JP2004068654A - 排気浄化システム - Google Patents
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Abstract
【課題】省スペース化を図るとともに、排気触媒における排気浄化をより効率的に行うことの可能な排気浄化システムを提供する。
【解決手段】エンジン11には排気マニホールド12が固定され、排気マニホールド12の集合部の下流側には初期触媒14が接続されている。排気マニホールド12は、内管21と外管31とを備え、内管21は、上流部22及び下流部23によって構成され、互いに重なり合う重合部分24において環状の隙間が形成されている。エンジン11にはエアポンプ41が搭載され、エアポンプ41にて発生させられた二次空気は、ヒータ44にて加熱された後、加熱二次空気となって導入口43から内管21及び外管31間に供給され、環状の隙間から下流部23内部へと供給される。二次空気が環状の隙間から供給されるため、排気ガスと加熱二次空気とがより均質に混合される。
【選択図】 図2
【解決手段】エンジン11には排気マニホールド12が固定され、排気マニホールド12の集合部の下流側には初期触媒14が接続されている。排気マニホールド12は、内管21と外管31とを備え、内管21は、上流部22及び下流部23によって構成され、互いに重なり合う重合部分24において環状の隙間が形成されている。エンジン11にはエアポンプ41が搭載され、エアポンプ41にて発生させられた二次空気は、ヒータ44にて加熱された後、加熱二次空気となって導入口43から内管21及び外管31間に供給され、環状の隙間から下流部23内部へと供給される。二次空気が環状の隙間から供給されるため、排気ガスと加熱二次空気とがより均質に混合される。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気浄化システムに係り、特に、排気マニホールド内に二次空気を供給することによる排気浄化システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関から排出される排気ガスを浄化するべく、排気系に二次空気を導入するという技術がある(例えば、特開平10−8952号公報等)。この技術においては、排気マニホールドとして、インナマニホールド及びアウタマニホールドからなる二重管構造が採用されている。そして、外部の二次空気導入管を介して、アウタマニホールドに形成された二次空気導入口へ供給された二次空気が、インナマニホールド及びアウタマニホールド間に形成された二次空気通路部を通ってインナマニホールド内部へと導入される。このように、排気マニホールド内に二次空気通路部を設けることで、エンジンルーム内での省スペース化等が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記技術では、インナマニホールドに円形状の連通孔が形成されており、二次空気通路部を通った二次空気は、該連通孔からインナマニホールド内へと導入される。このため、二次空気は、インナマニホールド内に局所的に導入されることとなり、排気ガスと均質に混合しにくくなる。従って、下流側の触媒での浄化作用、より具体的には一酸化炭素、炭化水素の酸化等が促進されにくくなってしまうおそれがある。
【0004】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、省スペース化を図るとともに、排気触媒における排気浄化をより効率的に行うことの可能な排気浄化システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明においては、内燃機関に取付けられ、各気筒からの排気ガスを下流側へ導出するための排気マニホールドを、内管と、内管の外周に対し所定間隔を隔てて配設された外管とから構成し、二次空気発生手段から供給される二次空気を、前記外管から前記内管内部へと供給し、下流側に設けられた排気触媒における排気浄化機能を強化せしめるよう構成された排気浄化システムにおいて、前記内管を少なくとも上流部及び下流部により構成し、該上流部と下流部との重合部分を環状又は略環状の所定の隙間を隔てた挿通状態とすることで、前記外管側から供給された二次空気を内管内部へと供給可能としたことをその要旨としている。
【0006】
上記請求項1に記載の発明によれば、内燃機関の各気筒からの排気ガスが排気マニホールドを通って下流側へ導出される。排気マニホールドは内管と外管とから構成され、二次空気発生手段から供給される二次空気が、外管から内管内部へと供給される。これにより、排気ガスに空気(酸素)が積極的に混合されることとなり、下流側に設けられた排気触媒における排気浄化機能が強化される。さて、本発明では、内管が、少なくとも上流部及び下流部により構成され、上流部と下流部との重合部分が環状又は略環状の所定の隙間を隔てた挿通状態とされている。このため、外管側から供給された二次空気が、前記重合部分の隙間から内管内部へと供給される。従って、局所的に内管内部へと二次空気が導入されていた従来技術とは異なり、導出される排気ガスの周囲から環状又は略環状に二次空気が供給されることから、排気ガスと二次空気とがより均質に混合され、下流側の排気触媒において、触媒活性がより高められ、浄化が促進される。その結果、外部に露出する二次空気の供給経路が長くならず省スペース化を図ることができるとともに、排気浄化をより効率的に行うことができる。さらに、内管の重合部分に隙間が形成されるため、熱による伸縮、変形等が起こったとしても、内管にダメージを及びにくくすることができる。
