JP2004064914A - セグメント順次接合ステータコイル型回転電機 - Google Patents

セグメント順次接合ステータコイル型回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP2004064914A
JP2004064914A JP2002221256A JP2002221256A JP2004064914A JP 2004064914 A JP2004064914 A JP 2004064914A JP 2002221256 A JP2002221256 A JP 2002221256A JP 2002221256 A JP2002221256 A JP 2002221256A JP 2004064914 A JP2004064914 A JP 2004064914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slot
segment
phase
coil
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002221256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3745714B2 (ja
Inventor
Shinichi Ogawa
小川 新一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2002221256A priority Critical patent/JP3745714B2/ja
Priority to US10/457,643 priority patent/US6979926B2/en
Priority to DE10326095A priority patent/DE10326095A1/de
Priority to EP03013216A priority patent/EP1381140B1/en
Publication of JP2004064914A publication Critical patent/JP2004064914A/ja
Priority to US11/237,654 priority patent/US7242124B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3745714B2 publication Critical patent/JP3745714B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】頭部側コイルエンドの軸方向長さ増大や頭部側コイルエンドの導体総延長距離の増大を抑止しつつターン数増大による高電圧化を実現可能なセグメント順次接合ステータコイルを提供すること。
【解決手段】セグメント順次接合ステータコイルの相巻線3Uを、重ね巻コイル3000と、波巻コイル4000と、重ね巻コイル3000と波巻コイル4000とを直列接続する径方向渡り線5000とを直列接続して構成する。重ね巻コイル3000は、互いに周回方向又はスロットが異なるとともに略一周する6個の一周重ね巻きコイル3001〜3006を直列接続してなり、波巻コイル4000は、互いに周回方向又はスロットが異なるとともに略一周する6個の一周波巻コイル4001〜4006を直列接続して構成される。
【選択図】図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、セグメント順次接合ステータコイル型回転電機の改良、特にセグメント順次接合ステータコイル型車載回転電機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決賞とする課題】
車両用交流発電機として、ステータコアのスロットに挿通された多数のU字状のセグメント導体を順次接合して形成されたセグメント順次接合型ステータコイルを有するセグメント順次接合ステータコイル型回転電機が提案されているが、損失、発熱の低減を目的とする車両用バッテリの高電圧化や回転電機の小型軽量化を考えると、ロータ極数を増加することなくステータコイルのターン数を増大することが要望される。
【0003】
しかしながら、上記した従来のセグメント順次接合ステータコイルでは配線パターンが一定であるため、ロータ極数を増加することなくターン数を増大すること簡単ではなく、高電圧化に対応することが困難であった。
【0004】
セグメント順次接合ステータコイルにおいて、ターン数を増大するにはスロットの互いに径方向隣接する導体収容位置の数を増大することであり、たとえば、一対の脚部がスロットの径方向1層、6層を挿通する大セグメントと、一対の脚部がスロットの径方向2層、5層を挿通する中セグメントと、一対の脚部がスロットの径方向3層、4層を挿通する小セグメントとを準備し、中セグメントが小セグメントを囲み、大セグメントが中セグメントを囲む3重セグメント構造が提案されている。
【0005】
この3重セグメント構造のセグメント順次接合ステータコイルは、従来公知(たとえば特許第3155532)の2重セグメント構造、すなわち、一対の脚部がスロットの径方向1層、4層を挿通する大セグメントと、一対の脚部がスロットの径方向2層、3層を挿通する小セグメントとを準備し、大セグメントが小セグメントを囲む構造に対してターン数を5割増しとすることができる。
【0006】
しかし、この方式によれば、頭部側コイルエンドがセグメント3重構造となるため、大型化し、その分回転電機の体格が増大したり、コイルエンドの導体総延長距離の増大による無効インダクタンスや電気抵抗の増大が欠点となる。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、頭部側コイルエンドの軸方向長さ増大や頭部側コイルエンドの導体総延長距離の増大を抑止しつつターン数増大による高電圧化を実現可能なセグメント順次接合ステータコイルを提供することをその目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本願発明は、複数対の磁極を有する回転子と、径方向一方側から数えて少なくとも1〜6層の導体収容位置をそれぞれ有する多数のスロットを有するステータコアと、互いに異なる一対の前記スロットの互いに異なる前記導体収容位置を軸方向一方側から個別に挿通した後、周方向へ延在する一対の脚部を有する多数のU字状セグメントを、互いに径方向に隣接する前記各脚部のペアごとに接合することにより直列接続してなる相巻線を必要相数分有する多相のステータコイルとを有し、
前記U字状セグメントは、前記スロットから飛び出した前記一対の前記脚部が周方向互いに近づく向きに曲げられる重ね巻セグメントと、前記スロットから飛び出した前記一対の前記脚部が周方向互いに遠ざかる向きに曲げられる波巻セグメントとを含むセグメント順次接合ステータコイル型回転電機において、
前記ステータコアが、同一相の前記相巻線が収容される前記スロットを意味する同相スロットを磁極ごとに周方向へ連続してk(kは2以上の自然数)個有し、前記相巻線が、重ね巻コイルと、波巻コイルと、前記重ね巻コイルと前記波巻コイルとを直列接続する径方向渡り線(径方向接続セグメントとも呼ぶ)とを有し、前記重ね巻コイルが、周方向所定順位の前記同相スロットの前記1、4層の前記導体収容位置に挿通される前記波巻セグメントと、前記波巻セグメントと同一の前記同相スロットの2、3層の前記導体収容位置に挿通される前記重ね巻セグメントとを交互に接続して略1周する一周重ね巻きコイルを合計2k個直列接続してなり、前記波巻コイルが、周方向所定順位の前記同相スロットの5、6層の前記導体収容位置に挿通される前記波巻セグメントを順次接続して略1周する一周波巻コイルを合計2k個直列接続してなることを特徴とするセグメント順次接合ステータコイル型回転電機である。
【0009】
すなわち、この発明のセグメント順次接合ステータコイルは、各同相スロットに2個づつ収容され、全体として2k個形成される1周コイルを直列接続して重ね巻コイルを形成し、同様に波巻コイルを形成し、これら重ね巻コイルと波巻コイルとを直列接続して、各スロットに6つの導体が径方向に配列されるセグメント順次接合ステータコイルを構成している。
【0010】
