JP2004068775A - 内燃機関の異常燃焼検知方法、異常燃焼調整方法、及びその装置 - Google Patents

内燃機関の異常燃焼検知方法、異常燃焼調整方法、及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】燃焼室でノッキング等の異常燃焼が発生した際、異常燃焼の位置(異常燃焼発生部位)を容易に検知する。
【解決手段】燃焼室内において第1〜第3の測定位置▲1▼〜▲3▼で燃焼に起因する圧力を測定する。第1〜第3の測定結果の二つ毎にそれぞれ到達時間の差を求めて第1〜第3の到達時間差を得て、第1〜第3の到達時間差に基づいて第1〜前記第3の測定位置の二つ毎にその距離差を第1〜第3の距離差として求める。これら第1〜第3の距離差のそれぞれに対応する測定位置の一方を中心とする半径rの球を形成するとともに他方の測定位置を中心とする半径(r+第1〜第3の距離差のいずれか)の球を形成して、これら二つの球同士が交わる交線の集合である面をそれぞれ求めて第1〜第3の面とする。そして、これら第1〜第3の面が交わる交点を異常燃焼発生位置とする。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関、特に、ガスエンジンの燃焼室(シリンダ)におけるノッキング等の異常燃焼を検知する内燃機関の異常燃焼検知方法及びその装置に関し、特に、燃焼室で異常燃焼が発生した箇所(位置)を特定することのできる異常燃焼検知方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、トーチ点火ガスエンジンにおいては、予混合燃焼であるため燃焼室内における混合ガスの濃度分布の不均一等に起因するノッキングが発生し易い。そして、このようなノッキングの発生を抑制して、燃焼効率の低下を回避するとともに、ノッキングに伴う燃焼室周り構成部材の破損の発生を防止することが大きな課題の一つとなっている。かかるノッキングを抑制する際には、エンジン運転中においてノッキングが発生していることを正確に検知し、迅速にノッキングを防止する処置を講ずる必要がある。
【0003】
従来、ガスエンジンにおいて、ノッキングの発生を検知する手法として、例えば、特開平8−128354号に記載されたノッキング判定方法が知られている(以下従来例と呼ぶ)。
【0004】
従来例では、加速度センサによりエンジンの振動を検出し、この検出振動データに所定の処理を施して、処理検出データを作成して連続的に記憶させておき、該処理検出データのそれぞれをこれらの閾値と比較し、所定数の処理検出データのうちで前記閾値を超えたデータの割合を算出し、この割合が一定値を超えたときノッキングが発生しているものと判定している。
【0005】
ところで、ガスエンジン等の予混合内燃機関(エンジン)では、予混合気が急激に燃焼する上述のようなノッキングが発生することが多く、このノッキングがエンジンの効率限界となっている。そして、上述のようにして、ノッキングが検知されると、例えば、点火時期等を遅延させてノッキングを抑える燃焼制御(以下単にノッキング制御と呼ぶ)を行っている(つまり、効率を低下させてノッキングを抑える)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ノッキング制御を行う際には、従来例のように、燃焼室でノッキングが発生したか否かを判定して、ノッキングが発生したと判定すると、ノッキング制御に移行するようにしており、燃焼室内におけるノッキングが発生した箇所、つまり、異常燃焼が発生した箇所(位置)を特定することは行っておらず、単に、燃焼室でノッキングが発生したか否かを判定して、ノッキング制御を行っただけでは、精度よくノッキング制御を行うことが難しいという課題がある。
【0007】
言い換えると、単にノッキングの有無を検知して、ノッキングの発生を検知すると、ノッキング制御に移行しただけでは、ノッキングの抑制のみに注目して、不必要に効率を低下させてしまうことになって、精度よくノッキング制御ができないという課題がある。
【0008】
いずれにしても、従来例では、単に燃焼室におけるノッキングの有無を判定しているだけであって、燃焼室中のいずれの箇所でノッキングが発生したかを検出することはできない。
【0009】
