JP2004055045A - 光ディスク装置の制御方法および光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置の制御方法および光ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コンデンサとトリガスイッチを用いなくとも、CDカバーオープン時に、光ディスクにブレーキをかけることができる光ディスク装置の制御方法を提供する。
【解決手段】光ディスク10を外部と遮断する蓋部20を備え、光ディスク10の読み取り中に蓋部20が開いた場合に、光ディスク10の回転を停止する光ディスク装置の制御方法において、光ディスク10の回転にブレーキをかける時間をあらかじめ設定しておき、光ディスク10の読み取り中に蓋部20が開いた場合には、設定したブレーキ時間だけブレーキを作動させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置の制御方法に関する。特に、CDカバーオープンをトリガとして、光ピックアップのレーザをOFFし、かつ光ディスクの回転にブレーキをかける光ディスク装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク装置において、CD等の光ディスク回転中にCDカバーが開いた場合、情報読み取り用のレーザ光が操作者の目に入る危険がある。そのため、CDカバーが開いた場合には、レーザをOFFする必要がある。従来の光ディスク装置は、カバーオープンをトリガとしてレーザをOFFしている。しかし、レーザをOFFしてしまうと、光ディスクの情報をモニタすることができない。光ディスクの情報である光ディスクの回転数をもとに、光ディスクの回転にブレーキをかけるため、レーザをOFFすると、ブレーキ操作ができない。ブレーキをかけないと、光ディスクが惰性で回り続けることとなり、さらにCDカバーが開いているため、光ディスクが外に飛び出してしまうおそれがある。したがって、実際にはすぐにレーザをOFFすることはできない。
【0003】
従来の光ディスク装置の制御方法における光ディスクの停止方法について図を用いて説明する。図4は、CDカバーが閉じた状態の光ディスク装置の構成を示す図であり、図5は、CDカバーが開いた状態の光ディスク装置の構成を示す図である。
【0004】
CD等の光ディスク10は、スピンドルモータ70によって回転させられ、光ピックアップ30からレーザ31が光ディスク10に向けて出射されている。レーザ31の電源は、レーザ電源供給回路50から供給されている。マイクロコンピュータである制御装置60は、光ピックアップ30がレーザ31を出射しているか否かをモニタし、その状態に応じて、スピンドルモータ70の回転を制御する。
【0005】
光ディスク10が回転していて、レーザ31によってその情報が読み取られている場合は、蓋部であるCDカバー20が閉じられていて、レーザ31が外部に漏れるという危険はない。光ディスク装置には、検出スイッチ40が設置されていて、CDカバー20が、開いているか閉じているかが検出され、その検出出力がレーザ電源供給回路50に供給されている。
【0006】
図4に示すように、CDカバー20と検出スイッチ40が接していれば(検出スイッチ40がON)、CDカバー20は閉じていると検出し、図5に示すように、CDカバー20と検出スイッチ40が接していなければ(検出スイッチ40がOFF)、CDカバー20は開いていると検出する。
【0007】
レーザ電源供給回路50は、図6に示すように、電源部51と、大容量のコンデンサ52と、トランジスタによって形成されたトリガスイッチ53とを備えている。トリガスイッチ53は、検出スイッチ40と同期して作動する。CDカバー20が閉じている場合は、トリガスイッチ53が、電源部51側に接続されていて(図6中の破線で示される)、電源部51から光ピックアップ30へレーザ31出射用の電源が供給されている。CDカバー20が開いた場合に、トリガスイッチ53は、電源部51側とは切れて、コンデンサ52側に接続される(図6中の実線で示される)。それにより、コンデンサ52に保持されていた電圧が光ピックアップ30に供給される。それにより、光ディスク10の情報を読み取ることができ、回転している光ディスク10のブレーキ操作を行うことができる。光ディスクの停止動作が完了した後にレーザ31はOFFとなる。CDカバー20が開いてから光ディスク10が完全に停止するまでの間は、コンデンサ52から供給されている電圧によってレーザ31は出射されている。
