JPH10190539A - ダイバーシチ受信装置 - Google Patents
ダイバーシチ受信装置Info
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- JPH10190539A JPH10190539A JP8340990A JP34099096A JPH10190539A JP H10190539 A JPH10190539 A JP H10190539A JP 8340990 A JP8340990 A JP 8340990A JP 34099096 A JP34099096 A JP 34099096A JP H10190539 A JPH10190539 A JP H10190539A
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- antenna
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- gain
- beamformer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、各ダイバーシチブランチにマルチビ
ームアンテナを用いた、ダイバーシチ受信装置に関し、
マルチビーム間の利得の低下をダイバーシチブランチ間
で補い合い、ダイバーシチ合成後の特性を向上させ、常
に良好な通信を可能にすることを目的とする。 【解決手段】アンテナが複数のブランチからなるダイバ
ーシチ受信装置において、各ブランチを構成するアンテ
ナが2以上のアンテナ素子を用いることで成形できるマ
ルチビームアンテナで構成され、各ブランチで成形され
るマルチビームのビーム方向が、他のブランチのビーム
パターンの利得の低下する部分に重なる方向となるよう
に各ブランチのビームパターンを成形するビームフォー
マーを備える。
ームアンテナを用いた、ダイバーシチ受信装置に関し、
マルチビーム間の利得の低下をダイバーシチブランチ間
で補い合い、ダイバーシチ合成後の特性を向上させ、常
に良好な通信を可能にすることを目的とする。 【解決手段】アンテナが複数のブランチからなるダイバ
ーシチ受信装置において、各ブランチを構成するアンテ
ナが2以上のアンテナ素子を用いることで成形できるマ
ルチビームアンテナで構成され、各ブランチで成形され
るマルチビームのビーム方向が、他のブランチのビーム
パターンの利得の低下する部分に重なる方向となるよう
に各ブランチのビームパターンを成形するビームフォー
マーを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各ダイバーシチブ
ランチにマルチビームアンテナを用いた、ダイバーシチ
受信装置に関する。
ランチにマルチビームアンテナを用いた、ダイバーシチ
受信装置に関する。
【0002】近年、移動通信システムヘの加入者は、爆
発的に増加しており、早急なシステム容量の増大が望ま
れている。これに対応すべく種々の高度な技術が検討さ
れ、システムに導入されている。アンテナも例外ではな
く、現在のセクタ化からさらにセクタ内のマルチビーム
化へと進むものと考えられる。本発明は、マルチビーム
アンテナを用いる際の問題を回避するものである。
発的に増加しており、早急なシステム容量の増大が望ま
れている。これに対応すべく種々の高度な技術が検討さ
れ、システムに導入されている。アンテナも例外ではな
く、現在のセクタ化からさらにセクタ内のマルチビーム
化へと進むものと考えられる。本発明は、マルチビーム
アンテナを用いる際の問題を回避するものである。
【0003】
【従来の技術】図13にアンテナのセクタ化の概念が示
される。この例では3セクタの場合を示す。無線基地局
の周りに形成される円形の一つの無線ゾーンを図中に実
線で示される3つのセクタに分割して、それぞれのセク
タのゾーンにアンテナAT1、AT2、AT3を配置し
て互いに他のセクタの電波と干渉しないようにするもの
である。
される。この例では3セクタの場合を示す。無線基地局
の周りに形成される円形の一つの無線ゾーンを図中に実
線で示される3つのセクタに分割して、それぞれのセク
タのゾーンにアンテナAT1、AT2、AT3を配置し
て互いに他のセクタの電波と干渉しないようにするもの
である。
【0004】さらに、これらセタク化されたシステムに
ダイバーシチ受信方式をとり入れるには、各セクタのア
ンテナAT1、AT2、AT3をそれぞれダイバーシチ
アンテナにする。すなわち、各セクタのアンテナAT
1、AT2、AT3をそれぞれ複数のブランチにする。
ダイバーシチ受信方式をとり入れるには、各セクタのア
ンテナAT1、AT2、AT3をそれぞれダイバーシチ
アンテナにする。すなわち、各セクタのアンテナAT
1、AT2、AT3をそれぞれ複数のブランチにする。
【0005】この従来のダイバーシチ受信方式において
