JP2004050660A - 消泡装置、記録装置 - Google Patents

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Takeshi Mikoshiba
御子柴 剛
Hideyuki Ito
伊藤 秀行
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Abstract

【課題】顔料インクのように泡立ちし易く、気泡が消滅しにくいインクを使用した場合、回復動作でキャッピング機構内のインク溜まりからインクをサブタンクに戻す際、インクと大気が混合された状態でリサイクルフィルタを通過し更にポンプでは攪拌に近い状態となるので、気泡が発生し、回復動作を連続的に行うと、サブタンク内に大量の気泡が成長する。
【課題を解決するための手段】
傾斜させた円筒状の内部に3つの吸収体をクシバ状に並べた消泡装置を使い上部から吸引し下部にインクを流出させるようにした。空気は上部に大気連通口を設けて開放する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、インクジェット記録装置に使用する、インクの消泡に関するものである.
【0002】
【従来の技術】
従来多くのインクジェット記録装置では発色の比較的美しい染料系インクが使われていたが、近年では記録画像の堅牢性(耐環境性、経時変化、退色等)を向上させる有力な方法として記録剤に顔料系のインクを使用するものが増えつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、顔料インクのように泡立ちし易く、気泡が消滅しにくいインクを使用した場合、回復動作でキャッピング機構内のインク溜まりからインクをタンクに戻す際、インクと大気が混合された状態となって、気泡が発生し、回復動作を連続的に行うと、タンク内に大量の気泡が成長する。
【0004】
顔料インクでは又、インク供給の際も、カートリッジからインク供給フィルタを通過する時、気泡が発生し、更にポンプでは攪拌に近い状態となるので、インク供給動作を連続的に行うと、やはりタンク内に大量の気泡が成長しやすい。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上に鑑み、本発明は為されたもので、インクジェット記録装置の消泡装置として次のような手段を実施した。
【0006】
液体と気体が流入するための流入口と、大気と連通する大気連通口と、液体と気体が流出するための流出口と、前記流入口と前記大気連通口を仕切るための仕切り壁とを備え、
前記仕切り壁に、複数の吸収体が備えられていることを特徴とする消泡装置
前記仕切り壁を傾斜させたことを特徴とする消泡装置。
【0007】
前記複数の吸収体を傾斜させたことを特徴とする消泡装置。
【0008】
前記複数の吸収体を櫛歯状に配列したことを特徴とする消泡装置。
【0009】
前記流入口を最上部に配置したことを特徴とする消泡装置。
【0010】
前記流出口を最下部に配置したことを特徴とする消泡装置。
【0011】
前記複数の吸収体の間に隙間を備えたことを特徴とする消泡装置。
【0012】
前記吸収体は一箇所以上の切り欠き形状、あるいは打ち抜き形状を持つことを特徴とする消泡装置
前記大気連通口に、大気側方向に空気が流れ出るような、一方向弁を持つことを特徴とする消泡装置
前記液体保水部材は、不織布であることを特徴とする消泡装置
前記液体保水部材は、多孔質体であることを特徴とする消泡装置
前記消泡装置を備えた記録装置
インクカートリッジと、インクを一時的に貯蔵するタンクと、
画像を記録する記録ヘッドと、記録ヘッドをキャップするキャッピング機構と、前記タンクから前記記録ヘッドにインクを供給する第1のポンプと、前記インクカートリッジから前記タンクにインクを供給する第2のポンプと、を持ち、
