JP2004064232A - デジタルアナログ変換器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】D/A変換すべきデジタル信号S1をデルタシグマ変調して符号列S2を出力するΔΣ変調器9の後段側に、共に1次のアナログローパスフィルタで構成された第1,第2のポストフィルタ10,11を従属接続し、符号列S2をローパスフィルタリングすることで、アナログ信号Soutを生成する。ポストフィルタ10のカットオフ周波数fcbを、ポストフィルタ11のカットオフ周波数fcaと最大周波数fHaの間の周波数範囲内に設定することで、ポストフィルタ10,11の減衰特性Gb,Gaとの合成された減衰特性Gabが所定の2次のフィルタ特性となるようにする。この減衰特性Gabにより、カットオフ周波数fca,fcbの周波数範囲においてディエンファシス、カットオフ周波数fcbより高周波数域において不要な高周波雑音等を除去し、複数の処理機能を併せ持つポストフィルタを小さな回路規模で実現する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルアナログ変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル技術とアナログ技術とを融合させたいわゆる技術のハイブリッド化が図られるようになった。
【0003】
一例として、放送局から送られてくる放送を受信するスーパーヘテロダイン方式のラジオ受信機について例示すれば、周波数変換器でダウンコンバート等された中間周波信号(IF信号)をデジタル信号に変換し、そのデジタル信号に対する雑音の除去(ノイズリダクション)や、周波数弁別、ディエンファシス、アッテネーティング等の処理をデジタル信号処理によって行い、最終的にアナログ信号に戻してスピーカ等へ供給することが行われている。
【0004】
また、高度な機能を備えたデジタル回路とアナログ回路とを1つの半導体集積回路装置(LSI等)で形成し、その半導体集積回路装置を利用して上述のラジオ受信機等を実現することが可能となっている。
【0005】
図1(a)は、ハイブリッド化されたスーパーヘテロダイン方式のラジオ受信機用として提案されている従来の半導体集積回路装置1の構成を示したものである。
【0006】
この半導体集積回路装置1は、アンテナ等を介して得られる受信信号Sinを入力する受信部2と、ディエンファシス回路3、デジタルアッテネータ4、ΔΣ変調器(デルタシグマ変調器)6、ポストフィルタ7等が備えられている。
【0007】
ここで、受信部2は、RFアンプ及び周波数変換器等のアナログ回路と、周波数変換器で生成される中間周波信号をデジタルの信号にアナログデジタル変換するA/D変換器と、そのデジタルの信号に所定のデジタル信号処理を施すことで周波数弁別を行う周波数弁別器やマトリクス回路等を備えて構成されている。
【0008】
そして、上述の周波数弁別器やマトリクス回路等で検波され生成されたデジタル信号がディエンファシス回路3に供給されている。
【0009】
ディエンファシス回路3は、いわゆる放送局側でエンファシスされた信号をそのまま再現すると再生音が不自然となることから、上述のデジタル信号に対してディエンファシスを行う。
【0010】
例えば、ディエンファシス回路3は、図1(b)の特性図にて示すように、所定のカットオフ周波数fc1(具体的には約2〜3kHz)より高い周波数域において約−6dB/octで減衰量が増加していく減衰特性G1を有する1次のデジタルローパスフィルタで構成され、この減衰特性G1によってデジタル信号に対してディエンファシスを行うようになっている。
【0011】
デジタルアッテネータ4は、ディエンファシス後のデジタル信号を適切なレベルに調整し、レベル調整後のデジタル信号を、次のΔΣ変調器6とポストフィルタ7とで構成されているD/A変換器5に供給する。
【0012】
ここで、ΔΣ変調器6は、デジタルアッテネータ4からのデジタル信号に対して、デルタシグマ変調(Delta Sigma modulation)或いはシグマデルタ変調(Sigma Delta modulation:SDM)と呼ばれる変調を施す。ポストフィルタ7は、ΔΣ変調器6より出力される符号列の高域を除去することで、不要な高周波雑音等を低減したアナログの音声信号Soutを生成する。
【0013】
