JP2004069253A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも冷蔵室5と、野菜室6と、冷凍室9とを配設し、圧縮機30、凝縮器31、冷蔵室5および野菜室6を冷却する冷蔵用蒸発器35と、冷凍室9を冷却する冷凍用蒸発器36と、冷蔵用蒸発器35からの冷気を冷蔵室5および野菜室6に循環させる冷蔵用ファン11とを備え、前記冷蔵用蒸発器35からの冷気は、冷蔵用ファン11により冷蔵室5に送風された後、野菜室6を介して再び冷蔵用蒸発器35に戻るとともに、冷蔵室5および野菜室6の室内温度を検出する冷蔵温度センサ50を、野菜室6側に取付ける。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵室用蒸発器と冷凍室用蒸発器とを備え、切替弁を用いて冷蔵室又は冷凍室側に冷媒を循環させる冷凍サイクルをもち、冷蔵室、冷凍室冷却を切り替えることで交互に冷却する冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の家庭用冷蔵庫では、その大型化に伴い省電力設計とされており、その中で冷蔵室用蒸発器、冷凍室用蒸発器を有する構成が商品化されている。ここで図面に基づいて上記構成の冷蔵庫について説明する。図3は従来冷蔵庫を示す斜視図である。図4は図3のB−B概略縦断面図である。図5は冷凍サイクルを示す説明図である。
【0003】
冷蔵庫本体1は、内箱2と外箱3の間に発泡充填した断熱材4から断熱箱体を形成しており、上から順に冷蔵室5、野菜室6、冷凍室9を配設し、野菜室6と冷凍室9の間には製氷室7と切替室8を併設した貯蔵室を有している。冷蔵室5と野菜室6はプラスチック製の仕切板13によって区画され、野菜室6、製氷室7、切替室8、冷凍室9はそれぞれ断熱壁21,23によって区画されている。
仕切板13には冷蔵室5と野菜室6の空気の流れが連通するように送風口12を穿設している。
【0004】
冷蔵室5の開口部には回転式の扉5aを枢支しており、冷蔵室5の背面と天井面には、それぞれ背面ダクト10aと天井ダクト10bを形成している。背面ダクト10aの前面にはダクトカバー11を取付けており、ダクトカバー11には冷気を吹き出す複数のR吹出口11a、冷蔵室2と野菜室3を冷却制御するために冷蔵室の温度を検知する冷蔵温度センサ50(以下、Rセンサとする)などを取付けている。
【0005】
野菜室は、引出し式の扉6aを設けており、扉6aの開閉動作に合わせて庫外へ出し入れされる収納容器15を備えている。野菜室6の背面側には冷蔵冷却器室19を設けており、内部に冷蔵用ファン14(以下、Rファンとする)と冷蔵用蒸発器35(以下、Rエバとする)などを備えている。冷蔵冷却器室19の前面は冷蔵冷却器室カバー17によって覆われており、このカバーの上部には野菜室内に冷気を吹き出すV吹出口16を設け、下部には吸込口18を設けている。
【0006】
冷蔵冷却器室19の背後に位置する外箱3には、冷蔵庫本体1の制御部である制御基板60を有しており、この制御基板60はRセンサ50を含む庫内外の電気部品とリード線を介して電気的に接続している。
【0007】
製氷室7、切替室8、冷凍室9の背面側には冷凍冷却器室25を設けており、内部に冷凍用ファン22(以下、Fファンとする)、冷凍用蒸発器36(以下、Fエバとする)、冷凍除霜ヒータ24などを備えている。冷凍冷却器室25の前面には冷凍冷却器室カバー26を設け、このカバーには冷凍室9、製氷室7、切替室8を冷却制御するために冷凍室9の温度を検知する冷凍温度センサ51(以下、Fセンサとする)を取付けている。なお、製氷室7には製氷用の温度センサ、切替室8には専用の温度センサをそれぞれ設けている。
