JP2004060554A - スクロール空気圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】旋回スクロール部材15を揺動させ被圧縮空気を圧縮する圧縮機本体4A,4Bと、旋回スクロール部材15を揺動させる駆動力を発生する主モータ3と、圧縮機本体4A,4B及び主モータ3等を冷却する冷却風を生起する冷却ファン5と、冷却ファン5を駆動するファンモータ6と、圧縮機本体4A,4Bによる圧縮空気の圧力を検出する検出部及び接点29を備えた圧力スイッチと、圧力スイッチの検出結果に応じ圧縮空気の圧力が所定値未満となった場合に主モータ3を駆動し所定値以上となった場合に主モータ3を停止するとともに、主モータ3停止後所定時間t0内に再起動した場合はファンモータ6を停止させずに駆動を継続し、主モータ3が停止後所定時間t0内に再起動しなかった場合はファンモータ6を停止する機能を備えた制御装置8とを有する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、略渦巻き状のスクロール部材を備えたスクロール空気圧縮機に係わり、特に、オイルフリータイプの空気圧縮機に好適なスクロール空気圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スクロール空気圧縮機は、略渦巻き状のラップを備えた旋回スクロール部材を、この旋回スクロール部材の前記ラップに対応した略渦巻き状のラップを備えた固定スクロール部材に対し揺動させ、被圧縮空気を圧縮する圧縮機本体と、前記旋回スクロール部材を揺動させるための駆動力を発生する主モータとを備えている。
【0003】
ここで、運転中、圧縮機本体においては圧縮熱が発生し、また主モータは駆動時間の経過とともに発熱するため、通常、これらを冷却するための冷却風を生起する冷却ファンが設けられる。特に、例えば食品工場、半導体製造工場等への適用のため圧縮空気内に潤滑油の混入防止が求められるオイルフリー型空気圧縮機では、圧縮室内に冷却媒体を持たず、圧縮熱により吐出空気温度が例えば約150℃〜200℃と高温となる場合があるため、上記冷却は特に重要である。
【0004】
この冷却ファンの駆動方式としては、従来、出力15kWクラス以下の比較的小容量の空気圧縮機においては、主モータを両軸モータとし、一方の軸で圧縮機を駆動し、もう一方の軸で冷却ファンを駆動する(すなわち主モータ直結駆動方式)ようになっていた。
【0005】
これに対し、近年の大容量化の要請に応えた比較的大容量(例えば22kWクラス以上)の空気圧縮機では、例えば特開平7−158582号公報に記載のように、主モータの動力有効活用等の観点から、主モータとは別に、冷却ファンを駆動するための駆動力を発生するファンモータを別置き設置としている。このとき、上記従来技術には特に明確には示されていないが、通常は、前述の主モータ直結駆動方式と同等の機能を確保する意味で、主モータの起動−停止とともにファンモータを起動−停止させるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術には以下の課題が存在する。
【0007】
すなわち、例えばスクリュー圧縮機やレシプロ型圧縮機は、起動時のトルクが比較的大きいため主モータの発熱も大きくなる結果、元来、熱による耐久性低下を回避するために、これらの圧縮機では、圧縮機駆動用の主モータを例えば10分に3回までしか起動できない(逆に言うと停止もできない)といった制限があった。このため、仮に負荷がなくなったとしてもこの制限を超えるような場合には主モータを停止できず、無負荷運転を継続せざるをえなくなってエネルギの浪費及び運転コスト(電気代等)の増大等を招いていた。
【0008】
これに対し、空気圧縮用のスクロール圧縮機は、起動トルクが上記スクリュー圧縮機やレシプロ型圧縮機に比べて小さく、例えば10秒に1回程度の起動を行っても主モータの発熱は少ない。そこで、通常、運転後圧力が顧客の要求圧力まで上昇すれば圧縮機を停止し、圧力が不足すれば圧縮機を再起動する制御(いわゆるP式制御)を行い、上記スクリュー圧縮機やレシプロ型圧縮機のような無負荷運転をなくして省エネルギ化を図っている。
【0009】
