JP2004064743A - 適応アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アレーブランチを複数配置した適応アンテナ装置に関し、小型化及び低消費電力化を図る。
【解決手段】空間相関が小さくなるように、即ち、d≫λの間隔で配置した複数の給電アンテナ素子1a−1〜1a−nと、これらの給電アンテナ素子のそれぞれに対して空間相関が大きくなるように、即ち、d<λ/2の間隔で配置した複数の無給電アンテナ素子1b−1〜1b−nと、これらの無給電アンテナ素子をそれぞれ終端する可変リアクタンス素子10−1〜10−nと、給電アンテナ素子による受信信号を用いて可変リアクタンス素子を制御するリアクタンス制御部5と、複数の給電アンテナ素子による受信信号にそれぞれ重み付け回路6−1〜6−nにより重み付けし、合成回路7により合成し、その合成出力信号の信号対干渉と雑音比とが最大となるように重み付け回路を制御する重み付け制御部5とを備えている。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に適応アレーアンテナの技術分野に関し、特に、給電アンテナ素子と複数の無給電アンテナ素子との組を複数配置して、送受信特性を適応的に制御可能とした適応アンテナ装置に関する。また、本発明は、複数の給電アンテナ素子より成るアレーアンテナ部を複数配置して、送受信特性を適応的に制御する適応アンテナ装置にも関連する。更に、本発明は、そのような適応アンテナ装置を備えた通信端末にも関連する。
【0002】
【従来の技術】
複数のアンテナ素子を設けた適応アンテナ装置は、既に各種の構成が提案されている。例えば、複数のアンテナ素子をそれぞれ空間相関が小さくなるような間隔で配置したダイバーシチアンテナが知られている。図3はこのダイバーシチアンテナとして知られている従来例を示すもので、31はアンテナ素子、32は送受高周波フロントエンド(RF F/E)、33は送受信部、34はディジタル信号処理回路、35は重み付け制御部、36は重み付け回路、37は合成回路(Σ)を示す。
【0003】
複数のアンテナ素子31は、配置間隔をd、波長をλとすると、d>λの関係に配置する。即ち、空間相関が小さくなるように配置するものである。そして、各アンテナ素子31対応に、送受高周波フロントエンド32と、送受信部33とを接続し、ディジタル信号処理回路34の各アンテナ素子31対応の重み付け回路36を、合成回路37からの出力信号のSINR(Signal−to−Interference−plus−Noise Ratio:信号対干渉と雑音比)が最大となるように、重み付け制御回路35によって制御し、アンテナ素子31対応の受信信号に対して重み付けして、合成回路37により合成する。
【0004】
図4はアンテナ素子対応の送受信回路の説明図であり、図3に於ける1個のアンテナ素子31に対する送受高周波フロントエンド(RF F/E)32と、送受信部33と、ディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)によるディジタル信号処理回路34との一例を示す。
【0005】
又40はアンテナ素子31を送受共用とする為の切替スイッチやフィルタにより構成した送受共用器、41はバンドパスフィルタ(BPF)、42は低雑音増幅器(VG−LNA)、43はバンドパスフィルタ(BPF)、44は低雑音増幅器(VG−LNA)、45は電力増幅器(PA)、46はバンドパスフィルタ(BPF)、47はミキサ、48はバンドパスフィルタ(BPF)、49,50は復調器、51,52は低域通過フィルタ、53,54はAD変換器(ADC)、55,56はDA変換器(DAC)、57,58は低域通過フィルタ、59,60は変調器、61は合成回路、LO1〜LO3は局部発振器を示す。
【0006】
送受高周波フロントエンド32は、アンテナ31による受信信号をバンドパスフィルタ41により不要帯域成分を除去して、低雑音増幅器42により増幅し、バンドパスフィルタ43を介して送受信部33に入力し、又送受信部31からの送信信号を低雑音増幅器44により増幅し、所望の送信電力となるように電力増幅器45により増幅し、バンドパスフィルタ46により不要帯域を除去してアンテナ31から送信する構成を有する。
【0007】
又送受信部33は、ミキサ47に於いて局部発振器LO1からの局部発振信号と混合して中間周波信号とし、バンドパスフィルタ48により不要帯域を除去し、ミキサ47と同様な構成の復調器49,50に於いて局部発振器LO2からの90度位相の局部発振信号と混合して復調し、低域通過フィルタ51,52により不要な高域成分を除去し、AD変換器53,54によりディジタル信号に変換して、ディジタル信号処理回路34に入力する受信経路の構成を備えている。
【0008】
又ディジタル信号処理回路34から出力されるディジタル信号を、DA変換器55,56によりアナログ信号に変換し、低域通過フィルタ57,58により高域成分を除去し、変調器59,60に於いて局部発振器LO3からのそれぞれ90度位相差の局部発振信号により変調し、合成回路61により合成して、送受高周波フロントエンド32に入力する送信経路の構成を備えている。
【0009】
又図3に於けるアンテナ素子31の配置間隔を、d<λの関係、即ち、空間相関が大きくなるように配置したアレーアンテナと称される適応アンテナ装置も知られている。この場合の送受高周波フロントエンドや送受信部の構成は、図3及び図4に示す構成と同様である。
