JP2004054494A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ユーザに最適な設定を自動的に行なうことのできる情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置内に、機能ごとにユーザの操作履歴、各種設定情報、登録情報、入力情報等をパラメータ情報として格納する。パラメータ設定していない機能に対して、同じ機能もしくは類似する機能を探索し、パラメータ情報を取得する。すなわち、自機器内もしくはユーザを識別する情報を用いて、ネットワークに接続された機器からユーザのパラメータ情報を取得する。取得したユーザのパラメータ情報から機器に必要な情報を選択し、利用できるパラメータ情報に変換することで、新たに同じような設定を繰返す必要がなく、ユーザの好みの設定を自動的に行なうことが可能である。
【選択図】 図1
【解決手段】情報処理装置内に、機能ごとにユーザの操作履歴、各種設定情報、登録情報、入力情報等をパラメータ情報として格納する。パラメータ設定していない機能に対して、同じ機能もしくは類似する機能を探索し、パラメータ情報を取得する。すなわち、自機器内もしくはユーザを識別する情報を用いて、ネットワークに接続された機器からユーザのパラメータ情報を取得する。取得したユーザのパラメータ情報から機器に必要な情報を選択し、利用できるパラメータ情報に変換することで、新たに同じような設定を繰返す必要がなく、ユーザの好みの設定を自動的に行なうことが可能である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体に関し、特に、ユーザに最適な設定を自動的に行なうことのできる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
機器を使いやすくするために、機器の各種設定を行なうことが有効である。ここでいう機器の設定とは、画面の色、文字のフォントなどの画面まわり、ネットワーク接続などの各種設定を意味している。しかし、そのような機器の設定は各機器で行なわなければならず、面倒であった。
【0003】
そのため、従来より、このような設定を省くことができるような手法が提案されている。例えば、個人設定情報を記録した記録媒体を用いる手法や、ネットワークで接続された複数のコンピュータで個人設定情報を共有し、個人認証することによってユーザ本人用の設定でコンピュータを使用できる手法などが提案されている。
【0004】
しかし、このような手法では同じ機器同士では個人設定情報の共有が可能であるが、異なる機器の場合は、共有することができないという問題がある。すなわち、機器が異なる場合でも、同じような設定を行なったり、共通の情報を登録したりする場合は、前に行なった情報を利用したいという要望がある。
【0005】
そこで、特開2002―51058号公報においては、ネットワークを介して設定情報を受取り、設定情報に基づいて機器の設定を行なう手法が開示されている。この手法を用いることで、目的の設定情報をネットワークに接続されている他の機器から読出し、読出された設定情報に基づいて、当該機器の設定を行なうことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特開2002―51058号公報において開示されいてる手法は、機器の起動時の設定環境画面においてユーザが設定を繰返し行なう手間を省くことはできるものの、利用できる情報は、ユーザが第1の機器の設定環境画面で設定した情報のみであり、他の第2の機器の設定環境画面の設定が第1の機器と同じになるだけである。したがって、設定環境が異なる場合は利用できないという問題がある。
【0007】
また、実際にユーザが設定を行なった情報のみしか利用できないため、ユーザの普段の使用状況に応じた設定ができず、よりユーザの利用しやすいインタフェースにするには不十分であるという問題もある。
【0008】
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、ユーザにとって快適な設定を自動的にユーザに提供することのできる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、情報処理装置は、パラメータ設定を必要とする機能を備える情報処理装置であって、パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能を検索する検索手段と、検索された類似機能に対して、すでに設定されているパラメータを取得する取得手段と、取得した類似機能に対するパラメータを、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定する設定手段とを備える。
【0010】
本発明の他の局面に従うと、情報処理装置は、パラメータ設定を必要とする機能を備える情報処理装置であって、パラメータ設定を必要とする機能に、ユーザを識別するユーザ識別情報を付加して、パラメータを他の機器へ問合わせる問合せ手段と、他の機器から、パラメータ設定を必要とする機能と、パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能との少なくとも一方のパラメータを取得する取得手段と、取得したパラメータを、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定する設定手段とを備える。
【0011】
また、上述の設定手段において、取得したパラメータを、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定できない場合は、パラメータ設定を必要とする機能用に取得したパラメータを変換する変換手段をさらに備えることが望ましい。
【0012】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理装置は、他の機器から、ユーザを識別するユーザ識別情報とパラメータ設定を必要とする機能の情報とを取得する取得手段と、取得したユーザ識別情報から、ユーザのパラメータ情報を保持しているかどうか調べる第1の検索手段と、パラメータ設定を必要とする機能もしくはパラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能を検索する第2の検索手段と、検索されたパラメータ設定を必要とする機能もしくはパラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータ情報のうち、ユーザのパラメータ情報を、他の機器に回答する回答手段とを備える。
【0013】
また、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータが、当該情報処理装置におけるパラメータ設定を必要とする機能の使用頻度の情報である場合に、使用頻度によって、メニューの配置を変更することが望ましい。
【0014】
また、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータが、当該情報処理装置におけるユーザのパラメータ設定を必要とする機能の習熟度情報である場合に、取得したパラメータから当該情報処理装置におけるユーザのパラメータ設定を必要とする機能の習熟度を推定し、推定結果からユーザへの補助の内容を決定することが望ましい。
【0015】
また、上述の設定手段において、取得した類似機能のパラメータに基づいてパラメータ設定を必要とする機能のパラメータ設定を行なった場合に、その対応を記憶し、パラメータ設定を必要とする機能またはパラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータの更新があった場合に、記憶した対応に基づいて、パラメータの更新を行なうことが望ましい。
【0016】
また、取得したユーザ識別情報と、回答したパラメータ情報との対応を記憶し、ユーザのパラメータ設定を必要とする機能またはパラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータの更新があった場合に、記憶したユーザ識別情報とパラメータ情報とを送信することが望ましい。
【0017】
また、取得したパラメータと他の機器との対応を記憶し、パラメータの更新があった場合に、記憶した対応に基づいて、他の機器に対してユーザ識別情報とパラメータとを送信することが望ましい。
【0018】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理方法は、パラメータ設定を必要とする機能を備える情報処理装置における情報処理方法であって、パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能を検索する検索ステップと、検索された類似機能に対して、すでに設定されているパラメータを取得する取得ステップと、取得した類似機能に対するパラメータを、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定する設定ステップとを備える。
【0019】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理方法は、パラメータ設定を必要とする機能を備える情報処理装置における情報処理方法であって、パラメータ設定を必要とする機能に、ユーザを識別するユーザ識別情報を付加して、パラメータを他の機器へ問合わせる問合せステップと、他の機器から、パラメータ設定を必要とする機能と、パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能との少なくとも一方のパラメータを取得する取得ステップと、取得したパラメータを、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定する設定ステップとを備える。
【0020】
また、上述の設定ステップにおいて、取得したパラメータを、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定できない場合は、パラメータ設定を必要とする機能用に取得したパラメータを変換する変換ステップをさらに備えることが望ましい。
