JP2004067621A - 消臭香 - Google Patents

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Tetsuzo Shinjo
新庄 哲三
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KAMEYAMA KK
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Abstract

【課題】あらゆる臭いの消臭に対応でき室内浄化も期待できる消臭香を提供すること。
【解決手段】炭粉、たぶ粉及び樹脂系結合剤を基本成分とし、水酸化アルミニウムを吸着剤成分として含む香組成物で成形(整形)されてなる消臭香。炭粉の一部又は全部が白炭粉からなり、さらに、前記成分以外に、モノテルペン系の中和反応型脱臭剤を含有する。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、香に関し、特に、気密性の高い部屋での供香や、ホテルや公的施設等、冠婚葬祭兼用のホール(式場)を利用する場合における供香に好適な香(線香)に関する。
【0002】
ここでは、線香を例にとり説明するが、これに限られるものではない。
【0003】
本明細書で、配合単位は、特に断らない限り、質量単位である。
【0004】
【背景技術】
従来の供香の(仏前に供える)ための線香(以下、単に「線香」と言う。)は、一般的に、下記のようにして製造していた。(特公昭51−6217号公報等参照)。
【0005】
たぶ粉(椨粉)を結合母材(整形剤、マトリックス)として、香料(機能成分)及び他の副資材(染料、防カビ剤、保香剤、結合補助剤、等)を添加混合させた粉状の線香組成物に、水(通常湯)を加えて混練して団子状にしたものを、押出機にかけて、適当な太さの線状に押出後、裁断・乾燥して製造する。
【0006】
ここで、たぶ粉とは、クスノキ科の常緑高木であるたぶ(椨)の樹皮(甘皮)または葉を打撃粉砕して精粉化したものである。このたぶ粉は、水(湯)を加えて香料及び他の副資材とともに混練した場合、粘土状となり押出成形を可能とする整形剤としての作用を奏するとともに、乾燥後も十分な形状保持性を与える凝集力を有して結合母材(マトリックス)の作用を奏する。そして、線香として使用するに際して、適度の速度(通常、3〜5mm/min )で燃焼する。このため、たぶ粉は、現在でも線香の整形剤及び結合母材の主流である。
【0007】
こうして製造した線香は、樹皮等から得たたぶ粉及びCMCを結合母材とするため、セルロースを多量に含み、煙が多く出る。
【0008】
しかし、昨今の住宅は、室の保温性・防音性等の見地から、集合住宅ばかりでなく、一般住宅においても、気密性が従来にもまして増大してきている。
【0009】
このため、煙の多く出る線香は、敬遠される傾向にあり、少煙タイプの線香が上市されつつある。
【0010】
他方、上記のようなホテルや公的施設においては、冠婚葬祭兼用にホールを使用する場合がある。すなわち、前日に葬祭儀式を行なった後に、冠婚儀式を翌日に行なう。
【0011】
このような場合、前日の供香の臭いが翌日には完全に消えていることが望ましく、さらには、その他の臭い(人が集合したことによるさまざまな臭い等)も浄化されて消えていることが望ましい。
【0012】
このため、上記少煙線香を適用することが考えられるが、香料成分を多量に含むため、上記要請には、応え難いことが分かった。
【0013】
本発明は上記にかんがみて、ほとんど臭いの消臭が可能で、さらには室内浄化も期待できる消臭香を提供することを目的とする。
【0014】
【発明の開示】
