JP2004071175A - メモリカード用コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリカードの脱落防止のためのロック部を備えた板ばね部をカバーシェル若しくはベースシェルに一体化した部品として扱え、且つ組み付けが容易なメモリカード用コネクタ装置を提供することにある。
【解決手段】カバーシェル2はスライダー5の脚片5cの上面の後部に対応する部位に後端を上記カバーシェル2に一体連結し、該連結部位102から前端部103までの板面がカバーシェル2の上面と直交する向きで、左右方向に揺動自在に切り起こしにより垂下させた板ばね部100を備えている。この板ばね部100の前端部103には内側方向に折り曲げてロック部101を形成している。このロック部101はメモリカードMCとともに後退移動するスライダー5が所定位置に移動したときにメモリカードMCの凹部37に係入してメモリカードMCをロックする。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、SDメモリカードやマルチメディアカード等のメモリカードを挿抜自在に接続するためのコネクタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10、図11は本発明者らが提案したSDメモリカードやマルチメディアカード(MMC)のようなメモリカードMCに対応せるメモリカード用コネクタ装置の全体の分解斜視図及び全体斜視図を示している。このコネクタ装置は、本発明の主要部以外は共通な構成を備えているものであるので、この従来のコネクタ装置の構造について説明する。
【0003】
まずこの図示するように厚さが極薄いステンレス金属板を打ち抜き且つ曲げ加工することにより形成されたベースシェル1と、このベースシェル1と同様に厚さが極薄いステンレス金属板を打ち抜き且つ曲げ加工することにより形成され、ベースシェル1上に被着することで扁平で前部にメモリカード挿入口42を開口した箱状のコネクタ本体3をベースシェル1とで構成するカバーシェル2と、コネクタ本体3の後部内に装着されるコンタクトブロック4と、コンタクトブロック4の前方側のコネクタ本体3内に前後方向に移動自在に配置したコ字型の樹脂成形品からなるスライダー5とを主要な構成要素としたものである。
【0004】
ベースシェル1は両側に上面(コネクタ本体3の内側に対応)側方向に折り曲げて形成した側片6a,6bを設けたもので、前後端が開放されている。そして後端にはコンタクトブロック4の樹脂製基体7に上下方向に貫通させた圧入孔8に下方から圧入してコンタクトブロック4を後部上面に固定するための突出片9を所定間隔で両側方向に4つ折り曲げ形成している。
【0005】
また後端よりやや前方位置にはコンタクトブロック4に固持される後述する各コンタクト10…及びスイッチ片30a,30b、31a、31bを逃げすための孔11…を形成してある。
【0006】
更にまた各側片6a,6bの後端には各側片6a,6bの内側面に並行するように設けられるばね座用突片12,12の後端が一体連設されている。
【0007】
これらのばね座用突片12はスライダー5の付勢用コイルばね13の座屈を防止するために、付勢用コイルばね13の一端部内に挿入される。
【0008】
ところで側片6aの上記ばね座用突片12の先端位置よりやや前方位置には内側方向にL字状片14を切り起こしにより形成してある。このL字状片14は図12に示すようにその立片14aに軸孔14bを形成し、この軸孔14bにスライダー5の片側の脚片5cの前側の外側面に形成したハートカム溝部15に一端の軸部16bを移動自在に係入させるピン16の他端の軸部16aを回動自在に軸支するようになっている。
【0009】
ピン16はL字状片14の立片14aに並行するスライダ−5の脚片5cの側面に形成した凹み部内に配置され、上述のように軸部16bを上記ハートカム溝部15に係入する。
【0010】
更にベースシェル1の側片6aの前部には上記ピン16の側面を側片6aに並行するスライダー5の上記脚片5c側に押圧する押圧ばね片17を切り起こし形成してある。
【0011】
またベースシェル1の前端(メモリカード挿入口42側)には両側縁が前方に広がるように拡開形成した凹欠を形成し、この凹欠の傾斜辺となる両側縁に沿って上方に向けて逆入れ防止用の突片18を切り起こしにより形成している。
【0012】
この突片18,18間がメモリカードMCのメモリカード挿入口42に対応し、各突片18の上部内側縁部には段部18aを形成し、この両側の突片18、18の段部18a,18aより上側の内側縁間の寸法をメモリカードMCの両側の最大幅の寸法よりやや大きく設定し、またベースシェル1の上面と段部18aの上向き面との間の寸法を、ベースシェル1の上面に裏面側を乗せた状態のメモリカードMCの裏面両側縁に前後方向の全長に亘って形成している下向き段部19の下向き面の高さ寸法よりやや小さい寸法に設定し、且つこの下向き段部19より下側の内側縁間の寸法をメモリカードMCの下向き段部19より下方の両側幅の寸法よりやや大きく設定してある。
【0013】
これによりメモリカードMCの裏面側をベースシェル1の上面側に載せる状態ではメモリカードMCの下向き段部19が突片18の段部18a上を通過することができて上記メモリカード挿入口42からのメモリカードMCの挿入を可能とし、逆にメモリカードMCの表面をベースシェル1の上面側に向けた場合にはメモリカードMCのベースシェル1側となった両側部が両側の突片18,18の内側縁間を通過できず、メモリカードMCの表裏方向の間違いによる誤挿入を防止するようなっている。
【0014】
またコンタクトブロック4に右端のコンタクト10,つまり挿着されるメモリカードMCのI/O接触面に最初に接触するコンタクト10に対応する右端の孔11の前側(メモリカード挿入口42側)の内側縁には切り起こしによってストッパ片26を形成している。つまりメモリカードMCの前後方向が正規の方向でメモリカード挿入口42に挿入される場合には、メモリカードMCの裏面に設けたI/O接触面(図示せず)へ誘い込む溝(図示せず)の開口を介してコンタクト10…は接触位置へ移動することができるが、前後方向を逆にした非正規の方向でメモリカードMCが挿入されようとした場合には挿入方向の前面部にストッパ片26が衝合してそれ以上の移動を規制し、コンタクトブロック4のコンタクト10…の先部がメモリカードMCに挿入側の前面に当たって破損されるのを防ぐようになっている。
【0015】
一方カバーシェル2は図13に示すように両側に折り曲げによって下向きの側片20,20を一体に設け、また後端には所定間隔で3つの下向きの突出片21を折り曲げ形成している。これらの突出片21はベースシェル1上にカバーシェル2を被着する際に、ベースシェル1の上面後端部に配置するコンタクトブロック4の基体7上面に開口するように貫通させている圧入孔22に圧入してコンタクトブロック4を固定するためのものである。