【0021】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理方法は、他の機器から、ユーザを識別するユーザ識別情報とパラメータ設定を必要とする機能の情報とを取得する取得ステップと、取得したユーザ識別情報から、ユーザのパラメータ情報を保持しているかどうか調べる第1の検索ステップと、パラメータ設定を必要とする機能もしくはパラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能を検索する第2の検索ステップと、検索されたパラメータ設定を必要とする機能もしくはパラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータ情報のうち、ユーザのパラメータ情報を、他の機器に回答する回答ステップとを備える。
【0022】
また、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータが、当該情報処理装置におけるパラメータ設定を必要とする機能の使用頻度の情報である場合に、使用頻度によって、メニューの配置を変更することが望ましい。
【0023】
また、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータが、当該情報処理装置におけるユーザのパラメータ設定を必要とする機能の習熟度情報である場合に、取得したパラメータから当該情報処理装置におけるユーザのパラメータ設定を必要とする機能の習熟度を推定し、推定結果からユーザへの補助の内容を決定することが望ましい。
【0024】
また、上述の設定ステップにおいて、取得した類似機能のパラメータに基づいてパラメータ設定を必要とする機能のパラメータ設定を行なった場合に、その対応を記憶し、パラメータ設定を必要とする機能またはパラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータの更新があった場合に、記憶した対応に基づいて、パラメータの更新を行なうことが望ましい。
【0025】
また、取得したユーザ識別情報と、回答したパラメータ情報との対応を記憶し、ユーザのパラメータ設定を必要とする機能またはパラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータの更新があった場合に、記憶したユーザ識別情報とパラメータ情報とを送信することが望ましい。
【0026】
また、取得したパラメータと他の機器との対応を記憶し、パラメータの更新があった場合に、記憶した対応に基づいて、他の機器に対してユーザ識別情報とパラメータとを送信することが望ましい。
【0027】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理プログラムは、コンピュータに情報処理方法を実行させるための情報処理プログラムであって、上述の情報処理方法を実行させる。
【0028】
本発明のさらに他の局面に従うと、記録媒体はコンピュータ読取可能な記録媒体であって、上述の情報処理プログラムを記録する。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0030】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における情報処理装置の構造を示すブロック図である。
【0031】
図1を参照して、情報処理装置は、マウスやボタン等から構成され、各種情報を入力するための入力部1と、ネットワークを介して他の機器と情報を送受信する送受信部9と、入力部1や送受信部9から取得した各種情報の処理を行なう処理部11と、ディスプレイ等から構成され、処理部11で処理された情報を出力する出力部10とを含む。
【0032】
処理部11においては、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)2が、情報処理プログラム5をメモリ3にロードして実行する。また、CPU2は、情報処理プログラム5を実行する際に、機能テーブル4または電子マニュアル6を参照する。
【0033】
ソフトウェア(以下、ソフトと略す)X7は、パラメータ設定が必要なソフトである。CPU2は、情報処理プログラム5を実行するときには、当該情報処理装置にインストールされている全ソフト8であるソフト1〜Nの中から、ソフトX7に類似するソフトを検索する。
【0034】
次に、上述のソフトX7の内容の具体例を図2に示す。図2を参照して、ソフトX7は、プログラムと、ユーザごとおよび機能ごとのパラメータ情報とを格納している。パラメータ情報は、ユーザの操作履歴情報、入力情報、登録情報に基づき、随時変更される。
【0035】
次に、上述の機能テーブル4の内容の具体例を図3に示す。図3を参照して、機能テーブル4は、全ソフト8に含まれる各ソフト1〜Nの機能ごとに、全ソフト8に含まれる全てのソフト1〜Nの機能を、類似度の高い順に並べて格納する。この機能テーブル4を参照することによって、類似する機能がすぐにわかる。
【0036】
次に、上述の電子マニュアル6の内容の具体例を図4に示す。図4を参照して、電子マニュアル6には、全ソフト8に含まれる各ソフト1〜Nのソフト名、機能名、および機能説明文が記載されている。この電子マニュアル6を参照することによって、各ソフト1〜Nのソフト名、機能名、および機能説明文がわかる。
なお、情報処理装置が上述の機能テーブル4を含まない場合は、電子マニュアル6に記載されている機能説明文の一致具合により、機能の類似度を推定することができる。例えば、図4に示す電子マニュアル6の具体例では、文書作成用のソフトである文書ソフト1と文書ソフト2の、ソフト名、機能名、および機能説明文が示されている。図4に示される機能名の類似度や説明文の類似度を参照することで、文書ソフト1と文書ソフト2との機能の類似度が高いと判断することができる。
【0037】
このようにして、情報処理装置に機能テーブル4が存在しなくても、電子マニュアル6の情報を利用して機能の類似度を算出することが可能である。また、オンラインヘルプの情報を利用して機能の類似度を算出することも可能である。さらに、ソフトがもつ機能のほとんどが類似する場合は、ソフト同士が類似すると判断してもよい。
【0038】
次に、本実施の形態における情報処理装置での、処理の流れについて、図5〜7のフローチャートに基づいて説明する。図5〜7のフローチャートに示される処理は、情報処理装置のCPU2が情報処理プログラム5をメモリ3に読出して実行することで実現される。
【0039】
まず、図5を参照して、ステップ(以下、「S」と略する)101にて、ユーザからパラメータ設定依頼があるかどうかチェックする。パラメータ設定依頼とは、ユーザが意識的にパラメータ設定したい機能を選択して依頼するものであってもよいし、ユーザが当該情報処理装置にログインしたときに、パラメータ設定されていない機能について自動的に行なうパラメータの設定の依頼であってもよい。
【0040】
設定する機能Xのパラメータ情報と共にパラメータ設定依頼があった場合(S101でYES)、その依頼が、当該情報処理装置(自機器)からか他の機器からかを判別する(S102)。
【0041】
パラメータ設定依頼が当該情報処理装置からの依頼の場合(S102でYES)、当該情報処理装置に機能テーブル4が存在するかどうかをチェックする(S103)。機能テーブル4が存在する場合は(S103でYES)、機能テーブル4に、設定依頼のあった機能と同一の機能Xもしくは類似する機能Bがあるかどうかを検索する(S104)。
【0042】
機能テーブル4が当該情報処理装置に存在しない場合は(S103でNO)、S105で電子マニュアル6を参照して説明文や機能名の類似度から類似度の高い機能Bを検索する。
【0043】
そして、S106では、類似機能Bもしくは同一機能Xがあるかどうかをチェックし、存在するならば(S106でYES)、S107で類似する機能Bのパラメータ情報を取得する。さらに、取得した機能Bのパラメータ情報が機能Xのパラメータ情報としてそのまま利用可能かどうかを判別する(S108)。
【0044】
例えば、S104またはS105において、インターネットエクスプローラ(R)の「お気に入り」という機能と、ネットスケープ(R)の「BookMark」という機能とが類似すると判断されたとする。この場合、さらに、パラメータ情報として、ユーザが「お気に入り」として登録したホームページのアドレスとタイトルとが格納されているとする。このとき、S108ではそのパラメータ情報はそのまま利用可能であることが判別されるため(S108でNO)、類似機能Bである「BookMark」のパラメータ情報を、設定する機能Xである「お気に入り」のパラメータ情報として設定する(S110)。なお、この例に挙げたように、パラメータ情報は1つに限らず、複数であってもよい。
【0045】
さらに、S111では、パラメータ設定を行なった機能Aと類似機能Bとの対応と、パラメータ設定を行なったこととを記憶するために、対応表を作成する。
S111で作成された対応表は、ユーザが機能Aに関して新たにパラメータを更新したときに、更新情報を伝播させる際に参照される。上述の具体例の場合、類似機能Bにパラメータ情報が伝播されることになる。その処理についての説明は後で行なう。
【0046】
ここで、機能Xが文書作成ソフトであるソフトX7のマクロ機能Xであり、類似する機能Bが文書作成ソフトBのマクロ機能Bであるとする。また、パラメータ情報としてユーザが設定したマクロ情報Bが格納されていたとする。このとき、文書作成ソフトX7とBとで操作キーが異なる場合、機能Bのパラメータ情報であるマクロ情報Bをそのままマクロ機能Xのパラメータ情報として置換できない場合がある。このような場合には、S108において、パラメータ情報の変換が必要であると判別される。そして、S109のパラメータ変換モジュールで、マクロ機能Bのパラメータ情報を、ソフトX7の操作キーに基づいてマクロ機能Xのパラメータ情報に変換する。このことにより、ユーザはマクロ設定を新たに行なう必要なく、ソフトX7においてもマクロ機能を使用することが可能になる。
【0047】
また、他の具体例として、携帯電話のWEB機能のいわゆる「マイリンク」機能とインターネットエクスプローラの「お気に入り」の機能とは類似している。
しかし、パラメータ情報としてユーザの「お気に入り」のホームページ情報が取得できてもパーソナルコンピュータで閲覧できるホームページが必ずしも携帯電話で閲覧できるとは限らない。したがって、パラメータ情報を変換する必要がある。
【0048】
