JP2004068780A - 気体圧縮機 - Google Patents

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Kaori Murakami
村上 香織
Takayuki Iwazawa
岩澤 孝之
Toru Kamiyama
神山 亨
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Calsonic Compressor Manufacturing Inc
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Abstract

【課題】気体圧縮機から放射される音を小さくすることで、自動車の運転者が感じる騒音レベルを低減しつつ、気体圧縮機の省エネルギーを図ることが可能で製造コストに影響のない気体圧縮機を提供する。
【解決手段】リードバルブ177は、その接触面積ACに対する非接触面積AHの比を0.50以下とすることで、リードバルブ177が閉じたときに、その接触面Cに生じた冷凍機油の油膜の表面張力により、リードバルブ177が吐出口71に入り込もうとする変形が抑えられ、リードバルブ177の開閉による騒音を小さくすることができる。また、リードバルブ177は、その接触面積ACに対する非接触面積AHの比を0.25以上とすることで、リードバルブ177の接触面Cに生じる油膜の量を調節して、圧縮室14の過圧縮による気体圧縮機の動力の増加を防ぐことができる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は気体圧縮機に係わり、気体圧縮機から放射される音を小さくすることで、自動車の運転者が感じる騒音レベルを低減しつつ、気体圧縮機の省エネルギーを図ることが可能で製造コストに影響のない気体圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、主に自動車の室内空調用として用いられているエアコンシステムの気体圧縮機の構造を示す断面図である。
図8に示すように、この気体圧縮機50は、一端を大きく開口したケース52と、同じく一端を大きく開口したフロントヘッド9を備えている。ケース52とフロントヘッド9の互いの開口端を当接させて、内部と外気とを遮断する構造としている。
フロントヘッド9には、外部に接続された図示しないエバポレータからの低圧の冷媒ガスを吸入する吸入ポート51と、この吸入ポート51に連通され、比較的大きな容積を有する低圧空間である吸入室15とが形成されている。
【0003】
また、気体圧縮機50は、ケース52とフロントヘッド9の内部に圧縮機本体1を有している。圧縮機本体1は、フロントサイドブロック2、リアサイドブロック3、シリンダ4、ロータ5、回転軸6及び複数のベーン13とで構成されている。シリンダ4は、内側に楕円筒状の空間が形成されており、その空間中央にはロータ5が回転可能に配設されている。シリンダ4の両端部は、それぞれフロントサイドブロック2及びリアサイドブロック3により閉塞されている。
【0004】
ロータ5には、端面間を貫通する回転軸6が一体に設けられており、回転軸6は両サイドブロック2、3のそれぞれに設けられた軸受孔7、8に回転可能に支持されている。そして、その回転軸先端側6aは軸受孔7より突出し、さらにフロントヘッド9を貫通するように延長形成されている。
【0005】
回転軸先端側6aの外周にはシール室10が設けられており、このシール室10内には図示しない回転軸シールが備えられている。運転時には、このシール室10内に軸受孔7と回転軸6との軸受隙間Gを介し冷凍機油が供給される。
なお、冷凍機油は、回転軸6のフロントサイドブロック2側を支える軸受孔7及びリアサイドブロック3側を支える軸受孔8において、動圧軸受としても作用する。すなわち、冷凍機油には、回転軸6の回転に伴う粘性摩擦によって圧力が発生される。この圧力により、回転軸6と両軸受孔7、8との間で冷凍機油の油膜が形成され、この油膜により、回転軸6は軸受孔7、8に非接触で回転したまま支えられる。
【0006】
図9に、図8中のA−A矢視線断面図及びその吐出口付近の部分拡大図を示す。ロータ5の外周面には径方向にベーン溝12が複数形成され、ベーン溝12にはベーン13が摺動可能に装着されている。そして、ベーン13は、ロータ5の回転時には遠心力とベーン溝12底部の油圧とによりシリンダ4の内壁に付勢される。
【0007】