より詳細には、ポストフィルタ7はスイッチトキャパシタフィルタ(SwitchedCapacitor Filter:SCF)で構成された高次のローパスフィルタであり、図1(c)に示すような所定のカットオフ周波数fc2(具体的には約20〜30kHz)を境にして高域の減衰量が急激に増加する減衰特性G2を有することにより、不要な高周波雑音等を低減した音声信号Soutを生成する。
【0014】
このように、例示したラジオ受信機等においても、デジタル技術とアナログ技術とを融合させたいわゆる技術のハイブリッド化が図られるようになった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、デジタル技術とアナログ技術とのハイブリッド化に際し、上述の如く、ΔΣ変調器6とポストフィルタ7とを組合わせたD/A変換器5が広く採用されている。
【0016】
しかし、ポストフィルタ7がスイッチトキャパシタフィルタで構成されているため、D/A変換器5の回路規模が大きくなるという問題があった。また、D/A変換器を半導体集積回路装置で形成すると、ポストフィルタ7の回路規模が大きいことから、コスト高になる等の問題があった。
【0017】
つまり、スイッチトキャパシタフィルタは、多数の抵抗とコンデンサを利用して、所定の時定数の下で電荷結合を行わせることで、フィルタの機能を発揮する構成となっている。このことから、特にD/A変換器を半導体集積回路装置として形成する場合、抵抗とコンデンサを高い相対精度で形成することができるという半導体製造プロセスの特長を効果的に利用できる等の理由から、スイッチトキャパシタフィルタが用いられている。
【0018】
しかし、スイッチトキャパシタフィルタは、上述の如く、多数の抵抗とコンデンサ、及び電荷結合の制御を行うための多数のスイッチング素子等を必要とするため、回路規模が大きくなるという問題があった。
【0019】
また、プリエンファシスの施されているデジタル信号をD/A変換するような場合、ΔΣ変調器6の後段側に従属接続される上述のポストフィルタ(スイッチトキャパシタフィルタ)7の他に、ΔΣ変調器6の前段側にディエンファシス回路(デジタルローパスフィルタ)3が別途設けられており、回路規模が更に大きくなる等の問題があった。
【0020】
本発明は、このような上記例示した従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、新規な構成を有するD/A変換器を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のデジタルアナログ変換器は、デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換器であって、前記デジタル信号に対しデルタシグマ変調を施すことで符号列を生成する変調器と、前記符号列に対しローパスフィルタリングを行う1次の減衰特性を有する第1のポストフィルタと、前記第1のポストフィルタより出力される信号に対しローパスフィルタリングを行うことで前記アナログ信号を出力する1次の減衰特性を有する第2のポストフィルタとを備え、前記第1,第2のポストフィルタの前記夫々の減衰特性の一部が同じ周波数域を有することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施の形態を図2を参照して説明する。なお、図2(a)は本実施形態のD/A変換器の構成を示すブロック図、図2(b)は本D/A変換器の機能を説明するための図である。
【0023】
図2(a)において、本D/A変換器8は、D/A変換すべきデジタル信号S1に対してデルタシグマ変調を施すΔΣ変調器9と、ΔΣ変調器9より出力される符号列S2をローパスフィルタリングする第1のポストフィルタ10と、第1のポストフィルタ10より出力される信号S3を更にローパスフィルタリングする第2のポストフィルタ11とを備えて構成されている。
【0024】
そして、所定の信号入力部12から、D/A変換すべきデジタル信号S1が供給されると、上述のデルタシグマ変調とローパスフィルタリングによってD/A変換を行い、D/A変換したアナログ信号Soutを出力する。
【0025】
ここで、上述の信号入力部12は、本D/A変換器8を使用してD/A変換を行う様々な電子機器の仕様等に応じて設けられる。
【0026】
一具体例として、例えばデジタルラジオ等と称されているFMラジオ受信機等その他のハイブリッド化されたラジオ受信機13に本D/A変換器8を設ける場合には、到来電波からデジタルの検波信号等を生成する受信部が信号入力部12として設けられ、その受信部から出力されるデジタル信号S1をD/A変換する。
