JP2004058243A - 内面研削工具及び内面研削方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】取付け軸とその取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備えた内面研削工具により円筒状小物ワークの小径穴などの内面研削を行うに際し、砥石部に対して十分な量な研削液を容易に供給できるようにすること。
【解決手段】取付け軸11と、該取付け軸11の先端部11aに固着された砥石部12とを備えた内面研削工具10において、前記取付け軸11が、前記砥石部12に向かう程徐々に軸径が大きくなるテーパ部11bを有している内面研削工具。内面研削工具を回転させて被加工物の穴の内面研削を行う内面研削方法において、前記内面研削工具として、取付け軸と、該取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備え、前記取付け軸が前記砥石部に向かう程徐々に軸径が大きくなるテーパ部を有する内面研削工具を用いることを特徴とする内面研削方法。
【選択図】 図1
【解決手段】取付け軸11と、該取付け軸11の先端部11aに固着された砥石部12とを備えた内面研削工具10において、前記取付け軸11が、前記砥石部12に向かう程徐々に軸径が大きくなるテーパ部11bを有している内面研削工具。内面研削工具を回転させて被加工物の穴の内面研削を行う内面研削方法において、前記内面研削工具として、取付け軸と、該取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備え、前記取付け軸が前記砥石部に向かう程徐々に軸径が大きくなるテーパ部を有する内面研削工具を用いることを特徴とする内面研削方法。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、円筒状小物ワークの小径穴などの内面研削を行うに際し、砥石に対して十分な量な研削液を容易に供給できるようにした、内面研削工具及び内面研削方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内面研削工具として、取付け軸と、この取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備えた軸付き砥石が知られている。一般に、ワークの穴の内面研削では、平面や外周面の研削とは違って、砥石に対する外部からの研削液の供給が不足する場合が多い。特に、軸付き砥石を用いて円筒状小物ワークなどの小径穴を内面研削する場合、剛性確保のために取付け軸の軸径をできるだけ大きくすると、取付け軸及び砥石部と、ワークの穴の周壁面との隙間が狭くなるため、外部から砥石部外周面(研削面)に研削液を供給することが困難になる。砥石部に対する研削液の供給が不足すると、砥石研削面での温度上昇が著しく大きくなり、砥石部の摩耗(減耗)を速めたり、ワークの研削加工面の材質が劣化したりするという不具合が生じる。
【0003】
従来、比較的小径の砥石において、十分の量の研削液を無駄なく確実に砥石内部を介して研削面に供給することを目的として、内面研削・溝研削用の研削砥石が提案されている(特開平10−34542号公報)。この従来の研削砥石は、工具ホルダ、カップ状のカラー、砥石本体及び取付けボルトにより構成されており、先端面に開口して軸線方向のねじ穴が形成された先端側の小径部をもつことにより段部が形成された工具ホルダと、 底部に中心孔及びその周囲に分布した複数の連結孔が貫通形成されており、工具ホルダの小径部に中心孔が嵌合されると共に、内周面が工具ホルダの小径部の外周面との間に筒状空間を形成するカップ状のカラーと、 外周に砥粒層をもった周壁部には、外周面に開口した複数の吐出孔と基端面に開口しカラーの連結孔に対応する複数の連通孔とが連通して形成され、中心孔が工具ホルダの小径部に嵌合される共に、基端面がカラーの底部外側面に当接された円筒形の砥石本体と、 及び砥石本体とカラーとを一体的に工具ホルダに締着するべく工具ホルダのねじ穴にねじ込まれた取付けボルトとからなっている。
【0004】
この従来の研削砥石では、工具ホルダとその外側に配されたカップ状のカラーとの間に形成される筒状空間に対して、その斜め後方より、外部の研削液噴出ノズルからの研削液の噴流を向けることにより、円筒状空間、カラーの連結孔及び砥石本体の連通孔を介して、砥石本体の吐出孔から研削液を砥粒層の外周面に流出させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし前記従来の研削砥石では、前述したように、工具ホルダ、カップ状のカラー、砥石本体及び取付けボルトにより構成したものであるから、構成が複雑で小形化し難く、内径が10mm程度以下の小径穴の内面研削用としての製作が困難であるという欠点があった。
【0006】