【0007】
また、請求項2に記載の発明では、内燃機関に取付けられ、各気筒からの排気ガスを下流側へ導出するための排気マニホールドを、内管と、内管の外周に対し所定間隔を隔てて配設され、上流端及び下流端が前記内管に固定された外管とから構成し、前記内燃機関に搭載された二次空気発生手段から供給される二次空気を、前記外管の導入口から前記内管内部へと供給し、下流側に設けられた排気触媒における排気浄化機能を強化せしめるよう構成された排気浄化システムにおいて、前記内管を少なくとも上流部及び下流部により構成し、該上流部と下流部との重合部分を環状又は略環状の所定の隙間を隔てた挿通状態とすることで、前記外管の導入口から供給された二次空気を内管内部へと供給可能としたことを特徴とする排気浄化システムをその要旨としている。
【0008】
上記請求項2に記載の発明によれば、内燃機関の各気筒からの排気ガスが排気マニホールドを通って下流側へ導出される。排気マニホールドは内管と、上下流端にて内管に固定された外管とから構成され、二次空気発生手段から供給される二次空気が、外管の導入口から内管内部へと供給される。これにより、排気ガスに空気(酸素)が積極的に混合されることとなり、下流側に設けられた排気触媒における排気浄化機能が強化される。さて、本発明では、内管が、少なくとも上流部及び下流部により構成され、上流部と下流部との重合部分が環状又は略環状の所定の隙間を隔てた挿通状態とされている。このため、外管側から供給された二次空気が、前記重合部分の隙間から内管内部へと供給される。従って、局所的に内管内部へと二次空気が導入されていた従来技術とは異なり、導出される排気ガスの周囲から環状又は略環状に二次空気が供給されることから、排気ガスと二次空気とがより均質に混合され、下流側の排気触媒において、触媒活性がより高められ、浄化が促進される。その結果、外部に露出する二次空気の供給経路が長くならず省スペース化を図ることができるとともに、排気浄化をより効率的に行うことができる。さらに、内管の重合部分に隙間が形成されるため、熱による伸縮、変形等が起こったとしても、内管にダメージを及びにくくすることができる。
【0009】
さらに、請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の排気浄化システムにおいて、前記外管の導入口は、前記重合部分よりも上流側に設けられていることをその要旨としている。
【0010】
上記請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用効果に加えて、外管の導入口が重合部分よりも上流側に設けられているので、外管の導入口から導入された二次空気が、前記隙間から、排気ガスの流れに沿って(流れに逆らうことなく)内管内へと供給される。従って、供給される二次空気の圧力等をさほど高めずとも均質な混合を図ることが可能となる。
【0011】
併せて、請求項4に記載の発明では、請求項1乃至3のいずれかに記載の排気浄化システムにおいて、前記重合部分において、前記上流部よりも下流部のほうが大径となっていることをその要旨としている。
【0012】
上記請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3に記載の発明の作用効果に加えて、重合部分において、前記上流部よりも下流部のほうが大径となっているため、二次空気が、前記隙間から、排気ガスの流れに沿って(流れに逆らうことなく)下流部内へと供給される。従って、供給される二次空気の圧力等をさほど高めずとも均質な混合を図ることが可能となる。また、各気筒から火炎等が内管へともたらされることがあるが、下流部のほうが大径となっているため、前記火炎等が内管外部へと飛び出してしまい、外管側が異常に高温となってしまうといった事態を抑制できる。
【0013】
加えて、請求項5に記載の発明では、請求項1乃至4のいずれかに記載の排気浄化システムにおいて、前記二次空気発生手段から供給される二次空気を加熱する加熱手段を設けたことをその要旨としている。
【0014】
上記請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4に記載の発明の作用効果に加えて、加熱手段によって二次空気発生手段から供給される二次空気が加熱される。このため、内燃機関の始動時等においては、排気触媒へと供給される排気ガスの温度が比較的低いことが懸念されるところであるが、二次空気が加熱されることから、混合ガスの温度が高められ、触媒活性を高めることができる。結果として、始動時等における排気浄化効率を一層高めることが可能となる。
