JP2004049944A - 水路設置型し渣破砕機 - Google Patents

水路設置型し渣破砕機 Download PDF

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Abstract

【課題】し渣の破砕効率に優れ、目詰まりが効果的に低減される水路設置型し渣破砕機を提供する。
【解決手段】水路に縦置きに設置され、螺旋状に巻回したスクリュー羽根2を有する内回転体3と、内回転体3の半径方向外側に設けられ、スクリュー羽根2の螺旋刃2aとの間でし渣を破砕する内周部及びし渣を通過させる開口部を形成した外胴体4と、を備えた水路設置型し渣破砕機であって、スクリュー羽根2のし渣の送り出し方向の端部に関し、スクリュー羽根2の外径範囲内において、内回転体3側に形成した端部刃19との間でし渣を破砕する端部受刃20を設ける構成とした。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、汚水路や下水路等の水路に設置され、水路中のし渣を破砕する水路設置型し渣破砕機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に分流式汚水中継ポンプ場などでは、汚水路にし渣破砕機を設置し、汚水内に含有されるし渣を破砕して下流側に流す処理が行われている。図14に従来のし渣破砕機の一構造例を示す。このし渣破砕機51は二軸式であり、2つの軸体52が、その外周に形成した刃53が適宜の間隙をもって互いに噛み合わさるようにして、それぞれ回転可能に水路S内に設置される。そして、2つの軸体52を例えば互いに逆方向に回転させることで、刃53によりし渣を破砕し、下流側に排出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のし渣破砕機51では、その破砕部位が、両刃53,53が互いに噛み合う部位、つまり縦に延びる一条の間隙部のみであることから、例えば汚水中に瞬時的に大量のし渣が含まれていた場合には、破砕しきれずに刃53の間にし渣の目詰まりが生じやすいという問題があった。一旦、目詰まりが生じると、し渣は刃53上において堆積化及び固形化していき、その結果、前記間隙部が閉塞されて汚水が下流側に流れず、上流側で汚水がオーバーフローするおそれがある。
【0004】
この問題に対して、本出願人は特開2001−254433号公報にて、し渣の破砕効率に優れ、目詰まりが効果的に低減されるし渣破砕機を開示している。本発明は、このし渣破砕機の利点を生かしつつ、し渣の破砕効率に優れ、目詰まりが効果的に低減される新たな水路設置型し渣破砕機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するため、水路に縦置きに設置され、螺旋状に巻回したスクリュー羽根を有する内回転体と、該内回転体の半径方向外側に設けられ、前記スクリュー羽根の螺旋刃との間でし渣を破砕する内周部及びし渣を通過させる開口部を形成した外胴体と、を備えた水路設置型し渣破砕機であって、前記スクリュー羽根のし渣の送り出し方向の端部に関し、前記スクリュー羽根の外径範囲内において、前記内回転体側に形成した端部刃との間でし渣を破砕する端部受刃を設けた構成からなる水路設置型し渣破砕機とした。
【0006】
当該構成によれば、端部刃と端部受刃との摺り合い部位が、スクリュー羽根によるし渣の移送路に対して直交する部位に形成されることとなるので、スクリュー羽根の移送作用によって端部側へ送り出されたし渣が効率良く破砕される。
【0007】
また、本発明は、水路に縦置きに設置され、螺旋状に巻回したスクリュー羽根を有する内回転体と、該内回転体の半径方向外側に設けられ、前記スクリュー羽根の螺旋刃との間でし渣を破砕する内周部及びし渣を通過させる開口部を形成した外胴体と、を備えた水路設置型し渣破砕機であって、前記外胴体の内周部において、前記螺旋刃に対して凹状となるポケット部を形成した構成からなる水路設置型し渣破砕機とした。
【0008】
