JP2004059254A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な満載検知フラグを使用して、積載トレイのシートの満載を確実に検知でき、しかもシート積載性を乱さないこと。
【解決手段】プリンタ本体から排出されたシートを受け入れて搬送し、排出口から排出するローラ対330等からなるシート搬送手段であって、シート搬送中にシート搬送速度の変更が可能なシート搬送手段や、排出口上方に回動支点を有し、排出口の下方まで垂らした回動可能な満載検知フラグ600であって、シート排出前の第1のポジションと、シート排出時にシートにより排出口上方に跳ね上げられた第3のポジションと、前記第1,第3のポジションの間の第2のポジションを有し、第2のポジションにてシート面の高さを検知して積載トレイ325に積載されたシートの満載を検知するための満載検知フラグ600など、を備え、排出口からシート後端を排出する際の搬送速度を、シート後端が排出口を通過した後にフラグ600が第3のポジションから第2,第1のポジション方向に回動落下する際に、フラグ先端とシート後端の位置が重力方向において逆転しない範囲に設定することを特徴とする。
【選択図】  図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシート排出時における満載検知フラグとシート後端の位置関係とシートの積載整列性に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、例えば画像形成された後のシートに対して綴じ処理を施すようにしたシート処理装置を備えたものがある。これら従来の装置は、単一なシート及びステイプルで綴じられたシート束の積載を同一の積載トレイ上で行う際、積載トレイの満載を、光透過センサ(発光部と受光部)によって行っている製品が多かった。
【0003】
それは、満載検知フラグで検知する場合、ステイプルで綴じられたシート束の積載では、シート束の搬送方向上流側端部のステイプルされた部分を検知する必要があり、また、重量が軽く、落下時の空気抵抗が大きい単一シートの場合は、飛距離がステイプルで綴じられたシート束よりも多いので、シートが満載検知フラグを飛び越えない位置まで該満載検知フラグを伸ばした位置で検知する必要があり、検知する部分が各々の積載モードで異なる。そのため、後者の問題を解決するため、単一シートの満載を検知するポイントで、ステイプルされたシート束の満載を予測している装置もあった。しかし、それでは満載検知精度が悪いため、シート幅方向外側のシート上流部に発光部と受光部を設置し、シート幅方向に光を横断させてシートの満載を検知する光透過センサが、前述のシートの飛び越え問題を気にすることなく簡単なため、多く用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術において、光透過センサを満載検知に用いる装置では、センサ部材が高価であり、製品のコストアップにつながる。一方、満載検知フラグを用いる装置においては、上記光透過センサを用いる装置に比べてコストは安いのだが、それを実現するには次のような問題が生じていた。
【0005】
近年、画像形成装置の高速化によりシート排出速度があがった為、単一シートの排出時の速度も上がり、従来に比較して排出口から飛び出す距離がかなり大きくなったため、単一シート排出時に、シートによって蹴り上げられた満載検知フラグの先端を、排出口を抜けて放物線を描きながら積載トレイに落下する単一なシートの後端が飛び越えてしまう事が頻繁に発生する。特に、コストダウンのために単一シートとステイプルで綴じたシート束を、同一の排出口から排出させ、さらに同一の積載トレイに積載させるため、満載検知フラグは、シート束の搬送方向上流側端部のステイプルされた部分(ステイプルによりシート束が膨らむ部分)を検知できるようにしてある。これにより、積載トレイに積まれた単一シートは、該シート後端部が満載検知フラグの先端上にもたれた状態になってしまう。そして、後続シート排出時に満載検知フラグ先端上に載った前記先行シートは、後続シートによって満載検知フラグが上方へ回動することで蹴り出されて積載トレイ外に落下し、積載性を乱してしまっていた。
【0006】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、積載整列性を乱さないシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、画像形成装置本体から排出されたシートを受け入れて搬送し、排出口から排出するシート搬送手段であって、シート搬送中にシート搬送速度の変更が可能なシート搬送手段と、排出口の重力方向下方に配置され、排出口から排出されたシートを積載可能なシート積載手段と、排出口上方に回動支点を有し、排出口の下方まで垂らした回動可能な検知部材であって、シート排出前の第1のポジションと、シート排出時にシートにより排出口上方に跳ね上げられた第3のポジションと、前記第1,第3のポジションの間の第2のポジションを有し、第2のポジションにてシート面の高さを検知して前記積載手段に積載されたシートの満載を検知するための検知部材と、を備え、排出口からシート後端を排出する際の搬送速度を、シート後端が排出口を通過した後に検知部材が第3のポジションから第2,第1のポジション方向に回動落下する際に、検知部材先端とシート後端の位置が重力方向において逆転しない範囲に設定することを特徴とする。
【0008】
また、上記目的を達成するための本発明のその他の構成は、画像形成装置本体から排出されたシートを受け入れて搬送し、排出口から排出するシート搬送手段と、排出口の重力方向下方に配置され、排出口から排出されたシートを積載可能なシート積載手段と、排出口上方に回動支点を有し、排出口の下方まで垂らした回動可能な検知部材であって、シート排出前の第1のポジションと、シート排出時にシートにより排出口上方に跳ね上げられた第3のポジションと、前記第1,第3のポジションの間の第2のポジションを有し、第2のポジションにてシート面の高さを検知して前記積載手段に積載されたシートの満載を検知するための検知部材と、シート後端が排出口を通過した後に検知部材が第3のポジションから第2,第1のポジション方向に回動落下する際に、検知部材先端とシート後端の位置が重力方向において逆転しない範囲に、前記検知部材の回動落下を遅延させるための遅延手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、光透過センサ等の高価な満載検知手段を用いなくとも、もっとも安価なフラグによる検知手段を使用して、シート積載手段のシートの満載を確実に検知可能であり、しかもシート積載手段のシート積載性を乱さない。また、検知部材の回動落下速度をコントロールすることでも、シートと検知部材の位置関係を維持可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0011】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの全体構成を示す概略断面図であり、図15は、本発明の第1の実施形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの全体斜視図である。