しかしながら、このようなP式制御によって頻繁に停止→再起動を行う主モータに対して、上記従来技術のように冷却ファンをこれと同等に動作させると、冷却ファンの停止→再起動の回数が極端に多くなり、冷却ファンの羽根車を構成する羽根、ハブ等に対する繰り返し荷重の印加等によって、ファンの機械的な信頼性(耐久性)の向上が困難となる可能性がある。特に冷却ファンがいわゆるシロッコファンである場合はその構造上、この懸念が大きい。
【0010】
なお、これを回避するために、主モータの停止又は起動に関係なく冷却ファンを常時駆動することも考えられるが、この場合、主モータ停止中にもファンモータが駆動していることとなり、上記したスクロール圧縮機本来のメリットである省エネルギ化を図れなくなるとともに、ファンモータの騒音増大を招く可能性がある。
【0011】
本発明の目的は、冷却ファンの信頼性向上と省エネルギ化とを両立できるスクロール空気圧縮機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、略渦巻き状のラップを備えた旋回スクロール部材を、この旋回スクロール部材の前記ラップに対応した略渦巻き状のラップを備えた固定スクロール部材に対し揺動させ、被圧縮空気を圧縮する圧縮機本体と、前記旋回スクロール部材を揺動させるための駆動力を発生する主モータと、前記圧縮機本体及び前記主モータを含む各部を冷却する冷却風を生起する冷却ファンと、この冷却ファンを駆動するための駆動力を発生するファンモータと、前記圧縮機本体による圧縮空気の圧力を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に応じ、前記圧縮空気の圧力が所定値未満となった場合に前記主モータを駆動するとともに所定値以上となった場合に前記主モータを停止する主モータ制御手段と、この主モータ制御手段と連携し、前記主モータが停止後所定時間内に再起動した場合は前記ファンモータを停止させずに駆動を継続し、前記主モータが停止後前記所定時間内に再起動しなかった場合は前記ファンモータを停止させるファンモータ制御手段とを有する。
【0013】
本発明においては、主モータ制御手段で、圧縮空気の圧力が所定値未満となった場合に主モータを駆動し所定値以上となった場合に主モータを停止するいわゆるP式制御を行うことにより、上記スクリュー圧縮機やレシプロ型圧縮機のような無負荷運転をなくし、省エネルギ化を図る。
【0014】
このとき、ファンモータ制御手段は、主モータ制御手段と連携してファンモータを制御し駆動させるが、主モータが停止してもその後所定時間が経過するまではそのままファンモータを駆動継続させ、所定時間内に主モータが再起動しなかった場合にのみファンモータを停止させる。すなわち、所定時間内に主モータが再起動した場合はファンモータを停止させず駆動を継続させたままとすることにより、冷却ファンの停止→再起動の頻度を、圧縮機本体側の停止→再起動の頻度より小さく制限することができる。これにより、主モータの起動−停止とともにファンモータを起動−停止させる場合、すなわち冷却ファンの停止→再起動の頻度を圧縮機本体側と同一頻度とする場合に比べ、冷却ファンの羽根車を構成する羽根、ハブ等に対する繰り返し荷重の発生を抑制し、ファンの機械的な信頼性(耐久性)を向上することができる。
【0015】
また、少なくとも主モータが停止後所定時間が経過した場合にはファンモータを停止させることにより、主モータ停止中も含み常時ファンモータが駆動される場合に比べ、エネルギロスを低減でき、上記したスクロール圧縮機本来のメリットである省エネルギ化を阻害するのを防止できる。
【0016】
以上のようにして、本発明においては、冷却ファンの信頼性向上と省エネルギ化とを両立することができる。
【0017】
(2)上記(1)において、好ましくは、前記ファンモータ制御手段は、オフディレータイマーコイルと、このオフディレータイマーコイルが通電され励磁されるとONになるとともに、前記オフディレータイマーコイルの前記通電が停止され消磁されて前記所定時間経過するとOFFとなり前記所定時間が経過する前に再度前記オフディレータイマーコイルが通電され励磁されるとONのまま維持されるオフディレータイマー接点とを備える。
【0018】
(3)上記(2)において、さらに好ましくは、前記ファンモータ制御手段は、前記オフディレータイマーコイルの前記通電が停止され消磁されて前記所定時間経過する前に再度前記オフディレータイマーコイルが通電され励磁されると、前記所定時間経過したかどうかの時間のカウントをリセットして再びカウント開始するように構成されている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しつつ説明する。