なお、重ね巻コイルは、スロットの径方向に連続する4つの導体収容位置を占有し、一つの同相スロットは互いに逆方向に進行する2つの1周コイル(一周重ね巻きコイルと呼ぶ)を有する。同様に、波巻コイルは、スロットの径方向に連続する2つの導体収容位置を占有し、一つの同相スロットは互いに逆方向に進行する2つの1周コイル(一周波巻コイルと呼ぶ)を有する。
【0011】
本発明のセグメント順次接合ステータコイルは、既述した3重セグメント構造のセグメント順次接合ステータコイルに比較して、2重セグメント構造をもつ重ね巻コイルと、1重セグメント構造をもつ波巻コイルとを径方向に隣接配置する構造とすることができるうえ、同相スロットの数倍だけターン数を倍増することができるにもかかわらず、重ね巻コイルと波巻コイルとを接続は1本の径方向接続セグメントで済ますことができるので、頭部側コイルエンドの軸方向長さを短縮し、かつ、頭部側コイルエンドの導体総延長距離を短縮して、回転電機の体格(軸方向長)の縮小と、ステータコイルの無効インダクタンス及び電気抵抗の低減による効率向上、発熱低減を実現することができる。
【0012】
請求項2記載の構成は請求項1記載のセグメント順次接合ステータコイル型回転電機において更に、前記重ね巻コイルが、一方向へ進行する前記一周重ね巻きコイルをk個直列接続した後、反対方向へ進行する前記一周重ね巻きコイルをk個直列接続してなることを特徴としている。
【0013】
この重ね巻コイルの接続方式によれば、一方向へ進行する前記一周重ね巻きコイルと反対方向へ進行する一周重ね巻きコイルとを交互に直列接続して重ね巻コイルを構成する場合に比較して、一方向へ進行する一周重ね巻きコイルから反対方向へ進行する一周重ね巻きコイルへの方向反転用異形セグメント(方向反転セグメントとも呼ぶ)を一つに減らすことができるため、方向反転セグメントの相互干渉を格段に減らすことができ、頭部側コイルエンドにおける配線配置を格段に簡素化することができる。
【0014】
請求項3記載の構成によれば請求項1又は2記載のセグメント順次接合ステータコイル型回転電機において更に、前記波巻コイルが、一方向へ進行する前記一周波巻コイルをk個直列接続した後、反対方向へ進行する前記一周波巻コイルをk個直列接続してなることを特徴としている。
【0015】
この重ね巻コイルの接続方式によれば、一方向へ進行する前記一周波巻コイルと反対方向へ進行する一周波巻コイルとを交互に直列接続して重ね巻コイルを構成する場合に比較して、一方向へ進行する一周波巻コイルから反対方向へ進行する一周波巻コイルへの方向反転用渡り線を一つに減らすことができるため、方向反転用を渡り線の相互干渉を格段に減らすことができ、頭部側コイルエンドにおける配線配置を格段に簡素化することができる。
【0016】
つまり、この方向反転渡り線の一対の脚部は、スロットの同一層に配置されて周方向同一向きに延在するため、各同相スロットごとにこの方向反転渡り線を設ける場合、それらの間の干渉が生じやすく、製造が困難となる。これに対して、この発明では、各同相スロットの一方向に進行する一周波巻コイルを順次接続してから方向反転渡り線にて反転して各同相スロットの他方向に進行する一周波巻コイルを順次接続する構成を採用しているので、方向反転渡り線はたった一本とすることができ、渡り線の構成を非常に簡略化することが可能となる。
【0017】
請求項4記載の構成によれば請求項1及び3記載のセグメント順次接合ステータコイル型回転電機において更に、前記波巻コイルは、 一方向へ進行するk個の前記一周波巻コイルと反対方向へ進行するk個の前記一周波巻コイルとを接続する方向反転用渡り線を有し、各相巻線の両端をなす一対の引き出し線と前記方向反転用渡り線とは、2磁極ピッチの範囲に配置されていることを特徴としている。
【0018】
このようにすれば、方向反転用渡り線や、相巻線の両端をなす一対の引き出し線を周方向に長く引き回す必要がなく、無駄な配線インピーダンスの増大を低減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明のセグメント順次接合型ステータコイルを有する車両用回転電機の例を図に示す各実施形態に基づいて説明する。
(全体構成)
この車両用回転電機の軸方向断面図を図1に示す。
【0020】
図1において、1は固定子(ステータ)、2は固定子鉄心、3はステータコイル、4は回転子(ロータ)、5はハウジング、6は回転軸である。
【0021】
固定子1は、ハウジング5の周壁内周面に固定されている。ロータ4が嵌着される回転軸6は一対の軸受けによりハウジング5の両端壁に回転自在に支承されて、図示しないエンジンに図示しないベルトによりプーリー結合されている。
【0022】
ロータ4の外周面近傍には、図示しない永久磁石が周方向所定ピッチで極性交互に埋設されており、全体として永久磁石型三相ブラシレスDCモータ(同期モータ)を構成している。なお、ロータ構造には、ランデルポールコア構造他、種々の形式が可能であるが、このような種々の形式の同期機自体は周知であるので説明を省略する。
【0023】
固定子1は、周知のスロットおよび歯部を有する固定子鉄心(ステータコア)2と、スロット内に配置された複数の電気導体(セグメント)により構成される固定子巻線(三相星形接続されたステータコイル)3と、固定子鉄心2と電気導体との間を電気絶縁するインシュレータ7とにより構成されている。
【0024】
図2は固定子1の軸方向部分断面図、図3は固定子1の径方向部分断面図である。固定子鉄心2の内周面には、1磁極当たり3個(k=3)の同相スロット351〜353を有し、合計p・k・m(pは相数、mは磁極数)個のスロットが周方向等間隔に配置されている。周方向に隣接する3つの同相スロット35には同一相の相巻線が収容されている。3
51を第1同相スロット、352を第2同相スロット、353を第3同相スロットと呼ぶ。各スロットは図3に示すように、互いに径方向に隣接する1〜6層の導体収容位置に区分される。各導体収容位置はそれぞれ一本の導体(セグメントの脚部)を収容している。
【0025】
ステータコイル3は、U字状の導体片(セグメントという)30(図2参照)を各スロット350(図3参照)へ図1において軸方向右側から左側へ挿通し、各セグメント30の先端部を径方向に隣接する一対づつ溶接することにより、各セグメントを直列接続してなる3個の相巻線(U相巻線、V相巻線、W相相巻線)を星形接続して構成されている。
【0026】
セグメント30は、図4に示すように、U字状の頭部31と、頭部31の両端からそれぞれ延在する一対の脚部32とからなり、脚部32は、スロット350内に収容されているスロット導体部33(図3参照)と、固定子鉄心2の前端部から突出した後、略周方向へ屈曲し、径方向に隣接する他の飛び出し端部34と溶接されて端部側コイルエンド8を構成する飛び出し端部34とからなる。セグメント30の頭部31も固定子鉄心2の後端部から突出して頭部側コイルエンド9を構成している。
【0027】
一つのスロット350には、6本のスロット導体部33が径方向へ一列に配置されている。すなわち、スロット導体部331は1層に、スロット導体部332は2層に、スロット導体部333は3層に、スロット導体部334は4層に、スロット導体部335は5層に、スロット導体部336は6層に収容されている。
【0028】
同一セグメント30の一対のスロット導体部33、33は、特別の異形セグメントを除いて、互いに1磁極ピッチ(電気角π)離れ、周方向同一順位である一対の同相スロットに個別に挿通されている。特別の異形セグメントを除いて、同一のセグメント30の一対のスロット導体部33、33は、径方向において異なる位置に収容されている。
【0029】
セグメント30は、図3に示すように、一対のスロット導体部33が2層と3層の導体収容位置に収容される重ね巻セグメント300と、一対のスロット導体部33が1層と4層の導体収容位置に収容される波巻セグメント301と、一対のスロット導体部33が5層と6層の導体収容位置に収容される波巻セグメント302とを有し、その他に後述する異形セグメントを有している。重ね巻セグメント300の頭部31は図2に示すように波巻セグメント301の頭部31により囲まれている。
【0030】
重ね巻セグメント300と波巻セグメント301とは後述する重ね巻コイル3000を構成し、波巻セグメント302は後述する波巻コイル4000を構成している。5000は、重ね巻コイル3000と波巻コイル4000とを接続する径方向接続セグメントである。
【0031】
