JP2004056278A - スピーカ - Google Patents
スピーカ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004056278A JP2004056278A JP2002208400A JP2002208400A JP2004056278A JP 2004056278 A JP2004056278 A JP 2004056278A JP 2002208400 A JP2002208400 A JP 2002208400A JP 2002208400 A JP2002208400 A JP 2002208400A JP 2004056278 A JP2004056278 A JP 2004056278A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- voice coil
- speaker
- present
- magnetic circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明のスピーカは、ダイアフラムの形状を、ボイスコイル28との結合部Aは、ボイスコイル27とは反対側に突出させ、ダイアフラム27の中心部は、ボイスコイル27側にへこんだ構造としたものである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は各種音響機器および情報通信機器に使用されるスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスピーカについて図4により説明する。
【0003】
図4は従来のスピーカの断面図を示したものである。
【0004】
図4に示すごとく着磁されたマグネット1を上部プレート2およびヨーク3により挟み込んで磁気回路4を構成していた。この磁気回路4のヨーク3にフレーム6を結合し、このフレーム6の周縁部に略ドーム形状のダイアフラム7を接着していた。そして、このダイアフラム7に結合されたボイスコイル8を、上記磁気回路4の磁気ギャップ5にはまり込むように結合していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のスピーカは、薄型化を図るために、ダイアフラム7も平面的なものとしているが、ダイアフラム7を平面的にするとボイスコイル8との結合部はT字型となり、こうなるとボイスコイル8の振動伝達が悪くなり、高域の音圧レベルが低下したり、高域限界周波数が伸びず再生帯域が狭くなるという課題を有していた。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するもので、高域の音圧レベルや再生帯域を確保できるようにすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
【0008】
本発明の請求項1に記載の発明は、ダイアフラムの形状を、ボイスコイルとの結合部はボイスコイルとは反対側に突出させ、ダイアフラムの中心部は、ボイスコイル側にへこんだ構造としたものである。この構成により、ボイスコイルの振動を伝達ロスを少なくしてダイアフラムに伝達することができ、かつ、ダイアフラムの中心部がへこんだ構造となっているため、全高寸法が大きくならず、薄型化を実現することができる。
【0009】
本発明の請求項2に記載の発明は、ダイアフラムの中心部は、逆ドーム形状にへこんだ構造としたものである。この構成により、ダイアフラム中心部の強度が向上し、不要共振を低減して周波数特性の安定化を実現することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0011】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1に記載の発明について説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施の形態のスピーカの断面図を示したもので、図2はダイアフラムの断面図を示したものである。
【0013】
図1、図2に示すごとく、着磁されたマグネット21を上部プレート22およびヨーク23により挟み込んで磁気回路24を構成している。この磁気回路24のヨーク23にフレーム26を結合し、このフレーム26に略円板状のダイアフラム27を接着し、このダイアフラム27に結合された円筒状のボイスコイル28を、上記磁気回路24の磁気ギャップ25にはまり込むように結合している。
【0014】
ここで、ダイアフラム27の形状は円板状で、図2のようにボイスコイル28との結合部Aは、ボイスコイル28とは反対側(上方)に円環状に突出させ、かつダイアフラム27の中心部は、ボイスコイル28側にへこんだ構造としたものである。上記結合部Aにボイスコイル28を結合することにより、振動伝達ロスを少なくしてダイアフラム27に伝達することができ、かつ、ダイアフラム27の中心部がへこんだ構造となっているため、全高寸法が大きくならず、薄型化を実現することができる。
【0015】
また、ダイアフラム27の形状を中心部形状がへこんだ構造とすることによる二次的な効果として、スピーカに過大入力が印加されたり、外部からの風圧が加わったりすることにより、振動系が下方向に配置したままもとに戻らなくなる不良が発生していたものを、ダイアフラム27の中心部に設けられたへこんだ構造部分が、上部プレート22に当たり、反発することで防止することができる。
【0016】
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項2に記載の発明について説明する。
【0017】
図3は、本発明の一実施の形態のダイアフラムの断面図を示したものである。
【0018】
実施の形態1と異なる点は、ダイアフラム27の中心部形状であり、逆ドーム形状にへこんだ構造としたものである。この構成により、薄型化を実現しつつ、ダイアフラム中心部の強度を向上させ不要共振を低減させることにより、周波数特性の安定化を実現することができる。
【0019】
【発明の効果】
以上のように、本発明のスピーカは、ダイアフラムのボイスコイルとの結合部を、ボイスコイルとは反対側に突出させ、ダイアフラムの中心部は、ボイスコイル側にへこんだ構造としたものである。この構成により、ボイスコイルの振動を伝達ロスを少なくしてダイアフラムに伝達することができ、かつ、全高寸法が大きくならず、薄型化を実現することができる。
【0020】
このように本発明は、薄型化を実現できる優れたスピーカを提供することができ、その工業的価値は非常に大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるスピーカの断面図
【図2】本発明の一実施の形態におけるダイアフラムの断面図
【図3】本発明の別の実施の形態におけるダイアフラムの断面図
【図4】従来のスピーカの断面図
【符号の説明】
21 マグネット
22 上部プレート
23 ヨーク
24 磁気回路
25 磁気ギャップ
26 フレーム
27 ダイアフラム
28 ボイスコイル
Claims (2)
- ダイアフラムと、このダイアフラムに結合されるとともに、その一部が磁気回路の磁気ギャップに配置されたボイスコイルとを備え、前記ダイアフラムの、前記ボイスコイルとの結合部はボイスコイルとは反対側に突出し、かつ前記ダイアフラムの中心部は、ボイスコイル側にへこんだ構造としたスピーカ。