【0016】
またこのカバーシェル2の前部側にはコネクタ本体3内に挿入されるメモリカードMCの表面に印した[SD]マークが視認できる窓孔23を打ち抜き形成するとともに、この窓孔23の両側には並行するようにスリット24を打ち抜き形成し、このスリット24と窓孔23の間の部位25の中央部をカバーシェル2の下面よりも下方へ突出させてその突出先端で上記コネクタ本体3内に挿入されるメモリカードMCの表面に弾性接触させてメモリカードMCを押さえる部位としている。
【0017】
コンタクトブロック2は、図14に示すようにメモリカードMCの後部裏面に複数(SDメモリでは9つ)並行形成しているI/O接触面に夫々対応接触するコンタクト10…と、メモリカードMCの位置検出用の一対のスイッチ片30a,30bと、メモリカードMCのライトプロテクトスイッチSWの位置検出用の一対のスイッチ片31a,31bとを樹脂製の基体7にインサート成形によって一体保持させており、基体7の前面(メモリカード挿入口42)側にはコンタクト10…及びスイッチ片30a,30b,31a、31bの接触側を突出させ、後面側には回路基板等に夫々を半田付けするための半田付け端子部32…(図14参照)を突出させている。そして基体7は前側上部に段部を設け、この段部に一端が開口するように上記圧入孔8…を上下方向に貫通させ、また基体7の後側上面に一端が開口するように圧入孔22…を基体7の後部に上下方向に貫通させている。また基体7の両側面にはベースシェル1の後部両側に設けたばね座用突片12,12を挿入する付勢用コイルばね13,13の一端側部を嵌めてガイドする凹欠47を設けてある。ここで一側面側の凹欠47を基体7の下部側に、他側面側の凹欠47は基体の上部側に夫々設けている。
【0018】
スライダー5は、図15に示すように合成樹脂成形品によりコ字型に形成されたものであって、中央片5aの両端前部より前方へ脚片5b、5cを一体突出されてコ字型に形成されものであり、中央片5aの下面側には、スライダー5の後方移動時にスイッチ片30a,30b、31c,31bやコンタクト10…の先部を前方へ突出させるための凹溝33…を対応形成してある。
【0019】
両側脚片5b、5cはメモリカードMCの左右側部のガイドとして機能するもので、夫々の前端内側面を脚片5b、5cの内側面間の距離が外向けに拡開するように傾斜面34,34としてある。
【0020】
また一方の脚片5bには上部後端から中央方向に外側部と上部と後端部とが開口した断面略U型の細溝35aを形成し、他方の脚片5cには下部後端より中央方向に外側部と下部と後端部とが開口した断面略U型の細溝35bを形成してある。
【0021】
これらの細溝35a、35bには上述した付勢用コイルばね13の他端部が収納されて、細溝35a、35bの前端内面が付勢用コイルばね13の弾発力を受ける面となっている。ここで両脚片5b、5cが均等に付勢用コイルばね13,13の弾発力を前方方向に受けることで、スライダー5はコネクタ本体3内をスムーズに前後方向に摺動できることになる。
【0022】
また両脚片5b、5cの内側面の下部には前端から後方に向けてメモリカードMCの両側の下向き段部19を載置摺動するための受けガイド50a、50bを一体に形成してある。
【0023】
更に一方の脚片5cの前部側の外側面にはハートカム溝部15を形成してある。このハートカム溝部15はハートカム15aとガイド溝15bとから構成され、ピン16の軸部16bをガイド溝15bに係入し、スライダー5の前後移動に伴い、ガイド溝15bとガイド溝15bの底面に形成した凹凸面15cとでピン16bの軸部16bのガイド溝15b内の相対的な移動をガイドするようなっている。
【0024】
また中央片5aと脚片5cとで囲まれた入り隅にはメモリカードMCの挿入側の前部の一角に形成した傾斜カット部27が衝合する傾斜面5dを前面に形成した張出部5eを設けている。この張出部5eには脚片5cの外側面に一端が開口し、また膨出部5eの上面に開口したスリット溝36を傾斜面5dに並行するように形成している。このスリット溝36はメモリカードMCの一側面に形成したロック用凹部37に一端を係止させる金属製の弾性を有するロック片38の他端を係入固定するためのものである。
【0025】
ロック片38は他端を上記のスリット溝36に圧入してスライダー5に取り付けられ、一端をハートカム溝部15後方の脚片5c上部に形成した凹欠部39を介して脚片5cの内側面側へ臨ませるようになっている。
【0026】
而してコネクタ装置を組み立てるに当たっては、ベースシェル1の両側片6a,6bの後端より側片6a、6bに夫々内側で並行するように折り曲げ形成したばね座用突片12,12を付勢用コイルばね13,13の一端部内に挿入させることで、付勢用コイルばね13、13をベースシェル1の後部両側内に配する。
【0027】
次いでベースシェル1の上面後部にコンタクトブロック7を載置する。このときベースシェルシェル1の後端に突出させている突出片9…をコンタクトブロック7の圧入溝8…に下方から圧入してコンタクトブロック7をベースシェル1上に固定する。またこの際基体7の両側部に形成した凹欠47,47内に付勢用コイルばね13,13の後端側部を夫々収納する。次にこのように配置されたコンタクトブロック7の前方側のベースシェル1上にスライダー5を載置する。この際付勢用コイルばね13,13の前部をスライダー5の両脚片5b、5cの後部側面に形成している細溝35a、35bに嵌める。そしてピン16の一端の軸部16aをベースシェル1の側片6aから切り起こしているL状片14の立片14aの軸孔14bに挿入して軸支させるとともに、ピン16をスライダー5の脚片5cと、ベースシェル1の側片6aの内側との間に配置し、更にピン16の他端の軸部16bを脚片5cの前部外側面に形成しているハートカム溝部15に係入する。ピン16はこのときベースシェル1の側片6aに設けている押圧ばね片17により脚片5c方向に付勢される。
【0028】
ここでスライダー15は付勢用コイルばね13,13により付勢されて前方(カード42挿入口42側)へ押し動かされて両脚片5b、5cの前端部に形成した傾斜面34、34がベースシェル1の前端に設けた突片18,18の裏面の傾斜面部に衝合してスライダー15のそれ以上の前方への移動が規制される。この状態ではピン16の一端がガイド溝15bの後端へ移動している。そしてスライダー15には上述のようにロック片38を取り付ける。
【0029】
