JP2004070810A - ビジュアルプログラミングシステム、ビジュアルプログラミング方法、ビジュアルプログラミング用プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

ビジュアルプログラミングシステム、ビジュアルプログラミング方法、ビジュアルプログラミング用プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2004070810A
JP2004070810A JP2002231490A JP2002231490A JP2004070810A JP 2004070810 A JP2004070810 A JP 2004070810A JP 2002231490 A JP2002231490 A JP 2002231490A JP 2002231490 A JP2002231490 A JP 2002231490A JP 2004070810 A JP2004070810 A JP 2004070810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
visual programming
diagram
state transition
editing
changed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002231490A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Sasaki
佐々木 順一
Yoshiko Sueda
末田 欣子
Jun Miyake
三宅 潤
Yoshihiro Niitsu
新津 善弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2002231490A priority Critical patent/JP2004070810A/ja
Publication of JP2004070810A publication Critical patent/JP2004070810A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/30Creation or generation of source code
    • G06F8/34Graphical or visual programming

Abstract

【課題】UML(Unified Modeling language)で記法が定められているような複数種の図から所定のプログラム言語の完全なソースコードを得るビジュアルプログラミングシステムを提供する。
【解決手段】編集内容反映部4は、状態遷移フローチャートが変更されると該変更内容をシーケンス図に反映させ、出力部5は、変更された状態遷移フローチャートと該状態遷移フローチャートの変更内容を反映した図とを完全なソースコードに変換して出力するの、状態遷移フローチャートの変更内容を利便性の高いUMLの図に反映でき、その状態遷移フローチャートとその変更内容を反映した図より完全なソースコードを生成することができる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オブジェクト技術標準化団体OMG(Object Management Group)により標準化されているUML(Unified Modeling language)で記法が定められているような複数種の図から所定のプログラム言語の完全なソースコードを得るビジュアルプログラミングシステムとその関連技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、オブジェクト指向でのソフトウェア設計手法の一つにOMGで標準化させているUML(Unified Modeling Language)記法がある。UMLを用いたプログラム設計ツールではオブジェクト設計(クラス設計)を行った仕様からプログラムのスケルトンコードに変換することは可能である。しかし、スケルトンコードはクラスの定義をソースコードにしたものであるため、プログラムの動作詳細が記述されていなく、完全なソースコードにするためには詳細なコードを手入力する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、UMLによる設計だけで完全なソースコードを生成するには詳細なコードを手入力する必要があるが、手入力によって動作詳細をプログラミングすることは、人為的なミスが入りこみ生産効率を阻害する要因になり問題である。
【0004】
そこで本発明は、UMLの利便性と、フローチャートによるプログラム設計の利点を融合し、上記問題を解決する完全なプログラムコードの自動生成を実現するため、UMLで記法が定められているような複数種の図から所定のプログラム言語の完全なソースコードを得るビジュアルプログラミングシステムと、該システムが行うビジュアルプログラミング方法、該方法を実行させるビジュアルプログラミング用プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記従来の課題を解決するために、請求項1の本発明は、プログラムの動作仕様をそれぞれ表現した少なくとも2種の図を操作に応じて生成し記憶する図編集手段と、前記図編集手段で記憶した図の内の一の種類の図が変更されると該変更内容を他の種類の図に反映させる変更反映手段と、前記変更内容を反映した種類の図を含む少なくとも2種の図を予め設定されたプログラム言語の完全なソースコードに変換して出力する出力手段とを備えることを特徴とするビジュアルプログラミングシステムをもって解決手段とする。
【0006】
この請求項1の本発明によれば、プログラムの動作仕様をそれぞれ表現した少なくとも2種の図を操作に応じて生成し記憶する図編集手段と、前記図編集手段で記憶した図の内の一の種類の図が変更されると該変更内容を他の種類の図に反映させる変更反映手段と、前記変更内容を反映した種類の図を含む少なくとも2種の図を予め設定されたプログラム言語の完全なソースコードに変換して出力する出力手段とを備えるので、変更内容の自動的な反映ができその変更内容を反映した図より完全なソースコードを生成することができる。
