JP3745707B2 - セグメント順次接合型ステータコイルを有する高電圧車両用回転電機 - Google Patents

セグメント順次接合型ステータコイルを有する高電圧車両用回転電機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、セグメント順次接合型ステータコイルを有する高電圧車両用回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハイブリッド車や電気自動車などの大電力を使用する車載電源系は電流低減のために数百Vといったバッテリの高電圧化が要求されており、このため車両用回転電機のステータコイルの耐電圧を従来の車両用回転電機より格段に向上させる必要がある。
【0003】
本出願人の出願になる特開2000−92766は、ステータコアのスロットに挿通された多数のU字状のセグメント導体を順次接合して形成されたセグメント順次接合型ステータコイルを有する車両用回転電機を提案している。
【0004】
更に説明すると、このセグメント順次接合型ステータコイルは、セグメントの一対の脚部を回転子の略磁極ピッチだけ互いに離れた一対のスロットに個別に挿通して飛び出した両端部を周方向へ曲げ、各セグメントの両脚部の先端を順次接合して形成した波巻きコイルと重ね巻きコイルとにより構成されている。また、この公報は、重ね巻きコイルを構成するスロット導体部と波巻きコイルを構成するスロット導体部とを各スロットに合計4N(Nは自然数)+2本、好適には6本だけ径方向へ一列に収容させることを開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したセグメント順次接合型ステータコイルを採用する車両用回転電機は、スロット占積率が大きくできるうえコイル巻線作業が不要となるためコイル断面積を大型化しても支障が生じることがないので、小型軽量化を実現できるとともにコイル損失、発熱を減らすことができ、従来の巻き線型の車両用回転電機に比較して優れた特性を実現することができる。
【0006】
しかし、従来の定格電圧12Vの車両用回転電機を上述したようにたとえば300V程度に高電圧化することを考えると、界磁磁束量、回転数の増大については限界があるために、ステータコイルのターン数の増加によりそれに対応せざるをえない。けれども、上記したセグメント順次接合型ステータコイルは、本質的に、それぞれ同一形状をもつ各セグメントを各スロットに径方向に積層する方式であり、ターン数を増加するには、コイル導体を径方向に薄くしてスロットに径方向へ多数のコイル導体を積層するか、又は、スロット数を増やさざるをえない。
【0007】
しかし、コイル導体を径方向に薄くしてスロットに径方向へ多数のコイル導体を積層する方式は、コイル導体の単位断面積あたりの電気絶縁が必要なコイル導体の表面積が増加するため、電気絶縁上、好ましくない。
【0008】
また、スロット数を増加する方式は、その分だけ、ステータコイルの極数が増加してしまうため、言い換えれば電気角2π(3相巻線であるので6スロットピッチ)あたりの占有角度が小さくなってしまうために、一定回転数あたりのステータ電圧の周波数が高くなってしまうために、インバータのスイッチング損失を増加させるなどの新たな増大を引き起こしてしまう。
【0009】
そこで、同一スロット内に周方向に隣接して複数のコイル導体を配置することも考えられる。しかし、この場合には、たとえば同一スロット内に周方向に隣接する二つのコイル導体が周方向へ非常に近接しているために、これら二つのコイル導体がスロット両側のコイルエンドの部分で干渉するのを避けるために、コイルエンドにおける導体配置が極めて複雑化することが懸念される。また、従来、セグメント順次接合型ステータコイルにおいて、このような同一スロット内における周方向複数導体隣接配置が可能かどうかも不明である。