【0008】
このときの光ディスク10を停止させる動作について、図7を用いて説明する。当初の状態では、光ディスク10が回転しており、光ピックアップ30からレーザ31が出射され、光ディスク10の情報を読み取り中であるものとする。検出スイッチ40は、CDカバー20が開いているか、閉じているかを検出して、検出出力をレーザ電源供給回路50に供給し、制御装置60にその信号を送っている。CDカバー20が開くと(S701)、トリガスイッチ53が切り替わって、コンデンサ52によってレーザ31は出射される。さらに、制御装置60は、スピンドルモータ70にブレーキを作動させるように指示する(S702)。
【0009】
制御装置60は、光ディスク10の現在の線速度Vpと、通常の読み出し状態での一定の線速度Vcの5分の1とを比較し(S703)、それらが等しいか現在の線速度LVが大きければ、Vc/5到達時間カウンタkを1増加させ(S704)、再びステップS703を行う。なお、光ディスク10の回転数は、光ピックアップ30によって読み取られる光ディスク10の情報をもとに、例えば、DSP(Digital Signal Processor)等を用いて容易に求めることができる。
【0010】
こうして、光ディスク10の現在の線速度Vpが、線速度Vcの5分の1よりも小さくなるまで、所定の時間間隔ごとにkの値は増加していく。なお、kの初期値は0である。制御装置60は、図示していないが記憶部を有し、増加していくkの値を随時記憶している。
【0011】
ステップS703で、光ディスク10の現在の線速度Vpが、線速度Vcの5分の1よりも小さくなれば、そこから、さらに、今までブレーキをかけていた時間の1/4の時間だけブレーキをかけ続ける(S705)。このときのブレーキをかける時間は、ステップS704でkの値が1増加する時に費やす時間をk/4倍することで求められる。所定時間経過後にブレーキを停止する(S706)。
【0012】
従来の光ディスク装置は、レーザ電源供給回路50にコンデンサ52とトリガスイッチ53を備え、上述の方法で、光ピックアップ30が読み取っている、光ディスク10の回転数をもとに、CDカバー20オープン時のブレーキ操作を行っている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光ディスク装置では、上述したように、ブレーキ操作を行っている間は、光ディスク10の回転数を検出していなければいけない。そのため、その間も光ピックアップ30は、レーザ31を出射していなければならないので、レーザ電源供給回路50にコンデンサ52とトリガスイッチ53が必要である。しかしながら、携帯用の光ディスク装置では、さらなる回路の小型化・低コスト化が求められているため、これらコンデンサ52やトリガスイッチ53等の部品を用いずに、使用する部品点数を減少させて光ディスク装置を構成することが必要である。
【0014】
上述した課題を解決するため、本発明の光ディスク装置の制御方法は、コンデンサとトリガスイッチを用いなくとも、CDカバーオープン時に、光ディスクにブレーキをかけることができる光ディスク装置の制御方法を提供することを目的とする。
【0015】
また、本発明の光ディスク装置は、CDカバーオープン時に、コンデンサとトリガスイッチを用いずに光ディスクにブレーキをかけることができ、小型化、低コスト化が可能な光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の光ディスク装置の制御方法は、光ディスクを外部と遮断する蓋部を備え、前記光ディスクの読み取り中に前記蓋部が開いた場合に、前記光ディスクの回転を停止する光ディスク装置の制御方法において、前記光ディスクの回転にブレーキをかける時間をあらかじめ設定しておき、前記光ディスクの読み取り中に前記蓋部が開いた場合には、前記設定したブレーキをかける時間だけブレーキを作動させる。それにより、光ディスクの情報をモニタする必要なく、適切な時間ブレーキをかけることができる。そのため、光ピックアップからレーザを一定時間出射させるための、コンデンサおよびスイッチが不要であり、光ディスク装置を小型化、低コスト化することができる。
【0017】
