JP2004050162A - 生ゴミ処理機 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のバイオによる生ゴミ処理機は、生分解で生成した水分をセラミック等のバイオ吸着材により吸収させ、この水分は生分解終了後にバイオの生存域の温度で水分を蒸発させているが、これが低温度のため乾燥に長時間がかかっている。
【解決手段】生分解槽の底部にバイオチップ粒子より小さい穴を多数設け、生分解によって生成したH2O分をこの穴を通して反応槽系外に排出する事でバイオチップの水分の調整が連続的に安定し、これによりバイオの活性度も安定する。この時バイオチップ(例えばセラミック)の外に弾力性のあるプラスチックの吸水材チップを適量混合する事で、この吸水材が底部で圧力を受けてH2Oを放出し、再び吸水する。即ち、〈槽内で吸水〉−〈底部で排水〉を繰り返す事でバイオチップの水分量を調整できる生ゴミ処理機。
【選択図】 図1
【解決手段】生分解槽の底部にバイオチップ粒子より小さい穴を多数設け、生分解によって生成したH2O分をこの穴を通して反応槽系外に排出する事でバイオチップの水分の調整が連続的に安定し、これによりバイオの活性度も安定する。この時バイオチップ(例えばセラミック)の外に弾力性のあるプラスチックの吸水材チップを適量混合する事で、この吸水材が底部で圧力を受けてH2Oを放出し、再び吸水する。即ち、〈槽内で吸水〉−〈底部で排水〉を繰り返す事でバイオチップの水分量を調整できる生ゴミ処理機。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
ゴミ廃棄物の増加とゴミの酸化焼却によって環境破壊の元であるダイオキシンが地球全体に放散されている。特に、従来から使用されている小型焼却炉は全国で50,000基とも言われ、これについては未だ根本的な対策は取られていない現状である。しかし、放置できない段階に来ている。現状のゴミ処理技術の中でダイオキシンが発生しない一般的な方法はバイオによる生ゴミの生分解法と超臨界水による高圧分解法である。本発明は前者のバイオを用いた処理機で生ゴミの成分のほとんど全てを生分解する生ごみ消滅型で連続処理可能な装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のバイオによる生ゴミ処理機は生分解で生成した水(H2O)分はセラミック等のバイオ吸着材により吸収され、生分解反応が終るとこの水分をバイオの生存域の温度内で蒸発させる必要があり、この温度が20〜50℃という低温度のため乾燥に長時間を必要とし、設備の効率を悪くしている。
【0003】
即ち、一般的にはバイオによる生ゴミの生分解反応速度は速いが、特に、バイオを吸着した多孔質のセラミックその他のチップの内部より水を蒸発させるのに長時間を要している。バイオの活性域は水分20%〜60%の範囲である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
バイオによる生分解の最適条件はチップの量(バクテリヤの量)、温度、水分含有量(20〜60%)、H2O蒸気分圧及びゴミとの接触の良いことで決定されるが、現状では生成した水分は多孔質チップにより吸収させるため多量のチップを用いている。
そしてセラミック等のバイオ吸着材により吸収された水分を如何に短時間で蒸発させるかが、処理時間の短縮と経費低減に重要な課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この多孔質のチップと弾力性、吸水性に富んだプラスチック製の吸収材を適当量混合する事でプラスチックが吸収した水分は丁度槽の底部で多孔質チップの重さ、その他の圧力で圧縮され、吸収した水分を放出し、穴を通して排水させる方法を取る事で生成した水分を反応系外に放出する方法を取った。
【0006】
この事で生分解によって生成する水分を水蒸気として放出する時間を極端に短縮する事ができるので処理時間の短縮、経費低減が可能となり、投入も連続的にできるし、反応速度を著しく増大でき、又、単位当りのゴミとバクテリヤの接触割合を増加できるので単位当りの処理費は極端に減少する。
【0007】
分散、投入を行う時は、反応によって生成する熱量も、バクテリヤとの接触割合、水蒸気の分圧等バクテリヤの活性度を最高条件、即ち安定した条件で運転できるし、脱臭装置も安定し簡素化できる。
【0008】
分解反応は次の様に行われる。
であるため、一度に多量のゴミを投入する場合バクテリヤの温度管理も難しいが、排水する分 少なくとも生成した水を蒸発させる必要も少なく、ランニングコストの低減に寄与し、反応速度の上昇、チップの吸水分が低減されるので乾燥時間は著しく減少できる。即ち処理能力も上昇できる。
【0009】
【発明の効果】
▲1▼ バイオによって生分解時に生成する水分を反応槽系外に放出する事で分解速度を上昇させると同時に生分解法の欠点であった乾燥時間の短縮が出来、処理コストを大幅に減少させる事ができる。
▲2▼ バイオチップに吸水性プラスチップを混合する事でバイオチップ中の水分を調整し易くなり、バイオが安定した条件下で生分解を継続させる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】生ゴミ処理機の横断面図である。
【図2】生ゴミ処理機の縦断面図である。
【符号の説明】1は生分解槽(固定) 2は攪拌翼 3は排水穴
4は排水槽 5は投入口
【発明の属する技術分野】
