JP2004066008A - 化学反応装置 - Google Patents

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河村 義裕
Naotada Ogura
小椋 直嗣
Masaharu Shiotani
塩谷 雅治
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

【課題】基板の一面に形成された微小な流路内に設けられた反応触媒層に熱エネルギーを供給する化学反応装置において、熱エネルギーの損失を低減する。
【解決手段】両基板11、12間には、高熱伝導性のアルミニウムなどからなる高効率熱伝導部13が設けられている。主基板11の内面に形成された蛇行した微小な流路14内には反応触媒層16が設けられている。燃焼用基板12の内面に形成された蛇行した微小な流路15内には燃焼触媒層17が設けられている。燃焼用基板12の外面には薄膜ヒータ23が設けられている。そして、流路15内に供給された燃焼用燃料を燃焼触媒層17上で燃焼反応により燃焼させ、この燃焼により発生した熱エネルギーと、薄膜ヒータ23の発熱による熱エネルギーとで流路14内を加熱する。なお、蛇行した両流路14、15を単一の基板上に互いに隣接させて形成してもよい。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は化学反応装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
化学反応の技術分野では、流体化された混合物質を流路内に設けられた触媒による化学反応(触媒反応)により、所望の流体物質を生成する化学反応装置が知られている。従来のこのような化学反応装置には、半導体集積回路などの半導体製造技術で蓄積された微細加工技術を用いて、基板上にミクロンオーダーあるいはミリメートルオーダーの流路を形成したものがある。
【0003】
図10は従来のこのような化学反応装置の一例の透過平面図を示し、図11はそのC−C線に沿う断面図を示したものである。この化学反応装置は小型の基板1を備えている。基板1の一面には、半導体製造技術で蓄積された微細加工技術を用いて、蛇行した微小な流路2が形成されている。流路2の内壁面には反応触媒層3が設けられている。
【0004】
基板1の一面には蓋となるガラス板4が接合されている。ガラス板4の流路2の両端部に対応する所定の2箇所には、ガラス板4の厚さ方向に貫通する流入口5および流出口6が形成されている。基板1の他面には、流路2に対応して蛇行した薄膜ヒータ7が設けられている。薄膜ヒータ7は、この化学反応装置における化学反応(触媒反応)が所定の熱条件による吸熱反応を伴うとき、化学反応時に流路2内の反応触媒層3に所定の熱エネルギーを供給するためのものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の化学反応装置では、薄膜ヒータ7に電力を供給して発熱させて流路2内を加熱するようにしていたため、加熱のために比較的大きな電力を要するという問題があった。また、薄膜ヒータ7は基板1の他面側に設けられているため、基板1を介して流路2内の触媒層3に熱エネルギーを供給するとともにガラス板4等の周囲へも放熱されてしまい、熱エネルギーの損失が大きく、エネルギーの利用効率が悪いという問題があった。
そこで、この発明は、所定の流路内を加熱するのに要するエネルギーを削減し、且つ、熱エネルギーの損失を低減して、エネルギーの利用効率を良くすることができる化学反応装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、基板に設けられた流路と、前記流路に熱を供給する熱源と、前記流路と前記熱源との間に介在する高効率熱伝導部と、を備えることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、熱源からの熱を高効率熱伝導部が効率よく流路に伝搬するので、基板の流路が、例えば、燃料電池の燃料を改質する改質器を構成する燃料気化部、改質部、一酸化炭素除去部のいずれかであると、燃料を気化するのに必要な気化エネルギーや改質反応に要する熱エネルギーを効率よく得ることができるといった効果をもたらすことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の一実施形態としての化学反応装置の透過平面図を示し、図2はそのA−A線に沿う断面図を示したものである。