JP2004055735A - 薄膜トランジスタおよびアクティブマトリクス基板 - Google Patents

薄膜トランジスタおよびアクティブマトリクス基板 Download PDF

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Abstract

【課題】薄膜トランジスタの良好な特性を安定的に得ること。
【解決手段】本発明の薄膜トランジスタ(135)は、第1のオーミックコンタクト層(139A)と、第1のオーミックコンタクト層(139A)とは適当な間隔をあけて分離されて設けられた第2のオーミックコンタクト層(139B)と、少なくとも一部が、第1のオーミックコンタクト層(139A)上に設けられたソース電極(138)と、少なくとも一部が、第2のオーミックコンタクト層(139B)上に設けられたドレイン電極(137)と、第1のオーミックコンタクト層(139A)、第2のオーミックコンタクト層(139B)、ソース電極(138)およびドレイン電極(137)上に設けられた半導体層(140)とを備える。
【選択図】 図1B

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄膜トランジスタおよびアクティブマトリクス基板に関し、より詳細には、液晶ディスプレイ、有機EL、無機ELのようなEL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイによるフラットパネル型ディスプレイ、イメージセンサ等に用いることができる薄膜トランジスタおよびアクティブマトリクス基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のトップゲート型アモルファスシリコンTFT素子をもつアクティブマトリクス基板は、例えば「液晶ディスプレイ技術−アクティブマトリクスLCD−P.56〜P.57」に示されるような構造をもつ。
【0003】
図5Aは、従来のアクティブマトリクス基板500の平面図を示す。
【0004】
図5Aに示されるように、アクティブマトリクス基板500では、複数の信号線503がお互いに平行に設けられており、また、各信号線503と直交するように複数の走査線504がお互いに平行に設けられている。各信号線503および各走査線504によって囲まれた領域をカバーするように、複数の画素電極506がそれぞれ設けられている。
【0005】
各信号線503および各走査線504が交差する交差部近傍には、薄膜トンラジスタ(以下、TFT)505が設けられている。
【0006】
TFT505は、ゲート電極512と、ソース電極508と、ドレイン電極507とを含む。TFT505のゲート電極512は走査線504から延出され、TFT505のソース電極508は信号線503から延出されている。TFT505のドレイン電極507はドレイン電極接続配線516と接続され、ドレイン電極接続配線516は、コンタクトホール515を介して、画素電極506と接続されている。
【0007】
図5Bは、TFT505近傍の構造を示す、図5AにおけるA−A’線断面図を示す。
【0008】
図5Bに示されるように、アクティブマトリクス基板500では、ガラス基板501上に、窒化シリコン等からなるベースコート502が全面にわたって設けられている。ベースコート502上には、信号線503、ソース電極508、ドレイン電極507、ドレイン電極接続配線516が設けられている。上述したように、ソース電極508は信号線503から延出されている。ソース電極508およびドレイン電極507はベースコート502上において、お互いに適当な間隔をあけて分離して配置されている。ソース電極508において、ドレイン電極507と対向するようにステップ部が設けられている。また、ドレイン電極507において、ソース電極508と対向するようにステップ部が設けられている。
【0009】
ソース電極508の一部は、オーミックコンタクト層509Aによって覆われており、ドレイン電極507の一部は、オーミックコンタクト層509Bによって覆われている。オーミックコンタクト層509Aは、ソース電極508のステップ部を覆い、ベースコート502に接している。オーミックコンタクト層509Bは、ドレイン電極507のステップ部を覆い、ベースコート502に接している。
【0010】
オーミックコンタクト層509Aおよびオーミックコンタクト層509B上およびオーミックコンタクト層509Aとオーミックコンタクト層509Bとの間のベースコート502を覆うように、i型アモルファスシリコンからなる半導体層510が設けられており、半導体層510がソース電極508およびドレイン電極507と電気的に接続されている。
【0011】
半導体層510上には窒化シリコンからなるゲート絶縁膜511が設けられ、ゲート絶縁膜511上には、ゲート電極512が設けられている。上述したように、ゲート電極512は走査線504から延出されている。
【0012】
さらに、ベースコート502、信号線503、ソース電極508、ゲート電極512、ドレイン電極507およびドレイン電極接続配線516を覆うように、保護膜513がガラス基板501の全体に設けられている。
【0013】
保護膜513上には、層間絶縁膜514が設けられ、層間絶縁膜514の表面上には、画素電極506が形成されている。
【0014】
図5Cは、走査線504からコンタクトホール515近傍の構造を示す、図5AにおけるB−B’線断面図を示す。
【0015】
図5Cに示されるように、上述したベースコート502が、ガラス基板501上に全面にわたって設けられている。
【0016】
ベースコート502上には、ドレイン電極接続配線516および半導体層510がそれぞれ所定のパターンで設けられている。
【0017】
半導体層510上にはゲート絶縁膜511が積層され、ゲート絶縁膜511上には、走査線504が積層されている。
【0018】
ベースコート502、ドレイン電極接続配線516および走査線504は、保護膜513によって覆われており、保護膜513を覆うように、層間絶縁膜514が設けられている。
【0019】
ドレイン電極接続配線516が露出するように、層間絶縁膜514の一部は取り除かれている。
【0020】
層間絶縁膜514上に画素電極506が設けられ、画素電極506が露出されたドレイン電極接続配線516と接するように、コンタクトホール515が設けられている。
