JP2004060064A - 吸汗性を有する防透性織物 - Google Patents
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Abstract
【課題】ソフトな風合いと吸汗性を有する防透性織物を提供すること。
【解決手段】フィラメントの断面形状が2個所以上のくびれ部を有する断面扁平度2〜6の扁平断面であり、かつ艶消し剤を0.2重量%以上含む繊維形成性熱可塑性ポリマーからなるマルチフィラメント(A)で、経糸または緯糸を構成してなる織物であって、カバーファクター(CF)が1300〜3000であることを特徴とする吸汗性を有する防透性織物。
【選択図】 図1
【解決手段】フィラメントの断面形状が2個所以上のくびれ部を有する断面扁平度2〜6の扁平断面であり、かつ艶消し剤を0.2重量%以上含む繊維形成性熱可塑性ポリマーからなるマルチフィラメント(A)で、経糸または緯糸を構成してなる織物であって、カバーファクター(CF)が1300〜3000であることを特徴とする吸汗性を有する防透性織物。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ソフトな風合いを損なうことなく、吸汗性を有する防透性織物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ポリエステルやポリアミドなどの合成繊維は、その優れた特性により衣料用から産業用へと広い範囲に用いられている。特に、ポリエステル繊維は強度、寸法安定性、イージーケアー性等多くの優れた特徴を備えている。このため、ポリエステルなどの合成繊維を用いた織物が、広い範囲で多数提案されている。
【0003】
しかしながら、ポリエステルなどの合成繊維からなる織物は、前記の優れた性質を有する反面、透け感があり、衣料用に用いた場合に下着等が気になるという欠点があった。
【0004】
かかる合成繊維の透け感を防止する方法としては、酸化チタンなどの無機微粒子を練り込む方法が知られている。この方法では、繊維自身の防透性は向上するものの、経糸と緯糸とで形成される空隙からの光の透過を防ぐため、織物密度を密にする必要があり、ソフト感に欠けるという問題があった。
【0005】
他方、合成繊維からなる織物では、綿などの天然繊維からなる織物と比較して、一般的に吸汗性に劣るという欠点があった。
【0006】
このため、合成繊維に吸汗性を付与する方法として、親水化剤を用いて織物に吸水加工を施すことなどが知られているが、用途によっては、さらに優れた吸汗性が望まれていた。
【0007】
これまで、ソフトな風合いと防透性を有し、さらには優れた吸汗性をも有する織物の提案は、十分にはなされておらず、その提案が望まれていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来技術の問題を解消するためになされたものであり、本発明の目的は、ソフトな風合いと吸汗性を有する防透性織物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、フィラメントが特定のくびれ部を有する扁平断面糸であるマルチフィラメントを、経糸又は緯糸として織物を構成することにより、マルチフィラメントが、織物組織点の接圧により緻密でワイドに広がった集合体となり、経糸と緯糸とで形成される空隙を小さくすることができ、その結果、優れたソフト性と防透性を有する織物が得られること、また、かかる織物はくびれ部の毛細管現象で優れた吸汗性を有することを見出した。そして、さらに鋭意検討を重ねることにより、本発明を完成するに至った。
【0010】
かくして、本発明によれば、「フィラメントの断面形状が2個所以上のくびれ部を有する断面扁平度2〜6の扁平断面であり、かつ艶消し剤を0.2重量%以上含む繊維形成性熱可塑性ポリマーからなるマルチフィラメント(A)で、経糸または緯糸を構成してなる織物であって、カバーファクター(CF)が1300〜3000であることを特徴とする吸汗性を有する防透性織物」が提供される。
【0011】