この化学反応装置はシリコンなどからなる主基板11、シリコンなどからなる燃焼用基板12および高熱伝導性のアルミニウムなどの金属からなる高効率熱伝導部13を備えている。高効率熱伝導部13は、熱伝導率が80W/m・K以上が好ましく、より好ましくは200W/m・K以上であり、銀(427W/m・K)、銅(398W/m・K)、金(315W/m・K)、アルミニウム(237W/m・K)、Cr(90.3W/m・K)、Ni(90.5W/m・K)などの単体や高熱伝導窒化アルミニウム、窒化珪素焼結体などの化合物やこれらの単体や化合物のうちの少なくとも1つ以上を含む混合物がある。
【0008】
主基板11は、高効率熱伝導部13の一面又は周縁などの一部に接着剤(図示せず)を介して接着されているが、ただ単に密接されていてもよい。燃焼用基板12は、高効率熱伝導部13の他面に接着剤(図示せず)を介して接着されているが、ただ単に密接されていてもよく、主基板11と高効率熱伝導部13との間が溶接されていてもよい。両基板11、12の寸法は、一例として、長さ15〜35mm程度、幅10〜25mm程度、厚さ0.4〜1mm程度である。高効率熱伝導部13の厚さは、薄すぎると、破壊によるガスの混入の危険があり、厚すぎると、熱伝導性が低下するため、1μm〜1mm程度が好ましく、10μm〜500μm程度がより好ましい。
【0009】
主基板11の一面および燃焼用基板12の他面には、それぞれ、半導体製造技術で蓄積された微細加工技術を用いて、蛇行した微小な流路14、15が互いに対向するように形成されている。両流路14、15の寸法は、一例として、幅0.2〜0.8mm程度、深さ0.2〜0.6mm程度であり、全長は30〜1000mm程度である。
【0010】
主基板11の流路14の内壁面には反応触媒層16が設けられている。この反応触媒層16は流路14の内壁面全体に設けられていてもよいし、部分的に設けられていてもよい。燃焼用基板12の流路15の内壁面には燃焼触媒層17が設けられている。この燃焼触媒層17は流路15の内壁面全体に設けられていてもよいし、部分的に設けられていてもよい。ここで、燃焼触媒層17は、例えばFe/Al混合物、Pt/Al混合物、Pd/Al混合物、Rh/Al混合物などから選択される。そして図示はしないが高効率熱伝導部13の流路14を封止する部分にも反応触媒層16が形成されていてもよく、また高効率熱伝導部13の流路15を封止する部分にも反応触媒層17が形成されていてもよい。
【0011】
主基板11の流路14の両端部に対応する所定の2箇所には、主基板11の厚さ方向に貫通する流入口18および流出口19が設けられている。燃焼用基板12の流路15の両端部に対応する所定の2箇所には、燃焼用基板12の厚さ方向に貫通する流入口21および流出口22が設けられている。ここで、両流路14、15は、図1では平面的に一致しているが、一致していなくてもよく、要は、両流路14、15が多くの部分で平面的に重なっていればよい。
【0012】
燃焼用基板12の外面にはTaSiOxやTaSiOxNなどの抵抗体薄膜からなる薄膜ヒータ23が設けられている。薄膜ヒータ23は、電圧が印加されることにより発熱する発熱抵抗体で、主基板11の流路14内の加熱温度を制御するためのものであり、基本的には図10に示した薄膜ヒータ7と同様のものであるが、後述するように、流路14内の化学反応を引き起こす熱は、主に燃焼用流体が燃料触媒層17上で燃焼反応により燃焼することによって発生する熱エネルギーが利用され、薄膜ヒータ23による加熱は補助的に用いるものであって、従来の場合よりも印加電力を低くすることができる。ここで、薄膜ヒータ23は、図1に示すように、蛇行した流路14、15に沿った形状としてもよいし、流路14、15全面を覆うようなべた状としてもよい。
【0013】