【0012】
(画像形成装置の全体構成)
図1及び図15において、100Aは画像形成装置としてのレーザビームプリンタ、100は画像形成装置本体としてのレーザビームプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)であり、このレーザビームプリンタ100Aは単独にコンピュータ、或いはLAN等のネットワークに接続され、これらコンピュータやネットワークから送られた画像情報やプリント信号等に基づいて、所定の画像形成プロセスによってシートに画像形成(印字)し、排出するようになっている。
【0013】
また、300はシート処理装置であり、このシート処理装置300は、プリンタ本体100の上方に配されると共に、プリンタ本体100から機外に排出されるシートをシート処理装置内の搬送部を経由して画像面を下側にしたフェイスダウン状態で第1の中間積載部300Bを通して第2の中間積載部300C(後述するスライドガイド301,302)に搬入載置した後、後述する第2の中間積載部300Cの整合機能を用いて整合を行い、所定のジョブ毎にシートを束ねて当該シートの1ヶ所又は複数箇所をステイプルしてシート積載部325に排出積載したり、単にフェイスダウンでシート積載部325に排出積載するようになっている。
【0014】
ここで、シート処理装置300とプリンタ本体100とは、不図示のケーブルコネクターで電気的に接続されている。また、シート処理装置300は、各部を格納するケーシング部300Aを有し、プリンタ本体100に着脱可能とされている。
【0015】
(プリンタ本体の構成)
次に、プリンタ本体100の各部の構成について、搬送されるシートSの搬送経路に沿って説明する。
【0016】
プリンタ本体100では、給送カセット200内にシートSが複数枚積載され、各種ローラによって最上位のシートS1が順次1枚ずつ分離給送されるようになっている。そして、コンピュータやネットワークから供給された所定のプリント信号により、給送カセット200から給送されたシートSは、まず所謂レーザービーム方式の画像形成プロセスによりトナー画像を形成する画像形成部101において上面にトナー画像が転写され、続いて下流側の定着器120で熱及び圧力を加えられることにより、このトナー画像が永久定着される。
【0017】
次に、画像が定着されたシートSは、排出ローラ130に至るまでの略U字状のシート搬送路で折り返されることにより画像面が反転し、このように画像面が下側になった状態でプリンタ本体100から外部にフェイスダウンで排出される。
【0018】
ここで、このシートSは不図示の制御部からの制御信号に基づいて回動するプリンタ本体100のフラッパ150の位置に応じて、例えば排出ローラ130によってプリンタ本体100の上部に設けられたフェイスダウン(FD)排出部125に排出されるか、シート処理装置300のシート積載部325に排出されるかが選択されるようになっている。
【0019】
(シート処理装置の構成)
次に、シート処理装置300の構成及びプリンタ本体100から搬送されたシートSがシート処理装置300に向かう場合の各部の動きについて、図2及び図3を用いて説明する。
【0020】
図2において、330aは排出上ローラ、330bは排出下ローラ、Mは駆動源としてのジョガーモータ、322はパドル、323は整合時にシート後端(搬送方向端部)を突き当てるための基準壁である。ここで、同図に示すように、排出上ローラ330aと排出下ローラ330bで構成される排出手段としての排出ローラ対330は、上述したフラッパ150のシート搬送方向の下流側上方に配置され、不図示の駆動モータによって回転駆動される。
【0021】
また、排出上ローラ330aはパドル軸350を中心に回動可能なアーム330cに軸支されている。ジョガーモータM(図1参照)は、後述する各スライドガイド301,302を駆動するための駆動源であり、本実施形態ではステッピングモータが用いられている。
【0022】
また、シートの搬送方向端部の整合手段であるパドル322は、ゴムなどの可撓性材料で構成され、パドル軸350にシート搬送方向と直交する方向に複数個固定されている。そして、プリンタ本体100からシートが排出されると、パドル軸350の駆動により時計回り方向に回転するようになっており、これによりシートSはシート搬送方向と反対方向に移動して、その後端(搬送方向端部)が基準壁323に当接し、整合される。なお、このようにパドル322を設けることにより、更に整合性を高めることができる。
【0023】
また、図3に示すように、本実施形態のシート処理装置300では、シートの搬送方向と直交する幅方向の整合を行う機能を備えた第2の中間積載部300C(整合手段)として、詳細を後述するスライドガイド301及びスライドガイド302が設けられている。また、同図において、Hはシート束に針打ちしてシート束に対して綴じ処理を行う綴じ手段であるステイプラであり、本実施形態では、このステイプラHは画像形成されたシートの画像面の左上コーナー部に針打ちを行って各シートを綴じるため、スライドガイド301側に固定配置されている。
【0024】
そして、このような構成のシート処理装置300は、コンピュータ等から予め出力されたコマンドに基づいてステイプル処理を行うようになっており、このようなステイプル処理を行う場合には、まずステイプルされるシートSがプリンタ本体100に設けられた搬送ローラ121(図1参照)で排出される前に、不図示のソレノイドによりフラッパ150を図2(a)に示すように反時計回り方向に回動させ、搬送パスをシート処理装置側に切り換える。