【0007】
また、請求項2の本発明は、前記図編集手段は、UMLの9つの記法に対応する9種の図をそれぞれ操作に応じて生成し記憶する9つのUML図編集手段と状態遷移フローチャートを操作に応じて生成し編集する状態遷移フローチャート編集手段とを含んで構成され、前記変更反映手段は、前記状態遷移フローチャート編集手段で記憶した状態遷移フローチャートが変更されると該変更内容を前記9つのUML図編集手段で記憶した図に反映させるように構成され、前記出力手段は、前記変更された状態遷移フローチャートと該状態遷移フローチャートの変更内容を反映した図とを完全なソースコードに変換して出力するように構成されたことを特徴とする請求項1記載のビジュアルプログラミングシステムをもって解決手段とする。
【0008】
この請求項2の本発明によれば、前記図編集手段は、UMLの9つの記法に対応する9種の図をそれぞれ操作に応じて生成し記憶する9つのUML図編集手段と状態遷移フローチャートを操作に応じて生成し編集する状態遷移フローチャート編集手段とを含んで構成され、前記変更反映手段は、前記状態遷移フローチャート編集手段で記憶した状態遷移フローチャートが変更されると該変更内容を前記9つのUML図編集手段で記憶した図に反映させるように構成され、前記出力手段は、前記変更された状態遷移フローチャートと該状態遷移フローチャートの変更内容を反映した図とを完全なソースコードに変換して出力するように構成されているので、状態遷移フローチャートの変更内容を利便性の高いUMLの図に反映でき、その状態遷移フローチャートとその変更内容を反映した図より完全なソースコードを生成することができる。
【0009】
また、請求項3の本発明は、前記変更反映手段により変更内容が反映される際に当該変更内容を反映した場合の矛盾の有無を判定する矛盾判定手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載のビジュアルプログラミングシステムをもって解決手段とする。
【0010】
この請求項3の本発明によれば、前記変更反映手段により変更内容が反映される際に当該変更内容を反映した場合の矛盾の有無を判定する矛盾判定手段を備えるので、矛盾が無い場合はソースコードの出力を行う一方、矛盾が有る場合は、ユーザへの通知を行うことができる。
【0011】
また、請求項4の本発明は、プログラムの動作仕様をそれぞれ表現した少なくとも2種の図をコンピュータシステムであるビジュアルプログラミングシステムに設けられた図編集手段が操作に応じて生成し記憶する図編集段階と、前記図編集手段が記憶する図の内の一の種類の図が変更されると前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた変更反映手段が当該変更内容を他の種類の図に反映させる変更反映段階と、前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた出力手段が前記変更内容を反映した種類の図を含む少なくとも2種の図を予め当該ビジュアルプログラミングシステムに設定されたプログラム言語の完全なソースコードに変換して出力する出力段階とを備えることを特徴とするビジュアルプログラミング方法をもって解決手段とする。
【0012】
この請求項4の本発明によれば、プログラムの動作仕様をそれぞれ表現した少なくとも2種の図をコンピュータシステムであるビジュアルプログラミングシステムに設けられた図編集手段が操作に応じて生成し記憶する図編集段階と、前記図編集手段が記憶する図の内の一の種類の図が変更されると前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた変更反映手段が当該変更内容を他の種類の図に反映させる変更反映段階と、前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた出力手段が前記変更内容を反映した種類の図を含む少なくとも2種の図を予め当該ビジュアルプログラミングシステムに設定されたプログラム言語の完全なソースコードに変換して出力する出力段階とを備えるので、変更内容の自動的な反映ができその変更内容を反映した図より完全なソースコードを生成することができる。
【0013】
また請求項5の本発明は、UMLの9つの記法に対応する9種の図の1種以上をコンピュータシステムであるビジュアルプログラミングシステムに設けられた9つのUML図編集手段の中の対応するものが操作に応じて生成し記憶するUML図編集段階と、前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた状態遷移フローチャート編集手段が操作に応じて状態遷移フローチャートを生成し記憶する状態遷移フローチャート編集段階と、前記状態遷移フローチャート編集手段が記憶した状態遷移フローチャートが変更されると前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた変更反映手段が当該変更内容を前記UML図編集段階で記憶した図に反映させる変更反映段階と、前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた出力手段が前記変更された状態遷移フローチャートと該状態遷移フローチャートの変更内容を反映した図とを予め前記ビジュアルプログラミングシステムに設定されたプログラム言語の完全なソースコードに変換して出力する出力段階とを備えることを特徴とするビジュアルプログラミング方法をもって解決手段とする。
【0014】
