JP2004059308A - 乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置 - Google Patents

乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】手摺ベルトのたるみを防止して手摺ベルトと手摺シーブとの間に常に充分な摩擦力を確保して手摺ベルトを適正に駆動することができる乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置を提供する。
【解決手段】乗客コンベアの欄干部3に設けられた無端状の手摺ベルト4の一部を手摺シーブ5に巻き掛け、前記手摺シーブ5の回転による摩擦力で前記手摺ベルト4を無限走行させる乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置において、前記手摺シーブ5に対する手摺ベルト4の巻き掛け部に、手摺ベルト4を一定の長さの区間に渡って手摺ベルト4を手摺シーブ5に押し付けてそのたるみを防止するたるみ防止具10を設ける。たるみ防止具10は、チエーン状のホルダーにその長手方向に沿って所定のピッチで並ぶように回転自在に複数のローラを取り付けてなり、そのローラが手摺ベルト4に接触するように押し付ける。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアに設けられる手摺ベルトの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
乗客コンベアは、乗客が乗り込む多数のステップを無端状に連結してなるステップ列と、このステップ列の両側に設置される欄干部とで構成されている。図9には乗客コンベアの一例であるエスカレータの一部の構成を示してあり、このエスカレータは多数のステップ1を無端状に連結してなるステップ列2の側部に欄干部3を設けてなり、ステップ列2が建屋の下階と上階との間で無限走行するようになっている。
【0003】
欄干部3にはステップ列2と同期してそのステップ列2と同方向に同速度で無限走行する手摺ベルト4が設けられている。そしてエスカレータが設置された上階側の階床部には、図10に示すように、手摺ベルト4を駆動する手摺シーブ5が設けられ、この手摺シーブ5がモータ(図示せず)により駆動されて回転するようになっている。
【0004】
そしてこの手摺シーブ5の周面に手摺ベルト4の途中の一部が複数の案内ローラ6を介して巻き掛けられている。さらに手摺シーブ5の下方には一対の押付けローラ7が設けられ、これらの押付けローラ7により手摺ベルト4が手摺シーブ5の周面に押し付けられている。
【0005】
通常時においては、手摺シーブ5が回転すると、この手摺シーブ5の周面のゴム面と手摺ベルト4の内面との間の摩擦力で手摺ベルト4が無限走行するように連続的に駆動される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような手摺ベルト駆動装置において、手摺ベルト4に対する駆動力は、設計上では手摺シーブ5に巻き掛けられた手摺ベルト4とその手摺シーブ5との接触面積、および押付けローラ7による押圧力により決定される。
【0007】
通常ならば、手摺ベルト4は手摺シーブ5の周面に密着し、設計どおりの適正な駆動力を得ることができるが、手摺ベルト4のなじみや初期延び等の影響で手摺ベルト4の延び取り状態が不適正となったような場合、あるいは経年変化等で手摺ベルト4に伸びが生じたような場合には、手摺シーブ5に対する手摺ベルト4の巻き掛け部分に微少なたるみが生じる。
【0008】
手摺ベルト4は一対の押付けローラ7で手摺シーブ5に押し付けられているが、前記たるみはその一対の押付けローラ7の相互間の部分に生じる。そしてこのたるみにより摩擦力が不足して手摺シーブ5に対して手摺ベルト4がスリップし、手摺ベルト4をステップ列2と同期するように移動させることができなくなるという問題が起きる。
【0009】
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、手摺ベルトのたるみを防止して手摺ベルトと手摺シーブとの間に常に充分な摩擦力を確保して手摺ベルトを適正に駆動することができる乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、乗客コンベアの欄干部に設けられた無端状の手摺ベルトの一部を手摺シーブに巻き掛け、前記手摺シーブの回転による摩擦力で前記手摺ベルトを無限走行させる乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置において、前記手摺シーブに対する手摺ベルトの巻き掛け部に、手摺ベルトを一定の長さの区間に渡って手摺ベルトを手摺シーブに押し付けてそのたるみを防止するたるみ防止具を設けたことを特徴としている。