また、本発明の他の光ディスク装置の制御方法は、光ディスクを外部と遮断する蓋部を備え、前記光ディスクの読み取り中に前記蓋部が開いた場合に、前記光ディスクの回転を停止する光ディスク装置の制御方法において、前記光ディスクが第1の径のディスクであった場合に最適なブレーキをかける時間と、前記光ディスクが第2の径のディスクであった場合に最適なブレーキをかける時間とを設定しておき、前記光ディスクが、回転起動したときから線速度が一定になるまでの時間を計測し、前記計測した時間をもとに、前記光ディスクが、第1の径のディスクか第2の径のディスクかを判別し、前記判別結果に応じて、前記設定されているブレーキをかける時間の内から選択したブレーキをかける時間だけブレーキを作動させる。それにより、光ディスクの径によりブレーキをかける時間を変えることができ、ブレーキをかける時間をより最適な時間とすることができる。
【0018】
また、本発明の他の光ディスク装置の制御方法は、光ディスクを外部と遮断する蓋部を備え、前記光ディスクの読み取り中に前記蓋部が開いた場合に、前記光ディスクの回転を停止する光ディスク装置の制御方法において、前記光ディスクが第1の径のディスクであり、かつ光ピックアップが前記光ディスクの読み取り部分の半分の位置より外周側にあった場合に最適なブレーキをかける時間と、前記光ディスクが前記第1の径のディスクであり、かつ前記光ピックアップが前記光ディスクの読み取り部分の半分の位置かまたは内周側にあった場合に最適なブレーキをかける時間と、前記光ディスクが第2の径のディスクであり、かつ前記光ピックアップが前記光ディスクの読み取り部分の半分の位置より外周側にあった場合に最適なブレーキをかける時間と、前記光ディスクが前記第2の径のディスクであり、かつ前記光ピックアップが前記光ディスクの読み取り部分の半分の位置かまたは内周側にあった場合に最適なブレーキをかける時間とを設定しておき、前記光ディスクが、回転起動したときから線速度が一定になるまでの時間を計測し、前記計測した時間をもとに、前記光ディスクが、第1の径のディスクか第2の径のディスクかを判別し、かつ、前記蓋部が開く直前の前記光ピックアップの位置が、前記光ディスクの読み取り部分の半分の位置より外周側か内周側かを判別し、前記判別結果に応じて、前記設定されているブレーキをかける時間のうちから選択したブレーキをかける時間だけブレーキを作動させる。それにより、光ピックアップの位置が外周側か内周側かで、ブレーキをかける時間を変えることができ、ブレーキをかける時間をより最適な時間とすることができる。
【0019】
また、本発明の他の光ディスク装置の制御方法は、光ディスクを外部と遮断する蓋部を備え、前記光ディスクの読み取り中に前記蓋部が開いた場合に、前記光ディスクの回転を停止する光ディスク装置の制御方法において、前記光ディスクが第1の径のディスクである場合に、前記光ディスクの径方向に対する光ピックアップの位置に応じた複数の最適なブレーキをかける時間と、前記光ディスクが第2の径のディスクである場合に、前記光ディスクの径方向に対する光ピックアップの位置に応じた複数の最適なブレーキをかける時間とを設定しておき、前記光ディスクが、回転起動したときから線速度が一定になるまでの時間を計測し、前記計測した時間をもとに、前記光ディスクが、第1の径のディスクか第2の径のディスクかを判別し、かつ、前記蓋部が開く直前の前記光ディスクの径方向における前記光ピックアップの位置を判別し、前記判別結果に応じて、前記設定されているブレーキをかける時間のうちから選択したブレーキをかける時間だけブレーキを作動させる。それにより、光ピックアップの位置に応じて、ブレーキをかける時間を変えることができ、ブレーキをかける時間をより最適な時間とすることができる。
【0020】
また、本発明の光ディスク装置は、光ディスクを外部と遮断する蓋部を備え、前記光ディスクの読み取り中に前記蓋部が開いた場合に、前記光ディスクの回転を停止する光ディスク装置であって、前記光ディスクの回転を制御しているスピンドルモータと、記憶部を有している制御装置とを備え、前記記憶部は、前記光ディスクの回転にブレーキをかける時間をあらかじめ記憶しており、前記光ディスクの読み取り中に前記蓋部が開いた場合には、前記制御装置は、前記記憶部に記憶されている時間だけブレーキを作動させるように前記スピンドルモータを制御する。それにより、光ピックアップからレーザを一定時間出射させるための、コンデンサおよびスイッチがなくても、ブレーキをかける時間を最適にすることができ、小型化、低コスト化を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1にかかる光ディスク装置の構成は、図4および図5に示したものと概略同様である。ただし、レーザ電源供給回路は、コンデンサおよびトリガスイッチは備えていない。なお、全図を通じて、同様の部材および工程においては同一符号を付している。