【0021】
ここで、再び、図5Bを参照すると、アクティブマトリクス基板500では、ソース電極508とドレイン電極507との間を流れる電流(ドレイン電流)は、ゲート電極512に印加された電圧によって制御される。アクティブマトリクス基板500では、ゲート電極512に所定の電圧が印加されると、ドレイン電流は、ソース電極508、ソース電極508上に配置されたオーミックコンタクト層509A、半導体層510、ドレイン電極507上に配置されたオーミックコンタクト層509B、ドレイン電極507という経路、またはこの逆向きの経路で流れる。
【0022】
次いで、このようなアクティブマトリクス基板500の製造方法を説明する。
【0023】
図6は、アクティブマトリクス基板500の製造方法を示す断面図である。図6において、A−A’線は、図5BのA−A’線に対応しており、B−B’線は、図5CのB−B’線に対応している。
【0024】
図6(a)において、まず、ガラス基板501上の全面にわたって、スパッタリング法によりベースコート502となる窒化シリコン膜を成膜し、その後、ベースコート502上にアルミニウム等からなる金属膜を成膜する。この金属膜をフォトリソグラフィにより所定のパターンにエッチングして、信号線503、ソース電極508、ドレイン電極507およびドレイン電極接続配線516を形成する。このときのエッチングには、ドライエッチング法を用いる。このようにソース電極508およびドレイン電極507を形成するため、ソース電極508およびドレイン電極507の端部はステップ部となる。
【0025】
次に、オーミックコンタクト層509Aおよびオーミックコンタクト層509Bとなるn+型シリコン膜をCVD法により成膜し、フォトリソグラフィにより所定のパターンにエッチングして、オーミックコンタクト層509A、509Bを形成する。このときのエッチング工程にもドライエッチング法を用いる。
【0026】
図6(b)において、CVD法によって、半導体層510となるi型アモルファスシリコン、ゲート絶縁膜511となる窒化シリコンを成膜し、次いで、スパッタリング法によってゲート電極512および走査線504となる金属膜を成膜する。これらをフォトリソグラフィによりエッチングして、所定のパターンにパターニングする。このときのエッチング工程にもドライエッチング法を用いる。これにより、半導体層510、ゲート絶縁膜511、ゲート電極512、走査線504が形成される。
【0027】
次に、図6(c)において、CVD法によって保護膜513となる窒化シリコン膜を成膜する。続いて、層間絶縁膜514となるアクリル系の感光性樹脂を塗布し、露光、現像、焼成等を行うことで、層間絶縁膜514を形成する。
【0028】
続いて、ドライエッチング法により窒化シリコン膜の一部をパターニングすることで、ドレイン電極接続配線516を露出させるように窒化シリコン膜の一部を取り除く。
【0029】
さらに、この上に、スパッタリング法によりアルミニウム膜を形成し、フォトリソグラフィにより所定のパターンにパターニングすることによって、画素電極506を形成する。このときのエッチング工程にはウェットエッチング法を用いる。このように、露出されたドレイン電極接続配線516と画素電極506とが接するコンタクトホール515を形成する。
【0030】
以上により、アクティブマトリクス基板500を製造することができる。
【0031】
次に、別の従来のアクティブマトリクス基板を説明する。
【0032】
図7Aは、別の従来のアクティブマトリクス基板700の平面図である。
【0033】
図7Aにおいて、アクティブマトリクス基板700の平面図の構造は、図5Aを参照して説明したアクティブマトリクス基板500の平面図の構造と同様である。
【0034】
図7Bは、TFT705近傍の構造を示す、図7AにおけるA−A’線断面図を示す。図7Bにおいても、アクティブマトリクス基板700の断面図の構造は、オーミックコンタクト層717Aおよびオーミックコンタクト層717Bの構造がオーミックコンタクト層509Aおよびオーミックコンタクト層509Bの構造と異なる点を除いて、図5Bを参照して説明したアクティブマトリクス基板500の断面図の構造と同様である。
【0035】
図5Bに示したオーミックコンタクト層509Aおよびオーミックコンタクト層509Bはベースコート502に接していたのに対し、図7Bに示したオーミックコンタクト層717Aおよびオーミックコンタクト層717Bは、ベースコート702に接していない。図7Bでは、オーミックコンタクト層717Aは、ソース電極708のステップ部を覆うように設けられておらず、オーミックコンタクト層717Bは、ドレイン電極707のステップ部を覆うように設けられていない。言い換えると、オーミックコンタクト層717Aが形成される領域は、ソース電極708が形成される領域に含まれており、また、オーミックコンタクト層717Bが形成される領域は、ドレイン電極707が形成される領域に含まれている。
【0036】
図7Cは、走査線704からコンタクトホール715近傍の構造を示す、図7AにおけるB−B’線断面図を示す。
【0037】
図7Cにおいて、アクティブマトリクス基板700の図7AにおけるB−B’線断面図の構造は、図5Cを参照して説明したアクティブマトリクス基板500のB−B’線断面図の構造と同様である。
【0038】
アクティブマトリクス基板700でも、ソース電極708とドレイン電極707との間を流れるドレイン電流は、ゲート電極712に印加された電圧によって制御される。アクティブマトリクス基板700でも、ゲート電極712に所定の電圧が印加されると、ドレイン電流は、ソース電極708、ソース電極708上に配置されたオーミックコンタクト層717A、半導体層710、ドレイン電極707上に配置されたオーミックコンタクト層717B、ドレイン電極707という経路、またはこの逆方向の経路で流れる。
【0039】
アクティブマトリクス基板700におけるオーミックコンタクト層717A、717Bの構造は、アクティブマトリクス基板500におけるオーミックコンタクト層509A、509Bの構造と異なる。アクティブマトリクス基板700では、オーミックコンタクト層717Aと、オーミックコンタクト層717Bと、信号線703と、ソース電極708と、ドレイン電極707と、ドレイン電極接続配線716とを、同一のフォトリソグラフィによって形成することができ、アクティブマトリクス基板700は、アクティブマトリクス基板500と比較して、製造工程におけるフォトリソグラフィを1回減らすことができる。したがって、アクティブマトリクス基板700の製造コストを抑えることができる。