【0011】
請求項2の発明は、前記たるみ防止具が、屈曲自在な一方向に長いホルダーと、このホルダーにその長手方向に沿って所定のピッチで並ぶようにそれぞれ回転自在に取り付けられた複数のローラとを備え、このたるみ防止具の両端部を支持し、前記各ローラが前記手摺ベルトに接触するように押し付けてなることを特徴としている。
【0012】
請求項3の発明は、前記たるみ防止具の両端部の支持部間におけるたるみ防止具の長さを変える長さ調整手段を備えていることを特徴としている。
【0013】
請求項4の発明は、前記たるみ防止具がリンク機構を介して手摺ベルトに押し付けられていることを特徴としている。
【0014】
請求項5の発明は、前記たるみ防止具が弾性部材を介して手摺ベルトに弾性的に押し付けられていることを特徴としている。
【0015】
請求項6の発明は、前記たるみ防止具の手摺ベルトに対する押し付けおよびその解除を行なう操作機構と、乗客コンベアの起動時の信号が入力される制御部とを備え、前記制御部への前記信号の入力時にのみ、前記操作機構を動作させて前記たるみ防止具の手摺ベルトに対する押し付け状態を保持することを特徴としている。
【0016】
請求項7の発明は、乗客コンベアがその運転開始用のキースイッチ機構を備え、前記制御部に前記信号を入力させる手段として、前記キースイッチ機構にキーを差し込んで操作する動作を利用することを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図1ないし図8を参照して説明する。なお、従来の構成と対応する部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図1には第1の実施形態を示してあり、この実施形態においては、手摺シーブ5の下側にたるみ防止具10が設けられている。このたるみ防止具10は手摺シーブ5の周方向に沿う一定の長さを有し、一対の押付けローラ7の相互間において手摺ベルト4に接するように設けられている。
【0018】
このたるみ防止具10の具体的な構造を図2に示してあり、このたるみ防止具10は、屈曲自在な一方向に長いチエーン状のホルダー12と、このホルダー12にその長手方向に沿って所定のピッチで並ぶようにそれぞれ回転自在に取り付けられた複数のローラ13とで構成されている。
【0019】
ホルダー12は、各ローラ13の両側に平行に並ぶようにそれぞれ複数ずつのリンクプレート15を設けるとともに、その一方側と他方側の各リンクプレート15の端部相互を順次ピン16を介してそれぞれ回動自在に連結してなる。そして前記各ピン16により各ローラ13が回転自在に支持されている。
このたるみ防止具10は、フレーム17の内側に配置されてその両端部間に支持されている。すなわち、フレーム17は円弧状に湾曲する樋形状をなし、このフレーム17の内側にたるみ防止具10が配置されているとともに、このたるみ防止具10におけるホルダー12の一端側の端部が、図3に示すようにピン18を介してフレーム17の一端側の端部に回動自在に取り付けられている。
そしてホルダー12の他端側の端部には、図4に示すようにピン19が取り付けられ、このピン19がフレーム17の他端側の端部に形成された長孔20内に摺動自在に嵌合されている。
【0020】
ホルダー12の他端側の端部には前記ピン19を介してねじ軸23が連結され、このねじ軸23がフレーム17の他端側の端部の端壁17aを貫通して外部に突出し、その突出部にナット25が螺着され、このナット25を回すことによりたるみ防止具10を長手方向に伸縮移動させることができるようになっている。
【0021】
このように、たるみ防止具10は、フレーム17の両端部間に前記ピン18およびナット25を介してフレーム17に沿って円弧状に湾曲するように宙吊り状態、つまり各ローラ13がフレーム17の内底面から浮き上がる状態に架設されて支持されている。
【0022】
そしてナット25を回し、その支持部間におけるたるみ防止具10の長さを変えることによりその円弧の曲率の大きさを調整することができ、この調整操作によりたるみ防止具10の円弧の形状が、手摺シーブ5に巻き掛けられた手摺ベルト4の円弧の形状に対応するように設定される。
【0023】