【0015】
また、請求項6に記載の発明では、請求項1乃至5のいずれかに記載の排気浄化システムにおいて、前記排気触媒は三元触媒であることをその要旨としている。
【0016】
上記請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の発明の作用効果に加えて、排気触媒が三元触媒であるため、一酸化炭素、炭化水素の酸化等が促進されるとともに、高負荷時等における窒素酸化物の還元も促進される。結果として、排気触媒による排気浄化作用を総合的に促進させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、排気マニホルドを具体化した一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
図1に示すように、内燃機関としてのエンジン11には、該エンジン11の各気筒と連通するようにして排気マニホールド12が固定されている。排気マニホールド12は各気筒に対応するべく分岐部を有するとともに、下流側において集合させられた集合部を有している。集合部の下流側には、パイプ部13を介して初期触媒14が接続されている。初期触媒14の下流側には、ベローズ15及びパイプ部16を介してメイン触媒17が接続されている。メイン触媒17の下流側には、図示しない排気管が接続されている。初期触媒14は、主としてエンジン11の始動時において排気ガスを浄化するべく機能し、メイン触媒17は主としてエンジン11の暖気後において、排気ガスを浄化するべく機能する。本実施の形態では、初期触媒14及びメイン触媒17は、共に三元触媒によって構成されている。
【0019】
図2に示すように、本実施の形態における排気マニホールド12は、各気筒からの排気ガスを下流側へ導出するための内管21と、該内管21の外周側に対し、所定間隔隔てて配設され、内管21と略相似形状をなす外管31とを備えており、いわば二重管構造を有している。外管31の上下流端は、内管21に固定されている。
【0020】
次に、本実施の形態の排気浄化機構について詳細に説明する。
【0021】
図1,2に示すように、エンジン11には、二次空気発生手段としてのエアポンプ41が搭載されている。エアポンプ41には、二次空気導入管42が接続され、該二次空気導入管42は、外管31に形成された導入口43に接続されている。また、二次空気導入管42の途中には、加熱手段としてのヒータ44が設けられ、該ヒータ44も、前記エアポンプ41と同様、エンジン11に搭載されている。そして、エアポンプ41にて発生させられた二次空気は、ヒータ44にて加熱された後、加熱二次空気となって導入口43から内管21及び外管31間の隙間に供給されるようになっている。
【0022】
さて、図3に示すように、本実施の形態において、前記内管21は、上流部22及び下流部23によって構成されている。上流部22及び下流部23は、共に断面円形状をなし、両者22,23の接合しあう部位は、互いに重なり合う重合部分24となっている。該重合部分24において、下流部23は拡径されており、上流部22よりも大径となっている。すなわち、上流部22と下流部23との重合部分24には、環状の隙間が形成されており、両者22,23は挿通状態とされている。本実施の形態における両者22,23間の隙間は、0.3mm〜5.0mmの範囲内に設定されているが、かかる数値に何ら限定されるものではない。かかる隙間が存在することで、前記外管31の導入口43から供給された加熱二次空気は、隙間を通って内管21内部、より詳しくは下流部23内部へと供給されるようになっている。
【0023】
次に、上記のように構成されてなる本実施の形態の作用効果について説明する。
【0024】
エンジン11の始動時等においては、初期触媒14等における温度は比較的低く、初期触媒14等における活性は比較的低い。かかる状況下、本実施の形態では、エアポンプ41が作動させられ、ヒータ44で加熱された二次空気が二次空気導入管42を通って導入口43から外管31及び内管21の間の空間へと導入される。そして、該空間へ導入された加熱二次空気は、上流部22と下流部23との重合部分における環状の隙間から内管21(下流部23)内部へと供給される。
【0025】
従って、円形の孔から局所的に内管内部へと二次空気が導入されていた従来技術とは異なり、導出される排気ガスの周囲から環状に二次空気が供給されることとなり、排気ガスと加熱二次空気とがより均質に混合される。そのため、下流側の初期触媒14等において、触媒活性がより高められ、かつ、酸素リッチとなった排気ガスの酸化が促進される。その結果、外部に露出する二次空気の供給経路が長くならず省スペース化を図ることができるとともに、排気浄化をより効率的に行うことができる。
【0026】
さらに、内管21の重合部分24に隙間が形成されているため、内管21は、上流部22及び下流部23の重合部分においていわば開放端となっている。従って、熱による伸縮、変形等が起こったとしても、内管21にダメージを及びにくくすることができる。
