JP2004069036A - 螺旋管の補強部材およびそれを使用する更生管の施工方法 - Google Patents

螺旋管の補強部材およびそれを使用する更生管の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004069036A
JP2004069036A JP2002233237A JP2002233237A JP2004069036A JP 2004069036 A JP2004069036 A JP 2004069036A JP 2002233237 A JP2002233237 A JP 2002233237A JP 2002233237 A JP2002233237 A JP 2002233237A JP 2004069036 A JP2004069036 A JP 2004069036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing member
strip
tube
pipe
rib
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002233237A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4233282B2 (ja
Inventor
Ryuichi Yoneda
米田 隆一
Keishi Murakami
村上 経司
Tomoaki Hori
堀 智明
Yosuke Matsushita
松下 要介
Tsuneo Miyagawa
宮川 恒夫
Naoya Ozeki
尾関 直哉
Masakazu Yanagawa
柳川 正和
Masaaki Ohinata
大日向 正明
Teruaki Okabe
岡部 輝明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Osaka Bousui Construction Co Ltd
Kubota Construction Co Ltd
Original Assignee
Kubota Corp
Osaka Bousui Construction Co Ltd
Kubota Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp, Osaka Bousui Construction Co Ltd, Kubota Construction Co Ltd filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2002233237A priority Critical patent/JP4233282B2/ja
Publication of JP2004069036A publication Critical patent/JP2004069036A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4233282B2 publication Critical patent/JP4233282B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

【構成】補強部材10をストリップ16の脚部22に装着した状態で、補強部材10の側壁部48とストリップ16の本体20との間に空間54ができるので、裏込材44がその空間54に行き渡り脚部22と密着する。よって、裏込材44によって脚部22を強力に保持できる。補強部材10をストリップ16の脚部22に装着するときは、補強部材10を弾性変形させずに脚部22に被せるだけでよい。脚部22が補強部材10から外れないようにするために、補強部材10の側壁部48をかしめて脚部22に係合させてある。
【効果】裏込材が脚部を強力に保持できるので、地振動等によってもストリップが補強部材から外れない強固な更生管を形成できる。補強部材を脚部に被せることによって脚部に装着できるので、作業者の労力を軽減できる。補強部材をかしめるのは治具等によって行うことができるので、作業者の負担は小さい。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、螺旋管の補強部材およびそれを使用する更生管の施工方法に関し、特にたとえば、老朽化した下水管の内面に沿ってストリップが螺旋状に巻回されて形成される螺旋管の補強部材、およびそれを使用する更生管の施工方法に関する。
【0002】
【従来技術】
この種の補強部材の一例が特表平6−511071号(F16L 11/16)(第1の補強部材),特公平7−80238号(B29C 53/78)(第2の補強部材),および特公平7−62508号(F16L 11/16)(第3および第4の補強部材)に開示されている。
【0003】
第1の補強部材1が取り付けられる帯状のストリップ2は、図12に示すように、たとえば老朽化した下水管3を更生するためのものであり、この下水管3の内面3aに沿って螺旋状に巻回して設置される。このように、ストリップ2で形成された螺旋管4に第1の補強部材1を設置する目的は、螺旋管4を形成する際に、螺旋管4の天井部分が自重により垂れ下がることを防止すること、および下水管3と螺旋管4との間に充填された裏込材8が固化する前の状態において、裏込材8の自重等に基づく圧力によって螺旋管4が変形することを防止することである。つまり、下水管3の内径が大きくなるほど螺旋管4の直径も大きくなり、天井部分の垂れ下がり等が生じ易いので、第1の補強部材1を取り付けることによって螺旋管4の剛性を高める必要がある。
【0004】
このストリップ2には、複数の突起5が互いに平行して形成されている。各突起5は、断面形状がT字形であり、ストリップ2の長手方向に形成されている。
【0005】
第1の補強部材1は、図12に示すように、断面形状がW字形の長尺材であり、突起5と突起5との間に装着されている。第1の補強部材1は、その左右の各側縁が対応する各突起5の鍔状部5aの内面に係合している。これによって、第1の補強部材1とストリップ2とが互いに結合しており、螺旋管4の剛性を高めることができる。
【0006】
第2および第3の補強部材6および7は、図13および図14に示すように、断面形状が上側に開口する台形および半円形の長尺材であり、第1の補強部材1と同様に、それぞれの左右の各側縁が対応する各突起5の鍔状部5aの内面に係合しており、螺旋管4の剛性を高めることができる。
【0007】
第4の補強部材9は、図15に示すように、管状体であって、管壁に管軸方向に沿って切溝を形成したものである。この第4の補強部材9は、ストリップ2に形成されている各突起5bに嵌め込んで取り付けられている。そして、この取り付けられた状態で、第4の補強部材9が突起5bの表面の全体を覆っており、第4の補強部材9の下縁がストリップ2の帯状部2cに密着している。
