JPH09131770A - 導光板の成形方法およびそれに用いる金型 - Google Patents

導光板の成形方法およびそれに用いる金型

Info

Publication number
JPH09131770A
JPH09131770A JP7292615A JP29261595A JPH09131770A JP H09131770 A JPH09131770 A JP H09131770A JP 7292615 A JP7292615 A JP 7292615A JP 29261595 A JP29261595 A JP 29261595A JP H09131770 A JPH09131770 A JP H09131770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light guide
guide plate
stamper
mold
mold member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7292615A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Ito
敏幸 伊藤
Masahiro Suzuki
正大 鈴木
Kouichi Warino
孝一 割野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP7292615A priority Critical patent/JPH09131770A/ja
Publication of JPH09131770A publication Critical patent/JPH09131770A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多種類の導光板を効率的に得ることができ、
量産時における導光板パターンの交換容易であり、導光
板を効率的に成形する方法を提供すること。 【解決手段】 導光板の光学パターンを形成した厚さが
0.1〜0.6mmのスタンパーを金型のキャビティ部
を構成する金型部材の片面または両面に装着した金型を
使用し、合成樹脂を用いて射出成形することを特徴とす
る。この方法で用いられる金型は、スタンパーが装着さ
れる金型部材2表面に溝3または穴を成形し、該溝また
は穴から真空吸引してスタンパーを金型部材に吸着させ
ることができる。この真空吸引するために形成される溝
または穴は導光板の光学パターンが形成されている範囲
以外の位置にあることが好ましい。スタンパー裏面の表
面粗さは導光板の光学パターンの粗さより小さいことが
好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、液晶表示装置のバ
ックライト等に使用される照明装置の導光板の成形方法
およびそれに用いられる金型に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置のバックライト等に用いら
れる照明装置の構成を図3に示す。図3に示すように、
該照明装置は、冷陰極管等の光源5と、入射端面6aが
光源5の近傍に位置するように配置した導光板6と、導
光板の表面に配置された拡散シート7と、導光板6の拡
散シート7と反対の側に配置した反射シート8とで構成
されている。このような構成の照明装置では、光源5か
らの光が入射端面6aより導光板内に入射し、導光板6
の拡散シート7と反射シート8の面で全反射しながら、
入射端面と反対の方向へ伝送させる。その間に一部の光
が導光板2の表面より導光体外へ出て拡散シート7を通
り、拡散光として照明装置の外部に出ることによって均
一な輝度の照明光が得られる。
【0003】従来、上記の照明装置は、均一な拡散光を
得るために、導光板の裏面(反射シート側の面)にドッ
ト状の疎密な分布を有するパターンを印刷または加工し
たり、シボ加工したり、プリズム状の疎密な分布を有す
るパターンを加工したりしてある。
【0004】上記導光板におけるドット状の疎密な分布
を有するパターンの加工等は、所望のパターンとは逆の
パターンを形成した金型を用いて成形するが、これらの
金型を作製する際には、金型のキャビティ部分の所定の
面積を機械的に加工したり、導光板に後加工で所望のパ
ターンを作製したり、または、原盤から電鋳法で型取り
してそれを金型のキャビティに裏から接着またはビス止
めにより固定したりしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法では、ド
ット状のパターンを変更して新たな導光板を得る場合、
あらためて金型のキャビティ部分の所定の面積に機械加
工等を行う必要が生じ、パターンの交換に時間がかか
り、新たなパターンが形成された導光板を得るためにか
なりの時間と費用を費やしていた。
【0006】さらに量産時においては、成形回数を重ね
るごとに、キャビティ内に充填された合成樹脂の圧力に
よるパターンのすり減りや、パターンの変形が生じた
り、キズが付いたりする場合があり、再度、金型のキャ
ビティ部分の所定の面積に機械加工し直したりする必要
があるため、パターンの交換に時間がかかり、所望のパ
ターンが形成された導光板を得るためにかなりの時間と
費用を費やしていた。
【0007】本発明の目的は、上記の課題に鑑みてなさ
れたもので、多種類の導光板を効率的に得ることがで
き、量産時における導光板パターンの交換が容易であ
り、導光板を効率的に成形する方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の導光板の成形方
法は、上記課題を解決すべくなされたもので、導光板の
光学パターンを形成した厚さが0.1〜0.6mmのス
タンパーを金型のキャビティ部を構成する金型部材の片
面または両面に装着した金型を使用し、合成樹脂を用い
て射出成形することを特徴とする。
【0009】また、本発明の導光板の射出成形用金型
は、導光板の光学パターンが形成された0.1〜0.6
mmの厚さのスタンパーがキャビティ部を構成する金型
部材の片面または両面に装着されたことを特徴とする。
この金型において、スタンパーが装着される金型部材表
面に溝または穴を形成し、該溝または穴から真空吸引し
てスタンパーを金型部材に吸着させることができる。こ
の真空吸引するために形成される溝または穴は導光板の
光学パターンが形成されている範囲以外の位置にあるこ
とが好ましい。スタンパー裏面の表面粗さは導光板の光
学パターンの粗さより小さいことが好ましい。
