JP2004065167A - 魚食性動物用餌 - Google Patents
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Abstract
【課題】鮮魚類の生屑を利用する事が可能であり、動物園、水族館等の魚食性動物に対して人が手に持って与える事が出来、然も水槽中に投げ込まれても内容物が容易には出ない魚食性動物用の餌を提供する。
【解決手段】前記魚食性動物用の餌は、該餌の餌材料が可食性ケーシングにより被包されて全体が略柱状とされ、可食性ケーシングの両端部が側方へ突出して水中においても餌材料が流出しないように閉塞されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】前記魚食性動物用の餌は、該餌の餌材料が可食性ケーシングにより被包されて全体が略柱状とされ、可食性ケーシングの両端部が側方へ突出して水中においても餌材料が流出しないように閉塞されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する分野】
本発明は魚食性動物用の餌に関し、さらに詳細には、動物園、水族館等で飼育されているイルカ、シャチ、オットセイ、アザラシ、ペンギン等の魚食性動物に与える為の餌に関するものである。特に、魚類の生肉等をコラーゲンケーシングのような可食性ケーシングに充填し、略柱状、例えばソーセージ形状とし冷凍状態で流通させる事が出来、魚食性動物に与える時には、人が手に持って一つずつ与える事が可能であり、然も水中に投げ込まれても前記ソーセージの先の部分が閉塞されている為容易には端が開かず、内容物が水中に流出して広がる事が無い様に工夫された魚食性動物用の餌に関するものであり、更に、その充填方法と先端部の閉塞の方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開昭 54−146793号、同54−153197号および同54−153198号公報にはコラーゲンを用いた魚の釣り餌に関する発明が開示されている。これらはフィルム状コラーゲンに単に魚誘引性物質を添加した物、或いはチューブ状コラーゲンに動植物性蛋白質,澱粉,魚誘引性物質等を充填した物である。
【0003】
又、実開平6−68478号公報にはコラーゲンケーシングに餌材を或いは更に砂などの錘材を寒天,ゼラチン等の固化剤と共に封入した魚用の釣り餌が開示されている。更に、特表平4−504660号公報にはコラーゲンケーシングと繊維状のメッシュ補強材を用い、これに鮮魚,魚粉,魚油等を塩と共にボールカッター内で練りゲル状にした物を充填したソーセージ状の釣り餌が開示されている。これらは何れも餌材となる蛋白質や多糖類が、蛋白変性或いはゲル化させることによって、或いは紐によって結わえる事によってソーセージ形状を保つようにしている。
【0004】
一方、ソーセージ充填の際にソーセージエマルジョンが飛び出さない様にコラーゲンケーシングのストランドの末端を閉じる事が一般に行われているが、それにはケーシングの末端を結わえる,捻って押し込む,引き出してヒートシールする,引出し捻ってヒートシールする等の方法が採られている。例えば特表平1−503357号、特開昭62−146552号、特表平3−504558号各公報および米国特許第4792047号明細書等に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
水族館等で飼育されている魚食性動物とくにイルカは生餌か或いは冷凍物の解凍品でも良いが、熱などによる蛋白変性していない餌を与えてやらないと消化不良を起こしてしまう。
【0006】
一方、この様な施設で魚食性動物に餌を与える際には人が手に持って与えるか、或いは投げ与える事が人とこれら魚食性動物とのコミュニケーションには必要なことであり、この際に形が崩れずに且つ又水中に投げ込まれた時内容物がコラーゲンケーシングから出てしまって水槽の水が汚れてしまう事が無い様にしなければならない。
【0007】
従ってコラーゲンケーシングに充填した鮮魚の生肉、或いは冷凍魚肉を蛋白変性させる事無しにソーセージ形状の餌の両端部を閉じる事が必要である。