【0008】
また、第1〜第4の補強部材1,6,7,9を使用して下水管3を更生するときは、たとえばまず、ストリップ2を螺旋状に巻回しながらストリップ2の両側縁の接合部2aを接合して螺旋管4を形成する。しかる後に、補強部材1等を螺旋管4に装着する。次に、補強部材1等が装着された螺旋管4を下水管3の内面3aに設置する。そして、下水管3の内面3aと螺旋管4との間に裏込材8を充填する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、第1〜第3の補強部材1等では、各補強部材1等とストリップ2の帯状部との間に螺旋状の閉空間2bが形成され、この螺旋状の閉空間2bには裏込材8を充填することができないという問題がある。このように、裏込材8が充填されていない部分があると、螺旋管4のその部分に内側から押圧力がかかると、その部分が窪むことがある。このような窪みが螺旋管4の底面に形成されると汚水が溜まるという問題がある。
【0010】
また、第4の補強部材9は、突起5bごとに取り付けられているので、第1〜第3の補強部材1等のように閉空間2bができないが、裏込材8が固化したときに、この裏込材8による突起5b(ストリップ2)の保持力が小さいという問題がある。なぜなら、突起5bは、裏込材8と接触していないので、裏込材8に直接に保持されておらず、直接的には補強部材9によって保持されているからである。したがって、裏込材8によって螺旋管4を強力に補強できないという問題がある。
【0011】
ところで、補強部材9および突起5bの材質や形状を変更して、補強部材9による突起5bの保持力を大きくすることが考えられるが、このようにすると、補強部材9を突起5bに装着するときに、大きな力を必要とすることとなり、作業性が低下するという問題がある。
【0012】
さらに、第1〜第4の補強部材1等を使用する更生管の施工方法では、まず、ストリップ2で螺旋管4を形成した後に、この立体的な形状の螺旋管4の外周面に補強部材1等を装着するものであるので、補強部材1等の装着が困難な作業となる。よって、施工現場での作業時間が長くかかるという問題がある。
【0013】
それゆえに、この発明の主たる目的は、螺旋管を強力に補強できて、下水管の内面と螺旋管との間の全ての空間に裏込材を充填することができる、螺旋管の補強部材およびそれを使用する更生管の施工方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、帯状のストリップを管の内面に沿って螺旋状に巻回して形成する螺旋管の補強部材であって、ストリップは、螺旋管の内面を形成する帯状部、および帯状部の一方の面に長手方向に延びて形成され、先端にアンカ部を有するリブを含み、リブの1条ごとに補強部材が取り付けられ、アンカ部の外面に沿って配置される帯状の底部、および底部から延びて形成され、塑性変形されてアンカ部に係合した状態で帯状部と間隔を隔てて配置される側壁部を備える、螺旋管の補強部材である。
【0015】
第2の発明は、帯状のストリップを管の内面に沿って螺旋状に巻回して形成する螺旋管の補強部材であって、ストリップは、螺旋管の内面を形成する帯状部、および帯状部の一方の面に長手方向に延びて形成され、先端にアンカ部を有するリブを含み、リブの1条ごとに補強部材が取り付けられ、アンカ部の外面に沿って配置される帯状の底部、および底部から延びて形成され、アンカ部に係合される係合部を有し、係合部がアンカ部に係合した状態で帯状部と間隔を隔てて配置される側壁部を備える、螺旋管の補強部材である。
【0016】
第3の発明は、帯状のストリップを管の内面に沿って螺旋状に巻回して形成する螺旋管の補強部材であって、ストリップは、螺旋管の内面を形成する帯状部、帯状部の一方の面に長手方向に延びて形成された突条部、および突条部の先端に形成されたアンカ部を有するリブと、補強部材を係合するための係合手段とを含み、帯状であって、突条部の少なくとも一方の側面に沿ってリブの1条ごとに取り付けられる、螺旋管の補強部材である。
【0017】
第4の発明は、一方の面にリブが長手方向に延びて形成された帯状のストリップを管の内面に沿って螺旋状に巻回する更生管の施工方法において、(a) 請求項1記載の補強部材をリブに被せ、(b) 補強部材を塑性変形させることによってリブに係合させて取り付け、(c) ストリップを管の内面に沿って螺旋状に巻回し、そして(d) 管の内面とストリップとの間に裏込材を充填することを特徴とする、補強部材を使用する更生管の施工方法である。
【0018】
第5の発明は、一方の面にリブが長手方向に延びて形成された帯状のストリップを管の内面に沿って螺旋状に巻回する更生管の施工方法において、(a) 請求項2ないし5のいずれかに記載の補強部材をリブに係合させて取り付け、(b) ストリップを管の内面に沿って螺旋状に巻回し、そして(c) 管の内面とストリップとの間に裏込材を充填することを特徴とする、補強部材を使用する更生管の施工方法である。
【0019】
【作用】
第1の発明の螺旋管の補強部材によると、この補強部材をリブのアンカ部に被せて、側壁部をかしめる等の塑性変形させることによって、補強部材をリブに係合させることができる。これによって、補強部材をストリップに取り付けることができる。
【0020】
そして、補強部材が取り付けられたストリップを使用して螺旋管を形成すると、補強部材は、側壁部とアンカ部との係合によって、アンカ部に対する長手方向の相対的変位が拘束される。したがって、補強部材によって螺旋管を強固に補強できる。つまり、この補強部材によると、螺旋管を形成する際に、螺旋管の天井部分が自重により垂れ下がることを防止できる。そして、下水管と螺旋管との間に充填された裏込材が固化する前の状態において、裏込材の自重等に基づく圧力によって螺旋管が変形することを防止できる。
【0021】
また、このストリップに取り付けられた補強部材によると、リブの1条ごとに補強部材が取り付けられるので、補強部材とストリップとの間に閉空間が形成されないようにすることができる。したがって、ストリップによって形成された螺旋管と管(下水管等)の内面との間の空間に裏込材を充填したときに、この裏込材をその空間の隅々まで行き渡らせることができる。
【0022】
さらに、補強部材を塑性変形させてリブに装着した状態で、この補強部材とストリップの帯状体とが互いに間隔を隔てて配置される。これによって、両者間に形成されたその空間部分に裏込材が充填されたときに、裏込材がリブの補強部材によって覆われていない部分に密着することができる。よって、裏込材が固化したときに、この裏込材によってリブを強力に保持できる。
【0023】
第2の発明の螺旋管の補強部材によると、この補強部材をストリップのリブに装着するときは、側壁部に形成されている係合部をリブのアンカ部に係合させればよい。これ以外は、第1の発明と同様に作用するので、その説明を省略する。