当該構成によれば、ポケット部の形成により、し渣が螺旋刃と内周部との間で引っ掛かりやすい状態となるので、主にせん断による破砕効率が向上する。
特にこのポケット部は、上下方向(内回転体の回転軸方向)に関し部分的に形成すれば、スクリュー羽根によって上下方向に送られるし渣が捕捉されやすくなり、し渣の上下方向のせん断作用が増すこととなる。そして、ポケット部を、内回転体の回転軸周りの円周方向に関し部分的に形成すれば、該円周方向に沿って移動するし渣の円周方向のせん断作用が増す。
【0009】
また、本発明は、水路に縦置きに設置され、螺旋状に巻回したスクリュー羽根を有する内回転体と、該内回転体の半径方向外側に設けられ、前記スクリュー羽根の螺旋刃との間でし渣を破砕する内周部及びし渣を通過させる開口部を形成した外胴体と、を備えた水路設置型し渣破砕機であって、前記内回転体側に関し、前記螺旋刃の部位に螺旋刃の半径方向外方に突出するように破砕刃を形成し、前記外胴体側に関し、前記破砕刃が、前記内回転体の回転に伴って同一平面上を回転移動する際、水路の下流側において、該破砕刃を摺動可能な状態にて挟むスリット状の開口部を形成した構成からなる水路設置型し渣破砕機とした。
【0010】
当該構成によれば、破砕刃と開口部との摺り合いによってし渣が効率良く破砕され、破砕刃が開口部を通過することで、開口部でのし渣の目詰まりも取り除かれる。
【0011】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は水路設置型し渣破砕機の正面図(破砕刃は省略)、図2は図1におけるA−A断面図、図3は水路設置型し渣破砕機の縦断面説明図(破砕刃の取り付け座は省略)である。
【0012】
図1に示すように、水路設置型し渣破砕機(以降、し渣破砕機という)1は、例えば矩形断面の水路Sに縦置きに設置される。勿論、ここでいう縦置きとは垂直に立てた状態に限られず、若干の傾斜角度をもって立てた状態も含まれる。図3も参照して、し渣破砕機1は、水路に縦置きに設置され、螺旋状に巻回したスクリュー羽根2を有する内回転体3と、この内回転体3の半径方向外側に設けられ、スクリュー羽根2の螺旋刃2aとの間でし渣を破砕する内周部4a及びし渣を通過させる開口部4b(図5参照)を形成した外胴体4と、を備える。
【0013】
内回転体3の一例を説明すると、図3にも示すように、内回転体3は、鉛直状に配設される鋼管材等からなるスクリュー軸5と、前記スクリュー羽根2等から構成される。スクリュー羽根2はスクリュー軸5の外周面に等ピッチで、或いは水路やし渣の性質の状況に合わせて不等ピッチで、スクリュー軸5の上端部近傍から下端部近傍にわたって螺旋状に巻回形成されており、スクリュー羽根2の外周の端面部が、外胴体4側との間でし渣を破砕する螺旋刃2aを構成する。
【0014】
スクリュー軸5の下端の開口部にはハウジング6が嵌合固定されており、スクリュー軸5は、このハウジング6の部位にて軸受7を介し、後記する受刃ディスク23の枢軸部23a回りに回転可能に枢支される。一方、スクリュー軸5の上端側においては、シャフト8が上方に延設するように固設されている。このシャフト8は円筒形状のケーシング9内を軸受10等を介して挿通し、ケーシング9の上部に設置した減速機付きのモータ11(図1)に連結している。ケーシング9は、水路S(図1)の上部において左右に掛け渡した支持部材12に取り付けられ、その下端部はフランジ9aを介して外胴体4側(具体的には後記する上部固定座15)に、図示しないボルトにより締結固定されている。以上の構成により、モータ11(図1)を駆動することで、スクリュー軸5、すなわち内回転体3が鉛直方向の軸回りに回転する。
【0015】
次いで外胴体4について説明する。外胴体4は、前記したように、内回転体3側の螺旋刃2aとの間でし渣を破砕する内周部4a及びし渣を通過させる開口部4b(図5)を形成した部材であり、当該構成からすれば、例えば特開2001−254433号公報に開示されている「筒胴体」も外胴体4として適用され得る。
【0016】