は、各ダイバーシチブランチのアンテナには無指向性ア
ンテナあるいはセクタアンテナなどの固定ビームアンテ
ナが用いられてきた。ところが、今後の特に基地局アン
テナにおいては、チャネル容量向上の観点から、マルチ
ビーム化、セクタ内マルチビーム化が行われるものと考
えられる。
は、各ダイバーシチブランチのアンテナには無指向性ア
ンテナあるいはセクタアンテナなどの固定ビームアンテ
ナが用いられてきた。ところが、今後の特に基地局アン
テナにおいては、チャネル容量向上の観点から、マルチ
ビーム化、セクタ内マルチビーム化が行われるものと考
えられる。
【0006】セクタ内マルチビーム化は図13の例に示
されるように、一つのセクタ内をさらにマルチビーム化
(この例では点線で示される4ビーム化)するもので、
アンテナAT1、AT2、AT3としてそれぞれマルチ
ビームアンテナを用いる。各セクタ内では、そのセクタ
でのマルチビームのうち移動局との間で最も受信感度が
高いビームを選択して通信を行う。
されるように、一つのセクタ内をさらにマルチビーム化
(この例では点線で示される4ビーム化)するもので、
アンテナAT1、AT2、AT3としてそれぞれマルチ
ビームアンテナを用いる。各セクタ内では、そのセクタ
でのマルチビームのうち移動局との間で最も受信感度が
高いビームを選択して通信を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】マルチビームアンテナ
では、例えば図13に点線で示すように、隣り合うビー
ムの境界では利得の落ち込む部分が生じる。このため、
この部分に在圏する移動局との間の受信特性が劣化する
ことになる。
では、例えば図13に点線で示すように、隣り合うビー
ムの境界では利得の落ち込む部分が生じる。このため、
この部分に在圏する移動局との間の受信特性が劣化する
ことになる。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、マルチビームアンテナを用いたダイバーシチ
受信方式において、マルチビームアンテナを用いる際に
生じる各ビームの間の利得の落ち込む方向に、他のダイ
バーシチブランチのビーム方向を向けるという着想に基
づき、ダイバーシチブランチ間で利得の低下を補い合
い、ダイバーシチ合成後の特性を向上させ、常に良好な
通信を可能にすることを目的とする。
のであり、マルチビームアンテナを用いたダイバーシチ
受信方式において、マルチビームアンテナを用いる際に
生じる各ビームの間の利得の落ち込む方向に、他のダイ
バーシチブランチのビーム方向を向けるという着想に基
づき、ダイバーシチブランチ間で利得の低下を補い合
い、ダイバーシチ合成後の特性を向上させ、常に良好な
通信を可能にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1、図2は、本発明の
原理的説明図である。図1において、1はアレーアンテ
ナであり、複数のアンテナを配列している。2はビーム
フォーマーであり、ビームの方向を決めるビーム方向制
御部とビーム成形部からなる.ここで、ビーム方向制御
部は、ブランチによって異なった方向にビームが向くよ
うにしておく。3はビームセレクタであり、ビーム出力
の中から出力電力が最大のビームを選択する。以上の部
分が各ダイバーシチブランチに用意されている。図1で
はMブランチダイバーシチとしている。4は最大比合成
部であり、上記各ブランチで選択したビームの最大比合
成を行う。
原理的説明図である。図1において、1はアレーアンテ
ナであり、複数のアンテナを配列している。2はビーム
フォーマーであり、ビームの方向を決めるビーム方向制
御部とビーム成形部からなる.ここで、ビーム方向制御
部は、ブランチによって異なった方向にビームが向くよ
うにしておく。3はビームセレクタであり、ビーム出力
の中から出力電力が最大のビームを選択する。以上の部
分が各ダイバーシチブランチに用意されている。図1で
はMブランチダイバーシチとしている。4は最大比合成
部であり、上記各ブランチで選択したビームの最大比合
成を行う。
【0010】
【作用】図2にM=2とした場合の、本発明による相補
ビームパターン図を示す。図1で示したブランチのビ
ームフォーマー2の出力#121、#122、・・・、
#12Nが図2のブランチの各ビームであったとす
る。ブランチについても同様とする.本発明では、ビ
ームフォーマー2に各ビームの方向を変化させるビーム
方向制御部が設けられている。ビーム方向制御部は、ア
ンテナごとに一定量位相を変化させる。このときブラン
チごとに変化させる位相を考慮することで、同図のよう
にブランチの隣り合うビームの境界部分に、ブランチ
の各ビームの主方向が向くようなビームパターンを成
形できる。
ビームパターン図を示す。図1で示したブランチのビ
ームフォーマー2の出力#121、#122、・・・、