【0020】
図1は、本発明のスクロール空気圧縮機の一実施形態の概略構造を表す縦断面図であり、図2は、本発明のスクロール空気圧縮機の一実施形態を構成する圧縮機本体の詳細構造を表す水平断面図である。
【0021】
これら図1及び図2において、スクロール空気圧縮機1は、その外郭及び骨格を形成する筐体2と、筐体2内のベース2a上に固定されこの種のものとして公知の主モータ3と、筐体2内の支持部材2bに固定され被圧縮空気を圧縮する例えば2台の外周駆動形の圧縮機本体4A,4Bと、筐体2内の主モータ3及び圧縮機本体4A,4Bを含む各部を冷却する冷却風を生起する冷却ファン(この例では、円周上に多数の羽根を備えた多翼羽根車を有する片吸い込み型のシロッコファン)5と、この冷却ファンを駆動するための駆動力を発生するファンモータ6と、圧縮機本体4A,4Bからの圧縮空気を冷却する熱交換器7と、圧縮機本体4A,4Bによる圧縮空気の圧力を検出する検出部及び後述の接点29を備えた圧力スイッチ(図示せず)と、圧力スイッチ検出部の検出結果に応じ主モータ3及びファンモータ6を駆動制御する等の機能(詳細は後述)を有する制御装置8(後述の図3参照)とを備えている。
【0022】
筐体2内には鉛直方向(図1中上下方向)にダクト9が設けられており、このダクト9の一方側(図1中上側)開口部9aには冷却ファン5の吸込側が設けられ、他方側(図1中下側)開口部9bは筐体2内各部に連通するようになっている。これにより、ファンモータ6の駆動に伴って冷却ファン5が回転駆動されると、図1中矢印Aで示すように、吸気口10Aから筐体2内に外気を流入させ、筐体2内の主モータ3及び圧縮機本体4A,4B等が外気冷却されるようになっている。また、これと同時に、図1中矢印Bで示すように、吸気口10Bから熱交換器7に外気を流入させ、この熱交換器7で圧縮機本体4A,4Bからの圧縮空気を冷却するようになっている。そして、筐体2内の主モータ3、圧縮機本体4A,4B、及び熱交換器7を含む各部を通過した空気は、図1中矢印Cで示すように、ダクト9及び冷却ファン5を介して排出口11から排出するようになっている。
【0023】
外周駆動形の圧縮機本体4A,4Bはプーリ12A,12Bをそれぞれ備え、これらプーリ12A,12Bと主モータ3の回転軸に設けたプーリ13との間にVベルト14A,14Bがそれぞれ掛け渡されている。これにより、圧縮機本体4A,4Bのプーリ12A,12Bには、主モータ3の回転動力がプーリ13及びVベルト14A,14Bを介して伝達されるようになっている。
【0024】
圧縮機本体4A(又は4B)は、例えば圧縮作動室内をオイルフリー状態(潤滑油のない状態)で運転する両歯式スクロール圧縮機であり、図2に示すように、略渦巻き状のラップ15a,15bを鏡板部15cの両側(図2中左・右側)側面に備えた旋回スクロール部材15と、この旋回スクロール15のラップ15a,15bに対応した(略噛合うような形状の)略渦巻き状のラップ16a,17aを鏡板部16b,17bの内部側(図2中16bの右側、17bの左側)側面にそれぞれ備えた固定スクロール部材16,17と、旋回スクロール部材15の径方向外周部の一方側(図2中上側)及びその反対側(図2中下側)に接続されるクランク部18a,19aをそれぞれ備え、旋回スクロール部材15を揺動させる主クランク軸18及び補助クランク軸19と、主クランク軸18及び補助クランク軸19の一方側(図1中紙面に向かって奥側、図2中左側)にそれぞれ設けた歯付きプーリ20A,20Bと、これら歯付きプーリ20A,20Bに掛け渡され主クランク軸18及び補助クランク軸19を同期回転させるためのタイミングベルト21と、主クランク軸18の一方側に設けた上記プーリ12A(又は12B)とを有する。
【0025】
旋回スクロール部材15は、その揺動(旋回)運動に伴って、その略渦巻き状のラップ15a,15bと固定スクロール部材16,17の略渦巻き状のラップ16a,17aとがそれぞれ噛合って圧縮作動室22A,22Bを形成し、これら圧縮作動室22A,22Bは径方向外周部から内周部に連続的に移動してその体積を減じるようになっている。また、旋回スクロール部材15は、上記ラップ15a,15bと、上記鏡板部15cと、鏡板部15cの径方向中央に設けられ両側の圧縮作動室22A、22Bを連通させる連通孔15dと、鏡板部15c内を上下方向(図2中紙面に垂直方向)に連通して設けられ鏡板部15cを冷却させるための複数の冷却空気用通路15eとを備えている。
