JP2004056714A - 動画音声再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両走行中の装置の作動負担が小さく、低コストかつ小型で、構造が簡単な動画音声再生装置を提供する。
【解決手段】車両の走行規制解除中はスピーカ装置SPおよび画像表示器80による広告の読上げおよび動画表示が行われ、車両の走行規制中はスピーカ装置SPによる広告の読上げおよび画像表示器80による静止画の表示が行われる。車両の走行規制状態から走行規制解除状態へと移行した場合、スピーカ装置SPによる広告の読上げが継続されるのに加え、画像表示器80により、その広告の最初から動画の表示が開始される。その後、スピーカ装置SPによる広告の読上げが終了すると、画像表示器80による広告の動画表示が途中であっても、その広告の再生が終了される。
【選択図】 図6
【解決手段】車両の走行規制解除中はスピーカ装置SPおよび画像表示器80による広告の読上げおよび動画表示が行われ、車両の走行規制中はスピーカ装置SPによる広告の読上げおよび画像表示器80による静止画の表示が行われる。車両の走行規制状態から走行規制解除状態へと移行した場合、スピーカ装置SPによる広告の読上げが継続されるのに加え、画像表示器80により、その広告の最初から動画の表示が開始される。その後、スピーカ装置SPによる広告の読上げが終了すると、画像表示器80による広告の動画表示が途中であっても、その広告の再生が終了される。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載され、入力された動画データおよびそれに対応した音声データに基づき動画および音声を再生する動画音声再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載された動画音声再生装置に関する従来技術として、特開2000−306315号公報がある。これに開示された動画音声再生装置は、車両の安全上の配慮から、車両が走行中であることを検出したときは表示装置に画像を表示せず、音声のみによる情報の提供を行うようにしている。
【0003】
しかしながら、上述した公報に記載された従来技術によると、車両が走行中にあるときも、表示装置による画像表示こそ禁止するものの、画像形成回路によって画像データが形成されており、画像形成回路、周辺の信号変換器および制御部の作動負担が大きく、各装置の耐久性あるいは車両のバッテリーの電気的負担の面で課題を含んだものであった。
【0004】
上述した課題を解消するため、車両走行中は画像表示データ形成のための信号処理を一切取りやめる方法がある。しかしながら、この構成によれば車両走行中の画像表示に関連した各装置の負担は軽減できるが、その後、車両の停止を検出して再び画像表示をその途中から開始する際に、表示する画像と音声との間の同期をとる必要が発生する。画像と音声との間の同期をとるためには、両者の信号の時間的な対応づけを行なわなければならず、装置のコスト高および大型化につながる。
【0005】
【発明の概要】
本発明は、車両走行中の装置の作動負担が小さく、低コストかつ小型で、構造が簡単な動画音声再生装置を提供することを目的とする。本発明においては、車両に搭載され、入力された動画データに基づき動画を再生する動画再生装置、入力された音声データに基づき音声を再生する音声再生装置、および車両の走行状態を検出する走行状態検出装置を備え、前記走行状態検出装置が車両の走行状態を検出したときは、前記音声再生装置は音声を再生し、前記動画再生装置は前記再生中の音声データに対応する動画データの再生をとりやめ、その後、前記走行状態検出装置が車両の走行状態を検出しなくなったとき、前記動画再生装置は前記音声再生装置が再生中の前記音声データに対応する前記動画データを最初から再生することを特徴とする動画音声再生装置とした。
【0006】
この本発明の構成によれば、車両の走行状態を検出したときは、動画再生装置は動画の再生をとりやめ、その後、車両の走行状態を検出しなくなったとき、音声再生装置が再生するのに用いた音声データに対応する動画データを用いて動画を最初から再生するため、車両走行中の装置の作動負担を小さくすることができるとともに、動画と音声との間の同期をとる必要がなく、低コストかつ小型で、構造が簡単な動画音声再生装置とすることができる。
【0007】
また、本発明の詳細な構成においては、前記音声再生装置が前記音声データをすべて用いて音声を再生し終えたとき、前記動画再生装置および前記音声再生装置は、それぞれ前記動画データおよび前記音声データを用いた動画および音声の再生を終了することを特徴とする本発明記載の動画音声再生装置とした。
【0008】