【0010】
前述のアンテナ素子31の空間相関が小さくなるように配置したダイバーシチアンテナ構成の場合は、アンテナ素子31の間隔を広げることにより、グレーティングローブが生成される為、所望方向の利得が下がることになり、又送信時には、所望方向以外の方向にも電波を放射する問題がある。又アンテナ素子31の空間相関が大きくなるように配置したアレーアンテナ構成の場合、グレーティングローブが生成されないことにより、所望方向の利得が向上するが、アンテナ素子31の間隔が狭いので、フェーディング補償や、所望波と干渉波との到来方向が近接する場合の分離が困難である。
【0011】
そこで、図5に示すように、ダイバーシチブランチとアレーブランチとを組み合わせた構成が提案されている。同図に於いて、a1〜anはアレーブランチ、31−1〜31−nはアンテナ素子、32−1〜32−nは送受高周波フロントエンド(RF F/E)、33−1〜33−nは送受信部、34はディジタル信号処理回路、35は重み付け制御部、36−1〜36−nは重み付け回路、37は合成回路(Σ)を示す。
【0012】
アレーブランチa1は、複数のアンテナ素子31−1の配置間隔dを、d<λの関係で配置した構成を有するものであり、他のアレーブランチa2〜anも同様な構成を有し、例えば、アレーブランチanも複数のアンテナ素子31−nを、それぞれd<λの関係で配置した構成を有するものである。そして、各アレーブランチa1〜an間を、d>λの関係に配置して、ダイバーシチブランチ構成とするものである。又ディジタル信号処理回路34の重み付け制御部35は、合成回路37の出力信号について、SINRが最大となるように、各アレーブランチa1〜anの複数のアンテナ素子31−1〜31−n対応の重み付け回路36−1〜36−nを制御する。
【0013】
従って、フェーディング補償等については、ダイバーシチ合成により行い、又所望波と干渉波との到来方向が近接する場合の分離は、ダイバーシチブランチにより行い、所望の方向への高利得の指向性を得る場合は、アレーブランチにより行う適応制御を適用して、各種の状態に対応することができる(例えば、特許文献1参照)。
【0014】
【特許文献1】
国際公開番号第WO00/03456号パンフレット
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
従来例の例えば図5に示す構成に於いては、アンテナ素子31−1〜31−n対応に、送受高周波フロントエンド32−1〜32−nと、送受信部33−1〜33−nと、ディジタル信号処理回路34に於ける重み付け回路36−1〜36−nを必要とし、且つ送受信部33−1〜33−nは、図4に示すように、復調器,変調器,AD変換器,DA変換器等を必要とするものであるから、アンテナ素子数を増加して送受信特性の改善を図る場合に、装置が大型化し、且つ消費電力が増大する問題がある。特に、移動体通信に於ける移動端末に適用することが困難であった。
【0016】
本発明は、前述の従来の問題点を解決するもので、アレーブランチ構成とダイバーシチブランチ構成とを組合せて送受信特性を改善し、且つ小型化と低消費電力化とを図ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の適応アンテナ装置は、図1を参照して説明すると、空間相関が小さくなるように配置した複数の給電アンテナ素子1a−1〜1a−nと、これらの給電アンテナ素子のそれぞれに対して相互結合が大きくなるように配置した複数の無給電アンテナ素子1b−1〜1b−nと、これらの無給電アンテナ素子をそれぞれ終端する可変リアクタンス素子10−1〜10−nと、給電アンテナ素子による受信信号を用いて可変リアクタンス素子を制御するリアクタンス制御部5と、複数の給電アンテナ素子による受信信号にそれぞれ重み付けして合成する為の重み付け制御部5とを備えている。
【0018】
又給電アンテナ素子1a−1〜1a−nと、これらの給電アンテナ素子1a−1〜1a−nに対して波長λと配置間隔dとの関係をd<λ/2とし、且つ可変リアクタンス素子10−1〜10−nにより終端した複数の無給電アンテナ素子1b−1〜1b−nとからなるアレーブランチa1〜anを、d>λの関係で複数配置した構成とする。
【0019】
又給電アンテナ素子1a−1〜1a−nに接続した送受高周波フロントエンド2−1〜2−n及び送受信部3−1〜3−nと、給電アンテナ素子1a−1〜1a−n対応の受信信号に重み付け回路6−1〜6−nで重み付けして合成する合成回路7と、この合成回路の出力信号の信号対干渉と雑音比(SINR)が最大となるように前記重み付け回路を制御する重み付け制御部5と、給電アンテナ素子1a−1〜1a−n対応の受信信号の信号対雑音比(SIR)が最大となるように、給電アンテナ素子に対して空間相関が大きくなるように配置した複数の無給電アンテナ素子1b−1〜1b−nを終端した可変リアクタンス素子10−1〜10−nを制御するリアクタンス制御回路8−1〜8−nとを含む構成を有するものである。
【0020】
本発明の他の態様によれば、所定の距離より広い間隔で設けられた複数のアレーアンテナ部602と、前記複数のアレーアンテナ部の各々から得られる出力信号を、重み付けして合成するための重み付け制御部5と、前記複数のアレーアンテナ部の各々から得られる出力信号に基づいて、制御信号を作成する移相制御部を有する適応アンテナ装置が提供される。前記複数のアレーアンテナ部の各々は、前記所定の距離より狭い間隔で配置された複数のアンテナ素子608と、前記制御信号に応答して、複数のアンテナ素子で受信した信号間の相対的な位相を調整する移相調整部612と、位相の調整された複数の受信信号を合成し、出力信号を出力する合成部614を有する。
