JP2004067183A - 容器とホルダの組立体 - Google Patents

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Katsumi Kameda
亀 田 克 巳
Haruko Furuta
古 田 晴 子
Kenji Tsuchimura
土 村 健 治
Shinji Saiki
斎 木 真 司
Yukio Oshima
尾 島 由起夫
Shiro Hayakawa
早 川 史 朗
Osamu Mogi
茂 木   修
Tsutayoshi Kuwagaki
桑 垣 傳 美
Hiroshi Kanda
神 田   弘
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】容器本体内の内容物に対して可能な限り外気がふれることを防止することができる容器とホルダの組合体を提供する。
【解決手段】注出口付容器10は容器本体25と、容器本体25に取付けられた注出口11とを備えている。注出口11は容器本体25に融着された一対の取付板14と、取付板14から外方へ突出する筒状部12とを有している。筒状部12内に薄肉部18aを介してシール板18が取付けられている。注出口11に、シール板11を開封する突き刺しノズル58を有する注出キャップ50が装着されている。注出口付容器10は、ホルダ30により保持されている。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は流体食品等の内容物を収納する注出口付容器を有する容器とホルダの組立体に係り、とりわけ外気を効果的に遮断することができる容器とホルダの組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より流体食品を収納する注出口付容器として、内容物が充てんされた容器本体と、容器本体に取付けられた注出口と、注出口に装着されたキャップとを有するものが知られている。
【0003】
使用時において、キャップを注出口から取外し、その後容器本体を傾けることにより、容器本体内の内容物を注出口から外方へ排出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように容器本体内に充てんされた内容物は注出口から排出されるが、内容物が酒や油調味料などの酸化しやすいものは一度キャップを外すと内容物と外気がふれ、品質の劣化や味の低下が生じるものが多い。。
【0005】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、容器本体内の内容物と外気とを効果的に遮断することができる容器とホルダの組立体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、容器本体と、容器本体に取付けられた注出口とを備え、この注出口は容器本体の一側に融着された取付部と、取付部から外方へ突出するとともに外面に外ねじを有する筒状部とを有し、注出口内に破断自在のシール板を取付けた注出口付容器と、注出口付容器の注出口に装着され、注出ノズルと、この注出ノズルに連通する逆止弁と、シール板を開封する突き刺しノズルと、注出ノズルを開閉する開閉蓋とを有する注出キャップと、注出口付容器を保持するホルダと、を備えたことを特徴とする容器とホルダの組立体である。
【0007】
本発明は、ホルダは対向する2側面に開口を有する筐体状となっており、ホルダの上面に一側面の開口に連通する上面スリットが設けられ、注出口はこの上面スリット内に挿入されることを特徴とする容器とホルダの組立体である。
【0008】
本発明は、注出口は下方フランジと、下方フランジの上方に位置する上方フランジとを有し、下方フランジと上方フランジとの間に、上面スリットの側縁が配置されることを特徴とする容器とホルダの組立体である。
【0009】
本発明は、ホルダの上面スリットの側縁に、注出口を保持する保持突起が設けられていることを特徴とする容器とホルダの組立体である。
【0010】
本発明は、注出口のうち上方フランジと下方フランジとの間の筒状部はホルダの上面スリットの幅と同一の直径を有することを特徴とする容器とホルダの組立体である。
【0011】
本発明は、ホルダの上面に、上方フランジまたは下方フランジのいずれか一方と係合するガイド段部が形成され、ガイド段部に係合するフランジは多角形状を有していることを特徴とする容器とホルダの組立体である。
【0012】
本発明は、ホルダ内のうち他側面の開口近傍に、容器本体をこの他側面の開口へ導く案内リブが設けられていることを特徴とする容器とホルダの組立体である。
【0013】
本発明は、ホルダの上面に上方へ突出するストッパと、ストッパ近傍に位置するとともに半径方向外方へ突出するラチェットとが設けられ、注出キャップの内面に、ストッパに係合する第1リブと、ラチェットを乗り越える第2リブとが設けられ、ストッパと第1リブとによって注出キャップの時計方向の動きが規制され、ラチェットと第2リブとによって注出キャップの反時計方向の動きが規制されることを特徴とする容器とホルダの組立体である。
【0014】
本発明は、突き刺しノズルの下端部には、シール板を破断させる先端を有する傾斜面が形成され、注出キャップは注出口にねじ係合しており、突き刺しノズルの先端がシール板に当接してから注出キャップが1/2回転以上1回転未満の範囲内で所定回転した場合に、ストッパと第1リブが係合することを特徴とする容器とホルダの組立体である。
【0015】
本発明は、突き刺しノズルの外周に、注出口の内面に当接するOリングが設けられ、このOリングにより、突き刺しノズルがシール板を開封した後容器本体内の内容物が外気にふれることを防止することを特徴とする容器とホルダの組立体である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0017】
図1乃至図11は本発明による容器とホルダの組立体を示す図である。
【0018】
図5乃至図7に示すように、本発明による容器とホルダの組立体は、注出口11を有する注出口付容器10と、注出口付容器10を保持するホルダ30と、注出口付容器10の注出口11に装着される注出ノズル50とを備えている。
【0019】
このような容器とホルダの組立体のうち、まず図1乃至図3により注出口付き容器10について説明する。図1乃至図3に示すように、注出口付容器10は内容物、例えば液体食品を収納する容器本体25と、容器本体25に取付けられた注出口11と、注出口11に装着されたキャップ20とを備えている。
【0020】
このうち容器本体25はスタンディングパウチタイプの容器本体、あるいはガゼットタイプの容器本体からなり、内部に液体食品が収納されている。
【0021】
このような容器本体25は、例えばポリエチレン(PE)、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、およびアルミ(Al)等の積層材から構成され、その内層は注出口11と同一の材料からなっている。
【0022】
また注出口11は容器本体25に融着されて固着されるようになっており、注出口11は容器本体25の一側に融着される一対の取付板(取付部)14と、一対の取付板14から外方へ突出するとともに外面に外ねじ12aを有する筒状部12とを有している。
【0023】
一対の取付板14は、船形の外形を有し、容器本体25の一側内面に挿入され、この容器本体25の内面に融着されるようになっている(図2(a)(b))。ここで図2(a)は注出口の外面図であり、図2(b)は図2(a)のB線方向矢視図である。
【0024】
さらに一対の取付板14内側には、筒状部12に連通するとともに、容器本体25内に延びる連通口13が設けられている。
【0025】
筒状部12の外面には、外ねじ12aから下方に向って順次バンド止め突部17と、バンド止めフランジ16が設けられている。このバンド止め突部17とバンド止めフランジ16は、後述するキャップ20のピルファープルーフバンド21を上下方向から係止するものである。
【0026】
また一対の取付板14の上方には、容器本体25の上端が係合する取付フランジ15が設けられている。
【0027】
また筒状部12の内部下方には、シール板18が取付けられている。シール板18はその外周に薄肉部18aを有し、この薄肉部18aを介して筒状部12内面に固着され、筒状部12内を封止している。またシール板18の位置は一対の取付板14の上方に位置している。
【0028】
次に図3により、キャップ20について説明する。キャップ20はその内面に、筒状部12の外ねじ12aに係合する内ねじ20aを有している。またキャップ20はその下方部分に、ピルファープルーフバンド21を有している。このピルファープルーフバンド21は薄肉部22を介してキャップ20aのキャップ本体20bに分離自在に取付けられており、内ねじ20aはキャップ本体20b側に設けられている。
【0029】
またピルファープルーフバンド21はその内側に円周状の突起21aを有しており、注出口11の筒状部12の外面にはバンド止め突部17とバンド止めフランジ16との間にバンド止めリブ19が設けられている。ピルファープルーフバンド21がキャップ本体20bから分離した場合、ピルファープルーフバンド21はバンド止め突部17とバンド止めフランジ16とによって上下方向の動きが規制される。同時にピルファープルーフバンド21の円周状突起21aがバンド止めリブ19に当接して、ピルファープルーフバンド21の半径方向の動きも規制される。
【0030】
なお、注出口11およびキャップ20は、いずれもポリエチレン(PE)、高密度ポリエチレン(HDPE)あるいはポリプロピレン(PP)から構成されている。
【0031】
図1乃至図3において、まず注出口11に予めキャップ20を装着しておく。次に容器本体25の一側にキャップ20が装着された注出口11が取付けられる。この場合、注出口11の一対の取付板14を容器本体25の一側にヒートシールして融着することにより、注出口11が容器本体25に取付けられる。その後容器本体25の図示しない開口から液体食品等の内容物が充てんされた後、容器本体25の開口がヒートシールされる。
【0032】
このようにして、容器本体25と、注出口11と、キャップ20とからなる注出口付容器10が得られる(図3)。
【0033】
この場合、キャップ20のキャップ本体20bとピルファープルーフバンド21とは薄肉部22を介して連結されている。
【0034】
次に図4により注出口11の変形例について説明する。
【0035】
図4(a)に示すように、注出口11の筒状部12内面のうち中間部分に、薄肉部18aを介してシール板18が取付けられている。また注出口11の筒状部12は、連通口13より小さな内径を有している。
【0036】
図4(a)において、シール板18は筒状部12の中間部分に設けられているので、一対の取付板14を容器本体25内にヒートシールする際、シール板18がシール熱の影響を受けることはほとんどない。
【0037】
また図4(b)に示すように、注出口11の筒状部に内面のうち上方部分に、薄肉部18aを介してシール板18を取付けてもよい。注出口11の筒状部12は、連通口13と略同一内径を有している。
【0038】
次に図5乃至図11により、容器とホルダの組立体を構成するホルダ30および注出キャップ50について説明する。
【0039】
このうち注出キャップ50は注出口付容器10の注出口11に装着されるものであり、図7(a)−(c)に示すように、注出口11の筒状部12外面に設けられた外ねじ12aに係合する内ねじ54aを有する内筒54と、内筒54の外側に配置されるとともに後述するホルダ30の上面に係合する外筒53とを有している。また内筒54の内側には液体食品等の内容物が流れる流通シリンダ62を有する突き刺しノズル58が設けられ、流通シリンダ62内には弁座62aが形成されている。また、流通シリンダ62内には、弁座62aに当接するボール(逆止弁)63が移動自在に設けられている。
【0040】
突き刺しノズル58の流通シリンダ62の下端外周にはOリング64が設けられ、さらに流通シリンダ62の下端には下方に向って突き刺しノズル58の下端部が延在している。
【0041】
Oリング64は筒状部12の内面に当接しており、突き刺しノズル58がシール板18を開封した後でも容器本体25内の内容物が外気にふれることはない。
【0042】
この突き刺しノズル58は円筒状をなし、その下端部には、先端60を有する傾斜面59が形成されている。この突き刺しノズル58はその先端60により注出口11のシール板18を開封するものである。この場合、突き刺しノズル58は、後述のように突き刺しノズル58の先端60がシール板18に当接してから注出キャップ50を注出口11に対して所定の範囲内で回転させることにより、具体的には1/2回転以上1回転未満の範囲内で回転させることにより、例えば本発明の実施の形態においては3/4回転させることにより、シール板18を開封するようになっている。
【0043】
また流通シリンダ62の上端には、上方へ向って注出ノズル51が延在しており、さらに内筒54と外筒53は各々の上端がキャップ上面50aに連結されている。このキャップ上面50aには注出ノズル51を開閉する開閉蓋52が揺動自在に取り付けられている。
【0044】
また外筒53内面には、後述するホルダ30のストッパ32に係合する第1リブ55と、ホルダ30のラチェット33に係合する第2リブ56とが各々設けられている。
【0045】
次に図5乃至図6および図8乃至図11により、ホルダ30について説明する。
【0046】
ホルダ30は注出口付容器10を保持するものであり、上面31と、4つの側面34,35,44,45と、底面46とを有し、全体として筐体状をなしている。
【0047】
ホルダ30の対向する側面34,35には、注出口付容器10の容器本体25が突出する開口34a,35aが形成されている。
【0048】