このようにしてベースシェル1上にコンタクトブロック4,スライダー5を配置するとともに、付勢用コイルばね13,13、ピン16,ロック片38を装着した後、カバーシェル2を上方からベースシェル1に被せる。この際カバーシェル2の後端に形成した突出片21…をコンタクトブロック4の基体7の圧入孔21に上方から圧入するとともに、両側片20,20をベースシェル1の両側片6a,6bの外側面に沿うように垂下させる。このときカバーシェル2の両側片20,20に切り起こしによって形成された弾性係止片40…の上向き先部が、ベースシェル1の両側片6a,6bに対応するように設けた係止孔41…に係止されることになる。これにより両シェル1,2が互いに結合されて扁平で前部にメモリカードMCの挿入口42を開口した箱状のコネクタ本体3が形成されるとともに同時にコネクタ装置が完成することになる。
【0030】
次にメモリカードMCをコネクタ装置へ挿着する場合の各部の動作について説明する。
【0031】
まずメモリカードMCを前後方向及び表裏方向を正規な方向に向けてコネクタ本体3のメモリカード挿入口42から挿入すると、メモリカードMCの下面両側部の下向き段部19,19がベースシェル1の前端に形成している突片18の段部18a上を通過してメモリカードMCの先部がコネクタ本体3内のスライダー5の両脚片5b、5c間に挿入され、受けガイド50a、50b上に下向き段部19,19が乗ることになる。更にメモリカードMCをコネクタ本体3内に挿入すると、やがてメモリカードMCの先部の片側に形成した傾斜カット部27がスライダー5の張出部5eの傾斜面5dに衝合してスライダー5を後方へ押すことになる。また更にスライダー5に加わる付勢用コイルばね13、13の弾発力に抗して更にメモリカードMCを押し入れると、メモリカードMCの移動に共動してスライダー5が後退することになる。このスライダー5の後退によりピン16の軸部16bはハートカム溝部15のガイド溝15bの底部の凹凸面15cによってガイドされながらハートカム15aの上側のガイド溝15bへ移動することになる。そしてメモリカードMCをライダー15の中央片15aの後面がコンタクトブロック4の基体7の前面に当たる位置に近い位置まで押し込むと、ピン16の軸部16bがガイド溝15bの先端に当たる位置に至ることになり、それ以上の押し込みができなくなる。この位置でメモリカードMCに加えていた押し込み力を解除すると、付勢用コイルばね13の弾発力によりスライダー5がメモリカードMCと共に前方へ戻りかけるが、ピン16の軸部16bがガイド溝16aに案内されながら移動してハートカム15aの凹部15dに嵌り込むことになる。従ってこれ以上のスライダー5の前方移動が規制され、メモリカードMCはその位置でコネクタ本体3内に留まることになる。
【0032】
さて上記メモリカードMCは押し込みによってその先部が所定位置へ移動すると、スライダー5の中央片5aの下面の凹溝33…より前方へ突出せる各コンタクト10…の先部がメモリカードMCの裏面に形成した対応するI/O接触面にコンタクト10…の長さに応じて順次接触することになる。またスライダー5の中央片5aの凹溝33を介して前方へ突出せるスイッチ片30aの先部がメモリカードMCの傾斜カット部27によって押されて他方のスイッチ片30bに接触するとスイッチオンとなる。このスイッチ信号を利用して外部の検出回路(図示せず)によりメモリカードMCが正規位置に挿着されたことを検出することができる。
【0033】
またスイッチ片31a,31b側に対応するメモリカードMCの一側面にはライトプロテクトのスイッチSWの摘み45が露出する凹部46を設けており、スイッチSWの摘み45の凹部46内の移動位置により、スイッチ片31bの先部が摘み45に乗り上げるか凹部46内に落ち込むことで下方に位置するスイッチ片31aの先部から離れるか接触することになり、このスイッチ信号でメモリカードMCがライトプロテクト状態にあるか否かを検出できるようになっている。
【0034】
上述のスライダー5の移動は上記のハートカム15aの凹部15dにピン16の軸部16bが嵌り込むことで規制されるが、メモリカードMCはそのままではコネクタ本体3内より脱落する恐れがある。そこでスライダー5が所定位置へ移動すると、このスライダー5とともに移動するロック片38の中間部位に形成した突出部38aがカバーシェル2側に突出させた突片44を越えると、突片44による規制がなくなり、ロック片38が撓んでその一端が脚片5cの内側面方へ凹欠部39を介して突出し、その一端がメモリカードMCの一側部に形成したロック用凹部37の係入してメモリカードMCをロックする。この状態が図10に示す状態である。
【0035】
以上のように挿着されたメモリカードMCをコネクタ装置より取り出すときには、まずコネクタ本体3のメモリカード挿入口42より露出せるメモリカードMCの後部を挿入方向に押してスライダー5とともにメモリカードMCを挿入方向へ移動させる。この移動によってピン16の軸部16bがハートカム15aの凹部15dから離脱するとともにガイド溝15bにガイドされて凹部15dより下方のガイド溝15a内へ移動する。そしてメモリカードMCの押し込み力を解除すると、スライダー5は付勢用コイルばね13,13の弾発力により前方へ移動することなる。この移動によりカバーシェル2の突片44がロック片38の突出部38aを越えてロック片38の基部側へ移動し、ロック片38の一端を脚片5cの凹部内へ戻してメモリカードMCのロックを解除する。
【0036】
同時にピン16の軸部16bはガイド溝15bにガイドされながらハートカム15aの下方のガイド溝15内を介して移動する。スライダー5は付勢用コイルばね13,13の弾発力によりメモリカード挿入口42側へ移動して図10に示す状態に復帰することになり、メモリカードMCの後部がコネクタ本体3のメモリカード挿入口42から外部へ大きく露出し、メモリカードMCをコネクタ本体3から取り出すことができることになる。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記のようなコネクタ装置では、メモリカードの脱落防止のためのロック片が一つの部品として用いられているため、部品点数が多くまたロック片を組み付けるための作業性も劣るという問題があった。
【0038】