以下、この実施例の特徴をなすステータコイル3の構造、配置を説明する。ただし、三相星形巻線を構成する3つの相コイルの構造、配置は周方向へずれているだけで本質的に同じであるので、以下においてはU相コイルだけを説明する。
【0032】
(第1の相巻線形成態様)
U相コイル3Uの態様を図5に示す回路図を参照して説明する。
【0033】
U相コイル3Uは、重ね巻コイル3000と波巻コイル4000とを径方向接続セグメント5000により直列接続してなり、重ね巻コイル3000の一端は中性点に、波巻コイル4000の一端はU相端子(U相引き出し線)に接続されるが、重ね巻コイル3000の一端をU相端子(U相引き出し線)に、波巻コイル4000の一端を中性点に接続してもよいことはもちろんである。
【0034】
(重ね巻コイル3000の説明)
以下に重ね巻コイル3000について説明する。
【0035】
重ね巻コイル3000は、図5に示すように、合計6つの一周重ね巻きコイル3001〜3006を、隣接スロット接続セグメント6001〜6005により直列接続してなる。隣接スロット接続セグメント6003は方向反転セグメントである。
【0036】
一周重ね巻きコイル3001〜3006はそれぞれ、互いに隣接する3つの同相スロット351〜353のうち周方向同一順位に配置される一つの同相スロットに収容されて略一周するコイルである。一周重ね巻きコイル3001、3003、3005はそれぞれ周方向一方側へ進行し、一周重ね巻きコイル3002、3004、3006はそれぞれ周方向他方側へ進行する。一周重ね巻きコイル3001、3002は同相スロット351に収容され、一周重ね巻きコイル3003、3004は同相スロット352に収容され、一周重ね巻きコイル3005、3006は同相スロット353に収容されている。
【0037】
重ね巻コイル3000において、一周重ね巻きコイル3001、3002のセットと、一周重ね巻きコイル3003、3004のセットと、一周重ね巻きコイル3005、3006のセットとは、収容される同相スロットの周方向順位が異なるだけで(周方向へ1スロットピッチづつづれているだけで)空間配置は同じである。
【0038】
図6に、スロット番号n、n+9、n+18の同相スロット351に収容される一周重ね巻きコイル3001、3002を示す。
【0039】
一周重ね巻きコイル3001、3002はそれぞれ、波巻セグメントと重ね巻セグメントとを交互に接続してなる。波巻セグメントは太線で示され、その一対のスロット導体部331、334は同相スロット351の1層、4層の導体収容位置に収容されている。重ね巻セグメントは点線で示され、その一対のスロット導体部332、333は同相スロット351の2層、3層の導体収容位置に収容されている。一周重ね巻きコイル3001と、一周重ね巻きコイル3002とは逆方向に進行している。
【0040】
重ね巻コイル3000の隣接スロット接続セグメント6001〜6005について図7を参照して説明する。実線は頭部側コイルエンド311を示し、点線は端部側コイルエンド312を示す。
【0041】
スロット導体部33aは、中性点に接続されるこのU相コイル3Uの最初(一番端の)スロット導体部33であり、一周重ね巻きコイル3001の最初のスロット導体部33であり、ある同相スロットの1層の導体収容位置に収容されている。スロット導体部33a’は、一周重ね巻きコイル3003の最初のスロット導体部33であり、スロット導体部33aが収容される同相スロットの隣の同相スロットに収容される1層のスロット導体部である。スロット導体部33a”は、一周重ね巻きコイル3005の最初のスロット導体部33であり、スロット導体部33a’が収容される同相スロットの隣の同相スロットに収容される1層のスロット導体部である。
【0042】
スロット導体部33bは、一周重ね巻きコイル3001の最後のスロット導体部33であり、ある同相スロットの4層の導体収容位置に収容されている。スロット導体部33b’は、一周重ね巻きコイル3003の最後のスロット導体部33であり、スロット導体部33bが収容される同相スロットの隣の同相スロットに収容される4層のスロット導体部である。スロット導体部33b”は、一周重ね巻きコイル3005の最後のスロット導体部33であり、スロット導体部33b’が収容される同相スロットの隣の同相スロットに収容される4層のスロット導体部である。
【0043】
スロット導体部33cは、一周重ね巻きコイル3002の最初のスロット導体部33であり、スロット導体部33aと同じ同相スロットの2層の導体収容位置に収容されている。スロット導体部33c’は、一周重ね巻きコイル3004の最初のスロット導体部33であり、スロット導体部33bが収容される同相スロットの隣の同相スロットに収容される2層のスロット導体部である。スロット導体部33c”は、一周重ね巻きコイル3006の最初のスロット導体部33であり、スロット導体部33c’が収容される同相スロットの隣の同相スロットに収容される2層のスロット導体部である。
【0044】
スロット導体部33dは、一周重ね巻きコイル3002の最後のスロット導体部33であり、ある同相スロットの3層の導体収容位置に収容されている。スロット導体部33d’は、一周重ね巻きコイル3004の最後のスロット導体部33であり、スロット導体部33dが収容される同相スロットの隣の同相スロットに収容される3層のスロット導体部である。スロット導体部33d”は、一周重ね巻きコイル3006の最後のスロット導体部33であり、スロット導体部33d’が収容される同相スロットの隣の同相スロットに収容される3層のスロット導体部である。
【0045】
隣接スロット接続セグメント6001〜6003は、セグメント301と同じ軸方向高さをもつことができ、隣接スロット接続セグメント6004、6005はセグメント300と同じ軸方向高さをもつことができ、頭部側コイルエンド311の軸方向高さが増加することを防止することができる。隣接スロット接続セグメント6003だけが方向反転セグメントであり、隣接スロット接続セグメント6001〜6002と、隣接スロット接続セグメント6004〜6005とが互いに大きさが異なるため、それらの間の干渉を顧慮することなく配置可能であり、その上、隣接スロット接続セグメント6003もまた、セグメント301と同じ軸方向高さとすることができるためである。
【0046】
(波巻コイル4000の説明)
以下に波巻コイル4000について説明する。
【0047】
波巻コイル4000は、図5に示すように、合計6つの一周波巻コイルコイル4001〜4006を、隣接スロット接続セグメント7001、7002、7004、7005と方向反転渡り線7003により直列接続してなる。
【0048】
一周波巻コイル4001〜4006はそれぞれ、互いに隣接する3つの同相スロット351〜353のうち周方向同一順位に配置される一つの同相スロットに収容されて略一周するコイルである。一周波巻コイル4001、4003、4005はそれぞれ周方向一方側へ進行し、一周波巻コイル4002、4004、4006はそれぞれ周方向他方側へ進行する。一周波巻コイル4001、4002は同相スロット351に収容され、一周波巻コイル4003、4004は同相スロット352に収容され、一周波巻コイル4005、4006は同相スロット353に収容されている。
【0049】
波巻コイル4000において、一周波巻コイル4001、4002のセットと、一周波巻コイル4003、4004のセットと、一周波巻コイル4005、4006のセットとは、収容される同相スロットの周方向順位が異なるだけで(周方向へ1スロットピッチづつづれているだけで)空間配置は同じである。
【0050】
図8に、スロット番号n、n+9、n+18の同相スロット351に収容される一周波巻コイル4001、4002を示す。
【0051】
一周波巻コイル4001、4002はそれぞれ、波巻セグメントを順番に接続してなる。同一スロットの5、6層の導体収容位置のスロット導体部は、異なる2つの一周波巻コイル4001、4002に別々に属する。これら二つの一周波巻コイル4001、4002は逆方向に進行している。
【0052】
波巻コイル4000の隣接スロット接続セグメント7001〜7005について図9を参照して説明する。実線は頭部側コイルエンド311を示し、点線は端部側コイルエンド312を示す。
【0053】