【0025】
これにより、シートSは搬送ローラ121によりシート処理装置300に搬入される。そして、このようにシート処理装置300に搬入されたシートSは、入口センサ390のフラグ391を時計回り方向に回転させ、これによりフラグ391がフォトセンサ392を透光させることで検知される。この後、前記シートSは、入口ローラ対363により上方へ搬送される。
【0026】
(排出積載動作)
ところで、本実施形態において、このシート処理装置300は、シートをステイプルしてシート積載部325に排出積載すること及び単にフェイスダウンでシート積載部325に排出積載することができるようになっている。以下、それぞれの排出積載動作について説明する。
【0027】
(フェイスダウン排出積載)
まず、フェイスダウンでシート積載部325にシートを排出積載する動作について説明する。
【0028】
この場合、図4(a)に示すように、シート搬入方向に対して右側のスライドガイド301及び左側のスライドガイド302の底面が、搬入されてくるシートSに当接しない位置に、つまりシートSの幅方向より所定量だけ外側の位置に退避している。
【0029】
したがって、入口ローラ対363により搬送されたシートはステイプルローラ対320を通過した後、ステイプラHの間口を通過してから図1に示したプリンタ本体100から受け取ったそのままの位置でシートSは搬送され、スライドガイドによってシート幅方向のオフセットをされることなく排出ローラ対330により搬送され、図4(b)の矢印及び図2(b)に示すようにシート積載部325に向けて落下して行く。この際、図2(a)の検知部材としての満載検知フラグ600は、回動中心601を中心にシートSにより押し上げられ、図2(b)のように回転する。
【0030】
(ステイプル後の排出積載)
次にシートをステイプルしてシート積載部325に排出積載する動作について説明する。
【0031】
ここでは、図4(a)に示すように、シート搬入方向に対して右側のスライドガイド301及び左側のスライドガイド302の底面が、搬入されてくるシートSに当接しない、つまりシートSの幅方向より所定量だけ外側の位置から、図3(a)に示すように、スライドガイド301,302の壁面に設けられた基準ピン303,304が、搬入されてくるシートSと干渉しないように、シートSの幅方向より所定量以上外側の位置に移動する。この移動の前に、満載検知フラグ600は、該満載検知フラグの駆動手段として用いられるアーム330cを上方向に回動させ、該アーム330cのカム面によってフラグ600のカム面が押し上げられることにより、図5(b)に示す位置に退避する。この状態で、スライドガイド301,302を図4(a)の状態に移動させ、スライドガイド301,302内に満載検知フラグ600を挿入させ、再びアーム330cを排出ローラ対330がニップする位置まで下ろし、シート搬入の準備をする。これは、ステイプルスタック時のイニシャル動作である。
【0032】
またこのとき、2つのスライドガイド301,302の底面の端面の間隔はシートSの幅より小さい位置にあり、2つのスライドガイド301,302がこのような位置(第1位置)にあることにより、進入してくるシートSを支持する第2の中間積載部300Cを構成することができるようになっている。
【0033】
したがって、入口ローラ対363により搬送されたシートはステイプルローラ対320を通過した後、ステイプラHの間口を通過してから排出ローラ対330により搬送されて、スライドガイド301,302により構成される第2の中間積載部300Cのガイド面上へ搬送される。
【0034】
なお、本実施形態では、満載検知フラグ600の駆動手段として前記アーム330cを用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、専用の駆動手段を別個に設けた構成としても良い。
【0035】
ここで、第2の中間積載部300Cのガイド面は、図5(a)に示すように、水平方向に対して所定角度で傾斜するとともに、シート搬入方向の上流側と下流側とで相互に異なった傾斜角度となっており、具体的には上流側の所定区間と下流側の所定区間との間で傾斜角度αで屈曲する屈曲部300Dが形成されている。なお、このような屈曲部300Dを有することにより、第2の中間積載部300Cをなす各スライドガイド301,302ではガイドされないシートSの中央部の撓みを防止している。
【0036】
一方、このように1枚目のシートがスライドガイド301,302により形成される面上に搬送された直後に、図5(b)に示すようにアーム330cが反時計回り方向に回動し、これによりアーム330cに軸支されている排出上ローラ330aが上方向に退避し、 排出ローラ対330が離間される。
【0037】
(スライドガイドの構成)
ここで、スライドガイド301,302の構成について詳細に説明する。
【0038】
各スライドガイド301,302は、図3に示すようにモールドフレームFに設けられたガイドピン313a及び板金フレームF′に設けられたガイドピン313bの計4本でガイドされることにより、図3の左右方向、すなわちシート搬送方向に直角な方向(幅方向)に往復移動可能とされると共にジョガーモータMからの駆動力により移動するようになっている。
【0039】
また各スライドガイド301,302は、シート搬送方向下流からから見ると、図3(b)に示すように、シートSの両サイドをガイドする各壁部とシートSの上下面を支持する支持部とにより、断面略コ字型の形状を呈しており、このコ字型の下面によって第1の中間積載部300B上に排出され、且つ第2の中間積載部300Cに搬入される各シートを支持し、シートSの幅方向中央部についてはガイドしない構成となっている。
【0040】
さらに、スライドガイド302には段ギア317と噛み合う平板歯車を有するスライドラック310が設けられている。またスライドガイド301にも段ギア317と噛み合う平板歯車を有するスライドラック312が取り付けられている。
【0041】
ここで、スライドラック312は、コイル状のバネ314を介してスライドガイド301に対して相対移動可能に設けられている。なお、このバネ314は、その一端側がスライドガイド302に当接し、他端側がスライドラック312に当接し、スライドガイド301とスライドラック312とを広げる方向に付勢している。また、スライドラック312は、スライドガイド301側の角穴部301aを移動させるエンボス部312aを有している。