【0024】
第3の発明の螺旋管の補強部材によると、この補強部材をストリップのリブに装着するときは、補強部材をストリップに形成されている係合手段に係合させて、リブの突条部の側面に沿わせて配置すればよい。このように補強部材がリブに装着された状態で、裏込材が充填されると、裏込材がリブに形成されているアンカ部に接触することができる。よって、裏込材が固化したときに、この裏込材がリブを強力に保持する。これ以外は、第1の発明と同様に作用するので、その説明を省略する。
【0025】
第4および第5の発明の補強部材を使用する更生管の施工方法によると、ストリップを使用して螺旋管を形成する前に、第1ないし第3の発明の対応する補強部材をストリップに装着する。しかる後に、補強部材が装着されたストリップを使用して螺旋管を形成する。
【0026】
【発明の効果】
この発明の螺旋管の補強部材によれば、管(下水管等)の内面と螺旋管との間に充填された裏込材が固化したときに、この裏込材がリブに直接密着してリブを強力に保持するので、強固な更生管を形成できる。つまり、たとえば地震動等によってストリップに外力がかかった場合でも、ストリップの垂れ下がりやめくれを確実に防止できる。
【0027】
そして、第1の発明の螺旋管の補強部材によれば、従来のように補強部材を弾性変形させてリブに取り付ける必要がなく、補強部材をアンカ部に被せればよいので、補強部材を小さい力で容易にリブに取り付けることができる。なお、補強部材がリブから外れないようにするために、補強部材を塑性変形させてリブに係合させる必要があるが、この作業はジグ(治具)等を使用して行うことができるので、作業者の負担を小さくすることができる。
【0028】
第4および第5の発明の補強部材を使用する更生管の施工方法によると、第1ないし第3の発明の対応する補強部材を使用して管を更生しているので、それぞれの補強部材の効果を有する更生管を形成することができる。
【0029】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0030】
【実施例】
この発明に係る螺旋管の補強部材(以下、単に「補強部材」と言うこともある。)、およびこの補強部材を使用する更生管の施工方法の第1実施例を図1〜図5を参照して説明する。この補強部材10が取り付けられるストリップ16は、たとえば老朽化した下水管14を更生するために、あるいは新設の下水管14の内面14aを保護するために、下水管14の内面14aに沿って螺旋状に巻回されてその幅方向側縁どうしをジョイナ12で接合して螺旋管(内管)18を形成するためのものである。この実施例では下水管14はヒューム管である。もちろん、この発明は、ヒューム管以外のたとえば合成樹脂製管や金属製管の下水管にも適用することができる。図5は、補強部材10を使用した螺旋管18によって更生された下水管14の概略断面図である。
【0031】
ストリップ16は、たとえば硬質塩化ビニル等のような合成樹脂の押出成形によって連続的に形成されるものであり、図4に示す帯状の本体(帯状部)20を含む。本体20の一方の面には、下水管14の内面に向かって突出する断面略T字状のリブが脚部22として形成されている。この脚部22は、本体20の長手方向に延びて形成された帯状の突条部22a、およびこの突条部22aの先端に形成されたアンカ部22bを備えている。アンカ部22bは、本体20と平行し、その中央部が突条部22aと結合している。この脚部22は、下水管14とストリップ16との間に充填される裏込材44に係合して、ストリップ16が裏込材44から外れ難くするためのものである。また、本体20の幅方向両側縁には、条溝24,24が形成されている。各条溝24は、本体20に近い第1壁26と本体20から遠い第2壁28とによって形成され、第2壁28の内面には、図4に示すように、断面略鋸歯状の突起30,30が条溝24に沿って連続して形成されている。また、各条溝24の底部には、下水管14の内面に向かって突出する断面略T字状のリブが脚部32として形成されている。これら脚部22,条溝24,第1壁26,第2壁28,突起30および脚部32は、本体20の長手方向に沿ってその全体に亘って形成されている。
【0032】
ジョイナ12は、たとえば硬質塩化ビニル等のような硬質合成樹脂の押出成形によって連続的に形成された帯状の本体34を含む。図4に示すように、本体34の幅方向両端部のそれぞれの外面には、ストリップ16の条溝24に嵌合される突条36、および挟持部38が突出して形成されている。これら突条36および挟持部38は、互いに協働してストリップ16の第2壁28を挟持する。挟持部38は、屈曲しており、その屈曲部が第2壁28と突起を介して係合している。そして、突条36には、第2壁28に形成された突起30と係合される断面略鋸歯状の突起40が形成されている。この突条36,挟持部38および突起40は、本体34の長手方向に沿ってその全体に亘って連続して形成されている。さらに、本体34の外面の中央寄りの位置には、突条として形成されたアンカ部42を所定の間隔を隔てて2条設けてある。このアンカ部42は、下水管14とジョイナ12との間に充填される裏込材44に係合して、ジョイナ12がストリップ16および裏込材44から外れ難くするためのものである。そして、ストリップ16およびジョイナ12は、図4に示すように左右対称に形成されている。
【0033】
補強部材10は、材質がたとえば鋼等の金属製であって、長尺物である。この補強部材10は、図3(b)に示すように、ストリップ16に装着して使用するものであり、図1に示すように、底部46と側壁部48とを備えている。
【0034】
補強部材10は、たとえば所定の幅および厚みで形成された帯状体を、その幅方向両側の各縁部を約90°屈曲形成したものであり、断面形状がコ字形状である。この補強部材10は、屈曲して形成された左右の側壁部48と、この側壁部48の間に形成されている底部46とからなっている。底部46の幅は、アンカ部22bの幅よりも少し広く、アンカ部22bを底部46の内面に沿わせた状態で、左右の側壁部48の内側に装着できる寸法である。そして、各側壁部48の底部46に対する直交方向の長さは、アンカ部22bの幅方向縁部の厚みよりも少し長い寸法である。
【0035】
この補強部材10は、図3に示すように、脚部22のアンカ部22bに被せた状態で、左右の各側壁部48の下縁を内側に向かって約45°折り曲げることによって,アンカ部22bに取り付けることができる。このように各側壁部48の下縁を折り曲げた状態で、この屈曲部48aの内面がアンカ部22bの両側の各縁部の下縁を押圧する状態となる。なお、各屈曲部48aを形成するための各側壁部48の下縁の折り曲げは、かしめ等の塑性変形によって行われる。塑性変形は、たとえば治具等によって行われる。