その際、マルチフィラメント(A)が無撚であると、より優れた防透性が得られ好ましい。かかる防透性としては、△L値で15以下であることが好ましい。また、吸汗性としては40mm以上であることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の防透性織物の経糸又は緯糸を構成するマルチフィラメント(A)は、繊維軸に対して直角方向の断面形状(横断面形状)が、2個所以上(好ましくは3〜5個所)のくびれ部を有する断面扁平度2〜6(好ましくは3〜5)のフィラメント(単糸)からなる。
【0013】
ここで、断面扁平度とは、フィラメントの横断面において、長辺の長さ(B)と短辺の長さ(C)との比(B/C)である。該断面扁平度が2よりも小さいと、フィラメントの曲げ剛性が高くなるため、ソフトな風合いを得ることができず好ましくない。同時に、該断面扁平度が2よりも小さいと、織物中のマルチフィラメント(A)がワイドに広がった集合形態を形成し難くなり、経糸と緯糸とで形成される空隙が大きくなり、その結果、空隙から光が透過し、十分な防透性を得ることができず好ましくない。逆に、該断面扁平度が6を越えると、製糸性が困難となるため好ましくない。
【0014】
次に、前記のくびれ部とは図1に模式的に示すように、短辺の長さ(C)が短くなっている部分のことである。かかるくびれ部において、凹部の深さとしては、短辺の長さ(C)の最大値と最小値の比(Cの最大/Cの最小)で、1.05以上(好ましくは1.1以上)となる深さであることが好ましい。また、図1において、凹部が両側部に形成されているものを例示するが、一方の側部にのみ、凹部が形成されていてもよい。該くびれ部の個数は2個所以上である必要があり、くびれ部が1個所以下では、くびれ部において十分な毛細管現象が作用せず、満足な吸汗性が得られず好ましくない。該くびれ部の個数は2個所以上であれば特に限定されないが、製糸性を考慮すると3〜5箇所が適当である。なお、図1は、くびれ部が3個所の場合を例示するものである。
【0015】
次に、マルチフィラメント(A)は、艶消し剤を0.2重量%以上(好ましくは0.4〜3.5重量%、より好ましくは1.0〜2.5重量%)含む繊維形成性熱可塑性ポリマーからなる。
【0016】
該繊維形成性熱可塑性ポリマーとしては、特に限定されないが、ポリエチレンテレフタレートやポリトリメチレンテレフタレートに代表されるポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレンなどの合成繊維を使用することができる。なかでも、製造の容易さから、溶融紡糸で得られるポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレンなどの合成繊維が好ましく例示される。
【0017】
そして、該繊維形成性熱可塑性ポリマーに含まれる艶消し剤としては、二酸化チタンなどの公知の無機微粒子を使用することができる。かかる艶消し剤の重量比率が、繊維重量に対して0.2重量%未満では、光の反射率が小さくなり、十分な防透性を得ることができず好ましくない。
【0018】
前記の繊維形成性熱可塑性ポリマーには、艶消し剤以外に、本発明の目的を損なわない範囲内で必要に応じて、微細孔形成剤、カチオン可染剤、着色防止剤、熱安定剤、難燃剤、蛍光増白剤、着色剤、帯電防止剤、吸湿剤、抗菌剤、無機微粒子等を1種又は2種以上を添加してもよい。
【0019】
マルチフィラメント(A)の繊維形態としては、特に限定されず、長繊維でも短繊維でもよい。なかでも、経糸と緯糸とで形成される空隙を小さくするために、無撚または甘撚りされた長繊維が好ましく例示される。特に、無撚の長繊維であることが特に好ましい。
【0020】
該マルチフィラメント(A)は、仮撚捲縮加工や、タスラン加工やインターレース加工などの空気加工が施されたものでもよい。
【0021】
該マルチフィラメント(A)の総繊度、単糸繊度については、特に限定されないが、風合いの点で、総繊度30〜170dtex(より好ましくは50〜100dtex)、単糸繊度0.5〜5dtex(より好ましくは1〜4dtex)の範囲が適当である。
【0022】
本発明の防透性織物において、経糸または緯糸が、前記のマルチフィラメント(A)で構成される。ここで、マルチフィラメント(A)で経糸と緯糸を構成してもよいし、マルチフィラメント(A)で、経糸と緯糸のどちらかを構成し、他方の糸として、制電糸などの機能糸を使用してもよい。また、マルチフィラメント(A)で、経糸または緯糸を構成する際、本発明の目的を損なわない範囲内で少量、他の糸と混ぜ合わせてもよい。
