JPH10304558A - 防災用電力遮断装置 - Google Patents

防災用電力遮断装置

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JPH10304558A
JPH10304558A JP9115084A JP11508497A JPH10304558A JP H10304558 A JPH10304558 A JP H10304558A JP 9115084 A JP9115084 A JP 9115084A JP 11508497 A JP11508497 A JP 11508497A JP H10304558 A JPH10304558 A JP H10304558A
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JP
Japan
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power
relay
coil
circuit
switch
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Application number
JP9115084A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Otani
靖彦 大谷
Nobuyuki Nagai
信幸 永井
Atsushi Taniguchi
篤 谷口
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Sensor Technology Co Ltd Japan
Original Assignee
Sensor Technology Co Ltd Japan
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震によって停電が生じた場合には、復電し
ても自動的には給電されない様にした防災用電力遮断装
置を提供する事を第一の目的とし、更に、感震センサが
作動しても公共給電設備からの給電が続けられている限
り、即ち停電しない限り、給電は継続される様にする事
を第二の目的とするものである。 【解決手段】 電力の屋外配線或いは屋内配線の適所に
接続される防災用電力遮断装置Bであって、AC出力回
路の開閉を行うパワースイッチPSと、所定の震度以上
の地震によって作動し、これによって内蔵回路を開閉す
る感震センサESと、停電時に前記パワースイッチPS
を開とする停電作動回路と、を備え、前記感震センサE
Sが作動し且つ前記停電作動回路が作動した場合には、
手動操作による復帰作業を行わない限り、出力側にAC
電力の供給がなされない様に構成されてなるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、住宅或
いはオフィスビル等に設置される分電盤内に配置して使
用される防災用電力遮断装置に関するもので、詳しく
は、地震により停電した後、復電しても、分電盤のAC
出力配線の全部又は一部の通電を停止する様にしてなる
防災用電力遮断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の建物内に設置された分電盤は、図
6にその例を示している様に、主開閉器1と、これに接
続され、且つ互いに並列に接続された複数の分岐開閉器
5,6,7−−−m,nとで構成され、主開閉器1に
は、屋外の電線に接続されている入力側配線3が接続さ
れ、出力側配線4には、並列配線5a/5b,6a/6
b,7a/7b−−−−によって分岐開閉器5,6,7
−−−m,nが接続されて1つの分電盤Aを構成してい
る。各分岐開閉器は、一般的にはエアコン用,コンセン
ト用,照明用等々の用途別、或いは、区域別に区分して
接続されており、その電力使用量が所定値を越えると、
該開閉器のスイッチが開き、給電を停止する安全スイッ
チ機能を有している。そして、人が意識的に開閉器のス
イッチを閉じない限り、復電させる事はできない構成と
なっている。
【0003】ところが、地震によって停電した場合に
は、その後通電が開始(復電)されると、各開閉器のス
イッチは“閉”のままであるので、停電前と同様に自動
的に各開閉器の下流側に給電される様になっている。そ
の結果、下流側に接続されている電気機器も稼動し、特
に、地震により倒れている電熱器や暖房器具に接続され
ていた場合或いは配線がショートしていた場合には、火
災の原因になるおそれがあった。具体的事例としては、
平成7年1月17日未明に発生した阪神淡路大震災の際
に、地震後、時間を置いて発生した多くの火災がある。
即ち、地震によって多くの家屋が倒壊或いは家具類が倒
れ、住人は自宅から離れて避難場所に移っており、その
間の電気の復旧に伴って各地で火災が発生した。神戸市
消防局の調査によると、火災原因が推定されているもの
の内、復電後に暖房器具が稼働し、周囲に飛散していた
可燃物を燃焼して火災を発生したり、ショートした配線
の火花で漏洩ガスやその他の可燃物が燃焼して火災を発
生したものが、全火災原因の約20%と推定されてい
る。特に、倒壊家屋中に人が閉じ込められていた場合に
は、悲惨な状況となった事は、想像に難くない。
【0004】一方、阪神淡路大震災での火災による大災
害以来、感震センサを組み込んだ分電盤や各種電気器具
等の数多くの提案がなされている。これらの殆どは、地
震を検知して給電を停止するものであるが、安易に給電
を停止するのは却って危険である。即ち、地震が生じて
も、必ずしも停電になるとは限らず、夜間の地震の場合
には、照明の有無が人命を左右する場合があると言って
も過言ではない。特に建物が倒壊しておらず、変電所等
の公共給電設備が無事な場合には、給電が続けられてい
るのであるから、自己の家屋のみの給電を停止する事