#12Nが図2のブランチの各ビームであったとす
る。ブランチについても同様とする.本発明では、ビ
ームフォーマー2に各ビームの方向を変化させるビーム
方向制御部が設けられている。ビーム方向制御部は、ア
ンテナごとに一定量位相を変化させる。このときブラン
チごとに変化させる位相を考慮することで、同図のよう
にブランチの隣り合うビームの境界部分に、ブランチ
の各ビームの主方向が向くようなビームパターンを成
形できる。
【0011】このため到来方向1からの到来波は、ブラ
ンチの#122のビームで良好に受信できるが、到来
方向2からの到来波は、#123または#124を選ん
だとすると、利得の小さなものになってしまう。いっぽ
う、ブランチのビームがずらしてあるため、ブランチ
の#223のビームでは高利得で受信ができる。
ンチの#122のビームで良好に受信できるが、到来
方向2からの到来波は、#123または#124を選ん
だとすると、利得の小さなものになってしまう。いっぽ
う、ブランチのビームがずらしてあるため、ブランチ
の#223のビームでは高利得で受信ができる。
【0012】さらに各ブランチで選択したビームを、最
大比合成部4で最大比合成することにより、ブランチ合
成後のビームパ夕ーンはすべての方向にわたってほぼ一
定で、高利得なものとなる。
大比合成部4で最大比合成することにより、ブランチ合
成後のビームパ夕ーンはすべての方向にわたってほぼ一
定で、高利得なものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図3は本発明の一実施例構成図であ
り、べ一スバンド帯でディジタルビームフォーミングに
よりビーム成形を行う相補ビームパターンダイバーシチ
受信装置を示している。この実施例はダイバーシチブラ
ンチ数を2、各ブランチ、のアンテナ素子数を4、
ビームフォーマーの出力数を4とした場合である。図3
中、図1で示したものは同一の記号で示してある。
施形態を説明する。図3は本発明の一実施例構成図であ
り、べ一スバンド帯でディジタルビームフォーミングに
よりビーム成形を行う相補ビームパターンダイバーシチ
受信装置を示している。この実施例はダイバーシチブラ
ンチ数を2、各ブランチ、のアンテナ素子数を4、
ビームフォーマーの出力数を4とした場合である。図3
中、図1で示したものは同一の記号で示してある。
【0014】1はアレーアンテナであり、複数の無指向
性アンテナあるいは同一ビームの複数のセクタアンテナ
を配列し、到来する信号を受信する。ブランチのアン
テナは#111〜#114、ブランチのアンテナは#
211〜#214のそれぞれ4本ずつである。ブランチ
とブランチはそれぞれダイバーシチ受信を行う関係
にある。
性アンテナあるいは同一ビームの複数のセクタアンテナ
を配列し、到来する信号を受信する。ブランチのアン
テナは#111〜#114、ブランチのアンテナは#
211〜#214のそれぞれ4本ずつである。ブランチ
とブランチはそれぞれダイバーシチ受信を行う関係
にある。
【0015】5は変換回路であり、増幅、周波数変換、
フィルタリング、アナログ/ディジタル変換を行う。こ
の回路の一般的な構成が図4に示される。図示するよう
に、この変換回路5は、アンテナからに入力RF信号を
増幅するローノイズアンプ、RF信号を第1局部発振器
10の発振出力fLO1 を用いてIF信号に変換する第1
ミクサ、IF信号を増幅するIFアンプ12、IF信号
を第2局部発振器14の発振出力fLO2 を用いてベース
バンド信号に変換する第2ミクサ13、ベースバンド信
号をフィルタリングするローパスフィルタ15、ベース
バンド信号をアナログ/ディジタル変換するA/D変換
器16を含み構成される。従って、後段のビーム方向制
御部6にはディジタル信号が入力され、それ以後はディ
ジタル信号処理で処理される。
フィルタリング、アナログ/ディジタル変換を行う。こ
の回路の一般的な構成が図4に示される。図示するよう
に、この変換回路5は、アンテナからに入力RF信号を
増幅するローノイズアンプ、RF信号を第1局部発振器
10の発振出力fLO1 を用いてIF信号に変換する第1
ミクサ、IF信号を増幅するIFアンプ12、IF信号
を第2局部発振器14の発振出力fLO2 を用いてベース
バンド信号に変換する第2ミクサ13、ベースバンド信
号をフィルタリングするローパスフィルタ15、ベース
バンド信号をアナログ/ディジタル変換するA/D変換
器16を含み構成される。従って、後段のビーム方向制
御部6にはディジタル信号が入力され、それ以後はディ
ジタル信号処理で処理される。
【0016】ビーム方向制御部6とビーム成形部7はビ
ームフォーマー2を構成するものである。ビーム方向制
御部6はビームの方向を決めるもので、ブランチ、
でそれぞれ異なった方向にビームが向くようにする。ブ
ランチは各アンテナ#111〜#114ごとに22.