【0008】
冷蔵庫本体1の背面底部には機械室27を設けており、内部には圧縮機30、機械室ファン28(以下、Cファンとする)などを備えている。
【0009】
一方、冷凍サイクルは図5に示すように、圧縮機30、凝縮器31、冷媒の流れを切替えたり、全閉、全開動作をする切替弁31を直列に接続し、冷蔵用キャピラリチューブ(以下、Rキャピラリ33とする)、Rエバ35とを接続した連結配管と、冷凍用キャピラリチューブ34(以下、Fキャピラリとする)、Fエバ36、アキュームレータ37、逆止弁38とを接続した連結配管とが並列となるよう接続している。
【0010】
また、各室の基本冷却制御は、Rセンサ50およびFセンサ51の検知温度などに基づいて、Rキャピラリ33、Rエバ35とを接続した連結配管に冷媒を供給する冷蔵運転モードと、Fキャピラリチューブ34、Fエバ36、アキュームレータ37、逆止弁38とを接続した連結配管に冷媒を供給する冷凍運転モードとを、切替弁26を操作して交互に冷媒の流れを切り替えて冷却制御するよう構成している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、Rセンサ50は冷蔵室のダクトカバー11に取付けられているため、Rセンサ50の近傍に設けたR吹出口11aから吹き出す冷気の影響を大きく受け、目標温度に対する検知温度の信頼性が低いという問題点があった。
【0012】
そもそも、温度センサは庫内全体を目標温度に保持することを目的とするものである。ところがR吹出口11aの前方に食料品が載置された場合には、冷気の風路は食料品によって塞がれてしまい、R吹出口11aと食料品との空間は他の空間と比べて温度が低下する。従って、この空間の温度をRセンサ50が検知して冷却制御を行うと、庫内全体としては目標温度よりも高く保持されることが発生する。
【0013】
また、冷蔵運転モードへの切替直後、圧縮機30,Rファン14の始動直後などには、R吹出口11aから吹き出された冷気温度と庫内温度との差は大きく、Rセンサ50の検知温度は吹き出された冷気の影響を受けて急速に下降するが、庫内全体としては温度下降するまでに相当の時間を要するため、Rセンサ50の検知温度と実際の庫内温度とに誤差が生じることになる。
【0014】
従って、Rセンサ50の検知温度は、食料品の載置状態または冷却運転状態などによって、冷気の影響を受けて変化するため、Rセンサ50の信頼性は低く、目標温度に対して冷蔵室全体の温度を正確に保持することが困難であった。
【0015】
野菜室6においては、扉6aを長時間開けたときなど野菜室6内の温度が急激に上昇した際に、野菜室6の冷却制御を行うために庫内温度を検知するRセンサ50は、冷気の上流側である冷蔵室5側に設けられているため、この温度上昇を迅速に検知することができず、野菜室6の冷却制御に適するものではなかった。
【0016】
また、制御基板60を野菜室6の背面に備えた冷蔵庫においては、冷蔵室5までリード線等を延在させなければならないため、コスト高となっていた。さらに、Rセンサ50の取付け位置は使用者の目に入り易いダクトカバー11であるため、外観意匠を害するものであった。
【0017】
本発明は上記問題を考慮してなされたものであり、冷蔵室および野菜室の温度変化を迅速にかつ正確に検知することができる冷蔵庫を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、少なくとも冷蔵室と、野菜室と、冷凍室とを配設し、圧縮機、凝縮器、冷蔵室および野菜室を冷却する冷蔵用蒸発器と、冷凍室を冷却する冷凍用蒸発器と、冷蔵用蒸発器からの冷気を冷蔵室および野菜室に循環させる冷蔵用ファンとを備え、前記冷蔵用蒸発器からの冷気は、冷蔵用ファンにより冷蔵室に送風された後、野菜室を介して再び冷蔵用蒸発器に戻るとともに、冷蔵室および野菜室の室内温度を検出する冷蔵温度センサを、野菜室側に取付けたことを特徴とするものである。