は、自己の避難を困難にするのみであって、好ましくな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、係る事態に
鑑み、地震によって停電が生じた場合には、復電しても
自動的には給電されない様にした防災用電力遮断装置を
提供する事を第一の目的とし、更に、感震センサが作動
しても公共給電設備からの給電が続けられている限り、
即ち停電しない限り、給電は継続される様にする事を第
二の目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の防災用電力遮断装置は、電力の屋外配線或
いは屋内配線の適所に接続される防災用電力遮断装置で
あって、AC出力回路の開閉を行うパワースイッチと、
所定の震度以上の地震によって作動し、これによって内
蔵回路を開閉する感震センサと、停電時に前記パワース
イッチを開とする停電作動回路と、を備え、前記感震セ
ンサが作動し且つ前記停電作動回路が作動した場合に
は、手動操作による復帰作業を行わない限り、出力側に
AC電力の供給がなされない様にしたものである。これ
により、所定レベル以上の地震と停電とが同時に生じた
場合にのみ、復電した際に手動リセットを行わない限
り、AC電力が復帰しない様にしており、地震による安
易な電力供給停止を防止する様にしている。
【0007】前記感震センサは、作動後は手動により復
帰させる手動復帰型感震センサ或いは自動復帰する自動
復帰型センサのいずれでもよく、該感震センサの作動に
よる前記パワースイッチの開閉にはリレー回路が使用さ
れ、又、地震と停電の両方が生じた場合に、復電後も停
電状態を維持する様に有機的に配置されたリレー回路が
使用される。このリレー回路には種々の組合せがある。
【0008】又、この防災用電力遮断装置は、一般に
は、屋内の分電盤の主開閉器の入力又は出力側或いは該
主開閉器に接続され且つ互いに並列に接続されている分
岐開閉器の入力又は出力側に配置されて使用されるもの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明防災用電力
遮断装置の適用例を示す配置図であり、図1において、
分電盤Aは、主開閉器1と、これに直列に接続され且つ
互いに並列に接続されている分岐開閉器5,6,7−−
−m,nとからなり、主開閉器1には屋外配線からのA
C入力配線3が接続され、その出力配線4aに本発明に
係る防災用電力遮断装置Bが接続され、その出力配線4
bは、各分岐開閉器5,6,7−−m,nの入力側配線
5a,6a,7a,−−−−−に接続されている。この
主開閉器1の出力配線4bと各分岐開閉器5,6,7−
−−m,nの入力配線5a,6a,7a,−−−の間
に、本発明に係る防災用電力遮断装置Bが接続され、各
分岐開閉器を一括して制御する様に配置されている。
【0010】尚、この分岐開閉器5,6,7−−m,n
には、屋内の各コンセントが接続されたもの,エアコン
に接続されたもの,屋内の照明に接続されたもの等々、
その用途に区分して設計配置されたものと、台所用,居
間用等々、屋内を複数の領域に区分して設計配置された
ものとがある。前者の場合、停電後、復電した際に照明
は直ちに自動復帰(点灯)するのが好ましいが、アイロ
ンや電気ヒータ等の熱器具は、自動復帰(通電)される
のは好ましくない。因みに、これらの電熱器具はコンセ
ントを介して通電する様になっているから、コンセント
の自動復帰を阻止する様にするのが好ましい。又、後者
の領域区分した分岐開閉器の場合には、電気調理器等の
電熱器の使用頻度の高い台所部分は、復電後の自動復帰
は好ましくないが、他の領域は、比較的電熱器具の使用
頻度が低いので、復電後の自動復帰も許容できる。そこ
で、図1の例では、各分岐開閉器の制御を一括して行う
様にしているが、復電後の自動復帰(通電)が好ましく
ない領域の配線に接続した分岐開閉器のみの復電を禁止
する様に、特定の分岐開閉器の入力側或いは出力側配線
のいずれか一方に、本発明に係る防災用電力遮断装置B
を接続する事も可能である。
【0011】図2は、本発明に係る防災用電力遮断装置
の第一実施例を示す要部回路図であり、主要構成部品と
その回路とのみを示している。本例で使用する感震セン
サESは、内部にスイッチ回路を有し、該スイッチ回路
は、通常はオン(“閉”)となっているが、所定の震度
の揺れによって作動して該回路をオフ(“開”)とな
し、しかも、その状態は、手動によりリセットして復帰
させない限り、“開”の状態を維持する手動復帰型感震
センサである。同図において、入力配線4aからのAC
入力は、AC/DCコンバータ10で12V程度の直流
電源に変換され、この直流電源で2つのリレーR1,R
2を作動させる様にしている。通常の通電状態において
は、感震センサESと第一リレーR1のコイルC1とを
直列に接続した第一ラインL1は導通状態にあるので、
該コイルC1は励磁され、これによってa接点(通電時
はオン,非通電時はオフとなるスイッチ機構。以下同
じ)であるであるAC回路のパワースイッチPSは
“閉”となり、AC電力は、出力配線4bから出力され
る様になっている。又、表示灯12にも通電され、出力
配線4bからAC電力が出力可能状態にある事が表示さ
れている。
【0012】又、第二リレーR2のa接点A21と該第
二リレーR2のコイルC2とを直列に接続した第二ライ
ンL2が設けられており、前記第一リレーR1のコイル
C1と並列に配置された第二リレーR2のコイルC2に
も通電されているので、前記a接点A21は“閉”とな
っている。従って、このラインL2も通常は導通状態に
あり、該第二リレーR2のb接点B2(通電時は
“開”,非通電時は“閉”となるスイッチ機構。以下同
じ)と、ブザー或いは警報灯11とを直列に接続した第
三ラインL3では、前記b接点B2が“開”となってい
るので、非通電状態となっている。
【0013】次に、地震により所定レベル以上の揺れが
生じると、感震センサES内の回路は“開”となって感