本発明は、上記の点に鑑みて為された者で、その目的とするところは、メモリカードの脱落防止のためのロック部を備えた板ばね部をカバーシェル若しくはベースシェルに一体化した部品として扱え、且つ組み付けが容易なメモリカード用コネクタ装置を提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、ベースシェルと、該ベースシェル上に被着する金属板製のカバーシェルとで形成され、前部にメモリカード挿入口を開口した箱状のコネクタ本体と、メモリカードのI/O接触面に対応するコンタクトを樹脂製基体に両側方向に並行するように保持させ、上記コネクタ本体の後部内に上記コンタクトを上記メモリカード挿入口方向に向けて配置されたコンタクトブロックと、該コンタクトブロックと上記メモリカード挿入口との間の上記コネクタ本体内に前後方向に移動自在に配置され、上記メモリカード挿入口からのメモリカードの挿抜操作に伴ってメモリカードとともに前後移動する合成樹脂成形品からなるスライダーと、該スライダーを前方方向へ常時付勢する付勢用ばねと、上記スライダーの最後部位置への移動後のメモリカードへの押し込み力の解錠時に上記スライダーを所定位置でロックし、該ロック後にメモリカードへの押し込み力が加わって上記スライダーが後方移動するときにロックを解除するロック手段とからなるメモリカード用コネクタ装置において、上記スライダーには、移動方向に直交し上記メモリカード挿入口を介して上記コネクタ本体内に挿入されるメモリカードの挿入方向の先端面を前面で受ける横片と、該横片の少なくとも一側端から移動方向に並行するように前方へ延出した脚片とを備え、上記金属板製のカバーシェルには、上記スライダーの脚片の上面に対応する部位に後端が上記カバーシェルに一体連結され、該連結部位から前端部までの板面が上記カバーシェルの上面と同じ向きで、左右方向に揺動自在に垂下させた板ばね部を備え、該板ばね部には、上記連結部位から前端部に亘る部位の中間部をZ字状に屈曲させて内側方へ突出する屈曲部を形成するとともに前端部を内側方向に折り曲げてロック部を形成し、上記スライダーの脚片には、上記板ばね部に対応する上面に上記板ばね部を収容する上面開口の凹所を設けるとともに、一端が内側側面に開口し、他端が凹所に連通して上記ロック部をスラーダー内へ出没させる開口部を設け、該開口部より後方に位置する凹所の側壁の内側面に、メモリカードの挿入による上記スライダーの後方移動位置が所定位置に至るまで上記屈曲部の当接で上記ロック部が上記開口部より上記スライダー内に突出しないように規制し、上記スライダーの後方移動位置が所定位置に至ると規制を解除して上記ロック部を上記開口部より上記スライダー内へ突出させるカム面を形成し、上記脚片の内側面より上記スライダー内へ突出する上記ロック部を上記脚片に対応するメモリカードの一側部に設けた凹部に係入してメモリカードをロックすることを特徴とする。
【0040】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記凹所の側壁の上面に該凹所側へ傾斜した傾斜面を形成していることを特徴とする。
【0041】
請求項3の発明では、請求項1又は2記載の上記ロック部がメモリカードの凹部に係入している状態で、該ロック部の背方に位置する上記凹所の底面に、上記板ばね部の背方への撓みによる上記ロック部の上記凹部からの離脱を防止する撓み規制用突部を一体に設けて成ることを特徴とする。
【0042】
請求項4の発明では、請求項1乃至3の何れかの発明において、上記板ばね部が上記カバーシェルから切り起こしにより一体形成したものであることを特徴とする。
【0043】
請求項5の発明では、金属板製ベースシェルと、該ベースシェル上に被着するカバーシェルとで形成され、前部にメモリカード挿入口を開口した箱状のコネクタ本体と、メモリカードのI/O接触面に対応するコンタクトを樹脂製基体に両側方向に並行するように保持させ、上記コネクタ本体の後部内に上記コンタクトを上記メモリカード挿入口方向に向けて配置されたコンタクトブロックと、該コンタクトブロックと上記メモリカード挿入口との間の上記コネクタ本体内に前後方向に移動自在に配置され、上記メモリカード挿入口からのメモリカードの挿抜操作に伴ってメモリカードとともに前後移動する合成樹脂成形品からなるスライダーと、該スライダーを前方方向へ常時付勢する付勢用ばねと、上記スライダーの最後部位置への移動後のメモリカードへの押し込み力の解錠時に上記スライダーを所定位置でロックし、該ロック後にメモリカードへの押し込み力が加わって上記スライダーが後方移動するときにロックを解除するロック手段とからなるメモリカード用コネクタ装置において、上記スライダーには、移動方向に直交し上記メモリカード挿入口を介して上記コネクタ本体内に挿入されるメモリカードの挿入方向の先端面を前面で受ける横片と、該横片の少なくとも一側端から移動方向に並行するように前方へ延出した脚片とを備え、上記金属板製のベースシェルには、上記スライダーの脚片の下面に対応する部位に後端がベースシェルに一体連結され、該連結部位から前端部に至る部位の板面が上記ベースシェルの上面と同じ向きで上下方向に撓み自在に配置した板ばね部を備え、該該板ばね部には上記連結部位から前端部に亘る部位の中間部にZ字状に屈曲させて上向に突出する屈曲部を形成するとともに、上記前端部から上記スライダーの脚片に直交する方向に上記スライダー内へ延設して該スライダー内に先端を臨ませる延設片と該延設片の先端から更に脚片の内側側面に並行するように前方へ延設して形成した前方延設片と該前方延設片の先端を上向きに折り曲げて形成したロック部とを設け、上記スライダーの脚片には、上記板ばね部に対応する下面に、上記板ばね部を収容する下面開口で且つ上記ロック部をスライダー内へ突出させるように側面開口した凹所を設けるとともに、該凹所の天井面にメモリカードの挿入による上記スライダーの後方移動位置が所定位置に至るまで上記板ばね部の屈曲部の当接で上記板ばね部を下方に撓ませて上記ロック部の上端位置をメモリカードの側部の下面位置以下に規制し、上記スライダーの後方移動位置が所定位置に至ると規制を解除して上記ロック部をメモリカードの側部の下面位置より上方へ突出させるカム面を形成し、上記脚片に対応するメモリカードの一側部に設けた下面開口の凹部に下方から上記ロック部を係入してメモリカードをロックすることを特徴とする。
【0044】
請求項6の発明では、請求項5記載の発明において、上記板ばね部が上記ベースシェルから切り起こしにより一体形成したものであることを特徴とする。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下本発明を実施形態により説明する。
【0046】
(実施形態1)
本実施形態は、従来装置のようなロック片38を用いず、図1に示すように代わりとなる板ばね部100を金属板製のカバーシェル2に一体に設けた点と、この板ばね部10に対応するようにスライダー5の脚片5cに板ばね部100を揺動自在に収納する凹所200と、板ばね部100の前端に設けたロック部101をスライダー1内へ出没させるための開口部201を設けるとともに、ロック部101の出没を制御するカム面202等を設けた点で従来と相違するものである。尚その他の構成及び働きは従来と同じであるので、図示或いは説明を省略する。また図示される構成要素において、従来の装置と同じ構成要素には同じ符号を付す。
【0047】
さて本実施形態のカバーシェル2は図1に示すようにスライダー5の脚片5cの上面の後部に対応する部位に後端を上記カバーシェル2に一体連結し、該連結部位102から前端部103までの板面がカバーシェル2の上面と直交する向きで、左右方向に揺動自在に切り起こしにより垂下させた上記板ばね部100を備えている。