前記第2のポンプと前記タンクの間に消泡手段を備えたことを特徴とする記録装置。
【0013】
インクカートリッジと、インクを一時的に貯蔵するタンクと、
画像を記録する記録ヘッドと、記録ヘッドをキャップするキャッピング機構と、前記タンクから前記記録ヘッドにインクを供給する第1のポンプと、前記インクカートリッジ又は前記キャッピング機構から前記タンクにインクを供給する第2のポンプとを持ち、
前記第2のポンプと前記タンクの間に消泡手段を備えたことを特徴とする記録装置。
【0014】
前記消泡手段は、インク流入口、インク流出口、及び大気連通口を有することを特徴とする記録装置
前記インク流入口は前記第2のポンプに接続され、前記インク流出口は前記タンクに接続されていることを特徴とする記録装置
前記吸収体の最下部が前記タンクのインク液面最高部より高い位置に配置されていることを特徴とする記録装置
前記消泡手段は、前記タンクと一体型の構造をなすことを特徴とする記録装置インクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドにインクを供給するためのインクタンクと、該インクタンクから供給されるインクを一時的に貯留するサブタンクと、前記記録ヘッドの非記録時に吐出されるインクを受ける受容部とを有し、前記受容部のインクを前記サブタンクに戻して再使用する記録装置において、
前記受容部から戻るインク中のインクと空気を分離する為に、吸収体により長い空気通路を形成する分離手段を有することを特徴とする記録装置。
【0015】
前記分離手段は、複数の吸収体を配置して、前記長い空気通路を形成することを特徴とする記録装置。
【0016】
前記分離手段は、前記サブタンクと一体的に形成されたことを特徴とする記録装置。
【0017】
前記分離手段は、前記サブタンクと別部材にて形成されたことを特徴とする記録装置。
【0018】
前記分離手段の材質は、使用インクに対して濡れ性の優れた撥水性の低い材質を用いることを特徴とする記録装置。
【0019】
前記サブタンクのインク上面の高さと前記分離手段に溜まるインク上面の高さとを等しいか大きいことを特徴とする記録装置。
【0020】
前記分離手段は、間隔をもって配置した複数個の吸収体の間に屈曲した長い空気通路を形成するように配置したことを特徴とする記録装置。
【0021】
前記分離手段は大気連通口とインク流入口とが前記長い空気通路を介して設けられていることを特徴とする記録装置。
【0022】
前記吸収体は円形で、一部をカットされたことを特徴とする記録装置。
【0023】
前記吸収体は円形で、一部をカットされ、前記吸収体が複数個並置されたことを特徴とする記録装置。
【0024】
インクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドにインクを供給するためのインクタンクと、該インクタンクから供給されるインクを一時的に貯留するサブタンクと、前記記録ヘッドの非記録時に吐出されるインクを受ける受容部とを有し、前記受容部のインクを前記サブタンクに戻して再使用する記録装置において、
前記受容部から戻るインク中のインクと空気を分離する分離手段を有し、前記分離手段は大気連通口とインク流入口とが前記長い空気通路を介して設けられていることを特徴とする記録装置。
【0025】
前記インク流入口と大気連通口との間に設けられる空気通路を長くする為に、壁を設けたことを特徴とする請求項29の記載の記録装置。
【0026】
【作用】
以上のように、泡立ち易いインクや泡が消えにくいインクを使用しても、本発明を実施することにより消泡性能の高いインク流路を形成できるので、記録動作不良に対する信頼性を向上できる。
【0027】
【発明の実施形態】
以下に、本発明の実施形態を、図に基づいて詳細に説明する。
【0028】
本発明を実施した記録装置の概略図を図13に示す。