この本発明の詳細な構成によれば、音声再生装置が音声データをすべて用いて音声を再生し終えたとき、動画再生装置および音声再生装置は、それぞれ動画データおよび音声データを用いた動画および音声の再生を終了するため、動画の再生が途中であっても、その広告の再生を終了することにより、乗員に対し違和感を与えない動画音声再生装置とすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、車両に搭載された本発明の動画音声再生装置100のブロック図である。尚、図1において、情報発信局200は本発明の動画音声再生装置100の構成要素ではない。図において、受信機10は情報発信局200から、広告情報を含んだ新着情報を受信する。受信機10はインタフェイス20を介して制御装置30と接続されている。また、インタフェイス20には、車両の乗員が所望する操作を行うためのタッチスイッチあるいはハードスイッチを備えた操作パネル40が接続されている。
【0010】
制御装置30にはRAMを含んだフレームメモリ50が接続され、フレームメモリ50は車両乗員の操作パネル40に対する操作内容に基づいて、受信機10が受信した受信データを記憶する。また、制御装置30には、D/A変換器60を介してスピーカ装置SPが接続され、スピーカ装置SPは制御装置30からの指示に基づいて、受信機10が受信した新着情報があるという通知、あるいは新着情報自体の音声による読上げ(再生)を行う。尚、上述したD/A変換器60およびスピーカ装置SPは、本発明の音声再生装置に該当する。
【0011】
更に、制御装置30には動画再生信号形成器70を介して、ACD(交換器)を含んだ画像表示器80が接続されており、画像表示器80は制御装置30からの指示に基づいて、受信機10が受信した新着情報があるという通知、あるいは新着情報自体の動画を表示(再生)する。尚、上述した動画再生信号形成器70および画像表示器80は、本発明の動画再生装置に該当する。また、制御装置30には、本発明の走行状態検出装置として車両のトランスミッションに装着されたスピードメーター用の車速センサ90が接続されている。
【0012】
尚、車両の走行状態を検出するためには上述した方法以外にも種々の方法があり、アンチスキッド装置の制御のための車輪速度センサを利用する方法、車両のパーキングブレーキが作動されていないときに車両の走行状態を検出する方法あるいは自動変速機のシフトポジションがNあるいはPレンジ以外にあるときに車両の走行状態を検出する方法が考えられる。
【0013】
次に、図2乃至図7を用いて、本発明による動画音声再生装置100の作動方法について説明する。図2乃至図5は動画音声再生装置100の、操作パネル40と一体化された画像表示器80の各画面状態を表した図である。又、図6および図7は、それぞれ本発明による動画音声再生装置100の作動方法を説明するためのフローチャートおよびタイムチャートである。
【0014】
図6のステップ601に示すように、受信機10が情報発信局200から“新着情報があります”という内容の新着情報通知信号を受信すると、信号はインタフェイス20を介して制御装置30へと送信される。このとき、ステップ602にあるように、制御装置30は、車速センサ90からの車速信号に基づいて、動画音声再生装置100が走行規制解除状態にあるか否かが判定される。
【0015】
車速が所定値未満である、すなわち、車両が走行状態にはなく動画音声再生装置100が走行規制解除状態にあると判定されると、制御装置30からD/A変換器60を介してスピーカ装置SPに対して、上述した新着情報通知信号に基づいて形成された音声信号が送信されるとともに、画像信号形成器70を介して画像表示器80に対して、上述した新着情報通知信号に基づいて形成された動画信号が送信される。
【0016】
一方、ステップ602において、車速が上述した所定値以上である、すなわち、車両が走行状態であり動画音声再生装置100が走行規制状態にあると判定されると、制御装置30からD/A変換器60を介してスピーカ装置SPに対して、上述した新着情報通知信号に基づいて形成された音声信号が送信されるが、画像信号形成器70に対しては新着情報通知信号は送信されない。
【0017】
従って、ステップ602において走行規制解除状態にあると判定されると、ステップ603および図2に示すように、画像表示器80およびスピーカ装置SPによる動画の表示および音声によって、車両乗員に対して新着情報があることを通知し、ステップ602において走行規制状態にあると判定されると、車両運転上の安全への配慮から、ステップ604および図3に示すように、スピーカ装置SPによる音声のみによって、車両乗員に対して新着情報があることを通知する。このときは、画像表示器80には図3に示すように定型パターンである静止画像が表示される。
【0018】