図1に示すように、フレーム17の中間部の下面にはブラケット28が取り付けられ、このブラケット28とエスカレータ据付用のトラス29との間にリンク機構30が設けられている。
【0024】
リンク機構30は、リンクレバー31およびリンクロッド32を備え、リンクレバー31はほぼL状をなし、中間部がピン34を介してトラス29に回動自在に支持され、一端側の端部が前記ブラケット28にピン33を介して回動自在に連結されている。
【0025】
リンクロッド32はトラス29の側部に設けられた突片36を摺動自在に貫通し、このリンクロッド32の一端側の端部が前記リンクレバー31の他端側の端部にピン37を介して回動自在に連結され、これによりリンクロッド32の軸方向の移動に応じてたるみ防止具10が上下に変位するようになっている。
【0026】
リンクロッド32の他端側はトラス29の機械室側に延びているとともに、その端部に止金38が取り付けられ、この止金38と突片36との間にスプリング39が設けられ、このスプリング39によりリンクロッド32が右方向に、またたるみ防止具10が上方にそれぞれ弾性的に付勢されている。
【0027】
たるみ防止具10の各ローラ13は、手摺シーブ5に巻き掛けられた手摺ベルト4に前記スプリング39による付勢力で弾性的に接触するようにその手摺ベルト4に所定の圧力で押し付けられている。
エスカレータの運転時には手摺シーブ5が回転し、この回転に応じて手摺ベルト4が手摺シーブ5との摩擦力で無限走行する。手摺ベルト4の走行時にはたるみ防止具10の各ローラ13が手摺ベルト4との摩擦力で回転する。
【0028】
手摺ベルト4はたるみ防止具10の各ローラ13により手摺シーブ5に弾性的に押し付けられており、このため手摺ベルト4にたるみが生じるようなことがなく、手摺ベルト4と手摺シーブ5との密着性が良好に保たれる。
【0029】
たるみ防止具10の各ローラ13は屈曲自在なホルダー12を介して支持されており、したがってその各ローラ13が手摺ベルト4の一定区間に渡って均等的に接触し、このため手摺ベルト4がより的確に手摺シーブ5に密着する。
【0030】
したがって、手摺ベルト4と手摺シーブ5との間に常に充分な摩擦力を確保することができ、これにより手摺ベルト4を常に適正に走行させることができる。
【0031】
たるみ防止具10は、ピン33を介してリンクレバー31に回動自在に取り付けられており、このためリンク機構30に組立上の取付誤差等があってもそれを吸収して手摺シーブ5に対するたるみ防止具10の当りずれを防止することができる。
【0032】
エスカレータの据付時には、手摺シーブ5に手摺ベルト4を巻き掛けた後にリンク機構30のリンクロッド32を操作してたるみ防止具10を手摺ベルト4に押し付け、かつスプリング39を装着して弾性的に付勢するわけであるが、前記リンクロッド32は作業員が入り込むトラス29の機械室側に延びており、このためたるみ防止具10の近傍にまで手を差込むことなく、たるみ防止具10の押し付け作業およびスプリング39の装着作業を容易に能率よく行なうことができる。
図5および図6には第2の実施形態を示してあり、この実施形態においては、前記第1の実施形態の場合と同様のたるみ防止具10を一対のスプリング機構43で支持して手摺ベルト4に弾性的に押し付けるように構成されている。
【0033】
各スプリング機構43は、図6に示すように、トラス29に取り付けられたスプリングケース44を備え、このスプリングケース44の下端面にはナット45が固着され、このナット45にスプリングケース44の下方から調整ねじ46が螺挿され、この調整ねじ46の先端部がスプリングケース44内に突出し、その突出端部にプレート57が水平に取り付けられている。
【0034】
また、たるみ防止具10におけるフレーム17の下面にはロッド50が取り付けられ、このロッド50がスプリングケース44の上端面からその内部に挿入され、その挿入端部にプレート51が水平に取り付けられている。
【0035】
そしてスプリングケース44内の前記プレート47,51間にスプリング52が設けられ、このスプリング52によりたるみ防止具10が支持されているとともに、そのスプリング52の付勢力により各ローラ13が手摺ベルト4に弾性的に接するように押し付けられている。
【0036】
このような構成においても、前記第1の実施形態の場合と同様に、手摺ベルト4がたるみ防止具10の各ローラ13により手摺シーブ5に弾性的に押し付けられ、このため手摺ベルト4にたるみが生じるようなことがなく、手摺ベルト4と手摺シーブ5との密着性が良好に保たれ、したがって手摺ベルト4と手摺シーブ5との間に常に充分な摩擦力を確保して手摺ベルト4を常に適正に走行させることができる。