【0022】
実施の形態1における光ディスク装置の制御方法について図1を用いて説明する。なお、この制御方法は、あらかじめ、設定された時間だけ、光ディスクの回転にブレーキをかけることで、光ディスクを停止させる方法である。
【0023】
まず、スピンドルモータ70の回転起動前に回転起動時間計測カウンタの値iを0に初期化する(S101)。制御装置60の記憶部には、iの値が記憶されている。スピンドルモータ70が回転起動して(S102)、光ディスク10が所定の線速度となるまで回転数が上昇する。回転数が所定の値となった時点で、光ディスク10の線速度は一定となる。制御装置60は、線速度が一定であるか否かを監視している(S103)。光ディスク10の線速度が一定にならない間は、iの値は所定の時間間隔ごとに1ずつ増加していく(S104)。増加されていくiの値は、前述した記憶部に随時記憶されていき、線速度が一定になったときのiが最終的に記憶される。
【0024】
回転起動時間計測カウンタの値iは、スピンドルモータ70の回転起動時から、光ディスク10の回転速度が所定の線速度になるまでに要した時間を表わすものである。CD等の光ディスク10には、8cmディスクと12cmディスクの2種類があり、これらは、所定の線速度になるまでに要する時間が異なる。つまり、iの値より、使用している光ディスク10が、8cmディスクか12cmディスクかを判別することができる。
【0025】
検出スイッチ40は、CDカバー20が開いているか、閉じているかを検出して、検出出力をレーザ電源供給回路50に供給し、制御装置60にその信号を送っている。CDカバー20が開くと(S105)、制御装置60は、記憶しておいたiの値を、あらかじめ設定されていた閾値と比較する(S106)。この閾値は、あらかじめ、測定したもので、iの値が閾値よりも小さければ、光ディスク10は8cmディスクであり、iの値が閾値と等しいかもしくは大きい場合は、光ディスク10は12cmディスクであるという判別ができる適当な値を選択して設定しておく。
【0026】
また、CDカバー20オープン時の、ブレーキをかける時間であるブレーキ時間は、あらかじめ測定によって、最適な時間を決定しておく。ブレーキ時間は、8cmディスクと12cmディスクによって異なっているので、8cmディスクに最適のブレーキ時間および12cmディスクに最適のブレーキ時間をそれぞれ、制御装置60の記憶部に記憶しておく。
【0027】
ステップS106において、i<閾値であれば、前述したように、使用している光ディスク10は8cmディスクであると判別できるので、制御装置60は、8cmディスクに最適のブレーキ時間をセットし(S107)、i<閾値でなければ使用している光ディスク10は12cmディスクであると判別できるので、制御装置60は、12cmディスクに最適のブレーキ時間をセットする(S108)。
【0028】
制御装置60は、スピンドルモータ70にブレーキを作動させるように指示する(S109)。ステップS107またはステップS108でセットしたブレーキ時間だけブレーキをかけ続け(S110)、ブレーキを停止する(S111)。
【0029】
以上のように、実施の形態1の光ディスク装置の制御方法によれば、あらかじめ、8cmディスクおよび12cmディスクに最適のブレーキ時間を設定しておき、光ディスク10が、線速度一定になるまでの時間から8cmディスクおよび12cmディスクの判別を行い、それに適した時間だけブレーキを作動させるので、ブレーキ操作中に光ディスク10の回転数を検出する必要はない。そのため、光ディスク10の情報を光ピックアップ30によってモニタしながらブレーキ処理を行わなくてもよい。したがって、コンデンサおよびトリガスイッチが不要である上、最適なブレーキ時間を選択できる。そのため、光ディスク装置を小型化、低コスト化することができる。
【0030】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2にかかる光ディスク装置の構成は、実施の形態1の光ディスク装置と同一である。また、実施の形態2の光ディスク装置の制御方法は実施の形態1の制御方法にさらに、光ピックアップの位置が、光ディスクの外周側か内周側かを判別して、それに応じたブレーキ時間を設定する工程を追加したものである。
【0031】
実施の形態2における光ディスク装置の制御方法について、図2を用いて説明する。この光ディスク装置における制御装置60の記憶部は、実施の形態1のように8cmディスク用、12cmディスク用の2つのブレーキ時間だけでなく、さらにそれぞれのディスクにおいて、光ピックアップ30が、リードアウト領域の半分の箇所よりも外周側の場合と、内周側の場合とにおける最適なブレーキ時間を記憶している。したがって、4種類のブレーキ時間を記憶している。これらの記憶されている各ブレーキ時間は、あらかじめ測定によって最適のものを求めておく。なお、リードアウト領域の半分の箇所とは、光ディスク10の最外周のデータ領域と最内周のデータ領域との中間箇所である。
【0032】
ステップS101〜ステップS104は、実施の形態1と同一である。ステップS103で、光ディスク10の線速度が一定になった後、光ピックアップ30で最後に読み込んだ光ディスク10のデータDが、制御装置60の記憶部で保持される(S201)。データDを記憶することで、光ピックアップ30の位置を記憶することができる。ステップS105では、CDカバー20が開いているか閉じているかを判定していて、CDカバー20が閉じている場合には、ステップS201に戻って、最後に読み込んだデータDを随時更新して保持する。CDカバー20が開くと、検出スイッチ40からCDカバー20がオープンであるという信号を受けた制御装置60は、記憶しておいた回転起動時間計測カウンタの値iを、あらかじめ設定されていた閾値と比較する(S106)。ステップS106において、i<閾値であれば、使用している光ディスク10は8cmディスクであると判別でき(S202)、i<閾値でなければ、使用している光ディスク10は12cmディスクであると判別できる(S203)。その判定結果は、記憶部で記憶される。
【0033】
ステップS202またはステップS203で光ディスク10の判別をした後、ステップS201で記憶部に保持されている光ピックアップ30が最後に読み込んだデータDの位置が、光ディスク10のリードアウト領域の半分よりも外側か否かを比べる(S204)。データDが外側である場合には、ステップS202またはステップS203で判別した種類のディスクの外周用ブレーキ時間のデータをセットする(S205)。また、データDが光ディスク10のリードアウト領域の半分もしくは内側である場合には、ステップS202またはステップS203で判別した種類のディスクの内周用ブレーキ時間のデータをセットする(S206)。
【0034】
ステップS109〜ステップS111は、実施の形態1で説明した通りであり、ブレーキが、ステップS205またはステップS206でセットした最適なブレーキ時間だけ作動する。
【0035】
以上のように、実施の形態2の光ディスク装置の制御方法によれば、光ディスク10の径だけでなく、光ピックアップ30が、光ディスク10の外周側にあるか内周側にあるかも判別して、それらの条件に応じた、あらかじめ設定されたブレーキ時間を選択する。したがって、CLV方式による、光ピックアップ30の位置による光ディスク10の回転速度の違いに対応して、最適のブレーキ時間を選択することができる。それにより、光ピックアップ30の位置によらず、光ディスク10の回転を確実に停止させることができる。
【0036】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3にかかる光ディスク装置の構成は、実施の形態2の光ディスク装置と同一である。また、実施の形態3の光ディスク装置の制御方法は実施の形態2の制御方法にさらに、光ピックアップの位置に応じてさらに細かくブレーキ時間を設定している。
【0037】
実施の形態3における光ディスク装置の制御方法について、図3を用いて説明する。制御装置60の記憶部には、実施の形態2のように、光ピックアップ30の位置が光ディスク10の外周側の場合と、内周側の場合という、二種類の位置だけでブレーキ時間が記憶されているのではなく、光ピックアップ30の径方向の複数の位置に応じた最適なブレーキ時間をテーブルデータとして記憶されていいる。記憶されているこれらの各ブレーキ時間は、あらかじめ測定によって最適のものを求めておく。テーブルデータは、テーブル番号jで分けられている。番号jが少ない方が、光ディスク10においてより外周側の位置である。また、8cmディスク用のテーブルデータのテーブル番号jは連続であり、12cmディスク用のテーブルデータのテーブル番号jもまた連続である。
【0038】
ステップS101〜ステップS104、ステップS201、ステップS105、ステップS106、ステップS202、ステップS203は、実施の形態2と同一である。ステップS203で、光ディスク10の種類が判別された後は、テーブル番号jを初期化する(S301)。初期化の値は、8cmディスク用と12cmディスク用とで異なるので、ステップS202またはステップS203の判別結果により選択される。
【0039】
制御装置60は、光ピックアップ30で最後に読み込んだ光ディスク10のデータDとテーブル番号jのテーブルデータとを比べて、光ピックアップ30の位置が、テーブル番号jのテーブルデータに示されている位置よりも外側にあるかを判別する(S302)。データDがテーブルデータに示されている位置もしくはそれより内側である場合は、テーブル番号jを1増加させ(S303)、再びステップS302を行う。テーブル番号jが増加するにつれて、テーブルデータは順に、光ディスク10の内周側のデータとなっていく。ステップS302で、テーブルデータに示されている位置よりもデータDが外側である場合は、制御装置60は、そのときのテーブルデータに設定されているブレーキ時間をセットする(S304)。
【0040】
ステップS109〜ステップS111は、実施の形態2と同様であり、ブレーキが、ステップS304でセットした最適なブレーキ時間だけ作動する。
【0041】
以上のように、実施の形態3の光ディスク装置の制御方法によれば、光ディスク10の径だけでなく、光ピックアップ30が、光ディスク10の径方向のどこの位置にあるかを判別して、それらの条件に応じた、あらかじめ設定されたブレーキ時間を選択するので、CLV方式による、光ピックアップ30の位置による光ディスク10の回転速度の違いに対応して、最適のブレーキ時間を選択することができる。それにより、光ピックアップ30の位置によらず、光ディスク10の回転を確実に停止させることができる
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、光ディスクのブレーキ処理中に、光ディスクの情報を読み取る必要なしに、ブレーキをかける時間を最適にできる。また、コンデンサおよびトリガスイッチ等を備える必要がないので、部品点数を少なくでき、光ディスク装置の小型化、低コスト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる光ディスク装置の制御方法を示すフローチャート
【図2】本発明の実施の形態2にかかる光ディスク装置の制御方法を示すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態3にかかる光ディスク装置の制御方法を示すフローチャート
【図4】本発明の光ディスク装置のCDカバーが開いている状態を示す図
【図5】本発明の光ディスク装置のCDカバーが閉じている状態を示す図
【図6】本発明の光ディスク装置のレーザ電源供給回路の構成を示す図
【図7】従来の光ディスク装置の制御方法を示すフローチャート
【符号の説明】
10  光ディスク
20  CDカバー
30  光ピックアップ
31  レーザ
40  検出スイッチ
50  レーザ電源供給回路
51  電源部
52  コンデンサ
53  トリガスイッチ
60  制御装置
70  スピンドルモータ

Claims (5)

  1. 光ディスクを外部と遮断する蓋部を備え、前記光ディスクの読み取り中に前記蓋部が開いた場合に、前記光ディスクの回転を停止する光ディスク装置の制御方法において、
    前記光ディスクの回転にブレーキをかける時間をあらかじめ設定しておき、
    前記光ディスクの読み取り中に前記蓋部が開いた場合には、前記設定したブレーキをかける時間だけブレーキを作動させることを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  2. 光ディスクを外部と遮断する蓋部を備え、前記光ディスクの読み取り中に前記蓋部が開いた場合に、前記光ディスクの回転を停止する光ディスク装置の制御方法において、
    前記光ディスクが第1の径のディスクであった場合に最適なブレーキをかける時間と、前記光ディスクが第2の径のディスクであった場合に最適なブレーキをかける時間とを設定しておき、
    前記光ディスクが、回転起動したときから線速度が一定になるまでの時間を計測し、
    前記計測した時間をもとに、前記光ディスクが、第1の径のディスクか第2の径のディスクかを判別し、