【0010】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、ステータコイルの極数増大、コイル断面の扁平化および導体間の干渉を抑止しつつセグメント順次接合型ステータコイルを有する高電圧車両用回転電機を提供することをその解決すべき課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、略U字状又は略V字状に形成されてステータコアの軸方向一側にて略周方向へ延在する頭部と、前記頭部の両端から延在してステータコアの所定のスロットピッチ離れた二つのスロットに別々に収容される一対のスロット導体部と、前記両スロット導体部の先端から前記スーテタコアの軸方向他側へ飛び出して略周方向へ延在する一対の飛び出し端部とをそれぞれ有する多数のセグメントを有し、前記各セグメントは前記飛び出し端部の先端部を一対ずつ接合することにより順次接続される相コイルをデルタ接続又はスター接続してなり、前記スロットは所定本数の前記スロット導体部を径方向へ一列に収容するセグメント順次接合型ステータコイルを有する高電圧車両用回転電機であって、
前記相コイルは、互いに異なるスロットピッチを有して互いに隣接する異なるスロットに収容される複数種類の前記セグメントを直列接続して構成されていることを特徴としている。
【0012】
すなわち、本発明の一つの相コイルは、一対の脚部が互いに異なるスロットピッチを有する複数種類のセグメントを用い、これら複数種類のセグメントを互いに隣接する異なるスロットに収容されるので、ステータコイルの極数を増大することなく、コイル断面の扁平化することなく、セグメント間の干渉を抑止しつつ、セグメント順次接合型ステータコイルを有する高電圧車両用回転電機を実現できる。
【0013】
好適な態様において、前記スロットは、6本のスロット導体部を径方向へ一列に収容する。これにより、セグメントの断面形状が扁平化することを抑止することができる。
【0014】
好適な態様において、同一相に属するスロット導体部は、隣接する3つの前記スロットに同一通電向きに収容され、同一相に属する前記セグメントの一対の前記スロット導体部間のピッチとして、8、9、11の3種類のスロットピッチが採用される。この態様によれば、隣接3スロット同一相とするセグメント順次接合型ステータコイルを良好に構成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明のセグメント順次接合型ステータコイルを有する高電圧車両用回転電機の例を図に示す各実施形態に基づいて説明する。図1はこの高電圧車両用回転電機の軸方向断面図である。
【0016】
図1において、1は固定子(ステータ)、2は固定子鉄心、3はステータコイル、4は回転子(ロータ)、5はハウジング、6は回転軸である。
【0017】
固定子1は、ハウジング5の周壁内周面に固定され、ロータ4が嵌着される回転軸6は一対の軸受けによりハウジング5の両端壁に回転自在に支承されて、図示しないエンジンに図示しないベルトによりプーリー結合されている。
【0018】
ロータ4の外周面近傍には、図示しない永久磁石が周方向所定ピッチで極性交互に埋設されており、全体として永久磁石型三相ブラシレスDCモータ(同期モータ)を構成している。なお、ロータ構造には、ランデルポールコア構造他、種々の形式が可能であるが、このような種々の形式の同期機自体は周知であるので説明を省略する。
【0019】
固定子1は、周知のスロットSおよび歯部Tを有する固定子鉄心2と、スロットS内に配置された複数の電気導体(セグメント)により構成される固定子巻線(三相星形接続されたステータコイル)3と、固定子鉄心2と電気導体との間を電気絶縁するインシュレータ7とにより構成されている。
【0020】
図2は固定子1の径方向部分断面図である。固定子鉄心2の内周面には、18の倍数のスロットSが周方向等間隔に配置されている。
【0021】
ステータコイル3は、U字状の導体片(セグメントという)30を各スロットSへ図1において軸方向右側から左側へ挿通し、各セグメントの先端部を一対づつ溶接して形成された3個の相コイル(U相コイル、V相コイル、W相コイル)を接続した三相星形巻線からなる。
【0022】
セグメント30は、図9に示すように、U字状の頭部31と、頭部31の両端からそれぞれ延在する一対の脚部32とからなる。脚部は、スロットS内に収容されているスロット導体部33と、固定子鉄心2の前端部から突出した後、略周方向へ屈曲し、径方向に隣接する他の飛び出し端部34と溶接されて端部側コイルエンド8を構成する飛び出し端部34とからなる。セグメント30の頭部31も固定子鉄心2の後端部から突出して頭部側コイルエンド9を構成している。