燃焼用基板12の外面には、一面の薄膜ヒータ23に対応する領域に座ぐり加工により凹部25が形成された厚さ0.7mm程度のガラスなどからなる蓋板24の周辺部が接合されている。蓋板24は、薄膜ヒータ23を保護するほかに、凹部25内の空間を封止することで薄膜ヒータ23の熱拡散を防止し、熱効率を良くするためのものである。また、凹部25内は、断熱性能を高めるため、ほぼ真空としてもよい。蓋板24の燃焼用基板12の流入口21および流出口22に対応する所定の2箇所には、蓋板24の厚さ方向に貫通する流入口26および流出口27が設けられている。
【0014】
なお、上記図2においては、燃焼用基板12の外面に薄膜ヒータ23が設けられる構成としたが、この発明はこれに限るものではなく、主基板11の外面に薄膜ヒータ23を設けるようにしてもよい。この場合、上記蓋板24と同様の蓋板を主基板11の外面に設けるようにしてもよい。さらには、薄膜ヒータ23を両基板11、12の外面に設けてもよい。この場合、上記蓋板24と同様の蓋板を両基板11、12の外面に設けるようにしてもよい。
【0015】
次に、この発明に係る化学反応装置を燃料改質型の燃料電池を用いた燃料電池システムに適用した場合について説明する。図3は燃料電池システム31の要部のブロック図を示したものである。この燃料電池システム31は、燃料封入部32、燃焼ヒータ部33、燃料気化部34、改質部35、一酸化炭素除去部36、発電部37、充電部38などを備えている。
【0016】
燃料封入部32は、少なくとも組成に水素元素を含む発電用燃料(例えばメタノール水溶液)が封入された燃料パックなどからなり、発電用燃料を燃料気化部34に供給する。燃焼ヒータ部33は、燃料封入部32からの燃焼用燃料(例えばメタノール水溶液)を燃焼して得た熱を燃料気化部34、改質部35および一酸化炭素除去部36に供給するものであり、燃焼用基板12に相当する。この燃焼ヒータ部33は、燃料気化部34、改質部35および一酸化炭素除去部36がそれぞれ別体の基板で構成されている場合、薄膜ヒータ23と同様にそれぞれ別体で形成されてもよく、燃料気化部34、改質部35および一酸化炭素除去部36のうち少なくとも2つが一体化されて構成されている場合、燃焼ヒータ部33の一部が燃料気化部34、改質部35および一酸化炭素除去部36の一体化される2つに跨って形成されてもよい。
【0017】
燃料気化部34は、一例として、図1および図2に示すような構造となっている。ただし、この場合、主基板11の流路14内には反応触媒層16は設けられていない。そして、燃料気化部34では、まず、燃料封入部32からの燃焼用燃料および大気中から逆止弁を介して取り込まれた酸素(空気)からなる燃焼用流体が蓋板24および燃焼用基板12の流入口26、21を介して燃焼用基板12の流路15内に供給されると、この供給された燃焼用流体が燃料触媒層17上で燃焼反応により燃焼し、この燃焼により熱エネルギーが発生する。燃焼により生じた二酸化炭素を含む燃焼ガスは燃焼用基板12および蓋板24の流出口22、27から大気中に放出される。
【0018】
次に、燃料気化部34では、燃料封入部32からの発電用燃料(例えばメタノール水溶液)が主基板11の流入口18を介して主基板11の流路14内に少量供給されると、流路14内において、燃焼ヒータ部33となる燃焼用基板12の流路15内で発生した熱エネルギーおよび薄膜ヒータ23の発熱による熱エネルギーの供給を受けて、発電用燃料を気化させ、この発電用燃料が気化された発電用燃料ガス(例えば発電用燃料がメタノール水溶液の場合、CHOH+HO)を主基板11の流出口19から流出させる。
【0019】
このように、高熱伝導性のアルミニウムなどからなる薄い高効率熱伝導部13の一面側に流路14を設け、他面側に流路15を設けているので、流路15内で発生した熱エネルギーを流路14内に効率良く伝導することができる。また、燃焼ヒータ部33では、主として、燃焼用基板12の流路15内に供給された燃焼用燃料および酸素を燃焼触媒16上で燃焼反応により燃焼させ、この燃焼により発生した熱エネルギーで流路15に対向するように主基板11の流路14内を加熱するようにしているので、燃焼用基板12により、流路15内で発生した熱エネルギーの拡散をある程度防止することができる。したがって、主基板11の流路14内を加熱する際の熱エネルギーの損失を低減することができる。なお、以下の改質部35および一酸化炭素除去部36の場合も同様である。これらにより、発電動作に係わるエネルギーの利用効率を良くして小型化することができる。