5°ずつ位相を遅らせ、ブランチは各アンテナ#21
1〜#214ごとに22.5°ずつ位相を進めている。
このため、各ブランチではアンテナ#112〜#11
4、#212〜#214に対してそれぞれ移相器61、
62,63を挿入している。ビーム成形部7はビームを
成形する部分であり、この実施例では4入出力FFT
(Fast Fourier Transform) を用いている。
ームフォーマー2を構成するものである。ビーム方向制
御部6はビームの方向を決めるもので、ブランチ、
でそれぞれ異なった方向にビームが向くようにする。ブ
ランチは各アンテナ#111〜#114ごとに22.
5°ずつ位相を遅らせ、ブランチは各アンテナ#21
1〜#214ごとに22.5°ずつ位相を進めている。
このため、各ブランチではアンテナ#112〜#11
4、#212〜#214に対してそれぞれ移相器61、
62,63を挿入している。ビーム成形部7はビームを
成形する部分であり、この実施例では4入出力FFT
(Fast Fourier Transform) を用いている。
【0017】図7はFFTを用いた上述のディジタルビ
ームフォーマー2の詳細な構成図である。ビームフォー
マー2は、ビーム方向制御部6とビーム成形部7である
4入出力FFTからなる。ビーム方向制御部6は、3つ
のアンテナに移相器61〜63を挿入することによりア
ンテナごとにαπ/2ラジアンずつ位相を遅らせるよう
にしてある。なおFFTの入出力数がNの場合はα2π
/Nラジアンずつとなる。ここで、α(−0.5≦α≦
0.5)をオフセツト係数と呼ぶ。ビーム成形部7は加
算器71〜74、減算器75〜78、移相器79を含み
構成される。このビーム方向制御部6とビーム成形部7
を組み合わせたビームフォーマー2では、オフセット係
数αの値を変化させることでビームの方向を任意に変化
させることができる。この実施例では、ブランチ1のオ
フセット係数αを0.25、ブランチ2のオフセット係
数αを−0.25としている。相補な関係のビームは、
2ブランチダイバーシチにおいては、オフセット係数α
を0.5異なったものとすることで実現できる。
ームフォーマー2の詳細な構成図である。ビームフォー
マー2は、ビーム方向制御部6とビーム成形部7である
4入出力FFTからなる。ビーム方向制御部6は、3つ
のアンテナに移相器61〜63を挿入することによりア
ンテナごとにαπ/2ラジアンずつ位相を遅らせるよう
にしてある。なおFFTの入出力数がNの場合はα2π
/Nラジアンずつとなる。ここで、α(−0.5≦α≦
0.5)をオフセツト係数と呼ぶ。ビーム成形部7は加
算器71〜74、減算器75〜78、移相器79を含み
構成される。このビーム方向制御部6とビーム成形部7
を組み合わせたビームフォーマー2では、オフセット係
数αの値を変化させることでビームの方向を任意に変化
させることができる。この実施例では、ブランチ1のオ
フセット係数αを0.25、ブランチ2のオフセット係
数αを−0.25としている。相補な関係のビームは、
2ブランチダイバーシチにおいては、オフセット係数α
を0.5異なったものとすることで実現できる。
【0018】図5にはこのビームフォーマー2で形成さ
れる各ブランチのビームパターンが示される。ただし、
アンテナ素子は無指向性アンテナで、間隔を1波長と
し、等間隔に配列している。この図5から分かるよう
に、ブランチでは各アンテナ#121〜#124の主
ビームの境界部分はそれぞれ利得が落ち込んでおり、ブ
ランチでも同様である。そして、ブランチの各主ビ
ームの方向はブランチの隣り合う主ビームの境界部分
(すなわち利得の谷間部分)に成形されている。
れる各ブランチのビームパターンが示される。ただし、
アンテナ素子は無指向性アンテナで、間隔を1波長と
し、等間隔に配列している。この図5から分かるよう
に、ブランチでは各アンテナ#121〜#124の主
ビームの境界部分はそれぞれ利得が落ち込んでおり、ブ
ランチでも同様である。そして、ブランチの各主ビ
ームの方向はブランチの隣り合う主ビームの境界部分
(すなわち利得の谷間部分)に成形されている。
【0019】3はビームセレクタであり、各ブランチ
、毎に設けられ、各ブランチのビームセレタク3は
そのブランチの各ビームの受信信号の電力を測定し、最
大電力である一つのビームの受信信号を選択し、最大比
合成部4に出力する。最大比合成部4は、2つのブラン
チ、でビームセレクタ3によりそれぞれ選択された
ビームの受信信号が入力され、それらの合成を行う。
、毎に設けられ、各ブランチのビームセレタク3は
そのブランチの各ビームの受信信号の電力を測定し、最
