JP2004059137A - 蓋付きキャップ - Google Patents

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Akira Sasaki
佐々木 昌
Noboru Suemasa
末政 昇
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Tokyo Light Industry Co Ltd
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Tokyo Light Industry Co Ltd
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Abstract

[目的]蓋付きキャップにおけるヒンジの弾性板の弾性を維持しつつその破断等を防止する。
[構成]蓋とヒンジ本体を接続するヒンジを、折り曲げ溝を有する主ヒンジ部と略均一な厚さの弾性板とで構成し、弾性板の外端部に、弾性板がキャップ本体及び蓋の側壁とに接続する各角部に肉厚の補強部を一体に設ける。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器等の口部に嵌合する合成樹脂製の蓋付きキャップに関し、特に、蓋とキャップ本体を連結するヒンジ構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
容器等の口部に嵌合する合成樹脂製の蓋付きキャップは、蓋を開けて瓶内の液体等を使用した後であっても取り除いた蓋を捜す必要もなく便利である。しかし、蓋が接続されているということは、蓋の開き度合いが少ないと液体等の注ぎ出しに邪魔になり、しかも、液体等の注ぎ出しの量も確認し難く、逆に使い勝手が悪い等の問題があった。
【0003】
また、蓋とキャップとを接続するヒンジは、単に蓋とヒンジ体とを連結するためのものと、蓋を閉止位置にまたは開き位置に勢いよく移動させる機能を付与したものとがある。
前者は薄い帯状ヒンジであって、ヒンジを長くすると蓋の開度は確保されるがその開き状態は極めて不安定となり、蓋を閉じた状態では折り畳まれたヒンジが長く外方に突出するので邪魔になり、打栓、搬送等の機械に掛けにくい等の問題がある。
後者は、3点ヒンジ、バタフライヒンジ等に代表されるものであるが、バネ性を良くするためにキャップのヒンジ材料である合成樹脂の特性(弾性係数、伸び量)、寸法(厚さ、長さ)等に配慮しなければならず、また折り畳まれたヒンジが外方部に突出するのをできるだけ抑えるためにヒンジの付け根部分のキャップ本体又は蓋に切込み凹部等を設けなくてはならず、これは金型製作を複雑化し、コスト高となる等の問題がある(特公平3−53182号公報、特開平9−66955号公報参照)。
更に、特開平9−66955号公報に示されたヒンジは、ヒンジの弾性片を外端部に行くに従い漸次厚さが大きくなるように構成している。この構成であると、繰り返しの使用にも耐えられるであろうが、成形時の樹脂流動の点と最外端部の弾性の点で問題となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
バタフライヒンジは開蓋のとき大きく開く構成が取れ難かった。また、ヒンジ部における成形時の樹脂の流れ良くするために弾性板の厚さを均一にした場合弾性は維持されるが、弾性板の端部の耐久性が問題となる。本発明にあっては、開蓋にあっては170度前後の開度が得られ、閉蓋にあっては外方に突出はするがキャップ本体及び蓋の外壁に添った外形の折りたたみ状態が得られるようにしたヒンジにあって、ヒンジの弾性板の最外端に弾性を維持すると共にその最外端の破断等を防止しようとするものである。
また、成形時にヒンジの弾性板の部分に均等に樹脂が流れるように配慮しつつ補強をしようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、円筒状のキャップ本体と円筒状の蓋との外壁をヒンジで一体に連結した合成樹脂製の蓋付きキャップであって、前記ヒンジは、キャップ本体及び蓋の円筒状の外壁に対し半径方向から接合するように形成され、剛直な主ヒンジと略均一な厚さの弾性板とからなり、該主ヒンジは、蓋の開の状態において、開いた上面が略平坦な面となり、該平坦な面上にキャップ本体と蓋との中間位置で横切る方向に向く折り曲げ溝を有し、該弾性板は、蓋の開の状態において、その内端部は該主ヒンジ部の該外側面にかつ該主ヒンジ部の該平坦な面に沿って接続され、その外端部は一端から下方外方に向かって傾斜した部位に渡って位置し、該弾性板の外端部は蓋の開の状態で直線状又は僅かに反り返り状態を呈し、閉の状態において、僅かに外側に湾曲するように形成るものであって、しかも、前記弾性板の外端部には、弾性板がキャップ本体及び蓋の側壁とに接続する角部に肉厚の補強部を一体に設けたことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明では、前記肉厚の補強部は、キャップ本体及び蓋の側壁とに接する僅かな範囲において、前記弾性板の外端縁の表面又は裏面に形成されていることを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明では、 前記弾性板の補強部間における外端部は、均一な厚さと弾性を有することを特徴とする。
【0008】
