原稿dを読取経路P2に送り、また反転経路P4から搬送される原稿dを読取経路P2に送る。読取ゲート453は、給送経路P1から搬送される原稿dを反転経路P4に送り、また反転経路P4から搬送される原稿dを読取経路P2に送る。
【0037】
給送経路P1に配置される可動押圧板411、ピックアップローラ412、分離ロ−ラ413、重送防止ローラ414及びレジストローラ415は、給紙モータM1で駆動される。また、読取経路P2に配置される読取前搬送ローラ421、読取押えローラ423及び読取後搬送ローラ424、さらに排紙経路P3に配置される排紙ローラ441は、読取モータM2で駆動される。また、反転経路P4に配置される反転ローラ433は、反転モータM3で駆動される。
【0038】
さらに、反転ローラ433と排紙ローラ441との間には、フリーローラ460が配置されており、反転ローラ433はローラ圧着ソレノイドSD1の駆動でフリーローラ460に圧着する。また、読取後搬送ローラ424の下流側には、排紙ゲート461が配置され、排紙ソレノイドSD2の駆動で原稿dを排紙皿301側と反転ローラ側との切換を行なう。
【0039】
これらの給紙モータM1、読取モータM2及び反転モータM3、さらにはローラ圧着ソレノイドSD1及び排紙ソレノイドSD2を、制御手段500がレジストセンサS1、一時停止センサS2及び排紙センサS3の検知信号に基づき制御する。
【0040】
次に、この実施の形態の原稿dの読み取りを、図3の原稿搬送の動作を示す図に基づいて説明する。
【0041】
原稿dの両面の読み込みを行なう場合には、給紙モータM1を逆転駆動し、原稿dを給送経路P1に搬送し、レジストローラ415に原稿dの先端を突き当ててレジストセンサS1が原稿dを検知して給紙モータM1を停止し、図3(a)に示す状態になる。
【0042】
そして、給紙モータM1及び反転モータM3を正転駆動するが、このとき入口ゲート451が反転経路側に切り換えられており、1枚目の原稿dを反転経路P4に搬送し、図3(b)に示す状態になる。
【0043】
給紙モータM1の正転駆動開始から所定時間後に、給紙モータM1を逆転駆動し、2枚目の原稿dを給送経路P1に搬送し、レジストローラ415に原稿dの先端を突き当ててレジストセンサS1が原稿dを検知すると、給紙モータM1が逆転から正転駆動するとともに、反転モータM3が正転駆動する。
【0044】
一方、反転モータM3の正転駆動開始から所定時間後に、反転モータM3を逆転駆動し、1枚目の原稿dを、反転経路P4から反転して裏面にして読取経路P2へ送出す。反転モータM3の逆転駆動と同時に読取モータM2を正転駆動し、1枚目の原稿dを読取経路P2に搬送し、読取部422で1枚目の原稿dの片面の裏面を読み取り、図3(c)に示す状態になる。
【0045】
そして、反転モータM3の正転駆動に切り換えて原稿dを読取経路P2から反転経路P4へ導き、図3(d)に示す状態になる。
【0046】
このとき、1枚目の原稿dの先端が一時停止センサS2で検知されると、反転ローラ433が駆動しなくなり、また1枚目の原稿dの先端が一時停止センサS2で検知されて排紙ゲ−ト461を反転ローラ433側に切り換える。
【0047】
一時停止センサS2が原稿dを検知しなくなってから反転ローラ433を駆動可能にし、所定時間後に読取モータM2の駆動を停止し、反転モータM3を逆転駆動して反転経路P4へ導かれた原稿dを表面にして読取経路P2へ送出し、図3(e)に示す状態になる。
【0048】
読取経路P2へ送出された原稿dは、反転モータM3の逆転駆動と同時に読取モータM2を正転駆動し、1枚目の原稿dを読取経路P2に搬送し、読取部422で1枚目の原稿dの反対側の片面の表面を読み取り、図3(f)に示す状態になる。
【0049】
そして、排紙ゲ−ト461が排紙側に切り換えられているから排紙ローラ441によって原稿dを排紙皿301へ送り、図3(g)に示す状態になる。
【0050】
次に、この実施の形態の原稿dの読み取りを、図4は原稿搬送のフローチャート、図5の原稿搬送のタイミングチャートに基づいて説明する。
【0051】
原稿dの両面の読み込みを行なう場合には、ステップa1において、給紙モータM1を逆転駆動し、原稿dを給送経路P1にプレ搬送し、レジストローラ415に原稿dの先端を突き当ててレジストセンサS1が原稿dを検知し、所定時間t1後に給紙モータM1が逆転から正転し、かつ反転モータM3を正転駆動する(ステップa2,3)。
【0052】
そして、レジストセンサS1が原稿dを検知して所定時間t2後の原稿dの先端が反転ローラ433に到達する前に、ローラ圧着ソレノイドSD1を駆動し(ステップa4,5)、反転ローラ433をフリーローラ460に圧着して1枚目の原稿dを給送経路P1から反転経路P4に搬送する。
【0053】
レジストセンサS1が原稿dを検知しなくなって所定時間t3後に、給紙モータM1を正転から逆転駆動し(ステップa6,7)、2枚目の原稿dを給送経路P1にプレ搬送する。
【0054】
また、レジストセンサS1が原稿dを検知しなくなって所定時間t4後に、反転モータM3を正転から逆転駆動し(ステップa8,9)、この正転から逆転駆動してスイッチバック位置1のタイミングで読取モータM2を正転駆動し(ステップa10)、1枚目の原稿を反転経路P4から反転して裏面にして読取経路P2へ送り出す。
【0055】
給紙モータM1の逆転駆動で2枚目の原稿dを給送経路P1にプレ搬送し、レジストローラ415に先端が突き当たり、レジストセンサS1が2枚目の原稿dを検知し、所定時間t5後に給紙モータM1を停止する(ステップa11,12)。
【0056】