更に、近頃の近海での鮭,鯖,鯵,鰯,秋刀魚,烏賊等の漁獲量が不安定であり然も水揚げの行われる港近辺では時にはこれらの魚の処理に困る事がある。例えば筋子を取り終えた鮭の残骸は環境汚染にもなっている。
【0008】
ところで、水族館等で飼育されているイルカ、クジラ類の摂食量は一頭当り一日平均10kgにもなり、シャチに至っては50kgにも達する。これらの動物には通常、ショーやトレーニングのスケジュールに従い毎日数回に分けて給餌を行っているのであるが、その都度冷凍の鯖,鯵,鰯,烏賊などを解凍し、釣り針などの異物が混入していないか、餌の内臓が腐敗していないか、冷凍焼けしていないか等の検査を行った上で調理する必要がある。
【0009】
その為に保存用の冷凍設備、解凍用の水道設備等の設備費、検査・調理のための人件費など多大な経費を必要としている。又、検査・調理の際に全体の約20%程度の魚は給餌に適さず廃棄処分となり、更に冷凍解凍により失われ易い水分や水溶性ビタミンの欠乏を補う様それらの添加が行われこれも人件費を大きくする原因となっている。
【0010】
現在日本の動物園、水族館の殆どが赤字経営を余儀なくされているが経費のなかでもう一つ大きな割合を占めているのが動物の餌であることから、経費を少しでも節減するために一括購入された単一餌種を与える傾向が強く、栄養学的に充分な対応がなされていない。このことは例えば、日本の施設で15歳を超えて生存しているイルカ類はきわめて希であり、自然界での寿命が40歳以上であると言われる事から考えると極めて短命であることとも関連している。さらに単一餌料の給餌はチアミン欠乏症やアザラシの第一の死因である腎結石などの発生原因の一つと考えられている。この事は産業動物等で広く議論されている動物福祉、動物愛護の観点からも大きな問題である。
【0011】
本発明は動物園、水族館等の経営改善に寄与するばかりでなく、廃棄物の低減による環境汚染の抑制、水産資源の有効利用ならびに保存さらに動物の健康維持に繋がるものである。魚食性動物に対する本願発明の様な人工餌料はまだ何処にも無く国内ばかりでなく海外からの需要にも応えることの出来るものである。
【0012】
【課題を解決する為の手段】
発明者等は鋭意検討した結果、餌材料が可食性ケーシングにより被包されて全体が略柱状とされ、可食性ケーシングの両端部が側方へ突出して水中においても餌材料が流出しないように閉塞されている餌が上記課題を達成することを見いだし、発明を完成した。すなわち、本発明は、魚食性動物用の餌であって、該餌の餌材料が可食性ケーシングにより被包されて全体が略柱状とされ、可食性ケーシングの両端部が側方へ突出して水中においても餌材料が流出しないように閉塞されていることを特徴とする魚食性動物用の餌にある。
【0013】
さらに本発明は、魚食性動物用の餌の製造法であって、順に、筒状可食性ケーシングに所定量の餌材料を一定間隔ごとに充填するステップと、各充填ごとにケーシングを少なくとも4回捻ることにより餌材料充填部とリンク部を形成するステップと、各リンク部を閉塞してから各餌材料充填部の両端部が閉塞部を有するように各リンク部を切断するステップかまたは各リンク部を切断してから各餌材料充填部の両端部が閉塞部を有するように閉塞するステップとの各ステップを具備し、餌材料が可食性ケーシングにより被包され、可食性ケーシングの全体が略柱状に形成されかつ両端部が側方へ突出して水中においても餌材料が流出しないように閉塞されている魚食性動物用の餌の製造法にある。
【0014】
本明細書中、「魚食性動物用の餌」とは飼育用の魚類・ほ乳類等、例えば、イルカ、シャチ、オットセイ、アザラシ、ペンギン等の魚食性動物の飼育に使用される餌であって、魚類を釣るために用いられる釣り餌ではないものの意味に使用する。
【0015】
本発明の餌材料として、魚食性動物が食する魚類、例えば、鯛、鮃、鯖、鯵、鰯、烏賊等の生肉や粗等をミンチしたものを使用するか、これらの魚類の処理屑をそのまま、あるいはそれに充填性を改善するための添加剤、例えば、ゼラチンを添加して、充填性を調整したものを使用できる。
【0016】
可食性ケーシングは、可食性であって、餌材料が充填でき、閉塞部を設けることのできるケーシングであればどのような物でも良いが、例えば、コラーゲンケーシングや、羊、豚等の所謂天然腸や、アルギン酸、カラギーナン等の多糖類のケーシング等がある。現在のところ、コラーゲンケーシングが最も好ましい。