【0021】
又前記複数のアレーアンテナ部の各々が、更に、前記制御信号に応答して、複数のアンテナ素子で受信した信号間の相対的な振幅の大きさを調整する可変利得増幅器610を有し得る。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態の説明図であり、a1〜anはアレーブランチ、1a−1〜1a−nは給電アンテナ素子、1b−1〜1b−nは無給電アンテナ素子、2は送受高周波フロントエンド(RF F/E)、3は送受信部、4はディジタル信号処理回路、5は重み付け制御部、6−1〜6−nは重み付け回路、7は合成回路(Σ)、8−1〜8−nはリアクタンス制御回路、9−1〜9−nはDA変換器、10−1〜10−nは可変リアクタンス素子を示す。
【0023】
アレーブランチa1は、1個の給電アンテナ素子1a−1に対して複数の無給電アンテナ素子1b−1を配置し、その配置間隔dを、例えば、d<λ/2の関係として配置したものであり、同様に、他のアレーブランチa2〜anについても、それぞれ1個の給電アンテナ素子1a−2〜1a−nに対して無給電アンテナ素子1b−2〜1b−nの配置間隔dを、d<λ/2の関係として複数配置し、アレーブランチa1〜anの間隔dを、例えば、d>λの関係として配置する。即ち、給電アンテナ素子に対して相互結合が大きくなるような間隔で複数の無給電アンテナ素子を配置してアレーブランチを構成し、アレーブランチ間は、空間相関が小さくなるような間隔で配置する。
【0024】
前述のように、給電アンテナ素子1a−1〜1a−n対応に、それぞれ相互結合が生じる距離に無給電アンテナ素子1b−1〜1b−nを配置して、無給電アンテナ素子1b−1〜1b−nを可変リアクタンス素子10−1〜10−nにより終端する。リアクタンス制御回路8−1〜8−nは、給電アンテナ素子1a−1〜1a−n対応の受信信号のSIR(Signal−to−Interference Ratio:信号対雑音比)が最大となるように、可変リアクタンス素子10−1〜10−nを制御する。
【0025】
例えば、アレーブランチa1の給電アンテナ素子1a−1にd<λ/2の間隔で配置した複数の無給電アンテナ素子1b−1をそれぞれ終端した可変リアクタンス素子10−1を、リアクタンス制御回路8−1により制御することによって、給電アンテナ素子1a─1を放射器とし、複数の無給電アンテナ素子1b−1の中の一部を反射器とし、他の一部を導波器として作用させることができるから、アレーブランチa1としての指向性を制御することができる。又他のアレーブランチa2〜anについても同様に可変リアクタンス素子10−2〜10−nを制御することにより、アレーブランチa1〜anを総て同一の指向性として全体としての利得の向上を図ることができると基にフェージング補償等の制御を行うこともできる。
【0026】
又可変リアクタンス素子10−1〜10−nをアナログ信号により制御する為に、DA変換器9−1〜9−nを設けているもので、可変リアクタンス素子10−1〜10−nをディジタル信号によって制御できる構成の場合は、DA変換器9−1〜9−nを省略することができる。例えば、可変リアクタンス素子10−1〜10−nをそれぞれ複数の固定リアクタンス素子とスイッチとにより構成し、リアクタンス制御回路8−1〜8−nに於けるディジタル信号処理結果のディジタル信号により、スイッチを制御して、固定リアクタンス素子の接続組合せを制御する構成の場合は、DA変換器9−1〜9−nを省略することができる。
【0027】
又重み付け制御部5は、合成回路7の出力信号のSINR(Signal−to−Interferece−plus−Noise Ratio)が最大となるように、給電アンテナ素子1a−1〜1a−n対応の重み付け回路6−1〜6−nを制御する。重み付け回路6−1〜6−nは乗算器の構成とすることができる。又重み付け制御部5と重み付け回路6−1〜6−nと合成回路7とリアクタンス制御回路8−1〜8−nとを含むディジタル信号処理回路4は、ディジタル信号を処理するものであるから、DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)の演算処理機能によって実現することも可能である。
【0028】
単一の給電アンテナ素子に対して、可変リアクタンス素子で終端した複数の無給電アンテナ素子を配置した構成は、エスパ(ESPAR;Electronically Steerable Passive Array Radiator)アンテナと称されている(例えば、「R.F.HARRINGTON,“Reactively Controlled Directive Arrays”,IEEE Trans.Ant.and Prop.Vol.AP−26,No.3,May 1978」,「R.J.Dinger,“A Plannar Version of a 40GHz Reactively Steared Adaptive Array”,IEEE Trans.Ant.and Prop.Vol.AP−34,No.3,Mar.1986」,「R.J.Dinger and W.D.Meyers,“A compactHF antenna array using reactively−terminated parastic elements for pattern control,”Naval Research Laboratory Memorandum Report 4797,May1982」,「R,J.Dinger,“Reactively steered adaptive array using microstrip patch at 4GHz,”IEEE Trans.Antennas&Propag.,vol.AP−32,no.8,pp848−856,Aug.1984,」又は