そこで本発明は、取付け軸とその取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備えた内面研削工具により円筒状小物ワークの小径穴などの内面研削を行うに際し、砥石部に対して十分な量な研削液を容易に供給できるようにすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本願発明では次の技術的手段を講じている。請求項1の発明は、取付け軸と、該取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備えた内面研削工具において、前記取付け軸が、前記砥石部に向かう程徐々に軸径が大きくなるテーパ部を有していることを特徴とする内面研削工具である。
【0008】
請求項2の発明は、前記請求項1記載の内面研削工具において、前記テーパ部のテーパ角度が45度以下であることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3の発明は、前記請求項1又は2記載の内面研削工具において、前記砥石部に前記テーパ部側から砥石部先端に向かって研削液案内溝が形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
請求項4の発明は、内面研削工具を回転させて被加工物の穴の内面研削を行う内面研削方法において、前記内面研削工具として、取付け軸と、該取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備え、前記取付け軸が前記砥石部に向かう程徐々に軸径が大きくなるテーパ部を有する内面研削工具を用いることを特徴とする内面研削方法である。
【0011】
請求項5の発明は、前記請求項4記載の内面研削方法において、前記テーパ部に外部から研削液を供給しながら研削を行うことを特徴とするものである。
【0012】
本発明による内面研削工具によれば、取付け軸は砥石部に向かう程徐々に軸径が大きくなるテーパ部を有しているので、外部の例えば研削液噴出ノズルからテーパ部にかけられた研削液を、取付け軸の回転による遠心力によりテーパ部に沿って砥石部方向に導いて取付け軸先端部に固着された砥石部に到達させ、研削面である砥石部外周面に供給することができる。このように、円筒状小物ワークの小径穴などの内面研削を行うに際し、テーパ部を有する取付け軸とその取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備えた簡単な構成により、砥石部外周面と穴の内周面との隙間が狭いワークの場合でも、砥石部に対して十分な量の研削液を容易に供給することができる。
【0013】
本発明による内面研削工具においては、テーパ部のテーパ角度θは45度以下がよい。テーパ角度θは、正面視においてテーパ部外周面母線と取付け軸の軸線とのなす角度である。テーパ角度θが45度を超えると、研削液は、取付け軸の回転による遠心力によりテーパ部外周面と砥石部外周面との境界部分で外方へ飛び出してしまうため、砥石部に十分な量到達しない。また、テーパ角度θが45度を超えると、テーパ部基端側に連なる軸平行部の軸径が小さくなって取付け軸の剛性が低下しすぎることになる。テーパ角度θの下限値は2度がよい。2度を下回るとテーパ効果が十分に得られない。取付け軸の剛性を確保しつつ、テーパ効果が十分に得られる点から、テーパ角度θは、より好ましくは2〜30度がよい。
【0014】
本発明による内面研削工具において、砥石部にテーパ部側から砥石部先端に向かって複数の研削液案内溝が形成されているものがよい。砥石部に研削液案内溝が形成されているものでは、これらの研削液案内溝内にテーパ部からの研削液が導かれ、この研削液案内溝内に導かれ研削液が、取付け軸の回転による遠心力により砥石部外周面に連続的に供給されることになる。
【0015】
また、本発明による内面研削方法によれば、内面研削工具として、テーパ部を有する取付け軸とその取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備えた前記の内面研削工具を用いるようにしたものであるから、円筒状小物ワークの小径穴などの内面研削を行うに際し、砥石部に対して十分な量な研削液を容易に供給することができる。
【0016】
本発明による内面研削工具及び内面研削方法は、穴内径D1が1〜20mm程度の範囲であって、穴長さ(穴深さ)Hが穴内径D1の1/2以上を有する穴の内面研削について、砥石部外径D2が穴内径D1の1/2以上である内面研削工具を用いて行う場合に好適である。穴長さHが穴内径D1の1/2以上のものでは、外部からの研削液が内面研削すべき穴の奥まで入り難く、本発明による効果が顕著となる。また、砥石部外径D2が穴内径D1の1/2以上であるものでは、砥石部外周面と穴の内周面との隙間が狭くて、本発明による効果が顕著となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。表1に示すように、実施例のNo.1〜No.3の内面研削工具と、比較例のNo.4〜No.7の内面研削工具とを作製し、これらについて実験し評価を行った。