この請求項5の本発明によれば、UMLの9つの記法に対応する9種の図の1種以上をコンピュータシステムであるビジュアルプログラミングシステムに設けられた9つのUML図編集手段の中の対応するものが操作に応じて生成し記憶するUML図編集段階と、前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた状態遷移フローチャート編集手段が操作に応じて状態遷移フローチャートを生成し記憶する状態遷移フローチャート編集段階と、前記状態遷移フローチャート編集手段が記憶した状態遷移フローチャートが変更されると前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた変更反映手段が当該変更内容を前記UML図編集段階で記憶した図に反映させる変更反映段階と、前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた出力手段が前記変更された状態遷移フローチャートと該状態遷移フローチャートの変更内容を反映した図とを予め前記ビジュアルプログラミングシステムに設定されたプログラム言語の完全なソースコードに変換して出力する出力段階とを備えるので、この状態遷移フローチャートの変更内容を利便性の高いUMLの図に反映でき、その状態遷移フローチャートとその変更内容を反映した図より完全なソースコードを生成することができる。
【0015】
また、請求項6の本発明は、前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた矛盾判定手段が前記変更反映段階に先だって変更内容の反映における矛盾の有無を判定する矛盾判定段階を備えることを特徴とする請求項4または5記載のビジュアルプログラミング方法をもって解決手段とする。
【0016】
この請求項6の本発明は、前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた矛盾判定手段が前記変更反映段階に先だって変更内容の反映における矛盾の有無を判定する矛盾判定段階を備えるので、矛盾が無い場合はソースコードの出力を行う一方、矛盾が有る場合は、ユーザへの通知を行うことができる。
【0017】
また、請求項7の本発明は、前記矛盾判定段階で矛盾が有ると判定されたときにユーザに向けての通知を行うことを特徴とする請求項6記載のビジュアルプログラミング方法をもって解決手段とする。
【0018】
この請求項7の本発明によれば、ユーザは矛盾の存在を認識することができる。
【0019】
また、請求項8の本発明は、請求項4ないし7のいずれかに記載のビジュアルプログラミング方法を実行させるコンピュータプログラムであるビジュアルプログラミング用プログラムをもって解決手段とする。
【0020】
この請求項8の本発明によれば、ビジュアルプログラミング用プログラムで流通性を高めることができる。
【0021】
また、請求項9の本発明は、請求項4ないし7のいずれかに記載のビジュアルプログラミング方法を実行させるコンピュータプログラムであるビジュアルプログラミング用プログラムを記録した記録媒体をもって解決手段とする。
【0022】
この請求項9の本発明によれば、ビジュアルプログラミング用プログラムを記録した記録媒体で流通性を高めることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0024】
図1は、本発明の実施の形態に係るオブジェクト指向ビジュアルプログラミングシステムの構成を示す図である。
【0025】
オブジェクト指向ビジュアルプログラミングシステム(以下の説明と図1では、単にビジュアルプログラミングシステムという)1は、ある目的のプログラムの完全なソースコードを得るためのコンピュータシステムであり、オブジェクト技術標準化団体OMG(Object Management Group)により標準化されているUML(Unified Modeling language)で定めた記法でプログラムの動作仕様を表現した9種の図をユーザの操作に応じて生成し記憶するUML編集部2と、状態遷移フローチャート(図の概念に含む)をユーザの操作に応じて生成または変更し記憶するフローチャート編集部3と、UML編集部2やフローチャート編集部3で図が生成または変更され記憶される(いずれも編集という)と該編集内容を目的のプログラムを同じくする他の図に反映させる編集内容反映部4と、編集された図と該図の編集内容(図の内容または変更内容)が反映された図とその他の必要な図とを予めビジュアルプログラミングシステム1に設定されたプログラム言語の完全なソースコードに変換して出力する出力部5とを備える。
【0026】
ビジュアルプログラミングシステム1は、中央演算装置(CPU)と主記憶装置(RAM)と外部記憶装置(ハードディスク等)を備え、外部記憶装置内のプログラム(ビジュアルプログラミング用プログラム)のコードを主記憶装置に読み込み、これを中央演算装置が実行する。実行過程のデータは逐次主記憶装置に記憶され外部記憶装置に格納される。また、キーボード、マウス等の入力装置と、CRTディスプレイ等からなる表示装置とを備え、必要に応じてプリンタ等が接続される。
【0027】
UML編集部2は、UMLで記法が定められている9種の図を操作に応じて生成し記憶する、つまり編集するものである。具体的には、UML編集部2は、ユーザとシステムとの相互作用を図示するユースケース図を編集するユースケース図編集部21と、論理的な構造を図示するクラス図を編集するクラス図編集部22と、オブジェクトとそのつながりを図示するオブジェクト図を編集するオブジェクト図編集部23と、振る舞いを図示するためのステートチャート図を編集するステートチャート図編集部24と、ソフトウェアの物理的構造を図示するコンポーネント図を編集するコンポーネント図編集部25と、ハードウェア構成に対するソフトウェアの対応を示す配置図を編集する配置図編集部26と、各オブジェクト間のイベントハンドリングの順番を示すコラボレーション図を編集するコンポーネント図編集部27と、各オブジェクト間のイベントハンドリングを時間軸に沿って図示するシーケンス図を編集するシーケンス図編集部28と、ユースケース内のイベントの流れを図示するためのアクティビティ図を編集するアクティビティ図編集部29とからなるものである。なお、スケルトンコードというソースコードを作成するためにはクラス図が最低限必要となる。