震センサESは非導通状態となるが、前記a接点A21
と、第一ラインL1と第二ラインL2とを、その中央で
接続している配線13とを経て、第一リレーR1のコイ
ルC1には通電が継続されているので、AC回路の前記
パワースイッチPSは“閉”に維持され、出力配線4b
からAC電力の供給は継続される。
【0014】次に、地震の規模が大きく変電所の破壊や
柱上トランスの落下等により、公共送電設備が破壊され
て停電となると、全ての給電は停止されるので、当然な
がら前記第一リレーR1及び第二リレーR2への給電も
停止され、パワースイッチPS及びa接点A21は夫々
“開”となり、第二リレーR2のb接点B2は“閉”と
なる。
【0015】次に、前記公共送電設備が復旧し、電力供
給が開始(復電)すると、第一ラインL1では、感震セ
ンサESが“開”となっているので非導通状態にあり、
従って第一リレーR1のコイルC1によって作動するパ
ワースイッチPSは作動せず“開”の状態のままである
ので、AC電力は、その出力配線4bから出力される事
はない。この結果、地震により屋内の伝熱装置や配線の
ショート等が生じていても、火災等の二次災害は防止さ
れる事になる。又、第二ラインL2では、第一a接点A
21が“開”となっているので、同様に非導通状態にあ
るが、第三ラインL3では、第二リレーR2のb接点B
2は“閉”となっているので、該第三ラインL3には通
電されてブザー或いは警報灯等の警報手段11が作動
し、居住者に復電を知らせる事になる。居住者は、屋内
の被害の状況が復電に支障のない事を確認し、前記感震
センサESを手動にて復帰させると、第一ラインL1は
導通状態になるので、コイルC1に通電されて、前述の
通りパワースイッチPSは“閉”となって、出力配線4
bから屋内配線へのAC電力の供給が開始される。又、
前記感震センサESの復帰と共に、コイルC2にも電流
が供給されて、該コイルC2も励磁され、その結果、a
接点A21も“閉”となって、第二ラインL2にも通電
が開始される。これにより、第二リレーR2のb接点B
2は“開”となり、警報手段11はオフとなって通常通
電状態に復帰する。以上の様に、地震の被害状況を確認
し、家屋内への通電の安全性を確認した後に、手動によ
る復帰を行う事ができるので、復電による二次災害を抑
える事が可能となる。
【0016】以上は、地震に続いて停電が生じた場合に
ついての説明であるが、停電だけが生じた場合には、復
電すると、第一ラインL1は導通されているので第一リ
レーR1のコイルC1が励磁され、パワースイッチPS
が“閉”となり、自動的にAC電力の供給が開始され
る。又、停電状態で所定レベル以上の地震が生じて感震
センサESが作動すると、感震センサESの内部回路は
“開”となるので、復電しても、感震センサESを手動
復帰させない限り、AC出力が得られない事は前述の通
りである。
【0017】次に、図3は、作動後も自動的に作動前の
状態に復元する自動復帰型の感震センサESを用いた本
発明の第二実施例を示す主要回路図であり、AC/DC
コンバータ10の出力側に、充電式電池20を接続し、
停電時にも該電池20によって第三リレーR3と第四リ
レーR4とを作動させる様に構成したものである。係る
回路において、通常の状態では、電池20は、AC/D
Cコンバータ10からのDC電源によって常時充電され
ており、同時に前記第三,第四リレーから放電する構成
となっている。尚、この電池20は、図示の如く、常時
充電しつつ放電する様な配置の他、通常は前記コンバー
タから前記第三,第四リレーに通電し、停電時には、電
池から給電される様なスイッチ回路を形成して停電時に
のみ電池から給電する様に構成し得る事はいうまでもな
く、この場合には、充電式電池の他、乾電池も使用する
事が可能である。但し乾電池を用いる場合には、定期的
に電池の取り替えが必要となり、煩雑であるので、充電
式の方が好ましい。
【0018】図3において、電池20によって作動する
様に、AC回路の開閉を行う第三リレーR3と第四リレ
ーR4が配置され、又、前記コンバータ10のDC出力
によって作動し且つ停電を感知する第五リレーR5が設
けられている。即ち、感震センサESとリセットスイッ
チRsと前記第三リレーR3のコイルC3とが直列に接
続された第四ラインL4と、これに、前記リセットスイ
ッチRsと並列に接続された該第三リレーR3の第一a
接点A31と、前記第四リレーR4のコイルC4と前記
第五リレーR5の第二a接点A52と前記第三リレーR
3のb接点B3とが直列に接続されたラインL5とが設
けられており、これら第四ラインL4と第五ラインL5
とは前記電池20に並列に接続されている。
【0019】又、前記コンバータ10には、第五リレー
R5のコイルC5と前記第三リレーR3の第二a接点A
32が直列に接続され、この第二a接点A32と並列に
第五リレーR5の第一a接点A51が配置されている。
AC回路には、夫々前記第三リレーR3及び第四リレー
R4によって作動するa接点としてのパワースイッチP
S1とPS2が互いに並列に配置されている。
【0020】係る回路において、初期にこれを立ち上げ
るには、先ずリセットスイッチRsを瞬時“閉”にする
と、第四ラインL4が導通状態になり、第三リレーR3
のコイルC3に通電されて励磁される結果、該リレーの
第一a接点A31は“閉”となり、リセットスイッチR
sが開放されて“開”となっても、コイルC3への導通
は自己保持される。この結果、該リレーR3のa接点で
あるAC回路のパワースイッチPS1は“閉”となっ
て、出力配線4bよりAC電力の供給が開始される。同
時に該リレーR3のb接点B3は“開”となり、第二a
接点A32は“閉”となって第五リレーR5のコイルC
5への通電も開始され、該第五リレーR5のa接点A5
1も“閉”となり、この状態が通常の通電状態で維持さ
れる事になる。
【0021】次に、地震により感震センサESが作動し
て、同センサ内の回路が一瞬“開”となると、第四ライ