【0020】
ところで、化学反応装置における化学反応(触媒反応)が所定の熱条件による吸熱反応を伴う場合には、反応成績は温度依存性が高い場合がほとんどであるから、加熱温度は精密に制御することが望ましい。例えば燃料気化部34でメタノール水溶液を発電用燃料とした場合、主基板11の流路14内の加熱温度は、メタノール水溶液を気化させる関係から、120℃程度が最適である。しかしながら、燃焼用基板12の流路15内で燃焼反応により発生した熱エネルギーのみでは、燃料気化部34の主基板11の流路14内の加熱温度を精密に制御するのは困難である。
【0021】
そこで、燃焼用基板12の流路15内で燃焼反応により発生した熱エネルギーのみによる主基板11の流路14内の加熱温度は必要加熱温度120℃程度よりもやや低い、例えば110〜115℃程度となるようにする。そして、薄膜ヒータ23の発熱による熱エネルギーを主基板11の流路14内に供給し、薄膜ヒータ23へ供給する電力を制御することにより、主基板11の流路14内の加熱温度が必要加熱温度120℃程度となるように制御する。
【0022】
この場合、流路14内の主な加熱は燃焼用流体の燃焼反応による熱エネルギーによって行われるため、薄膜ヒータ23に供給する電力は、従来の薄膜ヒータのみによって加熱する場合と比べて低くすることができる。また、薄膜ヒータ23を蓋板24で覆い、蓋板24の凹部25内をほぼ真空とすれば、薄膜ヒータ23から外部への放熱を抑制することができ、熱エネルギーの損失を低減して薄膜ヒータ23に供給する電力をさらに低減することができる。なお、以下の改質部35および一酸化炭素除去部36の場合も同様である。
【0023】
次に、燃料気化部34で発電用燃料が気化された発電用燃料ガス(CHOH+HO)は改質部35に供給される。この場合、改質部35も、一例として、図1および図2に示すような構造となっている。ただし、この場合、主基板11の流路14内には反応触媒層16が設けられ、反応触媒層16は、例えばCu、ZnO、Alなどの改質触媒からなっている。そして、改質部35に接する燃焼ヒータ部33では、まず、上記の場合と同様に、燃料封入部32からの燃焼用燃料および大気中から逆止弁を介して取り込まれた酸素の供給により、燃焼用基板12の流路15内において熱エネルギーが発生し、燃焼ガスは燃焼用基板12および蓋板24の流出口22、27から大気中に放出される。
【0024】
次に、改質部35では、燃料気化部34からの発電用燃料ガス(CHOH+HO)が主基板11の流入口18を介して主基板11の流路14内に供給されると、流路14内において、燃焼用基板12の流路15内で発生した熱エネルギーおよび後述する薄膜ヒータ23の低温発熱による熱エネルギーの供給を受けて、次の式(1)に示すような吸熱反応を引き起こし、水素と副生成物の二酸化炭素とを生成する。このうちの水素は、最終的に燃料電池である発電部37に供給される。
CHOH+HO→3H+CO……(1)
【0025】
ところで、改質部35において、主基板11の流路14内の加熱温度は、上記式(1)に示すような吸熱反応を引き起こさせる関係から、280℃程度が最適である。そこで、燃焼用基板12の流路15内で燃焼反応により発生した熱エネルギーのみによる主基板11の流路14内の加熱温度は必要加熱温度280℃程度よりもやや低い、例えば270〜275℃程度となるようにする。そして、薄膜ヒータ23の発熱による熱エネルギーを主基板11の流路14内に供給し、薄膜ヒータ23へ供給する電力を制御することにより、主基板11の流路14内の加熱温度がほぼ必要加熱温度280℃程度となるように制御する。
【0026】
また、上記式(1)の左辺における水(HO)は、反応の初期では、燃料封入部32の燃料に含まれているものでよいが、後述する発電部37の発電に伴い生成される水を回収して改質部35に供給することが可能である。発電部37の発電中の上記式(1)の左辺のおける水(HO)の供給源は、発電部37のみでもよく、発電部37および燃料封入部32でも、また燃料封入部32のみでもよい。なお、このとき微量ではあるが、一酸化炭素が改質部35内で生成されることがある。
