JP2004067538A - 経口線溶酵素剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】新規な経口線溶酵素剤を提供すること。
【解決手段】納豆菌の生菌を経口線溶酵素剤として使用する。
【解決手段】納豆菌の生菌を経口線溶酵素剤として使用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、経口線溶酵素剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
我々は1980年、世界で初めてそれまで静注薬であったウロキナーゼをヒトに経口投与しても血中線溶発現が可能であることを認めて以降(H. Sumi et al., Tromb. Res, 20: 711, 1980)、その線溶発現の機序を検討(H. Sumi etal., Enzyme, 33: 121, 1985; J. Clin. Invent., 75: 1212, 1985; Blood, 66: 69, 1985)、あるいは経口化により適した線溶酵素の検索を行い、漢方薬である地竜(ミミズ)(H. Sumi et al., Comp. Biochem. Physiol, 106B: 763, 1993; Biosci.Biotech. Biochem, 57: 1726, 1993)、カツオの塩辛(H. Sumi et al.: Comp.Biochem. Physiol, 112B: 543, 1995)、インドネシアの伝統食品であるテンペ(須見ら,生化学,61: 834, 1989; 月刊フードケミカル、12: 72, 1990; 日農化誌、71: 234, 1997)、あるいは我が国の伝統食品である納豆中に新しい酵素を発見した(H. Sumi et al.: Experientia, 3: 1110, 1987)。
【0003】
特に納豆から分離されたナットウキナーゼは分子当りの線溶活性が最も高く、また食品由来で安全性も高いと考えられ経口投与で長時間血液中の線溶活性を高め血栓溶解に働くことから(H. Sumi et al.: Acta Haematol, 84: 139, 1990; 須見、植物資源の生理活性物質ハンドブック4、納豆キナーゼ、p.579、谷村監修、サイエンスフォーラム、1998; H. Sumi.: Proceedings of International Workshop on Integrated Application of Agricultural Resources of Healthy Nature and Human, p.98, National Food Research Institute, 2000;須見、日本微生物資源学会、第8回大会講演要旨集、p.15(東京農業大学)、2001)、最近は「血の巡り」改善目的の健康食品としても実用化されつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、新規な経口線溶酵素剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
納豆菌の生菌を経口線溶酵素剤として使用する。
【0006】
【発明の実施の形態】
目黒研究所(大阪)より提供された納豆菌(Bacillus subtilis natto BN−1)を用いて納豆菌の経口投与実験を行った。即ち、この菌の乾燥粉末 生菌数4×1011cells /g dry weight の経口投与による血中線溶発現を血栓モデルのラットおよび健常人で検討した。
【0007】
なお、ヒトへの納豆菌の投与実験はヘルシンキ条約に従い、血液学的に異常のない健常ボランティアーで行った。その際の血漿Euglobulin Lysis Time(ELT)は既報2 )の如く、また血中t−PA活性はStephenらの方法15 )でプラスミノーゲンの活性化で生じたプラスミンのH−D−Val−Leu−Lys−pNA分解能を国際単位(IU)に換算して表示した15 )。
【0008】
(1)血栓症動物への投与実験
ラットへ乳酸1.5g/kgを2時間持続点滴することによって正常動物には見られない血栓数の増加が確認された(83.1±5.5/5葉)。しかし、この時点で前もって納豆菌を経口投与しておくと血栓数は有意に減少することが分かった(表3)。その他、本実験動物での血液検査も調べてみたが、血漿ELTの延長傾向は、未投与ラットで 230±18min であるのに対して 50mg/kg の納豆菌投与で 380±23min、200mg/kg の納豆菌投与群では 268±21min が見られた。
【0009】
表1:実験的肺塞栓症及びラットへの納豆菌の経口投与
【0010】
表1中の数字は、平均±標準偏差値(雄、n=5−8)、*p<0.05、**p<0.01:コントロール群との有意差を示す。
【0011】
(2)健常ヒトでの摂取実験
成人ボランティアが同じ納豆菌を100mg/kg摂取して1−4時間目には血漿ELTの短縮、およびt−PA活性の上昇が見られることが分かった(表2)。
【0012】
表2:納豆菌の経口投与によって生じる血中線溶活性の変化