ンL4への通電が止まり、第三リレーR3のコイルC3
の励磁が解除される結果、第一a接点A31,第二a接
点A32及びパワースイッチPS1は、夫々“開”とな
る。一方、第三リレーR3のb接点B3は“閉”となる
ので、第五ラインL5は導通状態になり、第四リレーR
4のコイルC4に通電が開始されて励磁される結果、こ
のa接点であり且つ前記パワースイッチPS1と並列に
配置されている他のパワースイッチPS2が“閉”とな
って、AC電力の供給は継続される。尚、本例で使用す
る感震センサESは、自己復帰型であるので、地震によ
る所定以上の揺れが治まると元の状態に自動復帰する
が、第一a接点A31が“開”となっているので、第四
ラインL4が導通状態に戻る事はない。
【0022】続いて停電が生じると、第五リレーR5の
第一a接点A51,第二a接点A52は、夫々“開”と
なり、第四リレーR4によって作動するAC回路のパワ
ースイッチPS2も“開”となる。この状態で復電し、
AC入力配線にAC電力が供給されても、パワースイッ
チPS1,PS2は夫々“開”のままであるので、AC
出力配線4bから、AC電力が出力される事はない。こ
の復帰は、リセットスイッチRSを瞬時“閉”とする事
によってなされる事は、前述の通りである。
【0023】以上の説明は、地震後に停電が生じた場合
の説明であるが、先に停電が生じ、その後に地震が生じ
た場合には、電池20が有効に作用する。即ち、感震セ
ンサESが作動する事なく停電が生じると、第四ライン
L4には、電池20からの電力供給が継続されているの
で、第三リレーR3のa接点であるパワースイッチPS
1は“閉”の状態に維持されている。この状態で復電す
ると、パワースイッチPS1は“閉”となっており、A
C回路は導通状態に維持されているから、復電と同時に
AC出力配線4bから自動的にAC電力が出力される事
になる。一方、停電状態で地震が発生して感震センサE
Sが作動すると、電池20からの第四ラインL4への通
電も止まり、この結果、前述の通り、パワースイッチP
S1が“開”となり、両パワースイッチPS1,PS2
が“開”のままとなる。この状態では復電しても、AC
出力配線4bからAC電力が出力されない事は前述の通
りであり、又、これを復帰させるには、リセットスイッ
チRsを、手動によって“閉”にしなければならない事
も前述の通りである。
【0024】尚、上記図3の例では、図2に示した如き
通電状態を表示する表示灯12や、復電した事を知らせ
る警報手段11を省略しているが、図3においても、同
様にこれらの手段を配置する事も可能であり、又、充電
式の電池を利用して、停電時に点灯する非常灯を配設す
る事も可能である。
【0025】更に、図3においては、説明の都合上、第
三リレーR3及び第四リレーR4によって、夫々パワー
スイッチPS1,PS2を作動させる様にしているが、
パワースイッチの作動用リレーと、その他のリレーとを
分離しておく方式も可能であり、この場合には、各リレ
ーのコイルC3,C4をパワースイッチ用コイルと、そ
の他の接点用コイルに分けて配置すればよい。具体的に
は、例えば第三リレーR3を例に説明すると、コイルC
3をパワースイッチ用コイルと、その他の接点コイルに
分離し、両コイルに同時に通電される様に、両コイルを
直列、好ましくは並列に配置すればよい。第四リレーR
4の場合も同様である。
【0026】以上の例は、停電感知と地震感知とを融合
したリレーシステムの例であるが、停電により作動する
回路と地震により作動する回路とを夫々独立した作動回
路で行う事も可能である。図4は、本発明の第三実施例
を示すもので、停電作動回路と地震作動回路とを独立さ
せた場合の一例を示すものであって、感震センサとし
て、前述の自動復帰型感震センサを用いた場合の例を示
すものである。同図において、AC入力はAC/DCコ
ンバータ10でDCに変換され、停電作動回路Cの停電
感知リレーR6と、地震作動回路Dの地震感知リレーR
7と、AC回路の開閉を行うパワーリレーR8とを作動
させる様にしている。通常の通電状態においては、停電
作動回路CのリレーR6のコイルC6は通電状態にある
ので、同リレーR6のc接点(コイルへの通電の有無に
より切り換えられるスイッチ機構。以下同じ)D6は接
点14に接続され、一方、AC回路のパワースイッチP
Sを作動させるための第一a接点A61は、接点16に
接続されている。従って、前記c接点D6により、コイ
ルC6は自己保持され、第一a接点A61を通してパワ
ーリレーR8のコイルC8に通電される結果、パワース
イッチPSは“閉”となり、出力配線4bからAC電力
が出力される様になっている。
【0027】一方、地震作動回路Dにおいては、ラッチ
ングリレーである地震作動リレーR7のリセットコイル
C71は通電状態にあるが、セットコイルC72は、感
震センサES内の回路が“閉”であるので、トランジス
タスイッチTsが駆動せず、“開”の状態になってい
る。従って、同リレーR7のC接点D7は、接点17に
接続され、a接点A71は、接点18に接続されてい
る。前記c接点D7によりリセットコイルC71は通電
状態に自己保持されている。又、前記a接点A71を通
してパワーリレーR8のコイルC8に通電される結果、
パワースイッチPSは“閉”となり、出力配線4bから
AC電力が出力される様になっている。一方感震センサ
ESは、常時“閉”の状態にあるので、セットコイルC
72には通電されていない。
【0028】次に所定震度以上の地震により、感震セン
サESが作動して該感震センサES内の回路が“開”と
なると、トランジスタスイッチTsのベース電位が発生
してトランジスタスイッチTsが作動し、セットコイル
C72に通電が開始され、c接点D7は、接点19に接
続され、地震作動回路Dが作動した事は、LED21の
点灯によって表示される。同時にa接点A71は、接点
22に接続され、パワーリレーR8のコイルC8への通
電が停止されるが、停電作動回路CのリレーR7のa接