本発明者らは、上記問題点を解決するために、本発明者らが、先に提案した少煙線香(特開平7−309736号)において、香料成分をなくす又は少量とし、さらには、他の成分を組み合わせた下記構成の消臭香とすることにより、上記課題を解決できることを見出した。
【0015】
炭粉、たぶ粉及び樹脂系結合剤を基本成分として含み、さらに、活性炭と水酸化アルミニウムとを吸着剤成分として含む香組成物で成形(整形)されてなる香において、
炭粉の一部又は全部が白炭粉からなり、さらに、前記成分以外に、臭気中和型消臭剤を含有することを特徴とする。
【0016】
炭粉の一部として白炭粉を使用し、臭気中和型消臭剤を組み合わせることにより、それらが相乗して消臭性が格段に向上するとともに浄化も期待できる。
【0017】
上記臭気中和型消臭剤としては、モノテルペンアルコール、フェニルアルキルアルコール(C1〜C3)及びモノテルペン炭化水素の組み合わせが望ましい。
【0018】
この複合型の臭気中和型消臭剤の組成比は、通常、モノテルペンアルコール/フェニルアルキルアルコール(C1〜C3)/モノテルペン炭化水素=3/3.5/3.5〜9.5/0.25/0.25、の比率とする。
【0019】
上記構成において、さらに、炭酸カルシウムを燃焼遅延兼煙希薄化剤として配合することが、少煙性が、結果的には消臭性がさらに向上して望ましい。
【0020】
また、上記構成において、樹脂系結合剤としては、多糖類誘導体を使用することが、合成ポリマーべースのものに比して、燃焼時の臭いが穏やかで望ましい。
【0021】
そして、香組成物の組成範囲は、通常、下記の如くとする。
【0022】
炭粉:30〜50質量%(白炭粉が全体比率で2質量%以上)、たぶ粉:10〜30質量%、樹脂系結合剤:1〜10質量%、活性炭:1〜5質量%、水酸化アルミニウム:10〜30質量%、炭酸カルシウム:5〜15質量%、中和反応型消臭剤:0.1〜5質量%、他成分:残部、からなる。
【0023】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、詳細に説明をする。以下の説明において、配合部数を示す「%」は、とくに断らない限り、「質量%」である。
【0024】
本発明の消臭香は、炭粉、たぶ粉及び樹脂系結合剤を基本成分として含む、さらに、活性炭と水酸化アルミニウムとを吸着剤成分として含む香組成物で成形(整形)されてなる構成を前提とするものである。
【0025】
炭粉及びたぶ粉は、燃焼速度の調節に必然的であり、樹脂系結合剤は整形性の見地から必然的である。
【0026】
ここで、炭粉は炭(木炭)の粉砕物をいい、活性炭の如く、賦活処理していないものをいう。
【0027】
炭粉の配合量は、通常20〜50%、望ましくは25〜45%、最も望ましくは35%前後とする。炭粉は香の燃焼速度の基本となり、少な過ぎても多過ぎても適度な燃焼速度の持続及び燃焼維持が困難となる。
【0028】
たぶ粉は、上記で説明した通りのもので、たぶの採取部位(樹皮と葉)により、産地等により性状がばらつく。また、「シナ粉」と呼ばれるものも含む。
【0029】
たぶ粉の配合量は、通常10〜40%、望ましくは15〜35%、最も望ましくは25%前後とする。たぶ粉は結合剤としての作用とともに燃焼を持続させる作用を奏する。炭粉同様、少な過ぎても多過ぎても適度な燃焼速度の持続及び燃焼維持が困難となる。
【0030】
上記炭粉及びたぶ粉は粒径60〜120メッシュ、望ましくは、80〜100メッシュのものを使用する(Tyler 標準篩い)。粒径が小さすぎると、整形材料の混練性に問題が発生し易く、逆に大き過ぎると、整形性に問題が発生し易い。
【0031】
樹脂系結合剤は、たぶ粉のみでは後述の無機化合物を整形結合させることは困難であるため、添加するものである。
【0032】
樹脂系結合剤としては、線香業界で線香強度(結合性)を増大させるために多用されているカルボキシメチルセルロース(CMC)を好適に使用できるが、他の多糖類誘導体(セルロース・アミロース等)でもよい。多糖類誘導体は、合成ポリマーべースのものに比して、燃焼時に発生する臭いが穏やかなためである。
