JP2004069353A - 地図情報記憶再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】道路走行動画像をリンク単位に関連付けし再生可能とすること、および道路の渋滞度合い、天候状態に応じて再生動画像が切り替えられることができる地図情報記憶再生装置を提供する。
【解決手段】予め撮影された車両走行時の車窓動画像を地図情報内のリンクと関連付ける動画像関連付け手段と、前記動画像関連付け手段により前記リンクと関連付けられた前記動画像を前記地図情報に格納する地図情報アクセス手段とを有し、さまざまな動画像をリンクと関連づける。
【選択図】 図1
【解決手段】予め撮影された車両走行時の車窓動画像を地図情報内のリンクと関連付ける動画像関連付け手段と、前記動画像関連付け手段により前記リンクと関連付けられた前記動画像を前記地図情報に格納する地図情報アクセス手段とを有し、さまざまな動画像をリンクと関連づける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車窓動画像を地図情報へ記憶および再生するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、人工衛星からの電波を受信して現在位置を算出し、地図上に乗車中の自車位置を表示するナビゲーションシステムが実用化されている。例えば、特開2001−50756号公報記載のナビゲーションシステムでは、ハードディスクまたはCD−ROM等の記憶媒体に記憶された地図情報に対する位置情報(以下ノードという)を利用することで、ノードに基づいて地図を表示すること、およびその位置に関する動画または静止画等の情報を関連付けて記憶することができるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のナビゲーションシステムでは、動画像情報がノードに関連づけされているだけであり、ノード間に存在する道路(以下リンクという)に対しては動画像情報の関連付けがされていないため、リンク走行中は動画像によるナビゲーションができないという問題があった。
【0004】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、地図情報上のリンク走行中も動画像によるナビゲーションを行うことができる地図情報記憶再生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の地図情報記憶再生装置は、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、予め取得された車両走行時の車窓動画像を前記地図情報内のリンクと関連付ける動画像関連付け手段と、前記地図情報記憶手段からの前記地図情報の読み出しまたは前記地図情報記憶手段へ新規の地図情報の書き込みを行う地図情報アクセス手段とを備え、前記地図情報アクセス手段が、前記地図情報記憶手段からの前記動画像の再生または前記地図情報記憶手段へ前記動画像の記憶を行う構成を有している。
【0006】
この構成により、道路走行時の車窓動画像を地図上の点であるノード単位ではなく、地図上の線であるリンク単位に再生することが可能となる。
【0007】
また、本発明の地図情報記憶再生装置は、動画像関連付け手段が動画像をリンク内の車線ごとに関連付ける構成を有している。
【0008】
この構成により、車線ごとに異なる動画像を再生することが可能となる。
【0009】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、地図情報アクセス手段が、地図情報を表示する表示手段に表示された地図情報上において、任意に選択されたリンクまたはリンク内の車線ごとの動画像を再生する構成を有している。
【0010】
この構成により、表示地図上のあるリンクを選択特定し、そのリンク間の実際の車窓動画像を確認することが可能となる。
【0011】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、地図情報アクセス手段が動画像の再生速度を任意に設定できる構成を有している。
【0012】
この構成により、動画像再生時の再生時間を伸縮することが可能となる。
【0013】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、前記動画像関連付け手段が、前記動画像を道路分岐点の進入リンクと脱出リンクの組み合わせごとに関連付け、関連付けられた前記動画像を前記地図情報記憶手段に格納する構成を有している。
【0014】
この構成により、分岐点を右折または左折するときの動画像も記憶することが可能となる。
【0015】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、地図情報上の目的地までのルート探索を行うルート検索手段を有し、ルート検索手段により得られたルートに含まれるリンクおよび分岐点に対する動画像再生リストを生成し、または前記動画像再生リストに従い動画像を再生する構成を有している。
【0016】
この構成により、ルートシミュレーション等を実際の風景動画像の組み合わせリストから再生することが可能となる。
【0017】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、ルート検索手段により得られたルート上の案内ポイントの前後の動画像再生リストを自動的に抽出する案内ポイントリスト抽出手段を有し、案内ポイントリスト抽出手段により得られたリストに従い動画像を再生する構成を有している。
【0018】
この構成により、ルートシミュレーション等を案内ポイント近辺の重要な部分だけ実際の風景動画像の組み合わせリストから再生することが可能となる。
【0019】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、動画像再生リストまたは案内ポイントリストについての各動画像データを自動的に一連の動画像データに合成する構成を有している。
【0020】
この構成により、生成した動画像再生リストが指し示す動画像を組み合わせて1つに合成したものを外部記憶装置等に出力することが可能となる。
【0021】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、前記地図情報記憶手段が、予め取得された道路の交通渋滞状況に応じた車窓動画像を、前記地図情報に同一リンクまたは同一リンク内の車線ごとまたは進入リンクと脱出リンクの組み合わせごとに対して複数格納する構成を有している。
【0022】
この構成により、ルートシミュレーションや表示地図上で道路を選択して実際の前方車窓動画像を再生する場合に、交通渋滞状況に合わせた動画像を再生させることが可能となる。
【0023】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、道路の交通渋滞情報を外部から受信する交通渋滞情報受信手段を有し、前記交通渋滞情報受信手段からの渋滞情報に応じて前記地図情報記憶手段に格納された渋滞度合いの異なる複数の動画像の中から、再生する動画像を切り替える構成を有している。
【0024】
この構成により、道路の交通渋滞状況を外部から受信し、その渋滞度合によって再生する動画像を切り替えることが可能となる。
【0025】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、前記地図情報記憶手段が、予め取得された天候の異なる車窓動画像を、前記地図情報に同一リンクまたは同一リンク内の車線ごとまたは進入リンクと脱出リンクの組み合わせごとに対して複数格納する構成を有している。
【0026】
この構成により、天候別に切り替えて再生すること、および、悪天候時の視界の悪さ等も確認することが可能となる。
【0027】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、自車走行時の車窓動画像を撮像する動画像撮像手段と、前記動画像を前記地図情報内のリンクと関連付ける動画像関連付け手段と、前記地図情報記憶手段からの前記地図情報の読み出しまたは前記地図情報記憶手段へ新規の地図情報の書き込みを行う地図情報アクセス手段とを備え、前記地図情報アクセス手段が、前記地図情報記憶手段へ前記動画像の記憶または前記地図情報記憶手段からの前記動画像の再生を行う構成を有している。