本発明の目的は、燃焼室でノッキング等の異常燃焼が発生した際、異常燃焼の位置(異常燃焼発生部位)を容易に検知することのできる内燃機関の異常燃焼検知方法及びその装置を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、精度よく異常燃焼を調整することのできる内燃機関の異常燃焼調整方法及びその装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、内燃機関の燃焼室で異常燃焼が発生した際該異常燃焼を検知するための内燃機関の異常燃焼検知方法であって、前記燃焼室内において互いに異なる少なくとも第1〜第3の測定位置で前記燃焼室内における燃焼に起因する圧力又は発光を同時に測定して第1〜第3の測定結果を得る計測ステップと、異常燃焼が発生すると前記第1〜前記第3の測定結果に応じて前記異常燃焼が発生した前記燃焼室内の位置を異常燃焼発生位置として特定する異常燃焼発生位置特定ステップとを有することを特徴とする内燃機関の異常燃焼検知方法が得られる。
【0012】
このようにして、燃焼室内において互いに異なる少なくとも第1〜第3の測定位置で燃焼室内における燃焼に起因する圧力又は発光を同時に測定して第1〜第3の測定結果を得て、異常燃焼が発生すると、第1〜第3の測定結果に応じて燃焼室内の異常燃焼が発生した位置を異常燃焼発生位置として特定するようにしたから、燃焼室でノッキング等の異常燃焼が発生した際、異常燃焼の位置を容易に検知することができることになる。
【0013】
本発明では、例えば、前記異常燃焼位置特定ステップは、前記第1〜前記第3の測定結果に応じて前記異常燃焼が発生した際該異常燃焼に係る圧力又は発光が前記第1〜前記第3の測定位置に到達する時間差を、前記第1の測定位置と前記第2の測定位置、前記第2の測定位置と前記第3の測定位置、及び前記第3の測定位置と前記第1の測定位置との間でそれぞれ求めて第1〜第3の到達時間差とする到達時間差算出ステップと、前記第1〜前記第3の到達時間差に基づいてそれぞれ前記第1の測定位置と前記第2の測定位置、前記第2の測定位置と前記第3の測定位置、及び前記第3の測定位置と前記第1の測定位置との間の距離差を第1〜第3の距離差として求める距離差算出ステップと、前記第1の測定位置と前記第2の測定位置、前記第2の測定位置と前記第3の測定位置、及び前記第3の測定位置と前記第1の測定位置との間においてそれぞれ前記第1〜前記第3の距離差に応じた三次元曲面を複数形成して、複数の三次元曲面が交わる交点を前記異常燃焼発生位置として検知する異常燃焼位置検知ステップとを有している。
【0014】
例えば、前記三次元曲面は球であり、この際には、前記1の測定位置を中心とする半径rの第1の球と前記第2の測定位置を中心とする半径(r+第1の距離差)の第2の球とにおいて前記半径r=(1/2)×{(前記第1及び前記第2の測定位置間の距離)−前記第1の距離差}を初期値として前記半径rを増加した際前記第1の球と前記第2の球との交線の集合である第1の面を求め、前記第2の測定位置を中心とする半径rの第3の球と前記第3の測定位置を中心とする半径(r+第2の距離差)の第4の球とにおいて前記半径r=(1/2)×{(前記第2及び前記第3の測定位置間の距離)−前記第2の距離差}を初期値として前記半径rを増加した際前記第3の球と前記第4の球との交線の集合である第2の面を求めて、さらに、前記3の測定位置を中心とする半径rの第5の球と前記第1の測定位置を中心とする半径(r+第3の距離差)の第6の球とにおいて前記半径r=(1/2)×{(前記第3及び前記第1の測定位置間の距離)−前記第3の距離差}を初期値として前記半径rを増加した際前記第5の球と前記第6の球との交線の集合である第3の面を求める。そして、前記第1〜前記第3の面のうちいずれか二つの面の交線を算出交線として求めて該算出交線と前記第1〜前記第3の面のうち残りの面と交点を前記異常燃焼検出位置として判定する。
【0015】
また、本発明では、前記第1〜前記第3の測定結果のうち少なくとも一つが予め設定された閾値レベルを越えると異常燃焼が発生したと判定する異常燃焼検知ステップを有している。なお、前記燃焼室で発生する振動を検知して該振動のレベルが予め規定された振動閾値レベルを越えると前記異常燃焼が発生したと判定する異常燃焼検知ステップを有するようにしてもよい。
【0016】
さらに、本発明では、上述のようにして得られた異常燃焼検出位置を受けると前記異常燃焼検出位置に向けて異常燃焼を抑制するための抑制流体を噴射する噴射ステップを有することを特徴とする内燃機関の異常燃焼調整方法が得られる。このようにすれば、上述のようして検出された異常燃焼位置に向けて抑制流体を噴射することができ、精度よく異常燃焼を調整することができることになる。