【0026】
固定スクロール部材16は、上記ラップ16aと、上記鏡板部16bと、鏡板部16bのラップ16aの径方向外周側に設けられ外部からのダスト侵入を防止する略円形状のダストラップ16cと、このダストラップ16cの径方向内側に設けられ連通する例えば2つの吸入口16d(図示せず)と、鏡板部16bの径方向中央に設けられ圧縮作動室22A内の圧縮空気を吐出する吐出口16eと、鏡板部16bの外部側(図2中左側)側面に設けた放熱フィン16fとを備えている。また、固定スクロール部材17は、固定スクロール部材16と同様、上記ラップ17aと、上記鏡板部17bと、鏡板部17bのラップ17aの径方向外周側に設けられ外部からのダスト侵入を防止する略円形状のダストラップ17cと、このダストラップ17cの径方向内側に設けられ連通する例えば2つの吸入口17d(図1参照)と、鏡板部17bの径方向中央に設けられ圧縮作動室22B内の圧縮空気を吐出する吐出口17eと、鏡板部17bの外部側(図2中右側)側面に設けた放熱フィン17fとを備えている。
【0027】
そして、これら固定スクロール部材16,17が面対称で平行に組み合わされて、旋回スクロール部材15を内包するハウジングを構成している。なお、固定スクロール部材16,17の上下面(図1中上下側面)には冷却空気用通気口(図示せず)がそれぞれ設けられており、この通気口から図1中矢印Aで示すように冷却空気がハウジング内(詳細には、固定スクロール部材16,17内のダストラップ16c,17cの外周側及び旋回スクロール部材15の冷却空気用通路15e等)に流入・流出して、ハウジング内を冷却するようになっている。
【0028】
主クランク軸18は、固定スクロール部材16,17にそれぞれ設けた転がり軸受23A,24Aにより回動可能に支持されている。また、主クランク軸18には、旋回スクロール部材15の旋回運動に伴う不釣り合いを相殺するためにバランスウエイト25A,25Bが固定配置されている。補助クランク軸19は、固定スクロール部材16,17にそれぞれ設けた転がり軸受23B,24Bにより回動可能に支持されている。また、補助クランク軸19には、旋回スクロール部材15の旋回運動に伴う不釣り合いを相殺するためにバランスウエイト26A,26Bが固定配置されている。
【0029】
主クランク軸18のクランク部18a及び補助クランク軸19のクランク部19aは、その軸線が主クランク軸18及び補助クランク軸19の本体の軸線より同じ偏心量で偏心しており、旋回スクロール部材15は、これらクランク部18a,19aにおいて転がり軸受27A,27Bを介して旋回運動可能に軸支されている。
【0030】
次に、上記圧縮機本体4A,4B及び上記冷却ファン5の駆動制御の詳細について説明する。図3は、本発明のスクロール空気圧縮機の一実施形態を構成する制御装置8のうち上記主モータ3及び上記ファンモータ6の駆動制御に係わる構成を表す電気回路図である。
【0031】
この図3において、制御装置8には、運転スイッチ(図示せず)に連動する常開接点28と、上記圧力スイッチに内蔵され前記検出部の検出結果に応じて連動する常閉接点29と、リレー(継電器)のコイルR1,R2,R3と、これらリレーコイルR1,R2が励磁されると導通位置となるリレー接点R1’,R2’と、オフディレータイマーのコイルTと、このオフディレータイマーコイルTが励磁されると導通位置となるタイマー接点T’とが、図示のように接続されている。すなわち、両端を電源のR相側とS相側とに接続される主回路30のうち、R相側は回路30aと回路30bに分岐され、それぞれにリレー接点R1’、接点28が設けられている。そして、回路30aのリレー接点R1’よりS相側は、さらに回路30aaと回路30abとに分岐されている。回路30aaにはリレー接点R2’とリレーコイルR3が直列接続で設けられるとともに、回路30abにはオフディレータイマーコイルTが設けられている。また、回路30bの接点28よりS相側は、さらに回路30baと回路30bbとに分岐されている。回路30baには、オフディレータイマー接点T’とリレーコイルR2が直列接続で設けられるとともに、回路30bbには圧力スイッチの接点29とリレーコイルR1が直列接続で設けられている。そして、これら回路50aa,50ab,50ba,50bbのS相側は互いに回路50へと合流接続されている。