【0027】
さらに、本実施の形態では、外管31の導入口43は、重合部分24よりも上流側に設けられており、かつ、重合部分24において、上流部22よりも下流部23のほうが大径となっている。このため、二次空気が、前記隙間から、排気ガスの流れに沿って(流れに逆らうことなく)下流部内へと円滑に供給される。従って、エアポンプ41のポンプ圧力をさほど高めずとも均質な混合を図ることが可能となる。また、各気筒から火炎等が内管21へともたらされることがあるが、下流部23のほうが大径となっているため、前記火炎等が内管21外部へと飛び出すといった事態を抑制でき、外管31側が異常に高温となってしまうといった事態を防止できる。
【0028】
併せて、上流部22よりも下流部23のほうが大径となっており、前記重合部分24の直下流側においては、オリフィス効果によって内管21内に負圧部位が形成されやすい。従って、二次空気がよりスムースに内管21内へと案内される。
【0029】
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
【0030】
(a)上記実施の形態では、重合部分24において下流部23が拡径されることで、上流部22よりも大径とされているが、図4に示すように、上流部22の下流端が小径とされることで、結果的に下流部23が上流部22よりも大径とされていてもよい。特に、図に示す例では、上流部22の下流端がテーパ部61を介して小径部62を具備している。かかる構成とすることで、二次空気は、前記隙間から滑らかに内管21(下流部23)の中心方向へと案内されやすい。
【0031】
(b)上記実施の形態では、下流部23が上流部22よりも大径とされているが、下流部23が上流部22よりも小径となっていてもよい。
【0032】
(c)また、上記実施の形態では、重合部分24において上流部22及び下流部23間には全周に隙間が形成されているが、必ずしも全周に隙間が形成されていなくてもよい。例えば、図5に示すように、比較的小径の上流部22に所定間隔毎に外方へ突出する支持部63を設けることとしてもよい。図に示す例では、支持部63は、下流部23の内面に当接している。かかる構成とすることで、上流部22及び下流部23間の隙間の存在に起因して、がたつき、異音等が発生するのを防止することができる。また、上流部22及び下流部23間に周方向に所定間隔毎に別体で支持体を介在させてもよい。
【0033】
(c)上記実施の形態では、ヒータ44を設けることとしているが、該ヒータ44を省略することとしてもよい。
【0034】
(d)また、エアポンプ41やヒータ44等は、必ずしもエンジン11に搭載されていなくてもよく、エンジン11とは離れた位置に設置されていてもよい。
【0035】
(e)排気触媒としては、必ずしも三元触媒を採用せずともよく、例えば、酸化触媒、還元触媒をそれぞれ別個に設けることとしてもよい。
【0036】
(f)上記実施の形態では、内管21を上下2つに分断する構成について具体化しているが、3つ以上に分断してもよい。
【0037】
また、上記実施の形態から把握できるさらなる技術的思想の創作について記載する。
【0038】
(1)請求項1〜6のいずれかにおいて、前記排気触媒は、主として前記内燃機関の始動時において排気ガスを浄化するべく機能する初期触媒であること。
【0039】
(2)請求項1〜6、上記付記(1)のいずれかにおいて、前記上流部及び下流部のうち、一方が他方に対し支持されていること。かかる構成とすることで、内管のがたつきを抑制できる。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の排気浄化システムによれば、省スペース化を図るとともに、排気触媒における排気浄化をより効率的に行うことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における排気浄化システムの構成を示す平面模式図である。
【図2】排気マニホルド等の内部構造を示す部分断面図である。
【図3】内管の重合部分等を示す拡大部分断面図である。
【図4】別の実施の形態における内管の重合部分等を示す拡大部分断面図である。
【図5】別の実施の形態における内管の重合部分を示す断面図である。
【符号の説明】