次に、ステップ605に示すように、画像表示器80あるいはスピーカ装置SPから、新着情報があるという通知を受けた車両乗員が、新着情報内にあり再生を希望する1あるいは複数の広告を、操作パネル40を使用して動画音声再生装置100に対し指示すると、操作パネル40によって発信された広告指示信号がインタフェイス20を介して制御装置30へと伝わる。広告指示信号が入力された制御装置30は、受信機10が受信する受信データの中で、車両乗員が広告指示信号によって指示した広告に関するデータのみを、ステップ606に示すようにフレームメモリ50にダウンロードする。また、車両乗員が広告の再生を希望しない場合、車両乗員に対して新着情報があることを通知してから所定時間経過しても制御装置30に対し、広告指示信号が入力されないときは、図6においてステップ601へと戻る。
【0019】
受信データが保存され、ステップ607においてnが1に設定された後、ステップ608において制御装置30が車速センサ90からの車速信号に基づいて、車両の走行状況を検出し、車両が走行規制解除状態にあるか否かを判定する。車両が走行状態にはなく、走行規制解除状態にあると判定されると、フレームメモリ50に保存されている受信データ中の音声データが、制御装置30によってD/A変換器60へと送られて、復調およびD/A変換され、音声再生信号が形成される。D/A変換器60にて形成された音声再生信号はスピーカ装置SPへと送られる。
【0020】
また、フレームメモリ50に保存されている受信データ中の動画データは、制御装置30によって動画再生信号形成器70へと送られて動画再生信号へと変換された後、画像表示器80へと送信される。それぞれ、音声再生信号および動画再生信号が入力されたスピーカ装置SPおよび画像表示器80によって、ステップ615に示したように、広告指示信号によって指示された1番目の広告(広告1)に関して、その最初から音声データに基づく音声による読上げ、および、その音声データと対応する動画データに基づいた動画による表示が実行される。図7のs点において、広告1の最初から、音声による読上げおよび動画による再生が実行されたことを示す。また、図4は、このときの画像表示器80の状態を示している。
【0021】
ステップ616において広告1に関する音声による読上げおよび動画による表示中(広告1に関する音声による読上げおよび動画による表示が終了していない)と判定されてステップ608に戻り、ステップ608において車両が走行規制解除状態にないと判定された場合、すなわち、広告1の再生途中で車両の走行状態が検出された場合、それ以降、フレームメモリ50に保存されている受信データ中の音声データは、D/A変換器60によって音声再生信号に変換されてスピーカ装置SPへと送られるが、受信データ中の動画データは、動画再生信号形成器70へ送られず動画再生信号は形成されない。
【0022】
したがって、音声再生信号が入力されたスピーカ装置SPによって、ステップ609に示したように、広告1に関してその音声データに基づいた音声による読上げのみが継続されるが、その音声データに対応する動画データを用いた広告1に関する動画の表示は停止され、それ以降、画像表示器80には図5に示すように定型パターンによる静止画の表示が実行される。図7のx点において、広告1の途中から、車両の走行規制が開始して、画像表示器80による動画の表示が停止され、音声による読上げのみが継続されることを示す。
【0023】
その後、ステップ610において、車両の走行状態が検出されなくなり、再び走行規制解除が判定されると、フレームメモリ50に保存されている受信データ中の動画データが、制御装置30によって再び動画再生信号形成器70へと送られて動画再生信号へと変換された後、画像表示器80へと送信される。つまり、ステップ611に示したように、音声の読上げのみが行われている広告1の途中で、走行規制が解除されたことにより、広告1についてその音声データに基づいた音声の読上げが継続されるとともに、画像表示器80により、その音声データに対応した広告1の動画データに基づいて、広告1の最初から動画による表示が開始される。
【0024】
これについて、図7のy点において、広告1について音声による読上げが継続されるとともに、広告1の最初から動画による表示が開始されたことを示す。その後、走行規制解除状態が維持されたままであれば、ステップ612およびステップ610を経て再びステップ611へと進み、広告1に関する音声による読上げおよび動画による再生が継続される。
【0025】
走行規制解除状態が維持されたまま、ステップ612において、スピーカ装置SPにより広告1に関する音声データをすべて用いて、音声による読上げが終了したとされると、画像表示器80による広告1に関する動画による表示が途中であっても動画表示を停止して、ステップ613において2番目の広告(広告2)が存在するか否かが判定される。ステップ613において広告2があると判定されると、ステップ614においてnが2とされ、ステップ615に進み、広告2に関してその最初からスピーカ装置SPおよび画像表示器80による広告2に関する音声による読上げおよび動画による表示が開始される。これについて、図7のz点において、広告2について音声による読上げおよび動画による再生が開始されたことを示す。
【0026】
その後、ステップ616において、スピーカ装置SPおよび画像表示器80による広告2に関する音声による読上げおよび動画による表示が終了したとされると、ステップ617において3番目の広告(広告3)が存在するか否かが判定される。車両乗員によって指示された表示を希望する広告が2つのみで、広告3が存在しない場合、ステップ622へと進み、広告再生が終了し、動画音声再生装置100は新たな新着情報の受信を待つことになる。これについて、図7のe点において、音声による読上げおよび動画による広告再生が終了されたことを示す。
【0027】
一方、ステップ617において、仮に広告3があると判定されると、ステップ618においてnが3とされ、再びステップ608に進み、車両が走行規制解除状態にあるか否かが判定される。それ以降は、上述した内容と同様に広告3に関する作動が実行されるため、以後の説明は省略する。
【0028】
一方、走行規制中にステップ619において音声による広告nの読上げが終了したことが判定され、ステップ620において広告n+1があることが判定されると、ステップ621においてnがn+1とされた後、再び、ステップ609へと戻り、広告n+1に関する音声による読上げのみが開始する。また、走行規制中にステップ619において音声による広告nの読上げが終了したことが判定され、ステップ620において広告n+1がないことが判定されると、ステップ622へと進み広告再生が終了する。
【0029】
本発明によれば、車両の走行規制時は、画像表示器80による動画の表示をとりやめ、その後、車両の走行規制が解除されたとき、画像表示器80により動画をその広告の最初から表示するため、車両走行中の装置の作動負担を小さくすることができるとともに、動画と音声との間の同期をとる必要がなく、低コストかつ小型で、構造が簡単な動画音声再生装置100とすることができる。
【0030】
更に、本発明によれば、走行規制解除状態中にスピーカ装置SPによる広告の音声による読上げが終了した場合、画像表示器80によるその広告に関する動画による表示が途中であっても、その広告に関する動画の表示および音声による読上げを終了することにより、乗員に対し違和感を与えない動画音声再生装置100とすることができる。
【0031】
尚、本発明においては、車両の走行規制中には画像表示器80による広告に関する動画の表示をせずに、広告に関する音声による読上げのみを行っているが、このとき広告の中に音声データの無い広告があった場合は、その広告の再生はスキップして、次にある音声データを備えた広告を再生するようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動画音声再生装置のブロック図である。
【図2】走行規制解除中に画像表示器に新着情報があると通知されたところを表す図である。
【図3】走行規制中に新着情報があると通知するときの画像表示器の状態を表す図である。
【図4】走行規制解除中に画像表示器に広告に関する動画表示を行ったところを表す図である。
【図5】走行規制中に画像表示器に静止画の表示を行ったところを表す図である。
【図6】本発明の動画音声再生装置の作動方法を表すフローチャートである。
【図7】本発明の動画音声再生装置の作動方法を表すタイムチャートである。
【符号の説明】
30…制御装置、60…D/A変換器、70…動画再生信号形成器、80…画像表示器、90…車速センサ、100…動画音声再生装置、SP…スピーカ装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載され、入力された動画データおよびそれに対応した音声データに基づき動画および音声を再生する動画音声再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載された動画音声再生装置に関する従来技術として、特開2000−306315号公報がある。これに開示された動画音声再生装置は、車両の安全上の配慮から、車両が走行中であることを検出したときは表示装置に画像を表示せず、音声のみによる情報の提供を行うようにしている。
【0003】
しかしながら、上述した公報に記載された従来技術によると、車両が走行中にあるときも、表示装置による画像表示こそ禁止するものの、画像形成回路によって画像データが形成されており、画像形成回路、周辺の信号変換器および制御部の作動負担が大きく、各装置の耐久性あるいは車両のバッテリーの電気的負担の面で課題を含んだものであった。
【0004】