【0017】
本発明の餌の両端部の突出部の長さは末端部を閉塞するのに十分な長さ、少なくとも1cm、好ましくは、2〜15cm、最も好ましくは、5〜10cmである。
【0018】
本発明の餌の両端部の閉塞は、水中に浸けたときに、餌材料が水中に流出しないように閉塞されていればよく、例えば、圧着、接着、加熱による融着、紐、テープ若しくは糸による結紮、または自己の端末の結紮のような方法により閉塞できる。
【0019】
本発明の餌の両端の突出部を除く餌材料充填部の寸法は、飼育する魚食性動物の種類、大きさによるが、通常、長さ5cm〜30cm、好ましくは、10cm〜20cm、直径1.5cm〜5.0cm、好ましくは2.0cm〜4.0cmである。
【0020】
【発明の実施の形態】
一般的に、ソーセージエマルジョンをケーシングに充填する為の装置は充填ノズルにケーシングを差し込み充填ノズルから一定間隔を置いてエマルジョンを一定量ずつ押し出し、押し出しが終わると同時に一定間隔を置いて充填ノズルを一定回転ずつ回転させこれを交互にくり返してソーセージに捻りを与えているが、サイズにもよるが一般的にはこの回転数は一リンク当り1.5〜2.5である。
【0021】
本発明によればこの捻り回転数を一リンク当たり4〜20にする事によってソーセージ形状の餌材充填部と充填部との間隔を1.5〜10倍に長く出来る事が判明した。
【0022】
更に、この長くなったリンク部分を圧着、接着、加熱による融着、紐又は糸による結紮、自己端末の結紮等の方法により結着させる事によって魚の生肉等を蛋白変性させる事無しに、水中に置いても内容物がはみ出る事が無く魚食性動物に与える事が可能である事が判明した。
【0023】
すなわち、餌の中身となる魚の生肉等は通常のソーセージ充填機を用いコラーゲンケーシングに充填するがリンク部分の捻り回転数を4〜20に設定する。そして、充填−捻りのくり返し工程中特に捻り工程に於いてコラーゲンケーシングは当該ケーシングの進行方向前方に少し引き出してやるのが強い捻りのストレスによって傷の付くのを防ぐ為には都合が良い。
【0024】
魚生肉が充填され筒状のソーセージ形状のものが長く連なった物は、捻られてくびれたリンク部分の長さが1〜15cmあり通常のソーセージ充填の場合より1.5〜10倍長くなる。
【0025】
次に、リンク部を以下のようにして閉塞するが、これらの方法には限定されない。上記ソーセージ形状の餌充填部が鎖状に連なったものは充填部同士を平行に並べると捻られたリンク部分がU字形および逆U字形に充填部の上下に交互に幾つも並んで型作られる。そこでこのU字形の長さ,太さ等にもよるが10リンク束当り一般に0.2〜5MPaの圧力を与える事で圧着させる事が出来る。
【0026】
別の閉塞方法としては、充填時にコラーゲンケーシングは一般には水で湿らされるが、水で濡れて捻られたリンク部分をそのまま乾燥させるか、或いはゼラチン等の糊料水溶液を更に塗布し乾燥させる事によってリンク部分を膠着させ接着させることが出来る。
【0027】
更に別の閉塞方法は、前記圧着させる時と同様に並べU字形の捻られたリンク部分を加熱した金属の板か、鏝によって挟みリンク部分のコラーゲンを熱変性させる事によって融着させる事が出来る。或いは加熱した蒸気を吹き付けるか、或いは更にガス等の炎を当ててU字形全体を加熱しながら先端部を焼き切る様にしても融着させる事が出来る。
【0028】
又、更に別の閉塞方法では可食性のコラーゲンの紐,テープ,糸等によって或いはリンク部を切断後、ソーセージ形の充填部の自己端末によって両端を結わえる事によっても目的の物が得られる。
【0029】
何れの方法によって両端を閉じたものも、双方に閉塞部が残るようにリンク部分のほぼ中央から切り離す事によって個々の餌にする事が出来る。
この様にして得られたソーセージ形状の餌は人が手に持って魚食性動物に与える事が出来又、水中に投げ込まれても直ちに末端部分の口が開いて内容物が出てしまう事は無く更に、この様にして製造した長いリンク部分のあるソーセージ形の餌は魚食性動物にとっては魚の尾ビレに見えるらしく食いが良くなる事が観察された。
【0030】
【実施例】
実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
HANDTMANN社製VF−5充填機を使用して、充填後の直径が28mmのコラーゲンケーシングに真鯵の比較的粗いミンチをソーセージ形状の1餌充填部当り95〜98グラムになるようにセットし、充填部と充填部との間のリンク部分の捻りの回転数を15に設定してコラーゲンケーシングを前方に引っ張る様にしながら充填した。
【0031】
コラーゲンケーシングを湿らせる事によって直径が少し径方向に拡がって約29mmとなり、1充填部当りの軸方向の長さは14〜15cmとなった。
15回捻られたリンク部分はかなり強く捻られている為一部分二重の撚りとなったが、この状態でのリンク部分の長さは約4cmであった。又、この捻られたリンク部分の撚りを解いて見ると約14cmのケーシングが費やされており、1本15mのコラーゲンケーシングで50個のソーセージ形の充填部が得られた。
【0032】
この50個のソーセージ形の充填部の間のリンク部分のほぼ中央部を、20cm間隔で互いに向き合う2列のフックにジグザグに掛け、更にこのリンク部分のみに霧吹きを用いて水を吹きかけ、10℃以下の室温で濡れたリンク部分を乾燥させた後フックにかけた部分で切り離す事によってソーセージ形状の餌が得られた。
【0033】
切り離したリンク部分の先端を手に持って水槽で泳ぐイルカに見せた所躊躇なく食した。そのイルカの排便等には全く異常はなく、魚類の生肉と同じく消化吸収された。
又、水中に投げ込んでみると乾燥させたリンク部分はしばらくそのままで開かず間もなくイルカが見つけて飲み込んだ。
【0034】
(実施例2)
鮮魚類の処理屑を利用して、直径7mmの穴を有する肉挽き機((株)平賀工作所社製No72EX−L)にかけた物に、全量に対し乾燥重量にして5%宛ての食用ゼラチンの水溶液を加えた餌材を充填後の直径が30mmのコラーゲンケーシングに充填した。ここで用いるゼラチンは、肉挽きにかけた餌材は粘性が無く充填機で詰る事が時々見られる為少し粘性を持たせ流動性を良くするものである。
【0035】
ソーセージ形の1餌充填部当りの重量を130〜135g,1リンク当りの捻り回転数を15と設定し実施例1と同様に充填した。一充填部粒当りの長さは17cmとなった。
【0036】
ソーセージ形の餌を10個ずつ並べリンク部分が交互にU字形および逆U字形になる様にし150℃に加熱した電気鏝でリンク部分のみを挟む様に押さえつけコラーゲンを熱変性させ融着させた。
【0037】
リンク部分の中央から切り離しアザラシに投げ与えたところ、問題なく食した。
この方法によって魚屑の有効利用を行う事が可能であった。
【0038】
(実施例3)
鯛や鮃などの粗を用いてミンチを作り、コラーゲンケーシングに充填後自己端末を結紮して魚食性動物用餌を調製した。当該餌を使用して平成13年7月10日から9月26日にかけて、愛知県日間賀島サンライズビーチにて飼養中のイルカ2頭を用いて毎日一定の割合で投与を行ったが、イルカの健康状態は極めて良好であった。
【0039】
【本発明の効果】
水揚げの多い港の近くで多量に発生する鮮魚類の生屑を利用する事が可能となり、動物園、水族館等の魚食性動物に対して人が手に持って与える事が出来、然も水槽中に投げ込まれても内容物が容易には出ない為水槽を汚す事が無くなった。
【0040】
更に動物園、水族館等の経営改善に寄与するばかりでなく、廃棄物の低減による環境汚染の抑制、水産資源の有効利用ならびにその保存、さらに、魚食性動物の健康維持が充分見込まれる様に成った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の魚食性動物用の餌の一態様を示す概略図である。
【図2】餌充填部とリンク部が鎖状につながった状態を表す概略図である。
【発明の属する分野】