点A61を経て、パワーリレーR8のコイルC8への通
電は継続されているから、AC電力の出力は継続されて
いる。この状態で、地震が治まれば、地震作動回路Dの
リセットスイッチRs7を押して瞬時“閉”にすれば、
前記リレーR7のリセットコイルC71に通電されて、
元の状態に復帰する。
【0029】一方、地震の規模が大きく、地震作動回路
Dが作動した後に、公共送電設備が被害を受けて停電に
なると、停電作動回路CのリレーR6のコイルC6への
通電が停止されるので、前記c接点D6は接点15側
に、a接点A61は接点23側に夫々接続される。同時
に、パワーリレーR8のコイルC8への通電も停止され
てパワースイッチPSは“開”となる。
【0030】この状態で公共給電設備が復旧し、停電状
態が解消して復電しても、停電作動回路Cでは、リレー
R6のc接点D6が接点15側に接続されているのでコ
イルC6には通電されず、従ってa接点A61は“開”
のままとなっている。又、地震作動回路Dでは、感震セ
ンサESは自動復帰しているが、リセットスイッチRs
7を押すまでは、ラッチングリレーによりa接点A71
は“開”のままとなっている。従って、パワーリレーR
8のコイルC8には通電されず、AC出力配線4bから
は、AC電力が出力される事はなく、地震により室内で
倒壊した電気器具への自動通電は行われず、復電による
火災発生等の二次災害は防止される。
【0031】尚、地震による被害が少なく建屋内で住人
が生活可能な場合には、復電後、住居内への給電を開始
する必要がある。この場合には、停電感知回路Cのc接
点D6は接点15に接続されているので、停電作動回路
の作動表示灯24が点灯しているので、これにより、停
電作動回路Cの作動と給電開始が分かる。一方、地震作
動回路Dにおいては、復電すると感震センサESには通
電が開始されるが、トランジスタスイッチTsは作動せ
ず、ラッチングリレーによりセットコイルC72には通
電されず、c接点D7は接点19に接続されているの
で、地震作動回路Dの作動表示灯21を点灯して同回路
Dが作動状態にある事を表示している。一方、a接点A
71は、接点22に接続されているので、パワーリレR
8のコイルC8への通電は停止されたままに維持されて
いる。尚、AC出力表示灯12は、消灯している。
【0032】次に、この状態で、防災用電力遮断装置B
からの給電を開始する手順について説明する。停電作動
回路を復帰させるには、先ずリセットスイッチRs6の
ボタンを押して瞬時“閉”にすると、停電作動回路のリ
レーR6のコイルC6に通電され、該コイルC6が励磁
されてc接点D6は接点14に接続され、a接点A61
は、接点16に夫々接続される。この結果、c接点D6
によってコイルC6は自己保持され、この時点で、リセ
ットスイッチRs6のボタンを放して、該スイッチを
“開”としても、コイルC6への通電は維持される。一
方、a接点A61が“閉”となっているので、パワーリ
レーR8のコイルC8へも通電が開始され、該コイルが
励磁されてパワースイッチPSを“閉”となし、これに
よってAC回路が閉成されるので、AC出力配線4bか
らAC電力の出力が開始される。同時に、停電作動回路
Cの作動表示灯24の回路は絶たれて消灯する。一方、
防災用電力遮断装置BからAC出力が開始される結果、
AC出力表示灯12も点灯する。
【0033】一方、地震作動回路Dのa接点A71は
“開”となっているので、この接点からのパワーリレー
R8のコイルC8への通電はない。そこで、地震作動回
路DのリセットスイッチRs7を瞬時“閉”とすると、
リセットコイルC71に通電が開始されてラッチングリ
レーがリセットされ、その結果、c接点D7は接点17
側に接続されて該コイルC71への通電が保持され、同
時に、a接点A71は、接点18に接続されてパワーリ
レーR8のコイルC8への通電も開始される。一方、地
震作動回路Dの作動表示灯21への通電は絶たれるの
で、該表示灯21は消灯する。尚、感震センサESは、
自己復帰型のものであるので、自動的に通電状態に戻っ
ており、トランジスタスイッチTsのベースには電圧は
印加されておらず、該スイッチTsが作動する事はな
い。
【0034】以上の説明から明らかな様に、本発明の防
災用電力遮断装置においては、地震の揺れにより、単に
感震センサESが作動しただけでは、地震作動回路Dか
らのパワーリレーR8のコイルC8への通電は絶たれる
が、停電作動回路Cからは、該コイルC8に通電が継続
しているので、AC回路の出力配線4bからAC電力の
供給は継続される。この場合には、地震作動回路の作動
表示灯21は点灯するので、前述の通りリセットスイッ
チRs7を押して瞬時“閉”となし、地震作動回路Dを
復帰させる事により消灯させておく事が必要である。
【0035】又、停電のみが生じた場合には、感震セン
サESは作動していないので、地震作動回路Dのラッチ
ングリレーR7のa接点A71及びc接点D7の接点
は、停電直前のコイルC8への通電回路が維持されてい
るので、その後復電すれば、AC回路の出力配線4bか
らAC電力の供給は自動的に開始される事になる。この
場合には、停電作動回路Cの作動表示灯24が点灯する
ので、前述の通り、リセットスイッチRs6を瞬時
“閉”とする事により、前記a接点A61及びc接点D
6を夫々復帰させて、作動表示灯24を消灯しておく必
要がある。
【0036】尚、本実施例においては、停電が先に生
じ、その後に地震が生じた場合であって、感震センサE
Sが自己復帰型の場合には、停電中に地震が生じて感震
センサESが作動しても、ラッチングリレーR7のセッ
トコイルC72への通電は生じないから、地震作動回路
Dは停電前の状態を保持しているので、上記した通り、
復電すれば、出力配線4bから自動的にAC電力の供給
が開始される事になる。しかしながら、停電中に地震が
生じるのは、極めて稀なケースであるので、実用上の問
題はないと考えられる。
【0037】次に、図5は、本発明の第四実施例を示す