シリンダ4内は、一対のサイドブロック2、3、ロータ5、ベーン13、13・・により複数の小室に仕切られている。これらの小室は圧縮室14、14・・と称され、ロータ5の回転により容積の大小変化を繰り返す。このような圧縮機本体1においては、ロータ5が回転して圧縮室14、14・・の容積が変化すると、その容積変化により吸入ポート51に通じる吸入室15の低圧冷媒ガスを圧縮室14に吸気し圧縮する。
【0008】
また、シリンダ4の楕円状開口部の最短径部付近の円周面には、4つの吐出口71が回転対称位置に2つずつ並列に配設されている。それぞれの吐出口71の出口側には、シリンダ4の外周をL字状に外方に向けて削られた空間である吐出チャンバ45が形成されている。そして、この吐出口71は、吐出チャンバ45とシリンダ4内部とを連絡するようになっている。
【0009】
吐出チャンバ45の壁面45aには、吐出口71を覆うように、リードバルブ77及びバルブサポート76が配設され、ボルト74により取り付けられている。このリードバルブ77は、吐出チャンバ45に吐出された高圧冷媒ガスを、シリンダ4内に逆流させないために設けてある。バルブサポート76は、リードバルブ77の開き度合いを規制するものである。また、リアサイドブロック3とケース52により吐出室19が形成されており、油分離器18が、リアサイドブロック3の側壁より吐出室19に向けて突出されて設けられている。圧縮後の高圧冷媒ガスは、吐出口71、リードバルブ77、吐出チャンバ45、リアサイドブロック3に設けられた図示しない吐出通路、油分離器18等を介して吐出室19に吐出されるようになっている。
【0010】
図10に、図9中のB矢視線部分拡大図を示す。図10に示すリードバルブ固定部72は、吐出チャンバ45の壁面45aより四角形状に隆起している。
さらに、壁面45aには、シリンダ4の軸方向に弁座73が2つ並設されている。また、この弁座73は、吐出チャンバ45の壁面45aより所定高さだけ、円筒状に隆起されている。そして、この弁座73には、それぞれ吐出口71が形成されており、この吐出口71は、その弁座73側の表面付近でわずかに拡開され、面取りされている。
【0011】
なお、弁座73を円筒状に形成したのは、リードバルブ77と弁座73との接触面の形状を中空円状にするためである。これにより、リードバルブ77が弁座73に衝突した際に発生する衝撃応力が、リードバルブ77に対して均一化され、リードバルブ77のバルブ割れを生じにくくすることができる。
【0012】
さらに弁座73の円筒状の外径をリードバルブ77の足部77aの幅と同等とし、壁面45aをバルブサポート76の反りの基点76a付近までとしている。これは、リードバルブ77が開くときの弁座73との油膜による貼り付き現象が極力発生しないようにし、リードバルブ77の開き遅れに起因する過圧縮による動力の上昇を抑えるためである。
【0013】
リードバルブ77は、「コ」の字型に形成された平板であり、その基部77bが、リードバルブ固定部72にボルト74によって固定されている。また、その足部77aの先端部77cは、その足部77aの幅を直径とした半円板状になっており、その径は吐出口71の径よりも大きくなっている。
【0014】
また、リードバルブ77は、圧縮室14と吐出チャンバ45との圧力差が、リードバルブ77自体の弾性力を超えたときに吐出口71を開とするものである。バルブサポート76は、リードバルブ77を覆うように形成されており、リードバルブ77の先端部77c側に向かうに従って、吐出チャンバ45側に反り返っている。この反りの程度は、リードバルブ77が開くときに吐出される冷媒ガスの抵抗とならないように下限を設定するとともに、必要以上に開き過ぎて、リードバルブ77が閉じ遅れることがない程度に上限を設定している。
【0015】
油分離器18では高圧冷媒ガスから冷凍機油を分離し、これにより分離された冷凍機油は吐出室19の底部に溜まり、油溜まり20を形成する。冷凍機油が分離された高圧冷媒ガスは、吐出ポート53より外部の図示しない凝縮器へと送られる。
【0016】
フロントサイドブロック2、リアサイドブロック3のロータ5に面する回転軸6の周囲には、それぞれベーン溝12の底部に連通するサライ溝35、36が配設されている。そして、このサライ溝35、36には油溜まり20より潤滑油通路37、38を経て冷凍機油が供給されている。
一方、図示しないエンジンやモータ等の外部駆動源による動力は、図示しないベルト等により被伝達部60に伝えられる。
【0017】
次に、圧縮室14における圧縮行程について、図9、図11、図12を用いて説明する。