【0028】
編集内容反映部4は、実際に編集内容の反映を行う反映実行部41と、編集内容が反映される際に当該編集内容を反映した場合の矛盾の有無を判定する矛盾チェック部42とからなる。
【0029】
なお、UML編集部2及びフローチャート編集部3は、大きくは図編集手段に相当する。なお、UML編集部2に含む各部21〜29はUML図編集手段に、フローチャート編集部3は状態遷移フローチャート編集手段に相当する。また、編集内容反映部4の反映実行部41は変更反映手段に、矛盾チェック部42は矛盾判定手段に、出力部5は出力手段にそれぞれ相当する。
【0030】
図2は、ビジュアルプログラミングシステム1が行うビジュアルプログラミング方法を示すフローチャートである。
【0031】
オブジェクト指向でプログラム開発を行う際(ステップS100)には、UML編集部2は、OMGにより標準化されているUMLで定めた記法でプログラムの動作仕様を表現した9種の図を開発者(ユーザ)の操作に応じて生成し記憶する(ステップS101:図編集段階、詳しくはUML図編集段階)。例えば、図3に示すように、シーケンス図編集部28が編集したシーケンス図201は、処理P1を実行した後に条件判断Aを行い、結果がaであった場合は処理P2を行うように編集されている。また、シーケンス図202は、処理P1を実行した後に条件判断Aを行い、結果がbであった場合は処理P3を行うように編集されている。これは、分岐の記述がサポートされていないUMLのシーケンス図で分岐を表現したものである。
【0032】
完全なソースコードの自動作成には、クラス図、ステートチャート図及びシーケンス図と、オブジェクトの詳細を記述する状態遷移フローチャートが必要であるが、ビジュアルプログラミングシステム1ではステートチャート図及びシーケンス図と状態遷移フローチャートとを連携させるようになっている。つまり、ステートチャート図編集部24及びシーケンス図編集部28とフローチャート編集部3とが連携するようになっている。
【0033】
なお理解容易にする為、これ以降はシーケンス図と状態遷移フローチャートを用いて説明する。シーケンス図編集部28が備えるフローチャート編集部3に対する機能は同様にUML編集部2に含まれる他の編集部においても備わり、フローチャート編集部3のシーケンス図編集部28に対する機能はUML編集部2に含まれる他の編集部にも機能するからである。
【0034】
シーケンス図編集部28は編集の間、そのシーケンス図を表示装置に表示させ、さらに、次の状態遷移フローチャートの編集の間も表示させておくので、両者を見ながら編集作業が行える。
【0035】
次に、各オブジェクト単位に状態遷移フローチャートを作成する際(ステップS103)には、フローチャート編集部3は、状態遷移フローチャートを開発者の操作に応じて生成し記憶する(ステップS105:図編集段階、詳しくは状態遷移フローチャート編集段階)。例えば、開発者は、表示されたシーケンス図を見ながら、状態遷移フローチャートにアイコン等を配置する。
【0036】
例えば図3の状態遷移フローチャート203に示すように、処理P1を実行した後、条件判断Aを行い、結果がaであった場合は処理P2を行う一方、結果がbであった場合は処理P3を行うように編集される。
【0037】
さて、状態遷移フローチャートが編集されると、矛盾チェック部42が、状態遷移フローチャートの編集内容を、シーケンス図編集部28が記憶した反映したシーケンス図に反映した場合の矛盾の有無を判定する(ステップS107:矛盾反映段階)。ここで、矛盾有りと判定されたときは、ビジュアルプログラミングシステム1は、その旨をユーザに通知し(ステップS109)、そしてステップS105へ戻り、フローチャート編集部3は、前記通知を受けた開発者の操作に応じて状態遷移フローチャートを変更し記憶する。
【0038】
一方、ステップS107で矛盾無しと判定されたときは、反映実行部41が実際に編集内容の反映を行う(ステップS111:変更反映段階)。例えば、図4に示すように、処理P1を行った後、信号送信sig1を行うという状態遷移フローチャート204の信号送信sig1後に、処理P2が追加された場合は、シーケンス図205に処理P2を追加して変更内容を反映させる。このとき、編集内容反映部4の反映実行部41は状態遷移フローチャート204に処理P2のアイコンが追加されるとシーケンス図205に処理P2のアイコンを追加する。
【0039】
なお、編集内容反映部4の反映実行部41は、逆にシーケンス図の編集内容を状態遷移フローチャートに反映させることも可能である。つまり、反映元の図と反映先の図は目的のプログラムが同一であればどの図であっても良く、これはユーザの操作により任意に決めることができる。また、必須の図と任意に追加できる図(オプション)を予めビジュアルプログラミングシステム1に設定しておき、それらの図を編集対象と編集内容の反映先にできるようにしてもよい。
【0040】
さて、開発者の操作により編集継続が指示された場合(ステップS113)は、ステップS105に戻る。一方、編集終了が指示された場合(ステップS113)は、出力部5は、編集された状態遷移フローチャートと該状態遷移フローチャートの編集内容を反映したシーケンス図とを予めビジュアルプログラミングシステム1に設定されたプログラム言語の完全なソースコードに変換して出力する(ステップS115)。出力先は、表示装置、プリンタ、外部記憶装置のいずれでもよい。
【0041】