【0040】
以下に、アクティブマトリクス基板700の製造方法を説明する。
【0041】
図8は、アクティブマトリクス基板700の製造方法を示す断面図である。図8において、A−A’線は、図7BのA−A’線に対応しており、B−B’線は、図7CのB−B’線に対応している。
【0042】
図8(a)において、ガラス基板701上の全面にわたって、スパッタリング法によりベースコート702となる窒化シリコン膜を成膜する。次いで、ベースコート702上に、信号線703、ソース電極708、ドレイン電極707およびドレイン電極接続配線716となるアルミニウム等からなる金属膜を形成する。
【0043】
その上に、後にオーミックコンタクト層717A、717Bとなるn+型シリコン720をCVD法により成膜する。
【0044】
続いて、金属膜およびn+型シリコン720を同一のフォトリソグラフィによってエッチングして、所定のパターンにパターニングする。このように、アクティブマトリクス基板700の製造方法では、金属膜およびn+型シリコン720を同一のフォトリソグラフィによってパターニングするので、図6を参照して説明したアクティブマトリクス基板500の製造方法と比べて、フォトリソグラフィの回数を減らすことができる。このときのエッチング工程にはドライエッチング法を用いる。この段階では、n+型シリコン膜720のパターンは、信号線703およびソース電極708、ドレイン電極707およびドレイン電極接続配線716のパターンと同一である。
【0045】
図8(b)において、CVD法によって半導体層710となるi型アモルファスシリコン、ゲート絶縁膜711となる窒化シリコンを成膜し、次いで、スパッタリング法によって金属膜を成膜する。これらをフォトリソグラフィによってエッチングして、所定のパターンにパターニングする。このときのエッチング工程ではドライエッチング法を用いて、n+型シリコン膜720についても再度パターニングする。このようにして、半導体層710と、ゲート絶縁膜711と、ゲート電極712と、走査線704と、オーミックコンタクト層717Aと、オーミックコンタクト層717Bとを形成する。
【0046】
図8(c)において、図6(c)を参照して説明したのと同様に、保護膜713、層間絶縁膜714、コンタクトホール715、画素電極706を形成する。
【0047】
【発明が解決しようとする課題】
アクティブマトリクス基板500のTFT505では、領域518において、ソース電極508またはドレイン電極507のステップ部上に、オーミックコンタクト層509Aと、オーミックコンタクト層509Bと、半導体層510とが設けられている。アクティブマトリクス基板500の電流の経路から考えて、TFT505の良好な特性を得るためには、この領域518におけるオーミックコンタクト層509Aと、オーミックコンタクト層509Bと、半導体層510とのステップカバレッジが非常に重要である。
【0048】
このオーミックコンタクト層509Aと、オーミックコンタクト層509Bと、半導体層510とのステップカバレッジは、ソース電極508またはドレイン電極507の断面形状およびソース電極508またはドレイン電極507の膜厚の影響を大きく受ける。
【0049】
エッチングによって形成したソース電極508またはドレイン電極507のステップ部のステップが急峻である場合には、オーミックコンタクト層509A、オーミックコンタクト層509Bおよび半導体層510はステップカバレッジが悪い状態になる。具体的には、ソース電極508またはドレイン電極507のステップ部付近で、オーミックコンタクト層509A、オーミックコンタクト層509Bおよび半導体層510にクラックまたは巣が入ったような状態になる。このとき、ソース電極508またはドレイン電極507のステップ部付近の半導体層510は、目的の性質をもったものではなくなり、TFT505の特性に悪影響を与える。
【0050】
また、ソース電極508またはドレイン電極507の膜厚が厚ければ厚いほど、ステップカバレッジを行うオーミックコンタクト層509A、509Bおよび半導体層510のステップ部の長さが長くなるので、ステップカバレッジの悪い部分が広がりやすい。その結果、TFT505の特性に対して悪影響を与える。
【0051】
このように、ソース電極508またはドレイン電極507のステップ部におけるオーミックコンタクト層509A、509Bおよび半導体層510のステップカバレッジが悪い場合、TFT505の良好な特性は得られない。一例として文献「トップゲート型а−SiTFTとその応用、鵜飼育弘著、株式会社プレスジャーナル」に示される類似の構造において、ソース電極508またはドレイン電極507のステップ部のステップの角度は、アクティブマトリクス基板500の平面に対して、40度以下にする必要があるという。
【0052】
しかしながら、ソース電極508およびドレイン電極507におけるステップ部のステップをアクティブマトリクス基板500において、先の例のように安定的に40度以下になるよう緩やかに形成することは容易ではなく、プロセスに大きな制約を与えることになる。特に積層した多層金属膜によりこれらが形成される場合には、構成する金属膜毎にエッチング速度が異なるためステップの角度を小さくすることは難しい。これらの理由により、領域518におけるオーミックコンタクト層509A、オーミックコンタクト層509Bおよび半導体層510のステップカバレッジを良好にすることは難しく、TFT505の良好な特性を安定的に得ることは困難である。
【0053】
さらに、近年ますます大型化するアクティブマトリクス基板500では、信号線503の膜厚を厚くせざるを得ない。製造の都合上、信号線503と同時に形成されるソース電極508、ドレイン電極507の膜厚もそれに伴い厚くなる。アクティブマトリクス基板500を液晶ディスプレイに使用する場合、ディスプレイの駆動のために、一般的に信号線503、ソース電極508およびドレイン電極507は少なくとも1500Å以上の膜厚を必要とすることが多い。現在最も低抵抗といわれるアルミニウム配線においても、例えば20インチUXGAクラス以上の大型ディスプレイでは同様の膜厚を必要とする。ただし、この場合の膜厚は、例えばアルミニウム配線では、それに必要なバリア金属層等の金属層を含んだ厚さである。