【0010】本発明では、高温度の合成樹脂が金型内に
流入するため、金型およびスタンパーは熱により伸縮す
る。したがって、選定した材料の線膨張率を考慮してス
タンパーが装着される金型部材の大きさとスタンパーの
大きさとを設定することが好ましい。
【0011】なお、本発明の方法で用いられる合成樹脂
は、熱可塑性樹脂であれば特に制限はなく、例えばポリ
メチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレン、またはこれらの共
重合体の透明樹脂が好ましく用いられる。
【0012】本発明におけるスタンパーと金型部材との
装着状態の1例を図1に示す。図1に示すようにスタン
パー1の厚さに相当する深さだけ金型部材2を掘り込
み、そこにスタンパー1がはめ込まれた状態でスタンパ
ーを装着することが好ましい。
【0013】本発明におけるスタンパーと金型部材との
装着状態の他の1例を図2に示す。図2(a)の断面図
に示すようにスタンパー1は金型部材2にはめ込まれて
おり、スタンパー1は金型部材2に設けられた溝3(図
示しない真空ポンプ等へ接続されている。)によって真
空吸着される。図2(b)には金型部材2の平面図を示
すが、スタンパー取付部4(掘り込まれた部分)にはス
タンパー1を安定して吸着するために、スタンパー1の
形状に対応した四角形の溝が設けられている。なお、こ
の溝は導光板の光学パターンが形成されている範囲より
も外側に設けられていることが好ましい。
【0014】
【実施例】以下、実施例によって本発明を詳細に説明す
る。
【0015】(実施例1)スタンパーは厚さ0.1mm
でニッケル製である。表面には導光体のパターンが形成
されている。大きさは249.9mm×199.9mm
である。また、キャビティ部を構成し、スタンパーが装
着される金型部材は金型のパーティング面よりスタンパ
ーの厚さ0.1mmに相当する厚さだけ掘り込まれてお
り、その大きさは250×200mmであって、スタン
パーの大きさより0.05%大きくした。上記のスタン
パーを金型部材の片面に装着した金型を使用して透明な
合成樹脂により導光板を射出成形法により成形すること
ができた。なお、上記のスタンパーは金型部材に真空に
より吸着して装着することができる。
【0016】(実施例2〜5)スタンパーの厚さおよび
大きさを表1に示すように変更し、スタンパーが装着さ
れる金型部材を表1に示すスタンパーの厚さに相当する
厚さだけ掘り込み、その大きさを表1に示すように変更
した。実施例2〜4については、表1に示すスタンパー
を金型部材の片面に装着した金型を使用して透明な合成
樹脂を用いて導光板を射出成形法により成形することが
できた。また、実施例5については、表1に示すスタン
パー2枚を金型部材の両面にそれぞれ装着した金型を使
用して透明な合成樹脂を用いて導光板を射出成形法によ
り成形することができた。
【0017】
【表1】
【0018】このようにして成形された導光板は、透明
な板状でしかも所望のパターンが導光板表面に形成され
ているものである。しかも、スタンパーを交換するだけ
で導光体パターンの変更が可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、スタンパーを交換する
だけで導光体パターンの変更が可能である。したがっ
て、例えば試作段階では、均一な輝度を得るためのパタ
ーンの試作・検討を効率的に行うことが可能となる。ま
た、量産時においても、パターンの摩耗による形状の変
化が発生した場合、キズ等が発生した場合は、短時間で
のスタンパーの交換が可能であり、効率的な生産が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるスタンパーと金型部材との装着
状態を示す図である。
【図2】本発明におけるスタンパーと金型部材との装着
状態を示す他の図である。
【図3】導光板を用いた照明装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…スタンパー 2…金型部材 3…溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導光板の光学パターンを形成した厚さが
    0.1〜0.6mmのスタンパーを金型のキャビティ部
    を構成する金型部材の片面または両面に装着した金型を
    使用し、合成樹脂を用いて射出成形することを特徴とす
    る導光板の成形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の導光板の成形方法におい
    て、スタンパーを真空吸着により金型部材に装着する導
    光板の成形方法。
  3. 【請求項3】 導光板の光学パターンが形成された0.
    1〜0.6mmの厚さのスタンパーがキャビティ部を構
    成する金型部材の片面または両面に装着されたことを特
    徴とする導光板の射出成形用金型。
  4. 【請求項4】 スタンパーを装着する金型部材表面に溝
    または穴が形成されており、該溝または穴から真空吸引
    してスタンパーを金型部材に吸着させることを特徴とす
    る請求項3記載の導光板の射出成形用金型。
  5. 【請求項5】 スタンパーを真空吸引する溝または穴が
    導光板の光学パターンが形成されている範囲以外の位置
    にあることを特徴とする請求項4記載の導光板の射出成
    形用金型。
  6. 【請求項6】 スタンパー裏面の表面粗さが導光板の光
    学パターンの粗さより小さいことを特徴とする請求項5
    記載の導光板の射出成形用金型。
JP7292615A 1995-11-10 1995-11-10 導光板の成形方法およびそれに用いる金型 Pending JPH09131770A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7292615A JPH09131770A (ja) 1995-11-10 1995-11-10 導光板の成形方法およびそれに用いる金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7292615A JPH09131770A (ja) 1995-11-10 1995-11-10 導光板の成形方法およびそれに用いる金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09131770A true JPH09131770A (ja) 1997-05-20