【0048】
この板ばね部100には、上記連結部位102から前端部103に亘る部位の中間部をZ字状に屈曲させて内側方へ突出する屈曲部104を形成するとともに前端部103を内側方向に折り曲げてロック部101を形成している。
【0049】
一方スライダー5の脚片5cには、板ばね部100に対応する上面に板ばね部100を収容する上面開口の凹所200を設けるとともに、一端がスライダー5内に臨むように脚片5cの内側側面に開口し、他端が凹所200に連通して上記ロック部101をスラーダー5内へ出没させる開口部201を設け、この開口部201より後方の凹所200の側壁部303の内側面に、メモリカードMCの挿入によるスライダー5の後方移動位置が所定位置に至るまで屈曲部104の当接で板ばね部100のロック部101を開口部201よりスライダー5内に突出しないように規制し、スライダー5の後方移動位置が所定位置に至ると規制を解除してロック部101を開口部201よりスライダー5内へ突出させるカム面202を形成している。またカム面202を形成している側壁部203の上面は凹所200側へ下り傾斜している傾斜面204を設けてある。この傾斜面204はカバーシェル2をベースシェル1に被着する際に内側方向に弾発している板ばね部100を滑らして凹所200内へ落とし込むためのガイド面を構成する。尚200aは凹所200の後端部の細幅部で、スライダー5の後端面に開口し、スライダー5の前後移動によって相対的に板ばね部100が凹所200内の移動を可能するものである。
【0050】
次に本実施形態の主要部である板ばね部100の動作について図2乃至図6により説明する。
【0051】
図2及び図5(a)はメモリカードMCを挿着しない状態のコネクタ装置を示しており、この状態では、付勢用コイルばね13,3の弾発力を受けてスライダー5がメモリカード挿入口42方向(前方)に移動した状態にある。この状態ではばね部100の屈曲部104がスライダー5の凹所200内に面するカム面202により外側方向へ押され、前端部103のロック部104が開口部201からスライダー5内へ突出しないように規制されている状態にある。
【0052】
次にメモリカードMCを前後方向及び表裏方向を正規な方向に向けてコネクタ本体3のメモリカード挿入口42からコネクタ本体3内に挿入すると、やがてメモリカードMCの先部の片側に形成した傾斜カット部27がスライダー5の張出部5eの傾斜面5dに衝合してスライダー5を後方へ押すことになる。また更にスライダー5に加わる付勢用コイルばね(図示せず)の弾発力に抗して更にメモリカードMCを押し入れると、メモリカードMCの移動に共動してスライダー5が後退することになる。
【0053】
このスライダー5の後退に伴ってカム面202に当接している板ばね部100の屈曲部104が更に外側方へ押されて板ばね部100が撓み、図4及び図5(b)に示すように前端部103のロック部101を凹所200側へ引き込む。
【0054】
そしてスライダー5がメモリカードMCとともに更に後退して所定位置に達すると、屈曲部104がカム面202から開口部200側へ滑り落ち込み、そのため板ばね部100の弾発力により前端部103のロック部101が開口部200よりスライダー5内へ突出する。この突出位置は、丁度スライダー5の脚片5cの内側側面に接しているメモリカードMCの一側部に形成されている凹部37の側面開口に対応しているため、ロック部101は図6(a)に示すように凹部37の中央部に係入して、メモリカードMCをロックすることになる。この位置では凹部37の前後面とロック部101との間には前後方向の移動を許容する隙間がある。
【0055】
さて更にスライダー5をそれ以上の押し込みができなくなるまで後退させた最奥部の位置でメモリカードMCに加えていた押し込み力を解除すると、付勢用コイルばね(図示せず)の弾発力によりスライダー5がメモリカードMCと共に前方へ戻りかけるが、従来と同様にピンとハートカムとからなるロック機構によるロックでそれ以上のスライダー5の前方移動が規制され、図4及び図6(b)に示すようにメモリカードMCはその位置でコネクタ本体3内に留まることになる。
【0056】
そしてメモリカードMCは押し込みによってその先部が所定位置へ移動すると、スライダー5の中央片5aの下面の凹溝33…より前方へ突出せる各コンタクト10…の先部がメモリカードMCの裏面に形成した対応するI/O接触面にコンタクト10…の長さに応じて順次接触することになる。またスライダー5の中央片5aの凹溝33を介して前方へ突出せるスイッチ片30aの先部がメモリカードMCの傾斜カット部27によって押されて他方のスイッチ片30bに接触するとスイッチオンとなる。このスイッチ信号を利用して外部の検出回路(図示せず)によりメモリカードMCが正規位置に挿着されたことを検出することができる。
【0057】
以上のように挿着されたメモリカードMCをコネクタ装置より取り出すときには、まずコネクタ本体3のメモリカード挿入口42より露出せるメモリカードMCの後部を挿入方向に押してスライダー5とともにメモリカードMCを最奥部方向へ移動させる。この移動によって上記ハートカムを用いたロック機構のロック状態が解除されて図6(b)の状態から図6(a)の状態に戻り、更に付勢用コイルばねの弾発力により前方へ移動することなる。この移動によりカバーシェル2の板ばね部100の屈曲部104がカム面202に乗り上げて板ばね部100が外方向へ撓み、前端部103のロック部101がメモリカードMCの凹部37から離脱して(図5(b))、メモリカードMCのロックを解除する。
【0058】
同時にスライダー5は付勢用コイルばねの弾発力によりメモリカード挿入口42側へ移動して図2(図5(a))の状態に復帰することになり、メモリカードMCの後部がコネクタ本体3のメモリカード挿入口42から外部へ大きく露出し、メモリカードMCをコネクタ本体3から取り出すことができることになる。
【0059】
尚本実施形態の板ばね部100はベースシェル1と一体形成したものであるが、別のばね材をプレス加工して所定の形状に形成し、かしめ或いはレーザ溶接やスポット溶接で一体連結しても良い。
【0060】
また本実施形態ではSDメモリのような凹部37を備えたメモリカードMC以外に、凹部37を備えていない他は外形状が同じマルチメモリカード(MMC)にも対応しており、このマルチメモリカードからなるメモリカードが挿着される場合には、ロック部101がメモリカードの側面で押されることで板ばね部100が背方へ撓むようになっている。
【0061】
尚コンタクト装置を凹部37を備えたメモリカードMC専用とする場合には、凹所200の前端部の上底面に、図1において想像線で示すように板ばね部100の背方への撓み規制用突部205を一体に設けておけば、板ばね部100が振動などで背方、つまり外側方へ撓んでも突部205でその撓みを規制してロック部101が凹所200から離脱するのを防止することもできる。