【0018】
図1は本発明の第1実施形態による内面研削工具の構成を示す正面図である。この内面研削工具10は、取付け軸11と、この取付け軸11の先端部11a外周面に固着された円筒状の砥石部(砥粒層)12とを備えている。取付け軸11は、図1に示すように、円柱状をなす先端部11aと、この先端部11aに連なり、前記砥石部12に向かう程徐々に軸径が大きくなるテーパ部11bと、このテーパ部11bに連なりこれよりも小径の円柱状をなす平行部11cと、この平行部11cに連なりこれよりも大径の鍔付き基端部(砥石固定部)11dとを、先端から順に備えている。鍔付き基端部11dが研削盤の回転軸把持部に把持されることにより、内面研削工具10が研削盤の回転軸に固定されるようになっている。
【0019】
この図1に示す第1実施形態の内面研削工具として、No.1とNo.2の内面研削工具を作製した。No.1とNo.2の内面研削工具では、その取付け軸11の全体は工具鋼からなっている。また、その砥石部12は、砥粒番号#400のダイヤモンド砥粒による電着砥石であり、ニッケル含有溶液中に取付け軸11の先端部11aの周りに前記ダイヤモンド砥粒を詰めたものを浸漬し、電流を流すことで先端部11aにニッケルめっきを施すことにより、ダイヤモンド電着砥石となされたものである。そして、No.1の内面研削工具は、砥石部12の外径D2:7.06mm、砥石部12の長さL:5mm、砥石部12の肉厚(砥粒の直径):30μm、取付け軸11の平行部11cの外径D3:5mm、テーパ角度θ:5°である。また、No.2の内面研削工具は、テーパ角度θが30°であり、それ以外の点についてはNo.1の内面研削工具と同一である。
【0020】
図2は本発明の第2実施形態による内面研削工具の構成を示す正面図である。研削液案内溝が付加されている点以外は、図1に示す内面研削工具と同一構成なので、両者に共通する部分には同一の符号を付して説明を省略し、研削液案内溝についてのみ説明する。この内面研削工具10’は、図2に示すように、その砥石部12’にテーパ部11b側から砥石部12’先端に向かって複数の研削液案内溝13が形成されている。この場合、研削液案内溝13の深さは、取付け軸11の先端部11a表面まで達している。なお、研削液案内溝13は必ずしも取付け軸軸線方向に沿う必要はなく、取付け軸軸線に対して斜めに形成してもよい。
【0021】
この図2に示す第2実施形態の内面研削工具として、No.3の内面研削工具を作製した。No.3の内面研削工具は、その砥石部12’外周における該外周を八等分する位置に、取付け軸11の軸線方向に沿う研削液案内溝13がそれぞれ形成されており、それ以外については、前記No.1の内面研削工具と同一である。前記各研削液案内溝13の溝幅は、1mmである。
【0022】
図3は比較例の内面研削工具の構成を示す正面図である。この比較例の内面研削工具20は、取付け軸21と、この取付け軸21の先端部21a外周面に固着された円筒状の砥石部(砥粒層)22とを備えている。取付け軸21は、図3に示すように、円柱状をなす先端部21aと、この先端部21aに連なりこれとほぼ同径で円柱状をなす平行部21bと、この平行部21bに連なる鍔付き基端部(砥石固定部)21cとを、先端から順に備えている。
【0023】
この図3に示す比較例の内面研削工具として、No.4とNo.5の内面研削工具を作製した。No.4とNo.5の内面研削工具では、その取付け軸21の全体は工具鋼からなっている。また、その砥石部22は、砥粒番号#400のダイヤモンド砥粒による電着砥石である。No.4の内面研削工具は、砥石部22の外径D2:7.06mm、砥石部22の長さL:5mm、砥石部22の肉厚:30μm、取付け軸21の平行部21bの外径D3:30μmである。また、No.5の内面研削工具は、砥石部22の外径D2:5.06mm、平行部21bの外径D3:5mmであり、その他の点についてはNo.4の内面研削工具と同一である。
【0024】
図4は別の比較例の内面研削工具の構成を示す正面図である。この比較例の内面研削工具20’は、図4に示すように、その砥石部22’に取付け軸軸線方向に沿う複数の研削液案内溝23が形成されており、これ以外は図3に示す内面研削工具と同一構成である。この場合、研削液案内溝23の深さは、取付け軸21の先端部21a表面まで達している。この図4に示す比較例の内面研削工具として、No.7の内面研削工具を作製した。No.7の内面研削工具は、その砥石部22’外周における該外周を八等分する位置に、取付け軸21の軸線方向に沿う研削液案内溝23がそれぞれ形成されており、それ以外については、前記No.4の内面研削工具と同一である。前記各研削液案内溝23の溝幅は、1mmである。
【0025】
また、比較例としてNo.6の内面研削工具を作製した。このNo.6の内面研削工具は、テーパ角度θを70°とした点以外は、前記No.1の内面研削工具と同一である。