そして、1枚目の原稿dの先端が読取経路P2の一時停止センサS2で検知されると(ステップa13)、ローラ圧着ソレノイドSD1の駆動を停止して反転ローラ433が駆動しなくなり(ステップa14)、また1枚目の原稿dの先端が一時停止センサS2で検知されて所定時間t6後に排紙ソレノイドSD2が駆動して排紙ゲ−ト461を反転ローラ433側に切り換える(ステップa15,16)。
【0057】
一時停止センサS2で検知されてから所定時間t7経過後で、1枚目の原稿dの後端が読取位置を経過すると、反転モータM3を逆転駆動する(ステップa17,18)。
【0058】
そして、一時停止センサS2が原稿dを検知しなくなってから所定時間t8後で、1枚目原稿dの後端が読取位置通過後にローラ圧着ソレノイドSD1を駆動して反転ローラ433を駆動可能にし(ステップa19,20)、原稿dを読取経路P2から反転経路P4へ導く。
【0059】
このとき、反転モータM3の正転駆動の速度を速めて、一時停止センサS2が原稿dを検知しなくなってから所定時間t9後に、先端スイッチバック位置2で正転から逆転駆動し(ステップa21)、また読取モータM2の正転駆動の速度を速めて読取後搬送ローラ424を通過後に駆動を停止し、一時停止センサS2が原稿dを検知しなくなってから所定時間t10後に正転駆動し(ステップa22)、反転経路P4へ導かれた原稿dを表面にして読取経路P2へ送り出す。
【0060】
一時停止センサS2が原稿dを検知すると、ローラ圧着ソレノイドSD1をOFFし(ステップa23,24)、反転モータM3の逆転駆動の速度を遅くして所定時間t11後に、2枚目の原稿先端が読取位置を通過して停止する(ステップa25)。
【0061】
また、読取モータM2は読取前搬送ローラ421に到達前に増速が完了し、2枚目の原稿先端が一時停止センサS2を通過すると通常の速度にする(ステップa26)。
【0062】
排紙センサS3がONから所定時間t12経過後に、給紙モータM1の正転駆動と同時に反転モータM3を正転駆動し(ステップa27)、ステップa4へ移行して同様に作動する。
【0063】
この実施の形態の原稿搬送装置は、図6に示すように、原稿dを給送するローラを駆動する給送駆動手段Aと、原稿dを読取搬送するローラを駆動する読取駆動手段Bとを備え、給送駆動手段Aと読取駆動手段Bとの駆動により原稿を順次搬送して原稿の読み取りを行なう。
【0064】
給送駆動手段Aは、次のように構成される。給紙モータM1がピックアップローラ412、分離ローラ413及び重送防止ローラ414を駆動する駆動系A1にはワンウェイクラッチ600が設けられ、またレジストローラ415を駆動する駆動系A2にはワンウェイクラッチ601が設けられている。この各ローラを動かす給紙モータM1は制御手段500で制御される。
【0065】
この実施の形態では、給紙モータM1の動力が駆動系A1の重送防止ローラ414から分離ローラ413、ピックアップローラ412に伝達され、重送防止ローラ414のローラ軸にワンウェイクラッチ600が設けられている。重送防止ローラ414、分離ローラ413、ピックアップローラ412が連動することから重送防止ローラ414のローラ軸にワンウェイクラッチ600が設けられているが、ピックアップローラ412が連動しないで独立に駆動される場合には、少なくとも最上流のピックアップローラ412のローラ軸にワンウェイクラッチを設ける。
【0066】
また、駆動系A2のレジストローラ415は上側ローラ415aと下側ローラ415bから構成され、給紙モータM1の動力が下側ローラ415bから上側ローラ415aに伝達され、下側ローラ415bのローラ軸にワンウェイクラッチ601が設けられている。
【0067】
給送モータM1の駆動で駆動系A1及び駆動系A2が駆動されるが、給送モータM1を逆転駆動する時には、駆動系A1を介してピックアップローラ412、分離ローラ413及び重送防止ローラ414を駆動し、戴置された原稿dを送り出してレジストローラ415に突き当てて一時停止させる。
【0068】
この給送モータM1を逆転駆動する時には、駆動系A2ではワンウェイクラッチ601によって動力がレジストローラ415に伝達されず、レジストローラ415は停止されている。このため、原稿dの先端をレジストローラ415に突き当てるとレジストループが形成され、原稿dの曲りを矯正することができる。
【0069】
原稿dを突き当てて一時停止させて所定のタイミングで、給送モータM1を正転駆動して駆動系A2を介してレジストローラ415を駆動し、原稿dの曲りを矯正して送り出す。この給送モータM1を正転駆動する時には、駆動系A1ではワンウェイクラッチ600によって動力がピックアップローラ412、分離ローラ413及び重送防止ローラ414に伝達されず、ピックアップローラ412、分離ローラ413及び重送防止ローラ414は停止されている。
【0070】
読取駆動手段Bは、次のように構成される。読取モータM2が読取前搬送ローラ421、読取押えローラ423及び読取後搬送ローラ424を駆動し、読取経路P2を原稿dを搬送して読取部422で原稿dの画像の読み取りを行なう。
【0071】
この実施の形態では、原稿dを給送する上流の重送防止ローラ414、分離ローラ413、ピックアップローラ412の内、重送防止ローラ414のローラ軸にワンウェイクラッチ600が設けられ、給送駆動手段Aの駆動を止めても、ワンウェイクラッチ600によって重送防止ローラ414、分離ローラ413、ピックアップローラ412のローラの搬送方向の回転を許容する。
【0072】