図9に示すように、図中斜線で示す圧縮室14の容積が最小から最大となるまでの吸入過程では、吸入室15内の冷媒ガスが、シリンダ4等の吸入通路41とこれに連通するフロントサイドブロック2、リアサイドブロック3の図示しない吸入口とを介して圧縮室14側に吸入される。そして、圧縮室14の容積が最大付近になると、圧縮室14が吸入口から離れて密閉空間となり、圧縮室14内に冷媒ガスが閉じ込められる。
【0018】
また、図11に示すように、図中斜線で示す圧縮室14の容積が最大から最小に移行すると、その容積減少量に応じて圧縮室14内の冷媒ガスが圧縮される。そして、圧縮室14の容積が最小付近になると、圧縮された冷媒ガスの圧力により、リードバルブ77は自身の弾性力に逆らって開となり、冷媒ガスが吐出チャンバ45に流入する。吐出チャンバ45内に流入した高圧冷媒ガスは、リアサイドブロック3内の図示しない吐出通路を通過した後、油分離器18を通って吐出室19内に吐出される。
【0019】
さらに、図12に示すように、ベーン13が吐出口71を通り過ぎた直後の状態では、次の圧縮室14の圧力よりも吐出チャンバ45内の圧力の方が高くなり、その圧力差及びリードバルブ77の弾性力により、リードバルブ77は閉となる。そして、リードバルブ77は、次の圧縮室14内の圧力が吐出チャンバ45内の圧力よりも高くなり、リードバルブ77の弾性力より大きな荷重が加わるまで閉を維持する。
この気体圧縮機50では、シリンダ4内の圧縮室14に冷媒ガスを吸入する吸入口が2つありベーン13が5枚あるため、ロータ5が1回転する間に冷媒ガスの吸入・圧縮が交互に5回ずつ計10回行われる。従って、圧縮された高圧冷媒ガスの逆流を防止するリードバルブ77の開閉も、ロータ5の1回転につき交互に5回ずつ計10回行われる。
【0020】
なお、弁座73の形状は、図10に示されるような2つの吐出口71、71毎に独立した円筒状ではない場合もある。図13に示すように、弁座83は、角状に隆起され、その隆起面が2つの吐出口71、71を共有する1つの平面で形成され、リードバルブ固定部72に対して平行に配設される場合もある。
このように形成することで、弁座83の製造過程において、その円筒状の個別の加工を無くし、製造コストを低減することができる。
【0021】
また、弁座83はその隆起面のリードバルブ77の固定側端部を、リードバルブ77との接触幅がリードバルブ77の先端側の接触幅と同等になるような位置で形成している。
これにより、リードバルブ77が閉であるときに、リードバルブ77と弁座83との接触面がほぼ中空円状になり、弁座73と同様、リードバルブ77への衝撃応力を均一化することができる。
【0022】
さらに図10で示した円筒状の弁座73の場合と同様に、壁面45aをバルブサポート76の反りの基点76a付近までとし、リードバルブ77が開くときの弁座83との油膜による貼り付き現象が極力発生しないようにし、リードバルブ77の開き遅れに起因する過圧縮による動力の上昇を抑えている。
【0023】
上述のごとく、動力の上昇を抑える工夫を実施している気体圧縮機50ではあるが、リードバルブ77が閉じるときに、その弾性力により弁座73あるいは弁座83に衝突する。その衝突の衝撃により、リードバルブ77が振動し音となって気体圧縮機50の外部へと放射される。その放射音が大きい場合には、この気体圧縮機50が搭載される車両における騒音が問題となる。
【0024】
その騒音問題を解決するため、リードバルブ77の板厚を薄くしたり幅を狭くしたりして、リードバルブ77自体の弾性力を弱め、弁座73あるいは弁座83に衝突する際の衝撃応力を緩和させる方法がある。リードバルブ77自体の弾性力を弱めることは、圧縮室14から高圧冷媒ガスが吐出されるときの、リードバルブ77を押し開く力も低減されるため過圧縮がさらに抑えられ、気体圧縮機50を駆動させる動力の低減にもつながる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年エアコン用として気体圧縮機50を搭載する車両自体の騒音防止技術が進むと同時に、地球温暖化防止のための省エネルギー化がますます要求されており、気体圧縮機50そのものをさらに低騒音化・省動力化する必要がある。
【0026】
そのため、リードバルブ77の板厚をさらに薄くしたり幅を狭くしたりして、リードバルブ77の弾性力をより小さくして、弁座73あるいは弁座83との衝突時の衝撃応力を緩和させることも考えられる。しかし、リードバルブ77の板厚をさらに薄くしたり幅を狭くしたりすると、リードバルブ77自体が割れてしまったり折れてしまったりするといった不具合が発生する場合がある。そこで、リードバルブ77の材質を変更することが考えられるが、新たな素材の開発に多大な時間と費用を費やすことになってしまう。