ELT:ユーグロブリン溶解時間
t−PA:組織プラスミノーゲンアクチベーター
【0013】
表2に示す実験においては、健常成人に体重kg当り100mgの納豆菌を摂取させた。また、表中の数値は、平均±標準偏差値。*p<0.05:コントロール群との有意差を示す。
【0014】
その他、実験動物及びヒトでの血液中の凝固活性をカルシウム再加時間及びプロトロンビン時間で調べてみたが、共に投与前後で有意の変化は見られなかった。ここで、血液凝固系としては、クロットデジタムTE−20(エルマ光学)を用い、血漿0.2mlと50mMCaCl20.1mlをセル内に添加してカルシウム再加凝固時間を、またセル内に血漿0.1mlとリオプラスチン(持田製薬5mg/ml)0.2mlをセル内に添加してプロトロンビン時間を測定した。
【0015】
以上のように、納豆菌(生菌)を肺血栓モデルのラットに対して経口投与すると血栓数の減少が認められること、またヒトボランティアーにおいてもELTの短縮及びt−PA活性の上昇が見られることなど、納豆菌にはin−vivoで血中線溶亢進を高める作用のあることが示された。
【0016】
以下、本発明について考察する。古くから我が国では納豆の効能が知られているが、血中線溶系への影響に関しては全てナットウキナーゼ発見以降のことである。さらに最近は納豆中にpro−UK activator17 )、あるいはFAS18 )など他の線溶関連因子が存在することも証明されているが、いずれにせよ生きた納豆菌そのものによる血液線溶系の亢進は初めてである。今回の成績は、納豆菌に関するこれまでの小沢らの消化管モデルでの実験19 )、ブタでの投与実験20 )、あるいは最近の我々の血中ビタミンK濃度に及ぼす影響実験21 )などを考え合わせると、納豆菌が消化管内で作り出すナットウキナーゼも生理的に血中線溶発現に働き得ると言える。
【0017】
以上、本発明の実施例(実施形態、実施態様)について説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲に示された技術的思想の範疇において変更可能なものである。例えば、納豆菌の生菌に他の物質を混合することによって経口線溶剤を構成することも可能である。
【0018】
引用文献
1) Sumi, H., Hamada, H., Tsushima, H., Mihara, H., Muraki, H.: A novel fibrinolytic enxyme (nattokinase) in the vegetable cheese natto, a typical and popular food of the japanese deit. Experientia, 43: 1110−1111, 1987.
2) Sumi, H., Hamada, H., Nakanishi, K., Hiratani, H.: Enhancement of thefibrinolytic activity in plasma by oral administration of nattokinase. Acta Haematol, 84: 139−143, 1990.
3) 須見洋行、中島伸佳、田谷直俊、: 血栓溶解酵素ナットウキナーゼの活性測定法、日本醸協誌、88: 482−486,1993.
4) 須見洋行、納豆キナーゼ、植物資源の生理活性物質ハンドブック、谷村顕雄監修、p.579−583、サイエンスフォーラム、東京、1998.
5) 須見洋行、納豆の機能成分と応用商品、Food Style 21, 3: 37−40,1999.
6) 須見洋行、納豆由来の機能成分の研究、デイリーフード、296: 25−30, 2000.
7) 西村慶子、浜本順次、安達和彦、山崎厚志、高木茂、玉井嗣彦、納豆食が奏効したと思われる切迫期網膜中心静脈閉塞症、眼科臨床医報、88:1381−1385, 1994.
8) フーズパイオニア編集、納豆沿革史、全国納豆協同組合連合会、東京1975.
9) 折茂肇、骨粗鬆症についての最近の知見、日本医事新報、3967: 1−11, 1996.
10) 須見洋行、納豆菌発酵、及び納豆摂取時の被験者の血液中のビタミンK(メナキノン−7)濃度、日本家政誌、50: 309−312, 1999.
11) Hosoi, T., Nutrition, 17: 315−321, 2001.
12) Sumi, H.: Accumulation of vitamin K (menaquinone−7) in plasma after ingestion of natto and natto bacillus (B. subtilis natto). Food Sci. Technol. Res., 5: 48−50,1999.
13) Summaria, L.; Arzadan, L.; Bernabe, P.; Robbins, K.C.: The activation of plasminogen to plasmin by urokinase in the presence of the plasmin inhibitor Trasylol. J. biol. Chem., 250: 3988−3995, 1975.