本発明は魚食性動物用の餌に関し、さらに詳細には、動物園、水族館等で飼育されているイルカ、シャチ、オットセイ、アザラシ、ペンギン等の魚食性動物に与える為の餌に関するものである。特に、魚類の生肉等をコラーゲンケーシングのような可食性ケーシングに充填し、略柱状、例えばソーセージ形状とし冷凍状態で流通させる事が出来、魚食性動物に与える時には、人が手に持って一つずつ与える事が可能であり、然も水中に投げ込まれても前記ソーセージの先の部分が閉塞されている為容易には端が開かず、内容物が水中に流出して広がる事が無い様に工夫された魚食性動物用の餌に関するものであり、更に、その充填方法と先端部の閉塞の方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開昭 54−146793号、同54−153197号および同54−153198号公報にはコラーゲンを用いた魚の釣り餌に関する発明が開示されている。これらはフィルム状コラーゲンに単に魚誘引性物質を添加した物、或いはチューブ状コラーゲンに動植物性蛋白質,澱粉,魚誘引性物質等を充填した物である。
【0003】
又、実開平6−68478号公報にはコラーゲンケーシングに餌材を或いは更に砂などの錘材を寒天,ゼラチン等の固化剤と共に封入した魚用の釣り餌が開示されている。更に、特表平4−504660号公報にはコラーゲンケーシングと繊維状のメッシュ補強材を用い、これに鮮魚,魚粉,魚油等を塩と共にボールカッター内で練りゲル状にした物を充填したソーセージ状の釣り餌が開示されている。これらは何れも餌材となる蛋白質や多糖類が、蛋白変性或いはゲル化させることによって、或いは紐によって結わえる事によってソーセージ形状を保つようにしている。
【0004】
一方、ソーセージ充填の際にソーセージエマルジョンが飛び出さない様にコラーゲンケーシングのストランドの末端を閉じる事が一般に行われているが、それにはケーシングの末端を結わえる,捻って押し込む,引き出してヒートシールする,引出し捻ってヒートシールする等の方法が採られている。例えば特表平1−503357号、特開昭62−146552号、特表平3−504558号各公報および米国特許第4792047号明細書等に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
水族館等で飼育されている魚食性動物とくにイルカは生餌か或いは冷凍物の解凍品でも良いが、熱などによる蛋白変性していない餌を与えてやらないと消化不良を起こしてしまう。
【0006】
一方、この様な施設で魚食性動物に餌を与える際には人が手に持って与えるか、或いは投げ与える事が人とこれら魚食性動物とのコミュニケーションには必要なことであり、この際に形が崩れずに且つ又水中に投げ込まれた時内容物がコラーゲンケーシングから出てしまって水槽の水が汚れてしまう事が無い様にしなければならない。
【0007】
従ってコラーゲンケーシングに充填した鮮魚の生肉、或いは冷凍魚肉を蛋白変性させる事無しにソーセージ形状の餌の両端部を閉じる事が必要である。
更に、近頃の近海での鮭,鯖,鯵,鰯,秋刀魚,烏賊等の漁獲量が不安定であり然も水揚げの行われる港近辺では時にはこれらの魚の処理に困る事がある。例えば筋子を取り終えた鮭の残骸は環境汚染にもなっている。
【0008】
ところで、水族館等で飼育されているイルカ、クジラ類の摂食量は一頭当り一日平均10kgにもなり、シャチに至っては50kgにも達する。これらの動物には通常、ショーやトレーニングのスケジュールに従い毎日数回に分けて給餌を行っているのであるが、その都度冷凍の鯖,鯵,鰯,烏賊などを解凍し、釣り針などの異物が混入していないか、餌の内臓が腐敗していないか、冷凍焼けしていないか等の検査を行った上で調理する必要がある。
【0009】
その為に保存用の冷凍設備、解凍用の水道設備等の設備費、検査・調理のための人件費など多大な経費を必要としている。又、検査・調理の際に全体の約20%程度の魚は給餌に適さず廃棄処分となり、更に冷凍解凍により失われ易い水分や水溶性ビタミンの欠乏を補う様それらの添加が行われこれも人件費を大きくする原因となっている。
【0010】
現在日本の動物園、水族館の殆どが赤字経営を余儀なくされているが経費のなかでもう一つ大きな割合を占めているのが動物の餌であることから、経費を少しでも節減するために一括購入された単一餌種を与える傾向が強く、栄養学的に充分な対応がなされていない。このことは例えば、日本の施設で15歳を超えて生存しているイルカ類はきわめて希であり、自然界での寿命が40歳以上であると言われる事から考えると極めて短命であることとも関連している。さらに単一餌料の給餌はチアミン欠乏症やアザラシの第一の死因である腎結石などの発生原因の一つと考えられている。この事は産業動物等で広く議論されている動物福祉、動物愛護の観点からも大きな問題である。