【0032】
上記運転スイッチは、操作者の操作によりON状態にすると接点28を閉じ、OFF状態にすると接点28を開くようになっている。上記圧力スイッチは、圧縮機本体4A,4Bからの圧縮空気の圧力を検出し、この検出圧力が所定値未満となった場合に接点29を閉じ、圧縮機本体4A,4Bが運転されて検出圧力が所定値以上となった場合に接点29を開くようになっている。
【0033】
また、リレーコイルR2,R3はファンモータ6及び主モータ3の駆動回路に、これらリレーコイルR2,R3が別途駆動する駆動回路用リレー接点R2”,R3”(図示せず)をそれぞれ設けており、リレーコイルR2,R3が通電され励磁されると、それら駆動回路用リレー接点R2”,R3”が導通しファンモータ6及び主モータ3が駆動するようになっている。
【0034】
オフディレータイマーコイルTは、タイマー(時間カウント)機能を備えており(或いは別途設けたカウント制御手段により駆動制御されてもよい)、通電され励磁されるとオフディレータイマー接点T’が閉じるとともに、通電が停止され消磁されて所定時間t0(例えば10分程度)経過するとオフディレータイマー接点T’が開き、所定時間t0が経過する前に再度オフディレータイマーコイルTが通電され励磁されるとオフディレータイマー接点T’の閉じ状態が維持されるようになっている。
【0035】
次に、上記制御装置8の制御手順について説明する。図4は前述した構成の制御装置8の制御処理内容を表すフローチャートである。
【0036】
この図4において、まずステップ100で、オフディレータイマーコイルTの時間計算子tを0(ゼロ)に初期設定する。その後、ステップ110に進み、運転スイッチがON状態であるかを判定する。運転スイッチがOFF状態である場合は、ステップ110の判定が満たされず、ステップ120で運転スイッチの接点28を開き状態として、ステップ130に移る。ステップ130では、接点28が開くことでリレーコイルR1,R2の通電が停止されて消磁されファンモータ6が停止状態となり、またリレーコイルR1,R2が消磁されることでリレー接点R1,R2が開き状態となり、リレーコイルR3の通電が停止されて消磁され主モータ3が停止状態となる。その後、ステップ110に戻って同様の手順を繰り返す。
【0037】
運転スイッチがON状態である場合は、ステップ110の判定が満たされ、ステップ140で運転スイッチの接点28を閉じ状態にした後、ステップ150に移る。ステップ150では、圧縮機本体4A,4Bによる圧縮空気の圧力が予め定められた所定値(例えば固定値として設定記憶されているか、あるいは適宜の外部設定手段によりその都度固定値として設定記憶させてもよい)未満であるかどうかを判定する。
【0038】
圧縮機本体4A,4Bによる圧縮空気の圧力が所定値未満である場合は、ステップ150の判定が満たされ、ステップ160で圧力スイッチの接点29が閉じ状態となり、ステップ170に移る。ステップ170では、上記したように接点28,29が閉じ状態であることから、リレーコイルR1が通電され励磁されてリレー接点R1’が閉じ状態となる。これにより、ステップ180に進んで、ステップオフディレータイマーコイルTが通電され励磁されてオフディレータイマー接点T’が閉じ状態となり、さらにリレーコイルR2が通電され励磁されて、ファンモータの駆動回路用リレー接点R2”が導通し、ファンモータ6が駆動される。このとき、オフディレータイマーコイルTの時間計算子tを0に初期化する。また、上記したようにリレーコイルR2が励磁されているから、ステップ190に進んで、リレー接点R2’が閉じ状態となり、リレーコイルR3が通電され励磁されて、主モータの駆動回路用リレー接点R3”が導通し、主モータ3が駆動される。その後、ステップ110に戻って同様の手順を繰り返す。
【0039】
また、ステップ150で圧縮機本体4A,4Bによる圧縮空気の圧力が所定値以上である場合、判定が満たされず、ステップ200で圧力スイッチの接点29が開き状態となり、ステップ210に移る。ステップ210では、接点29が開いたことでリレーコイルR1の通電が停止され消磁されてリレー接点R1’が開き状態となり、これによってリレーコイルR3の通電が停止され消磁されて、主モータ3は駆動停止する。その後、ステップ220に進んで、上記したようにリレー接点R1’が開き状態でオフディレータイマーコイルTの通電が停止され消磁されることから、オフディレータイマーコイルTの時間計算子tに1を加えた後、ステップ230に移る。ステップ230では、時間計算子tが予め定められた上記所定時間t0(例えば10分程度の固定値として設定記憶されているか、あるいは適宜の外部設定手段によりその都度固定値として設定記憶させてもよい)未満であるかどうかを判定する。