【0054】
これらのことは、従来の製造プロセスにおいて、配線に用いる金属の選択、または、配線形成等に大きな制約を与え、かつ、プロセスの安定性を損うおそれがある。特に大型化するパネルのために膜厚の厚いソース電極508またはドレイン電極507を用いる場合においては、製造プロセスはさらに困難である。これは、従来のトップゲート型TFTをもつアクティブマトリクス基板500の構造上の欠点となる。
【0055】
以上のことは、アクティブマトリクス基板700においても同様である。
【0056】
アクティブマトリクス基板700も同様に、オーミックコンタクト層717Aおよびソース電極708、または、オーミックコンタクト層717Bおよびドレイン電極707に対して、領域719における半導体層710のステップカバレッジを良好にすることが難しく、その結果、良好な特性を有するTFT705を含むアクティブマトリクス基板700を均一に製造することが非常に困難である。
【0057】
これらのことは、アクティブマトリクス基板700の製造方法において、配線に用いる金属の選択または配線形成等に大きな制約を与え、かつ、プロセスの安定性を損ねる。特に大型化するパネルのために膜厚の厚いソース電極708またはドレイン電極707を用いる場合においては、製造方法はさらに困難になる。これは、従来のトップゲート型TFTをもつアクティブマトリクス基板の構造上の欠点となっている。
【0058】
【課題を解決するための手段】
本発明の薄膜トランジスタは、基板と、前記基板上に設けられた第1のオーミックコンタクト層と、前記基板上に、前記第1のオーミックコンタクト層とは適当な間隔をあけて分離されて設けられた第2のオーミックコンタクト層と、少なくとも一部が、前記第1のオーミックコンタクト層上に設けられたソース電極と、少なくとも一部が、前記第2のオーミックコンタクト層上に設けられたドレイン電極と、前記第1のオーミックコンタクト層と、前記第2のオーミックコンタクト層と、前記ソース電極と、前記ドレイン電極とに接するように、前記第1のオーミックコンタクト層、前記第2のオーミックコンタクト層、前記ソース電極および前記ドレイン電極上に設けられた半導体層と、前記半導体層上に設けられたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極とを備える。
【0059】
前記第1のオーミックコンタクト層の領域の形状は、前記ソース電極の領域の形状と実質的に同一であり、前記第2のオーミックコンタクト層の領域の形状は、前記ドレイン電極の領域の形状と実質的に同一であってもよい。
【0060】
前記オーミックコンタクト層は、n+型シリコンからなってもよい。
【0061】
本発明のアクティブマトリクス基板は、上記に記載の複数の薄膜トランジスタと、前記各薄膜トランジスタのソース電極とそれぞれ接続された複数の信号線と、前記各薄膜トランジスタのゲート電極とそれぞれ接続された複数の走査線と、前記各薄膜トランジスタのドレイン電極とそれぞれ接続された複数の画素電極とを備える。
【0062】
前記基板が、プラスチック基板であるか、または、少なくとも一方の表面が樹脂で覆われた基板であってもよい。
【0063】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1Aは、本実施の形態1によるアクティブマトリクス基板100の平面図を示す。
【0064】
図1Aに示されるように、アクティブマトリクス基板100では、複数の信号線133がお互いに平行に設けられており、また、各信号線133と直交するように複数の走査線134がお互いに平行に設けられている。各信号線133および各走査線134によって囲まれた領域をカバーするように、複数の画素電極136が設けられている。
【0065】
各信号線133および各走査線134が交差する交差部近傍には、薄膜トンラジスタ(以下、TFT)135が設けられている。
【0066】
TFT135は、ゲート電極142と、ソース電極138と、ドレイン電極137とを含む。TFT135のゲート電極142は、走査線134から延出され、TFT135のソース電極138は、信号線133から延出されている。TFT135のドレイン電極137はドレイン電極接続配線146と接続され、ドレイン電極接続配線146は、コンタクトホール145を介して、画素電極136と接続されている。
【0067】
図1Bは、TFT135近傍の構造を示す、図1AにおけるA−A’線断面図を示す。
【0068】
図1Bに示されるように、ガラス基板131上に、窒化シリコンからなるベースコート132がガラス基板131の全面にわたって設けられている。
【0069】
ベースコート132上には、n+型シリコンのオーミックコンタクト層139Aとオーミックコンタクト層139Bとが適当な間隔をあけられて島状に設けられている。
【0070】
オーミックコンタクト層139Aおよびオーミックコンタクト層139Bは、n+型アモルファスシリコンの単層からなることが好ましい。
【0071】
この場合、オーミックコンタクト層139Aおよびオーミックコンタクト層139Bのステップ部を所望なステップに形成しやすく、それによりTFT335の特性は良好になる。ただし、オーミックコンタクト層139Aおよびオーミックコンタクト層139Bは必ずしもこれに限定されない。
【0072】
本実施の形態においては、オーミックコンタクト層139Aおよびオーミックコンタクト層139Bの各々のサイズを縦:15μm、横:10μm、膜厚を300Åとしている。
【0073】
ソース電極138の少なくとも一部は、オーミックコンタクト層139Aを覆い、ソース電極138の少なくとも一部がベースコート132を覆うように設けられている。ドレイン電極137の少なくとも一部は、オーミックコンタクト層139Bを覆い、ドレイン電極137の少なくとも一部がベースコート132を覆うように設けられている。
【0074】
上述したように、ソース電極138は信号線133から延出するように設けられており、ドレイン電極137は、ドレイン電極接続配線146と一体に設けられている。信号線133、ソース電極138、ドレイン電極137およびドレイン電極接続配線146は、製造コストの点から同じ材料から形成されていることが好ましい。
【0075】