Family

ID=17784098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7292615A Pending JPH09131770A (ja) 1995-11-10 1995-11-10 導光板の成形方法およびそれに用いる金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09131770A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999006881A1 (fr) * 1997-07-31 1999-02-11 Hitachi, Ltd. Afficheur a cristaux liquides
WO2001055755A1 (fr) * 2000-01-27 2001-08-02 Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. Plaques de guidage optique et procede de fabrication correspondant
KR100731314B1 (ko) * 2001-02-19 2007-06-21 삼성전자주식회사 코아금형을 이용한 도광판의 제작방법
JP2008036921A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Meiki Co Ltd 転写プレス装置
KR100954411B1 (ko) * 2008-06-20 2010-04-26 (주)엠와이티 키패드 백라이트필름용 패턴성형 금형 및 이에 의해 패턴성형된 키패드 백라이트필름
KR101472042B1 (ko) * 2013-10-25 2014-12-24 (주)에스더블유몰드텍 도광판의 사출 성형을 위한 금형 장치

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999006881A1 (fr) * 1997-07-31 1999-02-11 Hitachi, Ltd. Afficheur a cristaux liquides
US6661479B2 (en) 1997-07-31 2003-12-09 Hitachi, Ltd. Liquid crystal display apparatus
US6803977B2 (en) 1997-07-31 2004-10-12 Hitachi, Ltd. Liquid crystal display apparatus
US6958790B2 (en) 1997-07-31 2005-10-25 Hitachi, Ltd. Liquid crystal display apparatus
WO2001055755A1 (fr) * 2000-01-27 2001-08-02 Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. Plaques de guidage optique et procede de fabrication correspondant
US6941057B1 (en) 2000-01-27 2005-09-06 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Light guide plates and process for producing the same
KR100731314B1 (ko) * 2001-02-19 2007-06-21 삼성전자주식회사 코아금형을 이용한 도광판의 제작방법
JP2008036921A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Meiki Co Ltd 転写プレス装置
KR100954411B1 (ko) * 2008-06-20 2010-04-26 (주)엠와이티 키패드 백라이트필름용 패턴성형 금형 및 이에 의해 패턴성형된 키패드 백라이트필름
KR101472042B1 (ko) * 2013-10-25 2014-12-24 (주)에스더블유몰드텍 도광판의 사출 성형을 위한 금형 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100845738B1 (ko) 백라이트유닛의 도광판
TW201418806A (zh) 具有不同表面粗糙度之微細特徵的製品
TW201444664A (zh) 轉印設備及導光膜片的製造方法
JPH09131770A (ja) 導光板の成形方法およびそれに用いる金型
KR20070029320A (ko) 대면적 도광판 제조장치 및 제조방법
KR100313246B1 (ko) 도광판 제조장치 및 그 제조방법
KR100773718B1 (ko) 백라이트유닛의 도광판 제조방법
JP2000153543A (ja) 光学部品の成形方法
JP5299067B2 (ja) 金型スタンパーの製造方法、金型スタンパー及び成形品の製造方法
KR100857723B1 (ko) 마이크로 렌즈 패턴 형성방법, 도광판용 코어금형의제조방법 및 코어금형을 이용한 도광판 제조방법
CN101476698A (zh) 一种按键背光导光膜及其制作方法
Yang et al. Using UV roll-to-plate imprint lithography to fabricate light guide plates with microdot patterns
CN101554761B (zh) 一种热压成型液晶显示器背光模组照明系统导光板的加工方法
CN208020619U (zh) 一种导光板模仁成型装置
JP2001337229A (ja) 成形光学パネル及びその成形金型
KR100476680B1 (ko) 레이저 스탬퍼를 이용한 도광판 및 그 제조 방법과 장치
JP2011088348A (ja) 樹脂シート成形品,その製造方法,熱プレス成形用金型
JPH11202331A (ja) 導光板
CN105946176A (zh) 一种基于准静密封状态下的可插拔换芯微注塑模具
CN100468150C (zh) 导光板制造方法
JPH11156891A (ja) 導光板の製造方法、型部材及び板状部材
JPH10119095A (ja) 樹脂成形用金型、それを用いた成形方法、及び成形品
KR200343448Y1 (ko) 레이저 스탬퍼를 이용한 도광판 및 그 제조 장치
JP2003202424A (ja) 導光板の製造方法および製造装置
KR100434029B1 (ko) 액정표시기기용 백라이트의 도광판 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060404