JPH09131770A - 導光板の成形方法およびそれに用いる金型 - Google Patents
導光板の成形方法およびそれに用いる金型Info
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- JPH09131770A JPH09131770A JP7292615A JP29261595A JPH09131770A JP H09131770 A JPH09131770 A JP H09131770A JP 7292615 A JP7292615 A JP 7292615A JP 29261595 A JP29261595 A JP 29261595A JP H09131770 A JPH09131770 A JP H09131770A
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Abstract
量産時における導光板パターンの交換容易であり、導光
板を効率的に成形する方法を提供すること。 【解決手段】 導光板の光学パターンを形成した厚さが
0.1〜0.6mmのスタンパーを金型のキャビティ部
を構成する金型部材の片面または両面に装着した金型を
使用し、合成樹脂を用いて射出成形することを特徴とす
る。この方法で用いられる金型は、スタンパーが装着さ
れる金型部材2表面に溝3または穴を成形し、該溝また
は穴から真空吸引してスタンパーを金型部材に吸着させ
ることができる。この真空吸引するために形成される溝
または穴は導光板の光学パターンが形成されている範囲
以外の位置にあることが好ましい。スタンパー裏面の表
面粗さは導光板の光学パターンの粗さより小さいことが
好ましい。
Description
ックライト等に使用される照明装置の導光板の成形方法
およびそれに用いられる金型に関する。
れる照明装置の構成を図3に示す。図3に示すように、
該照明装置は、冷陰極管等の光源5と、入射端面6aが
光源5の近傍に位置するように配置した導光板6と、導
光板の表面に配置された拡散シート7と、導光板6の拡
散シート7と反対の側に配置した反射シート8とで構成
されている。このような構成の照明装置では、光源5か
らの光が入射端面6aより導光板内に入射し、導光板6
の拡散シート7と反射シート8の面で全反射しながら、
入射端面と反対の方向へ伝送させる。その間に一部の光
が導光板2の表面より導光体外へ出て拡散シート7を通
り、拡散光として照明装置の外部に出ることによって均
一な輝度の照明光が得られる。
得るために、導光板の裏面(反射シート側の面)にドッ
ト状の疎密な分布を有するパターンを印刷または加工し
たり、シボ加工したり、プリズム状の疎密な分布を有す
るパターンを加工したりしてある。
を有するパターンの加工等は、所望のパターンとは逆の
パターンを形成した金型を用いて成形するが、これらの
金型を作製する際には、金型のキャビティ部分の所定の
面積を機械的に加工したり、導光板に後加工で所望のパ
ターンを作製したり、または、原盤から電鋳法で型取り
してそれを金型のキャビティに裏から接着またはビス止
めにより固定したりしている。
ット状のパターンを変更して新たな導光板を得る場合、
あらためて金型のキャビティ部分の所定の面積に機械加
工等を行う必要が生じ、パターンの交換に時間がかか
り、新たなパターンが形成された導光板を得るためにか
なりの時間と費用を費やしていた。
るごとに、キャビティ内に充填された合成樹脂の圧力に
よるパターンのすり減りや、パターンの変形が生じた
り、キズが付いたりする場合があり、再度、金型のキャ
ビティ部分の所定の面積に機械加工し直したりする必要
があるため、パターンの交換に時間がかかり、所望のパ
ターンが形成された導光板を得るためにかなりの時間と
費用を費やしていた。
れたもので、多種類の導光板を効率的に得ることがで
き、量産時における導光板パターンの交換が容易であ
り、導光板を効率的に成形する方法を提供することにあ
る。
法は、上記課題を解決すべくなされたもので、導光板の
光学パターンを形成した厚さが0.1〜0.6mmのス
タンパーを金型のキャビティ部を構成する金型部材の片
面または両面に装着した金型を使用し、合成樹脂を用い
て射出成形することを特徴とする。
は、導光板の光学パターンが形成された0.1〜0.6
mmの厚さのスタンパーがキャビティ部を構成する金型
部材の片面または両面に装着されたことを特徴とする。
この金型において、スタンパーが装着される金型部材表
面に溝または穴を形成し、該溝または穴から真空吸引し
てスタンパーを金型部材に吸着させることができる。こ
の真空吸引するために形成される溝または穴は導光板の
光学パターンが形成されている範囲以外の位置にあるこ
とが好ましい。スタンパー裏面の表面粗さは導光板の光
学パターンの粗さより小さいことが好ましい。
流入するため、金型およびスタンパーは熱により伸縮す
る。したがって、選定した材料の線膨張率を考慮してス
タンパーが装着される金型部材の大きさとスタンパーの
大きさとを設定することが好ましい。
は、熱可塑性樹脂であれば特に制限はなく、例えばポリ
メチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレン、またはこれらの共
重合体の透明樹脂が好ましく用いられる。
装着状態の1例を図1に示す。図1に示すようにスタン
パー1の厚さに相当する深さだけ金型部材2を掘り込
み、そこにスタンパー1がはめ込まれた状態でスタンパ
ーを装着することが好ましい。
装着状態の他の1例を図2に示す。図2(a)の断面図
に示すようにスタンパー1は金型部材2にはめ込まれて
おり、スタンパー1は金型部材2に設けられた溝3(図
