JP2004063822A - チップ型固体電解コンデンサ - Google Patents
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Abstract
【課題】より大きな静電容量を持ち、尚且つ極性の判別が容易なチップ型固体電解コンデンサを提供すること。
【解決手段】コンデンサ素子1に接続された陽極と陰極の引出しリード端子3、5のそれぞれの突出部3b、5bがモールド外装樹脂成形体7の壁面に沿って折り曲げされたチップ型固体電解コンデンサにおいて、前記陽極リード端子3と前記陰極リード端子5の前記モールド外装樹脂成形体7からのそれぞれの突出部面が同一平面上にはなく、段差を有して設けられ、前記陽極リード端子3と前記陰極リード端5におけるそれぞれの前記突出部の垂直方向の長さA、Bが互いに異なっている。
【選択図】 図1
【解決手段】コンデンサ素子1に接続された陽極と陰極の引出しリード端子3、5のそれぞれの突出部3b、5bがモールド外装樹脂成形体7の壁面に沿って折り曲げされたチップ型固体電解コンデンサにおいて、前記陽極リード端子3と前記陰極リード端子5の前記モールド外装樹脂成形体7からのそれぞれの突出部面が同一平面上にはなく、段差を有して設けられ、前記陽極リード端子3と前記陰極リード端5におけるそれぞれの前記突出部の垂直方向の長さA、Bが互いに異なっている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント基板に載置されるチップ型固体電解コンデンサに関し、特には、樹脂成形体にてモールド外装されたチップ型固体電解コンデンサにおけるリード端子の引出し構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のチップ型固体電解コンデンサにおける引出しリード端子に係る構造は、図3に示されているように、コンデンサ素子1から導出された陽極リード2に抵抗溶接により接続された陽極リード端子3と、コンデンサ素子1の外周に形成された陰極層4に導電性接着剤もしくは半田6によりクランク状に接続された陰極リード端子5がそれぞれモールド樹脂外装成形体7の側壁7a、7b及び底面7cに沿って折り曲げられ、先端部3a、5aはモールド外装樹脂形成体7の底面7cに折り込まれて構成されている。
【0003】
そして、陽極リード端子3のモールド外装樹脂成形体7の側壁7aからの突出部3bと、陰極リード端子5の側壁7aからの突出部5bのそれぞれの平面d−d’はほぼ同一の平面上にあり、かつ陰極リード端子5におけるクランク状の折り曲げ加工部5cはモールド外装樹脂成形体7の内部に有する構造になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来構造のチップ型固体電解コンデンサにおいては、リード端子の曲げ加工しろや、リード端子とコンデンサ素子の接続しろ、リード端子或いはコンデンサ素子外側のモールド外装樹脂成形体の肉厚を考慮する必要があり、小型のチツプ型固体電解コンデンサではコンデンサ素子の大型化が困難であり、体積効率が悪いという問題を有していた。
【0005】
又、体積効率を向上させるための手法がいくつか提案されているが、これらは従来の工程とは全く異なる方法であって、いずれも設備投資、部材の新規設計等コストがアップするという問題があった。
【0006】
更には、小型のチップ型固体電解コンデンサの場合、極性の判別が困難であるという問題もあった。
【0007】
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、従来の工程、部材をほとんど変えることなく、一部の変更で体積効率が良く、より大きな静電容量を持ち、尚且つ極性の判別が容易なチップ型固体電解コンデンサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的のため、請求項1に係る発明は、コンデンサ素子に接続された陽極と陰極の引出しリード端子のそれぞれの突出部がモールド外装樹脂成形体の壁面に沿って折り曲げされたチップ型固体電解コンデンサにおいて、前記陽極リード端子と前記陰極リード端子の前記モールド外装樹脂成形体からのそれぞれの突出部面が同一平面上にはなく、段差を有して設けられている構成を特徴とするものである。
【0009】
請求項2に係る発明は、前記陽極リード端子と前記陰極リード端におけるそれぞれの前記突出部の垂直方向の長さが互いに異なることを特徴とするものである。
【0010】
請求項3に係る発明は、前記両極リード端子における突出部の垂直方向の長さは、前記陰極リード端子の方が長くなっていることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照し、その作用と共に説明する。
【0012】
本発明に係るチップ型固体電解コンデンサは、陽極及び陰極リード端子をモールド外装樹脂成形体内の同一平面で引き出すために設けられる陰極リード端子の折り曲げ加工部をモールド外装樹脂成形体の外部に設けることで、モールド外装樹脂成形体内部の折り曲げ加工部を取り除き、リード端子の引き出しに段差を設ける構造としたものである。