【0019】
上記構成によれば、従来のように冷気吹出口の近傍に冷蔵温度センサを設けていないため、食料品の載置状態などによって検知温度が左右されることなく、正確に庫内温度を検知することができ、もって冷蔵温度センサの信頼性を向上させることができる。
【0020】
また、冷気の流れの下流側である野菜室に冷蔵温度センサを設けたことにより、冷蔵室または野菜室のいずれかに過負荷がかかり急激に温度上昇した場合においても、確実に温度上昇を検知することができる。逆に、外気温が低い場合など、冷却運転によっていずれかの冷却室が過冷却状態に到った場合においても、冷気の下流側で温度検知しているため、冷蔵室および野菜室の温度状態を確実に把握することができる。
【0021】
請求項2の発明は、冷凍用蒸発器に冷媒が流れるよう切替弁を切替えた場合において、冷蔵用ファンを回転させることを特徴とするものである。
【0022】
本発明によれば、冷凍用蒸発器に冷媒が流れるよう切替弁を切替えた場合、すなわち冷凍運転モード時でも、冷蔵用ファンの回転により冷蔵室と野菜室の空気を循環させるため、冷蔵室又は野菜室いずれか一方に過負荷がかかり庫内温度が上昇しても、迅速に温度上昇を検知することができる。
【0023】
具体的には、野菜室が温度上昇した場合には、野菜室側に冷蔵温度センサを設けているため、室内の雰囲気温度を迅速に検出することができる。一方、冷蔵室が温度上昇した場合には、温度上昇した室内の空気は冷蔵用ファンの回転により冷気の下流側である野菜室に送風され、冷蔵室の温度上昇の影響を受けて野菜室も温度上昇するため、野菜室内の温度を検知することによって、冷蔵室の温度が上昇したことを迅速に検出することができる。
【0024】
また、冷蔵用蒸発器に冷媒が流れている状態、すなわち冷蔵運転モードでは、冷蔵用蒸発器に空気中の水分が霜となって着霜するため、冷凍運転モードであっても、冷蔵用蒸発器は−3℃程度の低温度を保持している。従って、冷蔵室に吹き出しされる冷気は、室温とほぼ同温かそれ以下であるため、冷蔵ファンの回転により冷蔵室および野菜室の温度上昇に大きな影響を与えることはなく、逆に冷蔵用蒸発器に付着した水分を含んだ空気を各貯蔵室に還元することができ、高湿度を保持することができる。
【0025】
請求項3の発明は、上から順に少なくとも冷蔵室と、引出し扉式の野菜室と、冷凍室とを配設し、野菜室内に設けた開扉動作に併せて庫外に引き出される収納容器と、野菜室と冷蔵室を仕切り冷気を流通させる通風口を穿設した仕切板と、圧縮機、凝縮器、冷蔵室および野菜室を冷却する冷蔵用蒸発器、冷凍室を冷却する冷凍用蒸発器、冷媒の流れを冷蔵用蒸発器と冷凍用蒸発器とに切り替える切替弁とを有する冷凍サイクルと、冷蔵用蒸発器と冷蔵室および野菜室の空気を熱交換する冷蔵用ファンとを備え、前記冷蔵用蒸発器と熱交換された冷気は、冷蔵用ファンの回転により、冷蔵室内に送風されて室内を冷却してから前記通風口より野菜室内に流入して室内を冷却した後、野菜室背面に設けた吸込口から前記冷蔵用蒸発器の近傍に戻されて再び熱交換されるとともに、 前記冷蔵用ファンは、冷凍用蒸発器に冷媒が流れるよう切替弁を切替えた場合においても回転させ、冷蔵室および野菜室を冷却制御するために庫内温度を検出する冷蔵温度センサを、野菜室側の背面または前記通風口の近傍に取付けたことを特徴とするものである。
【0026】
上記構成によれば、請求項1,2の効果を奏するとともに、従来の構成では冷蔵室のダクトカバー等、使用者の目に入り易い場所に冷蔵温度センサを取付けていたが、通常の使用では収納容器などよって目視できない野菜室内に冷蔵温度センサを設けているため、庫内の外観意匠を向上させることができる。