【0028】
この構成により、再生動画像を予め地図情報に記憶されている車窓動画像ではなく、自車が走行した車窓動画像とすることが可能となる。
【0029】
さらに本発明の地図情報記憶再生のためのプログラムは、電子計算機を、請求項1ないし12記載のいずれかの地図情報記憶手段へ地図情報または前記予め取得された車両走行時の車窓動画像もしくは前記自車走行時の車窓動画像の書き込みもしくは記憶、または読み出しもしくは再生を行う手段として機能させる構成を有している。
【0030】
この構成により、車載用ナビゲーション装置に限らず、媒体情報読み取り機能を有する電子計算機等でも動画像の記憶または再生機能を動作させることが可能となる。
【0031】
さらに本発明の地図情報記憶媒体は、地図情報と、電子計算機を用いて車両走行時または自車走行時の車窓動画像の記憶または再生が可能なプログラムとが格納されていることを特徴とする。
【0032】
これにより、車載用ナビゲーション装置に限らず、媒体情報読み取り機能を有する電子計算機等でも地図情報記憶媒体を利用することが可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図12を用いて説明する。
【0034】
本発明の地図情報記憶再生装置の例として、車載用ナビゲーション装置を取り上げ、その実施の形態を図1に示す。
【0035】
図1おいて、本発明の車載用ナビゲーション装置は、全体を制御するメインコントローラ1と、メインコントローラ1が使用する主記憶メモリ2と、外部記憶装置3と、地図表示や経路探索等に必要な各種の地図データを記憶した地図情報である地図データベース4と、前記地図データベース4への新しい地図データを書き込み、または地図データベース4に記憶された地図データを読み出しを行う地図情報アクセス手段としての記憶媒体アクセス部5と、運転者や搭乗者が各種の指示を入力する操作部としての操作入力部6と、自車の位置と自車の方位とを検出するGPS受信部7と、自律航法センサー8と、自車位置演算部9と、道路交通情報センタ(VICSセンタ)から送られてくる道路交通情報を各種の通信方式によって受信するビーコン送受信機またはFM多重放送受信機等の交通渋滞情報受信手段としての通信部10と、目的地までのルート検索を行うルート検索部11と、案内ポイントを自動的に抽出する案内ポイントリスト抽出部12と、ビデオRAM13と、グラフィックコントローラ14を使用して生成された地図画像または誘導経路付地図画像を表示する表示部15と、経路誘導を行う際に所定の案内音声を出力する音声出力部16と、自車が走行中の車窓動画像を撮像する動画像撮像部17と、前記動画像をリンクと関連付ける動画像関連付け部18とを備えている。
【0036】
上述した記憶媒体アクセス部5は、1枚または複数枚の地図ディスクへのアクセスが可能であり、メインコントローラ1の制御によっていずれかの地図ディスクから地図データの読み出し等を行う。操作入力部6は、経路探索指示を与えるための探索キー、経路誘導モードの設定に用いる経路誘導モードキー、目的地入力キー、左右上下のカーソルキー、地図の縮小−拡大キー、表示画面上のカーソル位置にある項目の確定を行う設定キー等の各種操作キーを備えており、キーの操作状態に応じた赤外線信号がメインコントローラ1に向けて送信される。
【0037】
GPS受信部7は、複数のGPS衛星から送られてくる電波を受信して、3次元測位処理または2次元測位処理を行って車両の絶対位置および方位を計算し(車両方位は現時点における自車位置と1サンプリング時間ΔT前の自車位置とに基づいて計算する)、これらを測位時刻とともに出力する。
【0038】
通信部10は、ビーコン送受信機またはFM多重放送受信機で構成される。ビーコン送受信機は、主に高速道路上に設置された電波ビーコン送受信機との間で電波を介して双方向通信を行うとともに、主に一般道路上に設置された光ビーコン送受信機との間で光を介して双方向通信を行うことにより、VICSセンタから送られてくるVICS交通情報を受信する。一方、FM多重放送受信機は、一般のFM放送に重畳された多重化データに含まれるVICS交通情報を受信する。上述した電波ビーコン、光ビーコンとFM多重放送とを比較すると、どちらもVICS交通情報を受信できる点およびその内容に基本的な違いはないが、FM多重放送による場合の方が広範囲の受信エリアで交通情報を得ることができる。
【0039】
表示部15は、メインコントローラ1から出力される画像データに基づいて自車周辺の地図情報を車両位置マークや出発地マーク、目的地マーク等とともに表示したり、この地図上に誘導経路を表示したりする。
【0040】
以上のように構成された動画像地図情報の記憶再生装置について図を用いてその動作を説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態の地図情報記憶再生装置における地図情報の構成図を図2に示す。図1中の地図データベース4には、ノードとリンクで構成される地図情報の道路ネットワークデータが記憶されている。従来、ノードに対して静止画または動画が関連付けられていたが、本発明においてはリンクに対して動画像を関連付けるため、例えば図2のリンク22に対しては、ノード20からノード23の区間を法定制限速度で走行した時の車窓動画像21を関連付けて地図情報内に記憶する。他のリンク25、28に対しても各々同様に動画像24、27の関連付けを行って地図情報に記憶する。記憶された動画像を道路走行時に再生することにより、動画像によるナビゲーションができる。
【0041】
以上のように本発明の第1の実施の形態によれば、リンクと関連付けられた動画像を地図情報に格納することにより、ナビゲーション装置使用時に、地図情報内のリンク単位ごとに実際の道路走行動画像を再生することが可能となる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態の地図情報記憶再生装置における地図情報の構成図を図3に示す。ノードとリンクで構成される地図情報の道路ネットワークにおいて、リンクの車線数に応じて、車線数分の動画像を記憶する。例えば、図3においてリンク35に対しては、車線数が2であるとすると、各車線からの車窓動画像を進行方向に向かって左側の車線より順に、ノード33からノード36の区間を法定制限速度で走行した時の車窓動画像をそれぞれ動画像34a、34bとして、当該リンクに関連付けて地図情報内に記憶する。このとき、リンクに対する車線数分の動画像の格納順序は進行方向に対して右側から格納してもよい。こうして車線ごとにリンクに関連付けられた動画像を道路走行時に再生することにより、車線ごとの動画像によるナビゲーションができる。
【0042】
以上のように本発明の第2の実施の形態によれば、動画像をリンク内の車線ごとに関連付けることにより、ナビゲーション装置使用時に、車線ごとに違なる動画像を再生することが可能となる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態の地図情報記憶再生装置における表示画面例とサブメニュー画面例を図4(a)と図4(b)に示す。図1の表示部15に地図情報表示画面40が表示され、地図情報表示画面40に表示された道路を、地図をスクロールさせて中心位置41に移動し、中心位置に該当するリンクを選択した状態にて、サブメニュー画面42を表示させる。サブメニュー画面42内から画像再生を選択すると、選択したリンクの車線数が複数の場合、その数分だけの車線別動画像選択メニュー43が現れ、それを選択することにより指定の車線の車窓動画像を再生することができる。
【0043】
以上のように本発明の第3の実施の形態によれば、記憶媒体アクセス部5が、表示部15に表示された地図情報上で任意に選択されたリンクまたはリンク内の車線ごとの動画像を再生することにより、表示地図上のあるリンクを選択特定することで、その道路区間の実際の風景画像を確認することが可能となる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態の地図情報記憶再生装置における表示画面例を図5に示す。地図情報表示画面に表示された道路を、地図をスクロールさせて、中心位置に該当するリンクを選択した状態にて、サブメニュー画面50を表示させ、サブメニュー画面内から画像再生を選択すると、選択したリンクの車線数が複数の場合、その数分だけの車線別動画像選択メニュー51が現れ、その中から1つを選択した場合、再生速度選択メニュー52が現れ、その中から動画像を再生する速度を指定し、指定した速度で車窓映像を再生することができる。再生速度選択メニュー52では、速い−普通−遅いの3段階の再生速度で示したが、ノーマル再生速度を基準として、2倍の速度、0.5倍の速度等であってもよい。また、倍率等の数値を入力させて希望再生速度を指定させる構成とすることも可能である。
【0044】
以上のように本発明の第4の実施の形態によれば、再生速度を任意設定できることにより、再生時間を伸縮することが可能となる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態の地図情報記憶再生装置における地図情報の構成図を図6に示す。ノードとリンクで構成される地図情報の道路ネットワークにおいて、交差点等の道路分岐点への進入リンク61から脱出リンク63,65,67のいずれかへ進行する場合の交差点内通過の車窓動画像を、ノード62への進入リンク61と脱出リンク63,65,67の組み合わせごとに、それぞれ動画像69a、69b、69cとして、ノード62に記憶する。同様に、分岐ノードへの進入リンクがリンク63であった場合も、脱出リンク61、65、67のいずれかへ進行する場合の交差点内通過の車窓動画像を、ノード62へ記憶し、すべての組み合わせの画像を格納する。
【0045】
ここで、交差点規制が存在している組み合わせに対しては格納しなくても良い。また2条線同士の交差点等のように複数のノードで1つの交差点を表現しているような場合でもその交差点に進入するリンクと脱出するリンクの組み合わせで、進入リンクの接続先ノードにそれぞれの動画像を関連付けておく。
【0046】
このように、交差点を右左折した時の動画像をノードに関連付けると、リンクばかりでなく、ノードに対しても動画像を記憶、再生できることとなる。
【0047】
以上のように本発明の第5の実施の形態によれば、動画像を道路分岐点の進入リンクと脱出リンクの組み合わせごとに関連付け、この組み合わせごとに関連付けられた動画像を地図情報に格納することにより、ナビゲーション装置としての使用時に、分岐点を右折および左折したときの動画像を再生することが可能となる。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態の地図情報記憶再生装置におけるルート検索結果を図7に示す。また、本実施の形態におけるルート動画像再生リスト生成のフローチャートを図8に示し、ルート動画像再生リスト例を図9に示している。
【0048】
図7において、まずルート検索部11により目的地までのルート検索を行い、検索結果のノード・リンク列71−72−75−76−79−82−81−83・・・を抽出する。得られたノード・リンク列から図8を用いてルート動画像再生リストを生成する。まずルートの始端側のリンクより検査し(ステップ90)、先頭のリンクを取得する(ステップ91)。次に、当該リンクに関連付けられている動画像格納位置を取得し、再生リストに出力する(ステップ92)。次に当該リンクに接続するノードが交差点等の分岐ノードかどうかを判別し(ステップ93)、分岐ノードでなかった場合は、ルート上の次のリンクが存在していないかどうか判別する(ステップ97)。存在しない場合は終了、存在していた場合はステップ91の処理に戻る。
【0049】
一方、当該リンク接続ノードが分岐ノードであった場合には(ステップ93)、接続先ノードにつながるリンクを取得し(ステップ94)、当該リンクと接続先リンクとの組み合わせによって関連付けられている動画像格納位置を取得し、再生リストに出力する(ステップ95)。さらに、接続先リンクに関連付けられている動画像格納位置を取得し、再生リストに出力する(ステップ96)。そしてルート上の次リンクが存在していれば、ステップ91の処理に戻る(ステップ97)。一方次リンクがもう存在していないようならば処理を終了する。このようなフローチャートにより、図9に示すようなルートシミュレーション用の動画像再生リストを生成することができる。
【0050】
以上のように本発明の第6の実施の形態によれば、目的地までのルート探索を行い、その検索ルートに応じた動画像再生を行うことにより、ルートシミュレーション等を実際の風景動画像の組み合わせリストから再生することが可能となる。
(第7の実施の形態)
本発明の第7の実施の形態の地図情報記憶再生装置におけるルート動画像再生リスト生成のフローチャートを図10に示し、ルート動画像再生リスト例を図11に示している。本実施の形態は、ルートシミュレーションのための動画像再生リストの作成を行うものである。まずルートの始端側のリンクより検査し(ステップ110)、先頭のリンクを取得する(ステップ111)。そのリンクに接続するノードが交差点等の分岐ノードかどうかを判別し(ステップ112)、分岐ノードでなかった場合は、ルート途上の次のリンクが存在していないかどうか判別する(ステップ117)。存在しない場合は終了し、存在していた場合はステップ111の処理に戻る。一方、当該リンク接続ノードが分岐ノードであった場合には(ステップ112)、当該リンクに関連付けられている動画像格納位置を取得し、再生リストに出力し(ステップ113)、接続先ノードにつながるリンクを取得し(ステップ114)、当該リンクと接続先リンクとの組み合わせによって関連付けられている動画像格納位置を取得し、再生リストに出力する(ステップ115)。
【0051】
さらに、接続先リンクに関連付けられている動画像格納位置を取得し、再生リストに出力する(ステップ116)。そしてルート上の次リンクが存在していれば、ステップ111の処理に戻る(ステップ117)。一方次リンクがもう存在していないようならば処理を終了する。このようなフローチャートにより、図11に示すような分岐点となる前後の動画像のみを自動的に抽出したルートシミュレーション用の動画像再生リストを生成することができる。
【0052】
以上のように本発明の第7の実施の形態によれば、ルートシミュレーション等を案内ポイント近辺の重要な部分だけ実際の風景動画像の組み合わせリストから再生することが可能となる。
(第8の実施の形態)
本発明の第8の実施の形態においては、第6の実施の形態で得られた図9および第7の実施の形態で得られた図11などの動画像再生リストに関して、それぞれの動画像を先頭から順に最後尾側に連結したものを外部記憶装置3に出力するというものである。また、それぞれの動画像を同一階層のフォルダにまとめたものを外部記憶装置3に出力するようにしてもよい。これにより、目的地までの検索ルートの全行程の動画像データを得ることができる。ここで、外部記憶装置3には、VTR、CD−RW、DVD−RAM、ハードディスク等の大容量記憶装置を利用する。
【0053】
以上のように本発明の第8の実施の形態によれば、目的地までのルート探索を行い、その検索ルートに応じた各動画像データまたは、案内ポイントの動画像再生リストの各動画像データを自動的に一つの動画像データに合成することにより、動画像再生リストが指し示す動画像を組み合わせて1つに合成したものを外部記憶装置3に出力できることが可能となる。
(第9の実施の形態)
本発明の第9の実施の形態の地図情報記憶再生装置における地図情報の構成図を図12に示す。ノードとリンクで構成される地図情報の道路ネットワークにおいて、リンク単位の道路の交通渋滞度合いに応じて動画像を記憶する。本実施の形態では渋滞度合いを、リンク131、134、および137について、少ない−普通−激しいの3段階に分け、それぞれ132a、135a、138a−132b、135b、138b−132c、135c、138cとして各画像を1リンクに関連付けている。ここで、渋滞度合いを4段階以上とすることも可能である。また分岐点における進入および脱出リンクの組み合わせによる画像に対しても同様に渋滞度合い別の画像を記憶するようにしてもよい。
【0054】