【0042】
さらにスライドガイド301の側壁には耐磨耗にすぐれた金属で構成される2本の基準ピン303が、スライドガイド302の側壁には2本の基準ピン304がそれぞれ設けられており、シートを整合するときには、既述したようにスライドガイド302が移動して、シートの両側端面305,306に、基準ピン304,ピン303が当接する。
【0043】
また、スライドガイド301及びスライドガイド302は、段ギア317及ジョグ板金フレームF′により高さ方向を支持されている。
【0044】
(スライドガイドの動作)
次に、各スライドガイド301,302の動作について説明する。
【0045】
シート処理装置300に電源が入ると、ステイプルローラ対320が回転を開始し、次にジョガーモータMが回転して段ギア317が回転することで、スライドガイド302のラック310が駆動されて外側に退避する。
【0046】
またスライドガイド301は、ジョガーモータMが回転して段ギア317が回転すると、まずスライドラック312が相対移動し、スライドラック312のエンボス部312aがスライドガイド301の角穴部301aの図3の右側端面に当接した後、エンボス部312aで押圧されることにより外側に退避する。
【0047】
スライドガイド301にはスリット部301Sが設けられており、スリット部301Sが所定の退避距離まで移動すると、図4(b)に示すように、フォトセンサ316が透光し、その時点でジョガーモータMが停止する。以下、この位置をホームポジションという。
【0048】
一方、シートSがシート処理装置300に進入する信号がプリンタ本体100から入力されると、ジョガーモータMが回転し、スライドガイド301,302が内側に移動し、図3に示すように進入するシートSの幅よりも所定量dだけ広い位置で停止する。この位置において、スライドガイド301は、ストッパ301bがガイドピン313aに当接し、それ以上内側には移動できない状態となる。以下、この位置を待機位置という。なお、この待機位置ではスライドガイド301の側面が整合動作時の基準位置になる。
【0049】
ここで、本実施形態では、シートSのサイズ(幅)が通紙可能な最大サイズである場合に、両側の隙間がそれぞれ所定量d以上となるように、スライドガイド301,302の待機位置が設定されている。
【0050】
なお、これよりも幅の狭いシートを整合する場合には、これに応じた分だけスライドガイド302が右側に移動することにより、図3に示す待機位置における左側の隙間が常に所定量dとなる。一方、この場合には、シートとスライドガイド302との隙間は、所定量dよりも幅狭となった量の半分だけ広がることになる。
【0051】
一方、図6に示すようにスライドガイド301,302により幅方向の整合を行った後、両スライドガイド301,302が若干量外側に退避することによりシートSの整合方向の規制をラフ状態にし、シートSがシート搬送方向に移動可能な状態にする。この後、図5(b)に示すように、パドル322がパドル軸350を中心に時計回り方向にシートSの上面に当接しながら一回転し、これによりシートSが基準壁323に突き当てられて整列する。
【0052】
そして、これらの動作でシート搬送方向および幅方向の整合が可能となる。なお、このように整合された状態を保つために図6に示すように整合された状態のシートの右端面近傍に、後述する図7に示すように摩擦部材400aを設けたレバー400bが上下方向に移動して整合されたシートSを押圧するスタンプ手段400が設けられている。
【0053】
そして、このスタンプ手段400により、整合動作が終了した後、次に進入するシートが整合されたシートに当接する前にシート上面を押圧することにより、次のシートにより整合された状態のシートが移動し、整合が乱れるのを防ぐようにしている。
【0054】
なお、このようにして1枚目のシートの整合が終了した後、2枚目のシートが搬送されるが、この場合、2枚目以降のシートの搬送時には、排出ローラ対330が離間されているため、シートSの後端がステイプルローラ対320を完全に抜けると、シートは自重で搬送方向と反対方向に戻り、基準壁323方向に移動する。なお、ここからの整合動作は1枚目と全く同様であるので説明を省略する。
【0055】
そして、このような動作を繰り返し行い、1ジョブの最後(n番目)のシート(Sn)を整合する動作を行い、スライドガイド302に設けられた各基準ピン304がシートの左側面をスライドガイド301の各基準ピン303に突き当て、スライドガイド302の移動を停止した図6の状態で、シート束の後端右側に位置する小型のステイプラHで後端右側の位置をステイプルする。
【0056】
ここで、この構成及び動作によれば、各シートの整合動作中はスライドガイド301が基準位置で停止して移動せず、スライドガイド302のみが移動して各シートの左側端部が基準位置に揃うので、スライドガイド301側に固定配置されたステイプラHによる綴じ処理が正確かつ確実に行われる。
【0057】
さらには、1ジョブにおいて搬入される各シートの幅にばらつきがある場合や1ジョブ内でシートサイズが例えばLTRからA4に変化した場合であっても、各シートの左端部の位置が一定に揃えられるので、ステイプラHによる綴じ処理の仕上がりが正確かつ綺麗になり、優れた効果が得られる。
【0058】
一方、このようにしてステイプル動作が終了すると、図5(c)に示すように、アーム330cが時計回り方向に回転することで、アーム330cに軸支されている排出上ローラ330aが下方向に移動して、排出ローラ対330が形成されると同時に排出ローラ対330を駆動して排出上ローラ330aおよび排出下ローラ330bの回転を開始する。これにより、シート束Sは排出ローラ対330に挟持されてスライドガイド301,302により形成される第2の中間積載部300C上に搬送される。
【0059】
そして、この後、シート束Sが排出ローラ対330から完全に排出されると、ジョガーモータMが回転駆動されることにより、図6に示す状態からスライドガイド302が広がる方向に移動する。なお、このスライドガイド302の移動開始時には、スライドガイド301側は、スライドラック312が図6の右側に移動し、スライドガイド301自体は直ちには移動しない。
【0060】