- ダイアフラムの中心部は、逆ドーム形状にへこんだ構造とした請求項1記載のスピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002208400A JP3966106B2 (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 薄型スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002208400A JP3966106B2 (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 薄型スピーカ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004056278A true JP2004056278A (ja) | 2004-02-19 |
JP3966106B2 JP3966106B2 (ja) | 2007-08-29 |
Family
ID=31932555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002208400A Expired - Fee Related JP3966106B2 (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 薄型スピーカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3966106B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006166070A (ja) * | 2004-12-08 | 2006-06-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スピーカ |
CN107465980A (zh) * | 2017-08-04 | 2017-12-12 | 奥音科技(镇江)有限公司 | 一种具有膜片的电声换能器 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000138995A (ja) * | 1998-11-02 | 2000-05-16 | Hitachi Ltd | スピ−カ装置およびそれを用いたテレビジョンセット、ディスプレイ装置 |
JP2000261887A (ja) * | 1999-03-05 | 2000-09-22 | Foster Electric Co Ltd | 携帯情報機器用電気音響変換器 |
JP2001112089A (ja) * | 1999-10-04 | 2001-04-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スピーカおよびこのスピーカに用いられる振動板の製造方法 |
JP2002125290A (ja) * | 2000-10-18 | 2002-04-26 | Sony Corp | スピーカー装置 |
-
2002
- 2002-07-17 JP JP2002208400A patent/JP3966106B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000138995A (ja) * | 1998-11-02 | 2000-05-16 | Hitachi Ltd | スピ−カ装置およびそれを用いたテレビジョンセット、ディスプレイ装置 |
JP2000261887A (ja) * | 1999-03-05 | 2000-09-22 | Foster Electric Co Ltd | 携帯情報機器用電気音響変換器 |
JP2001112089A (ja) * | 1999-10-04 | 2001-04-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スピーカおよびこのスピーカに用いられる振動板の製造方法 |
JP2002125290A (ja) * | 2000-10-18 | 2002-04-26 | Sony Corp | スピーカー装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006166070A (ja) * | 2004-12-08 | 2006-06-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スピーカ |
CN107465980A (zh) * | 2017-08-04 | 2017-12-12 | 奥音科技(镇江)有限公司 | 一种具有膜片的电声换能器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3966106B2 (ja) | 2007-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3794986B2 (ja) | 骨伝導スピーカ | |
US6744895B2 (en) | Loudspeaker | |
KR101958388B1 (ko) | 채널을 갖는 라우드스피커 자석 | |
KR101900005B1 (ko) | 라우드스피커 자석 조립체 | |
WO2002102113A1 (fr) | Haut parleur | |
US20110150265A1 (en) | Speaker | |
US20200077198A1 (en) | Speaker | |
JP3930126B2 (ja) | スピーカ | |
JP2004056278A (ja) | スピーカ | |
JPH11187484A (ja) | スピーカ | |
JP3951838B2 (ja) | スピーカ | |
JP3985526B2 (ja) | 磁気回路およびこの磁気回路を用いたスピーカ | |
JP2009094912A (ja) | スピーカ | |
CN216700306U (zh) | 一种微型扬声器 | |
JP2004356833A (ja) | スピーカ | |
JP2005184588A (ja) | スピーカおよびこれを用いた電子機器 | |
JP2568682Y2 (ja) | 複合型スピーカ | |
CN218124921U (zh) | 一种r环内斜的扬声器 | |
JP2003339097A (ja) | スピーカ | |
JP2003102090A (ja) | スピーカ | |
WO2024040491A1 (zh) | 发声器件 | |
JP3785977B2 (ja) | スピーカ | |
WO2007077854A1 (ja) | スピーカ | |
WO2019218117A1 (zh) | 电声换能器及通信设备 | |
JP2009094911A (ja) | スピーカ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050225 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050707 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060921 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060926 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070508 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070521 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |