JP2004067013A - ウインドモール用クリップ - Google Patents

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Yuji Yamada
山田 雄二
Kazuhiko Kokubo
小久保 一彦
Haruo Wakano
若野 晴生
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Abstract

【課題】ウインドモールの取付不良を防止あるいは低減することのできるウインドモール用クリップを提供する。
【解決手段】ウインドモール用クリップは、リテーナ部材40とクリップ部材50とを備える。リテーナ部材40は、ボディパネル10に取付可能に形成される。クリップ部材50は、ウインドモール30に取付可能に形成される。リテーナ部材40とクリップ部材50との間には、相互に係合可能でかつウインドモール30の幅方向に並ぶウインド側の係合手段(係止爪43と係合爪57)及び反ウインド側の係合手段(係止爪44と係合爪58)を設ける。ウインド側の係合手段(係止爪43と係合爪57)は、ウインドモール30の取付角度を調整可能な係合手段とする。
【選択図】   図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等のウインドモール用クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のウインドモール用クリップには、図9に示すように、リテーナ部材140とクリップ部材150とを備えるものがある。リテーナ部材140は、ボディパネル110の取付孔115に嵌合されかつネジ117によって固定される。また、クリップ部材150は、ウインドモール130に取付けられる。リテーナ部材140にクリップ部材150が係合されることによって、ウインドモール130の取付けが完了する(例えば、実用新案文献1参照。)。
【0003】
【実用新案文献1】
実開平3−33559号公報(第1−2頁、図5参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したウインドモール用クリップでは、リテーナ部材140にクリップ部材150が一義的に係合されるものであった。一方、ウインドシールド120の取付位置、詳しくは厚さ方向(図9において上下方向)に関する取付位置には、製造上の誤差等によってばらつきが発生することがある。したがって、ウインドシールド120がボディパネル110側に近づき過ぎると、ウインドシールド120とウインドモール130との間に隙間が生じるという取付不良が発生する。また、逆に、ウインドシールド120がボディパネル110から離れ過ぎると、リテーナ部材140とクリップ部材150が未係合の状態でウインドシールド120とウインドモール130とが当接するという取付不良が発生する。
【0005】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ウインドモールの取付不良を防止あるいは低減することのできるウインドモール用クリップを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する請求項1に記載された発明のウインドモール用クリップは、リテーナ部材とクリップ部材とを備える。前記リテーナ部材は、ボディパネルに取付可能に形成される。前記クリップ部材は、ウインドモールに取付可能に形成される。前記リテーナ部材と前記クリップ部材との間には、相互に係合可能でかつ前記ウインドモールの幅方向に並ぶウインド側の係合手段及び反ウインド側の係合手段が設けられる。前記ウインド側の係合手段は、前記ウインドモールの取付角度を調整可能な係合手段としたものである。このように構成すると、リテーナ部材をボディパネルに取付け、また、クリップ部材をウインドモールに取付ける。そして、リテーナ部材には、クリップ部材をウインド側の係合手段及び反ウインド側の係合手段を介して係合する。さらに、ウインド側の係合手段によって、ウインドモールの取付角度をウインドシールドに対応した角度に調整することができる。したがって、仮にウインドシールドの取付位置にバラツキが生じた場合においても、ウインドモールの取付角度をウインドシールドに対応した角度に調整することによって、ウインドモールの取付不良を防止あるいは低減することができる。なお、本明細書でいう「ウインドモールの取付角度」とは、ウインドモールの幅方向の断面において、ボディパネルに対する取付状態のウインドモールがなす角度をいう。
【0007】
請求項2に記載された発明のウインドモール用クリップは、請求項1に記載のウインドモール用クリップであって、前記ウインド側の係合手段は、前記リテーナ部材に設けた複数の係止爪と、前記クリップ部材に設けられかつ前記複数の係止爪のいずれかに係合可能な係合爪とにより構成されたものである。このように構成すると、ウインド側の係合手段において、クリップ部材の係合爪がリテーナ部材の複数の係止爪のいずれかに係合することによって、ウインドモールの取付角度を調整することができる。また、ウインドモールに取付けられるクリップ部材の形状を簡素化することができ、そのクリップ部材が取付けられたウインドモールの取扱いに好都合である。
【0008】
請求項3に記載された発明のウインドモール用クリップは、請求項1又は2に記載のウインドモール用クリップであって、前記リテーナ部材は、前記ボディパネルに貼付けによって取付可能に形成される。前記リテーナ部材には、前記ボディパネルに対して嵌合によって位置決め可能な位置決め部が設けられたものである。このように構成すると、ボディパネルに対して位置決め部を嵌合させることによって、リテーナ部材をボディパネルの所定の取付位置に適確に貼付することができる。
【0009】
請求項4に記載された発明のウインドモール用クリップは、請求項3に記載のウインドモール用クリップであって、前記位置決め部は、前記リテーナ部材に対する折り曲げによって切断可能である。このように構成すると、位置決め部をリテーナ部材に対する折り曲げによって切断することができる。このため、ボディパネルにリテーナ部材を貼付した後で不要となる位置決め部を容易に除去することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を説明する。本実施の形態は、ウインドモール用クリップとして、図8に示すように、自動車Cのフロントウインドシールド20のウインドロアモール30に用いるウインドモール用クリップを例示する。説明の都合上、ウインドロアモール30に対応する自動車Cのボディパネル、フロントウインドシールド20、ウインドロアモール30の概要を述べた後、ウインドモール用クリップについて詳述する。なお、フロントウインドシールド20は本明細書でいう「ウインドシールド」に相当し、また、ウインドロアモール30は本明細書でいう「ウインドモール」に相当する。
【0011】
ボディパネルを説明する。図1に示すように、ボディパネル10は、例えば鋼板製のパネル材で、フロントウインドシールド20と平行状をなしかつ窓開口部(図示省略)を形成する平板部12と、その平板部12より表面上に向かって上り勾配をなす上傾板部13と、その上傾板部13より平板部12と平行状に延びる短板部14と、その短板部14より裏面側に向かって下り勾配をなす下傾板部15とを備えている。上傾板部13には、ウインドロアモール30の長手方向(図4において紙面表裏方向)に対応するリテーナ部材40(後述する)の取付位置を指示するほぼ半球状の目印部13aが突出されている。
【0012】
次に、フロントウインドシールド(以下、ウインドシールドという)20を説明する。図1に示されるウインドシールド20は、例えばガラス製あるいは樹脂製の板状材で、前記ボディパネル10の窓開口部(図示省略)を塞ぐように装着されている。ウインドシールド20の外周部の裏面側には、図4に示すように、ボディパネル10の平板部12に弾性変形を利用して密着するダム21及びシール材22が設けられている。
【0013】
次に、ウインドロアモール(以下、ウインドモールという)30を説明する。図1に示すように、ウインドモール30は、例えば、ステンレス製の金属製芯材31の表面を樹脂製の外装材34で被覆した押出し成形品からなる。図4に示すように、芯材31の両側端縁31a,31bを裏方へ折返し状に折り曲げることにより、一対の条溝32a,32bが形成されている。また、外装材34は、芯材31の幅方向(図4において左右方向)の中央部分を表面上(図4において上面)に露出させた状態で形成されている。また、外装材34には、両側方へ張出す一対のリップ片34a,34bが形成されている。各リップ片34a,34bは、それぞれ弾性変形可能いわゆる撓み変形可能になっている(図4中、二点鎖線34a,34b参照)。
【0014】
次に、ウインドモール用クリップを説明する。図1に示すように、ウインドモール用クリップは、リテーナ部材40とクリップ部材50とを備えている。リテーナ部材40とクリップ部材50は、例えば、それぞれ樹脂成形品によって形成されている。リテーナ部材40は、図1及び図2に示すように、ほぼ四角形板状の基板部41の中央部上に、ほぼ平面H字状をなす取付部42が傾斜状に形成されている。取付部42において、ウインドモール30の幅方向(図4において左右方向)に並ぶ上向き側(ウインド側)の側面42a及び下向き側(反ウインド側)の側面42bには、それぞれ先細り状をなす係止爪43,44が形成されている。反ウインド側の側面42bには1つの係止爪44が形成され、ウインド側の側面42aには複数、例えば3つの係止爪43が取付部42の高さ方向(図4において上下方向)に段階的に形成されている。
【0015】
前記リテーナ部材40の基板部41の取付面(図4において下面)には、熱硬化性テープ49が貼付されている。これにより、基板部41は、前記ボディパネル10の上傾板部13上に対する熱硬化性テープ49の貼付によって取付可能になっている。基板部41の一側縁(図2において左側縁)の中央部には、前記ボディパネル10の目印部13aに対応するほぼ三角形状の指示部45が突出されている。基板部41の指示部45を、ボディパネル10の目印部13aに対応させることにより、前記ウインドモール30の長手方向(図4において紙面表裏方向)に対応する所定位置にリテーナ部材40を配置することができる。
【0016】
前記リテーナ部材40の基板部41の他側縁(図2において右側縁)には、位置決め部48が一体的に設けられている。リテーナ部材40の基板部41と位置決め部48とは、薄肉部47を有する一対の接続片46によって接続されている。リテーナ部材40に対し位置決め部48が折り曲げられることによる接続片46の薄肉部47の折損によってその薄肉部47が容易に切断可能になっている。
【0017】
前記位置決め部48は、図4に示すように、リテーナ部材40の基板部41に対し上り勾配をなす上傾当接板部48aと、その上傾当接板部48aより裏面側に向かって下り勾配をなす下傾当接板部48bと、両当接板部48a,48bのなす頂部上に立ち上がるつまみ板部48cとを有している。上傾当接板部48a及び下傾当接板部48bは、ボディパネル10の上傾板部13及び下傾板部15に跨るようにしてそれぞれ面接触可能に形成されている。したがって、位置決め部48をボディパネル10の上傾板部13及び下傾板部15にあてがうことにより、ウインドモール30の幅方向(図4において左右方向)に対応する所定位置にリテーナ部材40を位置決めすることができる。また、位置決め部48をボディパネル10にあてがう際に、リテーナ部材40の熱硬化性テープ49がボディパネル10と離れるように、リテーナ部材40の基板部41と位置決め部48の上傾当接板部48aとが屈曲状態で形成されている(図4参照)。
【0018】
図4に示すように、前記位置決め部48の上傾当接板部48aには、リテーナ部材40の取付部42に対応する凹部48dが形成される(図1及び図2参照)。凹部48dは、リテーナ部材40に対し位置決め部48を折り曲げた際(図4中、二点鎖線48参照)に、取付部42に嵌合しかつその凹部48dの底辺が取付部42の先端面に当接可能になっている。
【0019】
図1及び図3に示すように、クリップ部材50は、ほぼ矩形枠状の主体部51を有している。主体部51内の中空部51aは、前記リテーナ部材40の取付部42に嵌合可能に形成されている(図5参照)。主体部51のウインド側の側縁(図3において左側)の両端部には、一対の弾性翼片52が先広がり状にかつ拡開方向に弾性変形いわゆる撓み変形可能に形成されている(図3中、二点鎖線52参照)。主体部51のウインド側の側縁は先細り状の係合突起55になっている。一対の弾性翼片52及び係合突起55は、前記ウインドモール30のウインド側の条溝32a内に係合可能になっている。また、主体部51の反ウインド側の側縁(図3において右側)の中央部には先細り状の上段突起53が形成され、その両端部には一対の先細り状の下段突起54が形成されている。図4に示すように、上段突起53と下段突起54との間には、前記ウインドモール30の反ウインド側の側端縁31bを係合可能になっている。
【0020】
図3に示すように、前記主体部51のウインド側の側部には長手方向に延びる長細孔51bが形成されており、これによって長細孔51bと中空部51aとの間に長細孔51b方へ撓み変形可能な撓み片部56が形成されている(図3中、二点鎖線56参照)。撓み片部56の中央部には、中空部51a側に突出する先細り状のウインド側の係合爪57が形成されている。ウインド側の係合爪57は、前記リテーナ部材40のいずれかの係止爪43に係合可能になっている(図5〜図7参照)。なお、リテーナ部材40の複数の係止爪43とクリップ部材50の1つの係合爪57とは、ウインドモール30の取付角度を調整可能な係合手段であって、本明細書でいう「ウインド側の係合手段」を構成している。また、主体部51の反ウインド側の側部には直列状に延びる複数本(例えば4本)の長孔51cが形成されている。
【0021】
図3に示すように、前記主体部51の反ウインド側の側部の中央部には、中空部51a側に突出する先細り状の反ウインド側の係合爪58が形成されている。反ウインド側の係合爪58は、前記リテーナ部材40の反ウインド側の係止爪44に係合可能になっている(図5参照)。なお、リテーナ部材40の係止爪44とクリップ部材50の係合爪58とは本明細書でいう「反ウインド側の係合手段」を構成している。また、前記した「ウインド側の係合手段」と「反ウインド側の係合手段」とは、ウインドモール30の幅方向に並んでいる。
【0022】
次に、上記したウインドモール用クリップの使用例を説明する。図4に示すように、位置決め部48のつまみ板部48cを指先等でつまみ、リテーナ部材40の基板部41の指示部45がボディパネル10の目印部13aに指向する位置において、位置決め部48の両当接板部48a,48bをボディパネル10の上傾板部13及び下傾板部15上にあてがう。これによって、リテーナ部材40が所定位置に位置決めされる。また、リテーナ部材40の基板部41と位置決め部48の上傾当接板部48aとが屈曲状態で形成され、熱硬化性テープ49がボディパネル10に対し離れた状態となるので、リテーナ部材40の位置決めを容易に行うことができる。続いて、リテーナ部材40を図4において矢印Y1方向へ押圧することにより、そのリテーナ部材40を接続片46の薄肉部47を支点としてボディパネル10の上傾板部13に向けて折り曲げ、基板部41の熱硬化性テープ49をボディパネル10に接着させる(図4中、二点鎖線41参照)。なお、熱硬化性テープ49は、加熱、例えばボディ塗装時の加熱によって硬化されることにより、リテーナ部材40をボディパネル10に固定させる。
【0023】
その後、位置決め部48のつまみ板部48cを図4において矢印Y2方向へ押圧することにより、その位置決め部48を接続片46の薄肉部47を支点としてボディパネル10から離れる方向へ折り曲げる。これによって、接続片46の薄肉部47が切断されるので、位置決め部48をリテーナ部材40から除去することができる。なお、位置決め部48の1回の折り曲げで薄肉部47を切断しきれない場合は、位置決め部48を数回折り返せばよい。また、前記薄肉部47の切断に際し、位置決め部48の凹部48dを取付部42に当接させた状態(図4中、二点鎖線48参照)で、位置決め部48のつまみ板部48cを図4において矢印Y3方向へ押圧する。これによって、位置決め部48に凹部48dと取付部42との当接部分を支点とするモーメントが作用するため、薄肉部47を容易に切断することができる。上記のようにして、ボディパネル10に対するリテーナ部材40の取付けが完了する(図4参照)。
【0024】
また、図4に示すように、クリップ部材50の両弾性翼片52(図3参照)及び係合突起55を、ウインドモール30のウインド側の条溝32aに係合させるようにして主体部51を押圧する。これによって、両弾性翼片52は拡開方向に撓み変形される(図3中、二点鎖線52参照)。続いて、主体部51に対する押付けを解放しつつ、上段突起53と下段突起54との間に芯材31の当該側端縁31bを係合させる。このようにして、ウインドモール30に対するクリップ部材50の取付けが完了する(図4参照)。
【0025】
その後、クリップ部材50の中空部51aをリテーナ部材40の取付部42に嵌合させるようにしてウインドモール30をボディパネル10に押付ける。これにより、クリップ部材50の撓み片部56の撓み変形を利用して、各係合爪57,58が取付部42の各係止爪43,44に係合される(図5参照)。このとき、ウインド側の係合爪57は、まず最上段の係止爪43に係合される(取付状態1)。この状態で、ウインドモール30のウインド側のリップ片34aがウインドシールド20に当接すれば、ウインドモール30の取付けが完了する。また、ウインドモール30の他方のリップ片34bはボディパネル10の短板部14上に弾性変形を利用して当接される。
【0026】
また、ウインドモール30とウインドシールド20との間に隙間がある場合は、反ウインド側の係止爪44と係合爪58との係合部分を支点として、ウインドモール30のウインド側の端部をウインドシールド20に押付けることにより、ウインドモール30の取付角度を調整する。そして、ウインド側の係合爪57が中段の係止爪43に係合した状態(取付状態2(図6参照))、もしくは、最下段の係止爪43に係合した状態(取付状態3(図7参照))で、ウインドモール30のリップ片34aがウインドシールド20に当接すれば、ウインドモール30の取付けが完了する。
【0027】
上記したウインドモール用クリップによると、リテーナ部材40の複数の係止爪43とクリップ部材50の1つの係合爪57とによって構成されるウインド側の係合手段によって、ウインドモール30の取付角度をウインドシールド20に対応した角度に調整することができる。したがって、仮にウインドシールド20の取付位置にバラツキが生じた場合においても、ウインドモール30の取付角度をウインドシールド20に対応した角度に調整することによって、ウインドモール30の取付不良を防止あるいは低減することができる。