    前記判別結果に応じて、前記設定されているブレーキをかける時間の内から選択したブレーキをかける時間だけブレーキを作動させることを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  3. 光ディスクを外部と遮断する蓋部を備え、前記光ディスクの読み取り中に前記蓋部が開いた場合に、前記光ディスクの回転を停止する光ディスク装置の制御方法において、
    前記光ディスクが第1の径のディスクであり、かつ光ピックアップが前記光ディスクの読み取り部分の半分の位置より外周側にあった場合に最適なブレーキをかける時間と、
    前記光ディスクが前記第1の径のディスクであり、かつ前記光ピックアップが前記光ディスクの読み取り部分の半分の位置かまたは内周側にあった場合に最適なブレーキをかける時間と、
    前記光ディスクが第2の径のディスクであり、かつ前記光ピックアップが前記光ディスクの読み取り部分の半分の位置より外周側にあった場合に最適なブレーキをかける時間と、
    前記光ディスクが前記第2の径のディスクであり、かつ前記光ピックアップが前記光ディスクの読み取り部分の半分の位置かまたは内周側にあった場合に最適なブレーキをかける時間とを設定しておき、
    前記光ディスクが、回転起動したときから線速度が一定になるまでの時間を計測し、前記計測した時間をもとに、前記光ディスクが、第1の径のディスクか第2の径のディスクかを判別し、
    かつ、前記蓋部が開く直前の前記光ピックアップの位置が、前記光ディスクの読み取り部分の半分の位置より外周側か内周側かを判別し、
    前記判別結果に応じて、前記設定されているブレーキをかける時間のうちから選択したブレーキをかける時間だけブレーキを作動させることを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  4. 光ディスクを外部と遮断する蓋部を備え、前記光ディスクの読み取り中に前記蓋部が開いた場合に、前記光ディスクの回転を停止する光ディスク装置の制御方法において、
    前記光ディスクが第1の径のディスクである場合に、前記光ディスクの径方向に対する光ピックアップの位置に応じた複数の最適なブレーキをかける時間と、前記光ディスクが第2の径のディスクである場合に、前記光ディスクの径方向に対する前記光ピックアップの位置に応じた複数の最適なブレーキをかける時間とを設定しておき、
    前記光ディスクが、回転起動したときから線速度が一定になるまでの時間を計測し、前記計測した時間をもとに、前記光ディスクが、前記第1の径のディスクか前記第2の径のディスクかを判別し、
    かつ、前記蓋部が開く直前の前記光ディスクの径方向における前記光ピックアップの位置を判別し、
    前記判別結果に応じて、前記設定されているブレーキをかける時間のうちから選択したブレーキをかける時間だけブレーキを作動させることを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  5. 光ディスクを外部と遮断する蓋部を備え、前記光ディスクの読み取り中に前記蓋部が開いた場合に、前記光ディスクの回転を停止する光ディスク装置であって、
    前記光ディスクの回転を制御しているスピンドルモータと、
    記憶部を有している制御装置とを備え、
    前記記憶部は、前記光ディスクの回転にブレーキをかける時間をあらかじめ記憶しており、
    前記光ディスクの読み取り中に前記蓋部が開いた場合には、前記制御装置は、前記記憶部に記憶されている時間だけブレーキを作動させるように前記スピンドルモータを制御することを特徴とする光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1589490A2 (en) 2004-02-27 2005-10-26 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Control unit and data transmitting method
US7496937B2 (en) * 2005-06-10 2009-02-24 Hong Fu Jin Precision Industry (Shen Zhen) Co., Ltd. Safety device and storage medium player having the same

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