【0036】
このように、両側の側壁部48の下縁を折り曲げているのは、図3(B)に示すように、補強部材10に係合するストリップ16が、このストリップ16の全長にわたっていずれの部分でも、補強部材10から外れてめくれ難くするためである。なお、補強部材10に形成する屈曲部48aは、補強部材10の長手方向に沿って或る一定の間隔ごとに形成してある。屈曲部48aを形成する間隔は、補強部材10がストリップ16を確実に保持できるように規定されている。
【0037】
次に、下水管14の内面14aに螺旋管18を形成する手順、すなわち、補強部材10を使用する更生管の施工方法を各図を参照して説明する。まず、図1に示す補強部材10、および図2(A)に示すストリップ16を準備する。そして、図2(B)に示すように、補強部材10をストリップ16に形成されている脚部22,32(以下、脚部22と言う。)の1条ごとに被せる。このように、補強部材10は、脚部22の1条ごとに被せるものであり、2条または3条以上の脚部22に跨って被せるものではない。そして、この補強部材10は、ストリップ16に形成されている複数条の脚部22に対して1条おきに被せてある。もちろん、2条おきに補強部材10を被せてもよいし、全ての脚部22に被せてもよい。要は、ストリップ16自体の強度および螺旋管18の直径に応じて、螺旋管18を適切に補強できるように、適切な本数の補強部材10を使用すればよい。
【0038】
次に、図3(A)に示すように、脚部22に被せられた補強部材10の左右の側壁部48の下縁を、治具等を使用して塑性変形させて折り曲げる。これによって屈曲部48aを形成する。屈曲部48aは、補強部材10の長手方向に沿って或る一定の間隔ごとに形成してある。これで、各屈曲部48aの内面がアンカ部22bの両側の各縁部の下縁を押圧して係合する状態となり、補強部材10とストリップ16とが互いに結合する。そして、この状態で底部46の内面がアンカ部22bの外面に密着する。これによって、補強部材10は、ストリップ16の脚部22に対して、図3(A)の上下方向および左右方向に変位しないように固定され、しかも、補強部材10は、ストリップ16のアンカ部22bに対する長手方向の相対的な変位が拘束された状態でストリップ16に固定される。
【0039】
ただし、補強部材10のストリップ16に対する装着は、ストリップ16およびジョイナ12を螺旋状に巻回して螺旋管18を形成する前の段階で行う。たとえば、工場や施工現場において、図3(A)に示すように、予め補強部材10をストリップ16に装着しておく。
【0040】
しかる後に、図3(B)に示すように、下水管14の内面14aに沿って補強部材10が装着されたストリップ16を螺旋状に巻回するとともに、ストリップ16の幅方向縁部どうしをジョイナ12で接合して螺旋管18を形成する。次に、下水管14の内面14aと螺旋管18との間に裏込材44を充填する。これで補強部材10が装着されたストリップ16を使用する更生管の施工が終了する。
【0041】
なお、この裏込材44は、セメントミルク等のようなモルタルである。このモルタルは、流動性が良好であり、比較的短時間で固化するように添加物が配合されているものである。ストリップ16およびジョイナ12に形成されている脚部22,32およびアンカ部42は、この裏込材44内に埋め込まれ、裏込材44の硬化後は、これら脚部22等およびアンカ部42が裏込材44に強固に固定される。また、ストリップ16とジョイナ12とを接合するときは、ジョイナ12の一対の各突条36をストリップ16の一対の各条溝24に嵌め込む。これによって、ストリップ16の幅方向側縁どうしをジョイナ12によって接合することができる。
【0042】
図1に示す第1実施例の補強部材10によると、従来のように補強部材10を弾性変形させて脚部22に取り付ける必要がなく、補強部材10を脚部22に形成されているアンカ部22bに被せればよいので、補強部材10を小さい力で容易に脚部22に取り付けることができる。なお、補強部材10が脚部22から外れないようにするために、補強部材10の側壁部48を塑性変形させて屈曲部48aを形成して、この屈曲部48aを脚部22に係合させる必要があるが、この作業は治具や道具等を使用して行うことができるので、作業者の負担を小さくすることができる。
【0043】
そして、補強部材10が取り付けられたストリップ16を使用して螺旋管18を形成すると、補強部材10は、側壁部48とアンカ部22bとの係合によって、アンカ部22bに対する長手方向の相対的変位が拘束される。したがって、下水管14の内面14aに螺旋管18が設置された状態で、補強部材10によって螺旋管18を強固に補強できる。つまり、裏込材44が固化していない状態では、裏込材44によって螺旋管18を保持できないが、補強部材10によって螺旋管18を保持することができる。よって、裏込材44が固化していない状態、および固化している状態の両方の状態で、ストリップ16のたとえば天井部分の垂れ下がりやめくれ、さらに変形を確実に防止できる。もちろん、この補強部材10によれば、螺旋管18を形成する際に、螺旋管18の天井部分が自重により垂れ下がることも防止できる。
【0044】
また、このストリップ16に取り付けられた補強部材10によると、脚部22の1条ごとに補強部材10が取り付けられるので、補強部材10をストリップ16に取り付けた状態で、補強部材10とストリップ16との間に閉空間が形成されないようにすることができる。したがって、図3(B)に示すように、ストリップ16およびジョイナ12によって形成された螺旋管18と下水管14の内面14aとの間の空間52等に裏込材44を充填するときに、裏込材44をその空間52等の隅々まで行き渡らせることができる。
【0045】
このようにして、十分な強度の更生管を形成することができるので、ストリップ16の部分に内側から押圧力がかかった場合でも、その部分に窪みができることがない。これによって、螺旋管18の底面に汚水が溜まるということがない。もちろん、ジョイナ12の部分に押圧力がかかった場合でも、窪みができないので汚水が溜まることがない。
【0046】
さらに、補強部材10を塑性変形させて脚部22に装着した状態で、この補強部材10とストリップ16の本体20とが互いに間隔を隔てて配置される。これによって、両者間に形成されたその空間54に裏込材44が充填され、裏込材44が脚部22の突条部22aおよびアンカ部22bの内面に直接密着して脚部22を強力に保持するので、強固な更生管を形成できる。つまり、たとえば地震動等によってストリップ16に外力がかかった場合でも、ストリップ16の垂れ下がりやめくれを確実に防止できる。
【0047】
そして、この補強部材10を使用する更生管の施工方法によると、ストリップ16およびジョイナ12を使用して螺旋管18を形成する前に、補強部材10をストリップ16に係合させて装着するので、立体的な形状の螺旋管18の外周面に補強部材10を装着する場合と比較して、補強部材10を容易にストリップ16に装着することができる。よって、施工現場での作業時間を従来よりも短縮することができるし、労力を軽減できる。もちろん、工場で補強部材10をストリップ16に装着することによって、その分だけ施工現場での作業時間を短縮できるし、その労力を軽減できる。
【0048】
次に、この発明に係る補強部材、およびこの補強部材を使用する更生管の施工方法の第2実施例を図6等を参照して説明する。
【0049】
図1に示す第1実施例の補強部材10と、図6に示す第2実施例の補強部材60とが相違するところは、補強部材10および60に形成されている左右の各側壁部48の底部46に直交する方向の寸法が第2実施例の方が第1実施例よりも長く形成されているところと、屈曲部48aの長さが第2実施例の方が第1実施例よりも長いところである。
【0050】
このように、補強部材60は、左右の各側壁部48の底部46に直交する方向の寸法が第1実施例よりも長く形成されているので、図6(C)に示すように、下水管14内に螺旋状に設置された状態で、断面二次モーメントを第1実施例よりも大きくすることができる。したがって、第2実施例の補強部材60は、第1実施例の補強部材よりも強力に螺旋管18を補強することができるし、強固な更生管を形成することができる。これ以外の構成および作用は、第1実施例と同等であるので、それらの詳細な説明を省略する。
【0051】
また、下水管14の内面14aに螺旋管18を形成する手順、すなわち、補強部材60を使用する更生管の施工方法は、第1実施例と同等である。つまり、まず、図6(A)に示すように補強部材60を予め定めた脚部22に被せる。そして、図6(B)に示すように、補強部材60の左右の側壁部48を内側に所定の角度だけ塑性変形させてアンカ部22bに係合させる。次に、図6(C)に示すように、補強部材60が装着されたストリップ16およびジョイナ12を使用して、下水管14の内側に螺旋管18を形成して、下水管14の内面14aと螺旋管18との間の空間52に裏込材44を充填する。これで更生管の施工が終了する。
【0052】
次に、この発明に係る補強部材、およびこの補強部材を使用する更生管の施工方法の第3実施例を図7等を参照して説明する。
【0053】
図1に示す第1実施例の補強部材10と、図7に示す第3実施例の補強部材62とが相違するところは、第1実施例の底部46は平坦な帯状体であるのに対して、第3実施例の底部46は、中央に外方に向かって突出する突条64を長手方向に沿って形成したところである。この突条64は、断面形状がほぼ半円形であり、底部46を屈曲して形成されている。
【0054】
このように、補強部材62は、底部46に突条64が形成されているので、図7(C)に示すように、下水管14内に螺旋状に設置された状態で、断面二次モーメントを第1実施例よりも大きくすることができる。したがって、第3実施例の補強部材62は、第1実施例の補強部材10よりも強力に螺旋管18を補強することができるし、強固な更生管を形成することができる。補強部材62のこれ以外の構成および作用は、第1実施例と同等であるので、それらの詳細な説明を省略する。また、補強部材62を使用する更生管の施工方法も、図7に示すように、第1実施例と同等であるので、その詳細な説明を省略する。
【0055】
次に、この発明に係る補強部材、およびこの補強部材を使用する更生管の施工方法の第4実施例を図8等を参照して説明する。
【0056】
図1に示す第1実施例の補強部材10と、図8に示す第4実施例の補強部材66とが相違するところは、第1実施例では補強部材10を脚部22に被せた状態で、左右の各側壁部48の下縁を屈曲させて(塑性変形させて)屈曲部48aを形成し、この屈曲部48aを脚部22のアンカ部22bに係合させるのに対して、第4実施例では左右の各側壁部48の下縁の内側に係合部68を形成してあり、この係合部68をアンカ部22bの幅方向縁部の下縁に係合させるところである。この係合部68は、断面形状がほぼ直角三角形の突条(爪)であり、アンカ部22bの下縁と当接する面がストリップ16の本体20と平行しており、補強部材66がアンカ部22bから外れ難くしてある。そして、補強部材66をアンカ部22bに装着し易くするために、係合部68の内面が下方に向かって外側に広がるように形成されている。
【0057】
この補強部材66を使用して更生管を施工するときは、補強部材66をストリップ16の予め定めた脚部22のアンカ部22bに被せて押し込めばよい。このように、補強部材66をアンカ部22bに押し込むことによって左右の各側壁部48が弾性変形して外側に開き、補強部材66がアンカ部22bに装着された状態となる。この装着された状態で、図8に示すように、補強部材66の各側壁部48に形成されている各係合部68が、アンカ部22bの幅方向縁部の下縁に係合した状態となり、第1実施例と同様に、補強部材66とストリップ16とが結合した状態となる。
【0058】
補強部材66のこれ以外の構成および作用は、第1実施例と同等であるので、それらの詳細な説明を省略する。また、補強部材66を使用する更生管の施工方法も、これ以外は第1実施例と同等であるので、その詳細な説明を省略する。
【0059】
次に、この発明に係る補強部材、およびこの補強部材を使用する更生管の施工方法の第5実施例を図9等を参照して説明する。
【0060】
図8に示す第4実施例の補強部材66と、図9に示す第5実施例の補強部材70とが相違するところは、係合部68,72の形状が相違するところである。この第5実施例の係合部72は、図9に示すように、左右の各側壁部48を波形(ほぼS字形)に屈曲して形成されたものである。つまり、左右の各側壁部48は、底部46の幅方向縁部に近い上部が外側に突出する湾曲部として形成され、下部(先端部)が内側に突出する湾曲部として形成されている。この下部に形成されている湾曲部が係合部72である。この係合部72は、補強部材70をアンカ部22bに装着し易くするために、係合部72の内面が下方に向かって外側に広がるように形成されている。
【0061】
この補強部材70を使用して更生管を施工するときは、第4実施例と同様に、まず、補強部材70をストリップ16の予め定めた脚部22のアンカ部22bに被せて押し込めばよい。このように、装着された状態で、図9に示すように、補強部材70の各係合部72が、アンカ部22bの幅方向縁部の下縁に係合した状態となり、第4実施例と同様に、補強部材70とストリップ16とが結合した状態となる。
【0062】
補強部材70のこれ以外の構成および作用は、第4実施例と同等であるので、それらの詳細な説明を省略する。また、補強部材70を使用する更生管の施工方法は、第4施例と同等であるので、その詳細な説明を省略する。
【0063】