ゴミ廃棄物の増加とゴミの酸化焼却によって環境破壊の元であるダイオキシンが地球全体に放散されている。特に、従来から使用されている小型焼却炉は全国で50,000基とも言われ、これについては未だ根本的な対策は取られていない現状である。しかし、放置できない段階に来ている。現状のゴミ処理技術の中でダイオキシンが発生しない一般的な方法はバイオによる生ゴミの生分解法と超臨界水による高圧分解法である。本発明は前者のバイオを用いた処理機で生ゴミの成分のほとんど全てを生分解する生ごみ消滅型で連続処理可能な装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のバイオによる生ゴミ処理機は生分解で生成した水(H2O)分はセラミック等のバイオ吸着材により吸収され、生分解反応が終るとこの水分をバイオの生存域の温度内で蒸発させる必要があり、この温度が20〜50℃という低温度のため乾燥に長時間を必要とし、設備の効率を悪くしている。
【0003】
即ち、一般的にはバイオによる生ゴミの生分解反応速度は速いが、特に、バイオを吸着した多孔質のセラミックその他のチップの内部より水を蒸発させるのに長時間を要している。バイオの活性域は水分20%〜60%の範囲である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
バイオによる生分解の最適条件はチップの量(バクテリヤの量)、温度、水分含有量(20〜60%)、H2O蒸気分圧及びゴミとの接触の良いことで決定されるが、現状では生成した水分は多孔質チップにより吸収させるため多量のチップを用いている。
そしてセラミック等のバイオ吸着材により吸収された水分を如何に短時間で蒸発させるかが、処理時間の短縮と経費低減に重要な課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この多孔質のチップと弾力性、吸水性に富んだプラスチック製の吸収材を適当量混合する事でプラスチックが吸収した水分は丁度槽の底部で多孔質チップの重さ、その他の圧力で圧縮され、吸収した水分を放出し、穴を通して排水させる方法を取る事で生成した水分を反応系外に放出する方法を取った。
【0006】
この事で生分解によって生成する水分を水蒸気として放出する時間を極端に短縮する事ができるので処理時間の短縮、経費低減が可能となり、投入も連続的にできるし、反応速度を著しく増大でき、又、単位当りのゴミとバクテリヤの接触割合を増加できるので単位当りの処理費は極端に減少する。
【0007】
分散、投入を行う時は、反応によって生成する熱量も、バクテリヤとの接触割合、水蒸気の分圧等バクテリヤの活性度を最高条件、即ち安定した条件で運転できるし、脱臭装置も安定し簡素化できる。
【0008】
分解反応は次の様に行われる。
であるため、一度に多量のゴミを投入する場合バクテリヤの温度管理も難しいが、排水する分 少なくとも生成した水を蒸発させる必要も少なく、ランニングコストの低減に寄与し、反応速度の上昇、チップの吸水分が低減されるので乾燥時間は著しく減少できる。即ち処理能力も上昇できる。
【0009】
【発明の効果】
▲1▼ バイオによって生分解時に生成する水分を反応槽系外に放出する事で分解速度を上昇させると同時に生分解法の欠点であった乾燥時間の短縮が出来、処理コストを大幅に減少させる事ができる。
▲2▼ バイオチップに吸水性プラスチップを混合する事でバイオチップ中の水分を調整し易くなり、バイオが安定した条件下で生分解を継続させる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】生ゴミ処理機の横断面図である。
【図2】生ゴミ処理機の縦断面図である。
【符号の説明】1は生分解槽(固定) 2は攪拌翼 3は排水穴
4は排水槽 5は投入口
Claims (5)
- バイオを吸着したセラミックを配した生分解槽において、分解槽の底部に図1に示す如くセラミック粒子の径より小さい穴を多数あけた構造とし、生分解によって発生したH2O分をこの穴を通して反応系外に流出させる事を特徴とする生ゴミ処理機。
- バイオを吸着したセラミック粒子と共にバイオにより分解されないスポンジ状水分吸着粒子を適量混合し、生成した水分(H2O)を吸収し、槽の底部ではセラミック粒子の重量圧により吸収水分の多くを穴を通して連続的に系外に放水することを特徴とする。
- 生分解によって生成したH2O分を生分解反応系外に放出する事で生ゴミを連続的に投入する事を特徴とする。
- 排出された水分を電気分解その他の方法で処理する事を特徴とする。
- 底部に穴をあけて生分解水分を排出するが、底部を2重層として水分の飛散、分散を防ぐ事を特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002242667A JP2004050162A (ja) | 2002-07-20 | 2002-07-20 | 生ゴミ処理機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002242667A JP2004050162A (ja) | 2002-07-20 | 2002-07-20 | 生ゴミ処理機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004050162A true JP2004050162A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31944033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002242667A Withdrawn JP2004050162A (ja) | 2002-07-20 | 2002-07-20 | 生ゴミ処理機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004050162A (ja) |
-
2002
- 2002-07-20 JP JP2002242667A patent/JP2004050162A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051004 |