【0027】
つまり、ラジオ受信機13の場合、上述の信号入力部12は、アンテナ等を介して得られる受信信号Sinから検波信号等を生成するための、RFアンプ、周波数変換器、A/D変換器、周波数弁別器、マトリクス回路等を備えて構成される。
【0028】
そして、そのA/D変換器でアナログデジタル変換されたデジタルの信号に対して所定のデジタル信号処理を施すことによって生じる検波信号等のデジタル信号S1をΔΣ変調器9に供給する。
【0029】
第1のポストフィルタ10は、1次のアナログローパスフィルタであり、例えば抵抗とコンデンサを組み合わせた簡易な回路で構成されている。
【0030】
また、第2のポストフィルタ11も同様に、1次のアナログローパスフィルタであり、抵抗とコンデンサを組み合わせた簡易な回路で構成されている。
【0031】
つまり、図2(b)に例示するように、第1のポストフィルタ10は、高域のカットオフ周波数fcbより高い周波数域において約−6dB/octで減衰量が大きくなっていく減衰特性Gbを有する1次のアナログローパスフィルタで形成されている。
【0032】
第2のポストフィルタ11も同様に、高域のカットオフ周波数fcaより高い周波数域において約−6dB/octで減衰量が大きくなっていく減衰特性Gaを有する1次のアナログローパスフィルタで形成されている。
【0033】
更に、図2(b)に示されているように、上述のカットオフ周波数fcaとfcbは、fca<fcbの関係を満足するように設定され、その結果、第1のポストフィルタ10の減衰量がほぼ最大になるときの最大周波数fHbと第2のポストフィルタ11の減衰量がほぼ最大になるときの最大周波数fHaも、fHa<fHbの関係になっている。
【0034】
更に、第1のポストフィルタ10のカットオフ周波数fcbは、第2のポストフィルタ11のカットオフ周波数fcaと最大周波数fHaとの間の周波数範囲内に設定されている。
【0035】
次に、かかる構成を有するD/A変換器8の動作を説明する。
【0036】
D/A変換すべきデジタル信号S1がΔΣ変調器9に供給されると、デルタシグマ変調された符号列S2がΔΣ変調器9より第1のポストフィルタ10へ出力される。
【0037】
第1のポストフィルタ10では、減衰特性Gbに基づいて符号列S2を減衰させ、それによってカットオフ周波数fcbより高い不要な高周波雑音等を−6dB/octの減衰率で減衰させる。
【0038】
次に、第2のポストフィルタ11が、第1のポストフィルタ10より出力される信号S3を減衰特性Gaに基づいて更に減衰させ、それによって、カットオフ周波数fcaより高い周波数成分を−6dB/octの減衰率で減衰させ、その減衰させた信号をアナログ信号Soutとして出力する。
【0039】
ここで、カットオフ周波数fcaとfcbは異なっており、更にカットオフ周波数fcbがカットオフ周波数fcaと最大周波数fHaとの間の周波数範囲内に設定されているため、減衰特性GaとGbの一部が同じ周波数域を有している。したがって、減衰特性GaとGbとの合成された減衰特性Gabは、図2(b)に例示するように、第1,第2のポストフィルタ10,11の合成された減衰特性Gabは、カットオフ周波数fca以下の周波数では減衰量が約0dB、カットオフ周波数fca,fcb間の周波数範囲では約−6dB/octの減衰率、カットオフ周波数fcbを超える周波数域では約−12dB/octの減衰率となる。
【0040】
したがって、符号列S2が第1,第2のポストフィルタ10,11を通過する間に、カットオフ周波数fcbより高い不要な高周波雑音等を約−12dB/octの急峻な減衰率(すなわち、2次のフィルタ特性)によって除去し、更にカットオフ周波数fca,fcb間の周波数範囲では約−6dB/octの減衰率(すなわち、1次のフィルタ特性)によってディエンファシスを行う。
【0041】
このため、予めプリエンファシスの施された符号列S2が入力されると、不要な高周波雑音等の除去とディエンファシスとを一括して行い、高品位のアナログ信号Soutを出力する。
【0042】
このように、本実施形態のD/A変換器8によれば、第1,第2のポストフィルタ10,11が1次のローパスフィルタであるため、例えば抵抗とコンデンサとを組み合わせた簡易な回路で実現することが可能であることから、回路規模の大幅低減が可能である。
【0043】