上記本発明のヒンジの構成によれば、蓋をキャップ本体上に覆うように閉じるとき、主ヒンジ4の中央において、ヒンジの連結方向と交叉する方向に延びる溝6を中心として折り畳まれる。主ヒンジ4の外側に位置する略均一厚さの弾性板5は、主ヒンジ4の近傍では溝6を中心として回動されるが、その最外端付近では弾性板5は略均等な厚さなのでその全体で湾曲することになる。また、弾性板5の最外縁は、折り曲げ溝6を中心とした回動軌跡とキャップ本体に接続された部分が不動位置として想定される弾性板5の外縁の回動軌跡との複合軌跡をとる。従って、この複合軌跡が溝6を中心とした軌跡の内側に位置することから、弾性板5はある角度(思案点)まで緊張されながら回動し、その地点を過ぎると緊張は無くなり蓋はキャップ本体上方を覆うように位置するので、あとは指でキャップ体に押し付ければ両者は係合固定される。この状態では弾性板の最外縁は外側に湾曲状となっている。
【0009】
蓋を開けるときは、蓋を、略90度を僅かに超える程度まで開ければ、蓋又はキャップ本体の胴部外壁と主ヒンジ4の外壁とに接する弾性板の部位は歪みにくい部分となっているので、その他の弾性板部分によって、弾性板の前記軌跡差から生ずる思案点を通過すると、あとはその反転力によって自動的に170度前後の開度範囲まで一気に開くことになる。この状態では弾性板の最外縁は直線状又は反り返った状態となっている。
【0010】
蓋を閉めるとき、又は開けるとき、弾性板5は全体、特に最外端部は緊張を受けるが、この緊張は弾性板5の最外端部の、補強部間の部位の伸縮によって緩和される。同時に、弾性板の補強部近辺では伸縮と折り畳みの力が作用するが、補強部によりこれが防止される。 なお、一対の主ヒンジ4が並んだ構造も一つのヒンジを備えた構造も同様の作用効果が得られた。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明のキャップは、ポリエチレン合成樹脂又はポリプロピレン合成樹脂で一体に形成されており、図1乃至図3に示すように、円筒状のキャップ本体1と同径の円筒状の蓋2とからなり、両者は、それらの外壁に一体に接続したヒンジ3により連結されている。
【0012】
本発明の蓋付きキャップのヒンジ3は、円筒状のキャップ本体1と蓋2の各外壁に対し半径方向から一体に接続されており、剛直な主ヒンジ4と、その両外側に一体となって形成された弾性板5,5とからなっている。
【0013】
主ヒンジ4は、蓋2が開の状態で、開いたときのその上面が略平坦に形成され、その下面にキャップ本体1と蓋2との中間位置で横切る方向に折り曲げ用溝6が夫々形成されている。
ヒンジ3は、専ら主ヒンジ4の溝6を中心にして開閉する。
【0014】
主ヒンジ4のキャップ本体1及び蓋2の周面に占める長さL(横方向長さ)は短く設定することが望ましい(図4参照)。
【0015】
弾性板5は、内側部において主ヒンジ4の夫々の外側に一体となって接続され、その両側部はキャップ本体1及び蓋2の周壁に形成した凹部1A,2Aに傾斜状態で一体に接続されており、外側部は自由端として形成されている。そして、蓋の開の状態で、弾性板全体として下方外方に向かって傾斜しており、その最外側縁5Aは側面視(図5参照)で水平又は僅かに上方に反り返っている。
また、弾性板5は略均一の厚さeを有する薄板状で、薄くすることにより材料の弾性を効果的に利用しており、開蓋状態の平面視(図1)で略梯形状を呈している。弾性板5は、上記のような取付けによって、弾性板は蓋の回動に伴う反転動作を助勢する。
【0016】
更に、弾性板5の外側端部の上面における、キャップ本体1及び蓋2の側壁とに接する夫々の角部に肉厚の補強部7が一体に設けてある。これによって、弾性板5の伸縮、折り曲げなどの力が作用しないようにし、この部位の破損、破断等を防止する。
【0017】
次に、図7に示すように、補強部7は、弾性板5の外側端部の上面ではなく、弾性板5の外側端部の下面に、キャップ本体1及び蓋2の側壁とに接する夫々の角部に一体に(キャップ体1と弾性板5又は蓋2と弾性板5とに渡って)設けたものである。
作用も効果も弾性板の表面に設けた場合と同様である。
また、主ヒンジ4と弾性板5とは、一体に設けることが望ましいが、分離して設けても良い。
【0018】
【発明の効果】
請求項1〜3に記載の発明によれば、弾性板には補強部が形成されているので、一体に設けた部位に伸縮、破断とが起こりにくく長期に渡って安定した使用が可能である.また、外側端に突起する補強部を形成すると、成形時に樹脂の流れが悪くなり弾性板の部位に気泡が発生する場合があるが、補強部を小さく形成しかつ弾性板を均等厚にすることにより、気泡を含まない、仕上がりの良い成形品をうることができる。
また、ヒンジは主ヒンジ4上に形成された折り曲げ用の溝6を中心として折り曲げられ、主ヒンジ4に一体に接続された弾性板5はこの動きに追従するようにしてその中央部において折曲される。蓋を開けるとき、蓋側の回動軌跡と弾性膜の最外縁回動軌跡との差で、思案点を越えると一気に回動し、170度前後の大きな開度が得られ、液体の注ぎ出しに便利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓋付きキャップの平面図である。
【図2】同上の底面図である。
【図3】図1のIII―III線に沿う断面図である。
【図4】ヒンジを溝に沿って切断して示した断面図である。
【図5】本発明のキャップの、ヒンジ部付近を中心に示した側面図である。
【図6】本発明のキャップを閉蓋した状態における、ヒンジ部付近の正面である。
【図7】本発明の他の実施例であって、弾性板の裏面側に補強部を形成した場合の平面図である。
【符号の説明】
1 キャップ本体
2 蓋
3 ヒンジ
4 主ヒンジ
5 弾性板
6 折り曲げ用溝
7 補強部