【0027】
本発明はこのような従来の課題に鑑みてなされたものであり、気体圧縮機から放射される音を小さくすることで、自動車の運転者が感じる騒音レベルを低減しつつ、気体圧縮機の省エネルギーを図ることが可能で製造コストに影響のない気体圧縮機を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
このため本発明は、冷媒ガスが吸入される吸入室と、該吸入室で吸入された冷媒ガスが圧縮される圧縮室と、該圧縮室で圧縮された冷媒ガスが吐き出される吐出室と、前記圧縮室から冷媒ガスを前記吐出室へ導出する吐出口と、該吐出口を開閉可能とするリードバルブとを備え、前記リードバルブの閉時に接触し、前記リードバルブの開時に非接触となる部位の面積である接触面積と、前記リードバルブの閉時に前記吐出口の開口面を覆う部位の面積である非接触面積との比が0.25以上0.50以下であることを特徴とする。
【0029】
接触面積に対する非接触面積の比を0.50以下とすることで、リードバルブの接触面に生じる油膜による貼り付き現象を利用して、リードバルブの開閉による騒音を小さくすることができる。また、接触面積に対する非接触面積の比を0.25以上とすることで、リードバルブの接触面に生じる油膜の量を調節して、圧縮室の過圧縮による気体圧縮機の動力の増加を防ぐことができる。
よって、気体圧縮機から放射される音を小さくしつつ、その省エネルギーをすることが可能である。
【0030】
また、本発明は、前記吐出口の出口に形成され、該吐出口より流出した冷媒ガスが通過する吐出チャンバと、該吐出チャンバの内壁より隆起し、前記リードバルブが取り付けられたリードバルブ固定部と、前記吐出チャンバの内壁より隆起し、前記吐出口が配設された弁座とをさらに備え、前記接触面積は、前記リードバルブの閉時に前記リードバルブと前記リードバルブ固定部及び前記弁座とが重なる部分のうち前記リードバルブ固定部に固定された箇所を除いた部分の面積であり、前記非接触面積は、前記弁座に形成された前記吐出口の開口面の面積であることを特徴とする。
【0031】
リードバルブの可動部のうち、その閉時にリードバルブ固定部及び弁座と重なる部分の面積に対する吐出口の開口面の面積の比を0.25以上0.50以下とすることで、リードバルブとリードバルブ固定部及び弁座とが重なる部分に生じる油膜の貼り付き現象によって、リードバルブの先端が吐出口に入り込む現象を防ぎつつ、過度の貼り付きによる圧縮室の過圧縮を防ぐことができる。
【0032】
さらに、本発明は、前記リードバルブは、該リードバルブの基部が前記リードバルブ固定部に取り付けられ、該リードバルブの足部の先端部により前記吐出口が開閉され、前記先端部は前記足部の幅より大きな直径を有する円板状であることを特徴とする。
【0033】
リードバルブの足部が狭くなっているため、リードバルブの弾性力を小さくし、弁座への衝撃力を緩和することができる。
また、リードバルブの先端部の形状が円板状になっているため、リードバルブが弁座に衝突したときの衝撃応力を、リードバルブに対して均一化することができ、リードバルブのバルブ割れを防ぐことができる。
【0034】
さらに、本発明は、圧縮機停止中は前記リードバルブが前記弁座と非接触であり、圧縮機運転中には前記リードバルブが前記弁座に対し着脱自在であることを特徴とする。
【0035】
圧縮機の停止直後に、吐出室内の冷媒ガスが、吐出口を介して圧縮室、吸入室へ流入するため、吐出室内の圧力は停止直後から低下する。このため、圧縮機の停止後における冷凍機油等の吸入室側への逆流を防ぐことができる。
よって、圧縮機停止後にも特別な機構を設けることなく、次の起動時の起動トルクの増大や異常音の発生を防止することができる。
【0036】
さらに、本発明は、前記弁座が前記吐出チャンバの内壁より隆起した高さは、前記リードバルブ固定部が前記吐出チャンバの内壁より隆起した高さよりも所定高さだけ低いことを特徴とする。
【0037】
吐出チャンバの内壁に対して、弁座がリードバルブ固定部よりも所定高さだけ低く形成されているため、リードバルブが弁座に衝突するときの衝突速度を緩和することができ衝撃応力を小さくできる。
なお、所定高さとは、最大でもリードバルブが吐出口を閉にできる程度の高さである。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態について説明する。本発明の第1実施形態である気体圧縮機のリードバルブ付近の拡大図を図1に、図1のD−D矢視線断面図を図2に示す。なお、図9、図10と同一要素のものについては同一符号を付して説明は省略する。また、図1ではバルブサポートを省略して示してある。
