JP2004050737A - 導光板用金型構造 - Google Patents

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Sumio Nakabashi
中橋 純男
Hirozumi Taguchi
田口 裕純
Nozomi Mifuji
美藤 望
Masaya Suzuki
鈴木 雅也
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Nippon Chemitec Corp
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Nissen Chemitec Corp
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Abstract

【目的】レプリカ板24を傷つけることなく簡単に脱着できる、導光板用金型構造10を提供する。
【構成】キャビティ26を構成する第2金型18の凹部18bには、固定装置20が装着される。そして、第2金型18に対してレプリカ板24を固定する際には、固定装置20から付与される負圧によってレプリカ板24の背面が吸引され、第2金型18からレプリカ板24を取り外す際には、負圧が解除される。したがって、レプリカ板24を固定するためのボルトは不要であり、レプリカ板24の脱着の手間を大幅に軽減できる。
【選択図】      図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、所定の光学パターンを有する導光板を製造するための導光板用金型構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、液晶表示パネルのバックライトには、表示面に対して光を均一に照射するための面型照明装置が用いられており、面型照明装置には、光源からの光を表示面へ導くための導光板が用いられている。導光板の種類には様々なものがあるが、突起,穴,突条または条溝等からなる光学パターンを有するものが周知である。
【0003】
従来、光学パターンを有する導光板を製造する際には、(a)光学パターンに対応するパターンが機械加工された入子ブロックを金型内に配置し、これを金型の背面側からボルトで固定して射出成形する方法や、(b)パターンを有するレプリカ板を金型内に配置し、これを金型の開閉面側からボルトで固定して射出成形する方法(特開平8−6017号等)等が採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来技術(a)では、入子ブロックを交換する際に、成形機から金型を降ろす必要があったので、入子ブロックの交換作業が面倒であり、また、交換作業に時間がかかるという問題があった。
【0005】
一方、従来技術(b)では、レプリカ板を交換する際に、成形機から金型を降ろす必要がなく、レプリカ板を交換するだけで複数種類の導光板を低コストで簡単に製造できるものの、レプリカ板の脱着時にレプリカ板を傷つけるおそれがあった。また、図6に示すように、レプリカ板1には、ボルト2で固定するための固定部3を設ける必要があったので、固定型4および可動型5の両方にレプリカ板1を固定することができず、両面に光学パターンを有する導光板を製造することができなかった。
【0006】
それゆえに、この発明の主たる目的は、レプリカ板を傷つけることなく脱着でき、また、両面に光学パターンを有する導光板を製造できる、導光板用金型構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、「所定の光学パターン14を有する導光板12を製造するための導光板用金型構造10において、キャビティ26を構成する金型16,18、光学パターン14に対応するパターン36を表面に有し、キャビティ26内に配置されたレプリカ板24、およびレプリカ板24の背面を負圧で吸引することによりレプリカ板24を金型16,18に対して固定する固定手段20を備えることを特徴とする、導光板用金型構造10」である。
【0008】
この発明では、真空ポンプ等によって発生される負圧を用いて、金型16,18に対してレプリカ板24が固定される。したがって、レプリカ板24を固定する際には負圧を付与するだけでよく、取り外す際には負圧を解除するだけでよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1を参照して、この発明が適用された導光板用金型構造10は、図2に示すような導光板12を製造するためのものである。
【0010】
導光板12は、アクリル樹脂等のような透光性材料からなり、互いに対向する側端面には入光面12aが形成され、表面(図2における上面)には出光面12bが形成される。また、裏面(図2における下面)には、非出光面12cが形成され、この非出光面12cには複数のドット14aからなる光学パターン14が形成される。
【0011】
光学パターン14を構成するドット14aの分布密度および大きさは、出光面12bの全面において光量が均一となるように設定され、この実施例では、非出光面12cの中央部ほど高密度で大径とされ、端部に向かうにつれて低密度で小径とされる。なお、光学パターン14の各ドット14aは、突起または穴のいずれであってもよいし、ドット14aに代えて、図示しない突条または条溝が形成されてもよい。
【0012】
導光板用金型構造10(図1)は、第1金型16,第2金型18,固定装置20およびレプリカ板24等を含む。
【0013】
第1金型16は、第2金型18と協働してキャビティ(成形品と同一形状の空間部を意味する。以下、同じ。)26を構成する固定型であり、第1金型16の側面には、湯口16aが形成され、湯口16aからキャビティ26へ向けてランナ16bが形成される。
【0014】