なお、上記説明した処理をビジュアルプログラミングシステム1に実行させるビジュアルプログラミング用プログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録したり、インターネットなどの通信網を介して伝送させて、広く流通させることができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、プログラムの動作仕様をそれぞれ表現した少なくとも2種の図を操作に応じて生成記憶し、記憶した図の内の一の種類の図が変更されると該変更内容を他の種類の図に反映させ、変更内容を反映した種類の図を含む少なくとも2種の図を予め設定されたプログラム言語の完全なソースコードに変換して出力するので、変更内容の自動的な反映ができその変更内容を反映した図より完全なソースコードを生成することができる。したがって、オブジェクト技術標準化団体OMG(Object Management Group)により標準化されているUML(Unified Modeling language)で記法が定められているような複数種の図からプログラム言語の完全なソースコードを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るオブジェクト指向ビジュアルプログラミングシステムの構成を示す図である。
【図2】ビジュアルプログラミングシステム1が行うビジュアルプログラミング方法を示すフローチャートである。
【図3】シーケンス図編集部28が編集したシーケンス図とフローチャート編集部3が編集した状態遷移フローチャートの具体例を示す図である。
【図4】編集内容反映部4の反映実行部41が行う変更内容の反映の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 ビジュアルプログラミングシステム
2 UML編集部
3 フローチャート編集部
4 編集内容反映部
5 出力部
21 ユースケース図編集部
22 クラス図編集部
23 オブジェクト図編集部
24 ステートチャート図編集部
25 コンポーネント図編集部
26 配置図編集部
27 コンポーネント図編集部
28 シーケンス図編集部
29 アクティビティ図編集部
41 反映実行部
42 矛盾チェック部
201、202、205 シーケンス図
203、204 状態遷移フローチャート

Claims (9)

  1. プログラムの動作仕様をそれぞれ表現した少なくとも2種の図を操作に応じて生成し記憶する図編集手段と、
    前記図編集手段で記憶した図の内の一の種類の図が変更されると該変更内容を他の種類の図に反映させる変更反映手段と、
    前記変更内容を反映した種類の図を含む少なくとも2種の図を予め設定されたプログラム言語の完全なソースコードに変換して出力する出力手段と
    を備えることを特徴とするビジュアルプログラミングシステム。
  2. 前記図編集手段は、UMLの9つの記法に対応する9種の図をそれぞれ操作に応じて生成し記憶する9つのUML図編集手段と状態遷移フローチャートを操作に応じて生成し編集する状態遷移フローチャート編集手段とを含んで構成され、
    前記変更反映手段は、前記状態遷移フローチャート編集手段で記憶した状態遷移フローチャートが変更されると該変更内容を前記9つのUML図編集手段で記憶した図に反映させるように構成され、
    前記出力手段は、前記変更された状態遷移フローチャートと該状態遷移フローチャートの変更内容を反映した図とを完全なソースコードに変換して出力するように構成されたことを特徴とする請求項1記載のビジュアルプログラミングシステム。
  3. 前記変更反映手段により変更内容が反映される際に当該変更内容を反映した場合の矛盾の有無を判定する矛盾判定手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載のビジュアルプログラミングシステム。
  4. プログラムの動作仕様をそれぞれ表現した少なくとも2種の図をコンピュータシステムであるビジュアルプログラミングシステムに設けられた図編集手段が操作に応じて生成し記憶する図編集段階と、
    前記図編集手段が記憶する図の内の一の種類の図が変更されると前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた変更反映手段が当該変更内容を他の種類の図に反映させる変更反映段階と、
    前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた出力手段が前記変更内容を反映した種類の図を含む少なくとも2種の図を予め当該ビジュアルプログラミングシステムに設定されたプログラム言語の完全なソースコードに変換して出力する出力段階と
    を備えることを特徴とするビジュアルプログラミング方法。
  5. UMLの9つの記法に対応する9種の図の1種以上をコンピュータシステムであるビジュアルプログラミングシステムに設けられた9つのUML図編集手段の中の対応するものが操作に応じて生成し記憶するUML図編集段階と、
    前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた状態遷移フローチャート編集手段が操作に応じて状態遷移フローチャートを生成し記憶する状態遷移フローチャート編集段階と、
    前記状態遷移フローチャート編集手段が記憶した状態遷移フローチャートが変更されると前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた変更反映手段が当該変更内容を前記UML図編集段階で記憶した図に反映させる変更反映段階と、
    前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた出力手段が前記変更された状態遷移フローチャートと該状態遷移フローチャートの変更内容を反映した図とを予め前記ビジュアルプログラミングシステムに設定されたプログラム言語の完全なソースコードに変換して出力する出力段階と
    を備えることを特徴とするビジュアルプログラミング方法。
  6. 前記ビジュアルプログラミングシステムに設けられた矛盾判定手段が前記変更反映段階に先だって変更内容の反映における矛盾の有無を判定する矛盾判定段階を備えることを特徴とする請求項4または5記載のビジュアルプログラミング方法。
  7. 前記矛盾判定段階で矛盾が有ると判定されたときにユーザに向けての通知を行うことを特徴とする請求項6記載のビジュアルプログラミング方法。