【0028】
また、クリップ部材50の係合爪57がリテーナ部材40の複数の係止爪43のいずれかに係合することによって、ウインドモール30の取付角度を調整することができる。また、ウインドモール30に取付けられるクリップ部材50の形状を簡素化することができ、そのクリップ部材50が取付けられたウインドモール30の取扱いに好都合である。
【0029】
また、ボディパネル10に対して位置決め部48を嵌合させることによって、リテーナ部材40をボディパネル10の所定の取付位置に適確に貼付することができる。また、位置決め部48をリテーナ部材40に対する折り曲げによって切断することができるので、位置決め部48を容易に除去することができる。
【0030】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明のウインドモール用クリップは、自動車C(図8参照)のウインドロアモール30に限らず、ウインドアッパモール、ウインドサイドモール等、あるいは、リヤウインドモール、クォータウインドモール、その他の固定式のウインドシールドのウインドモールに適用することができる。また、リテーナ部材40の係止爪44を複数設けても良い。また、クリップ部材50の係合爪57及び/又は係合爪58を複数設けても良い。また、熱硬化性テープ49に代えて、両面接着テープ、接着剤等の接着手段を使用することができる。また、接着手段に代えて、ボディパネル10に設けたT型スタッドに対する係合等によってリテーナ部材40を固定してもよい。また、位置決め部48は、除去しなくてもあるいは省略してもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上、述べたように、本発明のウインドモール用クリップによれば、仮にウインドシールドの取付位置にバラツキが生じた場合においても、ウインドモールの取付角度をウインドシールドに対応した角度に調整することによって、ウインドモールの取付不良を防止あるいは低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかるウインドモール用クリップを示す分解斜視図である。
【図2】リテーナ部材を示す平面図である。
【図3】クリップ部材を示す平面図である。
【図4】リテーナ部材の位置決め状態を示す断面図である。
【図5】ウインドモールの取付状態1を示す断面図である。
【図6】ウインドモールの取付状態2を示す断面図である。
【図7】ウインドモールの取付状態3を示す断面図である。
【図8】自動車を示す斜視図である。
【図9】従来の技術にかかるウインドモール用クリップによるウインドモールの取付状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ボディパネル
20 フロントウインドシールド(ウインドシールド)
30 ウインドロアモール(ウインドモール)
40 リテーナ部材
43 ウインド側の係止爪
44 反ウインド側の係止爪
47 薄肉部
48 位置決め部
50 クリップ部材
57 ウインド側の係合爪
58 反ウインド側の係合爪

Claims (4)

  1. リテーナ部材とクリップ部材とを備え、
    前記リテーナ部材は、ボディパネルに取付可能に形成され、
    前記クリップ部材は、ウインドモールに取付可能に形成され、
    前記リテーナ部材と前記クリップ部材との間には、相互に係合可能でかつ前記ウインドモールの幅方向に並ぶウインド側の係合手段及び反ウインド側の係合手段が設けられ、
    前記ウインド側の係合手段は、前記ウインドモールの取付角度を調整可能な係合手段としたことを特徴とするウインドモール用クリップ。
  2. 前記ウインド側の係合手段は、前記リテーナ部材に設けた複数の係止爪と、前記クリップ部材に設けられかつ前記複数の係止爪のいずれかに係合可能な係合爪とにより構成されたことを特徴とする請求項1に記載のウインドモール用クリップ。
  3. 前記リテーナ部材は、前記ボディパネルに貼付けによって取付可能に形成され、
    前記リテーナ部材には、前記ボディパネルに対して嵌合によって位置決め可能な位置決め部が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のウインドモール用クリップ。
  4. 前記位置決め部は、前記リテーナ部材に対する折り曲げによって切断可能であることを特徴とする請求項3に記載のウインドモール用クリップ。
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