上述した課題を解消するため、車両走行中は画像表示データ形成のための信号処理を一切取りやめる方法がある。しかしながら、この構成によれば車両走行中の画像表示に関連した各装置の負担は軽減できるが、その後、車両の停止を検出して再び画像表示をその途中から開始する際に、表示する画像と音声との間の同期をとる必要が発生する。画像と音声との間の同期をとるためには、両者の信号の時間的な対応づけを行なわなければならず、装置のコスト高および大型化につながる。
【0005】
【発明の概要】
本発明は、車両走行中の装置の作動負担が小さく、低コストかつ小型で、構造が簡単な動画音声再生装置を提供することを目的とする。本発明においては、車両に搭載され、入力された動画データに基づき動画を再生する動画再生装置、入力された音声データに基づき音声を再生する音声再生装置、および車両の走行状態を検出する走行状態検出装置を備え、前記走行状態検出装置が車両の走行状態を検出したときは、前記音声再生装置は音声を再生し、前記動画再生装置は前記再生中の音声データに対応する動画データの再生をとりやめ、その後、前記走行状態検出装置が車両の走行状態を検出しなくなったとき、前記動画再生装置は前記音声再生装置が再生中の前記音声データに対応する前記動画データを最初から再生することを特徴とする動画音声再生装置とした。
【0006】
この本発明の構成によれば、車両の走行状態を検出したときは、動画再生装置は動画の再生をとりやめ、その後、車両の走行状態を検出しなくなったとき、音声再生装置が再生するのに用いた音声データに対応する動画データを用いて動画を最初から再生するため、車両走行中の装置の作動負担を小さくすることができるとともに、動画と音声との間の同期をとる必要がなく、低コストかつ小型で、構造が簡単な動画音声再生装置とすることができる。
【0007】
また、本発明の詳細な構成においては、前記音声再生装置が前記音声データをすべて用いて音声を再生し終えたとき、前記動画再生装置および前記音声再生装置は、それぞれ前記動画データおよび前記音声データを用いた動画および音声の再生を終了することを特徴とする本発明記載の動画音声再生装置とした。
【0008】
この本発明の詳細な構成によれば、音声再生装置が音声データをすべて用いて音声を再生し終えたとき、動画再生装置および音声再生装置は、それぞれ動画データおよび音声データを用いた動画および音声の再生を終了するため、動画の再生が途中であっても、その広告の再生を終了することにより、乗員に対し違和感を与えない動画音声再生装置とすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、車両に搭載された本発明の動画音声再生装置100のブロック図である。尚、図1において、情報発信局200は本発明の動画音声再生装置100の構成要素ではない。図において、受信機10は情報発信局200から、広告情報を含んだ新着情報を受信する。受信機10はインタフェイス20を介して制御装置30と接続されている。また、インタフェイス20には、車両の乗員が所望する操作を行うためのタッチスイッチあるいはハードスイッチを備えた操作パネル40が接続されている。
【0010】
制御装置30にはRAMを含んだフレームメモリ50が接続され、フレームメモリ50は車両乗員の操作パネル40に対する操作内容に基づいて、受信機10が受信した受信データを記憶する。また、制御装置30には、D/A変換器60を介してスピーカ装置SPが接続され、スピーカ装置SPは制御装置30からの指示に基づいて、受信機10が受信した新着情報があるという通知、あるいは新着情報自体の音声による読上げ(再生)を行う。尚、上述したD/A変換器60およびスピーカ装置SPは、本発明の音声再生装置に該当する。
【0011】
更に、制御装置30には動画再生信号形成器70を介して、ACD(交換器)を含んだ画像表示器80が接続されており、画像表示器80は制御装置30からの指示に基づいて、受信機10が受信した新着情報があるという通知、あるいは新着情報自体の動画を表示(再生)する。尚、上述した動画再生信号形成器70および画像表示器80は、本発明の動画再生装置に該当する。また、制御装置30には、本発明の走行状態検出装置として車両のトランスミッションに装着されたスピードメーター用の車速センサ90が接続されている。
【0012】
尚、車両の走行状態を検出するためには上述した方法以外にも種々の方法があり、アンチスキッド装置の制御のための車輪速度センサを利用する方法、車両のパーキングブレーキが作動されていないときに車両の走行状態を検出する方法あるいは自動変速機のシフトポジションがNあるいはPレンジ以外にあるときに車両の走行状態を検出する方法が考えられる。
【0013】
次に、図2乃至図7を用いて、本発明による動画音声再生装置100の作動方法について説明する。図2乃至図5は動画音声再生装置100の、操作パネル40と一体化された画像表示器80の各画面状態を表した図である。又、図6および図7は、それぞれ本発明による動画音声再生装置100の作動方法を説明するためのフローチャートおよびタイムチャートである。
【0014】
図6のステップ601に示すように、受信機10が情報発信局200から“新着情報があります”という内容の新着情報通知信号を受信すると、信号はインタフェイス20を介して制御装置30へと送信される。このとき、ステップ602にあるように、制御装置30は、車速センサ90からの車速信号に基づいて、動画音声再生装置100が走行規制解除状態にあるか否かが判定される。
【0015】
車速が所定値未満である、すなわち、車両が走行状態にはなく動画音声再生装置100が走行規制解除状態にあると判定されると、制御装置30からD/A変換器60を介してスピーカ装置SPに対して、上述した新着情報通知信号に基づいて形成された音声信号が送信されるとともに、画像信号形成器70を介して画像表示器80に対して、上述した新着情報通知信号に基づいて形成された動画信号が送信される。
【0016】
一方、ステップ602において、車速が上述した所定値以上である、すなわち、車両が走行状態であり動画音声再生装置100が走行規制状態にあると判定されると、制御装置30からD/A変換器60を介してスピーカ装置SPに対して、上述した新着情報通知信号に基づいて形成された音声信号が送信されるが、画像信号形成器70に対しては新着情報通知信号は送信されない。
【0017】
従って、ステップ602において走行規制解除状態にあると判定されると、ステップ603および図2に示すように、画像表示器80およびスピーカ装置SPによる動画の表示および音声によって、車両乗員に対して新着情報があることを通知し、ステップ602において走行規制状態にあると判定されると、車両運転上の安全への配慮から、ステップ604および図3に示すように、スピーカ装置SPによる音声のみによって、車両乗員に対して新着情報があることを通知する。このときは、画像表示器80には図3に示すように定型パターンである静止画像が表示される。
【0018】
次に、ステップ605に示すように、画像表示器80あるいはスピーカ装置SPから、新着情報があるという通知を受けた車両乗員が、新着情報内にあり再生を希望する1あるいは複数の広告を、操作パネル40を使用して動画音声再生装置100に対し指示すると、操作パネル40によって発信された広告指示信号がインタフェイス20を介して制御装置30へと伝わる。広告指示信号が入力された制御装置30は、受信機10が受信する受信データの中で、車両乗員が広告指示信号によって指示した広告に関するデータのみを、ステップ606に示すようにフレームメモリ50にダウンロードする。また、車両乗員が広告の再生を希望しない場合、車両乗員に対して新着情報があることを通知してから所定時間経過しても制御装置30に対し、広告指示信号が入力されないときは、図6においてステップ601へと戻る。
【0019】
受信データが保存され、ステップ607においてnが1に設定された後、ステップ608において制御装置30が車速センサ90からの車速信号に基づいて、車両の走行状況を検出し、車両が走行規制解除状態にあるか否かを判定する。車両が走行状態にはなく、走行規制解除状態にあると判定されると、フレームメモリ50に保存されている受信データ中の音声データが、制御装置30によってD/A変換器60へと送られて、復調およびD/A変換され、音声再生信号が形成される。D/A変換器60にて形成された音声再生信号はスピーカ装置SPへと送られる。
【0020】
また、フレームメモリ50に保存されている受信データ中の動画データは、制御装置30によって動画再生信号形成器70へと送られて動画再生信号へと変換された後、画像表示器80へと送信される。それぞれ、音声再生信号および動画再生信号が入力されたスピーカ装置SPおよび画像表示器80によって、ステップ615に示したように、広告指示信号によって指示された1番目の広告(広告1)に関して、その最初から音声データに基づく音声による読上げ、および、その音声データと対応する動画データに基づいた動画による表示が実行される。図7のs点において、広告1の最初から、音声による読上げおよび動画による再生が実行されたことを示す。また、図4は、このときの画像表示器80の状態を示している。
【0021】
ステップ616において広告1に関する音声による読上げおよび動画による表示中(広告1に関する音声による読上げおよび動画による表示が終了していない)と判定されてステップ608に戻り、ステップ608において車両が走行規制解除状態にないと判定された場合、すなわち、広告1の再生途中で車両の走行状態が検出された場合、それ以降、フレームメモリ50に保存されている受信データ中の音声データは、D/A変換器60によって音声再生信号に変換されてスピーカ装置SPへと送られるが、受信データ中の動画データは、動画再生信号形成器70へ送られず動画再生信号は形成されない。
【0022】