要部回路図であり、上記した停電中に地震が生じた場合
であっても、復電後の自動給電を禁止する様にしたもの
である。尚、前記第三実施例との相違点は、感震センサ
を手動復帰型とし、これに対応する部分の回路を変更し
たものであって、その他は第三実施例と同様であるの
で、同一構成は同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0038】図5において、感震センサESは、地震に
よる所定の揺れによって内蔵回路が“開”となり、その
“閉”への復帰は手動によって行う様に構成された手動
復帰型の感震センサであり、通常時は“閉”となってい
る。従って、“閉”の状態では、地震作動回路Dのリレ
ーR9のコイルC9には通電され、地震作動回路Dのa
接点A91は“閉”となり、パワーリレーR8のコイル
C8にも通電され、パワースイッチPSは“閉”に保持
されて、AC回路の出力配線4bからAC電力が出力さ
れている。
【0039】先ず、停電のみが生じると、前述した要領
で停電作動回路Dが作動して停電作動リレーR6のa接
点A61は“開”となる。同時に、地震作動回路Dで
は、地震作動リレーR9のa接点A91も接点18から
外れて“開”の状態となり、同時にb接点B9は、接点
27に接続される。この状態で復電すると、停電作動回
路Cは、リセットスイッチRs6を“閉”としない限り
復帰しない事は前述の通りであるが、地震作動回路Dで
は、感震センサESは“閉”に保持されているので、コ
イルC9と感震センサESを通る回路が形成されてコイ
ルC9に通電される結果、a接点A91は接点18に接
続され、パワーリレーR8のコイルC8に通電が開始さ
れ、その結果、パワースイッチPSは“閉”となってA
C回路が閉成され、出力配線4bからAC電力が出力さ
れる事になる。従って、AC出力表示灯12も点灯し、
通電状態を表示する。
【0040】尚、この停電中に地震が生じると、感震セ
ンサES内の回路は、所定の揺れの間は“開”となる。
従って、その後に復電しても、停電作動回路C及び地震
作動回路D共に作動状態にあるので、AC回路の出力配
線4bからAC電力が出力されるのが防止されている。
【0041】復電後、電力供給を行うには、停電作動回
路Cについては前述の通りであるので省略するが、地震
作動回路Dでは、感震センサESを手動により復帰させ
る必要があり、感震センサESが通電状態になると、コ
イルC9にも通電されて、a接点A91は“閉”とな
り、且つb接点B9は“開”となる。これにより、パワ
ーリレーR8のコイルC8に通電されてパワースイッチ
PSは“閉”となり、AC電力の供給が開始される。同
時に、地震作動回路Dの作動表示灯21も消灯する。
即ち、本実施例では、地震作動回路のリセットスイッチ
は存在せず、感震センサESを手動復帰型となす事によ
って、前述のリセットスイッチと同じ機能を持たせてい
る点が特徴である。
【0042】以上の説明は、本発明の各種実施態様の例
を示したに過ぎず、本発明がこれに限定されるものでは
なく、その他の種々の実施態様を採用し得る事はいうま
でもない。例えば、上記実施例では、分電盤の主開閉器
の出力配線に防災用電力遮断装置を接続し、下流側の全
ての分岐開閉器を一括して制御する様にしているが、前
述の通り、防災上自動復電に問題のある1又は複数の分
岐開閉器の入力側或いは出力側に接続してもよく、又、
各回路についても、本発明の趣旨の範囲内で種々の設計
変更が可能である事は言うまでもない。更に本発明で使
用する感震センサとしては、既に種々のものが提案され
一部使用されているので、基本的にはこれら市販品或い
は公知のものを使用可能であり、特に特定される必要は
ない。この類型としては、前述の自動復帰型と手動復帰
型,内部回路が常時“閉”で地震時に“開”となるa接
点型と常時“開”で地震時に“閉”となるb接点型のも
のがあるが、いずれの形式のものでもよい。但し、型式
によって、その制御回路が異なる事はいうまでもない。
【0043】更に、図3に例示した様に、感震センサが
作動する事なく停電になった場合にも、感震センサの回
路が作動可能に維持するために、バックアップの電池を
内蔵させることも可能であり、この場合には、設備の保
全の面からは電池は充電式のものが好ましく、更に、こ
の電池を利用して、停電時に点灯する非常灯を付設する
事も可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明の防災用電力遮断装置は、上述の
通り、主として屋内分電盤内に設置して使用されるもの
で、通常の通電状態では、分電盤内の各開閉器は、通常
の分電盤として機能するものであるが、一旦地震による
停電が生じると、その後復電しても、前記防災用電力遮
断装置が作動しているので、手動による復帰操作を行わ
ない限り、分電盤の出力側配線には給電されないので、
出力側配線に電気ストーブや電熱器等の発熱器具を接続
したままであっても、復電によって自動的に発熱器具が
作動する事はない。従って、発熱器具を出力側に接続し
て稼働させている状態で地震により停電となり、住人が
避難中に復電しても、該発熱器具が再作動する事はない
ので、阪神淡路大震災のときの様に、復電後相次いで各
地で火災が発生し、二次災害を増大させる様な事態を避
ける事が可能となる。
【0045】又、単に地震のみが生じ停電に到らない場
合には、感震センサが作動しても停電作動回路は作動し
ないので、給電は継続され安全に避難する事が可能とな
る。
【0046】更に、地震作動回路を、単なる停電時にも
作動可能な様に、バックアップ電池を防災用電力遮断装
置内に配置した場合には、該電池を利用して、停電時に
点灯する非常灯を接続すれば、夜間に地震による停電或
いは台風灯による停電が生じて避難する場合にも、安全
に避難が行えるという、副次的な効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防災用電力遮断装置を分電盤に配