【0062】
(実施形態2)
上記実施形態1は板ばね部100をカバーシェル2と一体化したものであるが、本実施形態は板ばね部100をベースシェル1と一体化したものである。
【0063】
つまり、図7(a)〜(c)に示すようにスライダー5の脚片5cの下面に対応するベースシェル1の部位に後端がベースシェル1に一体連結され、該連結部位から前端部に至る部位の板面がベースシェル1の上面と同じ向きで上下方向に撓み自在に板ばね部100を備えている。
【0064】
板ばね部100は上記連結部位102から前端部103に亘る部位の中間部にZ字状に屈曲させて上向に突出する屈曲部104を形成するとともに、上記前端部103からスライダー5の脚片5cに直交する方向にスライダー5内へ延設して該スライダー5内に先端を臨ませる延設片105と該延設片105の先端から更に脚片5cの内側側面に並行するように前方へ延設して形成した前方延設片106と該前方延設片106の先端を上向きに折り曲げて形成したロック部101とを設けてある。
【0065】
スライダー5の脚片5cは、図8、図9に示すように板ばね部100に対応する下面に、上記板ばね部100を収容する下面開口で且つロック部101をスライダー5内へ突出させるために内側側面が開口した凹所300を設けるとともに、凹所300の天井面にメモリカードMCの挿入によるスライダー5の後方移動位置が所定位置に至るまで板ばね部100の屈曲部104の当接で板ばね部100を下方に撓ませてロック部101の上端位置をメモリカードMCの両側の下向き段部19の下面位置以下に規制し、上記スライダー5の後方移動位置が所定位置に至ると規制を解除してロック部101をメモリカードMCの下面位置より上方へ突出させるカム面302を形成している。
【0066】
尚その他の構成は従来のコネクタ装置と同じであるので、同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。
【0067】
而して、図7(a)に示すメモリカードMCを挿入する前と、図7(b)に示すようにメモリカードMCを前後方向及び表裏方向を正規な方向に向けてコネクタ本体3のメモリカード挿入口42からコネクタ本体3内に挿入して、メモリカードMCの先部の片側に形成した傾斜カット部27をスライダー5の張出部5eの傾斜面5dに衝合させてスライダー5と共に所定位置まで後方移動させるまでは、板ばね部100は屈曲部104がカム面302によって下向きに押されて下方へ撓んでおり、そのためロック部101の上端は対向するメモリカードMCの下向き段部19の下面位置以下へ下がっている。
【0068】
この状態で更にスライダー5に加わる付勢用コイルばね(図示せず)の弾発力に抗して更にメモリカードMCを押し入れると、メモリカードMCの移動に共動してスライダー5が後退することになる。
【0069】
このスライダー5の後退に伴ってカム面302に当接している板ばね部100の屈曲部104が更に下方へ押されて板ばね部100下方へが撓み、ロック部101を下方へ移動させる。
【0070】
そしてスライダー5がメモリカードMCとともに更に後退して所定位置に達すると、屈曲部104がカム面202から外れて上方向へ移動し、そのため板ばね部100の弾発力によりロック部101が上方へ移動することになる。このときロック部101の上端は脚片5cの内側側面に接しているメモリカードMCの一側面に形成されている凹部37の下面開口に対応しているため、ロック部101は凹部37に図7(c)に示すように凹部37の中央部に係入してメモリカードMCをロックすることになる。この位置では凹部37の前後面とロック部101との間には前後方向の移動を許容する隙間がある。
【0071】
更にスライダー5をそれ以上の押し込みができなくなるまで後退させた最奥部の位置でメモリカードMCに加えていた押し込み力を解除すると、付勢用コイルばね(図示せず)の弾発力によりスライダー5がメモリカードMCと共に前方へ戻りかけるが、従来と同様にピンとハートカムとのロック機構でのそれ以上のスライダー5の前方移動が規制され、図8に示すようにメモリカードMCはその位置でコネクタ本体3内に留まることになる。
【0072】
メモリカードMCは押し込みによってその先部が所定位置へ移動すると、スライダー5の中央片5aの下面の凹溝33…より前方へ突出せる各コンタクト10…の先部がメモリカードMCの裏面に形成した対応するI/O接触面にコンタクト10…の長さに応じて順次接触することになる。またスライダー5の中央片5aの凹溝33を介して前方へ突出せるスイッチ片30aの先部がメモリカードMCの傾斜カット部27によって押されて他方のスイッチ片30bに接触するとスイッチオンとなる。このスイッチ信号を利用して外部の検出回路(図示せず)によりメモリカードMCが正規位置に挿着されたことを検出することができる。
【0073】
以上のように挿着されたメモリカードMCをコネクタ装置より取り出すときには、まずコネクタ本体3のメモリカード挿入口42より露出せるメモリカードMCの後部を挿入方向に押してスライダー5とともにメモリカードMCを最奥部方向へ移動させる。この移動によって上記ハートカムを用いたロック機構のロック状態が解除されて図7(b)の状態から図7(a)の状態に戻り、更に付勢用コイルばねの弾発力により前方へ移動することなる。この移動によりカバーシェル2の板ばね部100の屈曲部104がカム面303に乗り上げて板ばね部100が下方向へ撓み、ロック部101がメモリカードMCの凹部37から離脱してメモリカードMCのロックを解除する。
【0074】
同時にスライダー5は付勢用コイルばねの弾発力によりメモリカード挿入口42側へ移動して図7(a)の状態復帰することになり、メモリカードMCの後部がコネクタ本体3のメモリカード挿入口42から外部へ大きく露出し、メモリカードMCをコネクタ本体3から取り出すことができることになる。
【0075】
尚板ばね部100はベースシェル1と別部材でプレス加工で形成してしてかしめやレーザ溶接やスポット溶接で一体連結しても良い。
【0076】
【発明の効果】