【0027】
そして、上記式(1)の右辺の生成物(水素、二酸化炭素)および微量の一酸化炭素は改質部35の主基板11の流出口19から流出される。改質部35の主基板11の流出口19から流出された生成物のうち、気化状態の水素および一酸化炭素は一酸化炭素除去部36に供給され、二酸化炭素は分離されて大気中に放出される。
【0028】
次に、一酸化炭素除去部36も、一例として、図1および図2に示すような構造となっている。ただし、この場合、反応触媒層16は、例えばPt、Alなどの選択酸化触媒からなっている。そして、一酸化炭素除去部36では、まず、上記の場合と同様に、燃料封入部32からの燃焼用燃料および大気中から逆止弁を介して取り込まれた酸素の供給により、燃焼用基板12の流路15内において熱エネルギーが発生し、燃焼ガスは燃焼用基板12および蓋板24の流出口22、27から大気中に放出される。
【0029】
次に、一酸化炭素除去部36では、改質部35からの気化状態の水素および一酸化炭素が主基板11の流入口18を介して主基板11の流路14内に供給されると、燃焼用基板12の流路15内で発生した熱エネルギーおよび後述する薄膜ヒータ23の低温発熱による熱エネルギーの供給を受けて、流路14内に供給された水素、一酸化炭素、水のうち、一酸化炭素と水とが反応し、次の式(2)に示すように、水素と副生成物の二酸化炭素とが生成される。
CO+HO→H+CO……(2)
【0030】
ところで、一酸化炭素除去部36において、主基板11の流路14内の加熱温度は、上記式(2)に示すような反応を引き起こさせる関係から、180℃程度が最適である。そこで、燃焼用基板12の流路15内で燃焼反応により発生した熱エネルギーのみによる主基板11の流路14内の加熱温度は必要加熱温度180℃程度よりもやや低い、例えば170〜175℃程度となるようにする。そして、薄膜ヒータ23の発熱による熱エネルギーを主基板11の流路14内に供給し、薄膜ヒータ23へ供給する電力を制御することにより、主基板11の流路14内の加熱温度がほぼ必要加熱温度180℃程度となるように制御する。
【0031】
また、上記式(2)の左辺における水(HO)は反応の初期では、燃料封入部32の燃料に含まれているものでよいが、発電部37の発電に伴い生成される水を回収して一酸化炭素除去部36に供給することが可能である。また、一酸化炭素除去部36における反応式(2)の左辺のおける水の供給源は、発電部37のみでもよく、発電部37および燃料封入部32でも、また燃料封入部32のみでもよい。
【0032】
そして、最終的に一酸化炭素除去部36の主基板11の流出口19に到達する流体はそのほとんどが水素、二酸化炭素となる。なお、一酸化炭素除去部36の主基板11の流出口19に到達する流体に極微量の一酸化炭素が含まれている場合、残存する一酸化炭素を大気中から逆止弁を介して取り込まれた酸素に接触させることで、次の式(3)に示すように、二酸化炭素が生成され、これにより一酸化炭素が確実に除去される。
CO+(1/2)O→CO……(3)
【0033】
上記一連の反応後の生成物は水素および二酸化炭素(場合によって微量の水を含む)で構成されるが、これらの生成物のうち、二酸化炭素は水素から分離されて大気中に放出される。したがって、一酸化炭素除去部36から発電部37には水素のみが供給される。なお、一酸化炭素除去部36は、燃料気化部34と改質部35との間に設けてもよい。
【0034】
次に、発電部37は、図4に示すように、固体高分子型の燃料電池からなっている。すなわち、発電部37は、Pt、Cなどの触媒が付着された炭素電極からなるカソード41と、Pt、Ru、Cなどの触媒が付着された炭素電極からなるアノード42と、カソード41とアノード42との間に介在されたフィルム状のイオン導電膜43と、を有して構成され、カソード41とアノード42との間に設けられた2次電池やコンデンサなどからなる充電部38に電力を供給するものである。
【0035】
この場合、カソード41の外側には空間部44が設けられている。この空間部44内には一酸化炭素除去部36からの水素が供給され、カソード41に水素が供給される。また、アノード42の外側には空間部45が設けられている。この空間部45内には大気中から逆止弁を介して取り込まれた酸素が供給され、アノード42に酸素が供給される。