【0017】
本発明によれば、内燃機関の燃焼室で異常燃焼が発生した際該異常燃焼を検知するための内燃機関の異常燃焼検知装置において、前記燃焼室内において互いに異なる少なくとも第1〜第3の測定位置で前記燃焼室内における燃焼に起因する圧力又は発光を同時に測定して第1〜第3の測定結果を得る計測手段と、異常燃焼が発生すると前記第1〜前記第3の測定結果に応じて前記異常燃焼が発生した前記燃焼室内の位置を異常燃焼発生位置として特定する異常燃焼発生位置特定手段とを有することを特徴とする内燃機関の異常燃焼検知装置が得られる。
【0018】
例えば、前記異常燃焼位置特定手段は、前記第1〜前記第3の測定結果に応じて前記異常燃焼が発生した際該異常燃焼に係る圧力又は発光が前記第1〜前記第3の測定位置に到達する時間差を、前記第1の測定位置と前記第2の測定位置、前記第2の測定位置と前記第3の測定位置、及び前記第3の測定位置と前記第1の測定位置との間でそれぞれ求めて第1〜第3の到達時間差とする到達時間差算出手段と、前記第1〜前記第3の到達時間差に応じて前記異常燃焼発生位置を求める異常燃焼発生位置算出手段とを有しており、前記異常燃焼位置算出手段は、前記第1〜前記第3の到達時間差に基づいてそれぞれ前記第1の測定位置と前記第2の測定位置、前記第2の測定位置と前記第3の測定位置、及び前記第3の測定位置と前記第1の測定位置との間の距離差を第1〜第3の距離差として求める距離差算出手段と、前記第1の測定位置と前記第2の測定位置、前記第2の測定位置と前記第3の測定位置、及び前記第3の測定位置と前記第1の測定位置との間においてそれぞれ前記第1〜前記第3の距離差に応じた三次元曲面を複数形成して、複数の三次元曲面が交わる交点を前記異常燃焼発生位置として検知する異常燃焼位置検知手段とを有している。
【0019】
本発明では、例えば、前記第1〜前記第3の測定結果のうち少なくとも一つが予め設定された閾値レベルを越えると異常燃焼が発生したと判定する異常燃焼検知手段を有している。また、前記燃焼室で発生する振動を検知する加速度センサと、該加速度センサで検知された振動のレベルが予め規定された振動閾値レベルを越えると前記異常燃焼が発生したと判定する異常燃焼検知手段とを有するようにしてもよい。
【0020】
本発明では、上述のようにして得られた異常燃焼検出位置を受けると前記異常燃焼検出位置に向けて異常燃焼を抑制するための抑制流体を噴射する噴射手段を有することを特徴とする内燃機関の異常燃焼調整装置が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施の形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
【0022】
ここでは、トーチ点火式ガスエンジンに用いられる異常燃焼(ノッキング)検知装置について説明する。まず、図1を参照して、図示のトーチ点火式エンジン(以下単にエンジンと呼ぶ)100は、ピストン102、シリンダヘッド103a、及びシリンダ部103bを有しており、ピストン102、シリンダヘッド103a、及びシリンダ部103bによって燃焼室101が区画形成されている。さらに、図示のエンジン100にはトーチ着火用のトーチ副室104が備えられている。
【0023】
シリンダ部103bの側面には、燃焼室101に臨んで、少なくとも3つの圧力センサがそれぞれ互いに異なる箇所に取り付けられており(図1には、一つの圧力センサ1aのみが示されている)、これら圧力センサはコントローラ10に接続されている。圧力センサの取付けに当たっては、シリンダ部103bにおける気密性が損なわれないようにする必要がある。なお、圧力センサはシリンダヘッド103aに取り付けるようにしてもよい。
【0024】
コントローラ10は、後述するようにして、圧力センサで検出された燃焼室101内圧力に応じて異常燃焼(ノッキング)位置(部位)を検知・特定して、この検知結果に応じてノッキング制御を実行する。つまり、コントローラ10は圧力センサで検知した圧力信号に応じて、後述する流体噴射装置20及び弁回転装置22を制御する。
【0025】
図1に示すように、シリンダヘッド103aには、流体噴射弁26が取り付けられており、流体制御弁26の弁棒261がシリンダヘッド103a内に回動可能かつ上下動可能に嵌合されている。流体噴射弁26の詳細を示す図1(B)において、流体噴射弁26の弁棒261の外周面にシール部材26aを摺接して、燃焼室101内のガスをシールしている。