スロット導体部33eは、重ね巻コイル3000からの径方向接続セグメント5000に接続されるこの一周波巻コイル4001の最初のスロット導体部33であり、ある同相スロットの1層の導体収容位置に収容されている。スロット導体部33e’は、一周波巻コイル4003の最初のスロット導体部33であり、スロット導体部33eが収容される同相スロットの隣の同相スロットに収容される5層のスロット導体部である。スロット導体部33e”は、一周波巻コイル4005の最初のスロット導体部33であり、スロット導体部33e’が収容される同相スロットの隣の同相スロットに収容される5層のスロット導体部である。
【0054】
スロット導体部33fは、一周波巻コイル4001の最後のスロット導体部33であり、ある同相スロットの6層の導体収容位置に収容されている。スロット導体部33f’は、一周波巻コイル4003の最後のスロット導体部33であり、スロット導体部33fが収容される同相スロットの隣の同相スロットに収容される6層のスロット導体部である。スロット導体部33f”は、一周波巻コイル4005の最後のスロット導体部33であり、スロット導体部33f’が収容される同相スロットの隣の同相スロットに収容される6層のスロット導体部である。
【0055】
スロット導体部33g”は、一周波巻コイル4002の最初のスロット導体部33であり、スロット導体部33eと同じ同相スロットの6層の導体収容位置に収容されている。スロット導体部33g’は、一周波巻コイル4004の最初のスロット導体部33であり、スロット導体部33gが収容される同相スロットの隣の同相スロットに収容される6層のスロット導体部である。スロット導体部33g”は、一周波巻コイル4006の最初のスロット導体部33であり、スロット導体部33g’が収容される同相スロットの隣の同相スロットに収容される6層のスロット導体部である。
【0056】
スロット導体部33h”は、一周波巻コイル4002の最後のスロット導体部33であり、ある同相スロットの5層の導体収容位置に収容されている。スロット導体部33h’は、一周波巻コイル4004の最後のスロット導体部33であり、スロット導体部33h”が収容される同相スロットの隣の同相スロットに収容される5層のスロット導体部である。スロット導体部33hは、一周波巻コイル4006の最後のスロット導体部33であり、スロット導体部33h’が収容される同相スロットの隣の同相スロットに収容される5層のスロット導体部であり、U相端子に接続されている。
【0057】
隣接スロット接続セグメント7001、7002、7004、7005は、セグメント302と同じ軸方向高さをもつことができ、頭部側コイルエンド311の軸方向高さが増加することを防止することができる。方向反転渡り線7003の一対の脚部は、6層の略1磁極ピッチ(電気角略π)離れた二つのスロットの各6層の導体収容位置に収容される。
【0058】
したがって、この実施例によれば、電気角略2πの間に、中性点に連なるスロット導体部、U相端子に連なるスロット導体部、方向反転渡り線7003を配置することができ、端子台の周方向幅を小さくすることができる。
【0059】
(端部側コイルエンド及び頭部側コイルエンドの詳細説明)
頭部側コイルエンド311及び端部側コイルエンド312における配線を、図10〜図15を参照して更に詳しく説明する。ただし、以下で用いる符号は、いままで用いた符号とは無関係の場合もあるものとする。ただし、三相星形巻線を構成する3つの相コイルの構造、配置は周方向へずれているだけで本質的に同じであるので、以下においてはU相コイルだけを説明する。
【0060】
この実施例では、周方向に隣接する3つのスロットSに同一相のスロット導体部33が収容されている。スロット番号4〜6、13〜15、22〜24、31〜33、40〜42、49〜51は、U相コイルを構成するスロット導体部33を収容するのでU相スロットと呼称される。スロット番号7〜9、16〜18、25〜27、34〜36、43〜45は、V相コイルを構成するスロット導体部33を収容するのでV相スロットと呼称される。スロット番号1〜3、10〜12、19〜21、28〜30、37〜39、46〜48は、W相コイルを構成するスロット導体部33を収容するのでW相スロットと呼称される。ただし、図10〜図15では、一部のスロット番号だけが図示されている。また、この明細書では、理解を簡素化するためにスロット番号と他の構成要素とは同一符号を有しているが、これらは別の構成要素であることは明らかである。
【0061】
図10、図12、図14は、頭部側コイルエンド9を軸方向にみた部分模式側面図であり、U相コイルの頭部側コイルエンド9を構成するセグメント30の頭部31とスロット導体部33との配置状態を示す。
【0062】
図11、図13、図15は、端部側コイルエンド8を軸方向にみた部分模式側面図であり、U相コイルの端部側コイルエンド8を構成するセグメント30の飛び出し端部34とスロット導体部33との配置状態を示す。
【0063】
スロット番号22〜24、40〜42は、このU相電流が軸方向一側(たとえば奥側)に流れる往き導体を収容する往き導体収容スロットを構成し、スロット番号31〜33、49〜51は、このU相電流が軸方向他側(たとえば手前側)に流れる還り導体を収容する還り導体収容スロットを構成している。したがって、同一セグメントの一対のスロット導体部の一方は上記往き導体を、他方は還り導体を構成している。
【0064】
U1は、それぞれ往き導体収容スロットを構成する同相隣接3スロットのうち一番左の往き導体スロット(最もスロット番号が小さいスロット)である。U2は、それぞれ往き導体収容スロットを構成する同相隣接3スロットのうち中央の往き導体収容スロットである。U3は、それぞれ往き導体収容スロットを構成する同相隣接3スロットのうち一番右の往き導体スロット(最もスロット番号が大きいスロット)である。U1’は、それぞれ還り導体収容スロットを構成する同相隣接3スロットのうち一番左の還り導体スロット(最もスロット番号が小さいスロット)である。U2’は、それぞれ還り導体収容スロットを構成する同相隣接3スロットのうち中央の還り導体収容スロットである。U3’は、それぞれ還り導体収容スロットを構成する同相隣接3スロットのうち一番右の還り導体スロット(最もスロット番号が大きいスロット)である。U相コイルは、U1、U2、U3、U1’、U2’、U3’スロットに収容されるU相セグメントを直列に接続して構成される。
【0065】
ただし、この実施例では、往き導体がスロット番号40〜42の各スロットに収容されるか又はスロット番号31の一層に収容されるU相セグメントの一部(特別U相セグメントと呼ぶ)は、通常U相セグメントと呼ばれる他のU相セグメントと形状および配置が異なっている。これは、これら特別U相セグメントにより、直列接続されてU相コイルを構成する複数の部分コイル間の接続を行うとともに、U相引き出し端子、中性点引き出し端子を構成するためである。特別U相セグメントについては後述するものとする。
【0066】
(通常U相セグメントの説明)
通常U相セグメントは、往き導体が往き導体収容スロットU1に、還り導体が還り導体収容スロットU1’に収容されるU1セグメントと、往き導体が往き導体収容スロットU2に、還り導体が還り導体収容スロットU2’に収容されるU2セグメントと、往き導体が往き導体収容スロットU3に、還り導体が還り導体収容スロットU3’に収容されるU3セグメントとからなる。
【0067】
各U1セグメントは直列接続されてU1コイルを構成し、各U2セグメントは互いに直列接続されてU2コイルを構成し、各U3セグメントは互いに直列接続されてU3コイルを構成する。これらU1コイル、U2コイル、U3コイルは互いに直列接続されてU相コイルを構成する。
【0068】
U1セグメントの配置を図10、図11に示す。
【0069】
図10において、U1セグメントは、それぞれ周方向9スロットピッチのスロット導体部ピッチを有する6種類のセグメント101〜106からなる。
【0070】
セグメント101の往き導体は往き導体収容スロットU1(たとえば22)の1層位置に、その還り導体は還り導体収容スロットU1’(たとえば31)の4層位置に収容される。セグメント102の往き導体は往き導体収容スロットU1(たとえば22)の2層位置に、その還り導体は還り導体収容スロットU1’(たとえば31)の3層位置に収容される。セグメント103の往き導体は往き導体収容スロットU1(たとえば22)の5層位置に、その還り導体は還り導体収容スロットU1’(たとえば31)の6層位置に収容される。