14) Tomikawa, M., Ogaw, H. and Abiko, Y.: Experimental model of pulmonary thrombosis in rat. Thromb. Diath. Haemorrh, 31: 86−102, 1974.
15) Koh Stephen CL, Yuen R, Viegas OAC, Chua SE, NgBL, Sen DK, Ratnam SS.: A plasmin generation method for determination of tissue plasminoge activater (t−PA) activity in blood. Immunol Cell Biol, 67: 197−203, 1989.
16) 須崎兼孝、納豆菌に関する実験的研究、目黒研究所報告,5: 241−307,1960.
17) 須見洋行、馬場健史、岸本憲明、納豆中のプロウロキナーゼ活性酵素と血栓溶解能、食科工、43:1124−1127, 1996.
18) 須見洋行、佐々木智広、矢田貝智恵子、小崎泰宣、納豆中に含まれる線溶賦活物質とその性質、日本農化誌、74:1259−1264, 2000.
19) Ozawa, K., Yabuuchi, K., Yamanaka, K., Yamashita, Y., Ueba, K and Miwatani, T.: Antagonistic effects of Bacillus natto and Streptococcus Faecalis on growth of Candida albicans, Microbiol. Immunol, 23: 1147−1156, 1979.
20) 木村誠、小沢恭輔、横田弘、光岡知足、離乳豚の腸内菌に及ぼす納豆菌(Bacillus subtilis ) BN株投与の影響,獣医畜産新報、733: 12−18, 1982.
21) Sumi, H., Ohsugi, T., Yanagisawa, Y., Saito, J.: Increase of plasma vitamin K (menaquinone−7) concentration by Bacillus natto ingestion,Ann Nutr Metab, 45(suppl 1): 113, 2001.
【産業上の利用分野】
本発明は、経口線溶酵素剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
我々は1980年、世界で初めてそれまで静注薬であったウロキナーゼをヒトに経口投与しても血中線溶発現が可能であることを認めて以降(H. Sumi et al., Tromb. Res, 20: 711, 1980)、その線溶発現の機序を検討(H. Sumi etal., Enzyme, 33: 121, 1985; J. Clin. Invent., 75: 1212, 1985; Blood, 66: 69, 1985)、あるいは経口化により適した線溶酵素の検索を行い、漢方薬である地竜(ミミズ)(H. Sumi et al., Comp. Biochem. Physiol, 106B: 763, 1993; Biosci.Biotech. Biochem, 57: 1726, 1993)、カツオの塩辛(H. Sumi et al.: Comp.Biochem. Physiol, 112B: 543, 1995)、インドネシアの伝統食品であるテンペ(須見ら,生化学,61: 834, 1989; 月刊フードケミカル、12: 72, 1990; 日農化誌、71: 234, 1997)、あるいは我が国の伝統食品である納豆中に新しい酵素を発見した(H. Sumi et al.: Experientia, 3: 1110, 1987)。
【0003】
特に納豆から分離されたナットウキナーゼは分子当りの線溶活性が最も高く、また食品由来で安全性も高いと考えられ経口投与で長時間血液中の線溶活性を高め血栓溶解に働くことから(H. Sumi et al.: Acta Haematol, 84: 139, 1990; 須見、植物資源の生理活性物質ハンドブック4、納豆キナーゼ、p.579、谷村監修、サイエンスフォーラム、1998; H. Sumi.: Proceedings of International Workshop on Integrated Application of Agricultural Resources of Healthy Nature and Human, p.98, National Food Research Institute, 2000;須見、日本微生物資源学会、第8回大会講演要旨集、p.15(東京農業大学)、2001)、最近は「血の巡り」改善目的の健康食品としても実用化されつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、新規な経口線溶酵素剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
納豆菌の生菌を経口線溶酵素剤として使用する。
【0006】
【発明の実施の形態】