大電力である一つのビームの受信信号を選択し、最大比
合成部4に出力する。最大比合成部4は、2つのブラン
チ、でビームセレクタ3によりそれぞれ選択された
ビームの受信信号が入力され、それらの合成を行う。
【0020】図6には、図3に示したこの実施例の構成
の相補ビームパターンダイバーシチ受信方式を、CDM
A(Code Division Multiple Access) に適用した場合の
ビット誤り率特性の計算機シミュレーション結果が示さ
れる。ユーザ数は15である。同図には、相補ビームと
しない場合についても示している。すなわち、図中の実
線の特性はブランチのオフセット係数α=0. 25、
ブランチのオフセット係数α=−0. 25とした本発
明の相補ビームパターンダイバーシチ受信方式のもの、
点線の特性はブランチ、ともオフセット係数α=
0.5とした相補ビームとしない場合のものである。こ
の二つの特性からも、相補ビームすることにより、誤り
率10-3を得るためのEb/Noは約2dB改善されて
いることがわかる。
の相補ビームパターンダイバーシチ受信方式を、CDM
A(Code Division Multiple Access) に適用した場合の
ビット誤り率特性の計算機シミュレーション結果が示さ
れる。ユーザ数は15である。同図には、相補ビームと
しない場合についても示している。すなわち、図中の実
線の特性はブランチのオフセット係数α=0. 25、
ブランチのオフセット係数α=−0. 25とした本発
明の相補ビームパターンダイバーシチ受信方式のもの、
点線の特性はブランチ、ともオフセット係数α=
0.5とした相補ビームとしない場合のものである。こ
の二つの特性からも、相補ビームすることにより、誤り
率10-3を得るためのEb/Noは約2dB改善されて
いることがわかる。
【0021】上記実施例では、ビーム成形にFFTを用
いたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば
図8に示すようなDFT(Discrete Fourier Transform)
を用いてもよい。FFTを用いるビーム成形は入力また
は出力数が2の巾乗数の時に可能であるのに対して、D
FTを用いたビーム成形は図8に示すように入出力数が
それぞれ3の場合のようなものにも適用可能である。こ
の例では、入力として3つのアンテナを設け、3つのア
ンテナのうちの2つにそれぞれの位相をα×2π/3ず
つずらす移相器を設けている。またビーム成形部17
を、移相器171〜174、加算器175〜177で構
成されるDFTとし、出力数を3としている。
いたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば
図8に示すようなDFT(Discrete Fourier Transform)
を用いてもよい。FFTを用いるビーム成形は入力また
は出力数が2の巾乗数の時に可能であるのに対して、D
FTを用いたビーム成形は図8に示すように入出力数が
それぞれ3の場合のようなものにも適用可能である。こ
の例では、入力として3つのアンテナを設け、3つのア
ンテナのうちの2つにそれぞれの位相をα×2π/3ず
つずらす移相器を設けている。またビーム成形部17
を、移相器171〜174、加算器175〜177で構
成されるDFTとし、出力数を3としている。
【0022】また、ビーム成形にFFTまたはDFTを
用いる際、入力を出力数未満として構成してもよい。図
7にはFFT回路で構成された2入力4出力の場合が示
されている。図示のように、ビーム方向制御部6は2つ
のアンテナ入力のうちの一方にαπ/2ラジアンの移相
器を挿入し、ビーム成形部18は加算器181、81
2、減算器183、194、移相器185で構成される
FFTとしている。
用いる際、入力を出力数未満として構成してもよい。図
7にはFFT回路で構成された2入力4出力の場合が示
されている。図示のように、ビーム方向制御部6は2つ
のアンテナ入力のうちの一方にαπ/2ラジアンの移相
器を挿入し、ビーム成形部18は加算器181、81
2、減算器183、194、移相器185で構成される
FFTとしている。
【0023】図10には本発明の他の実施例が示され
る。前述の実施例では、アンテナ1の直ぐ後段に設けら
れた変換回路5で、アンテナ1で受信したRF(高周
波)帯のアナログ信号をべ一スバンド帯のディジタル信
号にし、以後はディジタル信号処理を行うビームフォー
マーであったが、ビーム成形をRF帯のアナログ信号で
行うことも可能である。