またホルダ30の上面31には注出口付容器10の注出口11が挿入される上面スリット36が設けられ、この上面スリット36は一方の側面34の開口34aに連通している。注出口11が上面スリット36内に挿入される場合、上面スリット36の側縁36aは注出口11の取付フランジ(下方フランジ)15と、バンド止めフランジ(上方フランジ)16との間に位置するようになっている。
【0049】
また注出口11のうち取付フランジ15とバンド止めフランジ16との間の筒状部12は、上面スリット36側縁36a間の幅Lと略同一の直径を有しており、このため注出口11を上面スリット36内にスムースに、かつがたつくことなく挿入することができる。
【0050】
また上面31に設けられた上面スリット36の側縁36aに、内側に向かって一対の保持突起37が設けられている。この保持突起37は注出口11を上面スリット36内に挿入した場合に、注出口11の筒状部12と係止して注出口11を上面スリット36内に保持するものである。
【0051】
またホルダ30の上面31には、その表面側に注出口11のバンド止めフランジ16と係合するガイド段部38が設けられている。バンド止めフランジ16は多角形状、例えば八角形状をなし、このバンド止めフランジ16の外縁がガイド段部38に係合することにより注出口11の回転運動を規制している。
【0052】
またガイド段部38の端部には、八角形状のバンド止めフランジ16に対応する多角形状部38aが形成されている。注出口11を上面スリット36内に挿入した後、注出口11を多角形状部38aまでもっていった場合、注出口11の筒状部12を保持突起37により保持するとともに、多角形状部38aに注出口11のバンド止めフランジ16を係合させて注出口11の回転移動を規制している。
【0053】
なお、ホルダ30の上面31には、注出キャップ50の外筒53に係合する係合リブ39が円周状に形成されており、この円周状の係合リブ39の外周には外筒53の内周面に当接して注出キャップ50のがたつきを防止するがた止め突起39aが設けられている。
【0054】
またホルダ30に設けられた円周状の係合リブ39には、上方へ突出するストッパ32と、ストッパ32の近傍に配置され半径方向外方へ突出するラチェット33とが各々設けられている。
【0055】
このうちストッパ32は注出キャップ50の第1リブ55に係合して注出キャップ50の時計方向の動きを規制するものである。また注出キャップ50の第2リブ56は、ラチェット33を乗り越えてこのラチェット33に係合し、これにより注出キャップ50の反時計方向の動きが規制される。
【0056】
さらにホルダ30の他方を側面35の開口35a近傍に、一方の側面34側から進入する注出口付容器10の容器本体25を他方の側面35の開口35a側へ導く案内リブ40が設けられている。この案内リブ40は、容器本体25をホルダ30内に引掛けることなく、スムースに他方の側面35の開口35a側へ導くものである。
【0057】
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
【0058】
まず容器本体25と、注出口11と、キャップ20とからなる注出口付容器10を準備する。
【0059】
次に注出口付容器10をホルダ30内に装着する。この場合、まず注出口付容器10をホルダ30の一方の側面34の開口34aからホルダ30内に挿入するとともに、注出口付容器10の注出口11をホルダ30の上面スリット36内に挿入する。
【0060】
この際、注出口11のうち取付フランジ15とバンド止めフランジ16との間の筒状部12を上面スリット36内に挿入する。取付フランジ15とバンド止めフランジ16との間の筒状部12の直径は、上面スリット36の側縁36a間の幅Lに略一致しているので、注出口11をがたつくことなく、スムースに上面スリット36内に挿入することができる。
【0061】
上面スリット36内に挿入された注出口11は、上面スリット36内の左端部まで進入する(図8参照)。この間、注出口11のバンド止めフランジ16がガイド段部38に係合するため、注出口11はガイド段部38により回転することなくスムースに上面スリット36の左端部まで案内される。
【0062】
注出口11が上面スリット36の左端部まで達すると、注出口11の筒状部12が保持突起37により保持される。同時に注出口11のバンド止めフランジ16がガイド段部38の多角形状部38aに係合するため、注出口11の回転移動を規制することができる。
【0063】
このようにして注出口11を上面スリット36の左端部に堅固に固定することができる。
【0064】
次にキャップ20を回転させて、注出口11の筒状部12から取外す。この場合、ピルファープルーフバンド21はバンド止め突部17により上方方向への動きが規制されているため、薄肉部22が破断してピルファープルーフバンド21がキャップ本体20bから分離して、バンド止め突部17とバンド止めフランジ16との間に残る。このことにより、注出口11の筒状部12からキャップ20の本体20bが取外された状態を外部から確認することができる。
【0065】
また、ピルファープルーフバンド21はバンド止め突部17とバンド止めフランジ16とによって上下方向への動きが規制され、またバンド止めリブ19により半径方向の動きも規制される。
【0066】
次に図7(a)−(c)により注出口11に注出キャップ50を装着する。
【0067】
まず図7(a)に示すように、注出口11に注出キャップ50の内筒54を合わせ、注出口11の外ねじ12aに注出キャップ50の内筒54の内ねじ54aを係合させ、注出キャップ50を時計方向に回転させる。
【0068】
この場合、流通シリンダ62の外周に設けられているOリング64が注出口11の筒状部12内面に当接するが、筒状部12の内径は上方に向かってわずかに大きくなっているためOリング64をスムースに筒状部12内へ挿入されることができる。
【0069】
更に注出キャップ50を時計方向に回転させると、注出口11の外ねじ12aと注出キャップ50内ねじ54aが少なくとも1周係合し、突き刺しノズル58の先端60がシール板18に当接する(図7(b))。
【0070】
更に注出キャップ50を時計方向に回転させる。突き刺しノズル58の先端60がシール板18に当接した後、所定の範囲内で回転させることにより、具体的には1/2回転以上1回転未満の範囲内で回転させることにより、例えば本発明の実施の形態においては3/4回転した時点で注出キャップ50の第2リブ56がホルダ30のラチェット33を乗り越え、同時に第1リブ55がホルダ30のストッパ32に係合する。この場合、第1リブ55とストッパ32とによって注出キャップ50の時計方向の動きが規制され、第2リブ56とラチェット33とによって注出キャップ50の反時計方向の動きが規制される(図7(c))。
【0071】
この間、突き刺しノズル58の先端60によってシール板18の薄肉部18aを破断させ、シール板18を開封することができる。突き刺しノズル58は、先端60がシール板18に当接してから所定の範囲内で回転させることにより、具体的には1/2回転以上1回転未満の範囲内で回転させることにより、例えば本発明の実施の形態においては3/4回転する間にシール板18を開封するので、突き刺しノズル58が1回転してシール板18を開封する場合と比較すると、シール板18の薄肉部18aに破断しない部分を残しておくことができる。このため突き刺しノズル58により開封されたシール板18が、注出口11から容器本体25内へ落下することを防止することができる。
【0072】
またシール板18の薄肉部18aは、シール板18の下方を切欠いて形成されているので、突き刺しノズル58が薄肉部18aに引掛ることはなく、また薄肉部18aが破断されたシール板18を下方へスムースに折曲げることができる。
【0073】
なお、図7(c)において、注出キャップ50のOリング64は、注出口11のうち外ねじ12aまたはバンド止め突部17から離れているため、この外ねじ12aおよびバンド止め突部17近傍に生じやすいひけによる密封性の低下を防ぐことができる。
【0074】
次に、注出キャップ50の開封蓋52を開とし、容器とホルダの組合体を引繰り返すことにより、容器本体25内の内容物を、注出口11の連通口13から筒状部12を介して注出キャップ50側へ導き、その後注出キャップ50の流通シリンダ58から注出ノズル51を経て、外方へ放出することができる。この場合、ボール62は注出ノズル51側へ移動して弁座62aから離れる。容器本体25は軟包装のパウチからなるので、内容物が取出されても外気圧によりパウチがつぶれエアバックすることがない。
【0075】
次に容器とホルダの組合体を元の位置まで戻して、開閉蓋52により注出ノズル51を覆う。このときボール62は弁座62a上に戻る。また、容器とホルダの組合体を元に戻したときはホール62が弁座62aに戻るので、外気が容器本体25内に侵入することがない。
【0076】
以上のように本実施の形態によれば、注出キャップ50の突き刺しノズル58を注出口11内に挿入してシール板18を破断するまでの間、及び、内容物を取出している間も容器本体25内の内容物を外気と遮断しておくことができるおくことができる。
