JP2004069097A - ガス給湯器のブレーカ装置 - Google Patents

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Kiyoshi Mochizuki
望月 喜義
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Abstract

【課題】本発明は風呂などに使用されるガス給湯器のブレーカ装置に関し、落雷時などの復帰を簡便にかつ一般ユーザにも確実に操作しうるように補助するようにすることを目的とする。
【解決手段】雷サージにより一対の給電線32A, 32Bに生じた漏洩電流は変流器36により取り出され、負荷抵抗Rの両端に漏洩電流に応じた電位差が現れ、サージ検出回路38は所定値を超える電位差があったとき雷サージと認識し、ソレノイド46によってブレーカ接点44A, 44Bがオフとなり、給湯器の電装基板22は給電線32A, 32Bから遮断される。雷サージによるブレーカの作動は給湯器筐体若しくはリモコンのランプ若しくはLED50に表示される。ランプ50と一体のリセットスイッチ52の操作によりリセットされ、ブレーカ接点44A, 44Bがオンとなり、給湯器の電装基板22はAC電源から給電を受けることができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は風呂などに使用されるガス給湯器のブレーカ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ガス給湯器においては落雷時などのサージに対して電装基板を保護するためのブレーカが電源と電装基板との間に配置される。ブレーカとしてノーヒューズ方式を採用することも多い。ノーヒューズ方式のブレーカの場合はリセットボタンの操作により復帰操作が可能であり、リセットボタンは通常はガス給湯器の筐体内部に設置されることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ノーヒューズ方式のブレーカの場合は復帰操作が簡単であり、本来復帰操作はユーザも含めて誰でも簡単に行いうるものであるが、従来は給湯器の筐体に設置しているため、通常ユーザによる復帰操作は実質的に不可能であり、サービスマンを呼ぶ必要があった。そのため、落雷の時間によってはその日のうちにサービスマンが間に合わず、入浴できないといった不便をユーザに強いることになっていた。また、落雷があるとその地域の大量のユーザからサービス需要が一斉に生ずるため、迅速なサービス提供に対するネックとなっていた。
【0004】
この発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、ノーヒューズタイプのブレーカを備えた給湯器において、落雷時などの復帰を簡便にかつ一般ユーザにも確実に操作しうるように補助するようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、ガス給湯器の電装装置における電源回路に生ずるサージ検出手段と、サージ検出時に電源回路を遮断するブレーカ手段と、ガス給湯器の筐体若しくは操作パネルに設けられ、ブレーカ遮断時にブレーカの遮断状態を表示するべく作動する手段とを具備したことを特徴とするガス給湯器のブレーカ装置が提供される。
【0006】
請求項1の発明の作用・効果を説明すると、サージ検出時にブレーカが遮断状態となるとこれを表す点灯などの表示がガス給湯器の操作パネルにされるため、ユーザに落雷による遮断であることを知らしめ、雷の収束時に必要なアクションを取るように促すことができる。
【0007】
請求項2に記載の発明によれば、ガス給湯器の電装装置における電源回路に生ずるサージ検出手段と、サージ検出時に電源回路を遮断するブレーカ手段と、ガス給湯器の筐体若しくは操作パネルに設けられ、ブレーカ遮断時にブレーカの遮断状態を表示するべく作動する手段と、表示手段の作動時に連動して、手動操作されることによりブレーカの遮断解除を行い、電源回路への通電を回復せしめる手段とを具備したことを特徴とするガス給湯器のブレーカ装置が提供される。
【0008】
請求項2の発明の作用・効果を説明すると、サージによる遮断時にこれを表示する手段に連動してユーザに復帰動作を促し、復帰動作を行わせているため、ユーザはサービスマンを待つ必要がなく誰でも簡単に復帰操作を即座に行うことができる。