【0033】
樹脂系結合剤の配合量は、所定の結合強度を達成できれば可及的に少ないほうが望ましい(たぶ粉に比して臭いが強い。)。すなわち、後述の無機系副資材の配合量により異なるが、通常2〜10%、望ましくは4〜8%、最も望ましくは5%前後とする。配合量が少なすぎては、所定の結合強度を達成し難く、配合量が多過ぎては、粘度が高くなり過ぎて整形が困難となるとともに、線香としたときの灰落ち性が低下して、燃焼持続が困難となる。
【0034】
上記構成において、本発明の香組成物は、水酸化アルミニウムを、望ましくは活性炭とともに吸着剤成分として含むことを第一の特徴とする。
【0035】
活性炭とは、木炭、やしがら、石炭チャーその他の原料を、十分に炭化させたのち、水蒸気法などにより活性化(賦活化)させたもので、カーボンブラック等も含む概念である。
【0036】
水酸化アルミニウムとしては、吸着性の良好な水和ゲル化物(Al O ・nH Oの一般式で示される。)が望ましく、例えば、中心粒径50μm前後のものを使用する。
【0037】
ここで、水酸化アルミニウム(水和酸化アルミニウム)は、不燃性吸着剤であり、活性炭は可燃性吸着剤であり、それぞれ、少煙化作用とともに、消臭作用を奏する。
【0038】
本発明では、炭粉がある程度の可燃性吸着剤としての作用を奏するため、水酸化アルミニウムのみでもよいが、活性炭が炭粉に比して臭いを強く吸収できるため、活性炭を少量でも含ませるほうが望ましい。
【0039】
水酸化アルミニウムの配合量は、線香に要求される燃焼速度に応じて、15〜35%、望ましくは20〜30%、最も望ましくは25%前後とする。水酸化アルミニウムの配合量が少なすぎると、少煙効果を得難く、逆に多すぎると、燃焼持続が困難となる(立ち消えのおそれがある。)。
【0040】
また活性炭の配合量は、通常1〜6%、望ましくは2〜5%、最も望ましくは3%前後とする。
【0041】
そして、上記構成において、本発明の消臭香は、炭粉の一部又は全部を白炭粉とするとともに、前記成分以外に、中和反応型消臭剤を含有させることを特徴とする。
【0042】
ここで白炭粉における、白炭(シロズミ)とは、黒炭(クロズミ)対する語で、黒炭を軟炭と称するのに対し硬炭とも称され、黒炭に比して炭質が硬く緻密であり火持ちが良好である。白炭は燃焼に際して消臭作用の増大に寄与するものと推定される。白炭のうち、ウバメガシを原料とする備長炭を使用することが、特に、消臭・浄化(殺菌・抗菌等)作用が強くて望ましい。
【0043】
白炭粉の配合量は、炭粉全部を白炭粉としてもよいが、燃焼性及び価格の見地から、通常、炭粉全体の1/2以下、望ましくは、1/3以下で、かつ、組成物全体比率で2%以上、望ましくは3%以上とする。白炭粉の配合比率が過少では、浄化作用を得難い。
【0044】
この中和反応型消臭剤とは、他の吸着脱臭では捕獲できない臭い分子を中和(結合反応)させて消臭させ得るもので、前述の吸着剤(水酸化アルミニウム・活性炭)、白炭粉の臭気浄化作用と協働して、あらゆるタイプの臭気に対応するためである。
【0045】
中和反応型消臭剤の配合量は、消臭剤の種類により異なるが、通常0.01〜2%、望ましくは0.05〜0.15%、最も望ましくは0.1%前後とする。
【0046】
ここで、中和反応型消臭剤としては、通常、モノテルペン系のものを含有するものが望ましく、さらには、モノテルペンアルコール、フェニルアルキルアルコール(C1〜C3)及びモノテルペン炭化水素の組み合わせた複合型が望ましく(下記参照:「(化学大辞典編集委員会編「化学大辞典6」(昭和37年)共立出版p.205)から引用)、さらに望ましくは、単環モノテルペンアルコール、フェニルエチルアルコール及び単環モノテルペン炭化水素、特に、α−テルピネオール、α−フェニルエチルアルコール及びリモネンを必須とする複合型であることが、効果が顕著で望ましい。