「特開2002−16432号公報」参照)。
【0029】
しかし、本発明は、単一の給電アンテナ素子ではなく、複数の給電アンテナ素子1a−1〜1a−nを設けて、各給電アンテナ素子1a−1〜1a−n対応のアレーブランチa1〜anをd>λの関係の間隔で配置したものである。そして、アレーブランチa1〜anの各無給電アンテナ素子1b−1〜1b−nをそれぞれ終端する可変リアクタンス素子10−1〜10−nを、リアクタンス制御回路8−1〜8−nにより制御するものである。又可変リアクタンス素子10−1〜10−nは、各種の構成を適用することができるものであり、例えば、印加電圧によりキャパシタンスが制御されるバラクタダイオード等を用いることができる。その場合、リアクタンス制御回路8−1〜8−nからの制御信号に対する直線性が良いことが望ましい。その為に、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical System)構成のバリアブルキャパシタやインダクタンス、更にスイッチを組み合わせた構成とすることができる。
【0030】
このバリアブルキャパシタは、マイクロマシーニングにより製作された対向電極を、印加電圧による静電力によって変更してキャパシタンスを変化させる構成や、対向電極間に、印加電圧による静電力を利用して誘電体等を挿入する構成等を適用することができるもので、印加電圧に対するリアクタンスの変化は、比較的広範囲な直線性を有するものである。又インダクタンスは、マイクロマシーニングにより製作されたコイルに、印加電圧による静電力を利用してコイルの長さや磁性体挿入等を制御する構成等を適用することができる。又マイクロマシーニングにより製作されたキャパシタ,インダクタンスを、印加電圧に従ってオン,オフするスイッチにより切替える構成とすることもできる。この場合は、段階的なリアクタンスの制御構成となる。
【0031】
図2はアンテナ素子配置比較説明図であり、(A)は図3に示す従来例のアンテナ素子の配置の一例を示し、4個のアンテナ素子21〜24をd>λの間隔で配置したダイバーシチブランチ構成の場合を示す。又(B)は図5に示す従来例のアンテナ素子の配置の一例を示し、それぞれ4個のアンテナ素子21−1〜21−4,22−1〜22−4,23−1〜23−4,24−1〜24−4を、d<λの間隔で配置して4個のアレーブンラチ構成とし、且つ各アレーブランチ構成をd>λの間隔で配置してダイバーシチブランチ構成した場合を示す。
【0032】
これに対して、図2の(C)は本発明の実施の形態によるアンテナ素子の配置の一例を示すもので、4個の給電アンテナ素子21a〜24aに対して、それぞれ2個の無給電アンテナ素子21b−1,21b−2〜24b−1〜24b−2をd<λ/2の間隔で配置して4個のアレーブランチ構成とし、各アレーブランチ構成をd>λの間隔で配置してダイバーシチブランチ構成とする。なお、給電アンテナ素子21a〜24aを中心としてそれぞれ3個の無給電アンテナ素子を配置した場合も、殆ど同様な構成となる。
【0033】
概略構成としても、図2の(B)に示す構成に対して、図2の(C)に示す構成は、アンテナ配置の小型化を図ることができる。又5GHz帯に於いては、半波長が数cmとなるが、図2の(B)に示す従来例の構成では、移動端末用のアンテナ装置に適用することは困難であるが、図2の(C)に示す本発明の実施の形態の適応アンテナ装置は、小型化できるから、移動端末用として適用することが可能となる。又その場合に、複数の無給電アンテナ素子に対する送受信回路構成を設けないので、低消費電力化することができるから、それによっても移動端末用に適用可能となる。
【0034】
又複数の無給電アンテナ素子1b−1〜b−nのパターンをプリント配線技術で形成したフィルムを円筒形状に丸め、その円筒形の中心に給電アンテナ素子1a−1〜1a−nを配置してアレーブランチa1〜anを構成することもできる。その場合、給電アンテナ素子1a−1〜1a−nと、円筒形状に丸めたフィルムとの間の空間を埋めるように、誘電体を設けて補強することも可能である。又円筒形の誘電体の中心に給電アンテナ素子を設け、その円筒形の誘電体の外周面に無給電アンテナ素子をプリント配線技術等により形成してアレーブランチを構成することも可能である。この場合、誘電体は無給電アンテナ素子の個数に対応した正多面柱状とすることも可能である。又中心導体と誘電体を介して設けた外部導体とを有する同軸ケーブル構成を用い、外部導体をパターニングして無給電アンテナ素子のパターンを形成し、所定の長さに切断して、アレーブランチa1〜an対応のアンテナ構成を製作することも可能である。このようなアレーブランチa1〜anは、円筒形状となり、それぞれd>λの間隔で配置するものである。このようなモノポール型のアンテナ素子構成の給電アンテナ素子と無給電アンテナ素子とからなるアレーブランチa1〜anを、プリント配線基板上に、例えば、図2の(C)に示すように配置するものである。