  8. 請求項4ないし7のいずれかに記載のビジュアルプログラミング方法を実行させるコンピュータプログラムであるビジュアルプログラミング用プログラム。
  9. 請求項4ないし7のいずれかに記載のビジュアルプログラミング方法を実行させるコンピュータプログラムであるビジュアルプログラミング用プログラムを記録した記録媒体。
JP2002231490A 2002-08-08 2002-08-08 ビジュアルプログラミングシステム、ビジュアルプログラミング方法、ビジュアルプログラミング用プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Pending JP2004070810A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002231490A JP2004070810A (ja) 2002-08-08 2002-08-08 ビジュアルプログラミングシステム、ビジュアルプログラミング方法、ビジュアルプログラミング用プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002231490A JP2004070810A (ja) 2002-08-08 2002-08-08 ビジュアルプログラミングシステム、ビジュアルプログラミング方法、ビジュアルプログラミング用プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004070810A true JP2004070810A (ja) 2004-03-04

Family

ID=32017247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002231490A Pending JP2004070810A (ja) 2002-08-08 2002-08-08 ビジュアルプログラミングシステム、ビジュアルプログラミング方法、ビジュアルプログラミング用プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004070810A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006155250A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Meidensha Corp Uml分析設計ツール
JP2007233905A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Nec Corp 要求仕様作成支援方法、そのプログラム及び要求仕様作成支援装置
JP2008129858A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Fujitsu Ltd 設計/検証支援プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体
JP2009289162A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 制御プログラム及び試験方案自動作成装置
JP2012048329A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Fuji Electric Co Ltd オブジェクト指向プログラム生成装置、その方法、プログラム
JP2013164670A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Fuji Electric Co Ltd オブジェクト指向プログラム生成装置、その方法、プログラム
WO2015159400A1 (ja) * 2014-04-16 2015-10-22 株式会社アイ・エル・シー シーケンス図作成装置、シーケンス図作成方法およびシーケンス図作成プログラム
JP2019050046A (ja) * 2018-11-29 2019-03-28 株式会社アイ・エル・シー シーケンス図作成装置、シーケンス図作成方法およびシーケンス図作成プログラム
CN113966502A (zh) * 2020-02-24 2022-01-21 深圳中砼物联网科技有限公司 一种图形化无代码编程方法、计算机设备及存储介质

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006155250A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Meidensha Corp Uml分析設計ツール
JP2007233905A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Nec Corp 要求仕様作成支援方法、そのプログラム及び要求仕様作成支援装置
US9177088B2 (en) 2006-11-21 2015-11-03 Fujitsu Limited Computer product for supporting design and verification of integrated circuit
JP4589294B2 (ja) * 2006-11-21 2010-12-01 富士通株式会社 設計/検証支援プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体
US8370781B2 (en) 2006-11-21 2013-02-05 Fujitsu Limited Computer product for supporting design and verification of integrated circuit