【0023】
一つのスロットSには、図2に示すように、6本のスロット導体部33が径方向へ一列に配置されている。スロット導体部33の各スロット導体部挿入位置は径方向内周面外側側から順番に、1層、2層、3層、4層、5層、6層と呼ばれるものとする。すなわち、スロット導体部331は1層に、スロット導体部332は2層に、スロット導体部333は3層に、スロット導体部334は4層に、スロット導体部335は5層に、スロット導体部336は6層に収容されている。同一セグメント30の一対のスロット導体部33、33は、互いに1磁極ピッチ(電気角π)離れた一対のスロットSに挿通され、同一のセグメント30の一対のスロット導体部33、33は、径方向において異なる位置に収容されている。
【0024】
以下、図3〜図8を参照して、この実施例の特徴をなすステータコイル3の構造、配置を説明する。ただし、三相星形巻線を構成する3つの相コイルの構造、配置は周方向へずれているだけで本質的に同じであるので、以下においてはU相コイルだけを説明する。図10、図11は、このU相コイルの巻線展開図である。
【0025】
この実施例では、周方向に隣接する3つのスロットSに同一相のスロット導体部33が収容されている。スロット番号4〜6、13〜15、22〜24、31〜33、40〜42、49〜51は、U相コイルを構成するスロット導体部33を収容するのでU相スロットと呼称される。スロット番号7〜9、16〜18、25〜27、34〜36、43〜45は、V相コイルを構成するスロット導体部33を収容するのでV相スロットと呼称される。スロット番号1〜3、10〜12、19〜21、28〜30、37〜39、46〜48は、W相コイルを構成するスロット導体部33を収容するのでW相スロットと呼称される。ただし、図3〜図8では、一部のスロット番号だけが図示されている。また、この明細書では、理解を簡素化するためにスロット番号と他の構成要素とは同一符号を有しているが、これらは別の構成要素であることは明らかである。
【0026】
図3、図5、図7は、頭部側コイルエンド9を軸方向にみた部分模式側面図であり、U相コイルの頭部側コイルエンド9を構成するセグメント30の頭部31とスロット導体部33との配置状態を示す。
【0027】
図4、図6、図8は、端部側コイルエンド8を軸方向にみた部分模式側面図であり、U相コイルの端部側コイルエンド8を構成するセグメント30の飛び出し端部34とスロット導体部33との配置状態を示す。
【0028】
スロット番号22〜24、40〜42は、このU相電流が軸方向一側(たとえば奥側)に流れる往き導体を収容する往き導体収容スロットを構成し、スロット番号31〜33、49〜51は、このU相電流が軸方向他側(たとえば手前側)に流れる還り導体を収容する還り導体収容スロットを構成している。したがって、同一セグメントの一対のスロット導体部の一方は上記往き導体を、他方は還り導体を構成している。
【0029】
U1は、それぞれ往き導体収容スロットを構成する同相隣接3スロットのうち一番左の往き導体スロット(最もスロット番号が小さいスロット)である。U2は、それぞれ往き導体収容スロットを構成する同相隣接3スロットのうち中央の往き導体収容スロットである。U3は、それぞれ往き導体収容スロットを構成する同相隣接3スロットのうち一番右の往き導体スロット(最もスロット番号が大きいスロット)である。U1’は、それぞれ還り導体収容スロットを構成する同相隣接3スロットのうち一番左の還り導体スロット(最もスロット番号が小さいスロット)である。U2’は、それぞれ還り導体収容スロットを構成する同相隣接3スロットのうち中央の還り導体収容スロットである。U3’は、それぞれ還り導体収容スロットを構成する同相隣接3スロットのうち一番右の還り導体スロット(最もスロット番号が大きいスロット)である。U相コイルは、U1、U2、U3、U1’、U2’、U3’スロットに収容されるU相セグメントを直列に接続して構成される。
【0030】