次に、この発明に係る補強部材、およびこの補強部材を使用する更生管の施工方法の第6実施例を図10等を参照して説明する。
【0064】
この第6実施例の補強部材74が取り付けられる図10に示すストリップ16は、図1に示すストリップ16に形成されているそれぞれの脚部22の基端部に沿って、その両側に溝76を形成したものである。
【0065】
補強部材74は、図10に示すように、厚みが脚部22の突条部22aの厚みとほぼ同じ寸法であって、幅が突条部22aの高さ(溝76の底からアンカ部22bの内面までの高さ)とほぼ同じ寸法に形成された帯状体である。
【0066】
この補強部材74を使用して更生管を施工するときは、第4実施例と同様に、まず、補強部材74およびとストリップ16を準備して、図10(A)に示すように、補強部材74をストリップ16の脚部22に装着する。補強部材74をストリップ16の脚部22に装着するときは、補強部材74の下縁部をストリップ16に形成されている溝76に係合させて、補強部材74を脚部22の突条部22aの側面に押し付けて密着させた状態にすればよい。補強部材74は、突条部22aの両方の側面に装着される。もちろん、突条部22aのいずれか一方の側面に装着してもよい。このように補強部材74が装着された状態で、図10(A)に示すように、各補強部材74が突条部22aの各側面に密着しており、各補強部材74の下縁部が溝76に嵌め込まれて係合し、各上縁部がアンカ部22bの内面に圧接した状態となり、上記各実施例と同様に、補強部材74とストリップ16とが結合した状態となる。
【0067】
次に、図10(B)に示すように、補強部材76が装着されたストリップ16およびジョイナ12によって螺旋管18が形成された状態で、裏込材44が充填されると、裏込材44が脚部22に形成されているアンカ部22bの内面および側面に密着することができる。よって、裏込材44が固化したときに、この裏込材44が脚部22を強力に保持することができる。
【0068】
補強部材76のこれ以外の構成および作用は、第4実施例と同等であるので、それらの詳細な説明を省略する。また、補強部材76を使用する更生管の施工方法も、これ以外は第4実施例と同等であるので、その詳細な説明を省略する。
【0069】
次に、この発明に係る補強部材、およびこの補強部材を使用する更生管の施工方法の第7実施例を図11等を参照して説明する。
【0070】
この第7実施例の補強部材78が取り付けられる図11に示すストリップ16は、図1に示すストリップ16に形成されているそれぞれの脚部22の基端部に沿って、その基端部と隙間を隔ててその両側に突起80を形成したものである。
【0071】
補強部材78は、図11に示すように、厚みが脚部22の突条部22aの厚みとほぼ同じ寸法であって、幅が突条部22aの高さ(突起80と突条部22aとによって形成される溝82の底からアンカ部22bの内面までの高さ)とほぼ同じ寸法に形成された帯状体である。
【0072】
この補強部材78を使用して更生管を施工するときは、第6実施例と同様に、図11(A)に示すように、補強部材78をストリップ16の脚部22に装着する。補強部材78をストリップ16の脚部22に装着するときは、補強部材78の下縁部をストリップ16に形成されている突起80と突条部22aとの間に形成されている溝82に係合させて、補強部材78を脚部22の突条部22aの側面に押し付けて密着させた状態にすればよい。補強部材78は、突条部22aの両方の側面に装着される。このように装着された状態で、図11(A)に示すように、各補強部材78が突条部22aの各側面に密着しており、各補強部材78の下縁部が溝82に嵌め込まれて係合し、各上縁部がアンカ部22bの内面に圧接した状態となり、第6実施例と同様に、補強部材78とストリップ16とが結合した状態となる。
【0073】
次に、図11(B)に示すように、補強部材78が装着されたストリップ16およびジョイナ12によって螺旋管18が形成された状態で、裏込材44が充填されると、第6実施例と同様に、裏込材44が固化したときに、この裏込材44が脚部22を強力に保持することができる。
【0074】
補強部材78のこれ以外の構成および作用は、第6実施例と同等であるので、それらの詳細な説明を省略する。また、補強部材78を使用する更生管の施工方法も、これ以外は第6実施例と同等であるので、その詳細な説明を省略する。
【0075】
ただし、第1〜第5実施例では、図3(B)等に示すように、補強部材10,60,62,66,70の左右両側に側壁部48を形成したが、この左右の側壁部48のうちのいずれか一方を省略してもよい。このように、側壁部48の一方を省略しても、補強部材10等が設置された状態で、ストリップ16が垂れ下がらないように保持することができる。
【0076】
そして、第1および第2実施例では、補強部材10,60の左右両側の側壁部48の下縁をかしめて屈曲部48aを形成したが、いずれか一方の側壁部48の下縁をかしめて屈曲部48aを形成してもよい。
【0077】
第4,第5,第6,および第7実施例の補強部材66,70,74,78の材質は、たとえば鋼等の金属製、または硬質塩化ビニル等の合成樹脂製としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る螺旋管の補強部材をストリップの脚部に被せた状態を示す斜視図である。
【図2】(A)は図1の補強部材が装着されるストリップを示す縦断面図、(B)は図1の補強部材をストリップの脚部に被せた状態を示す縦断面図である。
【図3】(A)は脚部に被せた補強部材をかしめた状態を示す縦断面図、(B)は図3(A)のストリップに装着された補強部材の使用状態を示す縦断面図である。
【図4】設置された螺旋管のジョイナとストリップとの接合状態を示す拡大縦断面図である。
【図5】図3(A)の補強部材が装着されたストリップを使用して下水管の内面に螺旋管を形成した状態を示す縦断面図である。
【図6】(A)はこの発明の第2実施例に係る螺旋管の補強部材をストリップの脚部に被せた状態を示す縦断面図、(B)は図6(A)の脚部に被せた補強部材をかしめた状態を示す縦断面図、(C)は図6(B)のストリップに装着された補強部材の使用状態を示す縦断面図である。
【図7】(A)はこの発明の第3実施例に係る螺旋管の補強部材をストリップの脚部に被せた状態を示す縦断面図、(B)は図7(A)の脚部に被せた補強部材をかしめた状態を示す縦断面図、(C)は図7(B)のストリップに装着された補強部材の使用状態を示す縦断面図である。
【図8】この発明の第4実施例に係る螺旋管の補強部材の使用状態を示す縦断面図である。
【図9】この発明の第5実施例に係る螺旋管の補強部材の使用状態を示す縦断面図である。
【図10】(A)はこの発明の第6実施例に係る螺旋管の補強部材をストリップの脚部に装着した状態を示す斜視図、(B)は図10(A)のストリップに装着された補強部材の使用状態を示す縦断面図である。