【0027】
また、冷蔵温度センサの取付け位置は、野菜室内の背面や通風口の近傍であるため、食料品の載置状態等によって検知温度が変化することがないため、冷蔵温度センサの信頼性を向上させることができる。
【0028】
請求項4の発明は、冷却制御などを行う制御基板を、野菜室の背面に位置する外箱に配設したことを特徴とするものであり、制御基板と冷蔵温度センサとの配置位置が近接しているため、相互に電気的接続をするリード線の長さを短くすることができ、安価に製造することができるとともに、組立の作業性を向上させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の1実施形態を説明する。なお、従来の冷蔵庫と同一構成の場合は同符号を付し、その構成の説明は省略する。
【0030】
図1は構成の説明上扉と仕切板13を除去した冷蔵庫本体を示す概略正面図であり、図2は図1のA−A縦断面図である。図1,2に示すように、野菜室6の背面に設けた冷蔵冷却器室19の左則には、庫内の電気部品、例えば図2に示すように仕切板13に設けた脱臭装置52や給水ポンプ53の電源コネクタを収納する収納ケース40を取付けている。
【0031】
収納ケース40は、収納部材41と収納カバー45とから形成されており、収納部材41には、上面部と右側則面部とに図示しない開口部を設けている。電器部品からのコネクタは上面部に設けた開口部から、制御基板60からの中継コネクタは冷蔵冷却器室19の背面に設けた取出口を介して右側則面部に設けた開口部から、それぞれ収納部材41に組込んでいる。
【0032】
収納部材41の上面部には、開口部に併設してセンサ取付部43を形成しており、このセンサ取付部43にはRセンサ50を取付けている。Rセンサ50の束線は、中継コネクタを介さず制御基盤60から直接、取出口、各開口部を介して配線しており、センサ取付部43は、取付部にRセンサ50を押圧して取付け固定できるように爪部44を形成している。
【0033】
センサ取付部43の配設位置は、奥行方向に対しては、V吹出口16からの冷気の影響を受けないように、V吹出口16より庫内奥側に設けており、高さ方向に対しては仕切板13とクリスパカバー20との間に設けられており、送風口12の近傍に配設している。
【0034】
一方、収納カバー45の上面部には、センサ保護部46を形成しており、センサ保護部46は、Rセンサ50が周囲の雰囲気温度を検知し易いようにスリット状となっている。
【0035】
次に、Rファン14の動作について、図1,2,4を参照して説明する。
【0036】
切替弁32がR流しに切替えられた場合、つまり冷蔵運転モード中においては、庫内温度や圧縮機30の回転数に応じてRファン14を所定の回転数で運転するよう制御している。このとき庫内温度が目標温度以下となり圧縮機30の運転を止めて冷却停止した場合には、Rエバ35に着霜した水分を冷蔵室5および野菜室6に還元するために、Rファン14を低速で回転させてもよい。
【0037】
一方、切替弁32がF流しに切替えられた場合、つまり冷凍運転モード中においては、Rファン14を低速回転で運転するよう制御している。これは、Rエバ35に付着した水分を冷蔵室5および野菜室6に還元するためであるが、Rエバ35の温度が室温より高温、例えば3℃以上になると、Rエバ35に付着した霜は完全に融解しているため、このときにはRファン14を停止させる方が好ましい。また、冷凍運転モード中、つまりRエバ35に冷媒が流れていない状態でも、上述した通りRエバ35には霜が付着しているため、Rエバ温度は−3℃程度の低温度に保持されており、Rファン14の回転によって庫内温度が急激に上昇することはない。