【0013】
図1を参照して詳述すると、コンデンサ素子1から導出された陽極リード2が金属板製リードフレームの陽極リード端子3に抵抗溶接により接続されるとともに、コンデンサ素子1の外周に形成された陰極層4が陽極リード端子3に対抗するリードフレームの陰極リード端子5に導電性接着剤もしくは半田6により接続され、コンデンサ素子1と両極リード端子3、5の一部が外装樹脂によりトランスファーモールド成形されて形成のモールド外装樹脂成形体7により密封される。
【0014】
このトランスファーモールド成形されたモールド外装樹脂成形体7の成形後の両極リード端子3、5のリードフレームは図2に示された如くであって、陰極リード端子5の折り曲げ加工部5cはモールド外装樹脂成形体7の外部に備えている。
【0015】
陽極リード端子3のモールド外装樹脂成形体7の側壁7aからの突出部3bは平面a−a’上、換言すれば、陽極リード2と陽極リード端子3との接続面とほぼ同一な平面上に引き出され、陰極リード端子5のモールド外装樹脂成形体7の側壁7bからの突出部5bの平面は、平面a−a’とは同一平面に存在しない段差を持った平面b−b’上、換言すれば、陰極層4と陰極リード端子5との接続部5dとほぼ同一な平面b−b’から引き出されている。
【0016】
陽極リード端子3と陰極リード端子5の引き出し面の段差は、平面a−a’と平面b−b’とこれら二つの平面をつなぐ垂直な平面c−c’の三つの平面を持つ外装樹脂をモールドする際の上型、下型のパーティングライン8になる。
【0017】
なお、図1においては、段差であるパーティングライン8は、水平な二つの平面a−a’、b−b’とこれらをつなぐ垂直な平面c−c’の三つの平面からなっているが、このパーティングライン8は特に図示しないが、二つの水平平面とこれらをつなぐ1〜90度を超えない傾斜角度の平面であってもよい。
【0018】
次いで、モールドされたコンデンサは、引き出された陽極リード端子3と陰極リード端子5がそれぞれモールド外装樹脂成形体7の側壁7a、7b及び底面7cに沿って折り曲げられ、先端部3a、5aはモールド外装樹脂成形体7の底面7cに折り込まれて、図1に示された構造のチップ型固体電解コンデンサが得られる。
【0019】
このように、外装樹脂をトランスファーモールド成形する際において、陰極リード端子5の折り曲げ加工部5cをモールド外装樹脂成形体7の外部に置くことにより、モールド外装樹脂成形体7の内部で陰極リード端子5の折り曲げ加工部5cが占めていた体積をコンデンサ素子1に置き換えることができる。
【0020】
すなわち、陰極リード端子5の折り曲げ加工しろ及び陰極リード端子5の外側のモールド肉厚を考慮する必要がなくなるので、その分だけより大きなコンデンサ素子1を収納することができる。
【0021】
又、モールド外装樹脂成形体7の側壁7a、7bに沿ってリード端子3、5を折り曲げ加工した後の側壁部分のリード端子の長さA、Bが陽極リード端子3と陰極リード端子5で異なるため、容易な極性判別が可能となる。
【0022】
【実施例】
以下に本発明の具体的実施例を説明する。
【0023】
外装寸法が長さ2.0mm、幅1.25mm、高さ1.2mmのタンタル固体電解コンデンサにおいて、前記実施の形態において説明した方法で長さ0.93mm、幅0.9mm、高さ0.6mmのコンデンサ素子を収納したチップ型固体電解コンデンサを得た。
【0024】
従来の方法では、このサイズのタンタル固体電解コンデンサでは長さ0.75mm、幅0.9mm、高さ0.6mmのコンデンサ素子を収納するのが限界であった。
【0025】
しかしながら、本実施例によれば、長さが従来比約1.25倍の大きさのコンデンサ素子を収納することができる。すなわち、約25%の体積効率を改善することができた。
【0026】
加えて、リード端子3、5外側のモールド外装樹脂成形体7の肉厚も改善することができ、機械的な強度も向上することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、陽極リード端子3と陰極リード端子5のモールド外装樹脂成形体7の側壁7a、7bからの引き出し面を同一平面内からずらし、すなわち、段差を設け、陰極リード端子5の折り曲げ加工部5cをモールド外装樹脂成形体7の外部に設けることで、従来の製造工程ラインをほとんど変えることなく、体積効率を向上することができる。
【0028】
又、請求項2及び3の発明によれば、極性の判別を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるチップ型固体電解コンデンサの一例での断面図である。
【図2】本発明の一実施例におけるモールド外装樹脂成形体成形後のリードフレームを示す一部省略の断面図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コンデンサ素子
2 陽極リード
3 陽極リード端子
3b 陽極リード端子の突出部
4 陰極層
5 陰極リード端子
5b 陰極リード端子の突出部
5c 折り曲げ加工部
6 導電性接着剤もしくは半田