【0035】
又移動端末用とした場合に、移動端末は、通話時に於いても移動することが多いものであるから、その移動過程に於いて重み付け制御部5による重み付け回路6−1〜6−nの制御びリアクタンス制御回路8−1〜8−nによる可変リアクタンス素子10−1〜10−nの制御を適応的に行うことになる。そこで、非通話時の待ち受け状態に於ける間欠的な共通チャネル受信等により、重み付け制御部5及びリアクタンス制御回路8−1〜8−nによる制御状態を、通話開始時の初期値として、通話中の適応制御を継続することができる。
【0036】
又重み付け制御部5は、SINRが最大となるように、給電アンテナ素子1a−1〜1a−n対応の受信信号に対して重み付けを行うものであり、リアクタンス制御回路8−1〜8−nと重み付け制御部5とは、給電アンテナ素子1a−1〜1a−n対応の受信信号を入力するものであるから、リアクタンス制御回路8−1〜8−nと重み付け制御部5とを連携制御動作する構成とすることも可能である。
【0037】
又図1に於いて、リアクタンス制御回路8−1〜8−nは、アレーブランチa1〜an対応に設けて、それぞれの給電アンテナ1a−1〜1a−n対応の受信信号を基に、アレーブランチa1〜an対応に可変リアクタンス素子10−1〜10−nを制御する場合を示すものであるが、リアクタンス制御回路8−1〜8−nを統合した構成とし、給電アンテナ1a−1〜1a−n対応の受信信号の総てについて相互関係を処理し、例えば、SIRが最大となるように、可変リアクタンス素子10−1〜10−nを制御する構成とすることも可能である。その場合、重み付け制御部5と共通の構成部分を含むことになるから、重み付け制御部5とリアクタンス制御回路8−1〜8−nとを統合して、リアクタンス及び重み付け制御部とすることができる。
【0038】
又時分割多重化(TDD:Time Division Duplex)方式の場合は、各アンテナを送受共用とし、受信時の重み付け制御部5及びリアクタンス制御回路8−1〜8−nの制御状態を維持して、基地局等の対向局に対して送信することができる。又周波数分割多重化(FDD:Frequency Division Duplex)方式の場合も、送受共用とすることも可能であるが、送受信周波数が異なることから、前述の複数のアレーブランチa1〜anを有する送信用のアンテナ構成と受信用のアンテナ構成とをそれぞれ設けることができる。
【0039】
このように、本願実施例によれば、給電アンテナ素子1a−1〜1a−nによるダイバーシチブランチにより、フェージング補償を行うことが可能であり、又給電アンテナ素子1a−1〜1a−nと共に複数の無給電アンテナ素子1b−1〜1b−nによりアレーブランチを構成して、干渉波を抑圧することがきる。更に、アレーブランチを構成する無給電アンテナ素子1b−1〜1b−nは、可変リアクタンス素子10−1〜10−nにより終端したことにより、送受高周波フロントエンド,送受信部,AD変換器等を省略した構成とすることができるから、小型化と低消費電力化とを図ることができる。従って、移動体通信に於ける基地局のみでなく、移動端末に適用可能とすることができる利点がある。
【0040】
図1に示される実施の態様では、給電アンテナ素子(1a−1等)及び無給電アンテナ素子(1b−1等)を利用して、アレーブランチ毎にいわゆる空間合成型のアレーアンテナを形成していた。この態様は、制御対象となる素子数(図1では、例えばコンデンサであるリアクタンス素子10−1等)が少なくて済む点で、小型の通信端末に特に有利である。しかしながら、本発明はこのような態様に限定されず、例えば、いわゆるRF処理型のような他のアレーアンテナの形式を利用することも可能である。
【0041】
図6は、RF処理型の1つであるフェーズドアレーアンテナを利用した適応アンテナ装置の説明図を示す。概して、適応アンテナ装置600は、複数のアレーアンテナ部602と、各アレーアンテナ部602に接続された無線部604と、それら複数の無線部604に接続されたディジタル信号処理回路606を有する。1つのアレーアンテナ部602とそれに接続される無線部604は、1つのアレーブランチに属する。無線部604は、図1の送受高周波フロントエンド2−1等及び送受信部3−1等に対応する。隣り合うアレーアンテナ部602は、互いの空間相関が充分に小さくなるように、即ち充分に大きな距離を隔てて設けられる。その距離は、例えば、通信に使用される無線信号の波長以上とすることが可能である。
【0042】
各アレーアンテナ部602は、複数の給電アンテナ素子608を有する。隣り合う給電アンテナ素子608は、互いの空間相関が充分に大きくなるように、即ち充分に接近した距離に設けられる。その距離は、例えば、通信に使用される無線信号の半波長以下にすることが可能である。アレーアンテナ部602は、各給電アンテナ素子608毎に設けられた可変利得増幅器610を有する。可変利得増幅器610は、例えば可変利得低雑音増幅器(VG−LNA)であり、信号の振幅の大きさを調整するためのものである。更に、アレーアンテナ部602は、各VG−LNA610に接続された移相回路612を有する。移相回路612は、例えば、コンデンサ及び/又はコイルより成り、その入力信号の位相を調整するためのものである。図6では、低雑音増幅器610の後に移相回路612が接続されているが、このことは本発明に必須ではなく、順序を逆にすることも可能である。給電アンテナ素子608で受信した信号(又は送信する信号)の振幅及び位相を、後述する制御信号に応じて変化させることができればよいからである。更に、アレーアンテナ部602は、複数の移相回路612に接続された合成/分配回路614を有する。合成/分配回路614は、受信の際には複数の信号を1つに合成する合成回路として機能し、送信の際には1つの信号を複数に分配する分配回路として機能する。