Claims (3)

  1. 円筒状のキャップ本体と円筒状の蓋との外壁をヒンジで一体に連結した合成樹脂製の蓋付きキャップであって、
    前記ヒンジは、キャップ本体及び蓋の円筒状の外壁に対し半径方向から接合するように形成され、剛直な主ヒンジと略均一な厚さの弾性板とからなり、該主ヒンジは、蓋の開の状態において、開いた上面が略平坦な面となり、該平坦な面上にキャップ本体と蓋との中間位置で横切る方向に向く折り曲げ溝を有し、該弾性板は、蓋の開の状態において、その内端部は該主ヒンジ部の該外側面にかつ該主ヒンジ部の該平坦な面に沿って接続され、その外端部は一端から下方外方に向かって傾斜した部位に渡って位置し、該弾性板の外端部は直線状又は僅かに反り返り状態を呈し、閉の状態において、僅かに外側に湾曲するように形成されるものであって、しかも、前記弾性板の外端部には、該弾性板がキャップ本体及び蓋の側壁とに接続する各角部に肉厚の補強部を一体に設けたことを特徴とする蓋付きキャップ。
  2. 前記肉厚の補強部は、キャップ本体及び蓋の側壁とに接する僅かな範囲において、前記弾性板の外端縁の表面又は裏面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の蓋付きキャップ。
  3. 前記弾性板の補強部間における外端部は、均一な厚さと弾性を有することを特徴とする請求項1に記載の蓋付きキャップ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009102066A (ja) * 2007-10-05 2009-05-14 Tokyo Raito Kogyo Kk キャップ
JP2011173612A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Shirouma Science Co Ltd 開閉キャップのヒンジ連結装置とそのキャップと容器
JP2013139285A (ja) * 2012-01-05 2013-07-18 Kureha Corp 膜状ヒンジを備えるヒンジキャップ
JP2015127248A (ja) * 2015-03-05 2015-07-09 日本クロージャー株式会社 ヒンジキャップ
JP2017007698A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 大日本印刷株式会社 キャップのヒンジ構造、キャップ、及びキャップ付容器

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