【0047】
これらの組成比は、3/3.5/3.5〜9.5/0.25/0.25、望ましくは、5/2.5/2.5〜7/1.5/1.5とする。
【0048】
モノテルペンアルコール:シトロネロール、ゲラニオール、ネロール、リナロール、メントール、テルピネオール、カルベオール、ツイルアルコール、ピカノンフェオール、フェンチルアルコール、ボルネオール等
フェニルアルキルアルコール:フェニルエチルアルコール、フェニルメチルアルコール、フェニルブチルアルコール(各異性体含む。)
モノテルペン炭化水素:ミルセン、オシメン、リモネン、テルピノレン、テルピネン、フェランドレン、シルベストレン、サピネン、カレン、ピネン、カンフェン、トリシクレン、フェンチェン等
なお、テルピネオール及びフェニルエチルアルコールは、α、β、γを問わないが、通常、α―テルピネオール及びα−フェニルエチルアルコールを使用することが望ましい。
【0049】
さらに、本発明においては、炭酸カルシウムを燃焼遅延兼煙希薄化剤として配合することが望ましい。
【0050】
炭酸カルシウムは、強熱により二酸化炭素を発生するため、燃焼速度を遅延させる作用を奏するとともに、煙濃度を希薄化させる作用を奏する。
【0051】
その配合量は、通常2〜15%、望ましくは4〜10%、最も望ましくは7%前後とする。炭酸カルシウムの配合比率が過少では、煙希薄化効果を奏し難く、過多では、燃焼速度が遅くなり、立ち消えのおそれがある。
【0052】
上記線香組成物には、無香・無臭を目的とする場合は、香は原則的に無配合とするが、目的に応じては、多少の香りを必要とする場合があり、そのような場合は、汎用の香料成分を少量(5%未満、望ましくは3%未満)配合してもよい。
【0053】
そして、香料成分が過多では、残り香を完全に除去することが困難となる。この香料成分としては、植物性の沈香(じんこう)、白檀(びゃくだん)、丁子(ちょうじ)、薫陸(くんろく)、樟脳など、動物性の麝(じゃ)香、海里(かいり)香、霊猫(れいび)香、などの内から一種を選択、または、2種以上を適宜混合して、さらには、合成香料を適宜用いる。
【0054】
本発明の消臭香は、上記各成分に、他の副資材(染料、防カビ剤、結合補助剤、等)を添加混合して粉状の線香組成物とし、従来と同様にして、水(通常湯)を加えて混練して団子状にしたものを、押出機にかけて、適当な太さの線状に押出後、裁断・乾燥して製造する。
【0055】
【実施例】
以下、本発明の効果を確認するために行った実施例・比較例・従来例について説明をする。
【0056】
(1) 下記に示す配合処方において、消臭剤を、
実施例…α−テルピネオール/α−フェニルエチルアルコール/リモネン=3/1/1混合物(重量比)0.1部、
比較例・・・消臭剤(竹酢液) 2部、
とした線香組成物100部に対して、湯(80℃)約50部を加えて混練を行ったものを、孔径2mmの多孔ダイスを用いて線状に押出し成形後、裁断して乾燥板上で、24時間室温乾燥を行って実施例・比較例の各線香を得た。
【0057】
線香組成物処方
炭粉(備長炭粉5%を含む。)     35%
たぶ粉               23%
CMC                5%
活性炭                3%
水酸化アルミニウム(水和ゲル化物) 23%
炭酸カルシウム            7%
消臭剤               変 量
その他(防黴剤等)         残り%
(2) 上記で得た実施例・比較例の消臭線香と市販の同一線径の少煙タイプ線香(従来例)を、それぞれ同時に着火して、その直上に広口びん(500cc)を下側に約1cmの隙間を明けて被せた。そして、びん内の煙による透明度を所定時間単位(5分)ごとに目視判定した。