【0039】
図1及び図2に示すように、リードバルブ177は、その円板状の先端部177cの直径が、足部177aの幅よりも大きく形成されている。先端部177cを大きくすることで、リードバルブ177の弾性力に影響を与えることなく、弁座173との接触時の吐出口71の縁からの距離を長くし、弁座173との接触面積を大きくし、高圧冷媒ガスの逆流をより効果的に防止できる。
【0040】
また、リードバルブ177の先端部177cの形状が円板状になっているため、従来と同様に、リードバルブ177と弁座173との接触面の形状を中空円状にすることができ、リードバルブ177が弁座173に衝突したときの衝撃応力をリードバルブ177に対して均一化し、リードバルブ177のバルブ割れを防ぐことができる。
【0041】
さらに、リードバルブ177は、可動部(バルブサポート76の反りの基点76aの位置から先端の自由端にかけての範囲)における弁座173との接触面の面積が、従来の弁座73、83を用いた場合に比べ大きくなっており、リードバルブ177の接触面Cの面積ACに対する非接触面Hの面積AHの比が0.25以上0.50以下となるように形成されている。
このとき、接触面Cとは、図中斜線で示す部分である。すなわち、図に示すリードバルブ177の可動部における、リードバルブ177と弁座173が重なる部分173a及びリードバルブ177とリードバルブ固定部72が重なる部分72aのことである。この接触面Cは、リードバルブ177の開閉により、リードバルブ177が弁座173及びリードバルブ固定部72と接触、非接触を繰り返す部分である。なお、この接触面Cの面積を、接触面積ACと定義する。
【0042】
また、非接触面Hとは、弁座173に形成された吐出口71の開口面のことで、図中クロス線で示す部分である。この非接触面Hは、リードバルブ177が開閉されても、弁座173と接触しない部分である。なお、この非接触面Hの面積を、非接触面積AHと定義する。リードバルブ177は、吐出チャンバ45の壁面45aとも接触しないが、この壁面45aとの非接触部分は非接触面積AHに含まない。
【0043】
図6に接触面積ACに対する非接触面積AHの比率(接触面積比率:AH/AC)と騒音の関係を示す。なお、図6は、気体圧縮機のロータ5の1回転あたりの圧縮室14の容量である吸入閉じ込み容量が48cm/revで、その回転数が2000rpm、吐出圧力Pdが1.47MPaG、吸入圧力Psが0.196MPaGの場合の実験結果である。
【0044】
図6に示すように、接触面積ACに対する非接触面積AHの比が50%、すなわち0.50以下になると、騒音低減の目標値である騒音レベル69dB(A)以下になる。
【0045】
また、接触面積ACに対する非接触面積AHの比が0.46になると、騒音レベルが67dB(A)程度となって、接触面積ACに対する非接触面積AHの比をこれより小さくしても、騒音レベルはほとんど一定になる。
なお、図示しないが、吸入閉じ込み容量の異なる気体圧縮機の場合でも、接触面積ACに対する非接触面積AHの比と騒音レベルとの関係は、図6に示す関係とほぼ同じである。
【0046】
さらに、図7に接触面積ACに対する非接触面積AHの比率と気体圧縮機の動力の関係を示す。なお、図7は、気体圧縮機の吸入閉じ込み容量をパラメータとして、その回転数が1800rpm、吐出圧力Pdが1.37MPaG、吸入圧力Psが0.196MPaGの場合の実験結果である。
【0047】
図7に示すように、いずれの吸入閉じ込み容量であっても、その接触面積ACに対する非接触面積AHの比が25%、すなわち0.25を下回ると、気体圧縮機の動力が上昇する傾向になっている。
【0048】
ここで、上述した図6の実験結果と図7の実験結果が得られた理由について分析する。図3は、リードバルブが閉じる際に、弁座に衝突した瞬間のリードバルブの変形状況を誇張して描いたものであり、図3(a)は、本実施形態の場合を示す図、図3(b)は、従来例での場合を示す図である。
【0049】
図3(a)、(b)に共に示されるように、リードバルブ177、77が弁座173、73に衝突すると、吐出口71が開口した非接触部分は吐出口71内に入り込む。この吐出口71内に入り込む原因は、リードバルブ177、77の弾性力による勢い(すなわち慣性力)があるからというだけではなく、吐出チャンバ45側の圧力が圧縮室14側の圧力よりも高いためということもある。従って、リードバルブ177、77の非接触部分ではあるが、圧力差のない吐出チャンバ45の壁面45aに面する部分では、慣性力による変形だけとなる。