【0026】
流体噴射弁26は、コントローラ10からの制御操作信号を受けて燃焼室101内において回動され、後述するようにして、ノッキングが発生している部位に水、蒸気等のノッキングの抑制流体を噴射する。
【0027】
流体噴射弁26内には流体通路262が貫設されており、263は該流体噴射弁26内の先端部には、燃焼室101内に向けて開口するように噴孔263が穿孔されている。264は流体通路262と噴孔263との間には逆止弁264が設けられ、流体通路262側から噴孔263側、つまり燃焼室101側に向かう流れのみを可能とするように構成され、燃焼室101内からの燃焼ガスの逆流を防止している。
【0028】
回転装置026は流体噴射弁26を回転駆動し、コントローラ10により制御される弁回転装置22からの回転力を歯車24及び弁棒261に相対対回転不能かつ軸方向に相対移動可能に嵌合された歯車25を介して、流体噴射弁26に伝達し、流体噴射弁26をノッキング発生位部位に向けて抑制流体を噴射すべく回動せしめるように構成されている。
【0029】
流体噴射装置20には、抑制流体供給管27を通して水、蒸気等のノッキングの抑制流体が供給され、流体噴射装置20は抑制流体を加圧し、流体噴射弁26の上部に装着された流体継手21を通して流体噴射弁26に圧送する。
【0030】
図2を参照して、いま、シリンダ部103bの側面において、互いに異なる位置に3つの圧力センサ1a〜1cが取り付けられ(図2において、圧力センサ1a〜1cの取付け位置をそれぞれ▲1▼〜▲3▼で示す)、これら圧力センサ1a〜1cは燃焼室101に臨んでいる。圧力センサ1a〜1cの取付けに当たっては、図2に示すように、3次元空間において圧力センサ1a〜1cが同一平面内に配置されるように取り付けることが望ましい。
【0031】
いま、図2にPで示す位置で異常燃焼、つまり、ノッキングが発生したとする。ノッキングが発生すると、急激な燃焼による圧力波(衝撃波)が生じて、燃焼室101内を伝搬する(L1〜L3はそれぞれ圧力センサ1a〜1cからノッキング発生位置Pまでの距離を便宜上表しているが、この距離は当然のことながらノッキング発生位置Pに応じて変わる)。
【0032】
圧力センサ1a〜1cは常に燃焼室103内圧力を検出しており、その検出結果をコントローラ10に送出している。図3に示すように、コントローラ10はノッキング発生検出部11a、ノッキング位置検出部11b、流体噴射方向算出部12、及び流体噴射量算出部13を備えており、圧力センサ1a〜1cからの圧力信号(電気信号:以下圧力センサ1a〜1cから与えられる圧力信号をそれぞれ第1〜第3の圧力信号と呼ぶことにする)はノッキング発生検出部11aに与えられる。ノッキング発生検出部11aでは、第1〜第3の圧力信号のうち少なくとも一つが予め設定された閾値レベル(ノッキングが発生したか否かを判定するための閾値レベル)を越えると、ノッキングが発生したと判定して、ノッキング検知信号をノッキング位置検出部11bに送る。
【0033】
図4及び図5も参照して、ノッキング位置検出部11bには第1〜第3の圧力信号が与えられており、ノッキング検知信号を受けると(図4:ステップS1)、以下のようにしてノッキング位置検出を実行する。
【0034】
いま、ノッキングによって、図5(A)〜(C)に示すタイミングで第1〜第3の圧力信号がノッキング位置検出部11bに与えられたとすると、第1〜第3の圧力信号(ピーク又はエッジ)間の到達時間差を求める(図4:ステップS2)。具体的には、ノッキング位置検出部11bでは、第1の圧力信号(の立ち上がりエッジ)を受けた時間と第2の圧力信号(の立ち上がりエッジ)を受けた時間との差を、時間Δt12として求める(第1の到達時間差)。
【0035】
同様にして、第2の圧力信号(の立ち上がりエッジ)を受けた時間と第3の圧力信号(の立ち上がりエッジ)を受けた時間との差を、時間Δt23として求める(第2の到達時間差)。そして、第3の圧力信号(の立ち上がりエッジ)を受けた時間と第1の圧力信号(の立ち上がりエッジ)を受けた時間との差を、時間Δt31として求める(第2の到達時間差)。なお、これら時間差Δt12、Δt23、及びΔt31は絶対値である(単位秒)。
【0036】