11…内燃機関としてのエンジン、12…排気マニホールド、14…排気触媒としての初期触媒、17…排気触媒としてのメイン触媒、21…内管、22…上流部、23…下流部、24…重合部分、31…外管、41…二次空気発生手段としてのエアポンプ、42…二次空気導入管、43…導入口、44…加熱手段としてのヒータ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気浄化システムに係り、特に、排気マニホールド内に二次空気を供給することによる排気浄化システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関から排出される排気ガスを浄化するべく、排気系に二次空気を導入するという技術がある(例えば、特開平10−8952号公報等)。この技術においては、排気マニホールドとして、インナマニホールド及びアウタマニホールドからなる二重管構造が採用されている。そして、外部の二次空気導入管を介して、アウタマニホールドに形成された二次空気導入口へ供給された二次空気が、インナマニホールド及びアウタマニホールド間に形成された二次空気通路部を通ってインナマニホールド内部へと導入される。このように、排気マニホールド内に二次空気通路部を設けることで、エンジンルーム内での省スペース化等が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記技術では、インナマニホールドに円形状の連通孔が形成されており、二次空気通路部を通った二次空気は、該連通孔からインナマニホールド内へと導入される。このため、二次空気は、インナマニホールド内に局所的に導入されることとなり、排気ガスと均質に混合しにくくなる。従って、下流側の触媒での浄化作用、より具体的には一酸化炭素、炭化水素の酸化等が促進されにくくなってしまうおそれがある。
【0004】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、省スペース化を図るとともに、排気触媒における排気浄化をより効率的に行うことの可能な排気浄化システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明においては、内燃機関に取付けられ、各気筒からの排気ガスを下流側へ導出するための排気マニホールドを、内管と、内管の外周に対し所定間隔を隔てて配設された外管とから構成し、二次空気発生手段から供給される二次空気を、前記外管から前記内管内部へと供給し、下流側に設けられた排気触媒における排気浄化機能を強化せしめるよう構成された排気浄化システムにおいて、前記内管を少なくとも上流部及び下流部により構成し、該上流部と下流部との重合部分を環状又は略環状の所定の隙間を隔てた挿通状態とすることで、前記外管側から供給された二次空気を内管内部へと供給可能としたことをその要旨としている。
【0006】
上記請求項1に記載の発明によれば、内燃機関の各気筒からの排気ガスが排気マニホールドを通って下流側へ導出される。排気マニホールドは内管と外管とから構成され、二次空気発生手段から供給される二次空気が、外管から内管内部へと供給される。これにより、排気ガスに空気(酸素)が積極的に混合されることとなり、下流側に設けられた排気触媒における排気浄化機能が強化される。さて、本発明では、内管が、少なくとも上流部及び下流部により構成され、上流部と下流部との重合部分が環状又は略環状の所定の隙間を隔てた挿通状態とされている。このため、外管側から供給された二次空気が、前記重合部分の隙間から内管内部へと供給される。従って、局所的に内管内部へと二次空気が導入されていた従来技術とは異なり、導出される排気ガスの周囲から環状又は略環状に二次空気が供給されることから、排気ガスと二次空気とがより均質に混合され、下流側の排気触媒において、触媒活性がより高められ、浄化が促進される。その結果、外部に露出する二次空気の供給経路が長くならず省スペース化を図ることができるとともに、排気浄化をより効率的に行うことができる。さらに、内管の重合部分に隙間が形成されるため、熱による伸縮、変形等が起こったとしても、内管にダメージを及びにくくすることができる。
【0007】
また、請求項2に記載の発明では、内燃機関に取付けられ、各気筒からの排気ガスを下流側へ導出するための排気マニホールドを、内管と、内管の外周に対し所定間隔を隔てて配設され、上流端及び下流端が前記内管に固定された外管とから構成し、前記内燃機関に搭載された二次空気発生手段から供給される二次空気を、前記外管の導入口から前記内管内部へと供給し、下流側に設けられた排気触媒における排気浄化機能を強化せしめるよう構成された排気浄化システムにおいて、前記内管を少なくとも上流部及び下流部により構成し、該上流部と下流部との重合部分を環状又は略環状の所定の隙間を隔てた挿通状態とすることで、前記外管の導入口から供給された二次空気を内管内部へと供給可能としたことを特徴とする排気浄化システムをその要旨としている。
【0008】
上記請求項2に記載の発明によれば、内燃機関の各気筒からの排気ガスが排気マニホールドを通って下流側へ導出される。排気マニホールドは内管と、上下流端にて内管に固定された外管とから構成され、二次空気発生手段から供給される二次空気が、外管の導入口から内管内部へと供給される。これにより、排気ガスに空気(酸素)が積極的に混合されることとなり、下流側に設けられた排気触媒における排気浄化機能が強化される。さて、本発明では、内管が、少なくとも上流部及び下流部により構成され、上流部と下流部との重合部分が環状又は略環状の所定の隙間を隔てた挿通状態とされている。このため、外管側から供給された二次空気が、前記重合部分の隙間から内管内部へと供給される。従って、局所的に内管内部へと二次空気が導入されていた従来技術とは異なり、導出される排気ガスの周囲から環状又は略環状に二次空気が供給されることから、排気ガスと二次空気とがより均質に混合され、下流側の排気触媒において、触媒活性がより高められ、浄化が促進される。その結果、外部に露出する二次空気の供給経路が長くならず省スペース化を図ることができるとともに、排気浄化をより効率的に行うことができる。さらに、内管の重合部分に隙間が形成されるため、熱による伸縮、変形等が起こったとしても、内管にダメージを及びにくくすることができる。