【0029】
記録装置1300は例えばロール状に巻かれ、複数のラベルが仮付けされたラベル用紙1301が記録装置1300本体に供給され、搬送モータ613で駆動する搬送ベルト1303によって定速度で搬送される。
【0030】
ラベル用紙1301の各ラベル先端部が先端検知センサ614で検知され、検知された位置を基準として各ラベルが複数の記録ヘッド806K〜806Yの下部を通過すると記録が完了する。
【0031】
記録は例えば、記録ヘッド(ブラック)806K、(シアン)806C、(マジェンタ)806M、そして(イエロー)806Y、計4色に対応したインクでカラー記録する。
【0032】
各記録ヘッドは例えば、使用されるラベルの最大幅相当の記録幅を有するラインヘッドである。
【0033】
記録装置1300の下部には各々の記録ヘッド806K〜806Yに対応したインクカートリッジ800K〜800Y、及びサブタンク804K〜804Y等を備えている。
【0034】
インクカートリッジ800K〜800Yは色毎に交換可能であり、例えば全色共顔料系インクを使用する。
【0035】
更にサブタンク804K〜804Yの近傍には各インク色に対応した消泡装置500K〜500Yが組み込まれる。
【0036】
記録ヘッド806K〜806Yの下部には各々の記録ヘッドに対応してキャッピング機構809K〜809Yを備えている。
【0037】
本図では6個のキャッピング機構が図示されているが、例えば淡シアン、淡マジェンタ、或いは特別な色のインクを追加することが考えられるので、そのための予備機構である。
【0038】
インクカートリッジ800K〜800Y、サブタンク804K〜804Y、消泡装置500K〜500Y、記録ヘッド806K〜806Y、及びキャッピング機構809K〜809Yの間は各インク色毎に独立したインクチューブで接続されている(後述)。
【0039】
次に本発明を実施した記録装置1300の電気的なブロック図を図6に示す。
ホストコンピュータ600から送信された記録データは記録装置1300のインタフェースコントローラ602にて受信される。
【0040】
また、記録する記録媒体、例えばラベルの枚数、種類やサイズ等を指示するコマンドもインタフェースコントローラ602で受信、解析される。
【0041】
コマンド解析を含み、CPU(中央演算処理装置)601は記録データの受信、記録動作、記録媒体のハンドリング等、記録装置1300全般の制御を掌る演算処理装置である。
【0042】
CPU601は受信したコマンドを解析後、記録データの各色成分のイメージデータをイメージメモリ604にビットマップ展開して描画する。
【0043】
記録前の動作処理としてCPU601は入出力ポート(I/O)608、モータ駆動部610を介してキャッピングモ−タ(不図示)、及びヘッドモータ(不図示)を相互に駆動、記録ヘッド806をキャッピング位置(待機位置)から記録位置へ移動させる(不図示)。
【0044】
ほぼ同時に記録媒体であるラベル紙1301を給紙するための給紙モータ(不図示)、そして搬送モータ613によって搬送部を駆動しラベル紙1301を連続的に搬送する。
【0045】
定速度で搬送されるラベル1302の記録タイミングを決定するために先端検知(TOF)センサ614でラベルの先端を検出する。
【0046】
搬送モータ613による用紙搬送に同期して、CPU601はイメージメモリ604から対応する色のイメージデータを順次読み出し、記録ヘッド制御回路609を介して、対応する記録ヘッド806にデータ転送し、カラー記録する。
【0047】
CPU601の動作はプログラムROM603に記憶された処理プログラムに基き実行され装置全体を制御する。かかる制御プログラムは例えば後述のフローチャートに示された手順に対応するプログラムである。
【0048】
又作業用のメモリとしてワークRAM305を使用する。
【0049】