ただし、この実施例では、往き導体がスロット番号40〜42の各スロットに収容されるか又はスロット番号31の一層に収容されるU相セグメントの一部(特別U相セグメントと呼ぶ)は、通常U相セグメントと呼ばれる他のU相セグメントと形状および配置が異なっている。これは、これら特別U相セグメントにより、直列接続されてU相コイルを構成する複数の部分コイル間の接続を行うとともに、U相引き出し端子、中性点引き出し端子を構成するためである。特別U相セグメントについては後述するものとする。
【0031】
(通常U相セグメントの説明)
通常U相セグメントは、往き導体が往き導体収容スロットU1に、還り導体が還り導体収容スロットU1’に収容されるU1セグメントと、往き導体が往き導体収容スロットU2に、還り導体が還り導体収容スロットU2’に収容されるU2セグメントと、往き導体が往き導体収容スロットU3に、還り導体が還り導体収容スロットU3’に収容されるU3セグメントとからなる。
【0032】
各U1セグメントは直列接続されてU1コイルを構成し、各U2セグメントは互いに直列接続されてU2コイルを構成し、各U3セグメントは互いに直列接続されてU3コイルを構成する。これらU1コイル、U2コイル、U3コイルは互いに直列接続されてU相コイルを構成する。
【0033】
U1セグメントの配置を図3、図4に示す。
【0034】
図3において、U1セグメントは、それぞれ周方向9スロットピッチのスロット導体部ピッチを有する6種類のセグメント101〜106からなる。
【0035】
セグメント101の往き導体は往き導体収容スロットU1(たとえば22)の1層位置に、その還り導体は還り導体収容スロットU1’(たとえば31)の4層位置に収容される。セグメント102の往き導体は往き導体収容スロットU1(たとえば22)の2層位置に、その還り導体は還り導体収容スロットU1’(たとえば31)の3層位置に収容される。セグメント103の往き導体は往き導体収容スロットU1(たとえば22)の5層位置に、その還り導体は還り導体収容スロットU1’(たとえば31)の6層位置に収容される。
【0036】
同様に、セグメント104の往き導体は往き導体収容スロットU1’(たとえば49)の1層位置に、その還り導体は還り導体収容スロットU1(たとえば58)の4層位置に収容される。セグメント105の往き導体は往き導体収容スロットU1’(たとえば49)の2層位置に、その還り導体は還り導体収容スロットU1(たとえば58)の3層位置に収容される。セグメント106の往き導体は往き導体収容スロットU1’(たとえば49)の5層位置に、その還り導体は還り導体収容スロットU1(たとえば58)の6層位置に収容される。
【0037】
セグメント101と104、セグメント102と105、セグメント103とセグメント106は同一形状となる。
【0038】
各セグメント101〜106の1層、2層、5層の各位置の往き導体は、この往き導体が収容される往き導体スロットよりもスロット番号が大きい側の還り導体収容スロットの3層、4層、6層の各位置の還り導体と同一セグメントを構成する。各セグメント101〜106の1層、2層、5層の各位置の還り導体は、この還り導体が収容される還り導体スロットよりもスロット番号が大きい側の往き導体収容スロットの3層、4層、6層の各位置の往き導体と同一セグメントを構成する。
【0039】
これらU1セグメントを構成する6種類のセグメント101〜106の飛び出し端部34により構成される端部側コイルエンド8を図4に示す。
【0040】
図4において、ある往き導体収容スロットU1の1層位置から出た往き導体に連なる飛び出し端部34は、この往き導体収容スロットU1よりもスロット番号が小さい還り導体収容スロットU1’の2層位置から出た還り導体U1に連なる飛び出し端部34に溶接される。
【0041】
ある往き導体収容スロットU1の2層位置から出た往き導体に連なる飛び出し端部34は、この往き導体収容スロットU1よりもスロット番号が大きい還り導体収容スロットU1’の1層位置から出た還り導体U1に連なる飛び出し端部34に溶接される。
【0042】
ある往き導体収容スロットU1の3層位置から出た往き導体に連なる飛び出し端部34は、この往き導体収容スロットU1よりもスロット番号が小さい還り導体収容スロットU1’の4層位置から出た還り導体U1に連なる飛び出し端部34に溶接される。