【0026】
【表1】
【0027】
次に、表1に示す前述した、実施例のNo.1〜No.3の内面研削工具と比較例のNo.4〜No.7の内面研削工具とを用いて、内径8mm、深さ15mmの貫通穴を有する円筒状のアルミナセラミックス部材の前記貫通穴の内面研削を行った。内面研削に先立ち、まず、内面研削時の研削液供給状態を定量評価するため、下記の試験条件1において下向き姿勢にて内面研削工具を回転させながら前記貫通穴内に挿入し、水溶性の研削液を供給した。この場合、テーパ部を有するNo.1〜No.3及びNo.6の内面研削工具については、取付け軸のテーパ部に向けて外部から研削液供給ノズルにより研削液を供給し、テーパ部を有しないNo.4、No.5及びNo.7については、取付け軸の平行部に向けて外部から研削液供給ノズルにより研削液を供給した。
【0028】
前記試験条件1は、研削工具回転数:15000回/分、切込み量:0mm、貫通穴への砥石部先端の挿入深さ:8mm、研削液供給量:3リットル/分、である。そして、前記貫通穴の他端側より洩れてくる研削液を1分間集め、その研削液収集量を測定した。結果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】
表2における研削液収集量からわかるように、取付け軸にテーパ部を有しない比較例のNo.4、No.5及びNo.7については、砥石部外周面に供給される研削液の量が少なかった。特にNo.4の内面研削工具では、砥石部外周面と貫通穴の内周面との最大隙間が1.0mmと狭いため、該隙間内に進入した研削液の量が極めて少なかった。No.7の内面研削工具では、砥石部外周面に供給される研削液の量は、研削液案内溝23が形成されていることでNo.4の内面研削工具に比べて増加しているものの、少ないものであった。また、比較例のNo.6の内面研削工具では、テーパ部を有するものの、テーパ角度θが本発明の規定要件を外れて大きすぎるため、砥石部外周面と貫通穴の内周面との隙間内に導かれる研削液の量が少ないものであった。
【0031】
これに対して、実施例のNo.1〜No.3の内面研削工具では、砥石部外周面と貫通穴の内周面との隙間内、つまり、砥石部外周面に、十分に研削液を供給することができた。
【0032】
次に、実施例のNo.1〜No.3の内面研削工具と比較例のNo.4〜No.7の内面研削工具とを用いて、下記の試験条件2において、内径8mm、深さ15mmの貫通穴を有する円筒状のアルミナセラミックス部材の前記貫通穴の内面研削を行った。
【0033】
前記試験条件2は、研削工具回転数:15000回/分、アルミナセラミックス部材の回転数:1000回/分、切込み量:10μm/パス、送り速度:150mm/分、1個あたりの研削量:直径で1mm、研削液供給量:3リットル/分、である。そして、No.1〜No.7の内面研削工具ごとに、それぞれ5個のアルミナセラミックス部材の穴内面研削を行ってから、砥石磨耗量(直径減少量)を測定した。結果を表2に示す。
【0034】
表2からわかるように、比較例のNo.4〜No.7の内面研削工具では、砥石磨耗量が20〜12μmであった。これに対して、実施例のNo.1〜No.3の内面研削工具では、砥石磨耗量が5〜2μmであり、比較例に比べて大幅に少ないものであった。比較例のNo.4〜No.7の内面研削工具では、砥石部外周面に十分な量の研削液を供給することができず、砥石研削面の温度が上昇し、砥石摩耗が進行したためと考えられる。
【0035】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明による内面研削工具及び内面研削方法によれば、
取付け軸とその取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備えた内面研削工具により円筒状小物ワークの小径穴などの内面研削を行うに際し、前記取付け軸が前記砥石部に向かう程徐々に軸径が大きくなるテーパ部を有しているので、前記砥石部に対して十分な量な研削液を容易に供給することができ、砥石摩耗量を減らすことができるとともに、ワークの研削加工面の材質劣化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による内面研削工具の構成を示す正面図である。
【図2】本発明の第2実施形態による内面研削工具の構成を示す正面図である。
【図3】比較例の内面研削工具の構成を示す正面図である。
【図4】別の比較例の内面研削工具の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
10,10’…内面研削工具 11…取付け軸 11a…先端部 11b…テーパ部 11c…平行部 11d…鍔付き基端部 12,12’…砥石部 13…研削液案内溝
【発明の属する技術分野】