EEPROM606は例えば前回の回復動作を実施した時刻の記憶、複数の記録ヘッド相互の幅及び搬送方向の記録位置を微調整(レジストレーション)する為の補正値等、記録装置1300固有のパラメータを記憶する為の、書き換え可能な不揮発性メモリである。
【0050】
CPU601は又、インク供給時や記録ヘッド806の回復動作時には、後述する加圧ポンプモータ611、サブポンプモータ612を入出力回路(I/O)608、モータ駆動部610を介して駆動制御する。
【0051】
本発明を実施した記録装置のインク流れ(図5)について、CPU601の動作フロー(図7)を併用し、説明する。
【0052】
先ずカートリッジ800のインクをサブタンク804に供給する動作について説明する。(動作フロー:図7A、インク流路図:図5)
CPU601はプログラムROM603に記憶された処理プログラムに基き次のようにインク供給動作を実行する。
【0053】
最初にリサイクル弁815をクローズ(S701)、続いてインク供給弁802をオープンにし(S702)、サブポンプ803を駆動する(S703)。
【0054】
するとカートリッジ800内部のインクは、インク供給フィルタ801、インク供給弁802、サブポンプ803、そして消泡装置500、を経由し、サブタンク804に供給される。
【0055】
サブタンク内のインク満タン/エンプティセンサ817が全色共満タンを検知すると(S704)、サブポンプ803の駆動をストップ(S705)する。
【0056】
続いて供給弁を閉じ(S706)、リサイクル弁を開いて(S707)終了する。
【0057】
尚各々の弁は図示しないソレノイド等を駆動して制御する。
【0058】
次に、記録ヘッド806の吐出ノズルを健全な状態に回復させる動作について説明する。(動作フロー:図7A、インク流路図:図5)
先ず供給弁802を閉じ(S751)、サブポンプ803の駆動開始する(S752)。
【0059】
すると、キャッピング機構809内のインク溜まりからリサイクルフィルタ814、リサイクル弁815、サブポンプ803、そして消泡装置500を介して吸引動作が開始される。
【0060】
続いて回復弁811を閉じ(S753)、加圧ポンプ805を駆動する(S754)。
【0061】
すると、サブタンク804内のインクは、加圧ポンプ805、チューブ818を介して記録ヘッド806の共通液室807に送られるが、回復弁811が閉じているので内部は加圧され、記録ヘッド806の各吐出ノズルから比較的大量のインクが押し出され、吐出ノズルは健全な状態に回復する。
吐出ノズル面808へ押し出されたインクはキャッピング機構809内のインク溜まり813に一時的に溜まろうとするが、予めリサイクル弁815をオープン、供給弁802をクローズした状態で、サブポンプ803を駆動しておくことによってインク溜まり813のインクはリサイクルフィルタ814でフィルタリングされた後、リサイクル弁815、及びサブポンプ803、そして消泡装置500を経由してサブタンク804に強制的に戻され、回復動作に使用したインクは無駄なくリサイクルされる。
以上の加圧状態を続け一定時間経過したら(S755)、加圧ポンプを停止し(S756)、回復弁を開く(S757)。
その後更に一定時間の経過を待ってサブポンプも停止し(S758)、終了する。加圧ポンプ停止後一定時間サブポンプの動作を継続する理由は、キャッピング機構809のインク溜まり813に押し出された比較的大量のインクを確実にサブタンク804へ戻したいからである(回収〜リサイクル)。
【0062】
この他、図示しないワイパブレードによる記録ヘッドのノズル面808のワイプ動作やサブタンク804と記録ヘッド806間のインク循環等種々の回復動作があるが詳細は省略する。
【0063】
(第一の実施例)
図1は本発明の特徴を最もよく表す消泡装置の断面図であり、図3は、その概略図である.