次に、ノッキング位置検出部11bでは、上述の時間差に基づいて各圧力センサ1a〜1cとノッキング発生位置までの距離の差を求める(図4:ステップS3)。具体的には、いま、ノッキング発生位置と圧力センサ1a〜1cまでの距離をそれぞれL1〜L3と仮定すると(ノッキング位置検出部11bには圧力センサ1a〜1cの取付け位置(3次元座標の位置)が予め設定されている)、音速をC(m/秒)とすれば、絶対値(L1−L2)=ΔL12=C×Δt12である。同様に、絶対値(L2−L3)=ΔL23=C×Δt23、絶対値(L3−L1)=ΔL31=C×Δt31である。
【0037】
このようにして、圧力センサ1a〜1c(取付け位置)毎に距離差を求めた後、圧力センサ1a〜1cの一つを基準位置として、ノッキング位置検出部11bでは、次のようにしてノッキング発生位置が属する面を規定する(図4:ステップS4)。なお、ノッキング位置が発生する面を規定する際には、三次元曲面を形成するが、ここでは、三次元曲面として球を例にあげて説明する。
【0038】
まず、ノッキング位置検出部11bでは、燃焼室101を含む直交座標系(3次元)を規定して、この直交座標系に圧力センサ1a〜1cの取付け位置▲1▼〜▲3▼をプロットする。そして、圧力センサ1aを基準位置として、半径r(rは任意の数)の球(第1の球)を規定する。一方、圧力センサ1bを基準位置として、半径(r+ΔL12)の球(第2の球)を規定する。
【0039】
図6(A)に示すように、r=(1/2)(L12−ΔL12)の際には、半径rの球と半径(r+ΔL12)の球とは交点のみを形成することになるが(L12は圧力センサ1aと圧力センサ1bとの距離であり、ノッキング位置検出部11bには圧力センサ1a〜1cの取付け位置が予め設定されているから、距離L12を求めることができる)、半径r>(1/2)(L12−ΔL12)であると、半径rの球と半径(r+ΔL12)の球とは交線(円)ができる(図6(B)参照)。ノッキング発生位置は少なくともこの円上に存在することになるが、半径rは任意の値であるため、r=(1/2)(L12−ΔL12)を起点として、半径rを徐々に増加させて、交線の集合である面(第1の面)CAを規定する(図7参照)。
【0040】
同様にして、圧力センサ1bを基準として、半径rの球(第3の球)を規定する。一方、圧力センサ1cを基準位置として、半径(r+ΔL23)の球(第4の球)を規定する。r=(1/2)(L23−ΔL23)から(L23は圧力センサ1bと圧力センサ1cとの距離である)半径rを徐々に増加させて、図8に示す交線の集合である面(第2の面)CBを規定する。
【0041】
さらに、圧力センサ1cを基準位置として、半径rの球(第5の球)を規定する。一方、圧力センサ1aを基準位置として、半径(r+ΔL31)の球(第6の球)を規定する。r=(1/2)(L31−ΔL31)から(L31は圧力センサ1cと圧力センサ1aとの距離である)半径rを徐々に増加させて、図9に示す交線の集合である面(第3の面)CCを規定する。(図4のステップ4)
【0042】
次に、ノッキング位置検出部11bでは、上述のようにして規定された第1及び第2の面CA及びCBに応じて、第1及び第2の面とが交わる交線(第1の交線LA)を求める(図4のステップS5:図8参照)。
【0043】
さらに、ノッキング位置検出部11bでは、第1の交線LAと第3の面CCとに応じて、第1の交線LAと第3の面CCとが交わる交点PAを求める(図4のステップS6:図9参照)。つまり、第1の交線LAと第3の面CCとの交点が全ての条件を満たし、ノッキング発生位置となる。そして、ノッキング位置検出部11bはこの交点PAをノッキング発生位置Pとすることになる(図4:ステップS7)。
【0044】
上述のようにして、求められたノッキング発生位置は流体噴射方向算出部12に与えられる。なお、第1〜第3の面を求める順序は特に規定されず、最終的に、第1〜第3の面が交わる交点PAを求めるようにすればよい。
【0045】
流体噴射方向算出部12では、ノッキング検出位置を受けると、流体噴射弁26の設置位置とノッキング検出位置との相対関係に基づいて、抑制流体噴射方向を求める。そして、この算出抑制流体噴射方向は流体噴射制御部14に与えられる。
【0046】
図3に示すように、流体噴射量算出部13には、エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出器15とエンジン出力(エンジン負荷)を検出するエンジン出力検出器16が接続されており、流体噴射量算出部13には、エンジン回転数検出器15及びエンジン出力検出器16からそれぞれエンジンの回転数及びエンジン出力の検出値が与えられる。
【0047】