【0023】
次に、本発明の織物において、カバーファクター(CF)が1300〜3000である必要がある。
【0024】
ここで、カバーファクター(CF)は表されるものである。
CF=(DWp/1.1)1/2×MWp+(DWf/1.1)1/2×MWf
ただし、DWpは経糸総繊度(dtex)、MWpは経糸織密度(本/2.54cm)、DWfは緯糸総繊度(dtex)、MWfは緯糸織密度(本/2.54cm)である。
【0025】
該CFが、1300よりも小さいと、経糸と緯糸とで形成される空隙が大きくなり、防透性が低下するためこのましくない。逆に、該CFが3000よりも大きいと、風合いのソフト性が低下するため好ましくない。
【0026】
本発明の防透性織物において、織組織は特に限定されず、平組織、綾組織、サテン組織など公知の織組織を使用することができる。この際、平組織を使用する場合は、前記のCFは1400〜1800の範囲が好ましく、1500〜1700の範囲が特に好ましい。また、綾組織を使用する場合は、1900〜2400の範囲が好ましく、2000〜2300の範囲が特に好ましい。
【0027】
本発明の防透性織物は、前記のマルチフィラメント(A)を経糸又は緯糸に用いて常法の製織方法で製織することができる。また、アルカリ減量加工や常法の染色仕上げ加工が施されてもよい。さらには、常法の吸水加工、撥水加工、起毛加工、さらには、紫外線遮蔽あるいは制電剤、抗菌剤、消臭剤、防虫剤、蓄光剤、再帰反射剤等の機能を付与する各種加工を付加適用してもよい。
【0028】
このようにして得られた本発明の防透性織物は、防透性としては、△L値で15以下(より好ましくは13.5以下)であることが好ましい。また、吸汗性としては40mm以上(より好ましくは45mm以上)であることが好ましい。
【0029】
ここで、本発明でいう防透性とは、JIS Z 8729で規定するL値を、白板をバックに置いたとき(Lw)と、黒板をバックに置いたとき(Lb)について測定し、下記式により、求めるものとする。
△L=Lw−Lb
これらの防透性及び吸汗性を有する織物は、前記のマルチフィラメント(A)を経糸又は緯糸に用いて、CFの値を前記の範囲内で適宜選定することにより、容易に得られる。
【0030】
本発明の防透性織物において、マルチフィラメント(A)を構成するフィラメントの横断面形状が扁平であるため、織物中において、マルチフィラメント(A)は、織物組織点の接圧により、緻密かつワイドに広がった構造を有する。その結果、経糸と緯糸とで形成される空隙が小さくなり、空隙からの光の透過を防止できるため、優れた防透性を得ることができる。さらに、フラットな扁平形状と比べて、表面に凹凸部があるため、艶消し剤が光を乱反射し、より一層優れた防透性が得られる。
【0031】
また、マルチフィラメント(A)がワイドに広がった構造を有するため、曲げ剛性が低くなり、ソフトな風合いを得ることができる。さらには、織物組織点において、くびれ部(凹部)は他方の糸に接触し難いため経糸と緯糸との摩擦が小さくなり、フラットな扁平形状を有するものよりも、一層ソフトな風合いを得ることができる。
【0032】
さらに、フィラメントのくびれ部に毛細管現象で水分が拡散されるため、優れた吸汗性が得られる。
【0033】
【実施例】
次に本発明の実施例及び比較例を詳述するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、実施例中の各測定項目は下記の方法で測定した。
<防透性>JIS Z 8729で規定するL値を、白板をバックに置いたとき(Lw)と、黒板をバックに置いたとき(Lb)について測定し、下記式により求めた。
△L=Lw−Lb
<吸汗性>JIS1096(バイレック法)により測定した。
<風合い>ハンドリングにてソフト性を評価し、ソフト、ややソフト、普通、やや硬い、硬いの5段階評価を行った。
<総合評価>非常に優れているものを◎、優れているものを○、やや劣るものを△、劣るものを×とした。
【0034】
[実施例1]