【0011】
本発明は動物園、水族館等の経営改善に寄与するばかりでなく、廃棄物の低減による環境汚染の抑制、水産資源の有効利用ならびに保存さらに動物の健康維持に繋がるものである。魚食性動物に対する本願発明の様な人工餌料はまだ何処にも無く国内ばかりでなく海外からの需要にも応えることの出来るものである。
【0012】
【課題を解決する為の手段】
発明者等は鋭意検討した結果、餌材料が可食性ケーシングにより被包されて全体が略柱状とされ、可食性ケーシングの両端部が側方へ突出して水中においても餌材料が流出しないように閉塞されている餌が上記課題を達成することを見いだし、発明を完成した。すなわち、本発明は、魚食性動物用の餌であって、該餌の餌材料が可食性ケーシングにより被包されて全体が略柱状とされ、可食性ケーシングの両端部が側方へ突出して水中においても餌材料が流出しないように閉塞されていることを特徴とする魚食性動物用の餌にある。
【0013】
さらに本発明は、魚食性動物用の餌の製造法であって、順に、筒状可食性ケーシングに所定量の餌材料を一定間隔ごとに充填するステップと、各充填ごとにケーシングを少なくとも4回捻ることにより餌材料充填部とリンク部を形成するステップと、各リンク部を閉塞してから各餌材料充填部の両端部が閉塞部を有するように各リンク部を切断するステップかまたは各リンク部を切断してから各餌材料充填部の両端部が閉塞部を有するように閉塞するステップとの各ステップを具備し、餌材料が可食性ケーシングにより被包され、可食性ケーシングの全体が略柱状に形成されかつ両端部が側方へ突出して水中においても餌材料が流出しないように閉塞されている魚食性動物用の餌の製造法にある。
【0014】
本明細書中、「魚食性動物用の餌」とは飼育用の魚類・ほ乳類等、例えば、イルカ、シャチ、オットセイ、アザラシ、ペンギン等の魚食性動物の飼育に使用される餌であって、魚類を釣るために用いられる釣り餌ではないものの意味に使用する。
【0015】
本発明の餌材料として、魚食性動物が食する魚類、例えば、鯛、鮃、鯖、鯵、鰯、烏賊等の生肉や粗等をミンチしたものを使用するか、これらの魚類の処理屑をそのまま、あるいはそれに充填性を改善するための添加剤、例えば、ゼラチンを添加して、充填性を調整したものを使用できる。
【0016】
可食性ケーシングは、可食性であって、餌材料が充填でき、閉塞部を設けることのできるケーシングであればどのような物でも良いが、例えば、コラーゲンケーシングや、羊、豚等の所謂天然腸や、アルギン酸、カラギーナン等の多糖類のケーシング等がある。現在のところ、コラーゲンケーシングが最も好ましい。
【0017】
本発明の餌の両端部の突出部の長さは末端部を閉塞するのに十分な長さ、少なくとも1cm、好ましくは、2〜15cm、最も好ましくは、5〜10cmである。
【0018】
本発明の餌の両端部の閉塞は、水中に浸けたときに、餌材料が水中に流出しないように閉塞されていればよく、例えば、圧着、接着、加熱による融着、紐、テープ若しくは糸による結紮、または自己の端末の結紮のような方法により閉塞できる。
【0019】
本発明の餌の両端の突出部を除く餌材料充填部の寸法は、飼育する魚食性動物の種類、大きさによるが、通常、長さ5cm〜30cm、好ましくは、10cm〜20cm、直径1.5cm〜5.0cm、好ましくは2.0cm〜4.0cmである。
【0020】
【発明の実施の形態】
一般的に、ソーセージエマルジョンをケーシングに充填する為の装置は充填ノズルにケーシングを差し込み充填ノズルから一定間隔を置いてエマルジョンを一定量ずつ押し出し、押し出しが終わると同時に一定間隔を置いて充填ノズルを一定回転ずつ回転させこれを交互にくり返してソーセージに捻りを与えているが、サイズにもよるが一般的にはこの回転数は一リンク当り1.5〜2.5である。
【0021】
本発明によればこの捻り回転数を一リンク当たり4〜20にする事によってソーセージ形状の餌材充填部と充填部との間隔を1.5〜10倍に長く出来る事が判明した。
【0022】