【0043】
各無線部604は、受信信号に対して、高周波フロントエンド処理及び周波数変換等を行う受信機616、及び受信機616のアナログ出力信号をディジタル信号に変換し、後段のディジタル信号処理回路606に出力するアナログディジタル変換器(ADC)618を有する。また、無線部604は、ディジタル信号処理回路606からの送信信号をアナログ信号に変換するディジタルアナログ変換器(DAC)620、及びDAC620の出力に接続され、高周波フロントエンド処理及び周波数変換等を行う送信機622を有する。更に、無線部604は、これらの送信経路及び受信経路を、時分割方式で切り替えながら各自のアレーアンテナ部602に接続するスイッチ624を有する。
【0044】
ディジタル信号処理回路606は、図1のディジタル信号処理回路4と概ね同一の構成及び機能を有する。但し、リアクタンス素子のリアクタンスを制御するためのリアクタンス制御回路8−1等の代りに、本実施例では、VG−610及び移相回路612にて信号の振幅及び位相を調整するための制御部が設けられる。制御部は、その調整内容を表す制御信号を作成する。
【0045】
動作を次に説明する。先ず、受信時にあっては、無線信号は、アレーアンテナ部602に設けられた複数のアンテナ素子608で受信される。これら複数の受信信号は、各自の信号経路におけるVG−610及び移相回路612により適切な重み付けがなされ(複数の受信信号同士の相対的な振幅及び位相が調整され)、合成/分配回路614に入力される。合成/分配回路614では、重み付けされた複数の受信信号を合成して、アレーアンテナ部602毎に信号を出力する。この出力信号は、無線部604に入力され、それ以後の動作は、概ね図1にて説明した適応アンテナ装置の動作と同様である。但し、リアクタンス制御回路8−1等の代りに上記の制御部が、合成後の信号の品質(例えば、SIRや、SINR等)を向上させるように、受信信号の振幅及び位相を調整するための制御信号を作成し、それを各VG−610及び移相回路612に与える。この制御信号に応答して、VG−610及び移相回路612は、信号の振幅及び位相を調整する。
【0046】
送信時にあっては、ディジタル信号処理回路606で作成された送信信号は、DAC620、送信機622及びスイッチ624を経てアレーアンテナ部602に入力される。入力された送信信号は、合成/分配回路614にてアンテナ素子608の数だけ分配(又は複製)され、移相回路612及びVG−610により位相及び振幅が相対的に調整された後に各アンテナ素子608から送信される。この場合の振幅及び位相も、ディジタル信号処理回路606からの制御信号に基づいて設定される。
【0047】
本実施例による適応アンテナ装置は、各アンテナ素子608で受信した信号の振幅及び位相を調整しながら合成回路614により合成し、合成された信号の1つは、1つのダイバーシチブランチの信号になる。また、適応アンテナ装置は、ダイバーシチブランチ毎に送信信号を与え、それを分配回路によりアンテナ素子数に応じて分配し、分配された信号の振幅及び位相をアンテナ素子から放射する前に調整する。ダイバーシチ受信又は送信を行うことにより、本装置はフェージング補償等を行うことが可能である。更に、アレーアンテナ部内の複数のアンテナ素子は、合成/分配回路614を通じて無線部604に接続されるので、アンテナ素子数を増やしたとしても、それに応じて無線部を増やすことは必須ではなく、装置の大型化を抑制し、低消費電力化を図ることが可能になる。更に、本実施例では、送信又は受信する信号の振幅及び位相を調整することができるので、信号を調整する自由度が大きくなり、これは例えば信号の高品質化や高精度化等の観点から有利である。
【0048】
本実施例では、総てのアンテナ素子608にVG−610及び移相回路612を設けている。これは、各信号を調整する自由度を大きくする観点から好ましい。しかし、信号同士の相対的な振幅又は位相を調整する観点からは、アレーアンテナ部602内の例えば1つのアンテナ素子に関するVG−LNA及び移相回路を省略することも可能である。更に、通信環境によっては、振幅の大きさを調整しなくても充分な信号品質が得られる場合もあり得る。そのような場合は、VG−LNA610を省略することも可能である。
【0049】
図7は、RF処理型の1つであるフェーズドアレーアンテナを利用した別の適応アンテナ装置の説明図を示す。図6に関して説明したのと同様の要素には、同一の参照番号が付されている。概して、適応アンテナ装置700は、複数のアレーアンテナ部702と、各アレーアンテナ部702に接続された無線部704と、それら複数の無線部704に接続されたディジタル信号処理回路606を有する。
【0050】