本発明は、円筒状小物ワークの小径穴などの内面研削を行うに際し、砥石に対して十分な量な研削液を容易に供給できるようにした、内面研削工具及び内面研削方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内面研削工具として、取付け軸と、この取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備えた軸付き砥石が知られている。一般に、ワークの穴の内面研削では、平面や外周面の研削とは違って、砥石に対する外部からの研削液の供給が不足する場合が多い。特に、軸付き砥石を用いて円筒状小物ワークなどの小径穴を内面研削する場合、剛性確保のために取付け軸の軸径をできるだけ大きくすると、取付け軸及び砥石部と、ワークの穴の周壁面との隙間が狭くなるため、外部から砥石部外周面(研削面)に研削液を供給することが困難になる。砥石部に対する研削液の供給が不足すると、砥石研削面での温度上昇が著しく大きくなり、砥石部の摩耗(減耗)を速めたり、ワークの研削加工面の材質が劣化したりするという不具合が生じる。
【0003】
従来、比較的小径の砥石において、十分の量の研削液を無駄なく確実に砥石内部を介して研削面に供給することを目的として、内面研削・溝研削用の研削砥石が提案されている(特開平10−34542号公報)。この従来の研削砥石は、工具ホルダ、カップ状のカラー、砥石本体及び取付けボルトにより構成されており、先端面に開口して軸線方向のねじ穴が形成された先端側の小径部をもつことにより段部が形成された工具ホルダと、 底部に中心孔及びその周囲に分布した複数の連結孔が貫通形成されており、工具ホルダの小径部に中心孔が嵌合されると共に、内周面が工具ホルダの小径部の外周面との間に筒状空間を形成するカップ状のカラーと、 外周に砥粒層をもった周壁部には、外周面に開口した複数の吐出孔と基端面に開口しカラーの連結孔に対応する複数の連通孔とが連通して形成され、中心孔が工具ホルダの小径部に嵌合される共に、基端面がカラーの底部外側面に当接された円筒形の砥石本体と、 及び砥石本体とカラーとを一体的に工具ホルダに締着するべく工具ホルダのねじ穴にねじ込まれた取付けボルトとからなっている。
【0004】
この従来の研削砥石では、工具ホルダとその外側に配されたカップ状のカラーとの間に形成される筒状空間に対して、その斜め後方より、外部の研削液噴出ノズルからの研削液の噴流を向けることにより、円筒状空間、カラーの連結孔及び砥石本体の連通孔を介して、砥石本体の吐出孔から研削液を砥粒層の外周面に流出させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし前記従来の研削砥石では、前述したように、工具ホルダ、カップ状のカラー、砥石本体及び取付けボルトにより構成したものであるから、構成が複雑で小形化し難く、内径が10mm程度以下の小径穴の内面研削用としての製作が困難であるという欠点があった。
【0006】
そこで本発明は、取付け軸とその取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備えた内面研削工具により円筒状小物ワークの小径穴などの内面研削を行うに際し、砥石部に対して十分な量な研削液を容易に供給できるようにすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本願発明では次の技術的手段を講じている。請求項1の発明は、取付け軸と、該取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備えた内面研削工具において、前記取付け軸が、前記砥石部に向かう程徐々に軸径が大きくなるテーパ部を有していることを特徴とする内面研削工具である。
【0008】
請求項2の発明は、前記請求項1記載の内面研削工具において、前記テーパ部のテーパ角度が45度以下であることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3の発明は、前記請求項1又は2記載の内面研削工具において、前記砥石部に前記テーパ部側から砥石部先端に向かって研削液案内溝が形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
請求項4の発明は、内面研削工具を回転させて被加工物の穴の内面研削を行う内面研削方法において、前記内面研削工具として、取付け軸と、該取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備え、前記取付け軸が前記砥石部に向かう程徐々に軸径が大きくなるテーパ部を有する内面研削工具を用いることを特徴とする内面研削方法である。
【0011】
請求項5の発明は、前記請求項4記載の内面研削方法において、前記テーパ部に外部から研削液を供給しながら研削を行うことを特徴とするものである。
【0012】