【0009】
さらに、請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の排気浄化システムにおいて、前記外管の導入口は、前記重合部分よりも上流側に設けられていることをその要旨としている。
【0010】
上記請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用効果に加えて、外管の導入口が重合部分よりも上流側に設けられているので、外管の導入口から導入された二次空気が、前記隙間から、排気ガスの流れに沿って(流れに逆らうことなく)内管内へと供給される。従って、供給される二次空気の圧力等をさほど高めずとも均質な混合を図ることが可能となる。
【0011】
併せて、請求項4に記載の発明では、請求項1乃至3のいずれかに記載の排気浄化システムにおいて、前記重合部分において、前記上流部よりも下流部のほうが大径となっていることをその要旨としている。
【0012】
上記請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3に記載の発明の作用効果に加えて、重合部分において、前記上流部よりも下流部のほうが大径となっているため、二次空気が、前記隙間から、排気ガスの流れに沿って(流れに逆らうことなく)下流部内へと供給される。従って、供給される二次空気の圧力等をさほど高めずとも均質な混合を図ることが可能となる。また、各気筒から火炎等が内管へともたらされることがあるが、下流部のほうが大径となっているため、前記火炎等が内管外部へと飛び出してしまい、外管側が異常に高温となってしまうといった事態を抑制できる。
【0013】
加えて、請求項5に記載の発明では、請求項1乃至4のいずれかに記載の排気浄化システムにおいて、前記二次空気発生手段から供給される二次空気を加熱する加熱手段を設けたことをその要旨としている。
【0014】
上記請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4に記載の発明の作用効果に加えて、加熱手段によって二次空気発生手段から供給される二次空気が加熱される。このため、内燃機関の始動時等においては、排気触媒へと供給される排気ガスの温度が比較的低いことが懸念されるところであるが、二次空気が加熱されることから、混合ガスの温度が高められ、触媒活性を高めることができる。結果として、始動時等における排気浄化効率を一層高めることが可能となる。
【0015】
また、請求項6に記載の発明では、請求項1乃至5のいずれかに記載の排気浄化システムにおいて、前記排気触媒は三元触媒であることをその要旨としている。
【0016】
上記請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の発明の作用効果に加えて、排気触媒が三元触媒であるため、一酸化炭素、炭化水素の酸化等が促進されるとともに、高負荷時等における窒素酸化物の還元も促進される。結果として、排気触媒による排気浄化作用を総合的に促進させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、排気マニホルドを具体化した一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
図1に示すように、内燃機関としてのエンジン11には、該エンジン11の各気筒と連通するようにして排気マニホールド12が固定されている。排気マニホールド12は各気筒に対応するべく分岐部を有するとともに、下流側において集合させられた集合部を有している。集合部の下流側には、パイプ部13を介して初期触媒14が接続されている。初期触媒14の下流側には、ベローズ15及びパイプ部16を介してメイン触媒17が接続されている。メイン触媒17の下流側には、図示しない排気管が接続されている。初期触媒14は、主としてエンジン11の始動時において排気ガスを浄化するべく機能し、メイン触媒17は主としてエンジン11の暖気後において、排気ガスを浄化するべく機能する。本実施の形態では、初期触媒14及びメイン触媒17は、共に三元触媒によって構成されている。
【0019】
図2に示すように、本実施の形態における排気マニホールド12は、各気筒からの排気ガスを下流側へ導出するための内管21と、該内管21の外周側に対し、所定間隔隔てて配設され、内管21と略相似形状をなす外管31とを備えており、いわば二重管構造を有している。外管31の上下流端は、内管21に固定されている。