そして、スライドガイド302の位置が図3に示す待機位置を過ぎると、スライドラック312のエンボス部312aがスライドガイド301の角穴部301aの端面と当接して、スライドガイド301が図3の右側に移動を開始し、両スライドガイド301,302が移動する。
【0061】
さらにこの後、両スライドガイド301,302の間隔がシートの幅近傍又はそれより広くなったとき、スライドガイド301,302に支持されているステイプル済みのシート束は、図5(c)に示すように下方に落下し、シート積載部325に積載される。以上が、本実施形態におけるプリンタ本体及びシート処理装置の構成及び一連の動作である。
【0062】
ところで、既述したように本実施形態では、シート処理装置300をプリンタ本体100の上部に装着し、プリンタ本体100から排出されるシートの搬送路をフラッパ150で切り替えることにより、シートを反転させて排出積載することができるようにしている。
【0063】
ここで、このようにシート処理装置300をプリンタ本体100の上部に装着し、シートを反転させて排出積載するようにすることにより、スイッチバック機構を設けることなく画像形成済みのシートをページ順に排出積載することができる。また、スイッチバックのためにシート間隔を広く開けなければならないという不都合もない。
【0064】
このように、シートを装置上面に排出するようなプリンタ本体100において、その装置本体上面の排出部の上方にシート処理装置300を設け、シートを反転させた状態で、或いは反転した状態のシートに対して処理を行った後、シート積載部325に排出させる動作を選択的に行うようにすることにより、シート処理装置300の構成を簡略化することができると共に、シート処理装置300及びこれを備えたプリンタ本体100の設置面積及びコストを低減することができる。
【0065】
なおこれまでの説明においては、シートの整合動作時にスライドガイド302のみが動作し、スライドガイド301は動作しない構成としたが、シートの整合動作時にスライドガイド301も動作する構成としても良い。この場合には、例えばスライドガイド301をスライドガイド302と同様の構成とすることで実現可能である。
【0066】
さらに、整合動作後のシートを下方に落とす場合に、2つのスライドガイド301,302が動作する構成としたが、シートSを下方に落とす場合にいずれか一方のみが動作する構成としても良い。
【0067】
また、これまでの説明においては、シートに対する処理として綴じ処理を行う場合について述べてきたが、この構成によれば、シートに穴を開けるパンチャーや糊付けしてシート束をつくるような処理を行うシート処理装置でも同様の効果を得ることが可能となる。
【0068】
ところで、図7は整合ズレ防止手段である既述したスタンプ手段400の構成を示す図であり、このスタンプ手段400は、同図に示すように、先端に摩擦部材400aが設けられると共に軸400cを支点として回動自在な押圧部材であるアームレバー400bと、このアームレバー400bを回動させ、アームレバー400bの押圧動作を解除する解除手段であるソレノイド401と、アームレバー400bを矢印402方向、即ちシートSをスライドガイド301の方向に押し付ける方向に付勢する不図示のねじりコイルバネとを備えている。
【0069】
ここで、このスタンプ手段400のアームレバー400bは、排出動作の際には、ねじりコイルバネの力により、整合された先行シートSaを図7に示すように後続シートSbが通過するシート搬送経路より外側、つまり通紙範囲外の位置で押圧するようにしている。
【0070】
これにより、次に排出される後続シートSbにアームレバー400bが当接するのを防ぐことができると共に、既に第2の中間積載部300Cに整合された状態で保持されている先行シートSaが後続シートSbにより押し出されることがないようにすることができる。
【0071】
一方、後続シートSbが完全に排出されると、後続シートSbは、既述したスライドガイド302の移動に伴って図8(a)に示す矢印403方向へ移動する。そして、このように後続シートSbが移動する間、ソレノイド401はオンとなる。これにより、アームレバー400bは、図8(b)に示す矢印404方向へ回動し、この結果、後続シートSbがアームレバー400bの下に入り込むようになる。
【0072】
なお、この後、パドル322によるシート搬送方向の整合が行われた後、スライドガイド302が待機位置に戻るようになるが、本実施形態においては、スライドガイド302が待機位置に戻り後続シート搬入準備が完了する前にソレノイド401がオフとなるようになっている。これにより、アームレバー400bが再び先行シートSaを押さえ込むようになり、この結果、先行シートSaが、この後、搬送される後続シートSbにより押し出されることがないようにすることができる。
【0073】
(満載検知フラグと排出速度について)
次に満載検知フラグとシートの排出速度設定に関して説明する。図9は、第1実施形態における満載検知フラグの位置901と、従来の満載検知フラグの位置900とを比較した図である。
【0074】
図9に示すように、本実施形態の満載検知フラグの位置901は、従来の満載検知フラグの位置900に比較すると、検知面(フラグ先端)がシート積載手段としての積載トレイ325の立ち壁902近傍に有る。なお、各々のフラグ先端に描かれた一点鎖線の円弧は、各フラグが、各々の支点を中心に回動した際の先端軌跡である。これは、同一トレイ325上に単一なシートとステイプラHで綴じられたシート束の2種類を積載し、ステイプル束シートは、シート搬送方向上流側に位置するステイプル綴じ部、つまり立ち壁902近傍が、単一シート積載に見られるようなトレイ面にならった略直線状の積載上面903と異なり、積載上面904に示すように積層により膨らむため、それに対応させているためである。
【0075】
また、本実施形態においてシート処理装置300へシートを送り込むプリンタ本体100は、小型ではあるが、1分あたりのシート搬送枚数が多く、また先行シートと後続シートの間の間隔(以下、シート間隔という)も非常に狭い。その為、シート間隔が狭い状態でシートが次々にシート処理装置300に搬入され、更にシート処理装置300の排出口から先行シートが排出されると、前記先行シートによって跳ね上げられた満載検知フラグ600がシート積載トレイ325上の満載を検知する前に、後続シートにより跳ね上げられてしまい、満載検知フラグ600が満載を検知する時間的余裕がなく、常に満載検知フラグ600があがったままで常に満載状態と誤検知してしまうことがある。