読取駆動手段Bによって原稿dを読取搬送するローラである読取前搬送ローラ421、読取押えローラ423及び読取後搬送ローラ424を駆動して読取搬送を行なうときに、給送駆動手段Aの駆動系A2の駆動を止めてもワンウェイクラッチ600が重送防止ローラ414、分離ローラ413、ピックアップローラ412の搬送方向の回転を許容するから、図6に示すように、レジストローラ415、読取前搬送ローラ421、読取押えローラ423及び読取後搬送ローラ424を駆動して原稿引抜き動作を行うことができる。このように、原稿引抜き動作を行うことで、原稿dに対する負荷変動(衝撃)の影響が少なくなり、原稿dの速度ムラが発生しないので、簡素な構成と制御方法で、画像歪みの発生がなく、生産性(単位時間当たりの読取枚数)が向上できる。
【0073】
また、レジストローラ415、読取前搬送ローラ421、読取押えローラ423及び読取後搬送ローラ424を駆動して搬送される原稿が、読取部422の前後に配置された読取前搬送ローラ421及び読取後搬送ローラ424にニップされると給送駆動手段Aの駆動を停止し、読取部422で原稿の画像の読み取りを行なう。このように、搬送される原稿が読取前搬送ローラ421及び読取後搬送ローラ424にニップされ、引き抜きによる衝撃に耐えうる搬送力を維持した状態で給送駆動手段Aの駆動を停止することで、読取部422では給送による振動がなくなり、画像の読取精度が向上する。
【0074】
また、給送駆動手段Aは、駆動系A1を構成する最上流のローラのローラ軸の駆動停止直後に、駆動系A1を構成するピックアップローラ412、分離ローラ413及び重送防止ローラ414を駆動して次の原稿dの給紙動作を開始することで、原稿の生産性が向上する。
【0075】
また、本発明の実施の形態では、複写機に接続した原稿搬送装置を示したが、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置や、これらの複数の機能を有する複合機及び軽印刷機等と接続して使用する原稿搬送装置にも適用可能である。
【0076】
【発明の効果】
前記したように、請求項1に記載の発明では、給送駆動手段によって原稿を読取搬送するローラを駆動して読取搬送を行なうときに、給送駆動手段の駆動を止めてもワンウェイクラッチが最上流のローラの搬送方向の回転を許容するから、原稿引抜き動作を行うことができ、原稿に対する負荷変動(衝撃)の影響が少なくなり、原稿の速度ムラが発生しないので、簡素な構成と制御方法で、画像歪みの発生がなく、生産性(単位時間当たりの読取枚数)が向上できる。
【0077】
請求項2に記載の発明では、搬送される原稿が読取部の前後に配置されたローラにニップされ、引き抜きによる衝撃に耐えうる搬送力を維持した状態で給送駆動手段の駆動を停止することで、給送による振動がなくなり、画像の読取精度が向上する。
【0078】
請求項3に記載の発明では、最上流のローラのローラ軸の駆動停止直後に、次の原稿の給紙動作が可能になり、原稿の生産性が向上する。
【0079】
請求項4に記載の発明では、前記請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の原稿搬送装置を備え、簡素な構成と制御方法で、画像歪みの発生無く、生産性が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】用紙後処理装置と原稿搬送装置と画像読み取り装置を装備した画像形成装置の全体構成図である。
【図2】原稿搬送装置の断面図である。
【図3】原稿搬送の動作を示す図である。
【図4】原稿搬送のフローチャートである。
【図5】原稿搬送のタイミングチャートに基づいて説明する。
【図6】原稿の搬送状態を説明する図である。
【図7】従来の原稿搬送装置の断面図である。
【符号の説明】
DF 原稿搬送装置
1 画像形成装置
1A 画像形成装置本体
201 給紙皿
301 排紙皿
412 ピックアップローラ
413 分離ローラ
415 レジストローラ
422 読取部
441 排紙ローラ
500 制御手段
601 ワンウェイクラッチ
d 原稿
P1 給送経路
P2 読取経路
P3 排紙経路
P4 反転経路
A 第1の駆動手段
B 第2の駆動手段
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子写真複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機や印刷機等の画像形成装置により画像を形成するために、原稿を搬送して画像読み込みを可能とする原稿搬送装置及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
このようなデジタル式の画像形成装置に備えられる原稿搬送装置では、給紙皿上に積載された原稿を1枚ずつ分離して搬送し、原稿の画像を読取部で読取可能なものがある。
【0003】
このような原稿搬送装置では、原稿の片面画像の読み取りを行なう場合、図7に示すように、ピックアップローラ100を駆動して給紙皿101に戴置された原稿dを給紙経路に送り出し、分離ローラ102と重送防止ローラ103の駆動により送り出された原稿dを1枚1枚分離して搬送し、原稿dの先端をレジストローラ104に突き当てて一時停止させ、原稿dをたわませ、曲りを矯正して所定のタイミングで原稿dを読取経路へ送出し、片面の画像の画像の読み取りを行ない、排紙ローラ105の駆動で原稿dを排紙皿106上に排出する。
【0004】