【0040】
時間計算子t<t0である場合は、ステップ230の判定が満たされて、ステップ240に移る。ステップ240では、オフディレータイマー接点T’が閉じ状態のままとされ、接点28も閉じ状態であることから、リレーコイルR2が通電され励磁された状態となり、ファンモータ6が駆動される。時間計算子t≧t0となる場合は、ステップ230の判定が満たされず、ステップ250に移る。ステップ250では、所定時間t0経過によりオフディレータイマー接点T’が開き状態となり、リレーコイルR2の通電が停止され消磁されて、ファンモータ6は駆動停止する。ステップ190又はステップ200が終了すると、ステップ110に戻って同様の手順を繰り返す。
【0041】
なお、以上において、圧力スイッチの検出部が請求項1記載の圧縮機本体による圧縮空気の圧力を検出する検出手段を構成する。また、制御装置8を構成する部品のうち、圧力スイッチの接点29、リレーコイルR1、及びリレー接点R1’が、検出手段の検出結果に応じ、圧縮空気の圧力が所定値未満となった場合に主モータを駆動するとともに所定値以上となった場合に主モータを停止する主モータ制御手段を構成する。また、制御装置8を構成する部品のうち、オフディレータイマーコイルT及びオフディレータイマー接点T’が、主モータ制御手段と連携し、主モータが停止後所定時間内に再起動した場合はファンモータを停止させずに駆動を継続し、主モータが停止後所定時間内に再起動しなかった場合はファンモータを停止させるファンモータ制御手段を構成する。
【0042】
次に、本実施形態の動作及び作用効果を説明する。
【0043】
上記本発明のスクロール空気圧縮機1において、工場空気源等に使用する場合に、操作者が運転スイッチをON状態に操作すると、ステップ100を経てステップ110の判定が満たされ、ステップ140を経て、最初は圧縮機本体4A,4Bによる圧縮空気の圧力が所定値未満であるからステップ150の判定が満たされて、ステップ160を経てステップ170及び180でリレー接点R1’及びオフディレータイマー接点T’を閉じて、ファンモータ6を駆動開始し、さらにステップ190でリレー接点R2’を閉じて主モータ3を駆動する。
【0044】
主モータ3の駆動により、プーリ13、Vベルト14A又は14B、プーリ12A又は12Bを介して、スクロール圧縮機4A,4Bの主クランク軸18,18はそれぞれ回転駆動する。この主クランク軸18の回転開始と同時に、歯付きプーリ20A,20B及びタイミングベルト21を介して回転動力を伝達して、補助クランク軸19が回転する。そして、これら主クランク軸18及び補助クランク軸19を同期回転させることにより、旋回スクロール部材15は、自転運動を阻止された状態で、主クランク軸18のクランク部18aの偏心量(=補助クランク軸19のクランク部19aの偏心量)に等しい半径の旋回運動をする。この旋回スクロール部材15の旋回運動に伴って、吸入口16d,17dから空気を流入し、流入した空気を圧縮作動室22A,22B内でその容積を減じながら所定の圧力まで圧縮して吐出口16e,17eから吐出する。そして、スクロール圧縮機4A,4Bからの圧縮空気は、熱交換器7で冷却して圧送する。
【0045】
また、ファンモータ6の駆動に伴って、冷却ファン5が回転駆動する。これにより、吸気口10Aから筐体2内に外気を流入させ、筐体2内の主モータ3及び圧縮機本体4A,4B等を冷却する。また、これと同時に、吸気口10Bから熱交換器7に外気を流入し、この熱交換器7で圧縮機本体4A,4Bからの圧縮空気を冷却する。
【0046】