更に、上述したように、第1,第2のポストフィルタ10,11の各カットオフ周波数fcaとfcbの周波数位置が異なっているため、不要な高周波雑音等に対しては急峻な2次のフィルタ特性によって適切に除去することができ、ディエンファシスについては、1次のフィルタ特性によって適切なディエンファシスを行うことができるという優れた効果を発揮する。
【0044】
また、第1,第2のポストフィルタ10,11は、低次のローパスフィルタであることから、高次のポストフィルタによって減衰特性Gabと同等の減衰特性を実現する場合に較べて、フィルタ全体の動作の安定化を図ることができる等の効果が得られる。
【0045】
また、従来技術として説明した従来のD/A変換器(図1参照)では、ΔΣ変調器6の後段側に設けられているポストフィルタ(高次のローパスフィルタ)7は、高域の不要雑音成分等を除去するために設けられており、デエンファシスのためのフィルタではない。そのため、デエンファシスを行うためにΔΣ変調器6の前段側にディエンファシス回路(1次のデジタルローパスフィルタ)3を設ける必要があった。
【0046】
これに対し、本実施形態のD/A変換器(図2参照)は、不要な高周波雑音等の除去とデエンファシスとを、ΔΣ変調器9の後段側に接続した第1,第2のポストフィルタ10,11で行い、1次の減衰特性Gb,Gaを巧みに合成することで、不要な高周波雑音等の除去に必要な急峻な減衰特性と、デエンファシスに必要な所定の減衰特性とを有する減衰特性Gabを得るようにしている。
【0047】
したがって、本実施形態のD/A変換器8は、従来とは異なった構成によって高周波雑音等の除去とデエンファシスを行い、更に高周波雑音等の除去機能とデエンファシスの機能とを併せ持ったポストフィルタを合理的に実現するための新規な技術手段を提供するものとなっている。
【0048】
なお、以上に述べた実施形態では、2個のポストフィルタ10,11によって、所望の減衰特性Gabを得ることとしているが、これら2個のポストフィルタに限定されるものではない。
【0049】
第1,第2のポストフィルタ10,11に対し、更に1又は複数個の低次のフィルタを従属接続等してもよい。
【0050】
そして、第1,第2のポストフィルタ10,11と従属接続した低次のフィルタとの夫々の抵抗とコンデンサの値を適宜調節して互いのカットオフ周波数を決め、夫々のカットオフ周波数と夫々の減衰特性が各フィルタ間で重なり合うように設定してもよい。
【0051】
かかる構成によると、アナログ信号Soutの周波数特性を様々に調整することができ、ディエンファシスのみならず、例えばイコライザ等の機能やその他周波数特性を様々に調整するための機能を付加することが可能である。
【0052】
また、低次のフィルタを従属接続しても回路規模の低減が可能であり、また、フィルタ全体の動作の安定化を図ることも可能である。
【0053】
【実施例】
次に、図3及び図4を参照して、より具体的な実施例を説明する。
【0054】
なお、本実施例は、ハイブリッド化したFMラジオ受信機に関するものである。また、図3及び図4において、図2に相当する部分を同一符号で示している。
【0055】
図3(a)は、本実施例のラジオ受信機用に開発された半導体集積回路装置14の構成を示すブロック図である。
【0056】
この半導体集積回路装置14は、アンテナで受信された受信信号Sinを入力する入力端子In、入力端子Inに接続された信号入力部12、ΔΣ変調器9、ΔΣ変調器9と出力端子OUTとの間に接続された抵抗R1を備えて形成されている。
【0057】
信号入力部12は、受信信号Sinから検波信号等を生成するFM受信部となっている。
【0058】
つまり、信号入力部12は、放送局等からの到来電波を受信してFM検波信号(FM復調信号とも呼ばれている)等を生成すべく、RFアンプ及び周波数変換器等のアナログ回路と、周波数変換器で生成される中間周波信号(IF信号)をアナログデジタル変換するA/D変換器と、A/D変換器から出力されるデジタルの信号に所定のデジタル信号処理を施すことで周波数弁別を行う周波数弁別器やマトリクス回路等を備えて構成されている。
【0059】
そして、上述の周波数弁別器やマトリクス回路等で生成されるFM検波信号等が、D/A変換すべきデジタル信号S1として、ΔΣ変調器9に供給される。
【0060】
抵抗R1は、半導体製造プロセスによって本半導体集積回路装置14に予め形成されている、いわゆる半導体素子としての内部抵抗であり、ΔΣ変調器9より出力される符号列S2を出力端子OUTへ送出する。