【0038】
また、両モードに共通して冷蔵室5の開扉を検知した場合には、庫内の冷気を庫外にリークしないようにRファン14を停止させる。このとき開扉を検知した直前、例えば10秒間程度は、天井ダクト10aからの冷気、いわゆるエアカーテン作用をおこなうために回転させてもよい。
【0039】
従って、冷蔵運転モード、冷凍運転モードのいずれにおいても通常の冷却運転中では、Rファン14は常時または断続的に回転するように構成しているため、例えば、冷凍運転モード中に冷蔵室5が開扉されて温度上昇した場合に、温度上昇した冷蔵室5の空気を常時または断続的に冷気の下流側である野菜室6に送風することによって、Rセンサ50は冷蔵室5の温度変化を迅速に検出することができる。
【0040】
次に、冷蔵室5および野菜室6の冷気循環風路について、図1,2を参照して説明する。
【0041】
冷蔵冷却器室19内の空気はRエバ35と熱交換して冷気となり、その一部はV吹出口16からクリスパカバー20の上面部に吹き出され、他の冷気はRファン14の回転により背面ダクト10aに送風された後、R吹出口11aから冷蔵室5の各棚上に吹き出されるとともに、天井ダクト10bを介して扉5aの内側に向けて吹き出される。
【0042】
そして、冷蔵室5に吹き出された冷気は、庫内を冷却し、仕切板17の上面を通って、通風口12よりクリスパカバー20の上面に吹き出される。この吹き出された冷気およびV吹出口16から吹き出された冷気は、クリスパカバー20に沿って扉内側に向けて送風され、収納容器15の前面および底面の外壁を通って、野菜室6内を間接的に冷却する。冷却し終えた空気は、吸込口18より冷蔵冷却器室19に戻されて、再びRエバ35と熱交換されるように構成している。
【0043】
従って、冷蔵室5で温度上昇があった場合においても、冷気の下流側である野菜室6にRセンサ50を設けているため、迅速かつ確実に冷蔵室5の温度上昇を検出することができるとともに、野菜室6の場合においては、言うまでもなく室内の温度変化を迅速かつ確実に検出することができる。
【0044】
以上、説明したように本発明の構成によれば、冷蔵室5および野菜室6を冷却制御するために庫内温度を検知するRセンサ50を野菜室6側に配設したことにより、従来のように冷蔵室5の棚に載置した食料品の載置状態などによって検知温度が左右されることなく、正確に庫内温度を検知することができ、もってRセンサ50の信頼性を向上させることができる。
【0045】
冷気の流れの下流側である野菜室6にRセンサ50を設けたことにより、冷蔵室5または野菜室6のいずれかに過負荷がかかり急激に温度上昇した場合においても、確実に温度上昇を検知することができる。逆に、外気温が低い場合など、冷却運転によっていずれかの冷却室が過冷却状態に到った場合においても、冷気の下流側で温度検知しているため、冷蔵室5および野菜室6の温度状態を確実に把握することができる。
【0046】
Rセンサ50を野菜室5の背面に取付けたことにより、冷蔵室5に取付けていた場合とは異なり、収納容器15内に収納した食料品の載置状態、または、圧縮機30の始動直後など各吹出口から吹き出される冷気の影響によって、検知温度が左右されることを抑制防止することができる。
【0047】
この場合、特に奥行方向に対して、V吹出口16よりも背面側にRセンサ50を取付けた方が効果的である。また、使用者からはRセンサ50の取付け場所を見ることはできないため、外観意匠を向上させることができる。さらに、冷蔵室5からの空気が野菜室6に流れる送風口12の近傍にRセンサ50を配設したことにより、冷蔵室5の温度変化を迅速にかつ確実に検知をすることができる。
【0048】