請求項1の発明は、上記のように構成したメモリカード用コネクタ装置において、スライダーには、移動方向に直交し上記メモリカード挿入口を介して上記コネクタ本体内に挿入されるメモリカードの挿入方向の先端面を前面で受ける横片と、該横片の少なくとも一側端から移動方向に並行するように前方へ延出した脚片とを備え、金属板製のカバーシェルには、上記スライダーの脚片の上面に対応する部位に後端が上記カバーシェルに一体連結され、該連結部位から前端部までの板面が上記カバーシェルの上面と直交する向きで、左右方向に揺動自在に垂下させた板ばね部を備え、板ばね部には、上記連結部位から前端部に亘る部位の中間部をZ字状に屈曲させて内側方へ突出する屈曲部を形成するとともに前端部を内側方向に折り曲げてロック部を形成し、スライダーの脚片には、上記板ばね部に対応する上面に上記板ばね部を収容する上面開口の凹所を設けるとともに、一端が内側側面に開口し、他端が凹所に連通して上記ロック部をスラーダー内へ出没させる開口部を設け、該開口部より後方に位置する凹所の側壁の内側面に、メモリカードの挿入による上記スライダーの後方移動位置が所定位置に至るまで上記屈曲部の当接で上記ロック部が上記開口部より上記スライダー内に突出しないように規制し、上記スライダーの後方移動位置が所定位置に至ると規制を解除して上記ロック部を上記開口部より上記スライダー内へ突出させるカム面を形成し、脚片の内側面より上記スライダー内へ突出する上記ロック部を上記脚片に対応するメモリカードの一側部に設けた凹部に係入してメモリカードをロックするので、メモリカードの脱落防止のためのロック手段を、カバーシェルに一体連結した板ばね部により構成しているので、カバーシェルとともに一つの部品として取り扱え、そのため組み付け作業も別部品のロック片を組み付ける場合に比べて容易で工数も削減できるという効果がある。
【0077】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、上記凹所の側壁の上面に該凹所側へ傾斜した傾斜面を形成しているので、カバーシェルをベースシェルに被着する際に板ばね部をスライダーの傾斜面にガイドさせて凹所内に落とし込むことができ、板ばね部がつかえて変形することなく、またスライダーの前後位置を気にすることなく組み付け作業が容易に行える。
【0078】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の上記ロック部がメモリカードの凹部に係入している状態で、該ロック部の背方に位置する上記凹所の底面に、上記板ばね部の背方への撓みによる上記ロック部の上記凹部からの離脱を防止する撓み規制用突部を一体に設けてあるので、ロック状態にある板ばね部が振動などで撓んでロック部がメモリカードの凹部から離脱するのを防ぐことができる。
【0079】
請求項4の発明では、請求項1乃至3の何れかの発明において、上記板ばね部が上記カバーシェルから切り起こしにより一体形成したものであるので、カバーシェルの製作と同時に一体形成することができる。
【0080】
請求項5の発明は、上述のメモリカード用コネクタ装置において、スライダーには、移動方向に直交し上記メモリカード挿入口を介して上記コネクタ本体内に挿入されるメモリカードの挿入方向の先端面を前面で受ける横片と、該横片の少なくとも一側端から移動方向に並行するように前方へ延出した脚片とを備え、金属板製のベースシェルには、上記スライダーの脚片の下面に対応する部位に後端がベースシェルに一体連結され、該連結部位から前端部に至る部位の板面が上記ベースシェルの上面と同じ向きで上下方向に撓み自在に配置した板ばね部を備え、
該板ばね部には、上記連結部位から前端部に亘る部位の中間部にZ字状に屈曲させて上向に突出する屈曲部を形成するとともに、上記前端部から上記スライダーの脚片に直交する方向に上記スライダー内へ延設して該スライダー内に先端を臨ませる延設片と該延設片の先端から更に脚片の内側側面に並行するように前方へ延設して形成した前方延設片と該前方延設片の先端を上向きに折り曲げて形成したロック部とを設け、上記スライダーの脚片には、上記板ばね部に対応する下面に、上記板ばね部を収容する下面開口で且つ上記ロック部をスライダー内へ突出させるように側面開口した凹所を設けるとともに、該凹所の天井面にメモリカードの挿入による上記スライダーの後方移動位置が所定位置に至るまで上記板ばね部の屈曲部の当接で上記板ばね部を下方に撓ませて上記ロック部の上端位置をメモリカードの側部の下面位置以下に規制し、上記スライダーの後方移動位置が所定位置に至ると規制を解除して上記ロック部をメモリカードの側部の下面位置より上方へ突出させるカム面を形成し、上記脚片に対応するメモリカードの一側部に設けた下面開口の凹部に下方から上記ロック部を係入してメモリカードをロックするので、メモリカードの脱落防止のためのロック手段を、ベースシェルに一体連結した板ばね部により構成しているので、ベースシェルとともに一つの部品として取り扱え、そのため部品点数が少なくなる上に組み付け作業も別部品のロック片を組み付ける場合に比べて容易で工数も削減できるという効果がある。
【0081】
請求項6の発明は、請求項5記載の発明において、上記板ばね部が上記ベースシェルから切り起こしにより一体形成したので、ベースシェルの製作と同時に一体形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の要部の分解斜視図である。
【図2】同上のメモリカード挿入前の要部の状態説明図である。
【図3】同上のメモリカードの挿入によるスライダーの所定位置移動時の要部の状態説明図である。
【図4】同上のメモリカードの挿入によるスライダーの最奥部への移動時の要部の状態説明図である。
【図5】(a)は同上のメモリカード挿入直前の状態説明図である。(b)は同上のメモリカードとスライダーの衝合時(ロック解除時)の状態説明図である。
【図6】(a)は同上のスライダーの所定位置移動時(通常使用時)の状態説明図である。
(b)同上のスライダーの最奥部移動状態の状態説明図である。
【図7】本発明の実施形態2の動作説明図である。
【図8】同上のメモリカードロックの非ロック状態の下面側から見た透視図である。
【図9】(a)同上のスライダーの一部省略せる脚片の上面図である。(b)は同上のスライダーの一部省略せる脚面の側面図である。(c)は同上のスライダーの一部省略せる脚片の下面図である。(d)は(a)のX−X断面図である。
【図10】従来例の分解斜視図である。
【図11】同上の斜視図である。
【図12】(a)は同上のベースシェルの背面図である。(b)は同上のベースシェルの上面図である。(c)は同上のベースシェルの正面図である。(d)は同上のベースシェルの一側面図である。
【図13】(a)は同上のカバーシェルの背面図である。(b)は同上のカバーシェルの上面図である。(c)は同上のカバーシェルの正面図である。(d)は同上のカバーシェルの一側面図である。
【図14】(a)は同上のコンタクトブロックの背面図である。(b)は同上のコンタクトブロックの上面図である。(c)は同上のコンタクトブロックの一側断面図である。(d)は同上のコンタクトブロックの正面図である。(e)は同上のコンタクトブロックの所定位置の側断面図である。(f)は同上のコンタクトブロックの他側断面図である。
【図15】(a)は同上のスライダーの一側面図である。(b)は同上のスライダーの上面図である。(c)は同上のスライダーの他側面図である。(d)は同上のスライダーの背面図である。