る。前述の実施例では、アンテナ1の直ぐ後段に設けら
れた変換回路5で、アンテナ1で受信したRF(高周
波)帯のアナログ信号をべ一スバンド帯のディジタル信
号にし、以後はディジタル信号処理を行うビームフォー
マーであったが、ビーム成形をRF帯のアナログ信号で
行うことも可能である。
【0024】図10はかかる実施例を示すもので、RF
帯での処理のためにビーム成形部19としてバトラーマ
トリクスを用いたものを示す。この実施例では、アンテ
ナ1の直ぐ後段にビーム方向制御部6を配置する。ビー
ム方向制御部6において、ブランチはアンテナ#11
1〜#114ごとに22.5°ずつ位相を進め、ブラン
チはアンテナ#211〜#214ごとに22.5°ず
つ位相を遅らせている。なお入出力数がNの場合は位相
はα2π/Nラジアンずつとなる。ビーム成形部19は
バトラーマトリクスで構成される。図11はバトラーマ
トリクスを用いたビームフォーマーの詳細を示す。ここ
で、ハイブリッドHYBは90°3dBハイブリッドで
あり、移相器はπ/4ラジアン位相をずらす固定移相器
である。このバトラーマトリクスの外部に任意の移相器
を設けることにより、ビームの方向を制御する。
帯での処理のためにビーム成形部19としてバトラーマ
トリクスを用いたものを示す。この実施例では、アンテ
ナ1の直ぐ後段にビーム方向制御部6を配置する。ビー
ム方向制御部6において、ブランチはアンテナ#11
1〜#114ごとに22.5°ずつ位相を進め、ブラン
チはアンテナ#211〜#214ごとに22.5°ず
つ位相を遅らせている。なお入出力数がNの場合は位相
はα2π/Nラジアンずつとなる。ビーム成形部19は
バトラーマトリクスで構成される。図11はバトラーマ
トリクスを用いたビームフォーマーの詳細を示す。ここ
で、ハイブリッドHYBは90°3dBハイブリッドで
あり、移相器はπ/4ラジアン位相をずらす固定移相器
である。このバトラーマトリクスの外部に任意の移相器
を設けることにより、ビームの方向を制御する。
【0025】同図において、バトラーマトリクスのみで
成形されるビームパターン(オフセット係数αを0とし
たときに相当)は、前述の図7のFFTを用いたビーム
フォーマーにおいて、ビーム方向制御部のオフセット係
数αを0.5としたときと同様なビームパターンが成形
される。すなわち、ビーム方向制御部6の各移相器の移
相量を図8に示したようにし、ビーム成形部19にバト
ラーマトリクスを用いることで、図5に示したビームパ
ターンが、各ブランチ、で得られる。
成形されるビームパターン(オフセット係数αを0とし
たときに相当)は、前述の図7のFFTを用いたビーム
フォーマーにおいて、ビーム方向制御部のオフセット係
数αを0.5としたときと同様なビームパターンが成形
される。すなわち、ビーム方向制御部6の各移相器の移
相量を図8に示したようにし、ビーム成形部19にバト
ラーマトリクスを用いることで、図5に示したビームパ
ターンが、各ブランチ、で得られる。
【0026】変換回路5はビーム成形部19の後段に配
置する。すなわち変換回路5はRF帯でのビーム成形後
に、受信したRF帯のアナログ信号をべ一スバンド帯の
ディジタル信号に変換し、ビームセレタク3でビーム選
択をし、さらに最大比合成部4で最大比合成を行ってい
る。
置する。すなわち変換回路5はRF帯でのビーム成形後
に、受信したRF帯のアナログ信号をべ一スバンド帯の
ディジタル信号に変換し、ビームセレタク3でビーム選
択をし、さらに最大比合成部4で最大比合成を行ってい
る。
【0027】この図10に示した実施例では、ビーム成
形後の各RF信号をべ一スバンド帯のディジタル宿号に
変換したが、本発明はこれに限られるものではなく、さ
らに図12に示すように、ビームセレクタ3によるビー
ム選択までをRF帯で行い、ビーム選択後のRF信号
を、変換回路5によってべ一スバンド帯のディジタル信
号に変換して、最大比合成を行ってもよい。
形後の各RF信号をべ一スバンド帯のディジタル宿号に
変換したが、本発明はこれに限られるものではなく、さ
らに図12に示すように、ビームセレクタ3によるビー
ム選択までをRF帯で行い、ビーム選択後のRF信号
を、変換回路5によってべ一スバンド帯のディジタル信
号に変換して、最大比合成を行ってもよい。
【0028】なお、以上の説明からも明らかなように、
本発明はセクタ内マルチビーム方式のダイバーシチ受信
装置だけでなく、一般のマルチビーム方式のダイバーシ
チ受信装置にも適用できるものである。
本発明はセクタ内マルチビーム方式のダイバーシチ受信
装置だけでなく、一般のマルチビーム方式のダイバーシ