冷凍モードにおいてもRファン14を回転させることにより、常時または断続的に冷蔵室5と野菜室6内の空気は循環されて、いずれか一方に過負荷がかかり温度上昇があった場合などにおいても迅速かつ確実に温度変化を検知することができる。
【0049】
制御基板60を野菜室5の背面に設けた冷蔵庫であれば、Rセンサ50の配線を従来と比べ短くすることができるとともに、組立の作業性を向上させることができる。
【0050】
なお、上述で説明した構成は一実施形態にすぎず、要旨を変更しない限り種々の変更が可能である。例えば、Rセンサ50の取付け位置は、これに限るものでなく、野菜室の側壁や底面、冷蔵冷却器室カバーに取付けてもよい。また、Rエバ、Rファンは冷蔵室に設けた構成であってもよい。
【0051】
【発明の効果】
冷蔵室および野菜室の温度変化を迅速にかつ正確に検知することができる冷蔵庫を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す冷蔵庫の概略正面図である。
【図2】図1の冷蔵庫本体を示すA−A縦断面図である。
【図3】従来の冷蔵庫を示す斜視図である。
【図4】図3の冷蔵庫本体を示すB−B縦断面図である。
【図5】本発明及び従来の冷凍サイクルを示す説明図である。
【符号の説明】
1…冷蔵庫本体 5…冷蔵室 6…野菜室
9…冷凍室 12…送風口 13…仕切板
14…Rファン 15…収納容器 16…V吹出口
18…吸込口 19…冷蔵冷却器室 20…クリスパカバー30…圧縮機 31…凝縮器 32…切替弁
35…Rエバ 36…Fエバ 40…収納ケース
41…収納部材 43…センサ取付部 44…爪部
45…収納カバー 46…センサ保護部 50…Rセンサ
60…制御基板
Claims (4)
- 少なくとも冷蔵室と、野菜室と、冷凍室とを配設し、圧縮機、凝縮器、冷蔵室および野菜室を冷却する冷蔵用蒸発器と、冷凍室を冷却する冷凍用蒸発器と、冷蔵用蒸発器からの冷気を冷蔵室および野菜室に循環させる冷蔵用ファンとを備え、前記冷蔵用蒸発器からの冷気は、冷蔵用ファンにより冷蔵室に送風された後、野菜室を介して再び冷蔵用蒸発器に戻るとともに、冷蔵室および野菜室の室内温度を検出する冷蔵温度センサを、野菜室側に取付けたことを特徴とする冷蔵庫。
- 冷凍用蒸発器に冷媒が流れるよう切替弁を切替えた場合に、冷蔵用ファンを回転させることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
- 上から順に少なくとも冷蔵室と、引出し扉式の野菜室と、冷凍室とを配設し、野菜室内に設けた開扉動作に併せて庫外に引き出される収納容器と、野菜室と冷蔵室を仕切り冷気を流通させる通風口を穿設した仕切板と、圧縮機、凝縮器、冷蔵室および野菜室を冷却する冷蔵用蒸発器、冷凍室を冷却する冷凍用蒸発器、冷媒の流れを冷蔵用蒸発器と冷凍用蒸発器とに切り替える切替弁とを有する冷凍サイクルと、冷蔵用蒸発器と冷蔵室および野菜室の空気を熱交換する冷蔵用ファンとを備え、前記冷蔵用蒸発器と熱交換された冷気は、冷蔵用ファンの回転により、冷蔵室内に送風されて室内を冷却してから前記通風口より野菜室内に流入して室内を冷却した後、野菜室背面に設けた吸込口から前記冷蔵用蒸発器の近傍に戻されて再び熱交換されるとともに、 前記冷蔵用ファンは、冷凍用蒸発器に冷媒が流れるよう切替弁を切替えた場合においても回転させ、冷蔵室および野菜室を冷却制御するために庫内温度を検出する冷蔵温度センサを、野菜室側の背面または前記通風口の近傍に取付けたことを特徴とする冷蔵庫。
- 冷却制御などを行う制御基板を、野菜室の背面に位置する外箱に配設したことを特徴とする請求項1ないし3記載の冷蔵庫。
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