【0036】
そして、カソード41側では、次の式(4)に示すように、水素から電子(e−)が分離した水素イオン(プロトン;H)が発生し、イオン導電膜43を介してアノード42側に通過するとともに、カソード41により電子(e)が取り出されて充電部38に供給される。
3H→6H+6e……(4)
【0037】
一方、アノード42側では、次の式(5)に示すように、充電部38を経由して供給された電子(e)とイオン導電膜43を通過した水素イオン(H)と酸素とが反応して副生成物の水が生成される。
6H+(3/2)O+6e→3HO……(5)
【0038】
以上のような一連の電気化学反応(式(4)および式(5))は概ね室温〜80℃程度の比較的低温の環境下で進行し、電力以外の副生成物は、基本的に水のみとなる。発電部37で生成された電力は充電部38に供給され、これにより充電部38が充電される。
【0039】
発電部37で生成された副生成物としての水は回収される。この場合、上述の如く、発電部37で生成された水の少なくとも一部を改質部35に供給するようにすると、燃料封入部32内に当初封入される水の量を減らすことができ、また回収される水の量を減らすことができる。
【0040】
ところで、現在、研究開発が行われている燃料改質方式の燃料電池に適用されている燃料としては、少なくとも、水素元素を含む液体燃料又は液化燃料又は気体燃料であって、発電部37により、比較的高いエネルギー変換効率で電気エネルギーを生成することができる燃料であればよく、上記のメタノールの他、例えば、エタノール、ブタノールなどのアルコール系の液体燃料や、ジメチルエーテル、イソブタン、天然ガス(CNG)などの常温常圧で気化される炭化水素からなる液体燃料、あるいは、水素ガスなどの気体燃料などを良好に適用することができる。
【0041】
次に、図3に示す燃料封入部32の他の第1および第2の例について説明する。上記実施形態では、燃料封入部32は燃焼ヒータ部33および燃料気化部34に燃料を供給しているが、発電用燃料および燃焼用燃料の成分が異なる場合、それぞれの燃料を封入された異なる燃料封入部から供給されるようにしてもよい。図5は燃料電池システムの他の第1の例を示す要部のブロック図である。この例では、発電用燃料が封入された発電用燃料封入部132から燃料気化部34に発電用燃料が供給され、発電用燃料と異なる成分の燃焼用燃料が封入された燃焼用燃料封入部133から燃焼ヒータ33に燃焼用燃料が供給されるように設定されている。
【0042】
次に、図6は燃料電池システムの第2の例を示す要部のブロック図である。この例では、燃料封入部32からの発電用燃料と燃焼用燃料とが混合された混合燃料が分離部51に供給される。混合燃料は分離部51で発電用燃料と燃焼用燃料とに分離され、それぞれ燃料気化部34と燃焼ヒータ部33とに導入される。
【0043】
この場合、分離方法としては、取り出したい発電用燃料成分と燃焼用燃料成分とのうちのいずれか一方のみが常温以上で液化し、両者の沸点に差がある場合には、液化分離法を使用することができ、また沸点が互いに異なるだけでも蒸留により分離することが可能となる。また、一方の燃料のみを選択透過させる分離膜で分離する方法もある。
【0044】
上記第2の例では、発電用燃料と燃焼用燃料とは異なる成分であったが、同じ成分で発電用燃料が燃焼用燃料を兼ねていてもよく、そのときは分離部51が燃料気化部34での必要量と燃焼ヒータ33での必要量を適宜分配するように制御することで良好に動作することができる。
【0045】
次に、図7はこの発明の他の実施形態としての化学反応装置の透過平面図を示し、図8はそのB−B線に沿う断面図を示したものである。この化学反応装置はシリコンなどからなる小型の基板11を備えている。基板11の一面には、半導体製造技術で蓄積された微細加工技術を用いて、互いに隣接して蛇行した微小な第1および第2流路62、63が形成されている。
【0046】
第1流路62および第2流路63は、それぞれ燃料気化部34、改質器35、一酸化炭素除去部36のいずれかとして機能し、互いに異なるものであってもよく、また同じものであってもよい。
【0047】