したがって、音声再生信号が入力されたスピーカ装置SPによって、ステップ609に示したように、広告1に関してその音声データに基づいた音声による読上げのみが継続されるが、その音声データに対応する動画データを用いた広告1に関する動画の表示は停止され、それ以降、画像表示器80には図5に示すように定型パターンによる静止画の表示が実行される。図7のx点において、広告1の途中から、車両の走行規制が開始して、画像表示器80による動画の表示が停止され、音声による読上げのみが継続されることを示す。
【0023】
その後、ステップ610において、車両の走行状態が検出されなくなり、再び走行規制解除が判定されると、フレームメモリ50に保存されている受信データ中の動画データが、制御装置30によって再び動画再生信号形成器70へと送られて動画再生信号へと変換された後、画像表示器80へと送信される。つまり、ステップ611に示したように、音声の読上げのみが行われている広告1の途中で、走行規制が解除されたことにより、広告1についてその音声データに基づいた音声の読上げが継続されるとともに、画像表示器80により、その音声データに対応した広告1の動画データに基づいて、広告1の最初から動画による表示が開始される。
【0024】
これについて、図7のy点において、広告1について音声による読上げが継続されるとともに、広告1の最初から動画による表示が開始されたことを示す。その後、走行規制解除状態が維持されたままであれば、ステップ612およびステップ610を経て再びステップ611へと進み、広告1に関する音声による読上げおよび動画による再生が継続される。
【0025】
走行規制解除状態が維持されたまま、ステップ612において、スピーカ装置SPにより広告1に関する音声データをすべて用いて、音声による読上げが終了したとされると、画像表示器80による広告1に関する動画による表示が途中であっても動画表示を停止して、ステップ613において2番目の広告(広告2)が存在するか否かが判定される。ステップ613において広告2があると判定されると、ステップ614においてnが2とされ、ステップ615に進み、広告2に関してその最初からスピーカ装置SPおよび画像表示器80による広告2に関する音声による読上げおよび動画による表示が開始される。これについて、図7のz点において、広告2について音声による読上げおよび動画による再生が開始されたことを示す。
【0026】
その後、ステップ616において、スピーカ装置SPおよび画像表示器80による広告2に関する音声による読上げおよび動画による表示が終了したとされると、ステップ617において3番目の広告(広告3)が存在するか否かが判定される。車両乗員によって指示された表示を希望する広告が2つのみで、広告3が存在しない場合、ステップ622へと進み、広告再生が終了し、動画音声再生装置100は新たな新着情報の受信を待つことになる。これについて、図7のe点において、音声による読上げおよび動画による広告再生が終了されたことを示す。
【0027】
一方、ステップ617において、仮に広告3があると判定されると、ステップ618においてnが3とされ、再びステップ608に進み、車両が走行規制解除状態にあるか否かが判定される。それ以降は、上述した内容と同様に広告3に関する作動が実行されるため、以後の説明は省略する。
【0028】
一方、走行規制中にステップ619において音声による広告nの読上げが終了したことが判定され、ステップ620において広告n+1があることが判定されると、ステップ621においてnがn+1とされた後、再び、ステップ609へと戻り、広告n+1に関する音声による読上げのみが開始する。また、走行規制中にステップ619において音声による広告nの読上げが終了したことが判定され、ステップ620において広告n+1がないことが判定されると、ステップ622へと進み広告再生が終了する。
【0029】
本発明によれば、車両の走行規制時は、画像表示器80による動画の表示をとりやめ、その後、車両の走行規制が解除されたとき、画像表示器80により動画をその広告の最初から表示するため、車両走行中の装置の作動負担を小さくすることができるとともに、動画と音声との間の同期をとる必要がなく、低コストかつ小型で、構造が簡単な動画音声再生装置100とすることができる。
【0030】
更に、本発明によれば、走行規制解除状態中にスピーカ装置SPによる広告の音声による読上げが終了した場合、画像表示器80によるその広告に関する動画による表示が途中であっても、その広告に関する動画の表示および音声による読上げを終了することにより、乗員に対し違和感を与えない動画音声再生装置100とすることができる。
【0031】
尚、本発明においては、車両の走行規制中には画像表示器80による広告に関する動画の表示をせずに、広告に関する音声による読上げのみを行っているが、このとき広告の中に音声データの無い広告があった場合は、その広告の再生はスキップして、次にある音声データを備えた広告を再生するようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動画音声再生装置のブロック図である。