目黒研究所(大阪)より提供された納豆菌(Bacillus subtilis natto BN−1)を用いて納豆菌の経口投与実験を行った。即ち、この菌の乾燥粉末 生菌数4×1011cells /g dry weight の経口投与による血中線溶発現を血栓モデルのラットおよび健常人で検討した。
【0007】
なお、ヒトへの納豆菌の投与実験はヘルシンキ条約に従い、血液学的に異常のない健常ボランティアーで行った。その際の血漿Euglobulin Lysis Time(ELT)は既報2 )の如く、また血中t−PA活性はStephenらの方法15 )でプラスミノーゲンの活性化で生じたプラスミンのH−D−Val−Leu−Lys−pNA分解能を国際単位(IU)に換算して表示した15 )。
【0008】
(1)血栓症動物への投与実験
ラットへ乳酸1.5g/kgを2時間持続点滴することによって正常動物には見られない血栓数の増加が確認された(83.1±5.5/5葉)。しかし、この時点で前もって納豆菌を経口投与しておくと血栓数は有意に減少することが分かった(表3)。その他、本実験動物での血液検査も調べてみたが、血漿ELTの延長傾向は、未投与ラットで 230±18min であるのに対して 50mg/kg の納豆菌投与で 380±23min、200mg/kg の納豆菌投与群では 268±21min が見られた。
【0009】
表1:実験的肺塞栓症及びラットへの納豆菌の経口投与
【0010】
表1中の数字は、平均±標準偏差値(雄、n=5−8)、*p<0.05、**p<0.01:コントロール群との有意差を示す。
【0011】
(2)健常ヒトでの摂取実験
成人ボランティアが同じ納豆菌を100mg/kg摂取して1−4時間目には血漿ELTの短縮、およびt−PA活性の上昇が見られることが分かった(表2)。
【0012】
表2:納豆菌の経口投与によって生じる血中線溶活性の変化
ELT:ユーグロブリン溶解時間
t−PA:組織プラスミノーゲンアクチベーター
【0013】
表2に示す実験においては、健常成人に体重kg当り100mgの納豆菌を摂取させた。また、表中の数値は、平均±標準偏差値。*p<0.05:コントロール群との有意差を示す。
【0014】
その他、実験動物及びヒトでの血液中の凝固活性をカルシウム再加時間及びプロトロンビン時間で調べてみたが、共に投与前後で有意の変化は見られなかった。ここで、血液凝固系としては、クロットデジタムTE−20(エルマ光学)を用い、血漿0.2mlと50mMCaCl20.1mlをセル内に添加してカルシウム再加凝固時間を、またセル内に血漿0.1mlとリオプラスチン(持田製薬5mg/ml)0.2mlをセル内に添加してプロトロンビン時間を測定した。
【0015】
以上のように、納豆菌(生菌)を肺血栓モデルのラットに対して経口投与すると血栓数の減少が認められること、またヒトボランティアーにおいてもELTの短縮及びt−PA活性の上昇が見られることなど、納豆菌にはin−vivoで血中線溶亢進を高める作用のあることが示された。
【0016】
以下、本発明について考察する。古くから我が国では納豆の効能が知られているが、血中線溶系への影響に関しては全てナットウキナーゼ発見以降のことである。さらに最近は納豆中にpro−UK activator17 )、あるいはFAS18 )など他の線溶関連因子が存在することも証明されているが、いずれにせよ生きた納豆菌そのものによる血液線溶系の亢進は初めてである。今回の成績は、納豆菌に関するこれまでの小沢らの消化管モデルでの実験19 )、ブタでの投与実験20 )、あるいは最近の我々の血中ビタミンK濃度に及ぼす影響実験21 )などを考え合わせると、納豆菌が消化管内で作り出すナットウキナーゼも生理的に血中線溶発現に働き得ると言える。
【0017】
以上、本発明の実施例(実施形態、実施態様)について説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲に示された技術的思想の範疇において変更可能なものである。例えば、納豆菌の生菌に他の物質を混合することによって経口線溶剤を構成することも可能である。
【0018】
引用文献
1) Sumi, H., Hamada, H., Tsushima, H., Mihara, H., Muraki, H.: A novel fibrinolytic enxyme (nattokinase) in the vegetable cheese natto, a typical and popular food of the japanese deit. Experientia, 43: 1110−1111, 1987.
2) Sumi, H., Hamada, H., Nakanishi, K., Hiratani, H.: Enhancement of thefibrinolytic activity in plasma by oral administration of nattokinase. Acta Haematol, 84: 139−143, 1990.
3) 須見洋行、中島伸佳、田谷直俊、: 血栓溶解酵素ナットウキナーゼの活性測定法、日本醸協誌、88: 482−486,1993.