本実施形態における外胴体4について図3ないし図5を中心として説明する。図4は外胴体4の外観斜視図、図5(a)は外胴体4の側面説明図、図5(b)はリングバー17の部位の断面説明図である。本実施形態における外胴体4は、水路に対して固設された態様となっており、内回転体3(図3)を挟んで、水路の流れ方向に対して左右一対に配設される受刃胴部13と、内回転体3よりも下流側において形成されるスクリーン胴部14とを備えた構成である。
【0017】
受刃胴部13は内回転体3の回転軸と平行に、つまり鉛直状に延設される部材からなり、全長にわたってスクリュー羽根2の螺旋刃2aに臨む内周面13aが前記した内周部4aを構成する。内周面13aの部位には、全長方向(上下方向)に適宜なピッチで凹状の受刃部13bが複数、形成されている。この受刃部13bは後記する破砕刃29(図7等に示す)を回転通過させるための空間部を構成するとともに、破砕刃29との間でし渣を破砕する部位となる。破砕刃29及び受刃部13bに関する具体的な構成は後記する。
【0018】
図4に示すように、受刃胴部13は水路の流れ方向に対して幅薄な平断面略矩形状を呈した部材であり、その内周面13aは螺旋刃2a(図3)の半径と略同一寸法の曲率半径を有している。以上の構成からなる左右一対の受刃胴部13(符号13A,13B)は、その下流側の面にボルト(図示せず)により固定した補強部材18を介して、上端側及び下端側において、それぞれ環状の上部固定座15及び下部固定座16により互いに連結固定される。
【0019】
次いで、スクリーン胴部14は、前記一対の受刃胴部13から水路の下流側に向けて、平断面視して半円の環形状として形成され、且つ上下方向に適宜のピッチで間隔的に設けられた複数のリングバー17により構成される。図5から判るように、互いに上下に隣接し合うリングバー17によって形成される各スリット状の空間部が前記した開口部4bを構成する。各リングバー17は例えばその両端部が溶接等により受刃胴部13及び補強部材18に固設される。
【0020】
各リングバー17は、図5(a)に示すように、その外径寸法L3は全て同一であるが、その内周面側の内径寸法は、図5(b)に示すように、小径となる内径寸法L1と、大径となる内径寸法L2とを有するものに分けられる。この内、小径の内径寸法L1を有するリングバー17の内周面17aが前記した内周部4aを構成する面となる。つまり、この内周面17aの曲率半径は、螺旋刃2a(図3)の半径と略同一寸法となっている。リングバー17を、小径の内径寸法L1と大径の内径寸法L2とに分けた理由については後記する。
【0021】
以上のような基本構成からなるし渣破砕機1は、図2に示すように、水の通過する部位が内回転体3の左右において形成されるため、つまり水中に含まれるし渣が左右に分流されるため、従来の2軸式の破砕機の場合に比して、し渣の目詰まりが起きにくい。また、し渣の破砕部位が、内回転体3側の螺旋刃2aと外胴体4側の内周部4aとの間で円周方向に沿って面的に形成されることから、従来の2軸式の破砕機における線的な破砕部位に比して破砕空間が大幅に増大する。したがって、し渣の破砕時間が長くなるので、その分、し渣が細かく破砕され、目詰まりの程度がより低減されて上流側でのオーバーフローも回避される。
【0022】
し渣の破砕作用について詳しく説明すると、モータ11(図1)を駆動して内回転体3を図2におけるP方向に回転させると、上流側から流れてくる水は点線矢印にて示すように内回転体3の左右へ分流されるものの、内回転体3の回転力により内回転体3周りの水はP方向へ若干、渦を巻くような流れとなり、水は右側の方へ、より多く流れる。そして、水中に含まれるし渣は、内回転体3のスクリュー羽根2の螺旋刃2aと、外胴体4の内周部4a、つまり本実施形態では受刃胴部13の内周面13a及びリングバー17の内周面17aとの間で破砕されたうえで、スクリーン胴部14における複数の開口部4b(図5)から下流側に排出される。
【0023】
また、前記部位で破砕されなかったし渣や、或いは破砕されたし渣の内、例えば未だ開口部4bのスリット間隔よりも大きい形状であったり、開口部4bの手前で引っ掛かったりするし渣は、開口部4bから排出されず、螺旋状に巻回されたスクリュー羽根2の送り出し作用(移送作用)により、下方に向けて移送される。