原稿の両面画像の読み取りを行なう場合、原稿を給紙経路に送り出して原稿dの先端をレジストローラ104に突き当てて一時停止させ、原稿dをたわませ、曲りを矯正して所定のタイミングで原稿dを反転経路へ送り、反転ローラ110の駆動で原稿dをスイッチバックして反転し読取経路へ送出し、片面の画像の読み取り、この読み取り後は反転経路からの原稿dを反転しないで反対の片面の画像の読み取りを行なうように読取経路へ送出し、排紙ローラ105の駆動で原稿dを排紙皿106上に排出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、原稿の片面画像の読み取りを行なう場合、原稿がレジストローラ104を抜ける前に駆動の伝達を停止して、読取搬送している駆動により原稿を引き抜くと、原稿に対する負荷変動(衝撃)が生じ、原稿に速度ムラが発生して画像に歪みが発生する。そのため、給紙経路の給紙モータで駆動しているレジストローラ104を原稿が通過するまで、次の原稿の給紙は実施できなかった。
【0006】
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、簡素な構成と制御方法で、画像歪みの発生無く、生産性が向上できる原稿搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0008】
請求項1に記載の発明は、原稿を給送するローラを駆動する給送駆動手段と、原稿を読取搬送するローラを駆動する読取駆動手段とを備え、前記給送駆動手段と前記読取駆動手段との駆動により原稿を順次搬送して原稿の読み取りを行なう原稿搬送装置において、
前記原稿を給送する少なくとも最上流のローラのローラ軸にワンウェイクラッチを配置し、前記給送駆動手段の駆動を止めても前記ワンウェイクラッチが前記最上流のローラの搬送方向の回転を許容し、
前記読取駆動手段によって原稿を読取搬送するローラを駆動して読取搬送を行なう制御手段を備えることを特徴とする原稿搬送装置である。
【0009】
この請求項1に記載の発明によれば、給送駆動手段によって原稿を読取搬送するローラを駆動して読取搬送を行なうときに、給送駆動手段の駆動を止めてもワンウェイクラッチが最上流のローラの搬送方向の回転を許容するから、原稿引抜き動作を行うことができ、原稿に対する負荷変動(衝撃)の影響が少なくなり、原稿の速度ムラが発生しないので、簡素な構成と制御方法で、画像歪みの発生がなく、生産性(単位時間当たりの読取枚数)が向上できる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、前記原稿を読取搬送するローラが読取部の前後に配置され、このローラを前記読取駆動手段で駆動し、
搬送される原稿が前記読取部の前後に配置されたローラにニップされると前記給送駆動手段の駆動を停止することを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置である。
【0011】
この請求項2に記載の発明によれば、搬送される原稿が読取部の前後に配置されたローラにニップされ、引き抜きによる衝撃に耐えうる搬送力を維持した状態で給送駆動手段の駆動を停止することで、給送による振動がなくなり、画像の読取精度が向上する。
【0012】
請求項3に記載の発明は、前記最上流のローラのローラ軸の駆動停止直後に、次の原稿の給紙動作を開始することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の原稿搬送装置である。
【0013】
この請求項3に記載の発明によれば、最上流のローラのローラ軸の駆動停止直後に、次の原稿の給紙動作が可能になり、原稿の生産性が向上する。
【0014】
請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の原稿搬送装置を備えてなることを特徴とする画像形成装置である。
【0015】
この請求項4に記載の発明によれば、前記請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の原稿搬送装置を備え、簡素な構成と制御方法で、画像歪みの発生無く、生産性が向上できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の原稿搬送装置を備えた画像形成装置の実施の形態を図面に基づいて説明するが、この発明は、この実施の形態に限定されない。
【0017】
図1は用紙後処理装置FSと原稿搬送装置DFと画像読み取り装置(スキャナ)SCとを装備した画像形成装置1の全体構成図である。
【0018】
図示の画像形成装置本体1Aは、画像処理部2、画像書き込み部3、画像形成部4、高圧電源部5、カセット給紙部6、定着装置7、排紙部8、自動両面コピーのための再搬送手段(ADU)9を備えている。
【0019】
画像形成装置本体1Aの上部には、画像読み取り装置SCと原稿搬送装置DFが搭載されている。画像形成装置本体1Aの図示の左上部の排紙部8側には、用紙後処理装置FSが連結されている。
【0020】
原稿搬送装置DFの原稿台上に第1面を上向きにして載置された原稿dは、矢印方向に搬送され画像読み取り装置SCの光学系により原稿の片面又は両面の画像が読みとられ、CCDイメージセンサC1に読み込まれる。
【0021】
CCDイメージセンサC1により光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書き込み部3に信号を送る。
【0022】
画像書き込み部3においては、半導体レーザからの出力光が画像形成部4の感光体ドラム4Aに照射され、潜像を形成する。画像形成部4においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われ、カセット給紙部6から搬送された用紙Sに画像が転写される。画像を担持した用紙Sは、定着装置7により定着され、排紙部8から用紙後処理装置FSに送り込まれる。或いは排紙路切り替え板8Aにより再搬送手段9に送り込まれた片面画像処理済みの用紙Sは、再び画像形成部4において両面画像処理された後、排紙部8の排紙ローラ8Bにより用紙後処理装置FSに送り込まれる。