艶消し剤としての二酸化チタンを2.5重量%含むポリエチレンテレフタレートを4つ山扁平断面(くびれ部3個所)に穿孔された口金より、紡糸温度300℃で紡出し、4000m/minで引き取り、一旦巻き取ることなく引き続き1.3倍に延伸し、フィラメントの横断面形状が図1に示すような、くびれ部(短辺の長さCの最大/最小=1.2)を3個所有する扁平断面(断面扁平度3.2)のマルチフィラメント(A)84dtex/30filを得た。
【0035】
次いで、該マルチフィラメント(A)を無撚で、経緯100%使用し、常法の製織方法により平織物を得た。そして、常法の染色加工を施すことにより、カバファクター1700の防透性布帛を得た。
【0036】
該防透性布帛において、吸汗性55mm、防透性12.5、風合いソフトで、総合評価◎であった。
【0037】
[実施例2]
実施例1において、フィラメントの横断面形状を、くびれ部(短辺の長さCの最大/最小=1.2)を2個所有する扁平断面(断面扁平度3.2)に変える以外は実施例1と同様にして、防透性布帛を得た。
【0038】
該防透性布帛において、吸汗性50mm、防透性12.4、風合いソフトで、総合評価◎であった。
【0039】
[比較例1]
実施例1において、フィラメントの横断面形状を、くびれ部のないフラット扁平断面(断面扁平度3.2)に変える以外は実施例1と同様にして、防透性布帛を得た。
【0040】
該防透性布帛において、吸汗性20mm、防透性13.4、風合いややソフトで、総合評価△であった。
【0041】
[比較例2]
実施例1において、フィラメントの横断面形状を、丸断面に変える以外は実施例1と同様にして、防透性布帛を得た。
【0042】
該防透性布帛において、吸汗性22mm、防透性15.0、風合いやや硬いで、総合評価×であった。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、ソフトな風合いと吸汗性を有する防透性織物が提供される。かかる防透性布帛は、裏地やトーブなど防透性を必要とする用途に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るくびれ部を有する扁平断面形状を模式的に例示したものである。
【符号の説明】
1 くびれ部
【発明の属する技術分野】
本発明は、ソフトな風合いを損なうことなく、吸汗性を有する防透性織物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ポリエステルやポリアミドなどの合成繊維は、その優れた特性により衣料用から産業用へと広い範囲に用いられている。特に、ポリエステル繊維は強度、寸法安定性、イージーケアー性等多くの優れた特徴を備えている。このため、ポリエステルなどの合成繊維を用いた織物が、広い範囲で多数提案されている。
【0003】
しかしながら、ポリエステルなどの合成繊維からなる織物は、前記の優れた性質を有する反面、透け感があり、衣料用に用いた場合に下着等が気になるという欠点があった。
【0004】
かかる合成繊維の透け感を防止する方法としては、酸化チタンなどの無機微粒子を練り込む方法が知られている。この方法では、繊維自身の防透性は向上するものの、経糸と緯糸とで形成される空隙からの光の透過を防ぐため、織物密度を密にする必要があり、ソフト感に欠けるという問題があった。
【0005】
他方、合成繊維からなる織物では、綿などの天然繊維からなる織物と比較して、一般的に吸汗性に劣るという欠点があった。
【0006】
このため、合成繊維に吸汗性を付与する方法として、親水化剤を用いて織物に吸水加工を施すことなどが知られているが、用途によっては、さらに優れた吸汗性が望まれていた。
【0007】
これまで、ソフトな風合いと防透性を有し、さらには優れた吸汗性をも有する織物の提案は、十分にはなされておらず、その提案が望まれていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来技術の問題を解消するためになされたものであり、本発明の目的は、ソフトな風合いと吸汗性を有する防透性織物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、フィラメントが特定のくびれ部を有する扁平断面糸であるマルチフィラメントを、経糸又は緯糸として織物を構成することにより、マルチフィラメントが、織物組織点の接圧により緻密でワイドに広がった集合体となり、経糸と緯糸とで形成される空隙を小さくすることができ、その結果、優れたソフト性と防透性を有する織物が得られること、また、かかる織物はくびれ部の毛細管現象で優れた吸汗性を有することを見出した。そして、さらに鋭意検討を重ねることにより、本発明を完成するに至った。