そして、上記した圧縮機本体4A,4Bの駆動を継続し、圧力スイッチで検出する圧縮機本体4A,4Bによる圧縮空気の圧力が所定値以上に達すると、ステップ150の判定が満たされなくなり、ステップ200を経てステップ210でリレー接点R1’を開いてリレーコイルR3への通電を停止して、主モータ3を停止し圧縮機本体4A,4Bは停止する。その後、主モータ3の停止直後においては、ステップ220を経てステップ230の判定が満たされて、ステップ240でオフディレータイマー接点T’が閉じ状態のままとされ、さらにステップ110,140,150,200〜240の手順を繰り返し、所定時間t0(=10分)を超えるまでファンモータ6を停止させずに駆動を継続する(この間リレー接点R2’も閉じ状態である)。そして、所定時間t0が経過したら、ステップ230の判定が満たされなくなり、ステップ250でオフディレータイマー接点T’が開いてリレーコイルR2への通電を停止して、ファンモータ6を停止し冷却ファン5は停止する。
【0047】
また、主モータ3の停止後所定時間t0が経過する前に、圧縮機本体4A,4Bによる圧縮空気の圧力が所定値未満となった場合には、上述のようにステップ110,140,150,200〜240の手順を繰り返している間に、ステップ150の判定が満たされ、ステップ160を経てステップ170でリレー接点R1’が閉じ状態に復帰し、上述のようにこのときリレー接点R2’も閉じ状態であることから、主モータ6の駆動が再開され圧縮機本体4A,4Bが再起動される。このとき、オフディレータイマー接点T’は閉じ状態を維持してファンモータ6は駆動状態にあるが、ステップ180及び190で時間計算子tを改めて0に初期化し、さらに駆動状態を継続する。
【0048】
そして、スクロール空気圧縮機1の使用を終了する場合には、操作者が運転スイッチをOFF状態に操作すると、ステップ110の判定が満たされず、ステップ120で運転スイッチの接点28を開くことでリレーコイルR2が非励磁となりファンモータ6が停止され、ステップ130でリレー接点R1’、R2’が開くことでリレーコイルR3が非励磁となって主モータ3が停止され、圧縮機本体4A,4Bは停止する。
【0049】
以上のような動作の本実施形態においては、制御装置8で、圧縮空気の圧力が所定値未満となった場合に主モータ3を駆動し所定値以上となった場合に主モータ3を停止するP式制御を行う。これにより、スクリュー圧縮機やレシプロ型圧縮機のような無負荷運転をなくし、省エネルギ化を図ることができる。
【0050】
また、このとき、制御装置8は主モータ3のP式制御と連携してファンモータ6を制御し駆動させる。つまり、主モータ3が停止してもその後所定時間t0が経過するまではそのままファンモータ6を駆動継続させ、所定時間t0内に主モータ3が再起動しなかった場合にのみファンモータ6を停止させる。すなわち、所定時間t0内に主モータ3が再起動した場合は、ファンモータ6を停止させず駆動を継続させたままとする。これにより、冷却ファン5の停止→再起動の頻度を、圧縮機本体4A,4B側の停止→再起動の頻度より小さく制限することができる。この結果、主モータ3の起動−停止とともにファンモータ6を起動−停止させる場合、すなわち冷却ファン5の停止→再起動の頻度を圧縮機本体4A,4B側と同一頻度とする場合に比べ、冷却ファン5の羽根車を構成する羽根、ハブ等に対する繰り返し荷重の発生を抑制し、冷却ファン5の機械的な信頼性(耐久性)を向上することができる。特に本実施形態のように、シロッコファンを用いる場合、構造上耐久性向上が難しい場合もあるため、その効果が大きい。
【0051】
また、少なくとも主モータ3が停止後所定時間t0が経過した場合にはファンモータ6を停止させる。これにより、主モータ3停止中も含み常時ファンモータ6が駆動される場合に比べ、エネルギロスを低減でき、スクロール圧縮機本来のメリットである省エネルギ化を阻害するのを防止できる。
【0052】
なお、上記実施形態においては、スクロール空気圧縮機を構成する圧縮本体4A、4Bは、圧縮作動室内をオイルフリー状態(潤滑油のない状態)で運転する両歯式スクロール圧縮機を例に取り説明したが、これに限らない。すなわち、スクロール空気圧縮機に主モータ及びファンモータ等を駆動するための駆動力を発生する複数のモータが搭載されていればよく、例えば給油式スクロール圧縮機及び片歯式スクロール圧縮機等を適用してもよい。この場合にも同様の効果を得ることができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、冷却ファンの停止→再起動の頻度を、圧縮機本体側の停止→再起動の頻度より小さく制限するので、冷却ファンの信頼性向上と省エネルギ化とを両立することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスクロール空気圧縮機の一実施形態の概略構造を表す縦断面図である。