【0071】
同様に、セグメント104の往き導体は往き導体収容スロットU1’(たとえば49)の1層位置に、その還り導体は還り導体収容スロットU1(たとえば58)の4層位置に収容される。セグメント105の往き導体は往き導体収容スロットU1’(たとえば49)の2層位置に、その還り導体は還り導体収容スロットU1(たとえば58)の3層位置に収容される。セグメント106の往き導体は往き導体収容スロットU1’(たとえば49)の5層位置に、その還り導体は還り導体収容スロットU1(たとえば58)の6層位置に収容される。
【0072】
セグメント101と104、セグメント102と105、セグメント103とセグメント106は同一形状となる。
【0073】
各セグメント101〜106の1層、2層、5層の各位置の往き導体は、この往き導体が収容される往き導体スロットよりもスロット番号が大きい側の還り導体収容スロットの3層、4層、6層の各位置の還り導体と同一セグメントを構成する。各セグメント101〜106の1層、2層、5層の各位置の還り導体は、この還り導体が収容される還り導体スロットよりもスロット番号が大きい側の往き導体収容スロットの3層、4層、6層の各位置の往き導体と同一セグメントを構成する。
【0074】
これらU1セグメントを構成する6種類のセグメント101〜106の飛び出し端部34により構成される端部側コイルエンド8を図4に示す。
【0075】
図11において、ある往き導体収容スロットU1の1層位置から出た往き導体に連なる飛び出し端部34は、この往き導体収容スロットU1よりもスロット番号が小さい還り導体収容スロットU1’の2層位置から出た還り導体U1に連なる飛び出し端部34に溶接される。
【0076】
ある往き導体収容スロットU1の2層位置から出た往き導体に連なる飛び出し端部34は、この往き導体収容スロットU1よりもスロット番号が大きい還り導体収容スロットU1’の1層位置から出た還り導体U1に連なる飛び出し端部34に溶接される。
【0077】
ある往き導体収容スロットU1の3層位置から出た往き導体に連なる飛び出し端部34は、この往き導体収容スロットU1よりもスロット番号が小さい還り導体収容スロットU1’の4層位置から出た還り導体U1に連なる飛び出し端部34に溶接される。
【0078】
ある往き導体収容スロットU1の4層位置から出た往き導体に連なる飛び出し端部34は、この往き導体収容スロットU1よりもスロット番号が大きい還り導体収容スロットU1’の3層位置から出た還り導体U1に連なる飛び出し端部34に溶接される。
【0079】
ある往き導体収容スロットU1の5層位置から出た往き導体に連なる飛び出し端部34は、この往き導体収容スロットU1よりもスロット番号が小さい還り導体収容スロットU1’の6層位置から出た還り導体U1に連なる飛び出し端部34に溶接される。
【0080】
ある往き導体収容スロットU1の6層位置から出た往き導体に連なる飛び出し端部34は、この往き導体収容スロットU1よりもスロット番号が大きい還り導体収容スロットU1’の5層位置から出た還り導体U1に連なる飛び出し端部34に溶接される。
【0081】
通常U相セグメントであるセグメント101〜106を上述したように順次接続することにより、U相部分コイルの一つを構成するU1コイルの通常U相セグメント部分が構成される。
【0082】
このU1コイルの通常U相セグメント部分は、セグメント101、102、104、105を順次直列接続してなる通常U相セグメント部分と、セグメント103、106を順次直列接続してなる通常U相セグメント部分とからなる。
【0083】
セグメント101〜102、104〜105の通常U相セグメント部分は、セグメント101の還り導体(4層)、セグメント101の往き導体(1層)、セグメント105の還り導体(2層)、セグメント105の往き導体(3層)、セグメント101の還り導体(4層)の繰り返しからなる第1コイルの通常U相セグメント部分と、セグメント104の往き導体(4層)、セグメント104の還り導体(1層)、セグメント102の往き導体(2層)、セグメント102の還り導体(3層)、セグメント104の往き導体(4層)の繰り返しからなる第2コイルの通常U相セグメント部分とからなる。
【0084】
セグメント103、106の通常U相セグメント部分は、セグメント103の還り導体(6層)、セグメント103の往き導体(5層)、セグメント103の還り導体(6層)の繰り返しからなる第3コイルの通常U相セグメント部分と、セグメント106の往き導体(6層)、セグメント106の還り導体(5層)、セグメント106の往き導体(6層)の繰り返しからなる第4コイルの通常U相セグメント部分とからなる。
【0085】
U2セグメントの配置を図12、図13に示す。
【0086】
U2スロット(U2コイルの往き導体が収容されるスロット)とU2’スロット(U2コイルの還り導体が収容されるスロット)と往き導体と還り導体とが収容される通常U相セグメントは、通常U相セグメント101〜106により構成される。すなわち、U2セグメントの通常U相セグメント101〜106の往き導体と還り導体とは、上述したU1セグメントの通常U相セグメント101〜106の往き導体と還り導体のそれと全く同じである。
【0087】
U3セグメントの配置を図14、図15に示す。
【0088】
U3スロット(U3コイルの往き導体が収容されるスロット)とU3’スロット(U2コイルの還り導体が収容されるスロット)と往き導体と還り導体とが収容される通常U相セグメントは、通常U相セグメント101〜106により構成される。U3セグメントの通常U相セグメント101〜106の往き導体と還り導体とは、上述したU1セグメントの通常U相セグメント101〜106の往き導体と還り導体のそれと全く同じである。
【0089】
(スロット番号31の一層に収容される特別U相セグメントの説明)
図10に示すように、略L字状の特別U相セグメント200は、スロット番号31のスロットの1層に収容される還り導体を構成し、特別U相セグメント200の先端はU相コイルの一端を構成している。
【0090】
(スロット番号40に往き導体が収容される特別U相セグメントの説明)
往き導体がスロット番号40に収容される特別U相セグメントの配置について、図10を参照して以下に説明する。
【0091】
略U字状の特別U相セグメント201は、スロット番号40のスロットの3層に収容される往き導体と、スロット番号32のスロットの2層位置に収容される還り導体とを有する。
【0092】
略U字状の特別U相セグメント202は、スロット番号40のスロットの4層位置に収容される往き導体と、スロット番号32のスロットの1層位置に収容される還り導体とを有する。
【0093】
略L字状の特別U相セグメント203は、スロット番号40のスロットの5層位置に収容される往き導体を構成し、特別U相セグメント203の先端はU相コイルの他端を構成している。
【0094】
略U字状の特別U相セグメント204は、スロット番号40のスロットの6層位置に収容される往き導体と、スロット番号32のスロットの5層位置に収容される還り導体とを有する。
【0095】
すなわち、スロット番号40とスロット番号32とを接続する特別U相セグメント201、202、204は、9スロットピッチを有する通常U相セグメントよりも1スロットピッチ少ない8スロットピッチを有している。
【0096】
(スロット番号41に往き導体が収容される特別U相セグメントの説明)
往き導体がスロット番号41に収容される特別U相セグメントの配置について、図12を参照して以下に説明する。
【0097】
略U字状の特別U相セグメント201は、スロット番号41のスロットの3層位置に収容される往き導体と、スロット番号33のスロットの2層位置に収容される還り導体とを有する。
【0098】
略U字状の特別U相セグメント202は、スロット番号41のスロットの4層位置に収容される往き導体と、スロット番号33のスロットの1層位置に収容される還り導体とを有する。
【0099】
略U字状の特別U相セグメント204は、スロット番号41のスロットの6層位置に収容される往き導体と、スロット番号33のスロットの5層位置に収容される還り導体とを有する。
【0100】
略L字状の特別U相セグメント205は、特別U相セグメント204と同一形状を有しており、スロット番号41のスロットの5層位置に収容される往き導体と、スロット番号49のスロットの6層位置に収容される還り導体とを有する。