i型アモルファスシリコンからなる半導体層140は、オーミックコンタクト層139Aおよびオーミックコンタクト層139Bの間のベースコート132を覆い、オーミックコンタクト層139Aと、オーミックコンタクト層139Bと、ソース電極138と、ドレイン電極137とに接するように設けられている。
【0076】
半導体層140上に、ゲート絶縁膜141が積層されており、ゲート絶縁膜141上に、ゲート電極142が積層されている。
【0077】
ここで、ゲート電極142、ゲート絶縁膜141、半導体層140の線幅は、15μmである。
【0078】
オーミックコンタクト層139Aおよびオーミックコンタクト層139Bは、そのステップ部およびその上面の一部が半導体層140と接するように設けられている。
【0079】
ベースコート132はガラス基板131と半導体層140との間の密着性を向上させる目的で設けられている。ベースコート132の材料は窒化シリコンに限定されるものではなく、ベースコート132の材料は、例えば、酸化シリコン、酸化タンタル等多くの材料でもよい。また、ベースコート132そのものは、本発明による薄膜トランジスタに必ずしも必要ではないことに留意されたい。
【0080】
また、オーミックコンタクト層139A、139Bを構成する材料は必ずしもn+型シリコンでなくてもよい。
【0081】
さらに、ベースコート132、信号線133、ソース電極138、ゲート電極142、ドレイン電極137およびドレイン電極接続配線146を覆うように、窒化シリコン等からなる保護膜143が設けられている。
【0082】
保護膜143を覆うように、アクリル系の感光性樹脂からなる層間絶縁膜144が設けられている。
【0083】
層間絶縁膜144の表面上にアルミニウム等からなる画素電極136が設けられている。
【0084】
図1Cは、走査線134からコンタクトホール145近傍の構造を示す、図1AにおけるB−B’線断面図を示す。
【0085】
図1Cに示されるように、上述したベースコート132が、ガラス基板131上の全面にわたって設けられている。
【0086】
ベースコート132上には、ドレイン電極接続配線146および半導体層140が所定のパターンで設けられている。
【0087】
半導体層140上にはゲート絶縁膜141が積層され、ゲート絶縁膜141上には走査線134が積層されている。
【0088】
ベースコート132、ドレイン電極接続配線146および走査線134を覆うように、保護膜133が設けられている。
【0089】
保護膜133を覆うように、層間絶縁膜144が設けられている。
【0090】
ドレイン電極接続配線146が露出するように、層間絶縁膜144の一部は取り除かれている。
【0091】
層間絶縁膜144上に画素電極136が設けられ、画素電極136が露出されたドレイン電極接続配線146と接するように、コンタクトホール145が設けられている。
【0092】
ここで、アクティブマトリクス基板100において、保護膜143および層間絶縁膜144は、必ずしも両方が必要というわけではなく、本実施の形態の構造ではどちらか一方のみでもよい。上記説明では、保護膜143および層間絶縁膜144の材料はそれぞれ、窒化シリコン、アクリル系の感光性樹脂であるが、これに限定されるものではなく、他の材料であってもよい。同様に、画素電極136の材料もアルミニウムに限定されるものではなく、アルミニウム合金または銀合金、もしくは、他の金属を積層したものでもよい。
【0093】
アクティブマトリクス基板100において、ベースコート132上にはチタンとアルミニウムの合金からなる複数の信号線133、ソース電極138、ドレイン電極137と、複数の信号線133と絶縁膜(ゲート絶縁膜141と同層)を介して交差するチタンからなる複数の走査線134とが配置されている。ここで、信号線133および走査線134は、チタン、アルミニウムに限らず、タンタル、クロム、モリブデン、タングステン、ニオブ等、またはそれらの窒化物や酸化物、ITO(インジウム錫酸化物)、銀合金等が、単層または積層で構成されてもよい。
【0094】
ここで、再び、図1Bを参照すると、アクティブマトリクス基板100では、ソース電極138とドレイン電極137との間を流れる電流(ドレイン電流)は、ゲート電極142に印加された電圧によって制御される。
【0095】
アクティブマトリクス基板100では、ゲート電極142に所定の電圧が印加されると、ドレイン電流は、ソース電極138、ソース電極138下に配置されたオーミックコンタクト層139A、半導体層140、ドレイン電極137下に配置されたオーミックコンタクト層139B、ドレイン電極137という経路、またはこの逆向きの経路で流れる。
【0096】
ここで、上述した2つの従来例では、いずれもソース電極およびドレイン電極のステップ部を覆うように形成されたオーミックコンタクト層および/または半導体層をドレイン電流の経路としているため、ソース電極およびドレイン電極のステップを緩やかに形成し、これらを半導体層が良好にカバレッジしていなければ良好なTFT特性が得られない。
【0097】
しかしながら、本実施の形態では、このような従来例とは異なり、オーミックコンタクト層139Aおよびオーミックコンタクト層139Bを、ソース電極138またはドレイン電極137よりも下側(ガラス基板131側)に設け、ここをドレイン電流の経路の一部としている。これにより本実施の形態によるアクティブマトリクス基板100におけるTFT135の特性は、ソース電極138およびドレイン電極137のステップ部に対する半導体層140のステップカバレッジに影響されない。本実施の形態では、オーミックコンタクト層139A、オーミックコンタクト層139Bに対する半導体層140のステップカバレッジがTFT135の特性に影響を与え得るが、この影響は従来例と比べて容易に小さくできる。
【0098】
本実施の形態においては、ソース電極138またはドレイン電極137は、駆動上の要請により1500Åの膜厚で形成している。また、オーミックコンタクト層139Aおよびオーミックコンタクト層139Bの膜厚は、ソース電極138またはドレイン電極137よりもずっと薄い300Åの厚さに形成している。ここで、オーミックコンタクト層139Aおよびオーミックコンタクト層139Bの膜厚は、それぞれ、300Å〜500Åであっても同様の効果が得られる。
【0099】