【0023】
用紙後処理装置FSは、画像形成装置本体1Aの左上部に着脱可能に装着される。用紙後処理装置FSは、用紙搬送手段10、排紙手段20、後処理手段30、昇降排紙手段40からなり、これらは用紙後処理装置本体45に配置される。
【0024】
図1において、画像形成装置本体1A内の右寄り側には、画像形成部4を中心にして、画像形成装置本体1Aの高さ方向下方にカセット給紙部6が、上方に定着装置7、排紙部8が設けられている。この垂直配列構成により、ほぼ垂直方向の用紙搬送路▲1▼が形成される。カセット給紙部6から送り出された用紙Sは、この垂直上方の用紙搬送路▲1▼に沿って搬送されて画像形成装置本体1A外に排出される。
【0025】
この垂直方向用紙搬送路▲1▼にほぼ平行して、再搬送手段9による用紙搬送路▲2▼が形成されている。
【0026】
上記の垂直方向の用紙搬送路▲1▼、▲2▼を形成することにより、カセット給紙部6から排紙部8に至る最短距離の用紙搬送路が構成される。
【0027】
画像形成装置本体1Aの図示の上方の空間部に用紙後処理装置FSの用紙搬送手段10が収容される。用紙搬送手段10の用紙入口部11は、画像形成装置本体1Aの排紙部8の排紙ローラ8Bに接続する。また、この装着状態では、画像形成装置本体1Aの図示の左上方の空間部に、用紙後処理装置FSの排紙手段20及び後処理手段30が収容される。複数の排紙皿(ビンとも称す)41と昇降駆動手段42から成る昇降排紙手段40は、後処理手段30の図示左側に位置する。
【0028】
次に、図2乃至図6に基づいて原稿搬送装置を説明する。図2は原稿搬送装置の断面図である。
【0029】
原稿搬送装置DFには、原稿給紙部200、原稿排紙部300及び原稿搬送部400が配置されている。
【0030】
原稿給紙部200は、原稿を複数枚セット可能な給紙皿201を有し、この給紙皿201に原稿dが積層して載置される。原稿排紙部300は、排紙皿301を有し、この排紙皿301は原稿給紙部200の下方位置に配置されている。排紙皿301上には、原稿搬送部400で片面が読み取られるように搬送され、または両面が読み取られるように搬送された原稿が排紙される。
【0031】
この原稿搬送部400には、給送経路P1、読取経路P2、排紙経路P3及び反転経路P4が備えられている。
【0032】
この給送経路P1には、可動押圧板411、ピックアップローラ412、分離ローラ413、重送防止ローラ414が配置される。可動押圧板411は毎給紙時に上昇して原稿dをピックアップローラ412に押し当て分離ローラ413に原稿dを押圧し、分離ローラ413及び重送防止ローラ414により原稿dが1枚ずつ分離して搬送される。また、分離ローラ413及び重送防止ローラ414の下流側には、原稿dを検知してレジストするレジストセンサS1が配置されている。給送経路P1では、給紙皿201から原稿をレジストローラ415まで原稿dを送出して停止させる。
【0033】
読取経路P2には、読取前搬送ローラ421、読取部422、読取押えローラ423及び読取後搬送ローラ424が配置されている。読取前搬送ローラ421の下流側には一時停止センサS2が配置されている。読取経路P2では、給送経路P1から原稿dを読取部422に搬送して原稿dの画像の読み取りを行なう。
【0034】
排紙経路P3には、排紙ローラ441及び排紙センサS3が配置され、片面読み取りの原稿は、片面の画像を読み取り、両面読み取りの原稿は、両面の画像を読み取り、読取経路P2から画像の読み取り後の原稿dを排紙皿301に排出する。
【0035】
反転経路P4には、反転ローラ433が配置され、この反転ローラ433は正逆回転可能である。反転経路P4では、給送経路P1から搬送される両面に画像を有する原稿を反転ローラ433が正転して取り込み、逆転してスイッチバックし読取経路P2へ反転して送出し、片面の画像の読み取り後は読取経路P2からの原稿を反転ローラ433が正転して取り込み、逆転して原稿dを反転しないで反対の片面の画像の読み取りを行なうように読取経路P2へ送出す。
【0036】
レジストローラ415の下流側には、入口ゲート451、スイッチバックゲート452及び読取ゲート453が配置されている。入口ゲート451は、給送経路P1から搬送される原稿dを反転経路P4と読取経路P2とに切り換える。スイッチバックゲート452は、給送経路P1から搬送される原稿dを読取経路P2に送り、また反転経路P4から搬送される原稿dを読取経路P2に送る。読取ゲート453は、給送経路P1から搬送される原稿dを反転経路P4に送り、また反転経路P4から搬送される原稿dを読取経路P2に送る。
【0037】
給送経路P1に配置される可動押圧板411、ピックアップローラ412、分離ロ−ラ413、重送防止ローラ414及びレジストローラ415は、給紙モータM1で駆動される。また、読取経路P2に配置される読取前搬送ローラ421、読取押えローラ423及び読取後搬送ローラ424、さらに排紙経路P3に配置される排紙ローラ441は、読取モータM2で駆動される。また、反転経路P4に配置される反転ローラ433は、反転モータM3で駆動される。
【0038】
さらに、反転ローラ433と排紙ローラ441との間には、フリーローラ460が配置されており、反転ローラ433はローラ圧着ソレノイドSD1の駆動でフリーローラ460に圧着する。また、読取後搬送ローラ424の下流側には、排紙ゲート461が配置され、排紙ソレノイドSD2の駆動で原稿dを排紙皿301側と反転ローラ側との切換を行なう。
【0039】
これらの給紙モータM1、読取モータM2及び反転モータM3、さらにはローラ圧着ソレノイドSD1及び排紙ソレノイドSD2を、制御手段500がレジストセンサS1、一時停止センサS2及び排紙センサS3の検知信号に基づき制御する。