【0101】
すなわち、スロット番号41とスロット番号33とを接続する特別U相セグメント201、202、204は、9スロットピッチを有する通常U相セグメントよりも1スロットピッチ少ない8スロットピッチを有している。また、スロット番号41とスロット番号49とを接続する特別U相セグメント205は、9スロットピッチを有する通常U相セグメントよりも1スロットピッチ少ない8スロットピッチを有している。
【0102】
(スロット番号42に往き導体が収容される特別U相セグメントの説明)
往き導体がスロット番号42に収容される特別U相セグメントの配置について、図14を参照して以下に説明する。
【0103】
略U字状の特別U相セグメント206は、スロット番号42のスロットの3層位置に収容される往き導体と、スロット番号31のスロットの5層位置に収容される還り導体とを有する。
【0104】
略U字状の特別U相セグメント207は、スロット番号42のスロットの4層位置に収容される往き導体と、スロット番号31のスロットの2層位置に収容される還り導体とを有する。
【0105】
略L字状の特別U相セグメント204は、スロット番号42のスロットの5層位置に収容される往き導体と、スロット番号50のスロットの6層位置に収容される還り導体とを有する。
【0106】
略U字状の特別U相セグメント208は、スロット番号42のスロットの6層位置に収容される往き導体と、スロット番号51のスロットの6層位置に収容される還り導体とを有する。
【0107】
すなわち、スロット番号42とスロット番号31とを接続する特別U相セグメント206、207は、9スロットピッチを有する通常U相セグメントよりも2スロットピッチ多い11スロットピッチを有している。また、スロット番号42とスロット番号51とを接続する特別U相セグメント208は、9スロットピッチを有する通常U相セグメントと同じスロットピッチを有するが、往き導体と還り導体とが収容される層が同じであるため、径方向の捻りがない。更に、スロット番号42とスロット番号50とを接続する特別U相セグメント204は、9スロットピッチを有する通常U相セグメントよりも1スロットピッチ少ない8スロットピッチを有している。
【0108】
結局、通常U相セグメントであるU1セグメントにより構成されてU1コイルを構成する第1〜第4コイル、通常U相セグメントであるU2セグメントにより構成されてU2コイルを構成する第1〜第4コイル、通常U相セグメントであるU3セグメントにより構成されてU3コイルを構成する第1〜第4コイルは、上記した各特別セグメント200〜208により直列接続されてU相コイルが完成される。V相コイル、W相コイルもU相コイルと同じ方法により構成される。
【0109】
(引き出し線の引き出し位置の説明)
引き出し線引き出し位置を図16を参照して説明する。
【0110】
33NはU相コイル3U(図3参照)の一周重ね巻きコイル3001に連なる中性点接続用の引き出し線であり、33UはU相端子接続用の引きだし線であり、これら両引き出し線は電気角π(1磁極ピッチ)離れた一対のスロットから個別に引き出される。7003は、一周波巻きコイル4003と4004とを接続する波巻きコイル4000の方向反転渡り線7003であり、この実施例では、両波巻きコイル4003、4004のどちらか一方の一端7003aを周方向に伸ばして引き出し線33Uを頭部側コイルエンドの軸方向外側にて周方向に越えさせることにより、両波巻きコイル4003、4004のどちらか他方の一端7003bに渡り線接合部7003cの部位にて溶接することにより接続を完成している。
【0111】
このようにすれば、渡り線接合部7003cと、引き出し線33U、33Nとの干渉も回避しつつ、引き出し線33N、33U、渡り線7003を2磁極ピッチの範囲に収めて無駄な引き出し線の這い回しによる無駄を減らすことができる。
【0112】
なお、U相、V相、W相の引き出し線や方向反転渡り線7003は、互いに干渉しないように周方向に必要スロットピッチずらせることが好適であるが。中性点接続用のラインが長くなったり、各相端子が固定される端子台が周方向に長くなったりするのを防止するために、相互干渉を回避できる範囲でできるだけ周方向に近接させることが好適である。また、相端子接続用の引き出し線と中性点接続用の引き出し線とを交代させてもよく、波巻きコイル4000をスロットの1、2層に、重ね巻きコイル3000をスロットの3〜6層に収容してもよいことも当然である。図17は、図16と同じくU相コイル3Uの引き出し線が無い部分を示す部分巻線展開図である。
【0113】
(実施例の特徴および作用効果1)
図10〜図15に示す各スロットの1〜4層位置に収容される通常U相セグメント101、102、104、105において、通常U相セグメント101と104とは同一形状を有し、通常U相セグメント102と通常U相セグメント105とは同一形状を有している。通常U相セグメント101は、通常U相セグメント102の軸方向外側を回り込んで配置され、通常U相セグメント104は、通常U相セグメント105の軸方向外側を回り込んで配置される。すなわち、通常U相セグメント101と104は大回りセグメント300(図1参照)を構成し、通常U相セグメント102と105とは小回りセグメント301(図1参照)を構成している。
【0114】
図10〜図15に示す各スロットの5〜6層位置に収容される通常U相セグメント103、106において、通常U相セグメント103と106とは同一形状を有し両者は交差しないので、通常U相セグメント102と103と同様の小回りセグメント302(図1参照)により構成することができる。
【0115】
すなわち、この実施例によれば、セグメントのほとんどを占める通常U相セグメントの部分において、頭部側コイルエンド9を構成するセグメントの頭部を軸方向において二重に形成することができるので、頭部側コイルエンド9の軸方向長さを短縮することができ、頭部三重構造の頭部側コイルエンドをもつ従来技術に比較して回転電機の軸方向長さを短縮することができる。又は、頭部側コイルエンド9とハウジングの後端壁との間の軸方向隙間を大きくすることができるので、冷却風の流れを向上することができる。更に、上記頭部三重構造の頭部側コイルエンドに比較して、セグメントの頭部の配線長さを短縮することができ、この部分の電気抵抗の低減による損失、発熱の低減を実現することができる。
【0116】
(実施例の特徴および作用効果2)
この実施例では、通常U相セグメントの他にこの通常U相セグメントとスロットピッチが異なる特別U相セグメントを採用することにより、セグメント順次接合型ステータコイルにおいて隣接複数スロットに同一相のセグメントを配置できることを見いだしたものであり、セグメント順次接合型ステータコイルが奏するスロット占積率向上などの効果を奏すると同時に、隣接複数スロットを同一相とすることによる以下の効果を実現することが可能となる。
【0117】
すなわち、隣接3スロットに同一相同一電流方向のスロット導体部33を収容する構成を採用しているので、ステータの極数を増大することなくステータコイルのターン数を増加することができ、その結果として、回転電機を高電圧系で駆動することができ、インバータおよび配線のローコスト化および損失、発熱の低減を実現することができる。また、ステータの極数を増大しなくてもよいため、同一回転数においてステータコイル電圧の周波数を低減することができ、配線インダクタンスロスの低減、インバータのスイッチングロス(スイッチング過渡損失)の低減により、効率向上を実現することができる。
【0118】
なお、本発明の隣接複数スロットを同相化する構成と類似する構成として、一つのスロットの周方向幅を増大し、その中に周方向に隣接して複数のスロット導体部33を配置するセグメント配置方式が考えられる。しかし、この方式は、周方向に隣接するスロット導体部33同士がスロット導体部33をスロットに挿入する際にこすれあって被覆樹脂膜がはがれるのを防止するために、スロットの周方向幅に十分なマージンを必要とするため、スロット占積率が低下すること、スロット数が低下するため、騒音振動が増加すること、同一スロット内にて周方向に隣接する二つのスロット導体部33、33が周方向に極めて接近しているために、両者がコイルエンド部において空間的に干渉するのを回避することが容易でないことなどの欠点があった。
【0119】