【0050】
図3(b)の従来例の場合、リードバルブ77が、慣性力と吐出チャンバ45側の圧力と圧縮室14側との圧力差により、吐出口71内に深く入り込み大きく変形することにより、大きな振幅で振動するものと考えられる。この大きな振幅による振動が、騒音を増大させているものと判断される。
【0051】
図3(a)の実施例の場合でも、慣性力と吐出チャンバ45側の圧力と圧縮室14側との圧力差とは、従来例の場合と同じである。従って、実施例の場合でもリードバルブ177が大きな振幅で振動するものと考えられる。
しかしながら、この点は従来例と次のように異なる。
【0052】
すなわち、リードバルブ177が吐出口71内に入り込む際には弾性変形であるため、その弾性による反力が足部177aに作用し、足部177aの一部がリードバルブ固定部72と弁座173の間でバルブサポート76側に浮き上がる。ところが、図3(a)の実施例の場合には、図3(b)の従来例の場合とは異なり、足部177aの浮き上がり部分には弁座173が形成されており、リードバルブ177が吐出口71内に入り込む前に足部177aと弁座173との間で、冷凍機油の油膜の表面張力による貼り付き現象が発生する。
【0053】
この油膜による貼り付き現象のため、足部177aの浮き上がり量が抑えられる。足部177aの浮き上がり量が抑えられるため、リードバルブ177が吐出口71内に入り込む深さが小さくなる。吐出口71内に入り込む深さが小さくなるため、リードバルブ177の振幅が小さくなる。従って、リードバルブ177の振動による騒音が小さくなる。
【0054】
このような作用から考えれば、リードバルブ177の振動・騒音を防止するために、足部177aが油膜による貼り付く面積を極力大きくすることと、吐出口71の開口面積を小さくして、リードバルブ177が吐出口71内に入り込む量を抑えることが効果的であると考えられる。
【0055】
そこで、まず図6に示すように、接触面積AC(すなわち、油膜による貼り付く面積)に対する非接触面積AH(すなわち、吐出口71の開口面積)の比を変化させて、騒音との関係を実験により解明してみた。その結果、AH/ACが50%以下であれば騒音の目標値である69dB以下という値を満足できるということが判明した。また、AH/ACが46%付近より小さい領域では騒音の変化にはほとんど影響しないことも判明した。
【0056】
次に、接触面積ACが大き過ぎる場合の油膜によるリードバルブ177と弁座173との貼り付き現象に起因する、過圧縮による気体圧縮機の駆動動力の上昇が懸念されていたため、図7に示すように、AH/ACと動力の関係について実験により確認してみた。その結果、いずれの吸入閉じ込み容量の気体圧縮機もAH/ACがおよそ25%までは動力に影響することがなく、25%を下回ると動力が上昇傾向であることが確認できた。
【0057】
以上により、接触面積ACに対する非接触面積AHの比を0.50以下とすることで、リードバルブ177の接触面Cに生じる油膜による貼り付き現象を利用して、リードバルブ177の開閉による振動を防ぎ、騒音を小さくすることができる。また、接触面積ACに対する非接触面積AHの比を0.25以上とすることで、リードバルブ177の接触面Cに生じる油膜の量を調節して、圧縮室14の過圧縮による気体圧縮機の動力の増加を防ぐことができる。
よって、リードバルブ177と弁座173との接触面積ACに対する非接触面積AHの比を0.25以上0.50以下の範囲とすることで、気体圧縮機から放射される音を小さくしつつ、その省エネルギーをすることが可能である。
【0058】
なお、リードバルブ固定部72と弁座173は、どちらも吐出チャンバ45の壁面45aより隆起して形成されているが、これらが同じ高さに隆起された場合に限らず、弁座173の高さをリードバルブ固定部72の高さよりも低く隆起させても良い。
このように形成することで、リードバルブ177が弁座173に衝突するときの衝突速度を緩和することができ、リードバルブ177の衝突による振動や騒音を低減することができる。
【0059】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態である気体圧縮機のリードバルブ付近の拡大図を図4に、図4のE−E矢視線断面図を図5に示す。なお、図1、図2と同一要素のものについては同一符号を付して説明は省略する。