本実施の形態では、オーミックコンタクト層139Aおよびオーミックコンタクト層139Bの膜厚は薄く、それにより、オーミックコンタクト層139Aおよびオーミックコンタクト層139Bのステップ部は短いため、たとえオーミックコンタクト層139Aおよびオーミックコンタクト層139Bが良好なステップでない場合でも、ステップカバレッジの悪い部分はずっと狭い領域にとどまり、TFT135の特性に与える影響を大幅に小さくできる。
【0100】
また、オーミックコンタクト層139Aおよびオーミックコンタクト層139Bはn+型シリコンのみからなる単層構造のため、ステップ部のステップ形成は容易である。
【0101】
これらの2つの要因が重なり、本実施の形態では、半導体層140のステップカバレッジを従来例と比べて良好に形成することができ、良好なTFT135を均一に形成することができる。
【0102】
上述した従来例では、ソース電極、ドレイン電極のステップに対して半導体層が良好なステップカバレッジを有することは容易ではないが、本実施の形態のアクティブマトリクス基板100においては、ドレイン電流の経路を変えたことによりこの影響を受けないので、従来例と異なり、良好な特性を有するTFT135を含むアクティブマトリクス基板100を安定して製造できる。
【0103】
次に、本実施の形態によるアクティブマトリクス基板100の製造方法について説明する。
【0104】
図2は、本実施の形態によるアクティブマトリクス基板100の製造方法を示す断面図である。図2において、A−A’線は、図1BのA−A’線に対応しており、B−B’線は、図1CのB−B’線に対応している。
【0105】
図2(a)において、ガラス基板131上の全面にわたって、スパッタリング法により、窒化シリコン等からなるベースコート132を、厚さ:1000Å〜5000Åに成膜する。
【0106】
次に、CVD法により、n+型シリコン膜を膜厚300Åに成膜した後、フォトリソグラフィにより所定のパターンにエッチングする。これによりオーミックコンタクト層139Aおよびオーミックコンタクト層139Bを形成する。
【0107】
本実施の形態において、このエッチング工程は、ステップの制御が比較的容易なドライエッチング法を用いる。ここでは、RIE(reactive ionetching 、反応性イオンエッチング)方式のドライエッチング装置で、導入ガスCF(四フッ化炭素)とO(酸素)、ソース出力5mW/cm〜9mW/cm、プロセスチャンバ真空度50mTorr〜200mTorrの条件下で行う。ステップ部の形成はレジスト後退法による。ただし、本実施の形態はこのようなドライエッチング法に限定されない。また、上記説明にでは、n+型シリコン膜の膜厚は300Åであったが、n+型シリコン膜の膜厚は300〜500Åの範囲であることが望ましい。
【0108】
次に、スパッタリング法により、アルミニウムを膜厚1000Å、チタンを膜厚500Å成膜した積層膜を形成する。
【0109】
フォトリソグラフィ法により、この積層膜をエッチングして、所定のパターンにパターニングすることで、信号線133、ソース電極138、ドレイン電極137およびドレイン電極接続配線146を形成する。
【0110】
このときのエッチング工程は、オーミックコンタクト層139A、139Bにダメージを与えないよう選択的にエッチングするために、ウェットエッチング法により行うことが望ましい。ここでは、濃度0.5%〜2%フッ化水素、濃度0.5%〜2%の硝酸を含む水溶液を用いるが、これに限定されない。
【0111】
図2(b)において、CVD法によって、後に半導体層140となるi型アモルファスシリコンを膜厚1000Å成膜し、さらに、ゲート絶縁膜141となる窒化シリコン膜を成膜する。
【0112】
次に、スパッタリング法によって、チタン(膜厚500Å)、アルミニウム(膜厚1000Å)を順に成膜する。
【0113】
続いて、フォトリソグラフィ法によりエッチングして、所定のパターンにパターニングすることで、半導体層140、ゲート絶縁膜141、ゲート電極142、走査線134を形成する。
【0114】
このときのエッチング工程には、ドライエッチング法を用いる。ここでは、RIE方式を用い、2段階でエッチングを行う。
【0115】
まず、1段階目で、導入ガスBCl(三塩化ホウ素)とCl(塩素)、ソース出力5mW/cm〜9mW/cm、プロセスチャンバ真空度20mTorr〜200mTorrの条件下でアルミニウムとチタンの膜をエッチングする。
【0116】
次の2段階目で、導入ガスCF(四フッ化炭素)とO(酸素)、ソース出力5mW/cm〜9mW/cm、プロセスチャンバ真空度50mTorr〜200mTorrの条件下で窒化シリコン膜とi型アモルファスシリコンをエッチングする。
【0117】
図2(c)において、CVD法によって、後に保護膜143となる窒化シリコン膜を成膜する。続いて、アクリル系の感光性樹脂を塗布し、露光、現像、焼成等を行うことで所定のパターンをもつ層間絶縁膜144を形成する。
【0118】
続いて、ドライエッチング法により窒化シリコン膜の一部を取り除く。さらにこの上に、スパッタリング法によりアルミニウム膜を形成し、フォトリソグラフィ法によりパターニングを行い画素電極136およびコンタクトホール145を形成する。
【0119】
(実施の形態2)
図3Aは、本発明の実施の形態2によるアクティブマトリクス基板300の平面図を示す。
【0120】
図3Aにおいて、アクティブマトリクス基板300の平面図の構造は、図1Aを参照して説明したアクティブマトリクス基板100の平面図の構造と同様である。
【0121】
図3Bは、TFT335近傍の構造を示す、図3AにおけるA−A’線断面図を示す。図3Bにおいても、アクティブマトリクス基板300の断面図の構造は、オーミックコンタクト層349A、オーミックコンタクト層349B、信号線333、ソース電極351、ドレイン電極350およびドレイン電極接続配線346の構造が、オーミックコンタクト層139A、オーミックコンタクト層139B、信号線133、ソース電極138、ドレイン電極137およびドレイン電極接続配線146の構造と異なる点を除いて、図1Bを参照して説明したアクティブマトリクス基板100の断面図の構造と同様である。
【0122】
実施の形態1で説明したアクティブマトリクス基板100では、ソース電極138の少なくとも一部がベースコート132に接し、ドレイン電極137の少なくとも一部がベースコート132に接していたのに対し、実施の形態2で説明するアクティブマトリクス基板300では、信号線133およびソース電極138はオーミックコンタクト層349A上に設けられ、ドレイン電極350およびドレイン電極接続配線346がオーミックコンタクト層349B上に設けられている。