【0061】
このように、上述したFM検波信号等を生成するためのRFアンプ乃至マトリクス回路等の構成要素を備えた信号入力部12とΔΣ変調器4及び抵抗R1が半導体集積回路装置14として形成されている。
【0062】
そして、かかる構成を有する半導体集積回路装置14に所定の電子素子を外部接続等することで、図3(b)に示す本実施例のラジオ受信機が形成されている。
【0063】
すなわち、図3(b)において、半導体集積回路装置14の出力端子OUTと本ラジオ受信機のグランド端子GND間に第1のコンデンサC1が接続され、更に、出力端子OUTとグランド端子GND間に、外部抵抗R2と第2のコンデンサC2とが直列接続されている。
【0064】
更に、外部抵抗R2と第2のコンデンサC2との接続点にトランジスタ(PNPトランジスタ)Trのベースが接続されると共に、トランジスタTrのエミッタが抵抗RL2,RL1を介して電源端子Vccに接続され、更にそのコレクタが上述のグランド端子GNDに接続されている。
【0065】
次に、かかる構成を有する本ラジオ受信機の動作を説明する。
【0066】
放送局からの到来電波をアンテナで受信し、その受信信号Sinが信号入力部(FM受信部)12に供給されると、D/A変換すべきデジタル信号S1が、信号入力部12からΔΣ変調器9へ供給される。
【0067】
ΔΣ変調器9では、デジタル信号S1に対してデルタシグマ変調(シグマデルタ変調とも呼ばれている)を施すことにより、符号列S2を生成して出力する。
【0068】
ここで、半導体集積回路装置14内に予め形成されている抵抗R1と、外付けされた第1のコンデンサC1とによって、第1のポストフィルタが構成され、更に外付け抵抗R2と第2のコンデンサC2とによって第2のポストフィルタが構成されている。
【0069】
より詳細には、図4(a)の特性図にて示すように、上述の第1のポストフィルタは、抵抗R1と第1のコンデンサC1とによって、カットオフ周波数fcbが約20〜約30kHzの範囲内の周波数に設定され、そのカットオフ周波数fcbより高い周波数域では約−6dB/octで減衰量が変化する減衰特性Gbを有する1次のアナログローパスフィルタとして形成されている。
【0070】
また、上述の第2のポストフィルタは、外部抵抗R2と第2のコンデンサC2とによって、カットオフ周波数fcaが約2〜約3kHzの範囲内の周波数に設定され、そのカットオフ周波数fcaより高い周波数域では約−6dB/octで減衰量が変化する減衰特性Gaを有する1次のアナログローパスフィルタとして形成されている。
【0071】
したがって、減衰特性Gbに従って減衰された信号S3が出力端子OUTに現れ、更に減衰特性Gaに従って減衰された信号Soutが、外部抵抗R2と第2のコンデンサC2との接続点に現れる。
【0072】
更に、図4(b)に示すように、抵抗R1,R2とコンデンサC1,C2とによって、減衰特性Gabを有する2次のローパスフィルタが実現されているため、カットオフ周波数fcbより高い不要な高周波雑音等が除去され、更にディエンファシスの施されたアナログ信号Soutが外部抵抗R2と第2のコンデンサC2との接続点に現れる。
【0073】
そして、トランジスタTrがアナログ信号Soutを増幅し、抵抗RL1,RL2によってレベル調整を施したアナログ信号Sauを出力する。そして、アナログ信号Sauに基づいてスピーカ等を駆動することで音を再生する。
【0074】
このように、本実施例のラジオ受信機は、予め抵抗R1が形成されている半導体集積回路装置14に、外部抵抗R2とコンデンサC1,C2を接続するだけの簡易な回路構成で、不要な高周波雑音等の除去とディエンファシスとを行うための2次のアナログローパスフィルタを実現しているので、回路規模の大幅な低減が可能となっている。
【0075】
また、半導体集積回路装置14に予め抵抗R1が内蔵されているので、ΔΣ変調器9がデルタシグマ変調によって符号列S2を生成する際に生じるパルス状の高調波ノイズを抵抗R1で吸収させ、高調波ノイズの放射電力を大幅に抑制することができる。このため、本ラジオ受信機内に設けられている内部回路への高調波ノイズによる悪影響や、周囲の他の電子機器への悪影響を大幅に抑制することができる。
【0076】
また、ΔΣ変調器9の出力に第1のポストフィルタと第2のポストフィルタを順番に従属接続する構成であるため、半導体集積回路装置14内の抵抗R1を必ずしも高精度の抵抗で形成しなくともよく、半導体集積回路装置14の製造歩留まりを向上させることができる等の効果が得られる。