第2金型18は、第1金型16と協働してキャビティ26を構成する可動型であり、第2金型18の内部には、キャビティ26の内面を構成するキャビティ面18aと固定装置20が装着される凹部18bとが形成される。
【0015】
固定装置20は、第2金型18に対してレプリカ板24を固定するための「固定手段」として機能するものであり、吸引パネル28,吸引パイプ30,多孔板32および冷却パイプ34を含む。
【0016】
吸引パネル28は中空の板状部材であり、吸引パネル28の表面には、複数の空気吸引孔が形成され、側端部には、吸引パイプ30の一端が接続される。吸引パイプ30の他端には、図示しない真空ポンプが接続される。したがって、真空ポンプが駆動されると、吸引パネル28の表面に形成された空気吸引孔の全てから空気が吸引されることになる。
【0017】
多孔板32は、キャビティ26内においてレプリカ板24を位置決めするとともに、これを固定するものであり、多数の通気孔を有する多孔質材料によって形成される。多孔板32を構成する多孔質材料としては、金属,合成樹脂またはセラミック等のような強度と耐熱性とを兼ね備えたものが用いられる。多孔板32の表面は、レプリカ板24の変形を防止しつつ、これを安定して保持し得るように平滑に仕上げられ、多孔板32の内部には、冷却パイプ34が配置される。そして、冷却パイプ34には、図示しない給水ポンプによって冷却水が循環される。なお、多孔板32および吸引パネル28は、凹部18bの底部に図示しないボルト等により固定される。
【0018】
第1金型16および第2金型18は、図示しない金型プレートに固定され、図示しない油圧シリンダーにより開閉される。そして、第1金型16の湯口16aには、射出装置22の射出ノズル22aが接続される。なお、射出装置22は、射出成形に広く用いられている一般的なものであり、本発明に特有のものではない。
【0019】
レプリカ板24は、図3に示すように、ニッケル等からなる板状の本体24aを含み、本体24aの表面には、導光板12の光学パターン14(図2)に対応するパターン36が形成される。つまり、光学パターン14を構成する各ドット14aが突起である場合には、パターン36を構成する各ドット36aは穴として形成され、光学パターン14を構成する各ドット14aが穴である場合には、パターン36を構成する各ドット36aは突起として形成される。
【0020】
図1を参照して、導光板用金型構造10を用いて導光板12(図2)を製造する際には、まず、固定装置20によって第2金型18に対してレプリカ板24が固定される。つまり、キャビティ26内にレプリカ板24が配置され、図示しない真空ポンプが駆動されてレプリカ板24の背面が負圧により吸引される。
【0021】
続いて、第1金型16および第2金型18が図示しない油圧シリンダーにより閉鎖されてキャビティ26が構成され、第1金型16の湯口16aに射出装置22の射出ノズル22aが接続される。そして、射出装置22からキャビティ26内へ溶融樹脂が射出される。キャビティ26内に充填された溶融樹脂が所定温度にまで冷却されると、第1金型16および第2金型18が開かれて導光板12が離型される。
【0022】
そして、第2金型18からレプリカ板24を取り外す際には、図示しない真空ポンプが停止され、レプリカ板24の背面に付与されていた負圧が解除される。
【0023】
この実施例によれば、レプリカ板24を用いて光学パターン14を形成するようにしているので、レプリカ板24を取り替えるだけで、異なる種類の導光板12を簡単に製造できる。また、負圧を用いて第2金型18に対してレプリカ板24を固定するようにしているので、ボルト留めする場合に比べて脱着の手間を大幅に軽減でき、また、脱着の際にレプリカ板24を傷つけるのを防止できる。
【0024】
なお、この発明は、図4に示すように、両面に光学パターン14を有する導光板38を製造する場合にも適用可能である。この場合には、第1金型16および第2金型18の両方に固定装置20が装着され、キャビティ26内において2つのレプリカ板24が固定される。
【0025】
また、この発明は、図5に示すように、楔形状の導光板40を製造する場合にも適用可能である。
【0026】
【発明の効果】
この発明によれば、レプリカ板の背面を負圧で吸引することによって金型に対してレプリカ板を固定でき、負圧を解除することによって金型からレプリカ板を取り外すことができる。したがって、レプリカ板を簡単に脱着できるとともに、レプリカ板の損傷を防止できる。
【0027】
また、レプリカ板には、ボルトで固定するための固定部を設ける必要がないので、固定型および可動型の両方にレプリカ板を固定することができ、両面に光学パターンを有する導光板を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された導光板用金型構造を示す断面図である。
【図2】導光板を示す斜視図である。
【図3】レプリカ板を示す斜視図である。
【図4】他の導光板用金型構造(両面パターン用)を示す断面図である。
【図5】他の導光板用金型構造(楔形用)を示す断面図である。
【図6】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
10… 導光板用金型構造
12,38,40… 導光板
14… 光学パターン
16… 第1金型
18… 第2金型
20… 固定装置
22… 射出装置
24… レプリカ板
26… キャビティ

Claims (1)

  1. 所定の光学パターンを有する導光板を製造するための導光板用金型構造において、
    キャビティを構成する金型、
    前記光学パターンに対応するパターンを表面に有し、前記キャビティ内に配置されたレプリカ板、および
    前記レプリカ板の背面を負圧で吸引することにより前記レプリカ板を前記金型に対して固定する固定手段を備えることを特徴とする、導光板用金型構造。
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