【0123】
言い換えると、信号線333およびソース電極351が設けられる領域は、オーミックコンタクト層349Aが設けられる領域に含まれており、ドレイン電極350およびドレイン電極接続配線346が設けられる領域は、オーミックコンタクト層349Bが設けられる領域に含まれている。
【0124】
図3Cは、走査線334からコンタクトホール345近傍の構造を示す、図3AにおけるB−B’線断面図を示す。
【0125】
図3Cにおいて、アクティブマトリクス基板300の図3AにおけるB−B’線断面図の構造は、ドレイン電極接続配線346の下にオーミックコンタクト層349が設けられている点を除いて、図1Cを参照して説明したアクティブマトリクス基板100のB−B’線断面図の構造と同様である。
【0126】
上述したアクティブマトリクス基板300におけるオーミックコンタクト層349A、オーミックコンタクト層349Bの構造は、アクティブマトリクス基板100におけるオーミックコンタクト層139A、139Bの構造と異なる。
【0127】
アクティブマトリクス基板300では、オーミックコンタクト層349Aとソース電極351および信号線333の一部の側面がほぼ同一面上にあり、オーミックコンタクト層349Bとドレイン電極350およびドレイン電極接続配線346の一部の側面がほぼ同一面上にある構造になっている。
【0128】
アクティブマトリクス基板300では、オーミックコンタクト層349A、オーミックコンタクト層349Bと、信号線333、ソース電極351、ドレイン電極350、ドレイン電極接続配線346が、同一のフォトリソグラフィ工程で形成されるため、実施の形態1で説明したアクティブマトリクス基板100と比較して、フォトリソグラフィを1回減らすことができ、それにより、アクティブマトリクス基板300の製造コストを抑えることができる。
【0129】
以下に、本実施の形態によるアクティブマトリクス基板300の製造方法を説明する。
【0130】
図4は、本実施の形態によるアクティブマトリクス基板300の製造方法を示す断面図である。図4において、A−A’線は、図3BのA−A’線に対応しており、B−B’線は、図3CのB−B’線に対応している。
【0131】
図4(a)に示されるように、ガラス基板331上の全面にわたって、スパッタリング法により、窒化シリコン等からなるベースコート332を成膜する。
【0132】
次に、CVD法により、n+型シリコン膜(膜厚300Å)を成膜する。さらに、スパッタリング法により、アルミニウム(膜厚1000Å)とチタン(膜厚500Å)を、この順に成膜した積層膜を得る。この積層膜は、後に信号線333、ドレイン電極350、ソース電極351およびドレイン電極接続配線346となる。
【0133】
本実施の形態では、これらのn+型シリコン膜と積層膜を同一のフォトリソグラフィによってエッチングしている。これにより、実施の形態1で説明したアクティブマトリクス基板100と比較して、フォトリソグラフィ工程が1回削減される。
【0134】
エッチング工程を詳細に説明すると、まず基板上に形成されたレジスト膜をマスクに、ドライエッチング法を用いて、n+型シリコン膜と積層膜を同一のパターンとなるようパターニングを行う。ここでは、導入ガスBCl(三塩化ホウ素)とCl(塩素)、ソース出力5mW/cm〜9mW/cm、プロセスチャンバ真空度20mTorr〜200mTorrの条件下でドライエッチングを行う。ただし、エッチング方法はこれに限定されない。
【0135】
続いて、濃度0.5%〜2%フッ化水素、濃度0.5%〜2%の硝酸を含む水溶液からなる酸混合物を用いたウェットエッチング法により、アルミニウムとチタンからなる金属積層膜のみを膜面方向にエッチングシフトさせる。ただし、このエッチングシフトは、ドライエッチング法でも適切な条件設定により可能であり、ウェットエッチング法に限定されない。
【0136】
また、上記のように、エッチングシフトを行なっているものの、オーミックコンタクト層349Aの領域の形状は、ソース電極351の領域の形状と実質的に同一であり、オーミックコンタクト層349Bの領域の形状は、ドレイン電極350の領域の形状と実質的に同一である。
【0137】
図2(b)を参照して説明した実施の形態1によるアクティブマトリクス基板100と同様に、図4(b)において、i型アモルファスシリコン、窒化シリコン、金属膜を順次成膜し、フォトリソグラフィにより所定のパターンにパターニングする。このときのエッチング工程で、n+型シリコン膜353がさらにパターニングされ、オーミックコンタクト層349、オーミックコンタクト層349Aおよびオーミックコンタクト層349Bとなる。
【0138】
図2(c)を参照して実施の形態1において説明したアクティブマトリクス基板100と同様に、図4(c)に示すように、保護膜343、層間絶縁膜344、コンタクトホール345、画素電極336を形成する。
【0139】
実施の形態2においても、実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0140】
実施の形態2においても、ドレイン電流の経路は、順にソース電極351、ソース電極351下に配置されたオーミックコンタクト層349A、半導体層340、ドレイン電極350下に配置されたオーミックコンタクト層349B、ドレイン電極350という経路、またはこの逆向きの経路である。
【0141】
本実施の形態でも、従来例と異なり、オーミックコンタクト層349Aおよびオーミックコンタクト層349Bを、ソース電極351またはドレイン電極350よりも下層(ガラス基板331側)に設け、ここをドレイン電流の経路の一部としている。これにより本実施の形態のアクティブマトリクス基板300におけるTFT335の特性は、ソース電極351およびドレイン電極350のステップ部に対する半導体層340のステップカバレッジに影響されない。そのためTFT335の良好な特性を得ることが容易である。
【0142】
従来例では、i型アモルファスシリコンからなる半導体層が、ソース電極およびドレイン電極のステップ部を乗り越える部分をドレイン電流が通過しているため、良好なTFT特性を得ることは容易ではない。本発明のアクティブマトリクス基板においては、ソース電極およびドレイン電極の下側に配置されたオーミックコンタクト層を通過するようにドレイン電流の経路を変えたことによりこの影響を受けないので、良好なTFT特性をもつアクティブマトリクス基板を安定して製造できる。