第1実施形態であるリードバルブ固定部72と弁座173は、どちらも吐出チャンバ45の壁面45aから同じ高さまで隆起し形成されているが、図4及び図5に示すリードバルブ固定部72と弁座273は、弁座273の高さがリードバルブ固定部72の高さよりも低く隆起されている。
【0060】
かかる構成において、気体圧縮機の停止中にはリードバルブ177は弁座273と接触せず、吐出口71を閉じずに開の状態を維持するが、気体圧縮機の運転中には第1実施形態と同様に、リードバルブ177は弁座273との接触・非接触を繰り返し、吐出口71を開閉する。
【0061】
リードバルブ固定部72の高さと弁座273の高さとの差は、リードバルブ177の足部177aが弾性変形して閉じたときに、吐出口71の開口部縁を隙間なく閉じることができる程度である必要がある。リードバルブ177の板厚が0.15〜0.3mmで、足部177aの幅が5.0〜7.0mm、長さが10〜20mm程度である場合には、リードバルブ固定部72の高さと弁座273の高さとの差は、0.1〜0.5mm程度が好ましい。
【0062】
この高さの差が大きいほど、リードバルブ177と弁座273との油膜による貼り付き現象が生じにくくなり、逆効果となるように思われる。
しかしながら、この点は次のように考える。
すなわち、リードバルブ177が閉じたときに、足部177aが既に弾性変形しており、その変形による反力が先端部177cの吐出口71へ入り込もうとする変形を抑えるように作用するため、リードバルブ177自体の振動が抑制される。
【0063】
但し、リードバルブ固定部72の高さと弁座273の高さとの差が小さい方が、油膜による貼り付き現象が得られやすいことは間違いないため、足部177aが予め弾性変形していることと、衝突速度の緩和の計3つの作用により、一層リードバルブ177自体の振動が抑えられ、騒音低減に効果がある。
以上により、リードバルブ177が弁座273に衝突するときの衝突速度を緩和することができ、リードバルブ177の衝突による振動や騒音を低減することができる。
【0064】
なお、リードバルブ固定部72の高さと弁座273の高さとに差を設けると、上述した気体圧縮機の運転時の騒音防止効果の他に、気体圧縮機の停止後にも次のような作用・効果を有する。
まず、リードバルブ固定部72の高さと弁座273の高さとに差がない気体圧縮機の場合では、気体圧縮機の停止後は、図8に示される吐出室19内の高圧冷媒ガスが、油溜まり20に溜まっている冷凍機油を、潤滑油通路37、38から圧縮機本体1内を経由させて軸シール室21に流入させる。軸シール室21に流入した冷凍機油は、シール室開口部22から吸入室15内に溜まる。
【0065】
油溜まり20の冷凍機油がなくなると、それに続いて高圧冷媒ガスが同じ流路で吸入室15内に流入し、吐出室19内の圧力と吸入室15内の圧力がほぼ同じになったところで、気体圧縮機の停止後の冷凍機油と冷媒ガスの流れが収まる。すなわち、次の起動までは、冷凍機油が油溜まり20ではなく吸入室15内に溜まっていることとなり、起動するとフロントサイドブロック2の図示しない吸入口から冷凍機油を大量に吸い込んでしまう。
【0066】
冷凍機油を大量に吸い込むと、液圧縮同様のオイル圧縮となり、圧縮機本体1の部品に大きな負荷が掛かり、起動トルクを増大させたり異常音を発生させたりするといった問題を生じる場合がある。従って、近年の気体圧縮機では、停止後の冷凍機油の吸入室15側への流入を防止するために、フロントヘッド9の吸入ポート51の部分に逆止弁を設けたり、リアサイドブロック3の潤滑油通路38の入口付近に、気体圧縮機の停止直後に冷凍機油の流入を遮断する弁機構を設けたりしている。
【0067】
ところが、本実施形態のように、リードバルブ固定部72の高さと弁座273の高さとに差を設けた場合には、リードバルブ177が弾性変形した状態で吐出口71を閉じるため、気体圧縮機の停止直後のリードバルブ177を挟んで隣合った圧縮室14と吐出チャンバ45との圧力差が小さい場合には、リードバルブ177が吐出口71を完全に閉じてはいない。
【0068】
従って、高圧冷媒ガスが気体圧縮機の停止直後からその完全に閉じられていない吐出口71から圧縮室14へ流入し、ベーン13、13・・とロータ5を逆回転させながら、図示しない吸入通路を経て吸入室15に流れ込む。そのため、吐出室19内の圧力が気体圧縮機の停止直後から低下するので、油溜まり20の冷凍機油の吸入室15側への逆流を防ぐことができ、吸入ポート51に逆止弁を設けたり、リアサイドブロック3に弁機構を設けたりする必要がない。
【0069】