【0043】
ある往き導体収容スロットU1の4層位置から出た往き導体に連なる飛び出し端部34は、この往き導体収容スロットU1よりもスロット番号が大きい還り導体収容スロットU1’の3層位置から出た還り導体U1に連なる飛び出し端部34に溶接される。
【0044】
ある往き導体収容スロットU1の5層位置から出た往き導体に連なる飛び出し端部34は、この往き導体収容スロットU1よりもスロット番号が小さい還り導体収容スロットU1’の6層位置から出た還り導体U1に連なる飛び出し端部34に溶接される。
【0045】
ある往き導体収容スロットU1の6層位置から出た往き導体に連なる飛び出し端部34は、この往き導体収容スロットU1よりもスロット番号が大きい還り導体収容スロットU1’の5層位置から出た還り導体U1に連なる飛び出し端部34に溶接される。
【0046】
通常U相セグメントであるセグメント101〜106を上述したように順次接続することにより、U相部分コイルの一つを構成するU1コイルの通常U相セグメント部分が構成される。
【0047】
このU1コイルの通常U相セグメント部分は、セグメント101、102、104、105を順次直列接続してなる通常U相セグメント部分と、セグメント103、106を順次直列接続してなる通常U相セグメント部分とからなる。
【0048】
セグメント101〜102、104〜105の通常U相セグメント部分は、セグメント101の還り導体(4層)、セグメント101の往き導体(1層)、セグメント105の還り導体(2層)、セグメント105の往き導体(3層)、セグメント101の還り導体(4層)の繰り返しからなる第1コイルの通常U相セグメント部分と、セグメント104の往き導体(4層)、セグメント104の還り導体(1層)、セグメント102の往き導体(2層)、セグメント102の還り導体(3層)、セグメント104の往き導体(4層)の繰り返しからなる第2コイルの通常U相セグメント部分とからなる。
【0049】
セグメント103、106の通常U相セグメント部分は、セグメント103の還り導体(6層)、セグメント103の往き導体(5層)、セグメント103の還り導体(6層)の繰り返しからなる第3コイルの通常U相セグメント部分と、セグメント106の往き導体(6層)、セグメント106の還り導体(5層)、セグメント106の往き導体(6層)の繰り返しからなる第4コイルの通常U相セグメント部分とからなる。
【0050】
U2セグメントの配置を図5、図6に示す。
【0051】
U2スロット(U2コイルの往き導体が収容されるスロット)とU2’スロット(U2コイルの還り導体が収容されるスロット)と往き導体と還り導体とが収容される通常U相セグメントは、通常U相セグメント101〜106により構成される。すなわち、U2セグメントの通常U相セグメント101〜106の往き導体と還り導体とは、上述したU1セグメントの通常U相セグメント101〜106の往き導体と還り導体のそれと全く同じである。
【0052】
U3セグメントの配置を図7、図8に示す。
【0053】
U3スロット(U3コイルの往き導体が収容されるスロット)とU3’スロット(U2コイルの還り導体が収容されるスロット)と往き導体と還り導体とが収容される通常U相セグメントは、通常U相セグメント101〜106により構成される。U3セグメントの通常U相セグメント101〜106の往き導体と還り導体とは、上述したU1セグメントの通常U相セグメント101〜106の往き導体と還り導体のそれと全く同じである。
【0054】
(スロット番号31の一層に収容される特別U相セグメントの説明)
図3に示すように、略L字状の特別U相セグメント200は、スロット番号31のスロットの1層に収容される還り導体を構成し、特別U相セグメント200の先端はU相コイルの一端を構成している。
【0055】
(スロット番号40に往き導体が収容される特別U相セグメントの説明)
往き導体がスロット番号40に収容される特別U相セグメントの配置について、図3を参照して以下に説明する。
【0056】