置する場合の一例を示す配線図である。
【図2】本発明に係る防災用電力遮断装置の第一実施例
を示す要部回路図である。
【図3】本発明に係る防災用電力遮断装置の第二実施例
を示す要部回路図である。
【図4】本発明に係る防災用電力遮断装置の第三実施例
を示す要部回路図である。
【図5】本発明に係る防災用電力遮断装置の第四実施例
を示す要部回路図である。
【図6】従来の分電盤の例を示す配線図である。
【符号の説明】
A 分電盤 B 防災用電力遮断装置 C 停電作動回路 D 地震作動回路 Axy リレーのa接点 Bx リレーのb接点 Cx リレーのコイル Dx リレーのc接点 ES 感震センサ PS パワースイッチ Rx リレー Rs リセットスイッチ Ts トランジスタスイッチ 1 分電盤の主開閉器 5,6〜m,n 分岐開閉器 10 AC/DCコンバータ 11 警報手段 12 AC出力表示灯 20 電池 21 地震作動回路の作動表示灯 24 停電作動回路の作動表示灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 篤 茨城県新治郡千代田町上稲吉向原1764−1 センサー・テクノロジー株式会社筑波事 業所内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力の屋外配線或いは屋内配線の適所に
    接続される防災用電力遮断装置(B)であって、 AC出力回路の開閉を行うパワースイッチ(PS)と、 所定の震度以上の地震によって作動し、これによって内
    蔵回路を開閉する感震センサ(ES)と、 停電時に前記パワースイッチ(PS)を開とする停電作
    動回路と、 を備え、 前記感震センサ(ES)が作動し且つ前記停電作動回路
    が作動した場合には、手動操作による復帰作業を行わな
    い限り、出力側にAC電力の供給がなされない様に構成
    されてなる事を特徴とする防災用電力遮断装置
  2. 【請求項2】 AC/DCコンバータ(10)を配置
    し、前記感震センサ(ES)及び停電作動回路をDCに
    て作動させる様にした事を特徴とする請求項1に記載の
    防災用電力遮断装置
  3. 【請求項3】 前記パワースイッチ(PS)は、リレー
    回路により開閉される様にしてなる事を特徴とする請求
    項1又は2に記載の防災用電力遮断装置
  4. 【請求項4】 前記感震センサ(ES)は、作動後は手
    動により復帰させる手動復帰型感震センサであり、 該感震センサ(ES)と直列に第一リレー(R1)のコ
    イル(C1)を直列に接続し、 第二リレー(R2)のコイル(C2)と該第二リレー
    (R2)のa接点(A21)とを直列に接続し、 前記第二リレー(R2)のa接点(A21)と前記感震
    センサ(ES)とを並列に接続し、 且つ前記第一リレー(R1)のコイル(C1)と前記第
    二リレー(R2)のコイル(C2)とを並列に接続する
    と共に、 前記第一リレー(R1)によって前記パワースイッチ
    (PS)を開閉する様に構成してなる事を特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載の防災用電力遮断装置
  5. 【請求項5】 前記第二リレー(R2)のb接点(B
    2)と警報手段(11)とを直列に接続し、これらを、
    前記感震センサ(ES)及び第一リレー(R1)のコイ
    ル(C1)に対して並列に接続してなる事を特徴とする
    請求項4に記載の防災用電力遮断装置
  6. 【請求項6】 電力の屋外配線或いは屋内配線の適所に
    接続される防災用電力遮断装置(B)であって、 AC出力回路の開閉を行うパワースイッチ(PS)と、 所定の震度以上の地震によって作動し、これによって内
    蔵回路を開閉する感震センサ(ES)と、 該感震センサ(ES)の作動により、前記パワースイッ
    チ(PS)を開とする地震作動回路と、 停電時に前記パワースイッチ(PS)を開とする停電作
    動回路と、 を備え、 前記地震作動回路と停電作動回路が共に作動した場合に
    は、手動操作による復帰作業を行わない限り、出力側に
    AC電力の供給がなされない様に構成されてなる事を特
    徴とする防災用電力遮断装置
  7. 【請求項7】 AC/DCコンバータ(10)を配置
    し、前記地震作動回路及び停電作動回路をDCにて作動
    させる様にした事を特徴とする請求項6に記載の防災用
    電力遮断装置
  8. 【請求項8】 前記感震センサ(ES)が、作動後は自
    動的に復帰する自動復帰型感震センサであり、停電時に
    は、内蔵電池(20)にて該感震センサ(ES)及びそ
    の作動回路に電力が供給される様に構成されている事を
    特徴とする請求項7に記載の防災用電力遮断装置
  9. 【請求項9】 前記地震作動回路及び停電作動回路は、
    共にリレー回路を有しており、該リレー回路の作動によ
    って前記パワースイッチ(PS)を開閉する様にしてな
    る事を特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の防
    災用電力遮断装置
  10. 【請求項10】 リセットスイッチ(Rs)と前記感震
    センサ(ES)と第三リレー(R3)のコイル(C3)
    とを直列に配置した第三ライン(L4)と、 第四リレー(R4)のコイル(C4)と前記第三リレー
    (R3)のb接点(B3)と後記第五リレー(R5)の
    第二a接点(A52)とを直列に接続した第四ライン
    (L4)とを有し、 前記リセットスイッチ(Rs)と第三リレー(R4)の
    第一a接点(A31)とを並列に配置し、 且つ前記第三ライン(L3)と第四ライン(L4)とを