【0009】
請求項3に記載の発明によれば、ガス給湯器の電装装置における電源回路に生ずるサージ検出手段と、サージ検出時に電源回路を遮断するブレーカ手段と、ガス給湯器の筐体若しくは操作パネルに設けられ、ブレーカ遮断時にブレーカの遮断状態を表示するべく点灯する手段と、前記点灯手段に組み込まれ、点灯時に手動操作され、ブレーカの遮断解除を行い、電源回路への通電を回復せしめるスイッチ手段とを具備したことを特徴とするガス給湯器のブレーカ装置が提供される。
【0010】
請求項3の発明の作用・効果を説明すると、サージ発生時に点灯により遮断状態を簡易・確実にユーザに知らしめ、かつ復帰操作用のスイッチが点灯手段に組み込まれているため、ブレーカが戸外の暗所の設置であっても簡単かつ確実な復帰動作を誰であっても簡単に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1において、10はガス給湯器であり、この実施形態ではガス給湯器10は戸外設置タイプであり、内部に周知のようにバーナ及び熱交換器などを備えており、給湯口からの配管12が浴室14に導かれるようになっている。16は蛇口、18は浴槽となっている。
【0012】
ガス給湯器10の筐体20の内部に電装基板22が配置され、電装基板22はマイクロコンピュータを備え、ガスの導入制御用の図示しない周知の各種のアクチュエータの制御を行う。このようなアクチュエータとしては電磁弁、ガス着火用の点火装置(イグナイタ)、バーナへの空気流を惹起するブロアの駆動モータ、ガス流の制御若しくは切替用電磁弁、給水の制御用電磁弁などである。周知のように電装基板には、ガス給湯器の動作状態を表す各種のセンサからの信号が入力されており、また、マイクロコンピュータはプログラムに従ってガス給湯器の動作制御を行うように仕組まれている。そして、この実施形態ではそれ自体は周知の遠隔操作型の操作パネル24が設けられ、操作パネル24は浴室14の壁面又は脱衣室などの浴室に隣接した壁面に設けられ、ボタン操作によって給湯器の温度調節を可能とするタイプのものである。遠隔操作型の操作パネル24は図2に示すように液晶表示パネル26を備え、温度上昇ボタン28A, 温度下降ボタン28Bの操作により所望の温度への調節を行うことができるようにされたものである。また、30は電源スイッチを示している。
【0013】
図3はこの発明の実施形態における落雷時などのサージ発生時の電源と電装基板とを遮断・復帰せしめる構成の一例を概略的に示すものである。一般家庭用の100ボルトのAC電源は一対の給電線32A, 32Bによって電装基板に22に接続される。各給電線32A, 32Bはアレスタ34A, 34Bを介して接地される。アレスタ34A, 34B は使用電圧(即ちAC100ボルト)より少し高い動作開始電圧に設定され、動作開始電圧を超えたサージを吸収するように動作する。一対の給電線32A, 32Bをループするように変流器36が設けられ、変流器36の出力端に負荷抵抗38が接続される。サージにより給電線32A, 32B間で電流が不平衡となり、抵抗38の両端に電位差となって表される。サージ検出回路38は所定値以上の不平衡電流があったときサージとして検出することができる。40はブレーカコントローラであり、充電式などの電池42を介してAC電源に接続される。
【0014】
ブレーカ44は給電線32A, 32Bに挿入された一対の接点44A, 44Bを備えており、接点44A, 44Bは電磁式などのブレーカ駆動機構46に機械的に連結される。接点44A, 44Bはブレーカ駆動機構46が非動作の状態ではオンとなっており、給湯器の電装基板22への給電を行うことができ、サージ発生時はオフとなり電装基板22を遮断すようにされる。ブレーカ復帰機構48は接点44A, 44Bに機械的に連結され、サージからの復帰動作時に接点44A, 44Bをオフからオンに戻すように機能する。
【0015】
ブレーカコントローラ40はサージによる遮断の表示ランプ又はLED50に接続され、この実施形態では給湯器10の筐体20に設けられる。表示ランプ50は例えば押しボタン式の又はタッチ式のリセットスイッチ52を内蔵しており、表示ランプ50は通常消灯されているが、サージによるブレーカ44の動作時は点灯され、リセットスイッチ52を押すことにより動作を復帰させた後は表示ランプ50は消灯される。必要あれば、表示ランプ50及びタッチ式などのリセットスイッチ52を図2の破線のように室内の遠隔操作パネル24に設置するような構成も可能である。