更に、この長くなったリンク部分を圧着、接着、加熱による融着、紐又は糸による結紮、自己端末の結紮等の方法により結着させる事によって魚の生肉等を蛋白変性させる事無しに、水中に置いても内容物がはみ出る事が無く魚食性動物に与える事が可能である事が判明した。
【0023】
すなわち、餌の中身となる魚の生肉等は通常のソーセージ充填機を用いコラーゲンケーシングに充填するがリンク部分の捻り回転数を4〜20に設定する。そして、充填−捻りのくり返し工程中特に捻り工程に於いてコラーゲンケーシングは当該ケーシングの進行方向前方に少し引き出してやるのが強い捻りのストレスによって傷の付くのを防ぐ為には都合が良い。
【0024】
魚生肉が充填され筒状のソーセージ形状のものが長く連なった物は、捻られてくびれたリンク部分の長さが1〜15cmあり通常のソーセージ充填の場合より1.5〜10倍長くなる。
【0025】
次に、リンク部を以下のようにして閉塞するが、これらの方法には限定されない。上記ソーセージ形状の餌充填部が鎖状に連なったものは充填部同士を平行に並べると捻られたリンク部分がU字形および逆U字形に充填部の上下に交互に幾つも並んで型作られる。そこでこのU字形の長さ,太さ等にもよるが10リンク束当り一般に0.2〜5MPaの圧力を与える事で圧着させる事が出来る。
【0026】
別の閉塞方法としては、充填時にコラーゲンケーシングは一般には水で湿らされるが、水で濡れて捻られたリンク部分をそのまま乾燥させるか、或いはゼラチン等の糊料水溶液を更に塗布し乾燥させる事によってリンク部分を膠着させ接着させることが出来る。
【0027】
更に別の閉塞方法は、前記圧着させる時と同様に並べU字形の捻られたリンク部分を加熱した金属の板か、鏝によって挟みリンク部分のコラーゲンを熱変性させる事によって融着させる事が出来る。或いは加熱した蒸気を吹き付けるか、或いは更にガス等の炎を当ててU字形全体を加熱しながら先端部を焼き切る様にしても融着させる事が出来る。
【0028】
又、更に別の閉塞方法では可食性のコラーゲンの紐,テープ,糸等によって或いはリンク部を切断後、ソーセージ形の充填部の自己端末によって両端を結わえる事によっても目的の物が得られる。
【0029】
何れの方法によって両端を閉じたものも、双方に閉塞部が残るようにリンク部分のほぼ中央から切り離す事によって個々の餌にする事が出来る。
この様にして得られたソーセージ形状の餌は人が手に持って魚食性動物に与える事が出来又、水中に投げ込まれても直ちに末端部分の口が開いて内容物が出てしまう事は無く更に、この様にして製造した長いリンク部分のあるソーセージ形の餌は魚食性動物にとっては魚の尾ビレに見えるらしく食いが良くなる事が観察された。
【0030】
【実施例】
実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
HANDTMANN社製VF−5充填機を使用して、充填後の直径が28mmのコラーゲンケーシングに真鯵の比較的粗いミンチをソーセージ形状の1餌充填部当り95〜98グラムになるようにセットし、充填部と充填部との間のリンク部分の捻りの回転数を15に設定してコラーゲンケーシングを前方に引っ張る様にしながら充填した。
【0031】
コラーゲンケーシングを湿らせる事によって直径が少し径方向に拡がって約29mmとなり、1充填部当りの軸方向の長さは14〜15cmとなった。
15回捻られたリンク部分はかなり強く捻られている為一部分二重の撚りとなったが、この状態でのリンク部分の長さは約4cmであった。又、この捻られたリンク部分の撚りを解いて見ると約14cmのケーシングが費やされており、1本15mのコラーゲンケーシングで50個のソーセージ形の充填部が得られた。
【0032】
この50個のソーセージ形の充填部の間のリンク部分のほぼ中央部を、20cm間隔で互いに向き合う2列のフックにジグザグに掛け、更にこのリンク部分のみに霧吹きを用いて水を吹きかけ、10℃以下の室温で濡れたリンク部分を乾燥させた後フックにかけた部分で切り離す事によってソーセージ形状の餌が得られた。
【0033】
切り離したリンク部分の先端を手に持って水槽で泳ぐイルカに見せた所躊躇なく食した。そのイルカの排便等には全く異常はなく、魚類の生肉と同じく消化吸収された。
又、水中に投げ込んでみると乾燥させたリンク部分はしばらくそのままで開かず間もなくイルカが見つけて飲み込んだ。