記憶された動画像を道路走行時に再生することにより、交通渋滞状況に合わせた動画像によるナビゲーションができる。
【0055】
以上のように本発明の第9の実施の形態によれば、道路の交通渋滞状況に応じた動画像を、同一リンクまたは同一リンク内の車線ごとまたは進入リンクと脱出リンクの組み合わせに対して複数格納することにより、ルートシミュレーションや表示地図上で道路を選択して実際の車窓動画像を再生する際、交通渋滞状況に合わせた動画像を再生させることが可能となる。
(第10の実施の形態)
本発明の第10の実施の形態の地図情報記憶再生装置では、始めに、渋滞の度合いを通信部10により受信すること、または地図情報内にあらかじめ記憶された統計渋滞情報を利用することにより、把握または推測しておく。
【0056】
次に、例えば図8のようなフローによってルートシミュレーションの動画像再生リストを生成する場合に、ステップ92、ステップ95、ステップ96の各々の処理において動画像位置を出力する際、把握または推測されたそのリンクにおける渋滞度合いに基づいて、対応する画像が選択できる。渋滞の度合いは通信部10を使用して通信により受信するか、または地図情報内にあらかじめ記憶された統計渋滞情報等を利用することにより得るものとする。
【0057】
以上のように本発明の第10の実施の形態によれば、道路の交通渋滞情報を外部から受信し、その渋滞情報によって再生する動画像を切り替えることにより、渋滞度合によって再生する動画像を切り替えることが可能となる。
(第11の実施の形態)
本発明の第11の実施の形態の地図情報記憶再生装置では、ノードとリンクで構成される地図情報の道路ネットワークにおいて、設計者等が車を運転することにより、予めリンク単位で天候状況に応じた動画像を記憶する。また分岐点における進入−脱出リンクの組み合わせによる動画像に対しても同様に天候状況別の動画像を記憶するよう構成する。これらの動画像は、コンピュータグラフィックス等により製作してもよい。
【0058】
このように記憶または製作された動画像を道路走行時に再生することにより、天候状況に合わせた動画像によるナビゲーションができる。
【0059】
以上のように本発明の第11の実施の形態によれば、天候状況別に応じた動画像を、同一リンクまたは同一リンク内の車線ごとまたは進入リンクと脱出リンクの組み合わせに対して複数格納することにより、天候別に切り替えて再生することが可能となり、かつ悪天候時の視界の悪さも確認することが可能となる。
(第12の実施の形態)
本発明の第12の実施の形態の地図情報記憶再生装置では、動画像撮像部17にて撮影された動画像を記憶媒体アクセス部5を介して、地図データベース4にリンク単位および分岐点ノード単位に適宜記憶させる。次に、道路走行時に、動画像を再生する際は、まず現在走行中のリンクに関連付けられている動画像を検索し、予め地図データベース4に記憶されていた動画像の他に、自車が走行して撮影した動画像が記憶されている場合には、メニュー画面にてどちらの動画像をナビゲーションとして使用するかを選択できるものである。
【0060】
地図データベース4の記憶容量しだいでは、予め地図データベース4に記憶されていた動画像に代えて、自車が走行して撮影した動画像に置き換えてもよい。さらに、自車走行動画像については、例えばハードディスク等を備えた外部記憶装置3に記憶させるようにしてもよい。
【0061】
また、走行する可能性が少ないため、予め地図データベース4に動画像が記憶されていないリンクについては、自車走行動画像を地図データベース4または外部記憶装置3に記憶させることももちろん可能である。
【0062】
以上のように本発明の第12の実施の形態によれば、自車の車窓動画像を撮影し、その動画像を同一リンクまたは同一リンク内の車線ごとまたは進入リンクと脱出リンクの組み合わせごとに対応させて、地図データベース4等を構成する記憶媒体に追記および再生することにより、ナビゲーションとして使用する動画像を自車が走行して撮影した動画像に置き換えることが可能となる。
【0063】
なお、以上の説明では、地図情報記憶再生装置について、ナビゲーション装置を例に説明したが、コンピュータまたは携帯端末等に、上記実施の形態で説明した動画像を記憶媒体等に記憶または再生させる手段として機能させるためのプログラムとし、ナビゲーションソフトウェアなどとして動作させることも同様に実施可能である。
【0064】
また、上述の地図データベースとプログラムをCD−RW、DVD−RAM等の記憶媒体に記憶させ、地図情報記憶媒体として使用することも可能である。
【0065】
【発明の効果】
以上のように本発明は、リンクと関連付けられた動画像の記憶または再生を行える構成を設けることにより、リンク走行中も動画像によるナビゲーションを行うことが可能な地図情報記憶再生装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の地図情報記憶再生装置の構成ブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態の地図情報記憶再生装置における地図情報の構成図
【図3】本発明の第2の実施の形態の地図情報記憶再生装置における地図情報の構成図
【図4】(a)本発明の第3の実施の形態の地図情報記憶再生装置における表示画面例を示す図
(b)本発明の第3の実施の形態の地図情報記憶再生装置におけるサブメニュー画面例を示す図
【図5】本発明の第4の実施の形態の地図情報記憶再生装置における表示画面例を示す図
【図6】本発明の第6の実施の形態の地図情報記憶再生装置の地図情報の構成図
【図7】本発明の第7の実施の形態の地図情報記憶再生装置におけるルート検索結果例を示す図
【図8】本発明の第8の実施の形態の地図情報記憶再生装置におけるルート動画像再生リスト生成のフローチャート
【図9】本発明の第9の実施の形態の地図情報記憶再生装置におけるルート動画像再生リスト例を示す図
【図10】本発明の第10の実施の形態の地図情報記憶再生装置におけるルート動画像再生リスト生成のフローチャート
【図11】本発明の第11の実施の形態の地図情報記憶再生装置におけるルート動画像再生リスト例を示す図
【図12】本発明の第12の実施の形態の地図情報記憶再生装置における地図情報の構成図
【符号の説明】
4 地図データベース
5 記憶媒体アクセス部
10 通信部
11 ルート検索部
12 案内ポイントリスト抽出部
15 表示部
17 動画像撮像部
18 動画像関連付け部
【発明の属する技術分野】
本発明は、車窓動画像を地図情報へ記憶および再生するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、人工衛星からの電波を受信して現在位置を算出し、地図上に乗車中の自車位置を表示するナビゲーションシステムが実用化されている。例えば、特開2001−50756号公報記載のナビゲーションシステムでは、ハードディスクまたはCD−ROM等の記憶媒体に記憶された地図情報に対する位置情報(以下ノードという)を利用することで、ノードに基づいて地図を表示すること、およびその位置に関する動画または静止画等の情報を関連付けて記憶することができるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のナビゲーションシステムでは、動画像情報がノードに関連づけされているだけであり、ノード間に存在する道路(以下リンクという)に対しては動画像情報の関連付けがされていないため、リンク走行中は動画像によるナビゲーションができないという問題があった。
【0004】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、地図情報上のリンク走行中も動画像によるナビゲーションを行うことができる地図情報記憶再生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の地図情報記憶再生装置は、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、予め取得された車両走行時の車窓動画像を前記地図情報内のリンクと関連付ける動画像関連付け手段と、前記地図情報記憶手段からの前記地図情報の読み出しまたは前記地図情報記憶手段へ新規の地図情報の書き込みを行う地図情報アクセス手段とを備え、前記地図情報アクセス手段が、前記地図情報記憶手段からの前記動画像の再生または前記地図情報記憶手段へ前記動画像の記憶を行う構成を有している。