【図2】本発明のスクロール空気圧縮機の一実施形態を構成する圧縮機本体の詳細構造を表す水平断面図である。
【図3】本発明のスクロール空気圧縮機の一実施形態を構成する制御装置のうち主モータ及びファンモータの駆動制御に係わる構成を表す電気回路図である。
【図4】本発明のスクロール圧縮機の一実施形態を構成する制御装置の制御処理内容を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1 スクロール空気圧縮機
3 主モータ
4A 圧縮機本体
4B 圧縮機本体
5 冷却ファン
6 ファンモータ
15 旋回スクロール部材
15a ラップ
15b ラップ
16 固定スクロール部材
16a ラップ
17 固定スクロール部材
17a ラップ
T オフディレータイマーコイル
T’ オフディレータイマー接点
t 時間計算子
t0 所定時間
Claims (3)
- 略渦巻き状のラップを備えた旋回スクロール部材を、この旋回スクロール部材の前記ラップに対応した略渦巻き状のラップを備えた固定スクロール部材に対し揺動させ、被圧縮空気を圧縮する圧縮機本体と、
前記旋回スクロール部材を揺動させるための駆動力を発生する主モータと、
前記圧縮機本体及び前記主モータを含む各部を冷却する冷却風を生起する冷却ファンと、
この冷却ファンを駆動するための駆動力を発生するファンモータと、
前記圧縮機本体による圧縮空気の圧力を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に応じ、前記圧縮空気の圧力が所定値未満となった場合に前記主モータを駆動するとともに所定値以上となった場合に前記主モータを停止する主モータ制御手段と、
この主モータ制御手段と連携し、前記主モータが停止後所定時間内に再起動した場合は前記ファンモータを停止させずに駆動を継続し、前記主モータが停止後前記所定時間内に再起動しなかった場合は前記ファンモータを停止させるファンモータ制御手段とを有することを特徴とするスクロール空気圧縮機。 - 請求項1記載のスクロール空気圧縮機において、前記ファンモータ制御手段は、オフディレータイマーコイルと、このオフディレータイマーコイルが通電され励磁されるとONになるとともに、前記オフディレータイマーコイルの前記通電が停止され消磁されて前記所定時間経過するとOFFとなり前記所定時間が経過する前に再度前記オフディレータイマーコイルが通電され励磁されるとONのまま維持されるオフディレータイマー接点とを備えることを特徴とするスクロール空気圧縮機。
- 請求項2記載のスクロール空気圧縮機において、前記ファンモータ制御手段は、前記オフディレータイマーコイルの前記通電が停止され消磁されて前記所定時間経過する前に再度前記オフディレータイマーコイルが通電され励磁されると、前記所定時間経過したかどうかの時間のカウントをリセットして再びカウント開始するように構成されていることを特徴とするスクロール空気圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002220910A JP2004060554A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | スクロール空気圧縮機 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013044271A (ja) * | 2011-08-24 | 2013-03-04 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | パッケージ型圧縮機。 |
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-
2002
- 2002-07-30 JP JP2002220910A patent/JP2004060554A/ja active Pending
Cited By (3)
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CN102953963A (zh) * | 2011-08-24 | 2013-03-06 | 株式会社日立产机系统 | 封装型压缩机 |
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