【図2】走行規制解除中に画像表示器に新着情報があると通知されたところを表す図である。
【図3】走行規制中に新着情報があると通知するときの画像表示器の状態を表す図である。
【図4】走行規制解除中に画像表示器に広告に関する動画表示を行ったところを表す図である。
【図5】走行規制中に画像表示器に静止画の表示を行ったところを表す図である。
【図6】本発明の動画音声再生装置の作動方法を表すフローチャートである。
【図7】本発明の動画音声再生装置の作動方法を表すタイムチャートである。
【符号の説明】
30…制御装置、60…D/A変換器、70…動画再生信号形成器、80…画像表示器、90…車速センサ、100…動画音声再生装置、SP…スピーカ装置
Claims (2)
- 車両に搭載され、
入力された動画データに基づき動画を再生する動画再生装置、
入力された音声データに基づき音声を再生する音声再生装置、および
車両の走行状態を検出する走行状態検出装置を備え、
前記走行状態検出装置が車両の走行状態を検出したときは、前記音声再生装置は音声を再生し、前記動画再生装置は前記再生中の音声データに対応する動画データの再生をとりやめ、その後、前記走行状態検出装置が車両の走行状態を検出しなくなったとき、前記動画再生装置は前記音声再生装置が再生中の前記音声データに対応する前記動画データを最初から再生することを特徴とする動画音声再生装置。 - 前記音声再生装置が前記音声データをすべて用いて音声を再生し終えたとき、前記動画再生装置および前記音声再生装置は、それぞれ前記動画データおよび前記音声データを用いた動画および音声の再生を終了することを特徴とする請求項1記載の動画音声再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002215052A JP2004056714A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 動画音声再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002215052A JP2004056714A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 動画音声再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004056714A true JP2004056714A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31937179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002215052A Pending JP2004056714A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 動画音声再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004056714A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009145099A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Xanavi Informatics Corp | ナビゲーション装置 |
JP2010068143A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Nikon Corp | 端末装置、ヘッドマウントディスプレイ装置及び配信システム |
-
2002
- 2002-07-24 JP JP2002215052A patent/JP2004056714A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009145099A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Xanavi Informatics Corp | ナビゲーション装置 |
US8548737B2 (en) | 2007-12-12 | 2013-10-01 | Xanavi Informatics Corporation | Navigation apparatus |
JP2010068143A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Nikon Corp | 端末装置、ヘッドマウントディスプレイ装置及び配信システム |
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