この実施例によれば、各セグメントのスロット導体部33は必ずステータコアの歯部を介して他のセグメントのスロット導体部33に近接するので、両者間の空間的干渉を良好に回避して、セグメント順次接合型ステータコイルの多ターン化を実現することが可能となる。
【0120】
(変形態様)
更に、径方向に重ね巻コイル3000を1乃至複数配置して、同様に径方向接続セグメント5000により直列接続してもよいことは、もちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の高電圧車両用回転電機の軸方向断面図である。
【図2】図1の回転電機の軸方向部分拡大断面図である。
【図3】図1の回転電機の径方向部分拡大断面図である。
【図4】図1の回転電機のセグメントを示す模式図である。
【図5】図1のステータコイルの回路図である。
【図6】重ね巻コイルの模式部分斜視図である。
【図7】重ね巻コイルの配線図である。
【図8】波巻コイルの模式部分斜視図である。
【図9】波巻コイルの配線図である。
【図10】U1セグメントの頭部配置を示す配線図である。
【図11】U1セグメントの飛び出し端部配置を示す配線図である。
【図12】U2セグメントの頭部配置を示す配線図である。
【図13】U2セグメントの飛び出し端部配置を示す配線図である。
【図14】U3セグメントの頭部配置を示す配線図である。
【図15】U3セグメントの飛び出し端部配置を示す配線図である。
【図16】U相コイルの引き出し線がある部分の部分巻線展開図である。
【図17】U相コイルの引き出し線が無い部分の部分巻線展開図である。
【符号の説明】
2 ステータコア
3 ステータコイル
8 端部側コイルエンド
9 頭部側コイルエンド
30 セグメント
31 セグメントの頭部
32 セグメントの脚部
33 セグメントのスロット導体部
34 セグメントの飛び出し端部
300 大回り形状のセグメント
301 小回り形状のセグメント
302 小回り形状のセグメント
350 スロット
3000 重ね巻コイル
3001〜3006 一周重ね巻きコイル
4000 波巻コイル
4001〜4006 一周波巻きコイル
5000 径方向接続セグメント
6001〜6002、6004〜6005 隣接スロット接続セグメント
6003 方向反転セグメント
7001〜7002、7004〜7005 隣接スロット接続セグメント
7003 方向反転渡り線

Claims (4)

  1. 複数対の磁極を有する回転子と、径方向一方側から数えて少なくとも1〜6層の導体収容位置をそれぞれ有する多数のスロットを有するステータコアと、互いに異なる一対の前記スロットの互いに異なる前記導体収容位置を軸方向一方側から個別に挿通した後、周方向へ延在する一対の脚部を有する多数のU字状セグメントを、互いに径方向に隣接する前記各脚部のペアごとに接合することにより直列接続してなる相巻線を必要相数分有する多相のステータコイルとを有し、
    前記U字状セグメントは、
    前記スロットから飛び出した前記一対の前記脚部が周方向互いに近づく向きに曲げられる重ね巻セグメントと、前記スロットから飛び出した前記一対の前記脚部が周方向互いに遠ざかる向きに曲げられる波巻セグメントとを含むセグメント順次接合ステータコイル型回転電機において、
    前記ステータコアは、
    同一相の前記相巻線が収容される前記スロットを意味する同相スロットを磁極ごとに周方向へ連続してk(kは2以上の自然数)個有し、
    前記相巻線は、
    重ね巻コイルと、波巻コイルと、前記重ね巻コイルと前記波巻コイルとを直列接続する径方向渡り線とを有し、
    前記重ね巻コイルは、
    周方向所定順位の前記同相スロットの前記1、4層の前記導体収容位置に挿通される前記波巻セグメントと、前記波巻セグメントと同一の前記同相スロットの2、3層の前記導体収容位置に挿通される前記重ね巻セグメントとを交互に接続して略1周する一周重ね巻きコイルを合計2k個直列接続してなり、
    前記波巻コイルは、
    周方向所定順位の前記同相スロットの5、6層の前記導体収容位置に挿通される前記波巻セグメントを順次接続して略1周する一周波巻コイルを合計2k個直列接続してなることを特徴とするセグメント順次接合ステータコイル型回転電機。
  2. 請求項1記載のセグメント順次接合ステータコイル型回転電機において、
    前記重ね巻コイルは、
    一方向へ進行する前記一周重ね巻きコイルをk個直列接続した後、方向反転した後、反対方向へ進行する前記一周重ね巻きコイルをk個直列接続してなることを特徴とするセグメント順次接合ステータコイル型回転電機。
  3. 請求項1又は2記載のセグメント順次接合ステータコイル型回転電機において、
    前記波巻コイルは、
    一方向へ進行する前記一周波巻コイルをk個直列接続した後、方向反転した後、反対方向へ進行する前記一周波巻コイルをk個直列接続してなることを特徴とするセグメント順次接合ステータコイル型回転電機。
  4. 請求項1及び3記載のセグメント順次接合ステータコイル型回転電機において、
    前記波巻コイルは、
    一方向へ進行するk個の前記一周波巻コイルと反対方向へ進行するk個の前記一周波巻コイルとを接続する方向反転用渡り線を有し、
    各相巻線の両端をなす一対の引き出し線と前記方向反転用渡り線とは、
    2磁極ピッチの範囲に配置されていることを特徴とするセグメント順次接合ステータコイル型回転電機。
JP2002221256A 2002-06-12 2002-07-30 セグメント順次接合ステータコイル型回転電機 Expired - Lifetime JP3745714B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002221256A JP3745714B2 (ja) 2002-07-30 2002-07-30 セグメント順次接合ステータコイル型回転電機
US10/457,643 US6979926B2 (en) 2002-06-12 2003-06-10 Sequentially joined-segment coil for rotary electrical machine
DE10326095A DE10326095A1 (de) 2002-06-12 2003-06-10 Spule aus sequentiell verbundenen Segmenten für eine rotierende elektrische Maschine
EP03013216A EP1381140B1 (en) 2002-06-12 2003-06-12 Sequentially joined-segment coil for rotary electrical machine
US11/237,654 US7242124B2 (en) 2002-06-12 2005-09-29 Sequentially joined-segment coil for rotary electrical machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002221256A JP3745714B2 (ja) 2002-07-30 2002-07-30 セグメント順次接合ステータコイル型回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004064914A true JP2004064914A (ja) 2004-02-26
JP3745714B2 JP3745714B2 (ja) 2006-02-15

Family

ID=31941625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002221256A Expired - Lifetime JP3745714B2 (ja) 2002-06-12 2002-07-30 セグメント順次接合ステータコイル型回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3745714B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007089272A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Denso Corp 回転電機のステータコイル