本発明による内面研削工具によれば、取付け軸は砥石部に向かう程徐々に軸径が大きくなるテーパ部を有しているので、外部の例えば研削液噴出ノズルからテーパ部にかけられた研削液を、取付け軸の回転による遠心力によりテーパ部に沿って砥石部方向に導いて取付け軸先端部に固着された砥石部に到達させ、研削面である砥石部外周面に供給することができる。このように、円筒状小物ワークの小径穴などの内面研削を行うに際し、テーパ部を有する取付け軸とその取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備えた簡単な構成により、砥石部外周面と穴の内周面との隙間が狭いワークの場合でも、砥石部に対して十分な量の研削液を容易に供給することができる。
【0013】
本発明による内面研削工具においては、テーパ部のテーパ角度θは45度以下がよい。テーパ角度θは、正面視においてテーパ部外周面母線と取付け軸の軸線とのなす角度である。テーパ角度θが45度を超えると、研削液は、取付け軸の回転による遠心力によりテーパ部外周面と砥石部外周面との境界部分で外方へ飛び出してしまうため、砥石部に十分な量到達しない。また、テーパ角度θが45度を超えると、テーパ部基端側に連なる軸平行部の軸径が小さくなって取付け軸の剛性が低下しすぎることになる。テーパ角度θの下限値は2度がよい。2度を下回るとテーパ効果が十分に得られない。取付け軸の剛性を確保しつつ、テーパ効果が十分に得られる点から、テーパ角度θは、より好ましくは2〜30度がよい。
【0014】
本発明による内面研削工具において、砥石部にテーパ部側から砥石部先端に向かって複数の研削液案内溝が形成されているものがよい。砥石部に研削液案内溝が形成されているものでは、これらの研削液案内溝内にテーパ部からの研削液が導かれ、この研削液案内溝内に導かれ研削液が、取付け軸の回転による遠心力により砥石部外周面に連続的に供給されることになる。
【0015】
また、本発明による内面研削方法によれば、内面研削工具として、テーパ部を有する取付け軸とその取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備えた前記の内面研削工具を用いるようにしたものであるから、円筒状小物ワークの小径穴などの内面研削を行うに際し、砥石部に対して十分な量な研削液を容易に供給することができる。
【0016】
本発明による内面研削工具及び内面研削方法は、穴内径D1が1〜20mm程度の範囲であって、穴長さ(穴深さ)Hが穴内径D1の1/2以上を有する穴の内面研削について、砥石部外径D2が穴内径D1の1/2以上である内面研削工具を用いて行う場合に好適である。穴長さHが穴内径D1の1/2以上のものでは、外部からの研削液が内面研削すべき穴の奥まで入り難く、本発明による効果が顕著となる。また、砥石部外径D2が穴内径D1の1/2以上であるものでは、砥石部外周面と穴の内周面との隙間が狭くて、本発明による効果が顕著となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。表1に示すように、実施例のNo.1〜No.3の内面研削工具と、比較例のNo.4〜No.7の内面研削工具とを作製し、これらについて実験し評価を行った。
【0018】
図1は本発明の第1実施形態による内面研削工具の構成を示す正面図である。この内面研削工具10は、取付け軸11と、この取付け軸11の先端部11a外周面に固着された円筒状の砥石部(砥粒層)12とを備えている。取付け軸11は、図1に示すように、円柱状をなす先端部11aと、この先端部11aに連なり、前記砥石部12に向かう程徐々に軸径が大きくなるテーパ部11bと、このテーパ部11bに連なりこれよりも小径の円柱状をなす平行部11cと、この平行部11cに連なりこれよりも大径の鍔付き基端部(砥石固定部)11dとを、先端から順に備えている。鍔付き基端部11dが研削盤の回転軸把持部に把持されることにより、内面研削工具10が研削盤の回転軸に固定されるようになっている。
【0019】
この図1に示す第1実施形態の内面研削工具として、No.1とNo.2の内面研削工具を作製した。No.1とNo.2の内面研削工具では、その取付け軸11の全体は工具鋼からなっている。また、その砥石部12は、砥粒番号#400のダイヤモンド砥粒による電着砥石であり、ニッケル含有溶液中に取付け軸11の先端部11aの周りに前記ダイヤモンド砥粒を詰めたものを浸漬し、電流を流すことで先端部11aにニッケルめっきを施すことにより、ダイヤモンド電着砥石となされたものである。そして、No.1の内面研削工具は、砥石部12の外径D2:7.06mm、砥石部12の長さL:5mm、砥石部12の肉厚(砥粒の直径):30μm、取付け軸11の平行部11cの外径D3:5mm、テーパ角度θ:5°である。また、No.2の内面研削工具は、テーパ角度θが30°であり、それ以外の点についてはNo.1の内面研削工具と同一である。
【0020】