なお、「お気に入り」として登録されているホームページに携帯電話用のページがリンクされている場合は、そのリンク先のアドレスであるパラメータ情報を、「マイリンク」のパラメータ情報として設定することが可能である。もし、携帯電話用のページがリンクされていない場合は、「お気に入り」として登録されているホームページからリンクされているページをたどり、携帯電話用のページを検索するか、もしくは、携帯電話の「マイリンク」にすでに登録されている携帯電話用のWEBページのリストから「お気に入り」として登録されているホームページのタイトルと類似するWEBページを抽出し、「マイリンク」のパラメータ情報として設定してもよい。
【0049】
S106で、当該情報処理装置において、類似もしくは同一の機能が存在しなかった場合、S112でユーザを識別する固有情報(ユーザID)を付加して、他の機器へ、送受信部9およびネットワークを介して問合わせを行なう(S113)。S113では、当該情報処理装置と同種類の他の機器にも、違う種類の他の機器にも問合わせを行なう。具体的には、当該情報処理装置とネットワーク接続されている他の機器に、送受信部9よりブロードキャストでそれらの情報を送信する。
【0050】
他の機器より回答が返ってきた場合、目的のパラメータ情報が取得できたかどうかを判別する(S114)。
【0051】
目的のパラメータ情報が取得できなかった場合は(S114でNO)、S115において、デフォルトの設定を行なう。あるいは、何も設定しないで処理を終える。なお、ここでは、機能1つずつ問合わせを行なってもよいし、ソフトが持つ機能をまとめて問合わせを行なってもよい。
【0052】
複数もしくは1つの他の機器から目的のパラメータ情報が取得できた場合は(S114でYES)、図6を参照して、取得した全てのパラメータ情報に対して1つずつ以降の処理を実行する(S116)。すなわち、S116で未処理のパラメータ情報がある場合は(S116でNO)、S117でその中からパラメータ情報を1つ選択し、そのパラメータ情報がパラメータ変換必要かどうかを判別する(S118)。なお、S118およびS119での処理は、先に述べたS108およびS109の処理と同様であるため、ここでの説明を繰返さない。
【0053】
そして、S120のパラメータ情報整理モジュールでは、複数の他の機器からパラメータ情報を取得した場合に、重複するパラメータ情報を1つにまとめたり、パラメータ情報設定日時も一緒に取得できた場合は、新しいパラメータ情報を優先させたり、パラメータ情報を整理する。
【0054】
S116で未処理のパラメータ情報がなくなった場合は(S116でYES)、再び図5を参照して、S110でパラメータを設定し、S111で対応表を作成して処理を終了する。なお、ここで作成する対応表には、どの機器からパラメータ情報を受信したかという情報も格納する。このため、ユーザより機能Aに関してパラメータ情報の更新があった場合には、対応表に格納された情報に基づいて、今回パラメータを受信した機器に、ユーザ情報(ユーザID)を付加して新たなパラメータ情報を送信する。なお、その処理についての説明は後で行なう。
【0055】
さらにS102において、当該情報処理装置からのパラメータ設定依頼でなく、他の機器からのパラメータ情報の問合せである場合、図7を参照して、S121で、受信した依頼より他の機器のユーザIDを取出す。そして、S122で、取出したユーザIDと、付加されているユーザIDとが一致するパラメータ情報が、当該情報処理装置に存在するかどうかチェックする。ユーザIDが一致するパラメータ情報が存在しない場合は(S122でNO)、その旨を他の装置に回答して処理を終了する(S129)。あるいは無視して処理を終了してもよい。
【0056】
ユーザIDが一致するパラメータ情報が当該情報処理装置に存在する場合(S122でYES)、引続いて、機能テーブル4が当該情報処理装置に存在するかどうかをチェックする(S123)。なお、以降のS123〜S126の処理は、S103〜S106と同様であるため、ここでの説明は繰返さない。そして、S126で類似する機能のパラメータ情報が存在する場合は(S126でYES)、S127で、問合わせのあった他の機器にパラメータ情報を回答する。
【0057】
さらに、S128で、パラメータを要求された機能Aと取出したユーザIDとを記憶するために、対応表を作成する。なお、当該情報処理装置のユーザが機能Aに関してパラメータの更新を行なった場合には、更新情報を他の機器に送信する。このとき、当該対応表を参照して、取出したユーザIDを付加して更新情報をブロードバンドで送信する。その処理についての説明は後で行なう。以上で処理を終了する。
【0058】
このようにして、パラメータの設定を行なうソフトが同じソフトでなくても、機能テーブル4や電子マニュアル5や、ヘルプ情報などの機能説明の類似度を判断することによって、類似する機能ならばその機能のパラメータ情報を利用することができる。もしくは、設定を行なう情報処理装置が同機種の情報処理装置でなくても、同様にして、類似する機能ならばその機能のパラメータ情報を利用することができる。
【0059】
これによって、ユーザが以前に設定した情報や普段の操作情報を利用して、ユーザの好みの設定を行なうことが可能である。具体的には、デスクトップの設定や、メールアドレスのアドレス帳の自動登録、メールソフトの自動設定、アプリケーションの設定などをユーザの好みにあわせて自動設定することができる。
【0060】
以上より、他の機器で管理されているユーザの使用情報を利用することにより、新たにパラメータを設定し直すことなく、ユーザの使用情報のない情報処理装置であっても、ユーザにとって使いやすいインタフェースを提供することが可能になる。
【0061】
また、当該情報処理装置において、ユーザの使用状況を観察し、新たなパラメータ情報の更新を管理することによって、更新した情報を他の機器もしくは当該情報処理装置の類似する機能に反映させることが可能である。これによって、どの機器もユーザが使用する度に、よりユーザにとって使いやすい設定およびインタフェースに変換させることが可能になる。
【0062】
次に、図8〜10に、機能Aのパラメータ設定もしくはパラメータ情報の送信を行なった後、新たに機能Aに関してパラメータ情報の更新があった場合に、パラメータを伝播させる処理の流れのフローチャートを示す。
【0063】
まず、図8を参照して、まず、S201でパラメータ設定依頼か、パラメータ更新依頼、新たなパラメータ更新のいずれかがあるかどうかをチェックする。いずれかがあった場合に(S201でYES)、さらにS202でパラメータ設定依頼かどうかを判別する。パラメータ設定依頼の場合は(S202でYES)、図5のS102の処理へ進み、前述の処理を実行する。
【0064】
パラメータ設定依頼でない場合には(S202でNO)、さらにS203で、パラメータ更新依頼か、パラメータ更新があったのかどうかを判別する。
【0065】
パラメータ更新があった場合は(S203で「パラメータ更新」)、S204で対応表を検索し、機能Aがどの機器とパラメータ情報をやりとりしたのかを調べる。さらにS205で、機能Aがパラメータ情報をやりとりした機器が当該情報処理装置かどうかを判別する。機能Aがパラメータ情報をやりとりした機器が当該情報処理装置である場合(S205でYES)、S206で機能Aについて更新依頼を行なう。
【0066】
機能Aがパラメータ情報をやりとりした機器が他の機器の場合(S205でNO)、図9を参照して、S207で以前に機能Aに対してパラメータ受信したのか送信したのかを判別する。パラメータを送信した場合(S207で「送信」)、S208でユーザIDを付加し、S209で他の機器へ送信を行なう。この場合、更新情報とユーザIDとをブロードキャストで送信する。
【0067】
S207で以前に機能Aに対してパラメータを受信してパラメータ設定を行なった場合(S207で「受信」)、S210でユーザIDを付加して、S211で対応表から以前にパラメータを受信した他の機器のIDを取出し、その他の機器に対して、更新したパラメータ情報とユーザIDとを送信する(S212)。
【0068】
パラメータ更新依頼の場合は(S203で「パラメータ更新依頼」)、図10を参照して、S213で依頼が当該情報処理装置からかどうかを判別する。当該情報処理装置から依頼である場合は(S213でYES)、対応表から更新されたパラメータ情報の機能Aと対応する類似機能を検索する(S214)。そして、S215で更新情報に基づき、検索された類似機能のパラメータを更新する。
【0069】
S213で、更新依頼が他機器からの場合は(S213でNO)、S216でユーザIDを取出し、S217で対応表を検索し、更新されたパラメータ情報の機能Aと対応する機能を検索する。そして、S218で更新情報に基づき、検索された機能のパラメータを更新する。
【0070】
以上が、ユーザが新たにパラメータ情報を更新した場合の、当該情報処理装置および他機器に更新した情報を伝播させる処理である。
【0071】
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態においては、パラメータ情報として機能の使用頻度情報が格納されている場合に、使用頻度情報を利用してインタフェースを変換する例を説明する。第2の実施の形態においては、使用頻度の高い機能はユーザがよく使う機能であることから、当該情報処理装置である第1の機器において、それと同じもしくは類似した機能をユーザが選択しやすいように、メニュー階層の上の方にするよう、インタフェースを変換する。
【0072】
なお、第2の実施の形態においては、パラメータ設定が必要な当該情報処理装置を第1の機器とし、他の機器である第2の機器にパラメータ情報として使用頻度情報が存在するかどうか問合わせる例について説明する。
【0073】
本実施の形態においては、第2の機器のパラメータ情報から各機能の使用頻度を算出し、使用頻度の高い機能が第1の機器に存在するかどうかを調べる。第1の機器の機種と第2の機器の機種とが異なる場合は、機能テーブルを用いるなど、先に述べた手法で類似する機能を検出する。類似した機能が存在する場合は、パラメータ変換モジュールにて、その機能を上位層のメニューの項目になるようにインタフェースを変換する。または、ショートカットのメニューを自動的に作成することにしてもよい。
【0074】
具体例として、第1の機器がPDA(Personal Digital Assistants)であり、第2の機器がパーソナルコンピュータ(以下、PCと言う)である場合について説明する。
【0075】