【図11】(A)はこの発明の第7実施例に係る螺旋管の補強部材をストリップの脚部に装着した状態を示す斜視図、(B)は図11(A)のストリップに装着された補強部材の使用状態を示す縦断面図である。
【図12】従来の補強部材が装着されたストリップの使用状態を示す縦断面図である。
【図13】従来の他の補強部材が装着されたストリップの使用状態を示す縦断面図である。
【図14】従来のさらに他の補強部材が装着されたストリップの使用状態を示す縦断面図である。
【図15】従来のさらに他の補強部材が装着されたストリップの使用状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10,60,62,66,70,74,78 …補強部材
12 …ジョイナ
14 …下水管
16 …ストリップ
18 …螺旋管
20,34 …本体
22,32 …脚部
22a …突条部
22b …アンカ部
24 …条溝
26 …第1壁
28 …第2壁
36,42 …突条
38 …挟持部
44 …裏込材
46 …底部
48 …側壁部
48a …屈曲部
52,54 …空間
64 …突条
68,72 …係合部
76,82 …溝
80 …突起

Claims (7)

  1. 帯状のストリップを管の内面に沿って螺旋状に巻回して形成する螺旋管の補強部材であって、
    前記ストリップは、前記螺旋管の内面を形成する帯状部、および前記帯状部の一方の面に長手方向に延びて形成され、先端にアンカ部を有するリブを含み、前記リブの1条ごとに前記補強部材が取り付けられ、
    前記アンカ部の外面に沿って配置される帯状の底部、および
    前記底部から延びて形成され、塑性変形されて前記アンカ部に係合した状態で前記帯状部と間隔を隔てて配置される側壁部を備える、螺旋管の補強部材。
  2. 帯状のストリップを管の内面に沿って螺旋状に巻回して形成する螺旋管の補強部材であって、
    前記ストリップは、前記螺旋管の内面を形成する帯状部、および前記帯状部の一方の面に長手方向に延びて形成され、先端にアンカ部を有するリブを含み、前記リブの1条ごとに前記補強部材が取り付けられ、
    前記アンカ部の外面に沿って配置される帯状の底部、および
    前記底部から延びて形成され、前記アンカ部に係合される係合部を有し、前記係合部が前記アンカ部に係合した状態で前記帯状部と間隔を隔てて配置される側壁部を備える、螺旋管の補強部材。
  3. 帯状のストリップを管の内面に沿って螺旋状に巻回して形成する螺旋管の補強部材であって、
    前記ストリップは、前記螺旋管の内面を形成する帯状部、前記帯状部の一方の面に長手方向に延びて形成された突条部、および前記突条部の先端に形成されたアンカ部を有するリブと、前記補強部材を係合するための係合手段とを含み、
    帯状であって、前記突条部の少なくとも一方の側面に沿って前記リブの1条ごとに取り付けられる、螺旋管の補強部材。
  4. 前記係合手段が前記帯状部に長手方向に沿って形成された溝であり、前記溝に前記補強部材の縁部が嵌め込まれる、請求項3記載の螺旋管の補強部材。
  5. 前記係合手段が前記帯状部に長手方向に沿って形成された突起であり、前記突起と前記突条部との間に前記補強部材の縁部が嵌め込まれる、請求項3記載の螺旋管の補強部材。
  6. 一方の面にリブが長手方向に延びて形成された帯状のストリップを管の内面に沿って螺旋状に巻回する更生管の施工方法において、
    (a) 請求項1記載の補強部材を前記リブに被せ、
    (b) 前記補強部材を塑性変形させることによって前記リブに係合させて取り付け、
    (c) 前記ストリップを前記管の内面に沿って螺旋状に巻回し、そして
    (d) 前記管の内面と前記ストリップとの間に裏込材を充填することを特徴とする、補強部材を使用する更生管の施工方法。
  7. 一方の面にリブが長手方向に延びて形成された帯状のストリップを管の内面に沿って螺旋状に巻回する更生管の施工方法において、
    (a) 請求項2ないし5のいずれかに記載の補強部材を前記リブに係合させて取り付け、
    (b) 前記ストリップを前記管の内面に沿って螺旋状に巻回し、そして
    (c) 前記管の内面と前記ストリップとの間に裏込材を充填することを特徴とする、補強部材を使用する更生管の施工方法。
JP2002233237A 2002-08-09 2002-08-09 螺旋管の補強部材およびそれを使用する更生管の施工方法 Expired - Lifetime JP4233282B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002233237A JP4233282B2 (ja) 2002-08-09 2002-08-09 螺旋管の補強部材およびそれを使用する更生管の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002233237A JP4233282B2 (ja) 2002-08-09 2002-08-09 螺旋管の補強部材およびそれを使用する更生管の施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004069036A true JP2004069036A (ja) 2004-03-04
JP4233282B2 JP4233282B2 (ja) 2009-03-04

Family

ID=32018411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002233237A Expired - Lifetime JP4233282B2 (ja) 2002-08-09 2002-08-09 螺旋管の補強部材およびそれを使用する更生管の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4233282B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008040052A1 (en) * 2006-10-04 2008-04-10 Rib Loc Australia Pty Limited Composite reinforced strip windable to form a helical pipe and method therefor
CN101852316A (zh) * 2010-06-07 2010-10-06 韩路平 无骨架管聚乙烯缠绕结构壁管材及其生产方法
JP2011052706A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Kubota-Ci Co 螺旋管形成用ストリップ