【0037】
そして、調整ねじ46を回して軸方向に動かし、スプリング52の軸方向長さを変えることにより、たるみ防止具10を手摺ベルト4に押し付ける弾性力を調整することができる。
【0038】
図7には第3の実施形態を示してあり、この実施形態においては、たるみ防止具10が長尺に構成されている。そしてこのたるみ防止具10は、前記第1および第2の実施形態のように円弧状のフレームを介して支持されているのではなく、その両端部がトラス29等に固定された支持部材60,61を介して支持されてその支持部材60,61間に架設されている。
【0039】
この第3の実施形態の場合には、手摺ベルト4を押し付ける既存の押付けローラは排除され、たるみ防止具10は手摺ベルト4の手摺シーブ5に対する巻き掛け部の全長の区間に渡ってその手摺ベルト4に接触してその手摺ベルト4を押し付けている。そしてたるみ防止具10は、手摺シーブ5から離れる一方側の手摺ベルト4の区間にまでガイド部材62によりガイドされて延びている。
【0040】
たるみ防止具10は一端側の端部にねじ軸63を有し、このねじ軸63が支持部材61を貫通してその外方に突出するとともに、その突出部にナット64が螺着され、このナット64を回すことにより支持部材60,61間におけるたるみ防止具10の長さを調整することができるようになっている。そしてその調整により、手摺ベルト4の巻き掛け部にたるみ防止具10のローラ13が所定の圧力で接触するように押し付けられている。
【0041】
このような構成においても、手摺ベルト4がたるみ防止具10のローラ13により手摺シーブ5に押し付けられるため、手摺ベルト4にたるみが生じるようなことがなく、手摺ベルト4と手摺シーブ5との密着性が良好に保たれ、したがって手摺ベルト4と手摺シーブ5との間に常に充分な摩擦力を確保して手摺ベルト4を常に適正に走行させることができる。
【0042】
そして特にこの実施形態においては、たるみ防止具10が手摺ベルト4の手摺シーブ5に対する巻き掛け部の全長の区間に渡って接触しているから、より確実なたるみ防止効果を得ることができ、またたるみ防止具10を支持するリンク機構やスプリング機構が不要であるから、構成が簡単となり、組立が容易で、また安価となる。
図8には第4の実施形態を示してあり、この実施形態においては、前記第1の実施形態の場合と同様に、たるみ防止具10がフレーム17を介して支持され、そのフレーム17がリンク機構30で支持されている。ただ、この場合のリンク機構30においては、リンクロッド32が操作機構70により操作可能な構成となっている。
【0043】
操作機構70は、駆動源としてのモータ71と、このモータ71の出力軸に取り付けられたピニオン72と、前記リンクロッド32の端部に取り付けられて前記ピニオン72と噛合するラック73とで構成されている。
【0044】
モータ71は、正方向および逆方向に回転し、その正方向の回転によりリンクロッド32が図8における右方向に移動し、この移動でリンクレバー31を介してフレーム17が上方に押し上げられ、たるみ防止具10が手摺ベルト4に押し付けられ、またモータ71の逆方向の回転によりリンクロッド32が図8における左方向に移動し、この移動でリンクレバー31を介してフレーム17が下方に引き下げられ、たるみ防止具10が手摺ベルト4から離れ、その押し付けが解除されるようになっている。
【0045】
トラス29には前記モータ71を制御する制御部74が設けられ、この制御部74にエスカレータの起動時の信号が入力されるようになっている。そして制御部74に前記信号が入力されたとき、すなわちエスカレータの起動時に、制御部74がモータ71を制御してたるみ防止具10を手摺ベルト4に押し付け、エレベータが通常の連続運転に移行した後には、たるみ防止具10の押し付けを解除し、その状態を保持するようになっている。
【0046】
この構成においては、特に手摺ベルト4にたるみが生じやすいエスカレータの起動時にのみ、たるみ防止具10が手摺ベルト4に押し付けられてたるみの発生が防止される。そしてエスカレータの通常連続運転時にはたるみ防止具10が手摺ベルト4から離れるため、たるみ防止具10の経年変化等による劣化を防止して耐久性を高めることができる。
【0047】
エスカレータには、運転を開始する際に操作するキースイッチ機構75が設けられている。そしてこのキースイッチ機構75にキーを差し込んで操作することによりエスカレータの運転を開始させることができるようになっている。そこで、前記制御部74に前記信号を入力させる手段として、前記キースイッチ機構75にキーを差し込んで操作する動作を利用することが可能である。