101はハウジング、102はハウジング1の下部にあるインク流出口、103A〜103Cは吸収体、104はインク流入口、105は大気連通口、106は吸収体103A〜103Cを入れるための筒、109は筒106内にできる泡溜まり空間、110は筒6の傾斜である。
【0064】
消泡装置500は、図3に示す通り、蓋302とハウジング301が勘合し構成される。
【0065】
蓋302とハウジング301は例えば溶着により結合され、密閉されている。
【0066】
または、ゴムのようなパッキング材を使用して密閉される場合もある。
【0067】
インク流入口104はサブポンプ803からのチューブに接続され、
ハウジング301底部のインク流出口2はサブタンク804へのチューブと接続される。
【0068】
図1、2に示すように、吸収体103A〜103Cはそれぞれ隣接する吸収体の面同志が密着することなくある一定の間隔で配置され、外周面の一部は筒6の内壁と密着しながら配置され、空気通路が形成されている
吸収体103A〜103Cは、図2に示すように、ある角度θ1のV字切り欠きが入っており、V字の頂点は、外周円の中心よりも、外側にある.吸収体103Aと103Bは、それぞれの持つV字切り欠きが互いに重ならないように、ある角度(本実施例では180度)で回転した状態で並べられる。
【0069】
これは、吸収体103Bと103Cとの関係も同様である。
【0070】
吸収体103A〜103Cの材質は、例えばポリプロピレン心材の周りをポリエチレンで覆った、直径約6ディニールの繊維を一定方向に熱で押し固めたもので、密度は0.1[g/cm]程度である。
【0071】
この密度は、インクの粒子(この実施例では顔料インク)の粒径(100nm前後)よりもはるかに大きい粗さを持っている。
【0072】
吸収体103A〜103Cは3つともが全て同じ繊維方向である必要はなく、また、個々の繊維方向も、鉛直方向、水平方向、どちらでも構わない。
【0073】
次に、前述したインク供給時と回復時の消泡装置の作用について、図4を用いて説明する。
【0074】
インク供給時にインク供給フィルタ801を通過することにより発生する泡と回復時にリサイクルフィルタ814を通過することにより発生する泡は、インクと共に、インク流入口104から泡溜まり空間109に流入してくる。
【0075】
すると、泡溜まり空間109の内圧は徐々に高くなり、その内圧と重力により、インクと泡は吸収体103A〜103Cの方向へ導かれる。
【0076】
インクはそのまま下方に流れ落ち、気泡は、吸収体103A〜103Cを通る間に消泡され、最終的にはインクがインク流出口へ押し出される。
【0077】
空気(消泡により発生する空気や、インク流入口4から流入した空気)もまた、吸収体103A〜103Cの切り欠きで形成された空気通路を通り、最終的にはハウジング301と筒106とで構成される通路を介して、大気連通口5から大気に逃がされる。
【0078】
筒106によって流入口104と大気連通口105迄は沿面距離の長い空気の通路が形成される。
【0079】
吸収体最下部が、サブタンク804の満タン液面より高い位置になるよう設計されるので、インク流出口102に集まったインクは、水頭差により、静かにサブタンク804側に流れ落ちてゆく。
【0080】
(第2の実施例)
図11に本発明の第2実施例を示す概略図を示す.
1100は消泡装置一体型のサブタンクで、第1実施例で示したサブタンク804と消泡機500を一体型にしたものである。
【0081】
この場合、消泡部500の吸収体最下部は満タン時のインク液面位置1101よりも高い位置に設計される。
【0082】
流入口104から流れ込んでくる気泡とインクは、消泡部500を通過することにより消泡され、インクのみが、流出口102からサブタンク内部に落ちてゆく.そして、空気は、大気連通口105から大気に開放される.
(第3の実施例)
図9に本発明、第3実施例の吸収体形状を示す形状図を示す
吸収体103A〜103Cの切り欠き部の形状は、図9に示すように、角型形状でもよい。ただし、吸収体の中心より外側に形成されている必要がある.
(第4の実施例)
図10に本発明、第四の実施例の吸収体形状を示す形状図を示す.
吸収体103A〜103Cの切り欠き部の形状は、図10に示すように、丸く打ち抜いた形状でもよく、又切り欠き部は複数でもよい。
【0083】
(第5の実施例)
本発明の第5実施例を図12に示す.