【0058】
その結果は、実施例・比較例では、5min 経過後も背面透視可能であったのに対し、従来例では、1min 経過後に薄曇りとなった。
【0059】
(3) また、上記で得た実施例・比較例の線香の先端に火をつけ、5分後にその真上1cmの隙間をあけ、コニカルビーカ(500mL)を逆さにして被せて5分間捕獲した臭いを下記判定基準により臭気鑑定士6人により判定した。
【0060】
0:無臭、
1:やっと感知できる臭い、
2:何の臭いであるかがわかる弱い臭い、
3:楽に感知できる臭い、
4:強い臭い、
5:強烈な臭い、
そして、6個の判定値のうち最大値と最小値を除き、残りの4個の判定値の算術平均値から、6段階臭気強度表示法(臭気対策研究協会)に準拠して臭気強度を求めた。
【0061】
その結果(臭気強度)は、実施例:2.5、比較例:3.5と明らかに、実施例(本発明)の線香は、消臭剤として竹酢液を使用した比較例の線香に比して消臭作用が大きいことが確認できた。
【0062】
【産業上の利用の可能性】
本発明の消臭香は、通常、線香の形態で使用するが、ブロック状の香の形態であってもよい。本発明の消臭香は、仏事ばかりでなく、慶事においても、さらには、本来の室内の消臭を目的として、業務用ないし個人用における使用も期待できる。

Claims (9)

  1. 炭粉、たぶ粉及び樹脂系結合剤を基本成分として含み、さらに、水酸化アルミニウムを吸着剤成分として含む香組成物で成形(整形)されてなる香において、
    前記炭粉の一部又は全部が白炭粉からなり、さらに、前記成分以外に、臭気中和型消臭剤を含有することを特徴とする消臭香。
  2. 前記臭気中和型消臭剤が、モノテルペンアルコール、フェニルアルキルアルコール(C1〜C3)及びモノテルペン炭化水素を必須とする複合型であることを特徴とする請求項1記載の消臭香。
  3. 前記臭気中和型消臭剤の組成比が、モノテルペンアルコール/フェニルアルキルアルコール(C1〜C3)/モノテルペン炭化水素=3/3.5/3.5〜9.5/0.25/0.25の比率であることを特徴とする請求項2記載の消臭香。
  4. 前記樹脂系結合剤が多糖類誘導体であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の消臭香。
  5. 炭粉、たぶ粉及び樹脂系結合剤を基本成分として含み、さらに、活性炭と水酸化アルミニウムとを吸着剤成分として、炭酸カルシウムを燃焼遅延兼煙希薄化剤としてそれぞれ含む香組成物で成形(整形)されてなる香において、
    前記炭粉の一部又は全部が白炭系であり、さらに、前記成分以外に、臭気中和型消臭剤を含有することを特徴とする消臭香。
  6. 前記臭気中和型消臭剤が、モノテルペンアルコール、フェニルエチルアルコール及びモノテルペン炭化水素を必須とする複合型であることを特徴とする請求項5記載の消臭香。
  7. 前記臭気中和型消臭剤の組成比が、モノテルペンアルコール/フェニルエチルアルコール/モノテルペン炭化水素=3/3.5/3.5〜9.5/0.25/0.25の比率であることを特徴とする請求項7記載の消臭香。
  8. 香組成物が、炭粉:30〜50質量%(白炭粉が組成物全体比率で2質量%以上)、たぶ粉:10〜30質量%、樹脂系結合剤:1〜10質量%、活性炭:1〜5質量%、水酸化アルミニウム:10〜30質量%、炭酸カルシウム:5〜15質量%、臭気中和型消臭剤:0.01〜2%、他成分:残部、からなる組成であることを特徴とする請求項4、5又は6記載の消臭香。
  9. 前記樹脂系結合剤が多糖類誘導体であることを特徴とする請求項7記載の消臭香。
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