図2は本発明の第2実施形態による内面研削工具の構成を示す正面図である。研削液案内溝が付加されている点以外は、図1に示す内面研削工具と同一構成なので、両者に共通する部分には同一の符号を付して説明を省略し、研削液案内溝についてのみ説明する。この内面研削工具10’は、図2に示すように、その砥石部12’にテーパ部11b側から砥石部12’先端に向かって複数の研削液案内溝13が形成されている。この場合、研削液案内溝13の深さは、取付け軸11の先端部11a表面まで達している。なお、研削液案内溝13は必ずしも取付け軸軸線方向に沿う必要はなく、取付け軸軸線に対して斜めに形成してもよい。
【0021】
この図2に示す第2実施形態の内面研削工具として、No.3の内面研削工具を作製した。No.3の内面研削工具は、その砥石部12’外周における該外周を八等分する位置に、取付け軸11の軸線方向に沿う研削液案内溝13がそれぞれ形成されており、それ以外については、前記No.1の内面研削工具と同一である。前記各研削液案内溝13の溝幅は、1mmである。
【0022】
図3は比較例の内面研削工具の構成を示す正面図である。この比較例の内面研削工具20は、取付け軸21と、この取付け軸21の先端部21a外周面に固着された円筒状の砥石部(砥粒層)22とを備えている。取付け軸21は、図3に示すように、円柱状をなす先端部21aと、この先端部21aに連なりこれとほぼ同径で円柱状をなす平行部21bと、この平行部21bに連なる鍔付き基端部(砥石固定部)21cとを、先端から順に備えている。
【0023】
この図3に示す比較例の内面研削工具として、No.4とNo.5の内面研削工具を作製した。No.4とNo.5の内面研削工具では、その取付け軸21の全体は工具鋼からなっている。また、その砥石部22は、砥粒番号#400のダイヤモンド砥粒による電着砥石である。No.4の内面研削工具は、砥石部22の外径D2:7.06mm、砥石部22の長さL:5mm、砥石部22の肉厚:30μm、取付け軸21の平行部21bの外径D3:30μmである。また、No.5の内面研削工具は、砥石部22の外径D2:5.06mm、平行部21bの外径D3:5mmであり、その他の点についてはNo.4の内面研削工具と同一である。
【0024】
図4は別の比較例の内面研削工具の構成を示す正面図である。この比較例の内面研削工具20’は、図4に示すように、その砥石部22’に取付け軸軸線方向に沿う複数の研削液案内溝23が形成されており、これ以外は図3に示す内面研削工具と同一構成である。この場合、研削液案内溝23の深さは、取付け軸21の先端部21a表面まで達している。この図4に示す比較例の内面研削工具として、No.7の内面研削工具を作製した。No.7の内面研削工具は、その砥石部22’外周における該外周を八等分する位置に、取付け軸21の軸線方向に沿う研削液案内溝23がそれぞれ形成されており、それ以外については、前記No.4の内面研削工具と同一である。前記各研削液案内溝23の溝幅は、1mmである。
【0025】
また、比較例としてNo.6の内面研削工具を作製した。このNo.6の内面研削工具は、テーパ角度θを70°とした点以外は、前記No.1の内面研削工具と同一である。
【0026】
【表1】
【0027】
次に、表1に示す前述した、実施例のNo.1〜No.3の内面研削工具と比較例のNo.4〜No.7の内面研削工具とを用いて、内径8mm、深さ15mmの貫通穴を有する円筒状のアルミナセラミックス部材の前記貫通穴の内面研削を行った。内面研削に先立ち、まず、内面研削時の研削液供給状態を定量評価するため、下記の試験条件1において下向き姿勢にて内面研削工具を回転させながら前記貫通穴内に挿入し、水溶性の研削液を供給した。この場合、テーパ部を有するNo.1〜No.3及びNo.6の内面研削工具については、取付け軸のテーパ部に向けて外部から研削液供給ノズルにより研削液を供給し、テーパ部を有しないNo.4、No.5及びNo.7については、取付け軸の平行部に向けて外部から研削液供給ノズルにより研削液を供給した。
【0028】
前記試験条件1は、研削工具回転数:15000回/分、切込み量:0mm、貫通穴への砥石部先端の挿入深さ:8mm、研削液供給量:3リットル/分、である。そして、前記貫通穴の他端側より洩れてくる研削液を1分間集め、その研削液収集量を測定した。結果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】
表2における研削液収集量からわかるように、取付け軸にテーパ部を有しない比較例のNo.4、No.5及びNo.7については、砥石部外周面に供給される研削液の量が少なかった。特にNo.4の内面研削工具では、砥石部外周面と貫通穴の内周面との最大隙間が1.0mmと狭いため、該隙間内に進入した研削液の量が極めて少なかった。No.7の内面研削工具では、砥石部外周面に供給される研削液の量は、研削液案内溝23が形成されていることでNo.4の内面研削工具に比べて増加しているものの、少ないものであった。また、比較例のNo.6の内面研削工具では、テーパ部を有するものの、テーパ角度θが本発明の規定要件を外れて大きすぎるため、砥石部外周面と貫通穴の内周面との隙間内に導かれる研削液の量が少ないものであった。
【0031】