4) 須見洋行、納豆キナーゼ、植物資源の生理活性物質ハンドブック、谷村顕雄監修、p.579−583、サイエンスフォーラム、東京、1998.
5) 須見洋行、納豆の機能成分と応用商品、Food Style 21, 3: 37−40,1999.
6) 須見洋行、納豆由来の機能成分の研究、デイリーフード、296: 25−30, 2000.
7) 西村慶子、浜本順次、安達和彦、山崎厚志、高木茂、玉井嗣彦、納豆食が奏効したと思われる切迫期網膜中心静脈閉塞症、眼科臨床医報、88:1381−1385, 1994.
8) フーズパイオニア編集、納豆沿革史、全国納豆協同組合連合会、東京1975.
9) 折茂肇、骨粗鬆症についての最近の知見、日本医事新報、3967: 1−11, 1996.
10) 須見洋行、納豆菌発酵、及び納豆摂取時の被験者の血液中のビタミンK(メナキノン−7)濃度、日本家政誌、50: 309−312, 1999.
11) Hosoi, T., Nutrition, 17: 315−321, 2001.
12) Sumi, H.: Accumulation of vitamin K (menaquinone−7) in plasma after ingestion of natto and natto bacillus (B. subtilis natto). Food Sci. Technol. Res., 5: 48−50,1999.
13) Summaria, L.; Arzadan, L.; Bernabe, P.; Robbins, K.C.: The activation of plasminogen to plasmin by urokinase in the presence of the plasmin inhibitor Trasylol. J. biol. Chem., 250: 3988−3995, 1975.
14) Tomikawa, M., Ogaw, H. and Abiko, Y.: Experimental model of pulmonary thrombosis in rat. Thromb. Diath. Haemorrh, 31: 86−102, 1974.
15) Koh Stephen CL, Yuen R, Viegas OAC, Chua SE, NgBL, Sen DK, Ratnam SS.: A plasmin generation method for determination of tissue plasminoge activater (t−PA) activity in blood. Immunol Cell Biol, 67: 197−203, 1989.
16) 須崎兼孝、納豆菌に関する実験的研究、目黒研究所報告,5: 241−307,1960.
17) 須見洋行、馬場健史、岸本憲明、納豆中のプロウロキナーゼ活性酵素と血栓溶解能、食科工、43:1124−1127, 1996.
18) 須見洋行、佐々木智広、矢田貝智恵子、小崎泰宣、納豆中に含まれる線溶賦活物質とその性質、日本農化誌、74:1259−1264, 2000.
19) Ozawa, K., Yabuuchi, K., Yamanaka, K., Yamashita, Y., Ueba, K and Miwatani, T.: Antagonistic effects of Bacillus natto and Streptococcus Faecalis on growth of Candida albicans, Microbiol. Immunol, 23: 1147−1156, 1979.
20) 木村誠、小沢恭輔、横田弘、光岡知足、離乳豚の腸内菌に及ぼす納豆菌(Bacillus subtilis ) BN株投与の影響,獣医畜産新報、733: 12−18, 1982.
21) Sumi, H., Ohsugi, T., Yanagisawa, Y., Saito, J.: Increase of plasma vitamin K (menaquinone−7) concentration by Bacillus natto ingestion,Ann Nutr Metab, 45(suppl 1): 113, 2001.
Claims (2)
- 納豆菌の生菌を含有することを特徴とする経口線溶酵素剤。
- 前記納豆菌を主成分として含有することを特徴とする経口線溶酵素剤。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006116949A1 (fr) * | 2005-04-30 | 2006-11-09 | Chengdu Di'ao Jiuhong Pharmaceutical Factory | Nouvelle souche du bacillus subtilis et son utilisation dans la préparation de médicament pour traiter la thrombose |
JP2008106064A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-05-08 | Honda Trading Corp | t−PA亢進物質及びその製造方法 |
-
2002
- 2002-08-02 JP JP2002226274A patent/JP2004067538A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006116949A1 (fr) * | 2005-04-30 | 2006-11-09 | Chengdu Di'ao Jiuhong Pharmaceutical Factory | Nouvelle souche du bacillus subtilis et son utilisation dans la préparation de médicament pour traiter la thrombose |
JP2008106064A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-05-08 | Honda Trading Corp | t−PA亢進物質及びその製造方法 |
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A02 | Decision of refusal |
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