【符号の説明】
2 カバーシェル
5 スライダー
5c 脚片
37 凹部
100 板ばね部
101 ロック部
102 連結部位
103 前端部
104 屈曲部
200 凹所
201 開口部
202 カム面
203 側壁部
204 傾斜面
MC  メモリカード

Claims (6)

  1. ベースシェルと、該ベースシェル上に被着する金属板製のカバーシェルとで形成され、前部にメモリカード挿入口を開口した箱状のコネクタ本体と、メモリカードのI/O接触面に対応するコンタクトを樹脂製基体に両側方向に並行するように保持させ、上記コネクタ本体の後部内に上記コンタクトを上記メモリカード挿入口方向に向けて配置されたコンタクトブロックと、該コンタクトブロックと上記メモリカード挿入口との間の上記コネクタ本体内に前後方向に移動自在に配置され、上記メモリカード挿入口からのメモリカードの挿抜操作に伴ってメモリカードとともに前後移動する合成樹脂成形品からなるスライダーと、該スライダーを前方方向へ常時付勢する付勢用ばねと、上記スライダーの最後部位置への移動後のメモリカードへの押し込み力の解錠時に上記スライダーを所定位置でロックし、該ロック後にメモリカードへの押し込み力が加わって上記スライダーが後方移動するときにロックを解除するロック手段とからなるメモリカード用コネクタ装置において、
    上記スライダーには、移動方向に直交し上記メモリカード挿入口を介して上記コネクタ本体内に挿入されるメモリカードの挿入方向の先端面を前面で受ける横片と、該横片の少なくとも一側端から移動方向に並行するように前方へ延出した脚片とを備え、
    上記金属板製のカバーシェルには、上記スライダーの脚片の上面に対応する部位に後端が上記カバーシェルに一体連結され、該連結部位から前端部までの板面が上記カバーシェルの上面と直交する向きで、左右方向に揺動自在に垂下させた板ばね部を備え、
    該板ばね部には、上記連結部位から前端部に亘る部位の中間部をZ字状に屈曲させて内側方へ突出する屈曲部を形成するとともに前端部を内側方向に折り曲げてロック部を形成し、
    上記スライダーの脚片には、上記板ばね部に対応する上面に上記板ばね部を収容する上面開口の凹所を設けるとともに、一端が内側側面に開口し、他端が凹所に連通して上記ロック部をスラーダー内へ出没させる開口部を設け、該開口部より後方に位置する凹所の側壁の内側面に、メモリカードの挿入による上記スライダーの後方移動位置が所定位置に至るまで上記屈曲部の当接で上記ロック部が上記開口部より上記スライダー内に突出しないように規制し、上記スライダーの後方移動位置が所定位置に至ると規制を解除して上記ロック部を上記開口部より上記スライダー内へ突出させるカム面を形成し、
    上記脚片の内側面より上記スライダー内へ突出する上記ロック部を上記脚片に対応するメモリカードの一側部に設けた凹部に係入してメモリカードをロックすることを特徴とするメモリカード用コネクタ装置。
  2. 上記凹所の側壁の上面に該凹所側へ傾斜した傾斜面を形成していることを特徴とする請求項1記載のメモリカード用コネクタ装置。
  3. 上記ロック部がメモリカードの凹部に係入している状態で、該ロック部の背方に位置する上記凹所の底面に、上記板ばね部の背方への撓みによる上記ロック部の上記凹部からの離脱を防止する撓み規制用突部を一体に設けて成ることを特徴とする請求項1又2記載のメモリカード用コネクタ装置。
  4. 上記板ばね部が上記カバーシェルから切り起こしにより一体形成したものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載のメモリカード用コネクタ装置。
  5. 金属板製ベースシェルと、該ベースシェル上に被着するカバーシェルとで形成され、前部にメモリカード挿入口を開口した箱状のコネクタ本体と、メモリカードのI/O接触面に対応するコンタクトを樹脂製基体に両側方向に並行するように保持させ、上記コネクタ本体の後部内に上記コンタクトを上記メモリカード挿入口方向に向けて配置されたコンタクトブロックと、該コンタクトブロックと上記メモリカード挿入口との間の上記コネクタ本体内に前後方向に移動自在に配置され、上記メモリカード挿入口からのメモリカードの挿抜操作に伴ってメモリカードとともに前後移動する合成樹脂成形品からなるスライダーと、該スライダーを前方方向へ常時付勢する付勢用ばねと、上記スライダーの最後部位置への移動後のメモリカードへの押し込み力の解錠時に上記スライダーを所定位置でロックし、該ロック後にメモリカードへの押し込み力が加わって上記スライダーが後方移動するときにロックを解除するロック手段とからなるメモリカード用コネクタ装置において、
    上記スライダーには、移動方向に直交し上記メモリカード挿入口を介して上記コネクタ本体内に挿入されるメモリカードの挿入方向の先端面を前面で受ける横片と、該横片の少なくとも一側端から移動方向に並行するように前方へ延出した脚片とを備え、
    上記金属板製のベースシェルには、上記スライダーの脚片の下面に対応する部位に後端がベースシェルに一体連結され、該連結部位から前端部に至る部位の板面が上記ベースシェルの上面と同じ向きで上下方向に撓み自在に配置した板ばね部を備え、
    該板ばね部には、上記連結部位から前端部に亘る部位の中間部にZ字状に屈曲させて上向に突出する屈曲部を形成するとともに、上記前端部から上記スライダーの脚片に直交する方向に上記スライダー内へ延設して該スライダー内に先端を臨ませる延設片と該延設片の先端から更に脚片の内側側面に並行するように前方へ延設して形成した前方延設片と該前方延設片の先端を上向きに折り曲げて形成したロック部とを設け、
    上記スライダーの脚片には、上記板ばね部に対応する下面に、上記板ばね部を収容する下面開口で且つ上記ロック部をスライダー内へ突出させるように側面開口した凹所を設けるとともに、該凹所の天井面にメモリカードの挿入による上記スライダーの後方移動位置が所定位置に至るまで上記板ばね部の屈曲部の当接で上記板ばね部を下方に撓ませて上記ロック部の上端位置をメモリカードの側部の下面位置以下に規制し、上記スライダーの後方移動位置が所定位置に至ると規制を解除して上記ロック部をメモリカードの側部の下面位置より上方へ突出させるカム面を形成し、
    上記脚片に対応するメモリカードの一側部に設けた下面開口の凹部に下方から上記ロック部を係入してメモリカードをロックすることを特徴とするメモリカード用コネクタ装置。
  6. 上記板ばね部が上記ベースシェルから切り起こしにより一体形成したものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載のメモリカード用コネクタ装置。
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