【0077】
つまり、例えばピンチ抵抗(pinch resister)その他の必ずしも高精度の得られない抵抗で抵抗R1を形成した場合であっても、主に高周波雑音等を除去するために設けられる第1のポストフィルタは、カットオフ周波数fcbを高い精度に設定しなければならないというものではないため、抵抗R1と第1のコンデンサC1によって十分な雑音除去機能を得ることができる。これに対し、第2のポストフィルタは、適切なディエンファシスを行うためにカットオフ周波数fcaを高い精度で設定する必要がある。しかし、外部接続される抵抗R2と第2のコンデンサC2によってカットオフ周波数fcaを高い精度で設定することができ、抵抗R1の影響を受けることがない。
【0078】
このように、第1のポストフィルタを抵抗R1を用いて構成し、第2のポストフィルタを第1のポストフィルタに従属接続させるという構成にしたことで、高精度の抵抗R1を形成しなくともよくなり、半導体集積回路装置14の製造歩留まりを向上させることができる他、設計の自由度を上げられる等の効果が得られる。
【0079】
なお、抵抗R1をイオン注入法その他の高精度の得られる製造プロセスで形成する場合には、第1のポストフィルタをディエンファシス用、第2のポストフィルタを雑音除去用とすべく、コンデンサC1,C2及び抵抗R2の値を設定してもよい。
【0080】
つまり、抵抗R1と第1のコンデンサC1によってディエンファシスの機能を発揮するフィルタを構成し、それに続く外部抵抗R2と第2のコンデンサC2によって高周波雑音等の除去機能を発揮するフィルタを構成するようにしてもよい。
【0081】
また、図3(b)に示したように、第2のポストフィルタの出力に、トランジスタTrと抵抗RL1,RL2で形成されたインピーダンス変換回路が接続されているので、トランジスタTrのエミッタに接続されている抵抗RL1,RL2の接続点にト例えばーンコントロール回路等の後段回路を接続した場合、電力損失等を生じることなく、アナログ信号Sauを後段回路に供給することができる。
【0082】
つまり、仮に上述のインピーダンス変換回路を設けることなく、第2のポストフィルタを構成している抵抗R2とコンデンサC2の接続点に後段回路を接続すると、第2のポストフィルタの出力インピーダンスが高いことからアナログ信号Soutを効率よく後段回路に供給することができないのに対し、上述のインピーダンス変換回路の出力インビーダンスは極めて低いことから、信号Soutに相当するアナログ信号Ssuを効率よく後段回路に供給することができる。
【0083】
また、D/A変換すべきデジタル信号S1がいわゆる小信号の場合でも、高S/N且つ歪みの少ないアナログ信号Sauを生成することができる。
【0084】
つまり、図1に示した従来のラジオ受信機では、ΔΣ変調器6の前段側にレベル調整用のデジタルアッテネータ4を設けることで、D/A変換後のアナログ信号Soutのレベル調整を行っていたが、かかる従来の構成によると、ΔΣ変調器6における1LSBの分解能に対して、十分に大きくないデジタル信号(すなわち、小信号のデジタル信号)をD/A変換することとなった場合、アナログ信号Soutに歪みが生じたり、SNが悪化する等の問題を招来していた。
【0085】
これに対し本実施例では、図3に示したように、D/A変換すべきデジタル信号S1がいわゆる小信号であっても、そのデジタル信号S1の有効ビット数を落とすことなくΔΣ変調器9でデルタシグマ変調を行わせ、更に第1,第2のポストフィルタによってアナログ信号Soutを生じさた後、トランジスタTrで増幅してそのエミッタに接続されている抵抗RL1,RL2で分圧することで、レベル調整を施したアナログ信号Sauを出力する。
【0086】
すなわち、D/A変換すべきデジタル信号S1の有効ビット数を落とすことなくD/A変換を行い、生成されるアナログ信号Soutについて抵抗RL1,RL2によるレベル調整が行われるので、歪みが無くS/Nの良いアナログ信号Sauを生じさせることができる。
【0087】
以上、本実施形態並びに実施例のD/A変換器によれば、デルタシグマ変調後の符号列をローパスフィルタリングするためのポストフィルタ10,11を1次のローパスフィルタで構成するので、回路規模の大幅低減が可能である。特に、1次のローパスフィルタは、抵抗R1,R2とコンデンサC1,C2とを組み合わせた簡易な回路で構成することができるため、回路規模の大幅低減が可能である。