【0020】
次に、本実施の形態の排気浄化機構について詳細に説明する。
【0021】
図1,2に示すように、エンジン11には、二次空気発生手段としてのエアポンプ41が搭載されている。エアポンプ41には、二次空気導入管42が接続され、該二次空気導入管42は、外管31に形成された導入口43に接続されている。また、二次空気導入管42の途中には、加熱手段としてのヒータ44が設けられ、該ヒータ44も、前記エアポンプ41と同様、エンジン11に搭載されている。そして、エアポンプ41にて発生させられた二次空気は、ヒータ44にて加熱された後、加熱二次空気となって導入口43から内管21及び外管31間の隙間に供給されるようになっている。
【0022】
さて、図3に示すように、本実施の形態において、前記内管21は、上流部22及び下流部23によって構成されている。上流部22及び下流部23は、共に断面円形状をなし、両者22,23の接合しあう部位は、互いに重なり合う重合部分24となっている。該重合部分24において、下流部23は拡径されており、上流部22よりも大径となっている。すなわち、上流部22と下流部23との重合部分24には、環状の隙間が形成されており、両者22,23は挿通状態とされている。本実施の形態における両者22,23間の隙間は、0.3mm〜5.0mmの範囲内に設定されているが、かかる数値に何ら限定されるものではない。かかる隙間が存在することで、前記外管31の導入口43から供給された加熱二次空気は、隙間を通って内管21内部、より詳しくは下流部23内部へと供給されるようになっている。
【0023】
次に、上記のように構成されてなる本実施の形態の作用効果について説明する。
【0024】
エンジン11の始動時等においては、初期触媒14等における温度は比較的低く、初期触媒14等における活性は比較的低い。かかる状況下、本実施の形態では、エアポンプ41が作動させられ、ヒータ44で加熱された二次空気が二次空気導入管42を通って導入口43から外管31及び内管21の間の空間へと導入される。そして、該空間へ導入された加熱二次空気は、上流部22と下流部23との重合部分における環状の隙間から内管21(下流部23)内部へと供給される。
【0025】
従って、円形の孔から局所的に内管内部へと二次空気が導入されていた従来技術とは異なり、導出される排気ガスの周囲から環状に二次空気が供給されることとなり、排気ガスと加熱二次空気とがより均質に混合される。そのため、下流側の初期触媒14等において、触媒活性がより高められ、かつ、酸素リッチとなった排気ガスの酸化が促進される。その結果、外部に露出する二次空気の供給経路が長くならず省スペース化を図ることができるとともに、排気浄化をより効率的に行うことができる。
【0026】
さらに、内管21の重合部分24に隙間が形成されているため、内管21は、上流部22及び下流部23の重合部分においていわば開放端となっている。従って、熱による伸縮、変形等が起こったとしても、内管21にダメージを及びにくくすることができる。
【0027】
さらに、本実施の形態では、外管31の導入口43は、重合部分24よりも上流側に設けられており、かつ、重合部分24において、上流部22よりも下流部23のほうが大径となっている。このため、二次空気が、前記隙間から、排気ガスの流れに沿って(流れに逆らうことなく)下流部内へと円滑に供給される。従って、エアポンプ41のポンプ圧力をさほど高めずとも均質な混合を図ることが可能となる。また、各気筒から火炎等が内管21へともたらされることがあるが、下流部23のほうが大径となっているため、前記火炎等が内管21外部へと飛び出すといった事態を抑制でき、外管31側が異常に高温となってしまうといった事態を防止できる。
【0028】
併せて、上流部22よりも下流部23のほうが大径となっており、前記重合部分24の直下流側においては、オリフィス効果によって内管21内に負圧部位が形成されやすい。従って、二次空気がよりスムースに内管21内へと案内される。
【0029】
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
【0030】
(a)上記実施の形態では、重合部分24において下流部23が拡径されることで、上流部22よりも大径とされているが、図4に示すように、上流部22の下流端が小径とされることで、結果的に下流部23が上流部22よりも大径とされていてもよい。特に、図に示す例では、上流部22の下流端がテーパ部61を介して小径部62を具備している。かかる構成とすることで、二次空気は、前記隙間から滑らかに内管21(下流部23)の中心方向へと案内されやすい。
【0031】
(b)上記実施の形態では、下流部23が上流部22よりも大径とされているが、下流部23が上流部22よりも小径となっていてもよい。
【0032】