【0010】
かくして、本発明によれば、「フィラメントの断面形状が2個所以上のくびれ部を有する断面扁平度2〜6の扁平断面であり、かつ艶消し剤を0.2重量%以上含む繊維形成性熱可塑性ポリマーからなるマルチフィラメント(A)で、経糸または緯糸を構成してなる織物であって、カバーファクター(CF)が1300〜3000であることを特徴とする吸汗性を有する防透性織物」が提供される。
【0011】
その際、マルチフィラメント(A)が無撚であると、より優れた防透性が得られ好ましい。かかる防透性としては、△L値で15以下であることが好ましい。また、吸汗性としては40mm以上であることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の防透性織物の経糸又は緯糸を構成するマルチフィラメント(A)は、繊維軸に対して直角方向の断面形状(横断面形状)が、2個所以上(好ましくは3〜5個所)のくびれ部を有する断面扁平度2〜6(好ましくは3〜5)のフィラメント(単糸)からなる。
【0013】
ここで、断面扁平度とは、フィラメントの横断面において、長辺の長さ(B)と短辺の長さ(C)との比(B/C)である。該断面扁平度が2よりも小さいと、フィラメントの曲げ剛性が高くなるため、ソフトな風合いを得ることができず好ましくない。同時に、該断面扁平度が2よりも小さいと、織物中のマルチフィラメント(A)がワイドに広がった集合形態を形成し難くなり、経糸と緯糸とで形成される空隙が大きくなり、その結果、空隙から光が透過し、十分な防透性を得ることができず好ましくない。逆に、該断面扁平度が6を越えると、製糸性が困難となるため好ましくない。
【0014】
次に、前記のくびれ部とは図1に模式的に示すように、短辺の長さ(C)が短くなっている部分のことである。かかるくびれ部において、凹部の深さとしては、短辺の長さ(C)の最大値と最小値の比(Cの最大/Cの最小)で、1.05以上(好ましくは1.1以上)となる深さであることが好ましい。また、図1において、凹部が両側部に形成されているものを例示するが、一方の側部にのみ、凹部が形成されていてもよい。該くびれ部の個数は2個所以上である必要があり、くびれ部が1個所以下では、くびれ部において十分な毛細管現象が作用せず、満足な吸汗性が得られず好ましくない。該くびれ部の個数は2個所以上であれば特に限定されないが、製糸性を考慮すると3〜5箇所が適当である。なお、図1は、くびれ部が3個所の場合を例示するものである。
【0015】
次に、マルチフィラメント(A)は、艶消し剤を0.2重量%以上(好ましくは0.4〜3.5重量%、より好ましくは1.0〜2.5重量%)含む繊維形成性熱可塑性ポリマーからなる。
【0016】
該繊維形成性熱可塑性ポリマーとしては、特に限定されないが、ポリエチレンテレフタレートやポリトリメチレンテレフタレートに代表されるポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレンなどの合成繊維を使用することができる。なかでも、製造の容易さから、溶融紡糸で得られるポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレンなどの合成繊維が好ましく例示される。
【0017】
そして、該繊維形成性熱可塑性ポリマーに含まれる艶消し剤としては、二酸化チタンなどの公知の無機微粒子を使用することができる。かかる艶消し剤の重量比率が、繊維重量に対して0.2重量%未満では、光の反射率が小さくなり、十分な防透性を得ることができず好ましくない。
【0018】
前記の繊維形成性熱可塑性ポリマーには、艶消し剤以外に、本発明の目的を損なわない範囲内で必要に応じて、微細孔形成剤、カチオン可染剤、着色防止剤、熱安定剤、難燃剤、蛍光増白剤、着色剤、帯電防止剤、吸湿剤、抗菌剤、無機微粒子等を1種又は2種以上を添加してもよい。
【0019】
マルチフィラメント(A)の繊維形態としては、特に限定されず、長繊維でも短繊維でもよい。なかでも、経糸と緯糸とで形成される空隙を小さくするために、無撚または甘撚りされた長繊維が好ましく例示される。特に、無撚の長繊維であることが特に好ましい。
【0020】
該マルチフィラメント(A)は、仮撚捲縮加工や、タスラン加工やインターレース加工などの空気加工が施されたものでもよい。
【0021】
該マルチフィラメント(A)の総繊度、単糸繊度については、特に限定されないが、風合いの点で、総繊度30〜170dtex(より好ましくは50〜100dtex)、単糸繊度0.5〜5dtex(より好ましくは1〜4dtex)の範囲が適当である。
【0022】
本発明の防透性織物において、経糸または緯糸が、前記のマルチフィラメント(A)で構成される。ここで、マルチフィラメント(A)で経糸と緯糸を構成してもよいし、マルチフィラメント(A)で、経糸と緯糸のどちらかを構成し、他方の糸として、制電糸などの機能糸を使用してもよい。また、マルチフィラメント(A)で、経糸または緯糸を構成する際、本発明の目的を損なわない範囲内で少量、他の糸と混ぜ合わせてもよい。
【0023】
次に、本発明の織物において、カバーファクター(CF)が1300〜3000である必要がある。
【0024】
ここで、カバーファクター(CF)は表されるものである。
CF=(DWp/1.1)1/2×MWp+(DWf/1.1)1/2×MWf
ただし、DWpは経糸総繊度(dtex)、MWpは経糸織密度(本/2.54cm)、DWfは緯糸総繊度(dtex)、MWfは緯糸織密度(本/2.54cm)である。
【0025】
該CFが、1300よりも小さいと、経糸と緯糸とで形成される空隙が大きくなり、防透性が低下するためこのましくない。逆に、該CFが3000よりも大きいと、風合いのソフト性が低下するため好ましくない。
【0026】
本発明の防透性織物において、織組織は特に限定されず、平組織、綾組織、サテン組織など公知の織組織を使用することができる。この際、平組織を使用する場合は、前記のCFは1400〜1800の範囲が好ましく、1500〜1700の範囲が特に好ましい。また、綾組織を使用する場合は、1900〜2400の範囲が好ましく、2000〜2300の範囲が特に好ましい。
【0027】
本発明の防透性織物は、前記のマルチフィラメント(A)を経糸又は緯糸に用いて常法の製織方法で製織することができる。また、アルカリ減量加工や常法の染色仕上げ加工が施されてもよい。さらには、常法の吸水加工、撥水加工、起毛加工、さらには、紫外線遮蔽あるいは制電剤、抗菌剤、消臭剤、防虫剤、蓄光剤、再帰反射剤等の機能を付与する各種加工を付加適用してもよい。
【0028】
このようにして得られた本発明の防透性織物は、防透性としては、△L値で15以下(より好ましくは13.5以下)であることが好ましい。また、吸汗性としては40mm以上(より好ましくは45mm以上)であることが好ましい。
【0029】
ここで、本発明でいう防透性とは、JIS Z 8729で規定するL値を、白板をバックに置いたとき(Lw)と、黒板をバックに置いたとき(Lb)について測定し、下記式により、求めるものとする。
△L=Lw−Lb
これらの防透性及び吸汗性を有する織物は、前記のマルチフィラメント(A)を経糸又は緯糸に用いて、CFの値を前記の範囲内で適宜選定することにより、容易に得られる。
【0030】
本発明の防透性織物において、マルチフィラメント(A)を構成するフィラメントの横断面形状が扁平であるため、織物中において、マルチフィラメント(A)は、織物組織点の接圧により、緻密かつワイドに広がった構造を有する。その結果、経糸と緯糸とで形成される空隙が小さくなり、空隙からの光の透過を防止できるため、優れた防透性を得ることができる。さらに、フラットな扁平形状と比べて、表面に凹凸部があるため、艶消し剤が光を乱反射し、より一層優れた防透性が得られる。
【0031】
また、マルチフィラメント(A)がワイドに広がった構造を有するため、曲げ剛性が低くなり、ソフトな風合いを得ることができる。さらには、織物組織点において、くびれ部(凹部)は他方の糸に接触し難いため経糸と緯糸との摩擦が小さくなり、フラットな扁平形状を有するものよりも、一層ソフトな風合いを得ることができる。
【0032】
さらに、フィラメントのくびれ部に毛細管現象で水分が拡散されるため、優れた吸汗性が得られる。
【0033】
【実施例】
次に本発明の実施例及び比較例を詳述するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、実施例中の各測定項目は下記の方法で測定した。
<防透性>JIS Z 8729で規定するL値を、白板をバックに置いたとき(Lw)と、黒板をバックに置いたとき(Lb)について測定し、下記式により求めた。
△L=Lw−Lb
<吸汗性>JIS1096(バイレック法)により測定した。
<風合い>ハンドリングにてソフト性を評価し、ソフト、ややソフト、普通、やや硬い、硬いの5段階評価を行った。
<総合評価>非常に優れているものを◎、優れているものを○、やや劣るものを△、劣るものを×とした。
【0034】
[実施例1]
艶消し剤としての二酸化チタンを2.5重量%含むポリエチレンテレフタレートを4つ山扁平断面(くびれ部3個所)に穿孔された口金より、紡糸温度300℃で紡出し、4000m/minで引き取り、一旦巻き取ることなく引き続き1.3倍に延伸し、フィラメントの横断面形状が図1に示すような、くびれ部(短辺の長さCの最大/最小=1.2)を3個所有する扁平断面(断面扁平度3.2)のマルチフィラメント(A)84dtex/30filを得た。
【0035】
次いで、該マルチフィラメント(A)を無撚で、経緯100%使用し、常法の製織方法により平織物を得た。そして、常法の染色加工を施すことにより、カバファクター1700の防透性布帛を得た。
【0036】
該防透性布帛において、吸汗性55mm、防透性12.5、風合いソフトで、総合評価◎であった。
【0037】
[実施例2]
実施例1において、フィラメントの横断面形状を、くびれ部(短辺の長さCの最大/最小=1.2)を2個所有する扁平断面(断面扁平度3.2)に変える以外は実施例1と同様にして、防透性布帛を得た。
【0038】
該防透性布帛において、吸汗性50mm、防透性12.4、風合いソフトで、総合評価◎であった。
【0039】
[比較例1]
実施例1において、フィラメントの横断面形状を、くびれ部のないフラット扁平断面(断面扁平度3.2)に変える以外は実施例1と同様にして、防透性布帛を得た。
【0040】
該防透性布帛において、吸汗性20mm、防透性13.4、風合いややソフトで、総合評価△であった。
【0041】
[比較例2]
実施例1において、フィラメントの横断面形状を、丸断面に変える以外は実施例1と同様にして、防透性布帛を得た。
【0042】
該防透性布帛において、吸汗性22mm、防透性15.0、風合いやや硬いで、総合評価×であった。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、ソフトな風合いと吸汗性を有する防透性織物が提供される。かかる防透性布帛は、裏地やトーブなど防透性を必要とする用途に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るくびれ部を有する扁平断面形状を模式的に例示したものである。
【符号の説明】
1 くびれ部
Claims (4)
- フィラメントの断面形状が2個所以上のくびれ部を有する断面扁平度2〜6の扁平断面であり、かつ艶消し剤を0.2重量%以上含む繊維形成性熱可塑性ポリマーからなるマルチフィラメント(A)で、経糸または緯糸を構成してなる織物であって、カバーファクター(CF)が1300〜3000であることを特徴とする吸汗性を有する防透性織物。
- マルチフィラメント(A)が無撚である請求項1に記載の吸汗性を有する防透性織物。
- 防透性が、△L値で15以下である、請求項1または請求項2に記載の吸汗性を有する防透性織物。
- 吸汗性が40mm以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の吸汗性を有する防透性織物。
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