JP2019025839A (ja) * 2017-08-01 2019-02-21 積水化学工業株式会社 既設管の更生方法及び支保材
JP2019142181A (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 積水化学工業株式会社 帯状部材及び既設管の更生方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103982714A (zh) * 2014-05-25 2014-08-13 河北实力复合材料设备有限公司 一种双平壁加筋玻璃钢管及其制备工艺

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008040052A1 (en) * 2006-10-04 2008-04-10 Rib Loc Australia Pty Limited Composite reinforced strip windable to form a helical pipe and method therefor
EA014596B1 (ru) * 2006-10-04 2010-12-30 Риб Лок Острейлиа Пти Лимитед Композиционная армированная лента, выполненная с возможностью намотки с образованием спирально намотанной трубы, и способ ее получения
CN101523104B (zh) * 2006-10-04 2011-03-02 里洛克澳大利亚有限公司 可卷绕形成螺旋管的复合加固带及其方法
US7975728B2 (en) 2006-10-04 2011-07-12 Sekisui Rib Loc Australia Pty Ltd. Composite reinforced strip windable to form a helical pipe and method therefor
AU2007304875B2 (en) * 2006-10-04 2013-01-31 Sekisui Rib Loc Australia Pty Ltd Composite reinforced strip windable to form a helical pipe and method therefor
KR101392652B1 (ko) 2006-10-04 2014-05-07 립 록 오스트레일리아 프러프라이어터리 리미티드 복합형 보강스트립, 복합스트립, 파이프, 및 파이프제조방법
JP2011052706A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Kubota-Ci Co 螺旋管形成用ストリップ
CN101852316A (zh) * 2010-06-07 2010-10-06 韩路平 无骨架管聚乙烯缠绕结构壁管材及其生产方法
JP2019025839A (ja) * 2017-08-01 2019-02-21 積水化学工業株式会社 既設管の更生方法及び支保材
JP2019142181A (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 積水化学工業株式会社 帯状部材及び既設管の更生方法
JP7032171B2 (ja) 2018-02-23 2022-03-08 積水化学工業株式会社 帯状部材及び既設管の更生方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4233282B2 (ja) 2009-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6654838B2 (ja) 製管用部材
JP2008280748A (ja) 可撓止水構造
JP2753201B2 (ja) ジョイナおよびストリップ
JP4233282B2 (ja) 螺旋管の補強部材およびそれを使用する更生管の施工方法
JP5567312B2 (ja) 螺旋管の補強用部材
JP4108409B2 (ja) 螺旋管の補強部材およびそれを使用する更生管の施工方法
JP3804955B2 (ja) ジョイナおよび更生管
JPH11105134A (ja) ライニング管用帯状体及び既設管のライニング方法
JPH1134165A (ja) 既設管ライニング用帯状体
JP3702390B2 (ja) 管の内面ライニング工法
JPH10166444A (ja) 螺旋管用補強材と、それを用いた螺旋管および既設管のライニング方法
JP2012026494A (ja) リブ付帯状体の接続部材およびそれを用いた更生管
JP5475369B2 (ja) 螺旋管形成用ストリップ
JP5491105B2 (ja) ストリップ、ストリップとジョイナとの接合構造およびそれを用いた螺旋管
JP3571481B2 (ja) ジョイナおよびジョイナによるストリップの接合構造
JP4518548B2 (ja) 既設管のライニング方法
JP6815823B2 (ja) ライニング用帯状部材
JP4544873B2 (ja) 補修用被覆体
JP7477843B2 (ja) 管更生部材
JPH08233161A (ja) 螺旋管形成用プロファイル
JP3229241B2 (ja) 管渠内のライニング管施工方法
JP6430314B2 (ja) U字溝
JP2019104144A (ja) 管路更生方法および管更生部材
JP5350821B2 (ja) 可撓性を有する耐圧管
JP7245123B2 (ja) 既設管状体の更生用帯状部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050224

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050707

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050825

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070619

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080415

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080613

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4233282

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term