【0006】
この構成により、道路走行時の車窓動画像を地図上の点であるノード単位ではなく、地図上の線であるリンク単位に再生することが可能となる。
【0007】
また、本発明の地図情報記憶再生装置は、動画像関連付け手段が動画像をリンク内の車線ごとに関連付ける構成を有している。
【0008】
この構成により、車線ごとに異なる動画像を再生することが可能となる。
【0009】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、地図情報アクセス手段が、地図情報を表示する表示手段に表示された地図情報上において、任意に選択されたリンクまたはリンク内の車線ごとの動画像を再生する構成を有している。
【0010】
この構成により、表示地図上のあるリンクを選択特定し、そのリンク間の実際の車窓動画像を確認することが可能となる。
【0011】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、地図情報アクセス手段が動画像の再生速度を任意に設定できる構成を有している。
【0012】
この構成により、動画像再生時の再生時間を伸縮することが可能となる。
【0013】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、前記動画像関連付け手段が、前記動画像を道路分岐点の進入リンクと脱出リンクの組み合わせごとに関連付け、関連付けられた前記動画像を前記地図情報記憶手段に格納する構成を有している。
【0014】
この構成により、分岐点を右折または左折するときの動画像も記憶することが可能となる。
【0015】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、地図情報上の目的地までのルート探索を行うルート検索手段を有し、ルート検索手段により得られたルートに含まれるリンクおよび分岐点に対する動画像再生リストを生成し、または前記動画像再生リストに従い動画像を再生する構成を有している。
【0016】
この構成により、ルートシミュレーション等を実際の風景動画像の組み合わせリストから再生することが可能となる。
【0017】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、ルート検索手段により得られたルート上の案内ポイントの前後の動画像再生リストを自動的に抽出する案内ポイントリスト抽出手段を有し、案内ポイントリスト抽出手段により得られたリストに従い動画像を再生する構成を有している。
【0018】
この構成により、ルートシミュレーション等を案内ポイント近辺の重要な部分だけ実際の風景動画像の組み合わせリストから再生することが可能となる。
【0019】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、動画像再生リストまたは案内ポイントリストについての各動画像データを自動的に一連の動画像データに合成する構成を有している。
【0020】
この構成により、生成した動画像再生リストが指し示す動画像を組み合わせて1つに合成したものを外部記憶装置等に出力することが可能となる。
【0021】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、前記地図情報記憶手段が、予め取得された道路の交通渋滞状況に応じた車窓動画像を、前記地図情報に同一リンクまたは同一リンク内の車線ごとまたは進入リンクと脱出リンクの組み合わせごとに対して複数格納する構成を有している。
【0022】
この構成により、ルートシミュレーションや表示地図上で道路を選択して実際の前方車窓動画像を再生する場合に、交通渋滞状況に合わせた動画像を再生させることが可能となる。
【0023】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、道路の交通渋滞情報を外部から受信する交通渋滞情報受信手段を有し、前記交通渋滞情報受信手段からの渋滞情報に応じて前記地図情報記憶手段に格納された渋滞度合いの異なる複数の動画像の中から、再生する動画像を切り替える構成を有している。
【0024】
この構成により、道路の交通渋滞状況を外部から受信し、その渋滞度合によって再生する動画像を切り替えることが可能となる。
【0025】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、前記地図情報記憶手段が、予め取得された天候の異なる車窓動画像を、前記地図情報に同一リンクまたは同一リンク内の車線ごとまたは進入リンクと脱出リンクの組み合わせごとに対して複数格納する構成を有している。
【0026】
この構成により、天候別に切り替えて再生すること、および、悪天候時の視界の悪さ等も確認することが可能となる。
【0027】
さらに、本発明の地図情報記憶再生装置は、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、自車走行時の車窓動画像を撮像する動画像撮像手段と、前記動画像を前記地図情報内のリンクと関連付ける動画像関連付け手段と、前記地図情報記憶手段からの前記地図情報の読み出しまたは前記地図情報記憶手段へ新規の地図情報の書き込みを行う地図情報アクセス手段とを備え、前記地図情報アクセス手段が、前記地図情報記憶手段へ前記動画像の記憶または前記地図情報記憶手段からの前記動画像の再生を行う構成を有している。
【0028】
この構成により、再生動画像を予め地図情報に記憶されている車窓動画像ではなく、自車が走行した車窓動画像とすることが可能となる。
【0029】
さらに本発明の地図情報記憶再生のためのプログラムは、電子計算機を、請求項1ないし12記載のいずれかの地図情報記憶手段へ地図情報または前記予め取得された車両走行時の車窓動画像もしくは前記自車走行時の車窓動画像の書き込みもしくは記憶、または読み出しもしくは再生を行う手段として機能させる構成を有している。
【0030】
この構成により、車載用ナビゲーション装置に限らず、媒体情報読み取り機能を有する電子計算機等でも動画像の記憶または再生機能を動作させることが可能となる。
【0031】
さらに本発明の地図情報記憶媒体は、地図情報と、電子計算機を用いて車両走行時または自車走行時の車窓動画像の記憶または再生が可能なプログラムとが格納されていることを特徴とする。
【0032】
これにより、車載用ナビゲーション装置に限らず、媒体情報読み取り機能を有する電子計算機等でも地図情報記憶媒体を利用することが可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図12を用いて説明する。
【0034】
本発明の地図情報記憶再生装置の例として、車載用ナビゲーション装置を取り上げ、その実施の形態を図1に示す。
【0035】
図1おいて、本発明の車載用ナビゲーション装置は、全体を制御するメインコントローラ1と、メインコントローラ1が使用する主記憶メモリ2と、外部記憶装置3と、地図表示や経路探索等に必要な各種の地図データを記憶した地図情報である地図データベース4と、前記地図データベース4への新しい地図データを書き込み、または地図データベース4に記憶された地図データを読み出しを行う地図情報アクセス手段としての記憶媒体アクセス部5と、運転者や搭乗者が各種の指示を入力する操作部としての操作入力部6と、自車の位置と自車の方位とを検出するGPS受信部7と、自律航法センサー8と、自車位置演算部9と、道路交通情報センタ(VICSセンタ)から送られてくる道路交通情報を各種の通信方式によって受信するビーコン送受信機またはFM多重放送受信機等の交通渋滞情報受信手段としての通信部10と、目的地までのルート検索を行うルート検索部11と、案内ポイントを自動的に抽出する案内ポイントリスト抽出部12と、ビデオRAM13と、グラフィックコントローラ14を使用して生成された地図画像または誘導経路付地図画像を表示する表示部15と、経路誘導を行う際に所定の案内音声を出力する音声出力部16と、自車が走行中の車窓動画像を撮像する動画像撮像部17と、前記動画像をリンクと関連付ける動画像関連付け部18とを備えている。