本発明は、第一の実施例で示す消泡装置500とは、大気連通口105の構成だけが異なるものである。
【0084】
1200は一方向弁で、傘シール1201、孔1202で構成される。孔1202は傘シール1201に塞がれるように存在し、内部の圧力が上がると傘シール1201は押し上げられ、内部の空気が孔1202を通り、大気に逃げる。
【0085】
内部が大気圧以下であると傘シール1201は孔1202を塞いだ状態を維持する。
【0086】
この動作により、消泡する際、内部の空気は大気へ開放可能である。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、記録剤として特に顔料系のインクを使用する記録装置のインク供給時や記録ヘッドの回復動作時、とりわけ回復動作に使用したインクをリサイクルする場合等に生じる気泡を比較的小型の消泡装置で効果的に除去出来るので、高画質で且つ動作信頼性の高い記録装置を提供できる。
【0088】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した消泡装置の断面図である。
【図2】本発明を実施した消泡装置内部の吸収体形状を示す図である。
【図3】本発明を実施した消泡装置の物理的構造を示す図である。
【図4】消泡装置内でインクと気泡が分離される様子を示すイメージ図である。
【図5】本発明を実施したインクインク流路を示す図である。
【図6】本発明を実施した記録装置の電気的なブロック図である。
【図7】本発明を実施した記録装置のインク供給、回復動作に関する動作フローである。
【図8】従来のインクの流れを示すインク流路図である。
【図9】別な実施例による吸収体形状を示す図である。
【図10】別な実施例による吸収体形状を示す図である。
【図11】別な実施例によるインク流路図である。
【図12】別な実施例による消泡装置の断面図である。
【図13】本発明を実施した記録装置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
101 ハウジング
102 インク流出口
103 吸収体
104 インク流入口
105 大気連通口
106 筒
109 泡溜まり空間
110 傾斜
301 ハウジング
302 蓋
401 気泡
402 インク
500 消泡装置
600 ホストコンピュータ
601 CPU(中央演算処理装置)
602 インタフェースコントローラ
611 加圧ポンプ
612 サブポンプ
613 搬送モータ
614 ラベル先端検知センサ
800 インクカートリッジ
801 供給フィルタ
802 供給弁
803 サブポンプ
804 サブタンク
805 加圧ポンプ
806 記録ヘッド
807 共通液室
808 フェース(ノズル)面
809 キャッピング機構
810 キャップ
811 回復弁
812 大気連通口
813 インク溜まり
814 リサイクルフィルタ
815 リサイクル弁
816 針
817 満タン/エンプティ
818 チューブ
819 チューブ
1100 消泡装置一体型タンク
1101 インクの最高液面
1200 一方向弁
1201 傘シール
1202 孔
1300 記録装置
1301ラベル用紙
1303搬送ベルト

Claims (30)

  1. 液体と気体が流入するための流入口と、大気と連通する大気連通口と、液体と気体が流出するための流出口と、前記流入口と前記大気連通口を仕切るための仕切り壁とを備え、
    前記仕切り壁に、複数の吸収体が備えられていることを特徴とする消泡装置
  2. 前記仕切り壁を傾斜させたことを特徴とする請求項1に記載の消泡装置。
  3. 前記複数の吸収体を傾斜させたことを特徴とする請求項1及び2に記載の消泡装置。
  4. 前記複数の吸収体を櫛歯状に配列したことを特徴とする
    請求項1から3に記載の消泡装置。
  5. 前記流入口を最上部に配置したことを特徴とする請求項1から4に記載の消泡装置。
  6. 前記流出口を最下部に配置したことを特徴とする請求項1から5に記載の消泡装置。
  7. 前記複数の吸収体の間に隙間を備えたことを特徴とする
    請求項1から6に記載の消泡装置。
  8. 前記吸収体は一箇所以上の切り欠き形状、あるいは打ち抜き形状を持つことを特徴とする請求項1から7に記載の消泡装置
  9. 前記大気連通口に、大気側方向に空気が流れ出るような、一方向弁を持つことを特徴とする、請求項1から8に記載の消泡装置
  10. 前記液体保水部材は、不織布であることを特徴とする、請求項1から9に記載の消泡装置