【0048】
なお、この発明は、前記各実施形態のように標準のエスカレータに適用する場合のほかに、車いすでの乗り込みが可能なエスカレータや、床面にほぼ水平に設置されて動作する動く歩道等の乗客コンベアにおいても同様に適用することが可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、手摺ベルトのたるみを防止し、手摺ベルトと手摺シーブとの間に常に充分な摩擦力を確保して手摺ベルトを適正に駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す側面図。
【図2】その第1の実施形態におけるたるみ防止具を示す側面図。
【図3】図2中のA−A線に沿う断面図。
【図4】前記たるみ防止具の端部を拡大して示す側面図。
【図5】この発明の第2の実施形態を示す側面図。
【図6】図5中のB−B線に沿う断面図。
【図7】この発明の第3の実施形態を示す側面図。
【図8】この発明の第4の実施形態を示す側面図。
【図9】乗客コンベアの一例としてのエスカレータの一部の構造を示す斜視図。
【図10】そのエスカレータの手摺ベルトを駆動する従来の駆動装置を示す側面図。
【符号の説明】
3…欄干部
4…手摺ベルト
5…手摺シーブ
6…案内ローラ
7…押付けローラ
10…たるみ防止具
12…ホルダー
13…ローラ
15…リンクプレート
16…ピン
17…フレーム
23…ねじ軸
25…ナット
30…リンク機構
31…リンクレバー
32…リンクロッド
39…スプリング
43…スプリング機構
52…スプリング
60,61…支持部材
63…ねじ軸
64…ナット
70…操作機構
71…モータ
74…制御部
75…キースイッチ機構

Claims (7)

  1. 乗客コンベアの欄干部に設けられた無端状の手摺ベルトの一部を手摺シーブに巻き掛け、前記手摺シーブの回転による摩擦力で前記手摺ベルトを無限走行させる乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置において、
    前記手摺シーブに対する手摺ベルトの巻き掛け部に、手摺ベルトを一定の長さの区間に渡って手摺ベルトを手摺シーブに押し付けてそのたるみを防止するたるみ防止具を設けたことを特徴とする乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置。
  2. 前記たるみ防止具は、屈曲自在な一方向に長いホルダーと、このホルダーにその長手方向に沿って所定のピッチで並ぶようにそれぞれ回転自在に取り付けられた複数のローラとを備え、このたるみ防止具の両端部を支持し、前記各ローラが前記手摺ベルトに接触するように押し付けてなることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置。
  3. 前記たるみ防止具の両端部の支持部間におけるたるみ防止具の長さを変える長さ調整手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置。
  4. 前記たるみ防止具はリンク機構を介して手摺ベルトに押し付けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置。
  5. 前記たるみ防止具は弾性部材を介して手摺ベルトに弾性的に押し付けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置。
  6. 前記たるみ防止具の手摺ベルトに対する押し付けおよびその解除を行なう操作機構と、乗客コンベアの起動時の信号が入力される制御部とを備え、この制御部への前記信号の入力時にのみ、前記操作機構を動作させて前記たるみ防止具の手摺ベルトに対する押し付け状態を保持することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置。
  7. 乗客コンベアはその運転開始用のキースイッチ機構を備え、前記制御部に前記信号を入力させる手段として、前記キースイッチ機構にキーを差し込んで操作する動作を利用することを特徴とする請求項6に記載の乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置。
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