第1流路62が改質器35や一酸化炭素除去部36の場合には、第1流路62の内壁面には反応触媒層64が設けられている。この反応触媒層64は第1流路62の内壁面全体に設けられていてもよいし、部分的に設けられていてもよい。第2流路63が改質器35や一酸化炭素除去部36の場合には、第2流路63の内壁面には反応触媒層65が設けられている。この反応触媒層65は第2流路63の内壁面全体に設けられていてもよいし、部分的に設けられていてもよい。
【0048】
高効率熱伝導部13の一面側には第1流路62および第2流路63が対向するように基板11が配置され、他面側には燃焼ヒータ部33として機能する流路15が対向するように燃焼用基板12が配置されている。このため、流路15内で引き起こされる発熱反応による熱が良好に高効率熱伝導部13を介して第1流路62および第2流路63に伝搬することが可能となる。
【0049】
基板11には、第1流路62に連結される第1流入口67および第1流出口68が基板11の厚さ方向に貫通するように設けられ、第2流路63に連結される第2流入口69および第2流出口70が基板11の厚さ方向に貫通するように設けられている。
【0050】
燃焼用基板12の他面にはTaSiOxやTaSiOxNなどの抵抗体薄膜からなる加熱温度制御用の薄膜ヒータ71が設けられている。この場合、薄膜ヒータ71は、両流路62、63全面を覆うようなべた状としているが、適宜に蛇行した形状としてもよい。燃焼用基板12の他面には、一面の薄膜ヒータ71に対応する領域に座ぐり加工により凹部25が形成されたガラスからなる蓋板24の周辺部が陽極接合されている。
【0051】
上記実施形態では、同一基板上に第1流路62および第2流路63を設けたが、これに限らず3つ以上の流路を同一基板上に配置してもよい。
【0052】
なお、図1および図2に示す場合において、高効率熱伝導部13をアルミニウムなどの金属によって形成し、両基板11、12をガラスによって形成した場合には、これらを陽極接合法により接合するようにしてもよい。
【0053】
以上のように上述した各実施形態では、発熱エネルギーの利用効率がよく、燃焼用燃料の消費を抑えるので特に小型或いは携帯型の燃料電池の改質器や気化器を加熱するための燃焼用燃料が封入された燃料封入部をコンパクトにすることが可能となるといった効果をもたらす。
【0054】
上記各実施形態では、流路14内に導入された燃料などが化学反応を引き起こすための熱源として流路15内での燃焼反応を主とし、薄膜ヒータ23を補助的に用いていたが、ともに同等の熱エネルギーを出力する熱源として利用してもよく、また薄膜ヒータ23を主熱源として用い、燃焼ヒータ部33を主熱源より低い熱エネルギーを出力する副熱源としてもよい。
【0055】
また上記各実施形態では、高効率熱伝導部13が板状で且つ燃料気化部34、改質部35および一酸化炭素除去部36を構成する流路14、62、63と接していない部分についても設けられているが、図9に示すように、接している部分に高効率熱伝導部13を設け、接していない部分の少なくとも一部に高効率熱伝導部13よりの熱伝導率の低い低効率熱伝導部20を設けるようにしてもよい。
【0056】
そして上記各実施形態では燃料気化部34、改質部35および一酸化炭素除去部36の全てに燃焼ヒータ部33および薄膜ヒータ部23の熱を供給するように設定されているが、燃料気化部34、改質部35および一酸化炭素除去部36の一部にのみ薄膜ヒータ部23を設けて他部にのみ燃焼ヒータ部33を設けてもよく、また一部にのみ薄膜ヒータ部23を設けて全てに燃焼ヒータ部33を設けてもよく、逆に一部にのみ燃焼ヒータ部33を設けて全てに薄膜ヒータ部23を設けてもよい。
【0057】
上記各実施形態では、燃料気化部34、改質部35および一酸化炭素除去部36に燃焼ヒータ部33および薄膜ヒータ部23の熱を同時に供給していたが、気化初期時或いは化学反応初期時に薄膜ヒータ部23のみ発熱させ、初期時以降に薄膜ヒータ部23に加えて燃焼ヒータ部33を発熱するようにしてもよく、逆に初期時に燃焼ヒータ部33のみ発熱させ、初期時以降に燃焼ヒータ部33に加えて薄膜ヒータ部23を発熱するようにしてもよく、初期時に薄膜ヒータ部23および燃焼ヒータ部33で発熱するようにして、初期時以降に薄膜ヒータ部23および燃焼ヒータ部33の一方のみを発熱するように制御してもよい。