上記のように、リードバルブ固定部72の高さと弁座273の高さとに差を設け、リードバルブ177が弾性変形した状態で吐出口71を閉じるようにした気体圧縮機では、運転時の振動・騒音防止や動力の低減のみならず、停止後にも特別な機構を設けることなく吸入室15に冷凍機油を逆流させずに、次の起動時の起動トルクの増大や異常音の発生を防止できるという効果も有する。
【0070】
さらに、本発明は、リードバルブ177の接触面Cの面積ACに対する非接触面Hの面積AHの比が0.25以上0.50以下となるように構成されていれば良く、リードバルブの形状及び弁座の形状に制約を受けることなく適用可能である。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、リードバルブの接触面積に対する非接触面積の比を0.25以上0.50以下とするように構成したことから、製造コストに影響を与えずに気体圧縮機から放射される音を小さくし、自動車の運転者が感じる騒音レベルを低減しつつ、気体圧縮機の省エネルギーを図ることが可能である。
【0072】
また、気体圧縮機の停止中はリードバルブが弁座と非接触であり、気体圧縮機の運転中にはリードバルブが弁座に対し着脱自在となるように構成したことから、気体圧縮機の次の起動時の起動トルクの増大や異常音の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のリードバルブ付近の拡大図
【図2】図1中のD−D矢視線断面図
【図3】リードバルブの変形状況の比較図
【図4】本発明の第2実施形態のリードバルブ付近の拡大図
【図5】図4中のE−E矢視線断面図
【図6】接触面積比率と騒音レベルの関係のグラフ
【図7】接触面積比率と動力の関係のグラフ
【図8】気体圧縮機の断面図
【図9】図8中のA−A矢視線断面図及びその吐出口付近の部分拡大図
【図10】図9中のB矢視線部分拡大図
【図11】リードバルブの開閉動作を示した図
【図12】同上
【図13】弁座の別例
【符号の説明】
2 フロントサイドブロック
3 リアサイドブロック
4 シリンダ
5 ロータ
12 ベーン溝
13 ベーン
14 圧縮室
15 吸入室
19 吐出室
45 吐出チャンバ
50 気体圧縮機
71 吐出口
72 リードバルブ固定部
73、83、173、273 弁座
74 ボルト
76 バルブサポート
77、177 リードバルブ

Claims (5)

  1. 冷媒ガスが吸入される吸入室と、
    該吸入室で吸入された冷媒ガスが圧縮される圧縮室と、
    該圧縮室で圧縮された冷媒ガスが吐き出される吐出室と、
    前記圧縮室から冷媒ガスを前記吐出室へ導出する吐出口と、
    該吐出口を開閉可能とするリードバルブとを備え、
    前記リードバルブの閉時に接触し、前記リードバルブの開時に非接触となる部位の面積である接触面積と、前記リードバルブの閉時に前記吐出口の開口面を覆う部位の面積である非接触面積との比が0.25以上0.50以下であることを特徴とする気体圧縮機。
  2. 前記吐出口の出口に形成され、該吐出口より流出した冷媒ガスが通過する吐出チャンバと、
    該吐出チャンバの内壁より隆起し、前記リードバルブが取り付けられたリードバルブ固定部と、
    前記吐出チャンバの内壁より隆起し、前記吐出口が配設された弁座とをさらに備え、
    前記接触面積は、前記リードバルブの閉時に前記リードバルブと前記リードバルブ固定部及び前記弁座とが重なる部分のうち前記リードバルブ固定部に固定された箇所を除いた部分の面積であり、
    前記非接触面積は、前記弁座に形成された前記吐出口の開口面の面積であることを特徴とする請求項1記載の気体圧縮機。
  3. 前記リードバルブは、該リードバルブの基部が前記リードバルブ固定部に取り付けられ、該リードバルブの足部の先端部により前記吐出口が開閉され、前記先端部は前記足部の幅より大きな直径を有する円板状であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の気体圧縮機。
  4. 圧縮機停止中は前記リードバルブが前記弁座と非接触であり、圧縮機運転中には前記リードバルブが前記弁座に対し着脱自在であることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の気体圧縮機。
  5. 前記弁座が前記吐出チャンバの内壁より隆起した高さは、前記リードバルブ固定部が前記吐出チャンバの内壁より隆起した高さよりも所定高さだけ低いことを特徴とする請求項2、3又は4記載の気体圧縮機。
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