略U字状の特別U相セグメント201は、スロット番号40のスロットの3層に収容される往き導体と、スロット番号32のスロットの2層位置に収容される還り導体とを有する。
【0057】
略U字状の特別U相セグメント202は、スロット番号40のスロットの4層位置に収容される往き導体と、スロット番号32のスロットの1層位置に収容される還り導体とを有する。
【0058】
略L字状の特別U相セグメント203は、スロット番号40のスロットの5層位置に収容される往き導体を構成し、特別U相セグメント203の先端はU相コイルの他端を構成している。
【0059】
略U字状の特別U相セグメント204は、スロット番号40のスロットの6層位置に収容される往き導体と、スロット番号32のスロットの5層位置に収容される還り導体とを有する。
【0060】
すなわち、スロット番号40とスロット番号32とを接続する特別U相セグメント201、202、204は、9スロットピッチを有する通常U相セグメントよりも1スロットピッチ少ない8スロットピッチを有している。
【0061】
(スロット番号41に往き導体が収容される特別U相セグメントの説明)
往き導体がスロット番号41に収容される特別U相セグメントの配置について、図5を参照して以下に説明する。
【0062】
略U字状の特別U相セグメント201は、スロット番号41のスロットの3層位置に収容される往き導体と、スロット番号33のスロットの2層位置に収容される還り導体とを有する。
【0063】
略U字状の特別U相セグメント202は、スロット番号41のスロットの4層位置に収容される往き導体と、スロット番号33のスロットの1層位置に収容される還り導体とを有する。
【0064】
略U字状の特別U相セグメント204は、スロット番号41のスロットの6層位置に収容される往き導体と、スロット番号33のスロットの5層位置に収容される還り導体とを有する。
【0065】
略L字状の特別U相セグメント205は、特別U相セグメント204と同一形状を有しており、スロット番号41のスロットの5層位置に収容される往き導体と、スロット番号49のスロットの6層位置に収容される還り導体とを有する。
【0066】
すなわち、スロット番号41とスロット番号33とを接続する特別U相セグメント201、202、204は、9スロットピッチを有する通常U相セグメントよりも1スロットピッチ少ない8スロットピッチを有している。また、スロット番号41とスロット番号49とを接続する特別U相セグメント205は、9スロットピッチを有する通常U相セグメントよりも1スロットピッチ少ない8スロットピッチを有している。
【0067】
(スロット番号42に往き導体が収容される特別U相セグメントの説明)
往き導体がスロット番号42に収容される特別U相セグメントの配置について、図7を参照して以下に説明する。
【0068】
略U字状の特別U相セグメント206は、スロット番号42のスロットの3層位置に収容される往き導体と、スロット番号31のスロットの5層位置に収容される還り導体とを有する。
【0069】
略U字状の特別U相セグメント207は、スロット番号42のスロットの4層位置に収容される往き導体と、スロット番号31のスロットの2層位置に収容される還り導体とを有する。
【0070】
略L字状の特別U相セグメント204は、スロット番号42のスロットの5層位置に収容される往き導体と、スロット番号50のスロットの6層位置に収容される還り導体とを有する。
【0071】
略U字状の特別U相セグメント208は、スロット番号42のスロットの6層位置に収容される往き導体と、スロット番号51のスロットの6層位置に収容される還り導体とを有する。
【0072】
すなわち、スロット番号42とスロット番号31とを接続する特別U相セグメント206、207は、9スロットピッチを有する通常U相セグメントよりも2スロットピッチ多い11スロットピッチを有している。また、スロット番号42とスロット番号51とを接続する特別U相セグメント208は、9スロットピッチを有する通常U相セグメントと同じスロットピッチを有するが、往き導体と還り導体とが収容される層が同じであるため、径方向の捻りがない。更に、スロット番号42とスロット番号50とを接続する特別U相セグメント204は、9スロットピッチを有する通常U相セグメントよりも1スロットピッチ少ない8スロットピッチを有している。