【0076】
その為、本実施形態では、シート処理装置においてシートを搬送する搬送手段を構成する、入口ローラ対363、ステイプルローラ対320、排出ローラ対330を用いて、シートを、適宜、第1,第2,第3の搬送速度で搬送するようにしている。第1の搬送速度はプリンタ本体100からシートを受け入れる搬送速度であり、第2の搬送速度はシート処理装置300内部を搬送する搬送速度であり、第3の搬送速度はシート処理装置300の排出口からシート後端を排出させる時の搬送速度である。そして、この3種類の搬送速度を用いてシートを搬送した際、単一のシートがシート処理装置内に保有されている時間が、前記第1の搬送速度のまま等速でシート処理装置を通過する時間と同一又はそれ以下となるようにしている。以下、詳しく説明する。
【0077】
まず、シート処理装置300内のシートの搬送速度を、図1に示すシート処理装置300の入口ローラ対363近傍に配置された入口センサ390によりシートの先端位置検知が行われてから、シートサイズにより異なる所定タイミングで、シート処理装置300内にシートを受け入れた際の第1の搬送速度より速い第2の搬送速度に増速(例えば、ステイプルローラ対320や排出ローラ対330を駆動する不図示の搬送モータを約1.6倍に増速)し、後続シートとのシート間隔を広げるようにしている。ただし、シートサイズにより異なる所定タイミングとは、シート処理装置300内に受け入れられたシートの後端がプリンタ本体100の定着器120を通過するタイミングであり、該タイミングは前記シートの先端検知から計測し、予めシートサイズごとに計測し、ソフト上で設定してある。
【0078】
この増速を実施することによりシート間隔が増速前と比較して数倍開くため、満載検知フラグ600による満載検知が可能となり、プリンタ本体100側の生産性を落とさずに、プリンタ本体100のみで使用した際のスペックどおりに維持することができる。
【0079】
しかし、増速の弊害として、シート排出時に増速スピードのまま排出させると、シートSの後端が、図10に示すように満載検知フラグ600の先端部を飛び越えてしまう。図10(a)では、満載検知フラグ600とシートSの位置関係は、重力方向で逆転していないが、満載検知フラグ600より空気抵抗の大きいシートSは、図10(b)に示すように、その後端が放物線の軌跡906を描き、落下途中で、満載検知フラグ600の先端軌跡905を飛び越えてしまう。そして、前記シートSは積載トレイ325上に着地するまでの時間が、満載検知フラグ600がシート排出前のホームポジション(第1のポジション)に戻るまでの時間よりも長いため、途中でシートSと満載検知フラグ600の重力方向における上下関係が図10(c)に示すように逆転してしまい、満載検知フラグ600の先端上にシートSの後端が着地してしまう。その後、後続シートによって満載検知フラグ600が跳ね上げられた際に、先行シートSは満載検知フラグ600にはじかれて、積載トレイ325から落下してしまう。
【0080】
なお、満載検知フラグ600は、排出口上方に回動支点を有し、排出口の下方まで垂らした回動可能な検知部材であって、シート排出前の第1のポジションと、シート排出時にシートにより排出口上方に跳ね上げられた第3のポジションと、前記第1,第3のポジションの間の第2のポジション(満載検知ポジション)を有し、第2のポジションにてシート面の高さを検知して前記積載トレイ325に積載されたシートの満載を検知するものである。
【0081】
前述の問題の対策として、本実施形態ではシート後端が、シート処理装置300の排出口を通過する所定タイミング前に、シート排出速度を測定によって求めた所定速度まで減速するようにし、図11(a)〜(c)に示すように落下中の全ての位置において、シートSの後端軌跡906が満載検知フラグ600の先端軌跡905を飛び越えない位置で、シートSを積載面に着地するようにしている。すなわち、前記排出口からシート後端を排出する搬送速度を、前述の如く増速された第2の搬送速度より遅い第3の搬送速度(シート排出速度)に減速するようにしている。なお、前述の測定によって求めた所定速度(シート排出速度)とは、図11(a)〜(c)に示すように落下中の全ての位置において、シートSの後端軌跡906が満載検知フラグ600の先端軌跡905を飛び越えない位置で、シートSを積載面に着地する速度である。
【0082】
また、本実施形態においてはコストダウンのため、シート処理装置300の搬送系は1つの搬送モータ(ステッピングモータ)により駆動させている。そのため、全ての搬送ローラが、更に小型化のために、増速できる搬送区間が短いこと、更に搬送モータの増速の上限があることにより、十二分なシート間隔を作ることが困難である。そして、先行シートの後端がシート処理装置300の排出口を通過する際に、該シート後端が満載検知フラグ600の先端を飛び越えない速度まで排出速度を減速することにより、後続シートの先端が入口ローラ対363に突入してしまう。そこで排出速度の減速速度(第3の搬送速度)を、プリンタ本体の定着速度まで下げ、少なくともシート処理装置300とプリンタ本体100間でシートの引っ張り合いをすることにより、シート処理装置300の搬送モータの脱調が発生するのを防いでいる。
【0083】
また、本装置においては、ステイプル整合時に関しても、単一シートの搬送制御と同じく、途中で増速を行いシート間隔を広げ、シート整合に必要な時間をつくり、プリンタ本体側の生産性をできるだけ落とさないようにしている。
【0084】
上述したように、本実施形態によれば、光透過タイプの高価な満載検知手段を用いなくとも、もっとも安価な満載検知フラグによる検知手段を使用して、単一シートと、ステイプル綴じシートの双方が積載可能なシート積載トレイの満載を、確実に検知でき、しかもシートの積載性を乱さない。さらに、シート処理装置内をシートが搬送中、プリンタ本体から排出されるシートの搬送速度より増速させることにより、排出口でシート後端が抜ける際に搬送速度を減速しても、少なくとも単一シートの排出において、プリンタ本体側の生産性に悪影響を与えることなしに、シート積載を行うことができる。
【0085】
〔第2実施形態〕
以下に本発明における第2の実施形態について説明を行う。ただし、画像形成装置及び、シート処理装置の概要説明は、第1の実施形態で説明した内容と略同等であるため、以下にその説明は除外するものとし、第1の実施形態と異なる部分のみの説明を行う。
【0086】