流体噴射量算出部13においては、エンジン回転数及びエンジン出力の検出値が示されるエンジン運転状態検出値に基づいて、エンジン運転状態に対応するノッキング抑制流体の噴射量を算出して、流体噴射制御部14に与える。これにより、エンジン回転数、エンジン出力で表されるエンジン運転状態の検出値に適合した抑制流体の噴射量に制御することができる。
【0048】
流体噴射制御部14では、流体噴射方向算出部12から与えられたノッキング抑制流体噴射方向に応じて、弁回転装置22を制御して、流体噴射弁26の噴孔263の方向をノッキング流体噴射方向に向ける。さらに、流体噴射制御部14では、流体噴射量選出部13から与えられたノッキング抑制流体の噴射量に基づいて、流体噴射装置20を動作する。
【0049】
上述のようにして、流体噴射装置20及び弁回転装置22を制御すると、流体噴射弁26からの抑制流体は、エンジン運転状態に対応する噴射量で、ノッキング発生位置に向けて噴射されることになり、ノッキング発生点近傍における燃焼温度が、低下して急激な圧力上昇が抑制され、正常燃焼に復元することができることになる。
【0050】
ところで、上述の例では、圧力センサ1a〜1cから受ける圧力信号(第1〜第3の圧力信号)のうちの少なくとも一つの予め定められた閾値レベルを越えた際、ノッキング発生検出部11aでノッキングが発生したと判定したが、別に振動センサ等の加速度センサをシリンダヘッド等に取り付けて、加速度センサで検出される加速度を加速度検出信号としてノッキング発生検出部11aに与えて、この加速度検出信号のレベルが所定の閾値レベルを越えた際ノッキング発生と認定して、ノッキング発生検出部11aからノッキング位置検出部11bにノッキング検出信号を与えるようにしてもよい。
【0051】
さらに、上述の例では、圧力センサを用いてノッキングによる圧力波(衝撃波)を検出するようにしたが、圧力センサの代わりに、光センサを用いるようにしてもよい。つまり、ノッキング等の異常燃焼が発生した際には、通常の燃焼と比べて、ノッキングが発生した位置においては、輝度等が異なるから、光センサで輝度の変化を検出して(輝度が予め設定された輝度閾値レベルを越えた際)、ノッキングが発生したと判定する。そして、上記の輝度の変化が到達する時間差を求めて、上述したような演算を行えば、燃焼室内のノッキング発生位置を特定することができる。
【0052】
いずれにしても、ノッキングに応じて変化する圧力又は発光による輝度等の変化を検知して、前述のようにして、ノッキング発生位置を特定するようにすればよい。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、内燃機関の燃焼室で異常燃焼が発生した際該異常燃焼を検知する際、燃焼室内において互いに異なる少なくとも第1〜第3の測定位置で、燃焼室内における燃焼に起因する圧力又は発光を同時に測定して第1〜第3の測定結果を得て、異常燃焼が発生すると第1〜第3の測定結果に応じて、異常燃焼が発生した燃焼室内の位置を異常燃焼発生位置として特定するようにしたから、燃焼室でノッキング等の異常燃焼が発生した際、異常燃焼の位置を検知することができるという効果がある。
【0054】
本発明では、異常燃焼位置を特定する際、第1〜第3の測定結果に応じて、異常燃焼が発生した際異常燃焼に係る圧力又は発光が第1〜第3の測定位置に到達する時間差を、第1の測定位置と第2の測定位置、第2の測定位置と第3の測定位置、及び第3の測定位置と第1の測定位置との間でそれぞれ求めて第1〜第3の到達時間差として、第1〜第3の到達時間差に基づいてそれぞれ第1の測定位置と第2の測定位置、第2の測定位置と第3の測定位置、及び第3の測定位置と第1の測定位置との間の距離差を第1〜第3の距離差として求め、第1の測定位置と第2の測定位置、第2の測定位置と第3の測定位置、及び第3の測定位置と第1の測定位置との間においてそれぞれ第1〜前記第3の距離差に応じた三次元曲面を複数形成して、複数の三次元曲面が交わる交点を異常燃焼発生位置として検知するようにしたから、容易に異常燃焼発生位置を特定できるという効果がある。
【0055】
さらに、本発明では、上述のようして検出された異常燃焼位置に向けて抑制流体を噴射するようにしたから、精度よく異常燃焼を調整することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による異常燃焼検知装置の一例をトーチ点火式ガスエンジンととも示す図であり、(A)はその全体構成図、(B)は(A)におけるZ部拡大断面図である。