【0040】
次に、この実施の形態の原稿dの読み取りを、図3の原稿搬送の動作を示す図に基づいて説明する。
【0041】
原稿dの両面の読み込みを行なう場合には、給紙モータM1を逆転駆動し、原稿dを給送経路P1に搬送し、レジストローラ415に原稿dの先端を突き当ててレジストセンサS1が原稿dを検知して給紙モータM1を停止し、図3(a)に示す状態になる。
【0042】
そして、給紙モータM1及び反転モータM3を正転駆動するが、このとき入口ゲート451が反転経路側に切り換えられており、1枚目の原稿dを反転経路P4に搬送し、図3(b)に示す状態になる。
【0043】
給紙モータM1の正転駆動開始から所定時間後に、給紙モータM1を逆転駆動し、2枚目の原稿dを給送経路P1に搬送し、レジストローラ415に原稿dの先端を突き当ててレジストセンサS1が原稿dを検知すると、給紙モータM1が逆転から正転駆動するとともに、反転モータM3が正転駆動する。
【0044】
一方、反転モータM3の正転駆動開始から所定時間後に、反転モータM3を逆転駆動し、1枚目の原稿dを、反転経路P4から反転して裏面にして読取経路P2へ送出す。反転モータM3の逆転駆動と同時に読取モータM2を正転駆動し、1枚目の原稿dを読取経路P2に搬送し、読取部422で1枚目の原稿dの片面の裏面を読み取り、図3(c)に示す状態になる。
【0045】
そして、反転モータM3の正転駆動に切り換えて原稿dを読取経路P2から反転経路P4へ導き、図3(d)に示す状態になる。
【0046】
このとき、1枚目の原稿dの先端が一時停止センサS2で検知されると、反転ローラ433が駆動しなくなり、また1枚目の原稿dの先端が一時停止センサS2で検知されて排紙ゲ−ト461を反転ローラ433側に切り換える。
【0047】
一時停止センサS2が原稿dを検知しなくなってから反転ローラ433を駆動可能にし、所定時間後に読取モータM2の駆動を停止し、反転モータM3を逆転駆動して反転経路P4へ導かれた原稿dを表面にして読取経路P2へ送出し、図3(e)に示す状態になる。
【0048】
読取経路P2へ送出された原稿dは、反転モータM3の逆転駆動と同時に読取モータM2を正転駆動し、1枚目の原稿dを読取経路P2に搬送し、読取部422で1枚目の原稿dの反対側の片面の表面を読み取り、図3(f)に示す状態になる。
【0049】
そして、排紙ゲ−ト461が排紙側に切り換えられているから排紙ローラ441によって原稿dを排紙皿301へ送り、図3(g)に示す状態になる。
【0050】
次に、この実施の形態の原稿dの読み取りを、図4は原稿搬送のフローチャート、図5の原稿搬送のタイミングチャートに基づいて説明する。
【0051】
原稿dの両面の読み込みを行なう場合には、ステップa1において、給紙モータM1を逆転駆動し、原稿dを給送経路P1にプレ搬送し、レジストローラ415に原稿dの先端を突き当ててレジストセンサS1が原稿dを検知し、所定時間t1後に給紙モータM1が逆転から正転し、かつ反転モータM3を正転駆動する(ステップa2,3)。
【0052】
そして、レジストセンサS1が原稿dを検知して所定時間t2後の原稿dの先端が反転ローラ433に到達する前に、ローラ圧着ソレノイドSD1を駆動し(ステップa4,5)、反転ローラ433をフリーローラ460に圧着して1枚目の原稿dを給送経路P1から反転経路P4に搬送する。
【0053】
レジストセンサS1が原稿dを検知しなくなって所定時間t3後に、給紙モータM1を正転から逆転駆動し(ステップa6,7)、2枚目の原稿dを給送経路P1にプレ搬送する。
【0054】
また、レジストセンサS1が原稿dを検知しなくなって所定時間t4後に、反転モータM3を正転から逆転駆動し(ステップa8,9)、この正転から逆転駆動してスイッチバック位置1のタイミングで読取モータM2を正転駆動し(ステップa10)、1枚目の原稿を反転経路P4から反転して裏面にして読取経路P2へ送り出す。
【0055】
給紙モータM1の逆転駆動で2枚目の原稿dを給送経路P1にプレ搬送し、レジストローラ415に先端が突き当たり、レジストセンサS1が2枚目の原稿dを検知し、所定時間t5後に給紙モータM1を停止する(ステップa11,12)。
【0056】
そして、1枚目の原稿dの先端が読取経路P2の一時停止センサS2で検知されると(ステップa13)、ローラ圧着ソレノイドSD1の駆動を停止して反転ローラ433が駆動しなくなり(ステップa14)、また1枚目の原稿dの先端が一時停止センサS2で検知されて所定時間t6後に排紙ソレノイドSD2が駆動して排紙ゲ−ト461を反転ローラ433側に切り換える(ステップa15,16)。
【0057】
一時停止センサS2で検知されてから所定時間t7経過後で、1枚目の原稿dの後端が読取位置を経過すると、反転モータM3を逆転駆動する(ステップa17,18)。
【0058】
そして、一時停止センサS2が原稿dを検知しなくなってから所定時間t8後で、1枚目原稿dの後端が読取位置通過後にローラ圧着ソレノイドSD1を駆動して反転ローラ433を駆動可能にし(ステップa19,20)、原稿dを読取経路P2から反転経路P4へ導く。
【0059】
このとき、反転モータM3の正転駆動の速度を速めて、一時停止センサS2が原稿dを検知しなくなってから所定時間t9後に、先端スイッチバック位置2で正転から逆転駆動し(ステップa21)、また読取モータM2の正転駆動の速度を速めて読取後搬送ローラ424を通過後に駆動を停止し、一時停止センサS2が原稿dを検知しなくなってから所定時間t10後に正転駆動し(ステップa22)、反転経路P4へ導かれた原稿dを表面にして読取経路P2へ送り出す。