【0077】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、注出口付容器の注出口内に破断自在にシール板を取付けたので、シール板を注出キャップの突き刺しノズルにより破断するまでの間、容器本体内の内容物に対して外気を効率的に遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による容器とホルダの組合体の注出口付容器を示す断面図。
【図2】本発明による容器とホルダの組合体の注出口付容器の外面を示す拡大図。
【図3】キャップが取付けられた注出口付容器を示す断面図。
【図4】注出口の変形例を示す断面図。
【図5】本発明による容器とホルダの組合体を示す正面図。
【図6】本発明による容器とホルダの組合体を示す側面図。
【図7】注出キャップを注出口に装着する状態を示す図。
【図8】ホルダの上面を示す平面図。
【図9】ホルダの上面を示す拡大図。
【図10】ホルダの上面を示す拡大側面図。
【図11】ホルダの上面を裏側からみた図。
【符号の説明】
10 注出口付容器
11 注出口
12 筒状部
13 連通口
14 一対の取付板
15 取付フランジ
16 バンド止めフランジ
17 バンド止め突部
18 シール板
18a 薄肉部
19 バンド止めリブ
20 キャップ
21 ピルファープルーフバンド
25 容器本体
30 ホルダ
31 上面
32 ストッパ
33 ラチェット
34 一方の側面
34a 開口
35 他方の側面
35a 開口
36 上面スリット
38 ガイド段部
40 案内リブ
50 注出キャップ
51 注出ノズル
52 開閉蓋
58 突き刺しノズル
60 先端

Claims (10)

  1. 容器本体と、容器本体に取付けられた注出口とを備え、この注出口は容器本体の一側に融着された取付部と、取付部から外方へ突出するとともに外面に外ねじを有する筒状部とを有し、注出口内に破断自在のシール板を取付けた注出口付容器と、
    注出口付容器の注出口に装着され、注出ノズルと、この注出ノズルに連通する逆止弁と、シール板を開封する突き刺しノズルと、注出ノズルを開閉する開閉蓋とを有する注出キャップと、
    注出口付容器を保持するホルダと、
    を備えたことを特徴とする容器とホルダの組立体。
  2. ホルダは対向する2側面に開口を有する筐体状となっており、
    ホルダの上面に一側面の開口に連通する上面スリットが設けられ、
    注出口はこの上面スリット内に挿入されることを特徴とする請求項1記載の容器とホルダの組立体。
  3. 注出口は下方フランジと、下方フランジの上方に位置する上方フランジとを有し、
    下方フランジと上方フランジとの間に、上面スリットの側縁が配置されることを特徴とする請求項2記載の容器とホルダの組立体。
  4. ホルダの上面スリットの側縁に、注出口を保持する保持突起が設けられていることを特徴とする請求項2記載の容器とホルダの組立体。
  5. 注出口のうち上方フランジと下方フランジとの間の筒状部は、ホルダの上面スリットの幅と同一の直径を有することを特徴とする請求項3記載の容器とホルダの組立体。
  6. ホルダの上面に、上方フランジまたは下方フランジのいずれか一方と係合するガイド段部が形成され、
    ガイド段部に係合するフランジは多角形状を有していることを特徴とする請求項3記載の容器とホルダの組立体。
  7. ホルダ内のうち他側面の開口近傍に、容器本体をこの他側面の開口へ導く案内リブが設けられていることを特徴とする請求項2記載の容器とホルダの組立体。
  8. ホルダの上面に上方へ突出するストッパと、ストッパ近傍に位置するとともに半径方向外方へ突出するラチェットとが設けられ、
    注出キャップの内面に、ストッパに係合する第1リブと、ラチェットを乗り越える第2リブとが設けられ、
    ストッパと第1リブとによって注出キャップの時計方向の動きが規制され、ラチェットと第2リブとによって注出キャップの反時計方向の動きが規制されることを特徴とする請求項1記載の容器とホルダの組立体。
  9. 突き刺しノズルの下端部には、シール板を破断させる先端を有する傾斜面が形成され、
    注出キャップは注出口にねじ係合しており、
    突き刺しノズルの先端がシール板に当接してから注出キャップが1/2回転以上1回転未満の範囲内で所定回転した場合に、ストッパと第1リブが係合することを特徴とする請求項8記載の容器とホルダの組立体。
  10. 突き刺しノズルの外周に、注出口の内面に当接するOリングが設けられ、このOリングにより、突き刺しノズルがシール板を開封した後容器本体内の内容物が外気にふれることを防止することを特徴とする請求項1記載の容器とホルダの組立体。
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