【0036】
上述した記憶媒体アクセス部5は、1枚または複数枚の地図ディスクへのアクセスが可能であり、メインコントローラ1の制御によっていずれかの地図ディスクから地図データの読み出し等を行う。操作入力部6は、経路探索指示を与えるための探索キー、経路誘導モードの設定に用いる経路誘導モードキー、目的地入力キー、左右上下のカーソルキー、地図の縮小−拡大キー、表示画面上のカーソル位置にある項目の確定を行う設定キー等の各種操作キーを備えており、キーの操作状態に応じた赤外線信号がメインコントローラ1に向けて送信される。
【0037】
GPS受信部7は、複数のGPS衛星から送られてくる電波を受信して、3次元測位処理または2次元測位処理を行って車両の絶対位置および方位を計算し(車両方位は現時点における自車位置と1サンプリング時間ΔT前の自車位置とに基づいて計算する)、これらを測位時刻とともに出力する。
【0038】
通信部10は、ビーコン送受信機またはFM多重放送受信機で構成される。ビーコン送受信機は、主に高速道路上に設置された電波ビーコン送受信機との間で電波を介して双方向通信を行うとともに、主に一般道路上に設置された光ビーコン送受信機との間で光を介して双方向通信を行うことにより、VICSセンタから送られてくるVICS交通情報を受信する。一方、FM多重放送受信機は、一般のFM放送に重畳された多重化データに含まれるVICS交通情報を受信する。上述した電波ビーコン、光ビーコンとFM多重放送とを比較すると、どちらもVICS交通情報を受信できる点およびその内容に基本的な違いはないが、FM多重放送による場合の方が広範囲の受信エリアで交通情報を得ることができる。
【0039】
表示部15は、メインコントローラ1から出力される画像データに基づいて自車周辺の地図情報を車両位置マークや出発地マーク、目的地マーク等とともに表示したり、この地図上に誘導経路を表示したりする。
【0040】
以上のように構成された動画像地図情報の記憶再生装置について図を用いてその動作を説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態の地図情報記憶再生装置における地図情報の構成図を図2に示す。図1中の地図データベース4には、ノードとリンクで構成される地図情報の道路ネットワークデータが記憶されている。従来、ノードに対して静止画または動画が関連付けられていたが、本発明においてはリンクに対して動画像を関連付けるため、例えば図2のリンク22に対しては、ノード20からノード23の区間を法定制限速度で走行した時の車窓動画像21を関連付けて地図情報内に記憶する。他のリンク25、28に対しても各々同様に動画像24、27の関連付けを行って地図情報に記憶する。記憶された動画像を道路走行時に再生することにより、動画像によるナビゲーションができる。
【0041】
以上のように本発明の第1の実施の形態によれば、リンクと関連付けられた動画像を地図情報に格納することにより、ナビゲーション装置使用時に、地図情報内のリンク単位ごとに実際の道路走行動画像を再生することが可能となる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態の地図情報記憶再生装置における地図情報の構成図を図3に示す。ノードとリンクで構成される地図情報の道路ネットワークにおいて、リンクの車線数に応じて、車線数分の動画像を記憶する。例えば、図3においてリンク35に対しては、車線数が2であるとすると、各車線からの車窓動画像を進行方向に向かって左側の車線より順に、ノード33からノード36の区間を法定制限速度で走行した時の車窓動画像をそれぞれ動画像34a、34bとして、当該リンクに関連付けて地図情報内に記憶する。このとき、リンクに対する車線数分の動画像の格納順序は進行方向に対して右側から格納してもよい。こうして車線ごとにリンクに関連付けられた動画像を道路走行時に再生することにより、車線ごとの動画像によるナビゲーションができる。
【0042】
以上のように本発明の第2の実施の形態によれば、動画像をリンク内の車線ごとに関連付けることにより、ナビゲーション装置使用時に、車線ごとに違なる動画像を再生することが可能となる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態の地図情報記憶再生装置における表示画面例とサブメニュー画面例を図4(a)と図4(b)に示す。図1の表示部15に地図情報表示画面40が表示され、地図情報表示画面40に表示された道路を、地図をスクロールさせて中心位置41に移動し、中心位置に該当するリンクを選択した状態にて、サブメニュー画面42を表示させる。サブメニュー画面42内から画像再生を選択すると、選択したリンクの車線数が複数の場合、その数分だけの車線別動画像選択メニュー43が現れ、それを選択することにより指定の車線の車窓動画像を再生することができる。
【0043】
以上のように本発明の第3の実施の形態によれば、記憶媒体アクセス部5が、表示部15に表示された地図情報上で任意に選択されたリンクまたはリンク内の車線ごとの動画像を再生することにより、表示地図上のあるリンクを選択特定することで、その道路区間の実際の風景画像を確認することが可能となる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態の地図情報記憶再生装置における表示画面例を図5に示す。地図情報表示画面に表示された道路を、地図をスクロールさせて、中心位置に該当するリンクを選択した状態にて、サブメニュー画面50を表示させ、サブメニュー画面内から画像再生を選択すると、選択したリンクの車線数が複数の場合、その数分だけの車線別動画像選択メニュー51が現れ、その中から1つを選択した場合、再生速度選択メニュー52が現れ、その中から動画像を再生する速度を指定し、指定した速度で車窓映像を再生することができる。再生速度選択メニュー52では、速い−普通−遅いの3段階の再生速度で示したが、ノーマル再生速度を基準として、2倍の速度、0.5倍の速度等であってもよい。また、倍率等の数値を入力させて希望再生速度を指定させる構成とすることも可能である。
【0044】
以上のように本発明の第4の実施の形態によれば、再生速度を任意設定できることにより、再生時間を伸縮することが可能となる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態の地図情報記憶再生装置における地図情報の構成図を図6に示す。ノードとリンクで構成される地図情報の道路ネットワークにおいて、交差点等の道路分岐点への進入リンク61から脱出リンク63,65,67のいずれかへ進行する場合の交差点内通過の車窓動画像を、ノード62への進入リンク61と脱出リンク63,65,67の組み合わせごとに、それぞれ動画像69a、69b、69cとして、ノード62に記憶する。同様に、分岐ノードへの進入リンクがリンク63であった場合も、脱出リンク61、65、67のいずれかへ進行する場合の交差点内通過の車窓動画像を、ノード62へ記憶し、すべての組み合わせの画像を格納する。
【0045】
ここで、交差点規制が存在している組み合わせに対しては格納しなくても良い。また2条線同士の交差点等のように複数のノードで1つの交差点を表現しているような場合でもその交差点に進入するリンクと脱出するリンクの組み合わせで、進入リンクの接続先ノードにそれぞれの動画像を関連付けておく。
【0046】
このように、交差点を右左折した時の動画像をノードに関連付けると、リンクばかりでなく、ノードに対しても動画像を記憶、再生できることとなる。
【0047】
以上のように本発明の第5の実施の形態によれば、動画像を道路分岐点の進入リンクと脱出リンクの組み合わせごとに関連付け、この組み合わせごとに関連付けられた動画像を地図情報に格納することにより、ナビゲーション装置としての使用時に、分岐点を右折および左折したときの動画像を再生することが可能となる。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態の地図情報記憶再生装置におけるルート検索結果を図7に示す。また、本実施の形態におけるルート動画像再生リスト生成のフローチャートを図8に示し、ルート動画像再生リスト例を図9に示している。