【0088】
また、第1,第2のポストフィルタ10,11の各カットオフ周波数fcaとfcbの周波数位置を異ならせ、減衰特性Gb,Gaの一部が同じ周波数域を有する(すなわち、減衰特性Gb,Gaの一部が同じ周波数域において重なり合う)ようにしたので、1次のフィルタ特性と2次のフィルタ特性とを併せ持つ所定の2次のフィルタ特性を発揮する減衰特性Gabを得ることができる。このため、1次のフィルタ特性による減衰特性でディエンファシス、2次のフィルタ特性による急峻な減衰特性で高域をカットして不要な高周波雑音等を除去するという少なくとも2つの処理を一括して行うことができる、回路規模が小さく且つ高機能のD/A変換器を提供することが可能である。
【0089】
このように簡素な構成であっても、高い機能を備えた新規な構成のD/A変換器を提供することができるよう優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のラジオ受信機用として提案されているD/A変換器を内蔵した半導体集積回路装置の構成並びに特性を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るD/A変換器の構成及び機能を示す図である。
【図3】本実施例のD/A変換器とラジオ受信機並びにラジオ受信機用の半導体集積回路装置の構成を示す図である。
【図4】図3に示されたD/A変換器の特性を示す図である。
【符号の説明】
8…D/A変換器
9…ΔΣ変調器
10…第1のポストフィルタ
11…第2のポストフィルタ
12…信号入力部
13…ラジオ受信機
14…半導体集積回路装置
R1,R2,RL1,RL2…抵抗
C1,C2…コンデンサ
Tr…トランジスタ
Claims (9)
- デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換器であって、
前記デジタル信号に対しデルタシグマ変調を施すことで符号列を生成する変調器と、
前記符号列に対しローパスフィルタリングを行う1次の減衰特性を有する第1のポストフィルタと、
前記第1のポストフィルタより出力される信号に対しローパスフィルタリングを行うことで前記アナログ信号を出力する1次の減衰特性を有する第2のポストフィルタとを備え、
前記第1,第2のポストフィルタの前記夫々の減衰特性の一部が同じ周波数域を有することを特徴とするデジタルアナログ変換器。 - 前記第1のポストフィルタのカットオフ周波数は、前記第2のポストフィルタのカットオフ周波数と減衰量が最大となるときの最大周波数との周波数範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のデジタルアナログ変換器。
- 前記第1のポストフィルタのカットオフ周波数は、20kHz乃至30kHzの周波数範囲内に設定され、前記第2のポストフィルタのカットオフ周波数は、2kHz乃至3kHzの周波数範囲内に設定されることを特徴とする請求項2に記載のデジタルアナログ変換器。
- 前記第1,第2のポストフィルタは、抵抗と容量素子で形成された1次のアナログローパスフィルタであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデジタルアナログ変換器。
- 前記第1のポストフィルタを構成する前記抵抗が前記変調器の出力に接続され、前記変調器と共に半導体集積回路装置として形成されていることを特徴とする請求項4に記載のデジタルアナログ変換器。
- 更に、前記第2のポストフィルタの後段に、前記第2のポストフィルタより出力される前記アナログ信号をインピーダンス変換して出力するインピーダンス変換器が接続されていることを特徴とする請求項1に記載のデジタルアナログ変換器。
- 更に、前記インピーダンス変換器より出力されるアナログ信号を電圧分割して出力する分圧抵抗を備えることを特徴とする請求項6に記載のデジタルアナログ変換器。
- 前記半導体集積回路装置は、前記変調器の前段に設けられたFM受信部を備えることを特徴とする請求項5に記載のデジタルアナログ変換器。
- 前記FM受信部が、受信信号から検波信号を生成するための、RFアンプ、周波数変換器、A/D変換器、周波数弁別器、マトリクス回路を備えることを特徴とする請求項8に記載のデジタルアナログ変換器。
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