各アレーアンテナ部702は、複数の給電アンテナ素子608を有し、これらの給電アンテナ素子608の各々には、周波数共用器706が設けられている。周波数共用器706は、ある周波数帯域(例えば受信信号用の帯域)と、別の周波数帯域(例えば、送信信号用の帯域)に対して、1つのアンテナ素子608を共用するためのフィルタ機能を有する。このような周波数共用器706をアンテナ素子608に設けることで、信号の周波数が適切に異なっていれば、アンテナ素子608は同時に信号を送信及び受信することが可能である。図示されているアレーアンテナ部702は、アンテナ素子608毎に、受信信号用のVG−LNA610及び移相回路612を有する。更に、アレーアンテナ部702は、複数の移相回路612に接続された合成回路614を有する。アレーアンテナ部702は、送信信号に対するVG−LNA、移相回路(簡単のため図示せず)及び分配回路614’も有する。
【0051】
各無線部704は、合成回路614の出力に接続された受信機616と、受信機616の出力及びディジタル信号処理回路606の入力の間に接続されたアナログディジタル変換器(ADC)618とを有する。また、無線部704は、ディジタル信号処理回路606の出力に接続されたディジタルアナログ変換器(DAC)620と、DAC620の出力及び分配回路614’の入力の間に接続された送信機622とを有する。
【0052】
本実施例では、送信経路及び受信経路はアンテナ素子608に常時接続されている。この点、送信経路及び受信経路が択一的に適宜アンテナ素子608に接続されていた図6の実施例の場合と相違する。このように、TDD方式だけでなく、FDD方式の装置に本発明を適用することも可能である。FDD方式では、通信端末が時間的に同時に送信及び受信を行い得るようにするので、図7に示されているように、受信経路に専用のVG−LNA610、移相回路612及び合成回路614が用意され、送信経路に専用のVG−LNA、移相回路及び分配回路が用意される。
【0053】
図7に示される実施例では、アレーアンテナ部702内の総てのアンテナ素子608が、それらと同数の周波数共用器706により送受信に共用されている。このようにして、送信及び受信に同等の処理能力を持たせることは、同程度の品質で双方向に通信を行う等の観点から有利である。しかしながら、本発明はそのような形態に限定されず、一部のアンテナ素子のみを送受信に共用するようにアレーアンテナ部を構築することも可能である。
【0054】
図8は、アレーアンテナ部702の変形例を示す。この例では、アンテナ素子802は、周波数共用器706によって送受信に共用されているが、他のアンテナ素子608は専ら受信に使用される。このような形態は、上りチャネルよりも下りチャネルで高品質な通信が要請される場合に有利である。例えば、通信端末から、ファイルのダウンロードを指示する簡単な命令を上りチャネルでダイバーシチ送信し、質量共に充実したファイルを下りチャネルでダウンロードする(適応アレーアンテナを利用したダイバーシチ受信を行う)ような場合である。なお、図示した例では送信側を簡略化しているが、逆に受信側を簡略化することも可能である。このように、通信システムにおける上り及び下りチャネルの非対称性に配慮して、通信能力又は機能を用意することが可能であり、通信システムに合わせて通信端末の小型化及び低消費電力化を図ることが可能になる。
【0055】
以下、本発明により教示される、課題を解決する手段を列挙する。
【0056】
(付記1) 空間相関が小さくなるように配置した複数の給電アンテナ素子と、
該複数の給電アンテナ素子のそれぞれに対して相互結合が大きくなるように配置した複数の無給電アンテナ素子と、
該複数の無給電アンテナ素子をそれぞれ終端する可変リアクタンス素子と、
前記給電アンテナ素子による受信信号を用いて前記可変リアクタンス素子を制御するリアクタンス制御部と、
前記複数の給電アンテナ素子による受信信号にそれぞれ重み付けして合成する為の重み付け制御部と
を備えたことを特徴とする適応アンテナ装置。
【0057】
(付記2) 前記給電アンテナ素子と、該給電アンテナ素子に対して波長λと配置間隔dとの関係をd<λ/2とし、且つ可変リアクタンス素子により終端した複数の無給電アンテナ素子とからなるアレーブランチを、d>λの関係で複数配置したことを特徴とする付記1記載の適応アンテナ装置。
【0058】
(付記3) 前記給電アンテナ素子に接続した送受高周波フロントエンド及び送受信部と、前記給電アンテナ素子対応の受信信号に重み付け回路で重み付けして合成する合成回路と、該合成回路の出力信号の信号対干渉と雑音比が最大となるように前記重み付け回路を制御する重み付け制御部と、前記給電アンテナ素子対応の受信信号の信号対雑音比が最大となるように、前記給電アンテナ素子に対して空間相関が大きくなるように配置した複数の無給電アンテナ素子を終端した可変リアクタンス素子を制御するリアクタンス制御回路とを含む構成を有することを特徴とする付記1又は2記載の適応アンテナ装置。
【0059】
(付記4) 所定の距離より広い間隔で設けられた複数のアレーアンテナ部と、
前記複数のアレーアンテナ部の各々から得られる出力信号を、重み付けして合成するための重み付け制御部と、
前記複数のアレーアンテナ部の各々から得られる出力信号に基づいて、制御信号を作成する移相制御部
を有する適応アンテナ装置であって、前記複数のアレーアンテナ部の各々が、
前記所定の距離より狭い間隔で配置された複数のアンテナ素子と、
前記制御信号に応答して、複数のアンテナ素子で受信した信号間の相対的な位相を調整する移相調整部と、
位相の調整された複数の受信信号を合成し、出力信号を出力する合成部
を有することを特徴とする適応アンテナ装置。
【0060】
(付記5) 移相調整部が、前記複数のアンテナ素子の全部又は一部に設けられることを特徴とする付記4記載の適応アンテナ装置。