【0058】
上記各実施形態では、発電部37に供給される流体は予め二酸化炭素が分離されているが、二酸化炭素を含んだ水素ガス雰囲気であってもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、熱源からの熱を高効率熱伝導部が効率よく流路に伝搬するので、基板の流路が、例えば、燃料電池の燃料を改質する改質器を構成する燃料気化部、改質部、一酸化炭素除去部のいずれかであると、燃料を気化するのに必要な気化エネルギーや改質反応に要する熱エネルギーを効率よく得ることができるといった効果をもたらすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態としての化学反応装置の透過平面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】この発明に係る化学反応装置を備えた燃料電池システムの一例の要部のブロック図。
【図4】図3に示す燃料電池システムの発電部の概略構成図。
【図5】図3に示す改質部の他の第1の例の図2同様の断面図。
【図6】図3に示す改質部の他の第2の例の図2同様の断面図。
【図7】この発明の他の実施形態としての化学反応装置の透過平面図。
【図8】図7のB−B線に沿う断面図。
【図9】この発明の変形例を示す図2同様の断面図。
【図10】従来の化学反応装置の一例の透過平面図。
【図11】図10のC−C線に沿う断面図。
【符号の説明】
11 主基板
12 燃焼用基板
13 高効率熱伝導部
14、15 流路
16 反応触媒層
17 燃焼触媒層
18、21 流入口
19、22 流出口
23 薄膜ヒータ
24 蓋板
25 凹部
26 流入口
27 流出口
62、63 流路
64 反応触媒層
65 燃焼触媒層
67、69 流入口
68、70 流出口
71 薄膜ヒータ

Claims (8)

  1. 基板に設けられた流路と、前記流路に熱を供給する熱源と、前記流路と前記熱源との間に介在する高効率熱伝導部と、を備えることを特徴とする化学反応装置。
  2. 請求項1に記載の化学反応装置において、前記高効率熱伝導部は、その熱伝導率が80W/m・K以上であることを特徴とする化学反応装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の化学反応装置において、前記流路は、燃料気化部、改質部、一酸化炭素除去部の少なくとも一つを含み、両端の一方が第1流入口に連結された第1流路と、両端の一方が前記第1流入口と異なる第2流入口に連結された第2流路と、を備えることを特徴とする化学反応装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の化学反応装置において、前記基板の前記流路は、燃料気化部、改質部、一酸化炭素除去部の少なくともいずれかを備えることを特徴とする化学反応装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の化学反応装置において、前記熱源は燃焼用流路を備え、前記燃焼用流路内に導入された燃焼用燃料を燃焼することにより発生する熱を高効率熱伝導部を介して前記基板の流路に伝搬させることを特徴とする化学反応装置。
  6. 請求項5に記載の化学反応装置において、前記燃焼用流路は、前記高効率熱伝導部を介して前記基板の前記流路に沿って設けられていることを特徴とする化学反応装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の化学反応装置において、 前記基板の前記流路には、燃料電池を発電させるために要する発電用燃料が供給され、前記発電用燃料は、前記燃焼用燃料と同じであることを特徴とする化学反応装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の化学反応装置において、前記熱源は電圧が印加されることにより発熱する発熱抵抗体を備えることを特徴とする化学反応装置。
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