(c)また、上記実施の形態では、重合部分24において上流部22及び下流部23間には全周に隙間が形成されているが、必ずしも全周に隙間が形成されていなくてもよい。例えば、図5に示すように、比較的小径の上流部22に所定間隔毎に外方へ突出する支持部63を設けることとしてもよい。図に示す例では、支持部63は、下流部23の内面に当接している。かかる構成とすることで、上流部22及び下流部23間の隙間の存在に起因して、がたつき、異音等が発生するのを防止することができる。また、上流部22及び下流部23間に周方向に所定間隔毎に別体で支持体を介在させてもよい。
【0033】
(c)上記実施の形態では、ヒータ44を設けることとしているが、該ヒータ44を省略することとしてもよい。
【0034】
(d)また、エアポンプ41やヒータ44等は、必ずしもエンジン11に搭載されていなくてもよく、エンジン11とは離れた位置に設置されていてもよい。
【0035】
(e)排気触媒としては、必ずしも三元触媒を採用せずともよく、例えば、酸化触媒、還元触媒をそれぞれ別個に設けることとしてもよい。
【0036】
(f)上記実施の形態では、内管21を上下2つに分断する構成について具体化しているが、3つ以上に分断してもよい。
【0037】
また、上記実施の形態から把握できるさらなる技術的思想の創作について記載する。
【0038】
(1)請求項1〜6のいずれかにおいて、前記排気触媒は、主として前記内燃機関の始動時において排気ガスを浄化するべく機能する初期触媒であること。
【0039】
(2)請求項1〜6、上記付記(1)のいずれかにおいて、前記上流部及び下流部のうち、一方が他方に対し支持されていること。かかる構成とすることで、内管のがたつきを抑制できる。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の排気浄化システムによれば、省スペース化を図るとともに、排気触媒における排気浄化をより効率的に行うことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における排気浄化システムの構成を示す平面模式図である。
【図2】排気マニホルド等の内部構造を示す部分断面図である。
【図3】内管の重合部分等を示す拡大部分断面図である。
【図4】別の実施の形態における内管の重合部分等を示す拡大部分断面図である。
【図5】別の実施の形態における内管の重合部分を示す断面図である。
【符号の説明】
11…内燃機関としてのエンジン、12…排気マニホールド、14…排気触媒としての初期触媒、17…排気触媒としてのメイン触媒、21…内管、22…上流部、23…下流部、24…重合部分、31…外管、41…二次空気発生手段としてのエアポンプ、42…二次空気導入管、43…導入口、44…加熱手段としてのヒータ。
Claims (6)
- 内燃機関に取付けられ、各気筒からの排気ガスを下流側へ導出するための排気マニホールドを、内管と、内管の外周に対し所定間隔を隔てて配設された外管とから構成し、二次空気発生手段から供給される二次空気を、前記外管から前記内管内部へと供給し、下流側に設けられた排気触媒における排気浄化機能を強化せしめるよう構成された排気浄化システムにおいて、
前記内管を少なくとも上流部及び下流部により構成し、該上流部と下流部との重合部分を環状又は略環状の所定の隙間を隔てた挿通状態とすることで、前記外管側から供給された二次空気を内管内部へと供給可能としたことを特徴とする排気浄化システム。 - 内燃機関に取付けられ、各気筒からの排気ガスを下流側へ導出するための排気マニホールドを、内管と、内管の外周に対し所定間隔を隔てて配設され、上流端及び下流端が前記内管に固定された外管とから構成し、前記内燃機関に搭載された二次空気発生手段から供給される二次空気を、前記外管の導入口から前記内管内部へと供給し、下流側に設けられた排気触媒における排気浄化機能を強化せしめるよう構成された排気浄化システムにおいて、
前記内管を少なくとも上流部及び下流部により構成し、該上流部と下流部との重合部分を環状又は略環状の所定の隙間を隔てた挿通状態とすることで、前記外管の導入口から供給された二次空気を内管内部へと供給可能としたことを特徴とする排気浄化システム。 - 前記外管の導入口は、前記重合部分よりも上流側に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の排気浄化システム。
- 前記重合部分において、前記上流部よりも下流部のほうが大径となっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の排気浄化システム。
- 前記二次空気発生手段から供給される二次空気を加熱する加熱手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の排気浄化システム。
- 前記排気触媒は三元触媒であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の排気浄化システム。
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2002
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