【0034】
(実施例2)
鮮魚類の処理屑を利用して、直径7mmの穴を有する肉挽き機((株)平賀工作所社製No72EX−L)にかけた物に、全量に対し乾燥重量にして5%宛ての食用ゼラチンの水溶液を加えた餌材を充填後の直径が30mmのコラーゲンケーシングに充填した。ここで用いるゼラチンは、肉挽きにかけた餌材は粘性が無く充填機で詰る事が時々見られる為少し粘性を持たせ流動性を良くするものである。
【0035】
ソーセージ形の1餌充填部当りの重量を130〜135g,1リンク当りの捻り回転数を15と設定し実施例1と同様に充填した。一充填部粒当りの長さは17cmとなった。
【0036】
ソーセージ形の餌を10個ずつ並べリンク部分が交互にU字形および逆U字形になる様にし150℃に加熱した電気鏝でリンク部分のみを挟む様に押さえつけコラーゲンを熱変性させ融着させた。
【0037】
リンク部分の中央から切り離しアザラシに投げ与えたところ、問題なく食した。
この方法によって魚屑の有効利用を行う事が可能であった。
【0038】
(実施例3)
鯛や鮃などの粗を用いてミンチを作り、コラーゲンケーシングに充填後自己端末を結紮して魚食性動物用餌を調製した。当該餌を使用して平成13年7月10日から9月26日にかけて、愛知県日間賀島サンライズビーチにて飼養中のイルカ2頭を用いて毎日一定の割合で投与を行ったが、イルカの健康状態は極めて良好であった。
【0039】
【本発明の効果】
水揚げの多い港の近くで多量に発生する鮮魚類の生屑を利用する事が可能となり、動物園、水族館等の魚食性動物に対して人が手に持って与える事が出来、然も水槽中に投げ込まれても内容物が容易には出ない為水槽を汚す事が無くなった。
【0040】
更に動物園、水族館等の経営改善に寄与するばかりでなく、廃棄物の低減による環境汚染の抑制、水産資源の有効利用ならびにその保存、さらに、魚食性動物の健康維持が充分見込まれる様に成った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の魚食性動物用の餌の一態様を示す概略図である。
【図2】餌充填部とリンク部が鎖状につながった状態を表す概略図である。
Claims (7)
- 魚食性動物用の餌であって、該餌の餌材料が可食性ケーシングにより被包されて全体が略柱状とされ、可食性ケーシングの両端部が側方へ突出して水中においても餌材料が流出しないように閉塞されていることを特徴とする魚食性動物用の餌。
- 可食性ケーシングの材料がコラーゲンであることを特徴とする請求項1に記載の魚食性動物用の餌。
- 突出部の長さが少なくとも1cmであることを特徴とする請求項1または2に記載の魚食性動物用の餌。
- 圧着、接着、加熱による融着、紐、テープ若しくは糸による結紮、または自己の端末の結紮により閉塞されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の魚食性動物用の餌。
- 魚食性動物用の餌の製造法であって、順に、筒状可食性ケーシングに所定量の餌材料を一定間隔ごとに充填するステップと、各充填ごとにケーシングを少なくとも4回捻ることにより餌材料充填部とリンク部を形成するステップと、各リンク部を閉塞してから各餌材料充填部の両端部が閉塞部を有するように各リンク部を切断するステップかまたは各リンク部を切断してから各餌材料充填部の両端部が閉塞部を有するように閉塞するステップとの各ステップを具備し、餌材料が可食性ケーシングにより被包され、可食性ケーシングの全体が略柱状に形成されかつ両端部が側方へ突出して水中においても餌材料が流出しないように閉塞されている魚食性動物用の餌の製造法。
- 可食性ケーシングの材料がコラーゲンであることを特徴とする請求項5に記載の方法。
- 各リンク部を、圧着、接着、加熱による融着、紐、テープ若しくは糸による結紮により閉塞して各餌材料の両端部が閉塞部を有するように各リンク部を切断するかまたは各リンク部を切断してから各餌材料の両端部が閉塞部を有するように、自己の端末の結紮により閉塞することを特徴とする請求項5または6に記載の方法。
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