【0060】
一時停止センサS2が原稿dを検知すると、ローラ圧着ソレノイドSD1をOFFし(ステップa23,24)、反転モータM3の逆転駆動の速度を遅くして所定時間t11後に、2枚目の原稿先端が読取位置を通過して停止する(ステップa25)。
【0061】
また、読取モータM2は読取前搬送ローラ421に到達前に増速が完了し、2枚目の原稿先端が一時停止センサS2を通過すると通常の速度にする(ステップa26)。
【0062】
排紙センサS3がONから所定時間t12経過後に、給紙モータM1の正転駆動と同時に反転モータM3を正転駆動し(ステップa27)、ステップa4へ移行して同様に作動する。
【0063】
この実施の形態の原稿搬送装置は、図6に示すように、原稿dを給送するローラを駆動する給送駆動手段Aと、原稿dを読取搬送するローラを駆動する読取駆動手段Bとを備え、給送駆動手段Aと読取駆動手段Bとの駆動により原稿を順次搬送して原稿の読み取りを行なう。
【0064】
給送駆動手段Aは、次のように構成される。給紙モータM1がピックアップローラ412、分離ローラ413及び重送防止ローラ414を駆動する駆動系A1にはワンウェイクラッチ600が設けられ、またレジストローラ415を駆動する駆動系A2にはワンウェイクラッチ601が設けられている。この各ローラを動かす給紙モータM1は制御手段500で制御される。
【0065】
この実施の形態では、給紙モータM1の動力が駆動系A1の重送防止ローラ414から分離ローラ413、ピックアップローラ412に伝達され、重送防止ローラ414のローラ軸にワンウェイクラッチ600が設けられている。重送防止ローラ414、分離ローラ413、ピックアップローラ412が連動することから重送防止ローラ414のローラ軸にワンウェイクラッチ600が設けられているが、ピックアップローラ412が連動しないで独立に駆動される場合には、少なくとも最上流のピックアップローラ412のローラ軸にワンウェイクラッチを設ける。
【0066】
また、駆動系A2のレジストローラ415は上側ローラ415aと下側ローラ415bから構成され、給紙モータM1の動力が下側ローラ415bから上側ローラ415aに伝達され、下側ローラ415bのローラ軸にワンウェイクラッチ601が設けられている。
【0067】
給送モータM1の駆動で駆動系A1及び駆動系A2が駆動されるが、給送モータM1を逆転駆動する時には、駆動系A1を介してピックアップローラ412、分離ローラ413及び重送防止ローラ414を駆動し、戴置された原稿dを送り出してレジストローラ415に突き当てて一時停止させる。
【0068】
この給送モータM1を逆転駆動する時には、駆動系A2ではワンウェイクラッチ601によって動力がレジストローラ415に伝達されず、レジストローラ415は停止されている。このため、原稿dの先端をレジストローラ415に突き当てるとレジストループが形成され、原稿dの曲りを矯正することができる。
【0069】
原稿dを突き当てて一時停止させて所定のタイミングで、給送モータM1を正転駆動して駆動系A2を介してレジストローラ415を駆動し、原稿dの曲りを矯正して送り出す。この給送モータM1を正転駆動する時には、駆動系A1ではワンウェイクラッチ600によって動力がピックアップローラ412、分離ローラ413及び重送防止ローラ414に伝達されず、ピックアップローラ412、分離ローラ413及び重送防止ローラ414は停止されている。
【0070】
読取駆動手段Bは、次のように構成される。読取モータM2が読取前搬送ローラ421、読取押えローラ423及び読取後搬送ローラ424を駆動し、読取経路P2を原稿dを搬送して読取部422で原稿dの画像の読み取りを行なう。
【0071】
この実施の形態では、原稿dを給送する上流の重送防止ローラ414、分離ローラ413、ピックアップローラ412の内、重送防止ローラ414のローラ軸にワンウェイクラッチ600が設けられ、給送駆動手段Aの駆動を止めても、ワンウェイクラッチ600によって重送防止ローラ414、分離ローラ413、ピックアップローラ412のローラの搬送方向の回転を許容する。
【0072】
読取駆動手段Bによって原稿dを読取搬送するローラである読取前搬送ローラ421、読取押えローラ423及び読取後搬送ローラ424を駆動して読取搬送を行なうときに、給送駆動手段Aの駆動系A2の駆動を止めてもワンウェイクラッチ600が重送防止ローラ414、分離ローラ413、ピックアップローラ412の搬送方向の回転を許容するから、図6に示すように、レジストローラ415、読取前搬送ローラ421、読取押えローラ423及び読取後搬送ローラ424を駆動して原稿引抜き動作を行うことができる。このように、原稿引抜き動作を行うことで、原稿dに対する負荷変動(衝撃)の影響が少なくなり、原稿dの速度ムラが発生しないので、簡素な構成と制御方法で、画像歪みの発生がなく、生産性(単位時間当たりの読取枚数)が向上できる。
【0073】
また、レジストローラ415、読取前搬送ローラ421、読取押えローラ423及び読取後搬送ローラ424を駆動して搬送される原稿が、読取部422の前後に配置された読取前搬送ローラ421及び読取後搬送ローラ424にニップされると給送駆動手段Aの駆動を停止し、読取部422で原稿の画像の読み取りを行なう。このように、搬送される原稿が読取前搬送ローラ421及び読取後搬送ローラ424にニップされ、引き抜きによる衝撃に耐えうる搬送力を維持した状態で給送駆動手段Aの駆動を停止することで、読取部422では給送による振動がなくなり、画像の読取精度が向上する。
【0074】
