JP2006155250A - Uml分析設計ツール - Google Patents

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Abstract

【課題】UMLに準拠したオブジェクト指向分析設計ツールにおいて、入力できる各設計要素の名称は1つのみであり、通常、英語で入力するため、英語圏以外の人間では、母国語に比べ扱い難い。また、分析設計した内容は、次工程の別の作業者が参照する場合が多く、さらに理解し難いものとなる。
【解決手段】本発明は、入力する各設計要素の名称について、プログラムやその雛形を自動作成するための名称と分析設計図に表示するための名称とに分けて入力・格納し、前者はプログラムやその雛形を自動作成するために使用し、後者は分析設計図に表示するために使用するようにしたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、UMLに準拠したオブジェクト指向分析設計ツールに関する。
オブジェクト指向分析設計においては、分析したシステムの内容を表現するソフトウェアの業界規格としてUML(Unified Modeling Language)を用いることが一般的になっている。
UMLに準拠した分析設計ツールにおいては、分析設計したクラスやメソッドなどの設計要素を所定の図や文字で入力していく。さらに、入力した内容を基にしてプログラムやその雛形を自動作成する機能を備えるツールが多い。
図3は従来技術における分析設計ツールの機能構成図である。入力機能1において、分析・設計内容を入力し、分析設計内容格納機能に格納する。表示機能3において、分析設計内容を読み出してUML形式で表示する。また、プログラム自動作成機能4において、分析設計内容を読み出してプログラム5やその雛形を自動作成する。なお、分析・設計内容のうち、設計要素の名称は名称6に格納し、表示やプログラム自動作成に共通に使用する。
図4は従来技術における実施例で、クラス図やプログラムまたはその雛形は通常、英語で作成される。例えばクラスの名前がSwitch である場合、Switchクラスの入力画面10からクラスの名称「Switch」を入力し、Switchクラスを含むクラス図20にクラスの名称「Switch」を表示し、Switchクラスを自動作成したC++のヘッダーファイル30にクラスの名称「Switch」を設定する。
なお、自動変換を行う仕組みが実装されるソフトウェアでは、日本語名を入力すると用語辞書を用いて英語表現に変換する方式のものが特許文献1にある。
特開2000−122855号公報
UMLに準拠したオブジェクト指向分析設計ツールにおいて、入力できる各設計要素の名称は1つのみであり、入力した内容を基にしてプログラムやその雛形を自動作成するため、英語で入力するのが一般的である。
この場合、英語圏以外の人間では、母国語に比べ扱い難い。また、分析設計した内容は、次工程の作業において分析設計者以外の人間が参照する場合が多いので、英語で記述されたクラス図では認識性が悪く、誤解や勘違いのもととなり、非効率なものとなっている。
本発明の目的は、入力する各設計要素の名称について、英語だけでなく母国語も扱える手段を提供することにある。
本発明は、設計要素を入力する入力機能と、入力した分析設計内容を格納する分析設計内容格納機能と、分析設計内容を読み出して表示する表示機能と、分析設計内容を読み出してプログラムやその雛形を自動作成するプログラム自動作成機能を有するUMLに準拠したオブジェクト指向分析設計ツールにおいて、1つの設計要素について表示用名称とプログラム自動作成用名称を各々入力して格納し、表示時には表示用名称を読み出して表示し、プログラム自動作成時にはプログラム自動作成用名称を読み出してプログラムに設定することを特徴としたものである。
以上のとおり、本発明によれば、プログラムやその雛形を自動作成するための名称には英語で入力してプログラムを自動作成し、分析設計図に表示するための名称には母国語で入力して母国語の名称で分析設計図上に表示できる。
これにより、分析設計者は扱い易くなり、作業効率が向上する。また、分析設計内容を参照する次工程の作業において、分析設計者以外の人間が参照する場合においても理解し易くなり、作業効率が向上する。さらに、読み取りなどのミスも発生し難くなり、ソフトウェア品質も向上する。
図1は本発明における分析設計ツールの機能構成図である。入力機能1において、分析・設計内容を入力し、分析設計内容格納機能で格納する。表示機能3において、分析設計内容を読み出してUML形式で表示する。また、プログラム自動作成機能4において、分析設計内容を読み出してプログラム5やその雛形を自動作成する。以上は、従来と同様である。
ただし、分析・設計内容のうち、各設計要素の名称は表示用名称7とプログラム自動作成用名称8に分けて設けたところが従来と異なる。1つの設計要素の名称入力時は、入力機能1で表示用名称7とプログラム自動作成用名称8とを別々に入力する。設計要素の名称を分析設計図上に表示時は、表示機能3は表示用名称7から読み出して表示する。設計要素の名称からプログラムや雛形を自動作成する際は、プログラム自動作成機能4はプログラム自動作成用名称8から読み出して自動作成する。
図2に本発明の実施例を示す。11はクラスの入力画面を示したもので、名前がSwitchであったとすると、名前とシンボル名の2欄を設け、名前には和名の「開閉器」を、シンボル名には英名の「Switch」を入力する。すなわち、Switchクラスの入力画面11からクラスの英名「Switch」と和名「開閉器」を入力すると、分析設計内容格納機能2は和名で入力された「開閉器」を表示用名称7と認識して自動変換し、表示機能3を介してSwitchクラスを含むクラス図21として和名「開閉器」を表示する。一方、英名で入力した「Switch」に対しては分析設計内容格納機能2ではプログラム自動作成用名称8と認識し、プログラム自動作成機能4を介してSwitchクラスを自動作成したC++のヘッダーファイル31に英名「Switch」を設定する。
本発明の機能構成図。 本発明の実施画面例。 従来の機能構成図。 従来の実施画面例。
符号の説明
1… 入力機能

2… 分析設計内容格納機能

3… 表示機能

4… プログラム自動作成機能

5… プログラム

6… 名称

7… 表示用名称

8… プログラム自動作成用名称

10… Switchクラスの入力画面
11… Switch(開閉器)クラスの入力画面
20… Switchクラスを含むクラス図
21… Switch(開閉器)クラスを含むクラス図
30… Switchクラスを自動作成したC++のヘッダーファイル
31… Switch(開閉器)クラスを自動作成したC++のヘッダーファイル

Claims (1)

  1. 設計要素を入力する入力機能と、入力した分析設計内容を格納する分析設計内容格納機能と、分析設計内容を読み出して表示する表示機能と、分析設計内容を読み出してプログラムやその雛形を自動作成するプログラム自動作成機能を有するUMLに準拠したオブジェクト指向分析設計ツールにおいて、1つの設計要素について表示用名称とプログラム自動作成用名称を各々入力して格納し、表示時には表示用名称を読み出して表示し、プログラム自動作成時にはプログラム自動作成用名称を読み出してプログラムに設定するUML分析設計ツール。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002082804A (ja) * 2000-09-06 2002-03-22 Akifumi Watanabe 動的識別子情報を利用するエディタ
JP2004070810A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ビジュアルプログラミングシステム、ビジュアルプログラミング方法、ビジュアルプログラミング用プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体

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