本実施形態が前記第1の実施形態と異なる点は、図12の斜視図に示すように満載検知フラグの回動支点に、遅延手段として、ワンウェイタイプの摩擦パッド910を設けている点である。
【0087】
前記摩擦パッド910は、ワンウェイタイプのため、シート先端により前記満載検知フラグ600が弾かれた際には作用せず、スムーズに跳ね上げられる。その後、弾かれた満載検知フラグ600は、シート後端が排出口を通過し、シートが自重により積載トレイ上に落下積載される際に、シートに追従するが如く回動支点を中心に第1,第2の満載検知フラグポジションへ向けて回動落下をはじめる。この際に、図13(a)〜(d)に示すように前記満載検知フラグ600は、回動落下時のみ摩擦パッド910の影響を受け、下方へゆっくりと回動落下をはじめる。この摩擦パッド910の摩擦係数は、シートが落下する速度より遅いことと、後続シートの先端が満載検知フラグを跳ね上げる前には、第1,第2のポジションへ落下を完了していて、なおかつ不図示のセンサによって積載トレイ325上の満載状況を確認できる範囲の時間で落下する程度の摩擦力を予め設定している。
【0088】
これにより、満載検知フラグ600とシートSの位置関係が重力方向で逆転しなくて済み、満載検知フラグ600にてシートを蹴り出し、積載トレイ325外にシートをはじき出してしまうのを未然に防ぐことができる。また、本実施形態では、図13に示すように、第1の実施形態よりも満載検知フラグ600の落下速度を遅く設定していることから、シート排出速度(第3の搬送速度)の設定幅を広げることが可能である。
【0089】
〔第3実施形態〕
以下に本発明における第3の実施形態について説明を行う。ただし、画像形成装置及び、シート処理装置の概要説明は、第1実施形態で説明した内容と略同等であるため、以下にその説明は除外するものとし、第1、第2の実施形態と異なる部分のみの説明を行う。
【0090】
本実施形態においては、満載検知フラグ600がシート先端で弾かれて第3ポジションに移動した時点で、図14に示すように、遅延手段としての、満載検知フラグ600の回動落下を一時的に止めるストッパ部材920を有している。
【0091】
図14(a)は、満載検知フラグ600が、シートによって第3ポジションまで跳ね上げられた状態を説明した図である。その際、ストッパ部材920は図14(a)に示す位置にある。その後、シートS後端が排出口を抜ける前に、前記ストッパ部材920が不図示のソレノイドにて図14(b)に示すように回転し、満載検知フラグ600がシート通過後も自重で回動落下しないように、該満載検知フラグ600の回動支点近傍のストッパ部921を引っ掛けて、該満載検知フラグ600を図14(b)に示す第3ポジションで止めている。
【0092】
このストッパ部材920は、図14(c)〜(d)に示すように、前記シートSが積載トレイ325上に落下した際に、ストッパ部材920を図14(d)に示すように解除し、満載検知フラグ600を回動落下させるものである。ただし、後続シートが満載検知フラグ600を跳ね上げる前に、前記満載検知フラグ600が第1,第2ポジションに落下が終了し、満載検知できる充分な時間が取れる範囲で、前記ストッパ部材920を解除するものとし、搬送中のシートの搬送速度の増速量もそれに応じて設定している。また前記満載検知フラグ600の落下タイミングは、プリンタ本体100から受け取ったシートサイズ情報をもとに、シートサイズごとに適切な満載検知フラグ600の落下タイミングを設定することも可能である。
【0093】
これにより、満載検知フラグ600とシートSの位置関係が重力方向で逆転しなくて済み、満載検知フラグ600にてシートを蹴り出し、積載トレイ325外にシートはじき出してしまうのを未然に防ぐことができる。また、本実施形態では、図14に示すように、第1の実施形態と異なり、満載検知フラグ600の落下タイミングをコントロールしているので、シート排出速度(第3の搬送速度)の設定幅を広げることが可能である。
【0094】
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良く、該画像形成装置に用いられるシート処理装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
【0095】
また前述した実施形態では、画像形成装置本体に対して着脱自在なシート処理装置を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば画像形成装置が一体的に有するシート処理装置であっても良く、該シート処理装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
【0096】
また前述した実施形態では、記録方式として電子写真方式を例示したが、これに限定されるものではなく、例えばインクジェット方式等の他の記録方式であっても良い。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光透過タイプの高価な満載検知手段を用いなくとも、もっとも安価な検知部材を使用して、シート積載手段のシートの満載を確実に検知でき、しかもシート積載手段のシートの積載性を乱さない。さらに、シート処理装置内をシートが搬送中、画像形成装置本体から排出されるシートの搬送速度より増速させることにより、排出口でシート後端が抜ける際に搬送速度を減速しても、少なくとも単一シートの排出において、画像形成装置本体側の生産性に悪影響を与えることなしに、シート積載を行うことができる。
【0098】
また、検知部材の回動落下速度をコントロールすることでも、シートと検知部材の位置関係を維持可能である。また、シート搬送速度の制御は、検知部材の回動落下速度の制御を共に行うことで、シート搬送速度の設定幅を広げることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの全体構成を示す概略断面図
【図2】上記シート処理装置の構成及びプリンタ本体から搬送されたシートがシート処理装置に向かう場合の各部の動きを説明する図
【図3】上記シート処理装置の要部平面図及び要部側面図
【図4】上記シート処理装置に設けられたスライドガイドがホームポジションに位置してシート束が落下する状態を示す図
【図5】上記シート処理装置の処理動作における各部の動きを説明する図
【図6】上記スライドガイドによりシートを整合した状態を示す図