示しない真空ポンプ等へ接続されている。)によって真
空吸着される。図2(b)には金型部材2の平面図を示
すが、スタンパー取付部4(掘り込まれた部分)にはス
タンパー1を安定して吸着するために、スタンパー1の
形状に対応した四角形の溝が設けられている。なお、こ
の溝は導光板の光学パターンが形成されている範囲より
も外側に設けられていることが好ましい。
る。
でニッケル製である。表面には導光体のパターンが形成
されている。大きさは249.9mm×199.9mm
である。また、キャビティ部を構成し、スタンパーが装
着される金型部材は金型のパーティング面よりスタンパ
ーの厚さ0.1mmに相当する厚さだけ掘り込まれてお
り、その大きさは250×200mmであって、スタン
パーの大きさより0.05%大きくした。上記のスタン
パーを金型部材の片面に装着した金型を使用して透明な
合成樹脂により導光板を射出成形法により成形すること
ができた。なお、上記のスタンパーは金型部材に真空に
より吸着して装着することができる。
大きさを表1に示すように変更し、スタンパーが装着さ
れる金型部材を表1に示すスタンパーの厚さに相当する
厚さだけ掘り込み、その大きさを表1に示すように変更
した。実施例2〜4については、表1に示すスタンパー
を金型部材の片面に装着した金型を使用して透明な合成
樹脂を用いて導光板を射出成形法により成形することが
できた。また、実施例5については、表1に示すスタン
パー2枚を金型部材の両面にそれぞれ装着した金型を使
用して透明な合成樹脂を用いて導光板を射出成形法によ
り成形することができた。
な板状でしかも所望のパターンが導光板表面に形成され
ているものである。しかも、スタンパーを交換するだけ
で導光体パターンの変更が可能である。
だけで導光体パターンの変更が可能である。したがっ
て、例えば試作段階では、均一な輝度を得るためのパタ
ーンの試作・検討を効率的に行うことが可能となる。ま
た、量産時においても、パターンの摩耗による形状の変
化が発生した場合、キズ等が発生した場合は、短時間で
のスタンパーの交換が可能であり、効率的な生産が可能
となる。
状態を示す図である。
状態を示す他の図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 導光板の光学パターンを形成した厚さが
0.1〜0.6mmのスタンパーを金型のキャビティ部
を構成する金型部材の片面または両面に装着した金型を
使用し、合成樹脂を用いて射出成形することを特徴とす
る導光板の成形方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の導光板の成形方法におい
て、スタンパーを真空吸着により金型部材に装着する導
光板の成形方法。 - 【請求項3】 導光板の光学パターンが形成された0.
1〜0.6mmの厚さのスタンパーがキャビティ部を構
成する金型部材の片面または両面に装着されたことを特
徴とする導光板の射出成形用金型。 - 【請求項4】 スタンパーを装着する金型部材表面に溝
または穴が形成されており、該溝または穴から真空吸引
してスタンパーを金型部材に吸着させることを特徴とす
る請求項3記載の導光板の射出成形用金型。 - 【請求項5】 スタンパーを真空吸引する溝または穴が
導光板の光学パターンが形成されている範囲以外の位置
にあることを特徴とする請求項4記載の導光板の射出成
形用金型。 - 【請求項6】 スタンパー裏面の表面粗さが導光板の光
学パターンの粗さより小さいことを特徴とする請求項5
記載の導光板の射出成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7292615A JPH09131770A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | 導光板の成形方法およびそれに用いる金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7292615A JPH09131770A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | 導光板の成形方法およびそれに用いる金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09131770A true JPH09131770A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17784098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7292615A Pending JPH09131770A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | 導光板の成形方法およびそれに用いる金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09131770A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-11-10 JP JP7292615A patent/JPH09131770A/ja active Pending
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041207 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050207 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060404 |