これに対して、実施例のNo.1〜No.3の内面研削工具では、砥石部外周面と貫通穴の内周面との隙間内、つまり、砥石部外周面に、十分に研削液を供給することができた。
【0032】
次に、実施例のNo.1〜No.3の内面研削工具と比較例のNo.4〜No.7の内面研削工具とを用いて、下記の試験条件2において、内径8mm、深さ15mmの貫通穴を有する円筒状のアルミナセラミックス部材の前記貫通穴の内面研削を行った。
【0033】
前記試験条件2は、研削工具回転数:15000回/分、アルミナセラミックス部材の回転数:1000回/分、切込み量:10μm/パス、送り速度:150mm/分、1個あたりの研削量:直径で1mm、研削液供給量:3リットル/分、である。そして、No.1〜No.7の内面研削工具ごとに、それぞれ5個のアルミナセラミックス部材の穴内面研削を行ってから、砥石磨耗量(直径減少量)を測定した。結果を表2に示す。
【0034】
表2からわかるように、比較例のNo.4〜No.7の内面研削工具では、砥石磨耗量が20〜12μmであった。これに対して、実施例のNo.1〜No.3の内面研削工具では、砥石磨耗量が5〜2μmであり、比較例に比べて大幅に少ないものであった。比較例のNo.4〜No.7の内面研削工具では、砥石部外周面に十分な量の研削液を供給することができず、砥石研削面の温度が上昇し、砥石摩耗が進行したためと考えられる。
【0035】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明による内面研削工具及び内面研削方法によれば、
取付け軸とその取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備えた内面研削工具により円筒状小物ワークの小径穴などの内面研削を行うに際し、前記取付け軸が前記砥石部に向かう程徐々に軸径が大きくなるテーパ部を有しているので、前記砥石部に対して十分な量な研削液を容易に供給することができ、砥石摩耗量を減らすことができるとともに、ワークの研削加工面の材質劣化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による内面研削工具の構成を示す正面図である。
【図2】本発明の第2実施形態による内面研削工具の構成を示す正面図である。
【図3】比較例の内面研削工具の構成を示す正面図である。
【図4】別の比較例の内面研削工具の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
10,10’…内面研削工具 11…取付け軸 11a…先端部 11b…テーパ部 11c…平行部 11d…鍔付き基端部 12,12’…砥石部 13…研削液案内溝
Claims (5)
- 取付け軸と、該取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備えた内面研削工具において、前記取付け軸が、前記砥石部に向かう程徐々に軸径が大きくなるテーパ部を有していることを特徴とする内面研削工具。
- 前記テーパ部のテーパ角度が45度以下であることを特徴とする請求項1記載の内面研削工具。
- 前記砥石部に前記テーパ部側から砥石部先端に向かって研削液案内溝が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の内面研削工具。
- 内面研削工具を回転させて被加工物の穴の内面研削を行う内面研削方法において、前記内面研削工具として、取付け軸と、該取付け軸の先端部に固着された砥石部とを備え、前記取付け軸が前記砥石部に向かう程徐々に軸径が大きくなるテーパ部を有する内面研削工具を用いることを特徴とする内面研削方法。
- 前記テーパ部に外部から研削液を供給しながら研削を行うことを特徴とする請求項4記載の内面研削方法。
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---|---|---|---|
JP2002223215A JP2004058243A (ja) | 2002-07-31 | 2002-07-31 | 内面研削工具及び内面研削方法 |
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CN103522180A (zh) * | 2013-05-31 | 2014-01-22 | 洛阳嘉维轴承制造有限公司 | 一种精磨主轴锥孔的专用夹具 |
KR20140087037A (ko) | 2011-12-02 | 2014-07-08 | 아지노모토 가부시키가이샤 | 키나제 저해제의 부작용 저감제 |
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- 2002-07-31 JP JP2002223215A patent/JP2004058243A/ja active Pending
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