【0048】
図7において、まずルート検索部11により目的地までのルート検索を行い、検索結果のノード・リンク列71−72−75−76−79−82−81−83・・・を抽出する。得られたノード・リンク列から図8を用いてルート動画像再生リストを生成する。まずルートの始端側のリンクより検査し(ステップ90)、先頭のリンクを取得する(ステップ91)。次に、当該リンクに関連付けられている動画像格納位置を取得し、再生リストに出力する(ステップ92)。次に当該リンクに接続するノードが交差点等の分岐ノードかどうかを判別し(ステップ93)、分岐ノードでなかった場合は、ルート上の次のリンクが存在していないかどうか判別する(ステップ97)。存在しない場合は終了、存在していた場合はステップ91の処理に戻る。
【0049】
一方、当該リンク接続ノードが分岐ノードであった場合には(ステップ93)、接続先ノードにつながるリンクを取得し(ステップ94)、当該リンクと接続先リンクとの組み合わせによって関連付けられている動画像格納位置を取得し、再生リストに出力する(ステップ95)。さらに、接続先リンクに関連付けられている動画像格納位置を取得し、再生リストに出力する(ステップ96)。そしてルート上の次リンクが存在していれば、ステップ91の処理に戻る(ステップ97)。一方次リンクがもう存在していないようならば処理を終了する。このようなフローチャートにより、図9に示すようなルートシミュレーション用の動画像再生リストを生成することができる。
【0050】
以上のように本発明の第6の実施の形態によれば、目的地までのルート探索を行い、その検索ルートに応じた動画像再生を行うことにより、ルートシミュレーション等を実際の風景動画像の組み合わせリストから再生することが可能となる。
(第7の実施の形態)
本発明の第7の実施の形態の地図情報記憶再生装置におけるルート動画像再生リスト生成のフローチャートを図10に示し、ルート動画像再生リスト例を図11に示している。本実施の形態は、ルートシミュレーションのための動画像再生リストの作成を行うものである。まずルートの始端側のリンクより検査し(ステップ110)、先頭のリンクを取得する(ステップ111)。そのリンクに接続するノードが交差点等の分岐ノードかどうかを判別し(ステップ112)、分岐ノードでなかった場合は、ルート途上の次のリンクが存在していないかどうか判別する(ステップ117)。存在しない場合は終了し、存在していた場合はステップ111の処理に戻る。一方、当該リンク接続ノードが分岐ノードであった場合には(ステップ112)、当該リンクに関連付けられている動画像格納位置を取得し、再生リストに出力し(ステップ113)、接続先ノードにつながるリンクを取得し(ステップ114)、当該リンクと接続先リンクとの組み合わせによって関連付けられている動画像格納位置を取得し、再生リストに出力する(ステップ115)。
【0051】
さらに、接続先リンクに関連付けられている動画像格納位置を取得し、再生リストに出力する(ステップ116)。そしてルート上の次リンクが存在していれば、ステップ111の処理に戻る(ステップ117)。一方次リンクがもう存在していないようならば処理を終了する。このようなフローチャートにより、図11に示すような分岐点となる前後の動画像のみを自動的に抽出したルートシミュレーション用の動画像再生リストを生成することができる。
【0052】
以上のように本発明の第7の実施の形態によれば、ルートシミュレーション等を案内ポイント近辺の重要な部分だけ実際の風景動画像の組み合わせリストから再生することが可能となる。
(第8の実施の形態)
本発明の第8の実施の形態においては、第6の実施の形態で得られた図9および第7の実施の形態で得られた図11などの動画像再生リストに関して、それぞれの動画像を先頭から順に最後尾側に連結したものを外部記憶装置3に出力するというものである。また、それぞれの動画像を同一階層のフォルダにまとめたものを外部記憶装置3に出力するようにしてもよい。これにより、目的地までの検索ルートの全行程の動画像データを得ることができる。ここで、外部記憶装置3には、VTR、CD−RW、DVD−RAM、ハードディスク等の大容量記憶装置を利用する。
【0053】
以上のように本発明の第8の実施の形態によれば、目的地までのルート探索を行い、その検索ルートに応じた各動画像データまたは、案内ポイントの動画像再生リストの各動画像データを自動的に一つの動画像データに合成することにより、動画像再生リストが指し示す動画像を組み合わせて1つに合成したものを外部記憶装置3に出力できることが可能となる。
(第9の実施の形態)
本発明の第9の実施の形態の地図情報記憶再生装置における地図情報の構成図を図12に示す。ノードとリンクで構成される地図情報の道路ネットワークにおいて、リンク単位の道路の交通渋滞度合いに応じて動画像を記憶する。本実施の形態では渋滞度合いを、リンク131、134、および137について、少ない−普通−激しいの3段階に分け、それぞれ132a、135a、138a−132b、135b、138b−132c、135c、138cとして各画像を1リンクに関連付けている。ここで、渋滞度合いを4段階以上とすることも可能である。また分岐点における進入および脱出リンクの組み合わせによる画像に対しても同様に渋滞度合い別の画像を記憶するようにしてもよい。
【0054】
記憶された動画像を道路走行時に再生することにより、交通渋滞状況に合わせた動画像によるナビゲーションができる。
【0055】
以上のように本発明の第9の実施の形態によれば、道路の交通渋滞状況に応じた動画像を、同一リンクまたは同一リンク内の車線ごとまたは進入リンクと脱出リンクの組み合わせに対して複数格納することにより、ルートシミュレーションや表示地図上で道路を選択して実際の車窓動画像を再生する際、交通渋滞状況に合わせた動画像を再生させることが可能となる。
(第10の実施の形態)
本発明の第10の実施の形態の地図情報記憶再生装置では、始めに、渋滞の度合いを通信部10により受信すること、または地図情報内にあらかじめ記憶された統計渋滞情報を利用することにより、把握または推測しておく。
【0056】
次に、例えば図8のようなフローによってルートシミュレーションの動画像再生リストを生成する場合に、ステップ92、ステップ95、ステップ96の各々の処理において動画像位置を出力する際、把握または推測されたそのリンクにおける渋滞度合いに基づいて、対応する画像が選択できる。渋滞の度合いは通信部10を使用して通信により受信するか、または地図情報内にあらかじめ記憶された統計渋滞情報等を利用することにより得るものとする。
【0057】
以上のように本発明の第10の実施の形態によれば、道路の交通渋滞情報を外部から受信し、その渋滞情報によって再生する動画像を切り替えることにより、渋滞度合によって再生する動画像を切り替えることが可能となる。
(第11の実施の形態)
本発明の第11の実施の形態の地図情報記憶再生装置では、ノードとリンクで構成される地図情報の道路ネットワークにおいて、設計者等が車を運転することにより、予めリンク単位で天候状況に応じた動画像を記憶する。また分岐点における進入−脱出リンクの組み合わせによる動画像に対しても同様に天候状況別の動画像を記憶するよう構成する。これらの動画像は、コンピュータグラフィックス等により製作してもよい。
【0058】
このように記憶または製作された動画像を道路走行時に再生することにより、天候状況に合わせた動画像によるナビゲーションができる。
【0059】
以上のように本発明の第11の実施の形態によれば、天候状況別に応じた動画像を、同一リンクまたは同一リンク内の車線ごとまたは進入リンクと脱出リンクの組み合わせに対して複数格納することにより、天候別に切り替えて再生することが可能となり、かつ悪天候時の視界の悪さも確認することが可能となる。
(第12の実施の形態)
本発明の第12の実施の形態の地図情報記憶再生装置では、動画像撮像部17にて撮影された動画像を記憶媒体アクセス部5を介して、地図データベース4にリンク単位および分岐点ノード単位に適宜記憶させる。次に、道路走行時に、動画像を再生する際は、まず現在走行中のリンクに関連付けられている動画像を検索し、予め地図データベース4に記憶されていた動画像の他に、自車が走行して撮影した動画像が記憶されている場合には、メニュー画面にてどちらの動画像をナビゲーションとして使用するかを選択できるものである。