7 モールド外装樹脂成形体
7a、7b 側壁
7c 底面
8 パーティングライン
A モールド外装樹脂成形体から突出の陽極リード端子の垂直方向の長さ
B モールド外装樹脂成形体から突出の陰極リード端子の垂直方向の長さ
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント基板に載置されるチップ型固体電解コンデンサに関し、特には、樹脂成形体にてモールド外装されたチップ型固体電解コンデンサにおけるリード端子の引出し構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のチップ型固体電解コンデンサにおける引出しリード端子に係る構造は、図3に示されているように、コンデンサ素子1から導出された陽極リード2に抵抗溶接により接続された陽極リード端子3と、コンデンサ素子1の外周に形成された陰極層4に導電性接着剤もしくは半田6によりクランク状に接続された陰極リード端子5がそれぞれモールド樹脂外装成形体7の側壁7a、7b及び底面7cに沿って折り曲げられ、先端部3a、5aはモールド外装樹脂形成体7の底面7cに折り込まれて構成されている。
【0003】
そして、陽極リード端子3のモールド外装樹脂成形体7の側壁7aからの突出部3bと、陰極リード端子5の側壁7aからの突出部5bのそれぞれの平面d−d’はほぼ同一の平面上にあり、かつ陰極リード端子5におけるクランク状の折り曲げ加工部5cはモールド外装樹脂成形体7の内部に有する構造になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来構造のチップ型固体電解コンデンサにおいては、リード端子の曲げ加工しろや、リード端子とコンデンサ素子の接続しろ、リード端子或いはコンデンサ素子外側のモールド外装樹脂成形体の肉厚を考慮する必要があり、小型のチツプ型固体電解コンデンサではコンデンサ素子の大型化が困難であり、体積効率が悪いという問題を有していた。
【0005】
又、体積効率を向上させるための手法がいくつか提案されているが、これらは従来の工程とは全く異なる方法であって、いずれも設備投資、部材の新規設計等コストがアップするという問題があった。
【0006】
更には、小型のチップ型固体電解コンデンサの場合、極性の判別が困難であるという問題もあった。
【0007】
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、従来の工程、部材をほとんど変えることなく、一部の変更で体積効率が良く、より大きな静電容量を持ち、尚且つ極性の判別が容易なチップ型固体電解コンデンサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的のため、請求項1に係る発明は、コンデンサ素子に接続された陽極と陰極の引出しリード端子のそれぞれの突出部がモールド外装樹脂成形体の壁面に沿って折り曲げされたチップ型固体電解コンデンサにおいて、前記陽極リード端子と前記陰極リード端子の前記モールド外装樹脂成形体からのそれぞれの突出部面が同一平面上にはなく、段差を有して設けられている構成を特徴とするものである。
【0009】
請求項2に係る発明は、前記陽極リード端子と前記陰極リード端におけるそれぞれの前記突出部の垂直方向の長さが互いに異なることを特徴とするものである。
【0010】
請求項3に係る発明は、前記両極リード端子における突出部の垂直方向の長さは、前記陰極リード端子の方が長くなっていることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照し、その作用と共に説明する。
【0012】
本発明に係るチップ型固体電解コンデンサは、陽極及び陰極リード端子をモールド外装樹脂成形体内の同一平面で引き出すために設けられる陰極リード端子の折り曲げ加工部をモールド外装樹脂成形体の外部に設けることで、モールド外装樹脂成形体内部の折り曲げ加工部を取り除き、リード端子の引き出しに段差を設ける構造としたものである。
【0013】
図1を参照して詳述すると、コンデンサ素子1から導出された陽極リード2が金属板製リードフレームの陽極リード端子3に抵抗溶接により接続されるとともに、コンデンサ素子1の外周に形成された陰極層4が陽極リード端子3に対抗するリードフレームの陰極リード端子5に導電性接着剤もしくは半田6により接続され、コンデンサ素子1と両極リード端子3、5の一部が外装樹脂によりトランスファーモールド成形されて形成のモールド外装樹脂成形体7により密封される。
【0014】
このトランスファーモールド成形されたモールド外装樹脂成形体7の成形後の両極リード端子3、5のリードフレームは図2に示された如くであって、陰極リード端子5の折り曲げ加工部5cはモールド外装樹脂成形体7の外部に備えている。
【0015】
陽極リード端子3のモールド外装樹脂成形体7の側壁7aからの突出部3bは平面a−a’上、換言すれば、陽極リード2と陽極リード端子3との接続面とほぼ同一な平面上に引き出され、陰極リード端子5のモールド外装樹脂成形体7の側壁7bからの突出部5bの平面は、平面a−a’とは同一平面に存在しない段差を持った平面b−b’上、換言すれば、陰極層4と陰極リード端子5との接続部5dとほぼ同一な平面b−b’から引き出されている。