PCは、PDAから取得した使用情報に基づき、PDAにおいてメールとウエブとを閲覧する使用頻度が高いと判断したとする。そのときPCは、メール機能とウエブの閲覧機能とを選択しやすいように、PDAのメニュー画面を変更する。
【0076】
図11にPDAのメニュー画面の変更前(上図)と変更後(下図)との具体例を示す。図11を参照して、上述の処理を行なうことで、変更前にはPDAのメニュー画面に表示されていないメール、ウエブが上位に表示され、スケジュール、アドレス帳が下位に表示され、電子メモ、ゲームが表示されていない。
【0077】
なお、他のメニューの変更の例としては、メインメニューで選択できるようにする、メニュー階層の上の方にくるようにする、もしくはショートカットボタンを用意するなどが考えられる。
【0078】
以上より、機能の使用頻度の情報を利用してメニューを変更することによって、ユーザにとってよく使う機能はより使いやすいようになる。
【0079】
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態においては、パラメータ情報として機能に対するユーザの習熟度情報が格納されている場合に、習熟度情報を利用してユーザへの補助の内容を決定する例について説明する。第3の実施の形態においては、習熟度の高い機能についてはユーザへの操作補助はほとんど必要ないことから補助を行なわないようにし、逆に習熟度の低い機能についてはユーザへの補助を積極的に行なうように設定するようにする。
【0080】
なお、第3の実施の形態においては、パラメータ情報として習熟度情報があればそれを取得して設定し、もしなければ使用頻度情報から習熟度を判断してもよい。
【0081】
具体例として、メールソフトの機能を備える第1の機器において、他のパラメータ情報からユーザの使用頻度情報を取得できるものとする。その結果、メールソフトを使用した情報が少ない場合は、第1の機器において、そのユーザはメールを使用したことがないと判断する。そして、ユーザが第1の機器においてメールソフトを使用する際にはガイドを行なうようにしてもよい。
【0082】
図12に、第1の機器においてメールソフト使用画面に表示するガイドメッセージの具体例を示す。図12を参照して、上述の処理を行なうことで、当該第1の機器であるPDAにおいては、メールは使用したことがあるがBCCの機能を使用したことのないユーザに対して、ガイドを行なうことができる。なお、ガイドメッセージは、表示するかもしくは音声で読上げてもよい。
【0083】
なお、他のユーザへの補助(ガイド)の例としては、メールアドレス帳にメールアドレスを登録した履歴がない場合には、登録の仕方をガイドすることなどが考えられる。
【0084】
また、他の例として、第1の機器と第2の機器とで類似した機能が存在し、その機能をユーザが第2の機器で使用していた場合には、第1の機器との機能の差分情報をガイドする方法でもよい。例えば、第1の機器、第2の機器共にメールソフトがあり、添付可能な画像のファイル形式が異なる場合は、その旨をガイドする。この場合では、第2の機器のメールソフト使用情報の、添付ファイルのファイル名の拡張子から、第1の機器のメールソフトで使用可能かどうかを判断する。
【0085】
以上より、他機器における使用情報からユーザの習熟度を推定することにより、その機器においてユーザのスキルにあったガイドを行なうことが可能になる。
【0086】
上述の本発明の第1〜第3の実施の形態での情報処理装置は、機器の備える機能のパラメータをユーザの使いやすいように設定する情報処理装置であって、自機器もしくはネットワークに接続されている他の機器のうち、同機種異機種を問わず同じユーザの使用情報がパラメータとして機能ごとに格納されている機器から使用情報を取得する。そして、取得した使用情報を利用して、使用する機器の設定、およびインタフェースの変換を行なうことによって、ユーザが初めて使用する機器でもユーザにとって使いやすいインタフェースを提供することが可能である。
【0087】
また、取得する使用情報は、ユーザが設定ツール等で設定した設定情報だけでなく、入力情報や、ユーザの好みで登録される登録情報、操作履歴情報、使用頻度情報、習熟度情報などが挙げられる。これらの情報を利用することによって、よりユーザに適したインタフェースを提供することが可能である。
【0088】
さらに、上述の情報処理装置が行なうインタフェースの提供方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0089】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0090】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における情報処理装置の構造を示すブロック図である。
【図2】ソフトX7の内容の具体例を示す図である。
【図3】機能テーブル4の内容の具体例を示す図である。
【図4】電子マニュアル6の内容の具体例を示す図である。
【図5】本実施の形態における情報処理装置での処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態における情報処理装置での処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態における情報処理装置での処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】パラメータを伝播させる処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】パラメータを伝播させる処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】パラメータを伝播させる処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】PDAのメニュー画面の変更前(上図)と変更後(下図)との具体例を示す図である。
【図12】第1の機器においてメールソフト使用画面に表示するガイドメッセージの具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 入力部、2 CPU、3 メモリ、4 機能テーブル、5 プログラム、6 電子マニュアル、7 ソフトX、8 全ソフト、9 送受信部、10 出力部、11 処理部。
【発明の属する技術分野】
この発明は情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体に関し、特に、ユーザに最適な設定を自動的に行なうことのできる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
機器を使いやすくするために、機器の各種設定を行なうことが有効である。ここでいう機器の設定とは、画面の色、文字のフォントなどの画面まわり、ネットワーク接続などの各種設定を意味している。しかし、そのような機器の設定は各機器で行なわなければならず、面倒であった。
【0003】
そのため、従来より、このような設定を省くことができるような手法が提案されている。例えば、個人設定情報を記録した記録媒体を用いる手法や、ネットワークで接続された複数のコンピュータで個人設定情報を共有し、個人認証することによってユーザ本人用の設定でコンピュータを使用できる手法などが提案されている。
【0004】
しかし、このような手法では同じ機器同士では個人設定情報の共有が可能であるが、異なる機器の場合は、共有することができないという問題がある。すなわち、機器が異なる場合でも、同じような設定を行なったり、共通の情報を登録したりする場合は、前に行なった情報を利用したいという要望がある。
【0005】
そこで、特開2002―51058号公報においては、ネットワークを介して設定情報を受取り、設定情報に基づいて機器の設定を行なう手法が開示されている。この手法を用いることで、目的の設定情報をネットワークに接続されている他の機器から読出し、読出された設定情報に基づいて、当該機器の設定を行なうことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特開2002―51058号公報において開示されいてる手法は、機器の起動時の設定環境画面においてユーザが設定を繰返し行なう手間を省くことはできるものの、利用できる情報は、ユーザが第1の機器の設定環境画面で設定した情報のみであり、他の第2の機器の設定環境画面の設定が第1の機器と同じになるだけである。したがって、設定環境が異なる場合は利用できないという問題がある。
【0007】
また、実際にユーザが設定を行なった情報のみしか利用できないため、ユーザの普段の使用状況に応じた設定ができず、よりユーザの利用しやすいインタフェースにするには不十分であるという問題もある。
【0008】
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、ユーザにとって快適な設定を自動的にユーザに提供することのできる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、情報処理装置は、パラメータ設定を必要とする機能を備える情報処理装置であって、パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能を検索する検索手段と、検索された類似機能に対して、すでに設定されているパラメータを取得する取得手段と、取得した類似機能に対するパラメータを、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定する設定手段とを備える。
【0010】
本発明の他の局面に従うと、情報処理装置は、パラメータ設定を必要とする機能を備える情報処理装置であって、パラメータ設定を必要とする機能に、ユーザを識別するユーザ識別情報を付加して、パラメータを他の機器へ問合わせる問合せ手段と、他の機器から、パラメータ設定を必要とする機能と、パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能との少なくとも一方のパラメータを取得する取得手段と、取得したパラメータを、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定する設定手段とを備える。
【0011】