チ受信装置にも適用できるものである。
【0029】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、マ
ルチビームアンテナを用いたダイバーシチ受信装置にお
いて、マルチビームアンテナを用いる際のビーム間の利
得の低下を、ブランチ間で補うことができ、いずれの方
向からの到来波に対しても、高利得での受信を可能と
し、受信特性の改善に寄与するところが大きい。
ルチビームアンテナを用いたダイバーシチ受信装置にお
いて、マルチビームアンテナを用いる際のビーム間の利
得の低下を、ブランチ間で補うことができ、いずれの方
向からの到来波に対しても、高利得での受信を可能と
し、受信特性の改善に寄与するところが大きい。
【図1】本発明の構成を原理的に説明する図である。
【図2】本発明の動作を原理的に説明する図である。
【図3】本発明の一実施例としてのダイバーシチ受信装
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
【図4】実施例装置における変換回路5の詳細な構成を
示す図である。
示す図である。
【図5】実施例装置における各ブランチのビームパター
ンを示す図である。
ンを示す図である。
【図6】実施例の相補ビームパターンダイバーシチ受信
装置のビッチ誤り率特性のシミュレーション結果を示す
図である。
装置のビッチ誤り率特性のシミュレーション結果を示す
図である。
【図7】実施例装置におけるFFTを用いた4入力4出
力ビームフォーマーの構成例を示す図である。
力ビームフォーマーの構成例を示す図である。
【図8】ビームフォーマーの他の構成例(DFT:3入
出力型)を示す図である。
出力型)を示す図である。
【図9】ビームフォーマーのまた他の構成例(FFT:
2入力4出力型)を示す図である。
2入力4出力型)を示す図である。
【図10】本発明の他の実施例装置を示す図である。
【図11】他の実施例装置におけるビームフォーマーの
構成例を示す図である。
構成例を示す図である。
【図12】本発明のまた他の実施例装置を示す図であ
る。
る。
【図13】アンテナのセクタ化を説明する図である。
【符号の説明】 1 アレーアンテナ 2 ビームフォーマー 3 ビームセレクタ 4 最大比合成部 5 周波数変換回路およびA/D変換器 6:ビーム方向制御部 7 ビーム成形部(FFT:4入出力型) 8 RFローノイズアンプ 9 第1ミクサ 10 第1局部発振器 11 バンドパスフイルク 12 IFアンプ 13 第2ミクサ 14 第2局部発振器 15 ローパスフイルタ 16 A/D変換器 17 ビーム成形部(DFT:3入出力型) 18 ビーム成形部(FFT(2入力4出力型) 19 ビーム成形部(バトラーマトリクス型) 20 RFビームセレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 1/02 H04B 7/26 D (72)発明者 小早川 周磁 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 関 宏之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 戸田 健 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】アンテナが複数のブランチからなるダイバ
ーシチ受信装置において、各ブランチを構成するアンテ
ナが2以上のアンテナ素子を用いることで成形できるマ
ルチビームアンテナで構成され、各ブランチで成形され
るマルチビームのビーム方向が、他のブランチのビーム
パターンの利得の低下する部分に重なる方向となるよう
に各ブランチのビームパターンを成形するビームフォー
マーを備えたことを特徴とするダイバーシチ受信装置。 - 【請求項2】アンテナが2つのブランチからなるダイバ
ーシチ受信装置において、各ブランチを構成するアンテ
ナが2以上のアンテナ素子を用いることで成形できるマ
ルチビームアンテナで構成され、一つのブランチで成形
されるマルチビームのビーム間の利得が低下する境界部
分に、他のブランチで成形されるマルチビームのビーム
方向が重なるように各ブランチのビームパターンを成形
するビームフォーマーを備え、互いのブランチ間でビー
ム間の利得の低下を補い合うようにしたことを特徴とす
る相補ビームパターンダイバーシチ受信装置。 - 【請求項3】マルチビームを成形するデイジタル型ビー
ムフオーマーを、高速フーリエ変換または離散フーリエ
変換を用いてビームパターンを成形するビーム成形部