【0016】
陽極リード端子3と陰極リード端子5の引き出し面の段差は、平面a−a’と平面b−b’とこれら二つの平面をつなぐ垂直な平面c−c’の三つの平面を持つ外装樹脂をモールドする際の上型、下型のパーティングライン8になる。
【0017】
なお、図1においては、段差であるパーティングライン8は、水平な二つの平面a−a’、b−b’とこれらをつなぐ垂直な平面c−c’の三つの平面からなっているが、このパーティングライン8は特に図示しないが、二つの水平平面とこれらをつなぐ1〜90度を超えない傾斜角度の平面であってもよい。
【0018】
次いで、モールドされたコンデンサは、引き出された陽極リード端子3と陰極リード端子5がそれぞれモールド外装樹脂成形体7の側壁7a、7b及び底面7cに沿って折り曲げられ、先端部3a、5aはモールド外装樹脂成形体7の底面7cに折り込まれて、図1に示された構造のチップ型固体電解コンデンサが得られる。
【0019】
このように、外装樹脂をトランスファーモールド成形する際において、陰極リード端子5の折り曲げ加工部5cをモールド外装樹脂成形体7の外部に置くことにより、モールド外装樹脂成形体7の内部で陰極リード端子5の折り曲げ加工部5cが占めていた体積をコンデンサ素子1に置き換えることができる。
【0020】
すなわち、陰極リード端子5の折り曲げ加工しろ及び陰極リード端子5の外側のモールド肉厚を考慮する必要がなくなるので、その分だけより大きなコンデンサ素子1を収納することができる。
【0021】
又、モールド外装樹脂成形体7の側壁7a、7bに沿ってリード端子3、5を折り曲げ加工した後の側壁部分のリード端子の長さA、Bが陽極リード端子3と陰極リード端子5で異なるため、容易な極性判別が可能となる。
【0022】
【実施例】
以下に本発明の具体的実施例を説明する。
【0023】
外装寸法が長さ2.0mm、幅1.25mm、高さ1.2mmのタンタル固体電解コンデンサにおいて、前記実施の形態において説明した方法で長さ0.93mm、幅0.9mm、高さ0.6mmのコンデンサ素子を収納したチップ型固体電解コンデンサを得た。
【0024】
従来の方法では、このサイズのタンタル固体電解コンデンサでは長さ0.75mm、幅0.9mm、高さ0.6mmのコンデンサ素子を収納するのが限界であった。
【0025】
しかしながら、本実施例によれば、長さが従来比約1.25倍の大きさのコンデンサ素子を収納することができる。すなわち、約25%の体積効率を改善することができた。
【0026】
加えて、リード端子3、5外側のモールド外装樹脂成形体7の肉厚も改善することができ、機械的な強度も向上することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、陽極リード端子3と陰極リード端子5のモールド外装樹脂成形体7の側壁7a、7bからの引き出し面を同一平面内からずらし、すなわち、段差を設け、陰極リード端子5の折り曲げ加工部5cをモールド外装樹脂成形体7の外部に設けることで、従来の製造工程ラインをほとんど変えることなく、体積効率を向上することができる。
【0028】
又、請求項2及び3の発明によれば、極性の判別を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるチップ型固体電解コンデンサの一例での断面図である。
【図2】本発明の一実施例におけるモールド外装樹脂成形体成形後のリードフレームを示す一部省略の断面図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コンデンサ素子
2 陽極リード
3 陽極リード端子
3b 陽極リード端子の突出部
4 陰極層
5 陰極リード端子
5b 陰極リード端子の突出部
5c 折り曲げ加工部
6 導電性接着剤もしくは半田
7 モールド外装樹脂成形体
7a、7b 側壁
7c 底面
8 パーティングライン
A モールド外装樹脂成形体から突出の陽極リード端子の垂直方向の長さ
B モールド外装樹脂成形体から突出の陰極リード端子の垂直方向の長さ
Claims (3)
- コンデンサ素子に接続された陽極と陰極の引出しリード端子のそれぞれの突出部がモールド外装樹脂成形体の壁面に沿って折り曲げされたチップ型固体電解コンデンサにおいて、
前記陽極リード端子と前記陰極リード端子の前記モールド外装樹脂成形体からのそれぞれの突出部面が同一平面上にはなく、段差を有して設けられている構成を特徴とするチップ型固体電解コンデンサ。 - 前記陽極リード端子と前記陰極リード端におけるそれぞれの前記突出部の垂直方向の長さが互いに異なることを特徴とする請求項1のチップ型固体電解コンデンサ。
- 前記両極リード端子における突出部の垂直方向の長さは、前記陰極リード端子の方が長くなっていることを特徴とする請求項2のチップ型固体電解コンデンサ。
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