また、上述の設定手段において、取得したパラメータを、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定できない場合は、パラメータ設定を必要とする機能用に取得したパラメータを変換する変換手段をさらに備えることが望ましい。
【0012】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理装置は、他の機器から、ユーザを識別するユーザ識別情報とパラメータ設定を必要とする機能の情報とを取得する取得手段と、取得したユーザ識別情報から、ユーザのパラメータ情報を保持しているかどうか調べる第1の検索手段と、パラメータ設定を必要とする機能もしくはパラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能を検索する第2の検索手段と、検索されたパラメータ設定を必要とする機能もしくはパラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータ情報のうち、ユーザのパラメータ情報を、他の機器に回答する回答手段とを備える。
【0013】
また、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータが、当該情報処理装置におけるパラメータ設定を必要とする機能の使用頻度の情報である場合に、使用頻度によって、メニューの配置を変更することが望ましい。
【0014】
また、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータが、当該情報処理装置におけるユーザのパラメータ設定を必要とする機能の習熟度情報である場合に、取得したパラメータから当該情報処理装置におけるユーザのパラメータ設定を必要とする機能の習熟度を推定し、推定結果からユーザへの補助の内容を決定することが望ましい。
【0015】
また、上述の設定手段において、取得した類似機能のパラメータに基づいてパラメータ設定を必要とする機能のパラメータ設定を行なった場合に、その対応を記憶し、パラメータ設定を必要とする機能またはパラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータの更新があった場合に、記憶した対応に基づいて、パラメータの更新を行なうことが望ましい。
【0016】
また、取得したユーザ識別情報と、回答したパラメータ情報との対応を記憶し、ユーザのパラメータ設定を必要とする機能またはパラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータの更新があった場合に、記憶したユーザ識別情報とパラメータ情報とを送信することが望ましい。
【0017】
また、取得したパラメータと他の機器との対応を記憶し、パラメータの更新があった場合に、記憶した対応に基づいて、他の機器に対してユーザ識別情報とパラメータとを送信することが望ましい。
【0018】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理方法は、パラメータ設定を必要とする機能を備える情報処理装置における情報処理方法であって、パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能を検索する検索ステップと、検索された類似機能に対して、すでに設定されているパラメータを取得する取得ステップと、取得した類似機能に対するパラメータを、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定する設定ステップとを備える。
【0019】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理方法は、パラメータ設定を必要とする機能を備える情報処理装置における情報処理方法であって、パラメータ設定を必要とする機能に、ユーザを識別するユーザ識別情報を付加して、パラメータを他の機器へ問合わせる問合せステップと、他の機器から、パラメータ設定を必要とする機能と、パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能との少なくとも一方のパラメータを取得する取得ステップと、取得したパラメータを、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定する設定ステップとを備える。
【0020】
また、上述の設定ステップにおいて、取得したパラメータを、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定できない場合は、パラメータ設定を必要とする機能用に取得したパラメータを変換する変換ステップをさらに備えることが望ましい。
【0021】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理方法は、他の機器から、ユーザを識別するユーザ識別情報とパラメータ設定を必要とする機能の情報とを取得する取得ステップと、取得したユーザ識別情報から、ユーザのパラメータ情報を保持しているかどうか調べる第1の検索ステップと、パラメータ設定を必要とする機能もしくはパラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能を検索する第2の検索ステップと、検索されたパラメータ設定を必要とする機能もしくはパラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータ情報のうち、ユーザのパラメータ情報を、他の機器に回答する回答ステップとを備える。
【0022】
また、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータが、当該情報処理装置におけるパラメータ設定を必要とする機能の使用頻度の情報である場合に、使用頻度によって、メニューの配置を変更することが望ましい。
【0023】
また、パラメータ設定を必要とする機能のパラメータが、当該情報処理装置におけるユーザのパラメータ設定を必要とする機能の習熟度情報である場合に、取得したパラメータから当該情報処理装置におけるユーザのパラメータ設定を必要とする機能の習熟度を推定し、推定結果からユーザへの補助の内容を決定することが望ましい。
【0024】
また、上述の設定ステップにおいて、取得した類似機能のパラメータに基づいてパラメータ設定を必要とする機能のパラメータ設定を行なった場合に、その対応を記憶し、パラメータ設定を必要とする機能またはパラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータの更新があった場合に、記憶した対応に基づいて、パラメータの更新を行なうことが望ましい。
【0025】
また、取得したユーザ識別情報と、回答したパラメータ情報との対応を記憶し、ユーザのパラメータ設定を必要とする機能またはパラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータの更新があった場合に、記憶したユーザ識別情報とパラメータ情報とを送信することが望ましい。
【0026】
また、取得したパラメータと他の機器との対応を記憶し、パラメータの更新があった場合に、記憶した対応に基づいて、他の機器に対してユーザ識別情報とパラメータとを送信することが望ましい。
【0027】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理プログラムは、コンピュータに情報処理方法を実行させるための情報処理プログラムであって、上述の情報処理方法を実行させる。
【0028】
本発明のさらに他の局面に従うと、記録媒体はコンピュータ読取可能な記録媒体であって、上述の情報処理プログラムを記録する。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0030】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における情報処理装置の構造を示すブロック図である。
【0031】
図1を参照して、情報処理装置は、マウスやボタン等から構成され、各種情報を入力するための入力部1と、ネットワークを介して他の機器と情報を送受信する送受信部9と、入力部1や送受信部9から取得した各種情報の処理を行なう処理部11と、ディスプレイ等から構成され、処理部11で処理された情報を出力する出力部10とを含む。
【0032】
処理部11においては、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)2が、情報処理プログラム5をメモリ3にロードして実行する。また、CPU2は、情報処理プログラム5を実行する際に、機能テーブル4または電子マニュアル6を参照する。
【0033】
ソフトウェア(以下、ソフトと略す)X7は、パラメータ設定が必要なソフトである。CPU2は、情報処理プログラム5を実行するときには、当該情報処理装置にインストールされている全ソフト8であるソフト1〜Nの中から、ソフトX7に類似するソフトを検索する。
【0034】
次に、上述のソフトX7の内容の具体例を図2に示す。図2を参照して、ソフトX7は、プログラムと、ユーザごとおよび機能ごとのパラメータ情報とを格納している。パラメータ情報は、ユーザの操作履歴情報、入力情報、登録情報に基づき、随時変更される。
【0035】
次に、上述の機能テーブル4の内容の具体例を図3に示す。図3を参照して、機能テーブル4は、全ソフト8に含まれる各ソフト1〜Nの機能ごとに、全ソフト8に含まれる全てのソフト1〜Nの機能を、類似度の高い順に並べて格納する。この機能テーブル4を参照することによって、類似する機能がすぐにわかる。
【0036】
次に、上述の電子マニュアル6の内容の具体例を図4に示す。図4を参照して、電子マニュアル6には、全ソフト8に含まれる各ソフト1〜Nのソフト名、機能名、および機能説明文が記載されている。この電子マニュアル6を参照することによって、各ソフト1〜Nのソフト名、機能名、および機能説明文がわかる。
なお、情報処理装置が上述の機能テーブル4を含まない場合は、電子マニュアル6に記載されている機能説明文の一致具合により、機能の類似度を推定することができる。例えば、図4に示す電子マニュアル6の具体例では、文書作成用のソフトである文書ソフト1と文書ソフト2の、ソフト名、機能名、および機能説明文が示されている。図4に示される機能名の類似度や説明文の類似度を参照することで、文書ソフト1と文書ソフト2との機能の類似度が高いと判断することができる。