【0073】
結局、通常U相セグメントであるU1セグメントにより構成されてU1コイルを構成する第1〜第4コイル、通常U相セグメントであるU2セグメントにより構成されてU2コイルを構成する第1〜第4コイル、通常U相セグメントであるU3セグメントにより構成されてU3コイルを構成する第1〜第4コイルは、上記した各特別セグメント200〜208により直列接続されてU相コイルが完成される。V相コイル、W相コイルもU相コイルと同じ方法により構成される。
【0074】
(実施例の特徴および作用効果1)
図3〜図8に示す各スロットの1〜4層位置に収容される通常U相セグメント101、102、104、105において、通常U相セグメント101と104とは同一形状を有し、通常U相セグメント102と通常U相セグメント105とは同一形状を有している。通常U相セグメント101は、通常U相セグメント102の軸方向外側を回り込んで配置され、通常U相セグメント104は、通常U相セグメント105の軸方向外側を回り込んで配置される。すなわち、通常U相セグメント101と104は大回りセグメント300(図1参照)を構成し、通常U相セグメント102と105とは小回りセグメント301(図1参照)を構成している。
【0075】
図3〜図8に示す各スロットの5〜6層位置に収容される通常U相セグメント103、106において、通常U相セグメント103と106とは同一形状を有し両者は交差しないので、通常U相セグメント102と103と同様の小回りセグメント302(図1参照)により構成することができる。
【0076】
すなわち、この実施例によれば、セグメントのほとんどを占める通常U相セグメントの部分において、頭部側コイルエンド9を構成するセグメントの頭部を軸方向において二重に形成することができるので、頭部側コイルエンド9の軸方向長さを短縮することができ、頭部三重構造の頭部側コイルエンドをもつ従来技術に比較して回転電機の軸方向長さを短縮することができる。又は、頭部側コイルエンド9とハウジングの後端壁との間の軸方向隙間を大きくすることができるので、冷却風の流れを向上することができる。更に、上記頭部三重構造の頭部側コイルエンドに比較して、セグメントの頭部の配線長さを短縮することができ、この部分の電気抵抗の低減による損失、発熱の低減を実現することができる。
【0077】
(実施例の特徴および作用効果2)
この実施例では、通常U相セグメントの他にこの通常U相セグメントとスロットピッチが異なる特別U相セグメントを採用することにより、セグメント順次接合型ステータコイルにおいて隣接複数スロットに同一相のセグメントを配置できることを見いだしたものであり、セグメント順次接合型ステータコイルが奏するスロット占積率向上などの効果を奏すると同時に、隣接複数スロットを同一相とすることによる以下の効果を実現することが可能となる。
【0078】
すなわち、隣接3スロットに同一相同一電流方向のスロット導体部33を収容する構成を採用しているので、ステータの極数を増大することなくステータコイルのターン数を増加することができ、その結果として、回転電機を高電圧系で駆動することができ、インバータおよび配線のローコスト化および損失、発熱の低減を実現することができる。また、ステータの極数を増大しなくてもよいため、同一回転数においてステータコイル電圧の周波数を低減することができ、配線インダクタンスロスの低減、インバータのスイッチングロス(スイッチング過渡損失)の低減により、効率向上を実現することができる。
【0079】
なお、本発明の隣接複数スロットを同相化する構成と類似する構成として、一つのスロットの周方向幅を増大し、その中に周方向に隣接して複数のスロット導体部33を配置するセグメント配置方式が考えられる。しかし、この方式は、周方向に隣接するスロット導体部33同士がスロット導体部33をスロットに挿入する際にこすれあって被覆樹脂膜がはがれるのを防止するために、スロットの周方向幅に十分なマージンを必要とするため、スロット占積率が低下すること、スロット数が低下するため、騒音振動が増加すること、同一スロット内にて周方向に隣接する二つのスロット導体部33、33が周方向に極めて接近しているために、両者がコイルエンド部において空間的に干渉するのを回避することが容易でないことなどの欠点があった。