JP2008129858A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Fujitsu Ltd 設計/検証支援プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体
US9378316B2 (en) 2006-11-21 2016-06-28 Fujitsu Limited Computer product for supporting design and verification of integrated circuit
JP2009289162A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 制御プログラム及び試験方案自動作成装置
JP2012048329A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Fuji Electric Co Ltd オブジェクト指向プログラム生成装置、その方法、プログラム
JP2013164670A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Fuji Electric Co Ltd オブジェクト指向プログラム生成装置、その方法、プログラム
WO2015159400A1 (ja) * 2014-04-16 2015-10-22 株式会社アイ・エル・シー シーケンス図作成装置、シーケンス図作成方法およびシーケンス図作成プログラム
JPWO2015159400A1 (ja) * 2014-04-16 2017-04-13 株式会社アイ・エル・シー シーケンス図作成装置、シーケンス図作成方法およびシーケンス図作成プログラム
JP2019050046A (ja) * 2018-11-29 2019-03-28 株式会社アイ・エル・シー シーケンス図作成装置、シーケンス図作成方法およびシーケンス図作成プログラム
CN113966502A (zh) * 2020-02-24 2022-01-21 深圳中砼物联网科技有限公司 一种图形化无代码编程方法、计算机设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9395959B2 (en) Integrated workflow visualization and editing
US7694272B2 (en) Method, a language and a system for the definition and implementation of software solutions by using a visualizable computer executable modeling language
US8296721B2 (en) Template-based software development
US8656346B2 (en) Converting command units into workflow activities
US20100107136A1 (en) Integrated development framework for composite applications
CN1755620A (zh) 工作流进度表创作工具
US20080010082A1 (en) System and method for business process management
JP2015504186A (ja) モバイル・アプリケーション開発のためのシステムおよび方法
US8527254B2 (en) Simulator engine development system and simulator engine development method
US7519947B2 (en) Orchestration designer
JP2010537325A (ja) インタラクティブなユーザーインターフェースの定義
US20110126171A1 (en) Dynamic native editor code view facade
CN114115838A (zh) 一种基于分布式组件和云平台的数据交互方法及系统
JP2004070810A (ja) ビジュアルプログラミングシステム、ビジュアルプログラミング方法、ビジュアルプログラミング用プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
US20030120707A1 (en) Systems and methods for exporting functionality of a modularized system
KR20150139598A (ko) 프로그램 그래프 표시 장치, 프로그램 그래프 표시 방법 및 프로그램 그래프 표시 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
EP1577762A2 (en) Address support for resources in common-language runtime languages
JP2008225898A (ja) 変換装置、変換プログラム及び変換方法
CN116028062A (zh) 目标代码的生成方法、npu指令的显示方法及装置
KR102300005B1 (ko) 소프트웨어 컴포넌트를 표현하는 각각의 그래픽 객체 간의 연결 조작을 이용한 소프트웨어 개발 어시스트 방법 및 그 시스템
JP4093033B2 (ja) サービス部品選択支援方法
JP4848772B2 (ja) プログラム生成装置およびプログラム生成プログラム
JP4672695B2 (ja) 制御システム開発支援装置、制御システム開発支援方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP4397393B2 (ja) モジュラー構造のメッセージを修正する方法および装置
JP2007094453A (ja) プログラム開発支援システム、プログラム開発支援方法およびプログラム