【0037】
このようにして、情報処理装置に機能テーブル4が存在しなくても、電子マニュアル6の情報を利用して機能の類似度を算出することが可能である。また、オンラインヘルプの情報を利用して機能の類似度を算出することも可能である。さらに、ソフトがもつ機能のほとんどが類似する場合は、ソフト同士が類似すると判断してもよい。
【0038】
次に、本実施の形態における情報処理装置での、処理の流れについて、図5〜7のフローチャートに基づいて説明する。図5〜7のフローチャートに示される処理は、情報処理装置のCPU2が情報処理プログラム5をメモリ3に読出して実行することで実現される。
【0039】
まず、図5を参照して、ステップ(以下、「S」と略する)101にて、ユーザからパラメータ設定依頼があるかどうかチェックする。パラメータ設定依頼とは、ユーザが意識的にパラメータ設定したい機能を選択して依頼するものであってもよいし、ユーザが当該情報処理装置にログインしたときに、パラメータ設定されていない機能について自動的に行なうパラメータの設定の依頼であってもよい。
【0040】
設定する機能Xのパラメータ情報と共にパラメータ設定依頼があった場合(S101でYES)、その依頼が、当該情報処理装置(自機器)からか他の機器からかを判別する(S102)。
【0041】
パラメータ設定依頼が当該情報処理装置からの依頼の場合(S102でYES)、当該情報処理装置に機能テーブル4が存在するかどうかをチェックする(S103)。機能テーブル4が存在する場合は(S103でYES)、機能テーブル4に、設定依頼のあった機能と同一の機能Xもしくは類似する機能Bがあるかどうかを検索する(S104)。
【0042】
機能テーブル4が当該情報処理装置に存在しない場合は(S103でNO)、S105で電子マニュアル6を参照して説明文や機能名の類似度から類似度の高い機能Bを検索する。
【0043】
そして、S106では、類似機能Bもしくは同一機能Xがあるかどうかをチェックし、存在するならば(S106でYES)、S107で類似する機能Bのパラメータ情報を取得する。さらに、取得した機能Bのパラメータ情報が機能Xのパラメータ情報としてそのまま利用可能かどうかを判別する(S108)。
【0044】
例えば、S104またはS105において、インターネットエクスプローラ(R)の「お気に入り」という機能と、ネットスケープ(R)の「BookMark」という機能とが類似すると判断されたとする。この場合、さらに、パラメータ情報として、ユーザが「お気に入り」として登録したホームページのアドレスとタイトルとが格納されているとする。このとき、S108ではそのパラメータ情報はそのまま利用可能であることが判別されるため(S108でNO)、類似機能Bである「BookMark」のパラメータ情報を、設定する機能Xである「お気に入り」のパラメータ情報として設定する(S110)。なお、この例に挙げたように、パラメータ情報は1つに限らず、複数であってもよい。
【0045】
さらに、S111では、パラメータ設定を行なった機能Aと類似機能Bとの対応と、パラメータ設定を行なったこととを記憶するために、対応表を作成する。
S111で作成された対応表は、ユーザが機能Aに関して新たにパラメータを更新したときに、更新情報を伝播させる際に参照される。上述の具体例の場合、類似機能Bにパラメータ情報が伝播されることになる。その処理についての説明は後で行なう。
【0046】
ここで、機能Xが文書作成ソフトであるソフトX7のマクロ機能Xであり、類似する機能Bが文書作成ソフトBのマクロ機能Bであるとする。また、パラメータ情報としてユーザが設定したマクロ情報Bが格納されていたとする。このとき、文書作成ソフトX7とBとで操作キーが異なる場合、機能Bのパラメータ情報であるマクロ情報Bをそのままマクロ機能Xのパラメータ情報として置換できない場合がある。このような場合には、S108において、パラメータ情報の変換が必要であると判別される。そして、S109のパラメータ変換モジュールで、マクロ機能Bのパラメータ情報を、ソフトX7の操作キーに基づいてマクロ機能Xのパラメータ情報に変換する。このことにより、ユーザはマクロ設定を新たに行なう必要なく、ソフトX7においてもマクロ機能を使用することが可能になる。
【0047】
また、他の具体例として、携帯電話のWEB機能のいわゆる「マイリンク」機能とインターネットエクスプローラの「お気に入り」の機能とは類似している。
しかし、パラメータ情報としてユーザの「お気に入り」のホームページ情報が取得できてもパーソナルコンピュータで閲覧できるホームページが必ずしも携帯電話で閲覧できるとは限らない。したがって、パラメータ情報を変換する必要がある。
【0048】
なお、「お気に入り」として登録されているホームページに携帯電話用のページがリンクされている場合は、そのリンク先のアドレスであるパラメータ情報を、「マイリンク」のパラメータ情報として設定することが可能である。もし、携帯電話用のページがリンクされていない場合は、「お気に入り」として登録されているホームページからリンクされているページをたどり、携帯電話用のページを検索するか、もしくは、携帯電話の「マイリンク」にすでに登録されている携帯電話用のWEBページのリストから「お気に入り」として登録されているホームページのタイトルと類似するWEBページを抽出し、「マイリンク」のパラメータ情報として設定してもよい。
【0049】
S106で、当該情報処理装置において、類似もしくは同一の機能が存在しなかった場合、S112でユーザを識別する固有情報(ユーザID)を付加して、他の機器へ、送受信部9およびネットワークを介して問合わせを行なう(S113)。S113では、当該情報処理装置と同種類の他の機器にも、違う種類の他の機器にも問合わせを行なう。具体的には、当該情報処理装置とネットワーク接続されている他の機器に、送受信部9よりブロードキャストでそれらの情報を送信する。
【0050】
他の機器より回答が返ってきた場合、目的のパラメータ情報が取得できたかどうかを判別する(S114)。
【0051】
目的のパラメータ情報が取得できなかった場合は(S114でNO)、S115において、デフォルトの設定を行なう。あるいは、何も設定しないで処理を終える。なお、ここでは、機能1つずつ問合わせを行なってもよいし、ソフトが持つ機能をまとめて問合わせを行なってもよい。
【0052】
複数もしくは1つの他の機器から目的のパラメータ情報が取得できた場合は(S114でYES)、図6を参照して、取得した全てのパラメータ情報に対して1つずつ以降の処理を実行する(S116)。すなわち、S116で未処理のパラメータ情報がある場合は(S116でNO)、S117でその中からパラメータ情報を1つ選択し、そのパラメータ情報がパラメータ変換必要かどうかを判別する(S118)。なお、S118およびS119での処理は、先に述べたS108およびS109の処理と同様であるため、ここでの説明を繰返さない。
【0053】
そして、S120のパラメータ情報整理モジュールでは、複数の他の機器からパラメータ情報を取得した場合に、重複するパラメータ情報を1つにまとめたり、パラメータ情報設定日時も一緒に取得できた場合は、新しいパラメータ情報を優先させたり、パラメータ情報を整理する。
【0054】
S116で未処理のパラメータ情報がなくなった場合は(S116でYES)、再び図5を参照して、S110でパラメータを設定し、S111で対応表を作成して処理を終了する。なお、ここで作成する対応表には、どの機器からパラメータ情報を受信したかという情報も格納する。このため、ユーザより機能Aに関してパラメータ情報の更新があった場合には、対応表に格納された情報に基づいて、今回パラメータを受信した機器に、ユーザ情報(ユーザID)を付加して新たなパラメータ情報を送信する。なお、その処理についての説明は後で行なう。
【0055】
さらにS102において、当該情報処理装置からのパラメータ設定依頼でなく、他の機器からのパラメータ情報の問合せである場合、図7を参照して、S121で、受信した依頼より他の機器のユーザIDを取出す。そして、S122で、取出したユーザIDと、付加されているユーザIDとが一致するパラメータ情報が、当該情報処理装置に存在するかどうかチェックする。ユーザIDが一致するパラメータ情報が存在しない場合は(S122でNO)、その旨を他の装置に回答して処理を終了する(S129)。あるいは無視して処理を終了してもよい。
【0056】
ユーザIDが一致するパラメータ情報が当該情報処理装置に存在する場合(S122でYES)、引続いて、機能テーブル4が当該情報処理装置に存在するかどうかをチェックする(S123)。なお、以降のS123〜S126の処理は、S103〜S106と同様であるため、ここでの説明は繰返さない。そして、S126で類似する機能のパラメータ情報が存在する場合は(S126でYES)、S127で、問合わせのあった他の機器にパラメータ情報を回答する。
【0057】
さらに、S128で、パラメータを要求された機能Aと取出したユーザIDとを記憶するために、対応表を作成する。なお、当該情報処理装置のユーザが機能Aに関してパラメータの更新を行なった場合には、更新情報を他の機器に送信する。このとき、当該対応表を参照して、取出したユーザIDを付加して更新情報をブロードバンドで送信する。その処理についての説明は後で行なう。以上で処理を終了する。
【0058】
このようにして、パラメータの設定を行なうソフトが同じソフトでなくても、機能テーブル4や電子マニュアル5や、ヘルプ情報などの機能説明の類似度を判断することによって、類似する機能ならばその機能のパラメータ情報を利用することができる。もしくは、設定を行なう情報処理装置が同機種の情報処理装置でなくても、同様にして、類似する機能ならばその機能のパラメータ情報を利用することができる。
【0059】
これによって、ユーザが以前に設定した情報や普段の操作情報を利用して、ユーザの好みの設定を行なうことが可能である。具体的には、デスクトップの設定や、メールアドレスのアドレス帳の自動登録、メールソフトの自動設定、アプリケーションの設定などをユーザの好みにあわせて自動設定することができる。
【0060】
以上より、他の機器で管理されているユーザの使用情報を利用することにより、新たにパラメータを設定し直すことなく、ユーザの使用情報のない情報処理装置であっても、ユーザにとって使いやすいインタフェースを提供することが可能になる。