と、該ビーム成形部で成形されるビームパターンのビー
ム方向を制御するビーム方向制御部とで構成することを
特徴とする請求項1または2記載のダイバーシチ受信装
置。 - 【請求項4】上記ビームフォーマーに用いるビーム方向
制御部において、各ダイバーシチブランチのオフセツト
係数を0.5離れたものとすることにより、相補ビーム
パターンを成形することを特徴とする請求項3記載のダ
イバーシチ受信装置。 - 【請求項5】ビームフォーマーのビーム成形部を、ビー
ム成形をRF領域で行うバトラーマトリクスで構成し、
このピーム成分部の外部に任意の移相器を設けることに
より、ビームの方向を制御するようビームフォーマーを
構成したことを特徴とする請求項3記載のダイバーシチ
受信装置。 - 【請求項6】マルチビーム成形後の各ビームの電力を測
定し、最大電力のビームを選択するビームセレクタを備
えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
ダイバーシチ受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8340990A JPH10190539A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | ダイバーシチ受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8340990A JPH10190539A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | ダイバーシチ受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10190539A true JPH10190539A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18342188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8340990A Withdrawn JPH10190539A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | ダイバーシチ受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10190539A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004147154A (ja) * | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Taiyo Yuden Co Ltd | ダイバーシティアンテナ回路 |
JP2007300606A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-11-15 | Sony Deutsche Gmbh | 空間ダイバーシティ受信機及び空間ダイバーシティ送信機 |
JP5073206B2 (ja) * | 2003-12-16 | 2012-11-14 | 三菱電機株式会社 | 無線通信装置 |
JP2015080077A (ja) * | 2013-10-16 | 2015-04-23 | Kddi株式会社 | アンテナ装置、アンテナ制御方法およびコンピュータプログラム |
KR101513889B1 (ko) * | 2008-02-14 | 2015-05-20 | 삼성전자주식회사 | 멀티 빔 결합을 이용한 스위치 빔 포밍 장치 및 방법 |
WO2018164066A1 (ja) * | 2017-03-06 | 2018-09-13 | 株式会社Nttドコモ | 送受信装置 |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP8340990A patent/JPH10190539A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10897297B2 (en) | 2017-03-06 | 2021-01-19 | Ntt Docomo, Inc. | Transmission and reception apparatus |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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