【0080】
この実施例によれば、各セグメントのスロット導体部33は必ずステータコアの歯部を介して他のセグメントのスロット導体部33に近接するので、両者間の空間的干渉を良好に回避して、セグメント順次接合型ステータコイルの多ターン化を実現することが可能となる。
【0081】
(変形態様)
上記実施例の特別U相セグメントの形状および配置は、一例を示すものであり、隣接複数スロットに同一相の通常U相セグメントが挿入できるものであれば、各通常U相セグメントからなる部分コイルを順次直列接続する特別U相セグメントとして、他の形状および配置を採用することができることは当然である。また、上記実施例では、同一相の隣接スロットの数を3としたが、2又は4以上としてもよいことは当然である。更に、上記実施例では、1スロットに径方向へ6本のスロット導体部(すなわち往き導体又は還り導体)を収容したが、それ以上の本数のスロット導体部を収容してもよいことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の高電圧車両用回転電機の軸方向断面図である。
【図2】図1の回転電機の径方向部分断面図である。
【図3】U1セグメントの頭部配置を示す配線図である。
【図4】U1セグメントの飛び出し端部配置を示す配線図である。
【図5】U2セグメントの頭部配置を示す配線図である。
【図6】U2セグメントの飛び出し端部配置を示す配線図である。
【図7】U3セグメントの頭部配置を示す配線図である。
【図8】U3セグメントの飛び出し端部配置を示す配線図である。
【図9】図1の回転電機のセグメントを示す平面図である。
【図10】U相コイルの一部を示す巻線展開図である。
【図11】U相コイルの残部を示す巻線展開図である。
【符号の説明】
2 ステータコア
3 ステータコイル
8 端部側コイルエンド
9 頭部側コイルエンド
30 セグメント
31 セグメントの頭部
32 セグメントの脚部
33 セグメントのスロット導体部
34 セグメントの飛び出し端部
S スロット
300 大回り形状のセグメント
301 小回り形状のセグメント
302 小回り形状のセグメント

Claims (3)

  1. 略U字状又は略V字状に形成されてステータコアの軸方向一側にて略周方向へ延在する頭部と、前記頭部の両端から延在してステータコアの所定のスロットピッチ離れた二つのスロットに別々に収容される一対のスロット導体部と、前記両スロット導体部の先端から前記スーテタコアの軸方向他側へ飛び出して略周方向へ延在する一対の飛び出し端部とをそれぞれ有する多数のセグメントを有し、前記各セグメントは前記飛び出し端部の先端部を一対ずつ接合することにより順次接続される相コイルをデルタ接続又はスター接続してなり、前記スロットは所定本数の前記スロット導体部を径方向へ一列に収容する三相のセグメント順次接合型ステータコイルを有する高電圧車両用回転電機であって、
    前記相コイルは、互いに異なるスロットピッチを有して互いに隣接する異なるスロットに収容される複数種類の前記セグメントを直列接続して構成されていることを特徴とするセグメント順次接合型ステータコイルを有する高電圧車両用回転電機。
  2. 請求項1記載のセグメント順次接合型ステータコイルを有する高電圧車両用回転電機において、
    前記スロットは、6本のスロット導体部を径方向へ一列に収容することを特徴とするセグメント順次接合型ステータコイルを有する高電圧車両用回転電機。
  3. 請求項2記載のセグメント順次接合型ステータコイルを有する高電圧車両用回転電機において、
    同一相に属するスロット導体部は、隣接する3つの前記スロットに同一通電向きに収容され、
    同一相に属する前記セグメントの一対の前記スロット導体部間のピッチとして、8、9、11の3種類のスロットピッチが採用されていることを特徴とするセグメント順次接合型ステータコイルを有する高電圧車両用回転電機。
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