【0061】
また、当該情報処理装置において、ユーザの使用状況を観察し、新たなパラメータ情報の更新を管理することによって、更新した情報を他の機器もしくは当該情報処理装置の類似する機能に反映させることが可能である。これによって、どの機器もユーザが使用する度に、よりユーザにとって使いやすい設定およびインタフェースに変換させることが可能になる。
【0062】
次に、図8〜10に、機能Aのパラメータ設定もしくはパラメータ情報の送信を行なった後、新たに機能Aに関してパラメータ情報の更新があった場合に、パラメータを伝播させる処理の流れのフローチャートを示す。
【0063】
まず、図8を参照して、まず、S201でパラメータ設定依頼か、パラメータ更新依頼、新たなパラメータ更新のいずれかがあるかどうかをチェックする。いずれかがあった場合に(S201でYES)、さらにS202でパラメータ設定依頼かどうかを判別する。パラメータ設定依頼の場合は(S202でYES)、図5のS102の処理へ進み、前述の処理を実行する。
【0064】
パラメータ設定依頼でない場合には(S202でNO)、さらにS203で、パラメータ更新依頼か、パラメータ更新があったのかどうかを判別する。
【0065】
パラメータ更新があった場合は(S203で「パラメータ更新」)、S204で対応表を検索し、機能Aがどの機器とパラメータ情報をやりとりしたのかを調べる。さらにS205で、機能Aがパラメータ情報をやりとりした機器が当該情報処理装置かどうかを判別する。機能Aがパラメータ情報をやりとりした機器が当該情報処理装置である場合(S205でYES)、S206で機能Aについて更新依頼を行なう。
【0066】
機能Aがパラメータ情報をやりとりした機器が他の機器の場合(S205でNO)、図9を参照して、S207で以前に機能Aに対してパラメータ受信したのか送信したのかを判別する。パラメータを送信した場合(S207で「送信」)、S208でユーザIDを付加し、S209で他の機器へ送信を行なう。この場合、更新情報とユーザIDとをブロードキャストで送信する。
【0067】
S207で以前に機能Aに対してパラメータを受信してパラメータ設定を行なった場合(S207で「受信」)、S210でユーザIDを付加して、S211で対応表から以前にパラメータを受信した他の機器のIDを取出し、その他の機器に対して、更新したパラメータ情報とユーザIDとを送信する(S212)。
【0068】
パラメータ更新依頼の場合は(S203で「パラメータ更新依頼」)、図10を参照して、S213で依頼が当該情報処理装置からかどうかを判別する。当該情報処理装置から依頼である場合は(S213でYES)、対応表から更新されたパラメータ情報の機能Aと対応する類似機能を検索する(S214)。そして、S215で更新情報に基づき、検索された類似機能のパラメータを更新する。
【0069】
S213で、更新依頼が他機器からの場合は(S213でNO)、S216でユーザIDを取出し、S217で対応表を検索し、更新されたパラメータ情報の機能Aと対応する機能を検索する。そして、S218で更新情報に基づき、検索された機能のパラメータを更新する。
【0070】
以上が、ユーザが新たにパラメータ情報を更新した場合の、当該情報処理装置および他機器に更新した情報を伝播させる処理である。
【0071】
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態においては、パラメータ情報として機能の使用頻度情報が格納されている場合に、使用頻度情報を利用してインタフェースを変換する例を説明する。第2の実施の形態においては、使用頻度の高い機能はユーザがよく使う機能であることから、当該情報処理装置である第1の機器において、それと同じもしくは類似した機能をユーザが選択しやすいように、メニュー階層の上の方にするよう、インタフェースを変換する。
【0072】
なお、第2の実施の形態においては、パラメータ設定が必要な当該情報処理装置を第1の機器とし、他の機器である第2の機器にパラメータ情報として使用頻度情報が存在するかどうか問合わせる例について説明する。
【0073】
本実施の形態においては、第2の機器のパラメータ情報から各機能の使用頻度を算出し、使用頻度の高い機能が第1の機器に存在するかどうかを調べる。第1の機器の機種と第2の機器の機種とが異なる場合は、機能テーブルを用いるなど、先に述べた手法で類似する機能を検出する。類似した機能が存在する場合は、パラメータ変換モジュールにて、その機能を上位層のメニューの項目になるようにインタフェースを変換する。または、ショートカットのメニューを自動的に作成することにしてもよい。
【0074】
具体例として、第1の機器がPDA(Personal Digital Assistants)であり、第2の機器がパーソナルコンピュータ(以下、PCと言う)である場合について説明する。
【0075】
PCは、PDAから取得した使用情報に基づき、PDAにおいてメールとウエブとを閲覧する使用頻度が高いと判断したとする。そのときPCは、メール機能とウエブの閲覧機能とを選択しやすいように、PDAのメニュー画面を変更する。
【0076】
図11にPDAのメニュー画面の変更前(上図)と変更後(下図)との具体例を示す。図11を参照して、上述の処理を行なうことで、変更前にはPDAのメニュー画面に表示されていないメール、ウエブが上位に表示され、スケジュール、アドレス帳が下位に表示され、電子メモ、ゲームが表示されていない。
【0077】
なお、他のメニューの変更の例としては、メインメニューで選択できるようにする、メニュー階層の上の方にくるようにする、もしくはショートカットボタンを用意するなどが考えられる。
【0078】
以上より、機能の使用頻度の情報を利用してメニューを変更することによって、ユーザにとってよく使う機能はより使いやすいようになる。
【0079】
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態においては、パラメータ情報として機能に対するユーザの習熟度情報が格納されている場合に、習熟度情報を利用してユーザへの補助の内容を決定する例について説明する。第3の実施の形態においては、習熟度の高い機能についてはユーザへの操作補助はほとんど必要ないことから補助を行なわないようにし、逆に習熟度の低い機能についてはユーザへの補助を積極的に行なうように設定するようにする。
【0080】
なお、第3の実施の形態においては、パラメータ情報として習熟度情報があればそれを取得して設定し、もしなければ使用頻度情報から習熟度を判断してもよい。
【0081】
具体例として、メールソフトの機能を備える第1の機器において、他のパラメータ情報からユーザの使用頻度情報を取得できるものとする。その結果、メールソフトを使用した情報が少ない場合は、第1の機器において、そのユーザはメールを使用したことがないと判断する。そして、ユーザが第1の機器においてメールソフトを使用する際にはガイドを行なうようにしてもよい。
【0082】
図12に、第1の機器においてメールソフト使用画面に表示するガイドメッセージの具体例を示す。図12を参照して、上述の処理を行なうことで、当該第1の機器であるPDAにおいては、メールは使用したことがあるがBCCの機能を使用したことのないユーザに対して、ガイドを行なうことができる。なお、ガイドメッセージは、表示するかもしくは音声で読上げてもよい。
【0083】
なお、他のユーザへの補助(ガイド)の例としては、メールアドレス帳にメールアドレスを登録した履歴がない場合には、登録の仕方をガイドすることなどが考えられる。
【0084】
また、他の例として、第1の機器と第2の機器とで類似した機能が存在し、その機能をユーザが第2の機器で使用していた場合には、第1の機器との機能の差分情報をガイドする方法でもよい。例えば、第1の機器、第2の機器共にメールソフトがあり、添付可能な画像のファイル形式が異なる場合は、その旨をガイドする。この場合では、第2の機器のメールソフト使用情報の、添付ファイルのファイル名の拡張子から、第1の機器のメールソフトで使用可能かどうかを判断する。
【0085】
以上より、他機器における使用情報からユーザの習熟度を推定することにより、その機器においてユーザのスキルにあったガイドを行なうことが可能になる。
【0086】
上述の本発明の第1〜第3の実施の形態での情報処理装置は、機器の備える機能のパラメータをユーザの使いやすいように設定する情報処理装置であって、自機器もしくはネットワークに接続されている他の機器のうち、同機種異機種を問わず同じユーザの使用情報がパラメータとして機能ごとに格納されている機器から使用情報を取得する。そして、取得した使用情報を利用して、使用する機器の設定、およびインタフェースの変換を行なうことによって、ユーザが初めて使用する機器でもユーザにとって使いやすいインタフェースを提供することが可能である。
【0087】
また、取得する使用情報は、ユーザが設定ツール等で設定した設定情報だけでなく、入力情報や、ユーザの好みで登録される登録情報、操作履歴情報、使用頻度情報、習熟度情報などが挙げられる。これらの情報を利用することによって、よりユーザに適したインタフェースを提供することが可能である。
【0088】
さらに、上述の情報処理装置が行なうインタフェースの提供方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0089】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0090】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における情報処理装置の構造を示すブロック図である。
【図2】ソフトX7の内容の具体例を示す図である。
【図3】機能テーブル4の内容の具体例を示す図である。
【図4】電子マニュアル6の内容の具体例を示す図である。
【図5】本実施の形態における情報処理装置での処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態における情報処理装置での処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態における情報処理装置での処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】パラメータを伝播させる処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】パラメータを伝播させる処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】パラメータを伝播させる処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】PDAのメニュー画面の変更前(上図)と変更後(下図)との具体例を示す図である。