【図2】図1に示す圧力センサの配置関係を示す平面図である。
【図3】図1に示すコントローラを詳細に示す制御ブロック図である。
【図4】図3に示すノッキング位置検出部の動作を説明するためのフロー図である。
【図5】圧力センサで検出される衝撃波のタイミングを示す図である。
【図6】ノッキング位置を検出する際の演算を説明するための図であり、(A)は二つの球が接した状態を示す図、(B)は半径rを増加して二つの球が交わった状態を示す図である。
【図7】図6において半径rを増加していった際二つの球の交わりによって形成される面を示す図である。
【図8】図7で示すようにして形成された二つの面の交線を示す図である。
【図9】図7に示す交線と別の面との交点が異常燃焼位置となる状態と示す図である。
【符号の説明】
1a〜1c 圧力センサ
10 コントローラ
11a ノッキング発生検出部
11b ノッキング位置検出部
12 流体噴射方向算出部
13 流体噴射量算出部
14 流体噴射制御部
15 エンジン回転数検出器
16 エンジン出力検出器
20 流体噴射装置
22 弁回転装置
26 流体噴射弁
100 トーチ点火式エンジン
101 燃焼室
102 ピストン
104 トーチ副室

Claims (14)

  1. 内燃機関の燃焼室で異常燃焼が発生した際該異常燃焼を検知するための内燃機関の異常燃焼検知方法であって、
    前記燃焼室内において互いに異なる少なくとも第1〜第3の測定位置で前記燃焼室内における燃焼に起因する圧力又は発光を同時に測定して第1〜第3の測定結果を得る計測ステップと、
    異常燃焼が発生すると前記第1〜前記第3の測定結果に応じて前記異常燃焼が発生した前記燃焼室内の位置を異常燃焼発生位置として特定する異常燃焼発生位置特定ステップとを有することを特徴とする内燃機関の異常燃焼検知方法。
  2. 前記異常燃焼位置特定ステップは、前記第1〜前記第3の測定結果に応じて前記異常燃焼が発生した際該異常燃焼に係る圧力又は発光が前記第1〜前記第3の測定位置に到達する時間差を、前記第1の測定位置と前記第2の測定位置、前記第2の測定位置と前記第3の測定位置、及び前記第3の測定位置と前記第1の測定位置との間でそれぞれ求めて第1〜第3の到達時間差とする到達時間差算出ステップと、
    前記第1〜前記第3の到達時間差に応じて前記異常燃焼発生位置を求める異常燃焼発生位置算出ステップとを有することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の異常燃焼検知方法。
  3. 前記異常燃焼位置算出ステップは、前記第1〜前記第3の到達時間差に基づいてそれぞれ前記第1の測定位置と前記第2の測定位置、前記第2の測定位置と前記第3の測定位置、及び前記第3の測定位置と前記第1の測定位置との間の距離差を第1〜第3の距離差として求める距離差算出ステップと、
    前記第1の測定位置と前記第2の測定位置、前記第2の測定位置と前記第3の測定位置、及び前記第3の測定位置と前記第1の測定位置との間においてそれぞれ前記第1〜前記第3の距離差に応じた三次元曲面を複数形成して、複数の三次元曲面が交わる交点を前記異常燃焼発生位置として検知する異常燃焼位置検知ステップとを有することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の異常燃焼検知方法。
  4. 前記三次元曲面は球であることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の異常燃焼検知方法。
  5. 前記異常燃焼位置算出ステップは、前記1の測定位置を中心とする半径rの第1の球と前記第2の測定位置を中心とする半径(r+第1の距離差)の第2の球とにおいて前記半径r=(1/2)×{(前記第1及び前記第2の測定位置間の距離)−前記第1の距離差}を初期値として前記半径rを増加した際前記第1の球と前記第2の球との交線の集合である第1の面を求める第1の面算出ステップと、
    前記第2の測定位置を中心とする半径rの第3の球と前記第3の測定位置を中心とする半径(r+第2の距離差)の第4の球とにおいて前記半径r=(1/2)×{(前記第2及び前記第3の測定位置間の距離)−前記第2の距離差}を初期値として前記半径rを増加した際前記第3の球と前記第4の球との交線の集合である第2の面を求める第2の面算出ステップと、