【0143】
【発明の効果】
本発明によれば、アクティブマトリクス基板上に形成された薄膜トランジスタにおいて、ソース電極およびドレイン電極の下にオーミックコンタクト層を配置することによって、ソース電極とドレイン電極と間のドレイン電流の経路を従来より変えている。これにより、この薄膜トランジスタの特性は良好に、安定して形成することができ、製造プロセス上の利点が得られる。
【0144】
また、本発明によれば、薄膜トランジスタのソース電極およびドレイン電極等のフォトリソグラフィとともに、オーミックコンタクト層のフォトリソグラフィを行なうことができ、フォトリソグラフィの回数を最小化させることができる。それによって、製造コストを抑制することができる。
【0145】
また、本発明によれば、オーミックコンタクト層がn+型アモルファスシリコンからなるため、オーミックコンタクト層のステップ部のステップをつけやすく、薄膜トランジスタの特性は良好になる。
【0146】
また、本発明によれば、上記に記載の薄膜トランジスタを含むアクティブマトリクス基板は、その製造コストが抑制され、製造プロセスが安定化する。
【0147】
また、本発明によれば、少ないフォトリソグラフィでアクティブマトリクス基板を製造することができることから、特にプラスチック基板等寸法変化の大きい基板にアクティブマトリクス基板を形成するのに最適である。基板の寸法変化が大きい場合、フォトリソグラフィ毎のアライメントが難しくなるため、最低限の回数のフォトリソグラフィでアクティブマトリクス基板を製造することが有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1A】図1Aは、本発明の実施の形態1によるアクティブマトリクス基板の平面図を示す。
【図1B】図1Bは、TFT近傍の構造を示す、図1AにおけるA−A’線断面図を示す。
【図1C】図1Cは、走査線からコンタクトホール近傍の構造を示す、図1AにおけるB−B’線断面図を示す。
【図2】図2は、実施の形態1によるアクティブマトリクス基板の製造方法を示す断面図である。
【図3A】図3Aは、本発明の実施の形態2によるアクティブマトリクス基板の平面図を示す。
【図3B】図3Bは、TFT近傍の構造を示す、図3AにおけるA−A’線断面図を示す。
【図3C】図3Cは、走査線からコンタクトホール近傍の構造を示す、図3AにおけるB−B’線断面図を示す。
【図4】図4は、実施の形態2によるアクティブマトリクス基板の製造方法を示す断面図である。
【図5A】図5Aは、従来のアクティブマトリクス基板の平面図を示す。
【図5B】図5Bは、TFT近傍の構造を示す、図5AにおけるA−A’線断面図を示す。
【図5C】図5Cは、走査線からコンタクトホール近傍の構造を示す、図5AにおけるB−B’線断面図を示す。
【図6】図6は、従来のアクティブマトリクス基板の製造方法を示す断面図である。
【図7A】図7Aは、別の従来のアクティブマトリクス基板の平面図である。
【図7B】図7Bは、TFT近傍の構造を示す、図7AにおけるA−A’線断面図を示す。
【図7C】図7Cは、走査線からコンタクトホール近傍の構造を示す、図7AにおけるB−B’線断面図を示す。
【図8】図8は、別の従来のアクティブマトリクス基板の製造方法を示す断面図である。
【符号の説明】
131        ガラス基板
132        ベースコート
133        信号線
134        走査線
135        TFT
136        画素電極
137        ドレイン電極
138        ソース電極
139A、139B    オーミックコンタクト層
140        半導体層
141        ゲート絶縁膜
142        ゲート電極
143        保護膜
144        層間絶縁膜
145        コンタクトホール
146        ドレイン電極接続配線

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられた第1のオーミックコンタクト層と、
    前記基板上に、前記第1のオーミックコンタクト層とは適当な間隔をあけて設けられた第2のオーミックコンタクト層と、
    少なくとも一部が、前記第1のオーミックコンタクト層上に設けられたソース電極と、
    少なくとも一部が、前記第2のオーミックコンタクト層上に設けられたドレイン電極と、
    前記第1のオーミックコンタクト層と、前記第2のオーミックコンタクト層と、前記ソース電極と、前記ドレイン電極とに接するように、前記第1のオーミックコンタクト層、前記第2のオーミックコンタクト層、前記ソース電極および前記ドレイン電極上に設けられた半導体層と、
    前記半導体層上に設けられたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極と
    を備える、薄膜トランジスタ。
  2. 前記第1のオーミックコンタクト層の領域の形状は、前記ソース電極の領域の形状と実質的に同一であり、前記第2のオーミックコンタクト層の領域の形状は、前記ドレイン電極の領域の形状と実質的に同一である、請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
  3. 前記オーミックコンタクト層は、n+型シリコンからなる、請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
  4. 請求項1に記載の複数の薄膜トランジスタと、
    前記各薄膜トランジスタのソース電極とそれぞれ接続された複数の信号線と、前記各薄膜トランジスタのゲート電極とそれぞれ接続された複数の走査線と、前記各薄膜トランジスタのドレイン電極とそれぞれ接続された複数の画素電極と
    を備える、アクティブマトリクス基板。
  5. 前記基板が、プラスチック基板であるか、または、少なくとも一方の表面が樹脂で覆われた基板である、請求項4に記載のアクティブマトリクス基板。
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