【図7】上記シート処理装置に設けられたスタンプ手段の構成を説明する図
【図8】上記スタンプ部のシート整合時の状態を説明する図
【図9】第1実施形態における満載検知フラグの位置と、従来の満載検知フラグの位置とを比較した図
【図10】第1実施形態に係る速度制御をしなかった場合の満載検知フラグとシートの落下軌跡を説明する図
【図11】第1実施形態に係る速度制御をした場合の満載検知フラグとシートの落下軌跡を説明する図
【図12】第2実施形態に係る満載検知フラグの回動落下速度を調節する摩擦パッドの位置を説明する図
【図13】第2実施形態に係る満載検知フラグとシートの落下軌跡を説明する斜視図
【図14】第3実施形態に係る満載検知フラグとシートの落下軌跡と、満載検知フラグのストッパ部材の動きを説明する図
【図15】本発明に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの全体斜視図
【符号の説明】
F    …モールドフレーム
F′  …板金フレーム
H    …ステイプラ
M    …ジョガーモータ
S,S1,Sa,Sb …シート
100 …プリンタ本体
100A …レーザビームプリンタ
101 …画像形成部
120 …定着器
121 …搬送ローラ
125 …フェイスダウン(FD)排出部
130 …排出ローラ
150 …フラッパ
200 …給送カセット
300 …シート処理装置
300A …ケーシング部
300B …第1の中間積載部
300C …第2の中間積載部
300D …屈曲部
301,302 …スライドガイド(第2の中間積載部)
301S …スリット部
301a …角穴部
301b …ストッパ
303,304 …基準ピン
305,306 …端面
310 …スライドラック
312 …スライドラック
312a …エンボス部
313a,313b …ガイドピン
314 …バネ
317 …段ギア
320 …ステイプルローラ対
322 …パドル
323 …基準壁
325 …シート積載部(トレイ)
330 …排出ローラ対
330a …排出上ローラ
330b …排出下ローラ
330c …アーム
350 …パドル軸
363 …入口ローラ対
390 …入口センサ
391 …フラグ
392 …フォトセンサ
400 …スタンプ手段
400a …摩擦部材
400b …レバー
400c …軸
401 …ソレノイド
600 …満載検知フラグ
900,901 …位置
902 …立ち壁
903,904 …積載上面
905 …フラグ先端軌跡
906 …シート後端軌跡
910 …摩擦パッド
920 …ストッパ部材
921 …ストッパ部

Claims (8)

  1. 画像形成装置本体から排出されたシートを受け入れて搬送し、排出口から排出するシート搬送手段であって、シート搬送中にシート搬送速度の変更が可能なシート搬送手段と、
    排出口の重力方向下方に配置され、排出口から排出されたシートを積載可能なシート積載手段と、
    排出口上方に回動支点を有し、排出口の下方まで垂らした回動可能な検知部材であって、シート排出前の第1のポジションと、シート排出時にシートにより排出口上方に跳ね上げられた第3のポジションと、前記第1,第3のポジションの間の第2のポジションを有し、第2のポジションにてシート面の高さを検知して前記積載手段に積載されたシートの満載を検知するための検知部材と、
    を備え、
    排出口からシート後端を排出する際の搬送速度を、シート後端が排出口を通過した後に検知部材が第3のポジションから第2,第1のポジション方向に回動落下する際に、検知部材先端とシート後端の位置が重力方向において逆転しない範囲に設定することを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記シート搬送手段は、画像形成装置本体から排出されたシートを第1の搬送速度で受け入れ、受け入れたシートをシート処理装置内部にて第1の搬送速度より速い第2の搬送速度で搬送し、排出口からシート後端を排出する際には第2の搬送速度より遅い第3の搬送速度で排出することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記3種類の搬送速度を用いてシートを搬送した際、単一のシートがシート処理装置内に保有されている時間が、前記第1の搬送速度のまま等速でシート処理装置を通過する時間と同一又はそれ以下であることを特徴とする請求項2に記載のシート処理装置。
  4. 前記第3の搬送速度は、シートサイズによって異なる設定であることを特徴とする請求項3に記載のシート処理装置。
  5. 画像形成装置本体から排出されたシートを受け入れて搬送し、排出口から排出するシート搬送手段と、
    排出口の重力方向下方に配置され、排出口から排出されたシートを積載可能なシート積載手段と、
    排出口上方に回動支点を有し、排出口の下方まで垂らした回動可能な検知部材であって、シート排出前の第1のポジションと、シート排出時にシートにより排出口上方に跳ね上げられた第3のポジションと、前記第1,第3のポジションの間の第2のポジションを有し、第2のポジションにてシート面の高さを検知して前記積載手段に積載されたシートの満載を検知するための検知部材と、
    シート後端が排出口を通過した後に検知部材が第3のポジションから第2,第1のポジション方向に回動落下する際に、検知部材先端とシート後端の位置が重力方向において逆転しない範囲に、前記検知部材の回動落下を遅延させるための遅延手段と、
    を有することを特徴とするシート処理装置。
  6. 前記遅延手段は、検知部材の回動落下方向に制動をかけ、速度を遅くするワンウェイタイプの摩擦パッドであることを特徴とする特徴とする請求項5に記載のシート処理装置。
  7. 前記遅延手段は、第3のポジションにおいて検知部材の回動を所定時間停止させるストッパ部材であることを特徴とする請求項5に記載のシート処理装置。
  8. シートに画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体から排出されたシートに選択的に処理を行うシート処理装置と、を有する画像形成装置において、
    前記シート処理装置として、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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