【0061】
(付記6) 前記複数のアレーアンテナ部の各々が、更に、前記制御信号に応答して、複数のアンテナ素子で受信した信号間の相対的な振幅の大きさを調整する可変利得増幅器を有することを特徴とする付記4記載の適応アンテナ装置。
【0062】
(付記7) 可変利得増幅器が、前記複数のアンテナ素子の全部又は一部に設けられることを特徴とする付記6記載の適応アンテナ装置。
【0063】
(付記8) 更に、前記複数のアンテナ素子を、送信時及び受信時の間で時分割方式で切り替えて使用するためのスイッチ部を有することを特徴とする付記4記載の適応アンテナ装置。
【0064】
(付記9) 更に、前記複数のアンテナ素子の全部又は一部に、送信周波数帯域及び受信周波数帯域でアンテナ素子を共用するための周波数共用器が設けられることを特徴とする付記4記載の適応アンテナ装置。
【0065】
(付記10) 付記1乃至9の何れか1項に記載の適応アンテナ装置を有することを特徴とする無線通信端末。
【0066】
【発明の効果】
以上本発明によれば、アレーブランチ構成とダイバーシチブランチ構成とを組合せて送受信特性を改善することで、適応アンテナ装置の小型化及び低消費電力化を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】アンテナ素子配置比較説明図である。
【図3】従来例の説明図である。
【図4】アンテナ素子対応の送受信回路の説明図である。
【図5】従来例の説明図である。
【図6】図6は、RF処理型のアレーアンテナを利用した実施形態の説明図を示す。
【図7】図7は、RF処理型のアレーアンテナを利用した他の実施形態の説明図を示す。
【図8】図8は、アレーアンテナ部の変形例を示す図である。
【符号の説明】
a1〜an アレーブランチ
1a−1〜1a−n 給電アンテナ素子
1b−1〜1b−n 無給電アンテナ素子
2−1〜2−n 送受高周波フロントエンド(RF F/E)
3−1〜3−n 送受信部
4 ディジタル信号処理回路
5 重み付け制御部
6−1〜6−n 重み付け回路
7 合成回路(Σ)
8−1〜8−n リアクタンス制御回路
9−1〜9−n ディジタルアナログ変換器(DAC)
10−1〜10−n 可変リアクタンス素子
600 適応アンテナ装置
602 アレーアンテナ部
604 無線部
606 ディジタル信号処理装置
608 アンテナ素子
610 可変利得増幅器
612 移相回路
614 合成回路
614’分配回路
616 受信機
618 アナログディジタル変換器
620 ディジタルアナログ変換器
622 送信機
624 スイッチ
700 適応アンテナ装置
702 アレーアンテナ部
704 無線部
706 周波数共用器
802 送受信で共用されるアンテナ素子

Claims (5)

  1. 空間相関が小さくなるように配置した複数の給電アンテナ素子と、
    該複数の給電アンテナ素子のそれぞれに対して相互結合が大きくなるように配置した複数の無給電アンテナ素子と、
    該複数の無給電アンテナ素子をそれぞれ終端する可変リアクタンス素子と、
    前記給電アンテナ素子による受信信号を用いて前記可変リアクタンス素子を制御するリアクタンス制御部と、
    前記複数の給電アンテナ素子による受信信号にそれぞれ重み付けして合成する為の重み付け制御部と
    を備えたことを特徴とする適応アンテナ装置。
  2. 前記給電アンテナ素子と、該給電アンテナ素子に対して波長λと配置間隔dとの関係をd<λ/2とし、且つ可変リアクタンス素子により終端した複数の無給電アンテナ素子とからなるアレーブランチを、d>λの関係で複数配置したことを特徴とする請求項1記載の適応アンテナ装置。
  3. 前記給電アンテナ素子に接続した送受高周波フロントエンド及び送受信部と、前記給電アンテナ素子対応の受信信号に重み付け回路で重み付けして合成する合成回路と、該合成回路の出力信号の信号対干渉と雑音比が最大となるように前記重み付け回路を制御する重み付け制御部と、前記給電アンテナ素子対応の受信信号の信号対雑音比が最大となるように、前記給電アンテナ素子に対して空間相関が大きくなるように配置した複数の無給電アンテナ素子を終端した可変リアクタンス素子を制御するリアクタンス制御回路とを含む構成を有することを特徴とする請求項1又は2記載の適応アンテナ装置。
  4. 所定の距離より広い間隔で設けられた複数のアレーアンテナ部と、
    前記複数のアレーアンテナ部の各々から得られる出力信号を、重み付けして合成するための重み付け制御部と、
    前記複数のアレーアンテナ部の各々から得られる出力信号に基づいて、制御信号を作成する移相制御部
    を有する適応アンテナ装置であって、前記複数のアレーアンテナ部の各々が、
    前記所定の距離より狭い間隔で配置された複数のアンテナ素子と、
    前記制御信号に応答して、複数のアンテナ素子で受信した信号間の相対的な位相を調整する移相調整部と、
    位相の調整された複数の受信信号を合成し、出力信号を出力する合成部
    を有することを特徴とする適応アンテナ装置。
  5. 前記複数のアレーアンテナ部の各々が、更に、前記制御信号に応答して、複数のアンテナ素子で受信した信号間の相対的な振幅の大きさを調整する可変利得増幅器を有することを特徴とする請求項4記載の適応アンテナ装置。
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