【0060】
地図データベース4の記憶容量しだいでは、予め地図データベース4に記憶されていた動画像に代えて、自車が走行して撮影した動画像に置き換えてもよい。さらに、自車走行動画像については、例えばハードディスク等を備えた外部記憶装置3に記憶させるようにしてもよい。
【0061】
また、走行する可能性が少ないため、予め地図データベース4に動画像が記憶されていないリンクについては、自車走行動画像を地図データベース4または外部記憶装置3に記憶させることももちろん可能である。
【0062】
以上のように本発明の第12の実施の形態によれば、自車の車窓動画像を撮影し、その動画像を同一リンクまたは同一リンク内の車線ごとまたは進入リンクと脱出リンクの組み合わせごとに対応させて、地図データベース4等を構成する記憶媒体に追記および再生することにより、ナビゲーションとして使用する動画像を自車が走行して撮影した動画像に置き換えることが可能となる。
【0063】
なお、以上の説明では、地図情報記憶再生装置について、ナビゲーション装置を例に説明したが、コンピュータまたは携帯端末等に、上記実施の形態で説明した動画像を記憶媒体等に記憶または再生させる手段として機能させるためのプログラムとし、ナビゲーションソフトウェアなどとして動作させることも同様に実施可能である。
【0064】
また、上述の地図データベースとプログラムをCD−RW、DVD−RAM等の記憶媒体に記憶させ、地図情報記憶媒体として使用することも可能である。
【0065】
【発明の効果】
以上のように本発明は、リンクと関連付けられた動画像の記憶または再生を行える構成を設けることにより、リンク走行中も動画像によるナビゲーションを行うことが可能な地図情報記憶再生装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の地図情報記憶再生装置の構成ブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態の地図情報記憶再生装置における地図情報の構成図
【図3】本発明の第2の実施の形態の地図情報記憶再生装置における地図情報の構成図
【図4】(a)本発明の第3の実施の形態の地図情報記憶再生装置における表示画面例を示す図
(b)本発明の第3の実施の形態の地図情報記憶再生装置におけるサブメニュー画面例を示す図
【図5】本発明の第4の実施の形態の地図情報記憶再生装置における表示画面例を示す図
【図6】本発明の第6の実施の形態の地図情報記憶再生装置の地図情報の構成図
【図7】本発明の第7の実施の形態の地図情報記憶再生装置におけるルート検索結果例を示す図
【図8】本発明の第8の実施の形態の地図情報記憶再生装置におけるルート動画像再生リスト生成のフローチャート
【図9】本発明の第9の実施の形態の地図情報記憶再生装置におけるルート動画像再生リスト例を示す図
【図10】本発明の第10の実施の形態の地図情報記憶再生装置におけるルート動画像再生リスト生成のフローチャート
【図11】本発明の第11の実施の形態の地図情報記憶再生装置におけるルート動画像再生リスト例を示す図
【図12】本発明の第12の実施の形態の地図情報記憶再生装置における地図情報の構成図
【符号の説明】
4 地図データベース
5 記憶媒体アクセス部
10 通信部
11 ルート検索部
12 案内ポイントリスト抽出部
15 表示部
17 動画像撮像部
18 動画像関連付け部
Claims (14)
- 地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、予め取得された車両走行時の車窓動画像を前記地図情報内のリンクと関連付ける動画像関連付け手段と、前記地図情報記憶手段からの前記地図情報の読み出しまたは前記地図情報記憶手段へ新規の地図情報の書き込みを行う地図情報アクセス手段とを備え、
前記地図情報アクセス手段が、前記地図情報記憶手段からの前記動画像の再生または前記地図情報記憶手段へ前記動画像の記憶を行うことを特徴とする地図情報記憶再生装置。 - 前記動画像関連付け手段が前記動画像を前記リンク内の車線ごとに関連付けることを特徴とする請求項1記載の地図情報記憶再生装置。
- 前記地図情報アクセス手段が、前記地図情報を表示する表示手段に表示された地図情報上において、任意に選択された前記リンクまたは前記リンク内の車線ごとの前記動画像を再生することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の地図情報記憶再生装置。
- 前記地図情報アクセス手段が前記動画像の再生速度を任意に設定できることを特徴とする請求項3記載の地図情報記憶再生装置。
- 前記動画像関連付け手段が、前記動画像を道路分岐点の進入リンクと脱出リンクの組み合わせごとに関連付け、関連付けられた前記動画像を前記地図情報記憶手段に格納することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の地図情報記憶再生装置。
- 前記地図情報上の目的地までのルート探索を行うルート検索手段を有し、前記ルート検索手段により得られたルートに含まれるリンクおよび分岐点に対する動画像再生リストを生成し、または前記動画像再生リストに従い動画像を再生することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の地図情報記憶再生装置。
- 前記ルート検索手段により得られたルート上の案内ポイントの前後の動画像再生リストを自動的に抽出する案内ポイントリスト抽出手段を有し、前記案内ポイントリスト抽出手段により得られたリストに従い動画像を再生することを特徴とする請求項6に記載の地図情報記憶再生装置。
- 前記動画像再生リストまたは前記案内ポイントリストに含まれる動画像データを自動的に一連の動画像データに合成することを特徴とする請求項6または請求項7記載の地図情報記憶再生装置。
- 前記地図情報記憶手段が、予め取得された道路の交通渋滞状況に応じた車窓動画像を、前記地図情報に同一リンクまたは同一リンク内の車線ごとまたは進入リンクと脱出リンクの組み合わせごとに対して複数格納することができることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の地図情報記憶再生装置。
- 道路の交通渋滞情報を外部から受信する交通渋滞情報受信手段を有し、前記交通渋滞情報受信手段からの渋滞情報に応じて前記地図情報記憶手段に格納された渋滞度合いの異なる複数の動画像の中から、再生する動画像を切り替えることを特徴とする請求項9記載の地図情報記憶再生装置。
- 前記地図情報記憶手段が、予め取得された天候の異なる車窓動画像を、前記地図情報に同一リンクまたは同一リンク内の車線ごとまたは進入リンクと脱出リンクの組み合わせごとに対して複数格納することができることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の地図情報記憶再生装置。
- 地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、自車走行時の車窓動画像を撮像する動画像撮像手段と、前記動画像を前記地図情報内のリンクと関連付ける動画像関連付け手段と、前記地図情報記憶手段からの前記地図情報の読み出しまたは前記地図情報記憶手段へ新規の地図情報の書き込みを行う地図情報アクセス手段とを備え、
前記地図情報アクセス手段が、前記地図情報記憶手段へ前記動画像の記憶または前記地図情報記憶手段からの前記動画像の再生を行うことを特徴とする地図情報記憶再生装置。 - 電子計算機を、請求項1ないし12記載のいずれかの地図情報記憶手段へ地図情報または前記予め取得された車両走行時の車窓動画像もしくは前記自車走行時の車窓動画像の書き込みもしくは記憶、または読み出しもしくは再生を行う手段として機能させるための地図情報記憶再生のためのプログラム。
- 請求項1ないし12記載のいずれかの地図情報と、前記プログラムとを格納した地図情報記憶媒体。
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