【図12】第1の機器においてメールソフト使用画面に表示するガイドメッセージの具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 入力部、2 CPU、3 メモリ、4 機能テーブル、5 プログラム、6 電子マニュアル、7 ソフトX、8 全ソフト、9 送受信部、10 出力部、11 処理部。
Claims (20)
- パラメータ設定を必要とする機能を備える情報処理装置であって、
前記パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能を検索する検索手段と、
前記検索された類似機能に対して、すでに設定されているパラメータを取得する取得手段と、
前記取得した類似機能に対するパラメータを、前記パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定する設定手段とを備える、情報処理装置。 - パラメータ設定を必要とする機能を備える情報処理装置であって、
前記パラメータ設定を必要とする機能に、ユーザを識別するユーザ識別情報を付加して、前記パラメータを他の機器へ問合わせる問合せ手段と、
前記他の機器から、前記パラメータ設定を必要とする機能と、前記パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能との少なくとも一方のパラメータを取得する取得手段と、
前記取得したパラメータを、前記パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定する設定手段とを備える、情報処理装置。 - 前記設定手段において、前記取得したパラメータを、前記パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定できない場合は、前記パラメータ設定を必要とする機能用に前記取得したパラメータを変換する変換手段をさらに備える、請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 他の機器から、ユーザを識別するユーザ識別情報とパラメータ設定を必要とする機能の情報とを取得する取得手段と、
前記取得したユーザ識別情報から、前記ユーザのパラメータ情報を保持しているかどうか調べる第1の検索手段と、
前記パラメータ設定を必要とする機能もしくは前記パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能を検索する第2の検索手段と、
前記検索された前記パラメータ設定を必要とする機能もしくは前記パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータ情報のうち、前記ユーザのパラメータ情報を、前記他の機器に回答する回答手段とを備える、情報処理装置。 - 前記パラメータ設定を必要とする機能のパラメータが、当該情報処理装置における前記パラメータ設定を必要とする機能の使用頻度の情報である場合に、前記使用頻度によって、メニューの配置を変更することを特徴とする、請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 前記パラメータ設定を必要とする機能のパラメータが、当該情報処理装置におけるユーザの前記パラメータ設定を必要とする機能の習熟度情報である場合に、前記取得したパラメータから当該情報処理装置における前記ユーザの前記パラメータ設定を必要とする機能の習熟度を推定し、前記推定結果から前記ユーザへの補助の内容を決定することを特徴とする、請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 前記設定手段において、前記取得した類似機能のパラメータに基づいて前記パラメータ設定を必要とする機能のパラメータ設定を行なった場合に、その対応を記憶し、前記パラメータ設定を必要とする機能または前記パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータの更新があった場合に、前記記憶した対応に基づいて、前記パラメータの更新を行なうことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記取得したユーザ識別情報と、前記回答したパラメータ情報との対応を記憶し、前記ユーザの前記パラメータ設定を必要とする機能または前記パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータの更新があった場合に、前記記憶した前記ユーザ識別情報と前記パラメータ情報とを送信することを特徴とする、請求項4に記載の情報処理装置。
- 前記取得したパラメータと前記他の機器との対応を記憶し、前記パラメータの更新があった場合に、前記記憶した対応に基づいて、前記他の機器に対して前記ユーザ識別情報と前記パラメータとを送信することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。
- パラメータ設定を必要とする機能を備える情報処理装置における情報処理方法であって、
前記パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能を検索する検索ステップと、
前記検索された類似機能に対して、すでに設定されているパラメータを取得する取得ステップと、
前記取得した類似機能に対するパラメータを、前記パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定する設定ステップとを備える、情報処理方法。 - パラメータ設定を必要とする機能を備える情報処理装置における情報処理方法であって、
前記パラメータ設定を必要とする機能に、ユーザを識別するユーザ識別情報を付加して、前記パラメータを他の機器へ問合わせる問合せステップと、
前記他の機器から、前記パラメータ設定を必要とする機能と、前記パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能との少なくとも一方のパラメータを取得する取得ステップと、
前記取得したパラメータを、前記パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定する設定ステップとを備える、情報処理方法。 - 前記設定ステップにおいて、前記取得したパラメータを、前記パラメータ設定を必要とする機能のパラメータとして設定できない場合は、前記パラメータ設定を必要とする機能用に前記取得したパラメータを変換する変換ステップをさらに備える、請求項10または11に記載の情報処理方法。
- 他の機器から、ユーザを識別するユーザ識別情報とパラメータ設定を必要とする機能の情報とを取得する取得ステップと、
前記取得したユーザ識別情報から、前記ユーザのパラメータ情報を保持しているかどうか調べる第1の検索ステップと、
前記パラメータ設定を必要とする機能もしくは前記パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能を検索する第2の検索ステップと、
前記検索された前記パラメータ設定を必要とする機能もしくは前記パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータ情報のうち、前記ユーザのパラメータ情報を、前記他の機器に回答する回答ステップとを備える、情報処理方法。 - 前記パラメータ設定を必要とする機能のパラメータが、当該情報処理装置における前記パラメータ設定を必要とする機能の使用頻度の情報である場合に、前記使用頻度によって、メニューの配置を変更することを特徴とする、請求項10または11に記載の情報処理方法。
- 前記パラメータ設定を必要とする機能のパラメータが、当該情報処理装置におけるユーザの前記パラメータ設定を必要とする機能の習熟度情報である場合に、前記取得したパラメータから当該情報処理装置における前記ユーザの前記パラメータ設定を必要とする機能の習熟度を推定し、前記推定結果から前記ユーザへの補助の内容を決定することを特徴とする、請求項10または11に記載の情報処理方法。
- 前記設定ステップにおいて、前記取得した類似機能のパラメータに基づいて前記パラメータ設定を必要とする機能のパラメータ設定を行なった場合に、その対応を記憶し、前記パラメータ設定を必要とする機能または前記パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータの更新があった場合に、前記記憶した対応に基づいて、前記パラメータの更新を行なうことを特徴とする、請求項10に記載の情報処理方法。
- 前記取得したユーザ識別情報と、前記回答したパラメータ情報との対応を記憶し、前記ユーザの前記パラメータ設定を必要とする機能または前記パラメータ設定を必要とする機能に類似する類似機能のパラメータの更新があった場合に、前記記憶した前記ユーザ識別情報と前記パラメータ情報とを送信することを特徴とする、請求項13に記載の情報処理方法。
- 前記取得したパラメータと前記他の機器との対応を記憶し、前記パラメータの更新があった場合に、前記記憶した対応に基づいて、前記他の機器に対して前記ユーザ識別情報と前記パラメータとを送信することを特徴とする、請求項11に記載の情報処理方法。
- コンピュータに情報処理方法を実行させるための情報処理プログラムであって、請求項10〜18のいずれかに記載の情報処理方法を実行させるための、情報処理プログラム。
- コンピュータ読取可能な記録媒体であって、請求項19に記載の情報処理プログラムを記録する、記録媒体。
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JP2014506363A (ja) * | 2010-12-30 | 2014-03-13 | アップル インコーポレイテッド | プレディケートを用いた動的なデバイス・コンフィグレーション |
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