【0016】
以上説明したブレーカ装置の動作を説明すると、落雷などによりサージのない通常状態においては変流器36の両端には電位差は生ぜず、ブレーカコントローラ40はブレーカ駆動機構46をオフとし、ブレーカ接点44A, 44Bはオンとなり、電装基板22に給電され、給湯器は通常動作する。そして、ブレーカコントローラ40は表示ランプ50を消灯し、表示ランプ50に内蔵されたリセットスイッチ52はオフであり、ブレーカ復帰ソレノイド48は非動作状態を維持する。
【0017】
落雷によるサージによっていずれかのアレスタ34A, 34Bに電流が流れ、これによって惹起された不平衡電流に基づいて変流器36の両端に所定の電位差が生ずると、サージ検出回路38はサージの発生と検出し、コントローラはブレーカ駆動機構46をオンとし、ブレーカ接点44A, 44Bはオンからオフとなり(図4(イ)参照)、電装基板22への給電が停止され、給湯器をサージにより生じ得るダメージから保護する。そして、電池駆動のコントローラ40によりランプ50は点灯する(図4の(ロ)参照)。また、サージコントローラ40はランプ又はLED50(図2に示すように遠隔操作パネル上に設けることができる)を点灯せしめ、これによりユーザは復帰動作の必要を促され、ランプ又はLED50の押しボタン式の操作又はタッチ操作によりスイッチ52はオンとされ、復帰ソレノイド(リセット用ソレノイド48)は通電されるため(図4の(ハ)参照)、復帰ソレノイド48に機械的に連結されたブレーカスイッチ44の接点44A, 44Bはオン状態に復帰され、給電線32A, 32Bが電装基板22に導通されるため、給湯器の作動復帰を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は浴室への給湯システムの全体概略図である。
【図2】図2は給湯器の制御パネルの概略的平面図である。
【図3】図3はこの発明のサージ検出装置の概略構成図ある。
【図4】図4は図3の装置の概略的作動ダイアグラムある。
【符号の説明】
10…ガス給湯器
12…給湯配管
14…浴室
20…ガス給湯器筐体
22…電装基板
24…操作パネル
32A, 32B…給電線
34A, 34B …アレスタ
36…変流器
38…サージ検出回路
40…ブレーカコントローラ
44…ブレーカ
44A, 44B…ブレーカ接点
46…ブレーカ駆動機構
48…ブレーカ復帰機構
50…表示ランプ又はLED
52…リセットスイッチ

Claims (3)

  1. ガス給湯器の電装装置における電源回路に生ずるサージ検出手段と、サージ検出時に電源回路を遮断するブレーカ手段と、ガス給湯器の筐体若しくは操作パネルに設けられ、ブレーカ遮断時にブレーカの遮断状態を表示するべく作動する手段とを具備したことを特徴とするガス給湯器のブレーカ装置。
  2. ガス給湯器の電装装置における電源回路に生ずるサージ検出手段と、サージ検出時に電源回路を遮断するブレーカ手段と、ガス給湯器の筐体若しくは操作パネルに設けられ、ブレーカ遮断時にブレーカの遮断状態を表示するべく作動する手段と、表示手段の作動時に連動して、手動操作されることによりブレーカの遮断解除を行い、電源回路への通電を回復せしめる手段とを具備したことを特徴とするガス給湯器のブレーカ装置。
  3. ガス給湯器の電装装置における電源回路に生ずるサージ検出手段と、サージ検出時に電源回路を遮断するブレーカ手段と、ガス給湯器の筐体若しくは操作パネルに設けられ、ブレーカ遮断時にブレーカの遮断状態を表示するべく点灯する手段と、前記点灯手段に組み込まれ、点灯時に手動操作され、ブレーカの遮断解除を行い、電源回路への通電を回復せしめるスイッチ手段とを具備したことを特徴とするガス給湯器のブレーカ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006275767A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Osaka Gas Co Ltd ガス遮断装置、ガスメータ、及び、ガス供給設備
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