    前記3の測定位置を中心とする半径rの第5の球と前記第1の測定位置を中心とする半径(r+第3の距離差)の第6の球とにおいて前記半径r=(1/2)×{(前記第3及び前記第1の測定位置間の距離)−前記第3の距離差}を初期値として前記半径rを増加した際前記第5の球と前記第6の球との交線の集合である第3の面を求める第3の面算出ステップと、
    前記第1〜前記第3の面のうちいずれか二つの面の交線を算出交線として求めて該算出交線と前記第1〜前記第3の面のうち残りの面と交点を前記異常燃焼検出位置として判定する判定ステップとを有することを特徴とする内燃機関の異常燃焼検知方法。
  6. 前記第1〜前記第3の測定結果のうち少なくとも一つが予め設定された閾値レベルを越えると異常燃焼が発生したと判定する異常燃焼発生検知ステップを有することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の異常燃焼検知方法。
  7. 前記燃焼室で発生する振動を検知して該振動のレベルが予め規定された振動閾値レベルを越えると前記異常燃焼が発生したと判定する異常燃焼判定ステップを有することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の異常燃焼検知方法。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載された内燃機関の異常燃焼検知方法とともに用いられ、前記異常燃焼検出位置を受けると前記異常燃焼検出位置に向けて異常燃焼を抑制するための抑制流体を噴射する噴射ステップを有することを特徴とする内燃機関の異常燃焼調整方法。
  9. 内燃機関の燃焼室で異常燃焼が発生した際該異常燃焼を検知するための内燃機関の異常燃焼検知装置において、
    前記燃焼室内において互いに異なる少なくとも第1〜第3の測定位置で前記燃焼室内における燃焼に起因する圧力又は発光を同時に測定して第1〜第3の測定結果を得る計測手段と、
    異常燃焼が発生すると前記第1〜前記第3の測定結果に応じて前記異常燃焼が発生した前記燃焼室内の位置を異常燃焼発生位置として特定する異常燃焼発生位置特定手段とを有することを特徴とする内燃機関の異常燃焼検知装置。
  10. 前記異常燃焼位置特定手段は、前記第1〜前記第3の測定結果に応じて前記異常燃焼が発生した際該異常燃焼に係る圧力又は発光が前記第1〜前記第3の測定位置に到達する時間差を、前記第1の測定位置と前記第2の測定位置、前記第2の測定位置と前記第3の測定位置、及び前記第3の測定位置と前記第1の測定位置との間でそれぞれ求めて第1〜第3の到達時間差とする到達時間差算出手段と、
    前記第1〜前記第3の到達時間差に応じて前記異常燃焼発生位置を求める異常燃焼発生位置算出手段とを有することを特徴とする請求項9に記載の内燃機関の異常燃焼検知装置。
  11. 前記異常燃焼位置算出手段は、前記第1〜前記第3の到達時間差に基づいてそれぞれ前記第1の測定位置と前記第2の測定位置、前記第2の測定位置と前記第3の測定位置、及び前記第3の測定位置と前記第1の測定位置との間の距離差を第1〜第3の距離差として求める距離差算出手段と、
    前記第1の測定位置と前記第2の測定位置、前記第2の測定位置と前記第3の測定位置、及び前記第3の測定位置と前記第1の測定位置との間においてそれぞれ前記第1〜前記第3の距離差に応じた三次元曲面を複数形成して、複数の三次元曲面が交わる交点を前記異常燃焼発生位置として検知する異常燃焼位置検知手段とを有することを特徴とする請求項10に記載の内燃機関の異常燃焼検知装置。
  12. 前記第1〜前記第3の測定結果のうち少なくとも一つが予め設定された閾値レベルを越えると異常燃焼が発生したと判定する異常燃焼検知手段を有することを特徴とする請求項9に記載の内燃機関の異常燃焼検知装置。
  13. 前記燃焼室で発生する振動を検知する加速度センサと、
    該加速度センサで検知された振動のレベルが予め規定された振動閾値レベルを越えると前記異常燃焼が発生したと判定する異常燃焼検知手段とを有することを特徴とする請求項9に記載の内燃機関の異常燃焼検知装置。
  14. 請求項9〜13のいずれかに記載された内燃機関の異常燃焼検知装置とともに用いられ、前記異常燃焼検出位置を受けると前記異常燃焼検出位置に向けて異常燃焼を抑制するための抑制流体を噴射する噴射手段を有することを特徴とする内燃機関の異常燃焼調整装置。
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