  11. 前記液体保水部材は、多孔質体であることを特徴とする、請求項1から10に記載の消泡装置
  12. 請求項1から11に記載の消泡装置を備えた記録装置
  13. インクカートリッジと、インクを一時的に貯蔵するタンクと、
    画像を記録する記録ヘッドと、記録ヘッドをキャップするキャッピング機構と、前記タンクから前記記録ヘッドにインクを供給する第1のポンプと、前記インクカートリッジから前記タンクにインクを供給する第2のポンプと、を持ち、
    前記第2のポンプと前記タンクの間に消泡手段を備えたことを特徴とする記録装置。
  14. インクカートリッジと、インクを一時的に貯蔵するタンクと、
    画像を記録する記録ヘッドと、記録ヘッドをキャップするキャッピング機構と、前記タンクから前記記録ヘッドにインクを供給する第1のポンプと、前記インクカートリッジ又は前記キャッピング機構から前記タンクにインクを供給する第2のポンプとを持ち、
    前記第2のポンプと前記タンクの間に消泡手段を備えたことを特徴とする記録装置。
  15. 前記消泡手段は、インク流入口、インク流出口、及び大気連通口を有することを特徴とする、請求項13及び14に記載の記録装置
  16. 前記インク流入口は前記第2のポンプに接続され、前記インク流出口は前記タンクに接続されていることを特徴とする、請求項15に記載の記録装置
  17. 前記吸収体の最下部が前記タンクのインク液面最高部より高い位置に配置されていることを特徴とする、請求項13から16に記載の記録装置
  18. 前記消泡手段は、前記タンクと一体型の構造をなすことを特徴とする、請求項13から17に記載の記録装置
  19. インクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドにインクを供給するためのインクタンクと、該インクタンクから供給されるインクを一時的に貯留するサブタンクと、前記記録ヘッドの非記録時に吐出されるインクを受ける受容部とを有し、前記受容部のインクを前記サブタンクに戻して再使用する記録装置において、
    前記受容部から戻るインク中のインクと空気を分離する為に、吸収体により長い空気通路を形成する分離手段を有することを特徴とする記録装置。
  20. 前記分離手段は、複数の吸収体を配置して、前記長い空気通路を形成することを特徴とする請求項19に記載の記録装置。
  21. 前記分離手段は、前記サブタンクと一体的に形成されたことを特徴とする請求項20に記載のインクジェット記録装置。
  22. 前記分離手段は、前記サブタンクと別部材にて形成されたことを特徴とする請求項19から21に記載のインクジェット記録装置。
  23. 前記分離手段の材質は、使用インクに対して濡れ性の優れた撥水性の低い材質を用いることを特徴とする請求項19から22に記載のいずれか記載の記録装置。
  24. 前記サブタンクのインク上面の高さと前記分離手段に溜まるインク上面の高さとを等しいか大きいことを特徴とする請求項19記載の記録装置。
  25. 前記分離手段は、間隔をもって配置した複数個の吸収体の間に屈曲した長い空気通路を形成するように配置したことを特徴とする請求項19から24に記載の記録装置。
  26. 前記分離手段は大気連通口とインク流入口とが前記長い空気通路を介して設けられていることを特徴とする請求項19から25に記載の記録装置。
  27. 前記吸収体は円形で、一部をカットされたことを特徴とする請求項19から26に記載の記録装置。
  28. 前記吸収体は円形で、一部をカットされ、前記吸収体が複数個並置されたことを特徴とする請求項19から27に記載のインクジェット記録装置。
  29. インクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドにインクを供給するためのインクタンクと、該インクタンクから供給されるインクを一時的に貯留するサブタンクと、前記記録ヘッドの非記録時に吐出されるインクを受ける受容部とを有し、前記受容部のインクを前記サブタンクに戻して再使用する記録装置において、
    前記受容部から戻るインク中のインクと空気を分離する分離手段を有し、前記分離手段は大気連通口とインク流入口とが前記長い空気通路を介して設けられていることを特徴とする記録装置。
  30. 前記インク流入口と大気連通口との間に設けられる空気通路を長くする為に、壁を設けたことを特徴とする請求項29の記載の記録装置。
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