また、給送駆動手段Aは、駆動系A1を構成する最上流のローラのローラ軸の駆動停止直後に、駆動系A1を構成するピックアップローラ412、分離ローラ413及び重送防止ローラ414を駆動して次の原稿dの給紙動作を開始することで、原稿の生産性が向上する。
【0075】
また、本発明の実施の形態では、複写機に接続した原稿搬送装置を示したが、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置や、これらの複数の機能を有する複合機及び軽印刷機等と接続して使用する原稿搬送装置にも適用可能である。
【0076】
【発明の効果】
前記したように、請求項1に記載の発明では、給送駆動手段によって原稿を読取搬送するローラを駆動して読取搬送を行なうときに、給送駆動手段の駆動を止めてもワンウェイクラッチが最上流のローラの搬送方向の回転を許容するから、原稿引抜き動作を行うことができ、原稿に対する負荷変動(衝撃)の影響が少なくなり、原稿の速度ムラが発生しないので、簡素な構成と制御方法で、画像歪みの発生がなく、生産性(単位時間当たりの読取枚数)が向上できる。
【0077】
請求項2に記載の発明では、搬送される原稿が読取部の前後に配置されたローラにニップされ、引き抜きによる衝撃に耐えうる搬送力を維持した状態で給送駆動手段の駆動を停止することで、給送による振動がなくなり、画像の読取精度が向上する。
【0078】
請求項3に記載の発明では、最上流のローラのローラ軸の駆動停止直後に、次の原稿の給紙動作が可能になり、原稿の生産性が向上する。
【0079】
請求項4に記載の発明では、前記請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の原稿搬送装置を備え、簡素な構成と制御方法で、画像歪みの発生無く、生産性が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】用紙後処理装置と原稿搬送装置と画像読み取り装置を装備した画像形成装置の全体構成図である。
【図2】原稿搬送装置の断面図である。
【図3】原稿搬送の動作を示す図である。
【図4】原稿搬送のフローチャートである。
【図5】原稿搬送のタイミングチャートに基づいて説明する。
【図6】原稿の搬送状態を説明する図である。
【図7】従来の原稿搬送装置の断面図である。
【符号の説明】
DF 原稿搬送装置
1 画像形成装置
1A 画像形成装置本体
201 給紙皿
301 排紙皿
412 ピックアップローラ
413 分離ローラ
415 レジストローラ
422 読取部
441 排紙ローラ
500 制御手段
601 ワンウェイクラッチ
d 原稿
P1 給送経路
P2 読取経路
P3 排紙経路
P4 反転経路
A 第1の駆動手段
B 第2の駆動手段
Claims (4)
- 原稿を給送するローラを駆動する給送駆動手段と、原稿を読取搬送するローラを駆動する読取駆動手段とを備え、前記給送駆動手段と前記読取駆動手段との駆動により原稿を順次搬送して原稿の読み取りを行なう原稿搬送装置において、
前記原稿を給送する少なくとも最上流のローラのローラ軸にワンウェイクラッチを配置し、前記給送駆動手段の駆動を止めても前記ワンウェイクラッチが前記最上流のローラの搬送方向の回転を許容し、
前記読取駆動手段によって原稿を読取搬送するローラを駆動して読取搬送を行なう制御手段を備えることを特徴とする原稿搬送装置。 - 前記原稿を読取搬送するローラが読取部の前後に配置され、このローラを前記読取駆動手段で駆動し、
搬送される原稿が前記読取部の前後に配置されたローラにニップされると前記給送駆動手段の駆動を停止することを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。 - 前記最上流のローラのローラ軸の駆動停止直後に、次の原稿の給紙動作を開始することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の原稿搬送装置。
- 前記請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の原稿搬送装置を備えてなることを特徴とする画像形成装置。
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---|---|---|---|
JP2002230735A JP2004072544A (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 原稿搬送装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004072544A true JP2004072544A (ja) | 2004-03-04 |
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ID=32016700
Family Applications (1)
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JP2002230735A Pending JP2004072544A (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 原稿搬送装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004072544A (ja) |
-
2002
- 2002-08-08 JP JP2002230735A patent/JP2004072544A/ja active Pending
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