    並列に配置し、 前記第三リレー(R3)及び第四リレー(R4)によっ
    て夫々パワースイッチ(PS1,PS2)を開閉させる
    様になし、 且つ、前記第三リレー(R3)及び第四リレー(R4)
    を停電時には前記内蔵電池(20)にて作動可能となす
    と共に、 第五リレー(R5)のコイル(C5)と前記第三リレー
    (R3)の第二a接点(A32)とを直列に配置し、 該第五リレー(R5)の第一a接点(A51)とを並列
    に配置してなる事を特徴とする請求項9に記載に防災用
    電力遮断装置
  11. 【請求項11】 前記第三リレー(R3)及び第四リレ
    ー(R4)を、夫々パワースイッチ(PS1,PS2)
    の開閉を行うパワーリレーと、その他の接点の開閉を行
    うリレーとに分割してなる事を特徴とする請求項10に
    記載の防災用電力遮断装置
  12. 【請求項12】 前記パワースイッチ(PS)の開閉を
    行うパワーリレー(R8)と、 停電時に前記パワースイッチ(PS)を開にする様に前
    記パワーリレー(R8)を作動させる停電感知リレー
    (R6)を備えた停電作動回路(C)と、 前記感震センサ(ES)と、該感震センサ(ES)の作
    動によって前記パワースイッチ(PS)を開にする様に
    前記パワーリレー(R8)を作動させる地震作動リレー
    (R7)とを備えた地震感知回路(D)と、 を有してなる事を特徴とする請求項6又は7に記載の防
    災用電力遮断装置
  13. 【請求項13】 前記パワーリレー(R8)は、前記パ
    ワースイッチ(PS)と、これを作動させるコイル(C
    8)とを有し、 前記停電作動回路(C)は、前記コイル(C8)への通
    電回路を開閉するa接点(A61)と、これを作動させ
    るコイル(C6)とを有する停電作動リレー(R6)
    と、該コイル(C6)への通電を行うリセットスイッチ
    (Rs6)とを有し、 前記地震作動回路(D)は、前記感震センサ(ES)
    と、セットコイル(C72)とリセットコイル(C7
    1)とを有する地震作動ラッチングリレー(R7)と、
    前記リセットコイル(C71)によって作動され且つ前
    記パワーリレーのコイル(C8)への通電回路を開閉す
    るa接点(A71)と、復電後の前記リセットコイル
    (C71)への通電を行うリセットスイッチ(Rs7)
    とを有するものである事を特徴とする請求項12に記載
    の防災用電力遮断装置
  14. 【請求項14】 前記パワーリレー(R8)は、前記パ
    ワースイッチ(PS)と、これを作動させるコイル(C
    8)とを有し、 前記停電作動回路(C)は、 前記パワーリレー(R8)のコイル(C8)への通電回
    路を開閉するa接点(A61)と、これを作動させるコ
    イル(C6)とを有する停電作動リレー(R6)と、該
    リレー(R6)のコイル(C6)への通電を行う手動リ
    セットスイッチ(RS6)とからなり、 前記地震作動回路(D)は、 前記所定レベル以上の地震の揺れによって内蔵回路が開
    となる手動復帰型感震センサ(ES)と、前記パワーリ
    レー(R8)のコイル(C8)への通電回路を開閉する
    a接点(A91)と、これを作動させるコイル(C9)
    とを有する地震作動リレー(R9)と、復電後の該コイ
    ル(C9)への通電を前記手動復帰型感震センサ(E
    S)の手動復帰によって行う様にしてなる事を特徴とす
    る請求項13に記載の防災用電力遮断装置
  15. 【請求項15】 前記内蔵電池(20)に非常灯が接続
    されており、停電時には該非常灯が点灯する様にしてな
    る事を特徴とする請求項8又は10に記載の防災用電力
    遮断装置
  16. 【請求項16】 通電時に、前記停電作動回路が作動し
    ている事を表示する作動表示灯(24)が設けられてい
    る請求項1乃至15のいずれかに記載の防災用電力遮断
    装置
  17. 【請求項17】 通電時に、前記地震作動回路が作動し
    ている事を表示する表示灯(21)が配置されている請
    求項4乃至7及び14のいずれかに記載の防災用電力遮
    断装置
  18. 【請求項18】 AC出力がなされている事を表示する
    表示灯(12)が設けられている請求項1乃至17のい
    ずれかに記載の防災用電力遮断装置
  19. 【請求項19】 復電時に、復電を警報する警報手段
    (11)を配置してなる請求項1乃至18のいずれかに
    記載の防災用電力遮断装置
  20. 【請求項20】 前記電力遮断装置(B)が、分電盤
    (A)の主開閉器(1)の入力又は出力側、或いは該主
    開閉器(1)に接続され且つ互いに並列に接続されてい
    る分岐開閉器(5,6,7−−−m,n)の入力又は出
    力側に配置されている請求項1乃至19のいずれかに記
    載の防災用電力遮断装置
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007273389A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Energy Support Corp 開閉器
JP2011002057A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Mitsubishi Electric Corp 電気機器の安全装置および電源制御方法
JP2013121255A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Toyota Home Kk 電力供給システム
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