JP2008035580A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Nippon Soken Inc 電動機
US7397156B2 (en) 2005-07-11 2008-07-08 Denso Corporation Tandem rotary electric machine
US7417355B2 (en) 2005-07-15 2008-08-26 Denso Corporation Vehicular tandem type rotary electric machine
DE102012108943A1 (de) 2011-09-24 2013-03-28 Denso Corporation Rotierende elektrische Maschine
JP5418686B2 (ja) * 2011-04-05 2014-02-19 トヨタ自動車株式会社 ステータ及びステータ製造方法
CN111527672A (zh) * 2017-12-29 2020-08-11 小田原机械工程株式会社 旋转电机的接线方法、旋转电机的制造方法、旋转电机的接线结构以及旋转电机
CN114301197A (zh) * 2021-08-02 2022-04-08 华为数字能源技术有限公司 一种电机定子、驱动电机和电动汽车
JP7369866B2 (ja) 2019-09-30 2023-10-26 ヴァレオ、イーオートモーティブ、ジャーマニー、ゲーエムベーハー 電動機のステータのヘアピン巻線

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7397156B2 (en) 2005-07-11 2008-07-08 Denso Corporation Tandem rotary electric machine
US7417355B2 (en) 2005-07-15 2008-08-26 Denso Corporation Vehicular tandem type rotary electric machine
JP2007089272A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Denso Corp 回転電機のステータコイル
JP4631631B2 (ja) * 2005-09-20 2011-02-16 株式会社デンソー 回転電機のステータコイル
JP2008035580A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Nippon Soken Inc 電動機
JP5418686B2 (ja) * 2011-04-05 2014-02-19 トヨタ自動車株式会社 ステータ及びステータ製造方法
DE102012108943A1 (de) 2011-09-24 2013-03-28 Denso Corporation Rotierende elektrische Maschine
US9136738B2 (en) 2011-09-24 2015-09-15 Denso Corporation Electric rotating machine
CN111527672A (zh) * 2017-12-29 2020-08-11 小田原机械工程株式会社 旋转电机的接线方法、旋转电机的制造方法、旋转电机的接线结构以及旋转电机
EP3734804A4 (en) * 2017-12-29 2021-03-31 Odawara Engineering Co., Ltd. WIRE CONNECTION PROCESS FOR ROTARY ELECTRIC MACHINE, METHOD OF MANUFACTURING ROTARY ELECTRIC MACHINE, WIRE CONNECTION STRUCTURE FOR ROTARY ELECTRIC MACHINE, AND ROTARY ELECTRIC MACHINE
CN111527672B (zh) * 2017-12-29 2022-07-26 小田原机械工程株式会社 旋转电机的接线方法、制造方法、接线结构及旋转电机
US11575289B2 (en) 2017-12-29 2023-02-07 Odawara Engineering Co., Ltd. Wire connection method for electrical rotating machine, method of manufacturing electrical rotating machine, wire connection structure of electrical rotating machine, and electrical rotating machine
JP7369866B2 (ja) 2019-09-30 2023-10-26 ヴァレオ、イーオートモーティブ、ジャーマニー、ゲーエムベーハー 電動機のステータのヘアピン巻線
CN114301197A (zh) * 2021-08-02 2022-04-08 华为数字能源技术有限公司 一种电机定子、驱动电机和电动汽车

Also Published As

Publication number Publication date
JP3745714B2 (ja) 2006-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3988617B2 (ja) セグメント導体接合型電機子及びこの電機子を備えた交流機
US7391138B2 (en) High-voltage electric rotating machine
EP1381140B1 (en) Sequentially joined-segment coil for rotary electrical machine
JP3903922B2 (ja) 回転電機の集中巻きステータコイル
JP3791471B2 (ja) セグメント順次接合ステータコイル型回転電機
JP5541585B2 (ja) 回転電機
JP3815674B2 (ja) セグメント順次接合ステータコイル型回転電機
JP2005341656A (ja) 4層型セグメント順次接合ステータコイル及びその製造方法
WO2013145977A1 (ja) 回転電機
CN113726040A (zh) 电机定子、电机以及车辆
CN110086280B (zh) 定子及具备该定子的旋转电机
CN111725929B (zh) 用于电机的绕组结构及电机
JP5315644B2 (ja) 回転電機のステータコイル巻装方法及び回転電機
JP3745714B2 (ja) セグメント順次接合ステータコイル型回転電機
JP5566541B1 (ja) 回転電機
JP2005312278A (ja) 回転電機の集中巻き型ステータコイル
JP2006020490A (ja) 集中巻き型ステータを有する車両用回転電機
JP3745707B2 (ja) セグメント順次接合型ステータコイルを有する高電圧車両用回転電機
JP4450235B2 (ja) 交流発電機
JP3864878B2 (ja) 高電圧回転電機
JP5434227B2 (ja) ステータ、及びステータ製造方法
JP3741081B2 (ja) 回転電機のセグメント順次接合型ステータコイル
CN216356132U (zh) 电机定子、电机以及车辆
CN114337033A (zh) 一种三相扁线波绕组结构、三相电机、动力总成和车辆
CN217508401U (zh) 扁线绕电枢绕组及包括其的定子、电机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050815

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3745714

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101202

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121202

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131202

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term