【0024】
本発明では、このスクリュー羽根2の移送作用によって内回転体3の軸方向に送り出されるし渣を効率的に破砕するべく、図6及び図7に示すように、スクリュー羽根2のし渣の送り出し方向(本実施形態では下向き方向)の端部に関し、平面視したスクリュー羽根2の外径範囲内において、内回転体3側に端部刃19を形成するとともに、この端部刃19との間でし渣を破砕する端部受刃20を設けた構成としている。図6及び図7は、それぞれ端部刃19及び端部受刃20を示す断面説明図及び分解斜視図である。
【0025】
図6または図7を参照して、端部刃19はスクリュー羽根2の下端に取り付けられる。取り付け態様の一例としては、下面に溝を形成したブロック状の取り付け座21(図12も参照、なお図6においては省略)をスクリュー羽根2の下端に固設し、端部刃19を、その刃面19aが下方に臨むように前記溝に内嵌してボルト22(図6においては省略)により締結固定する。端部刃19(刃面19a)は、スクリュー軸5の外周面からスクリュー羽根2の外径までの間において、内回転体3の半径方向にほぼ沿うようにして取り付けられる。本取り付け態様のように、ボルト22による固定等、端部刃19をスクリュー羽根2に対して、つまり内回転体3に対して着脱自在に構成することで、刃面19aの磨耗等が生じた場合、端部刃19の交換作業も容易となる。
【0026】
次いで、端部受刃20について説明する。本実施形態では、端部受刃20は、円盤状の受刃ディスク23に一体的に形成されている。受刃ディスク23は、その中央において上方に突出する枢軸部23aが形成され、前記したように、スクリュー軸5がこの枢軸部23aに外嵌して、回転可能に枢支される。受刃ディスク23の外縁周りは、前記した下部固定座16の下面に接合する取り付け部23bとして形成される。
【0027】
端部受刃20は、受刃ディスク23の半径方向にほぼ沿って、枢軸部23aと取り付け部23bとの間に掛け渡されるかたちで形成されており、平面視した状態では、スクリュー羽根2の外径範囲内において形成されている。端部受刃20は断面視して矩形状を呈しており、その上面が、端部刃19側と摺り合う刃面20aを構成する。端部受刃20は単数として設けても良いが、本実施形態では、し渣の破砕効率を高めるべく、4つの端部受刃20を等間隔(90度間隔)で放射状に設けてある。
【0028】
円周方向に隣接し合う端部受刃20間の各薄肉厚部には、上下方向に貫通し、円周方向に沿って円弧状のスリット23cが複数、形成されている。このスリット23cは、破砕されて形状の小さくなったし渣のみを受刃ディスク23の下側へ排出するスクリーン機能を担う。以上の構成からなる受刃ディスク23は、図7に示すように、前記取り付け部23bの部位にて、複数のボルト24により下部固定座16の下面に締結固定される。締結固定された際には、図6に示すように、端部刃19の刃面19aと端部受刃20の刃面20aが微細な隙間寸法をもって摺り合うこととなる。
【0029】
端部刃19と端部受刃20の材質に関し、前記したように端部刃19側を交換する前提とした場合には、端部刃19を端部受刃20よりも相対的に軟らかい材質にして、意図的に端部受刃20よりも磨耗しやすい状態としてやれば、固定的に構成される側の端部受刃20の磨耗度が低減されることとなり、有効である。
【0030】
なお、受刃ディスク23の下部と水路Sの底部との間には、図1や図6に示すように、上流側から流れてくる水の素通り通過を防止するため、受刃ディスク23の下部には下部カバー25が設けられる。この下部カバー25は、受刃ディスク23の円周縁周りの内、上流側を向く半円周の部位に沿って下方に延設されるかたちで形成されている。また、図1及び図2に示すように、水路Sの両側壁から各受刃胴部13にかけて、上流側から流れる水をし渣破砕機1に導くためのガイド部材26が設けられている。
【0031】
以上の構成により、スクリュー羽根2の移送作用によって下方に移送されたし渣は、図6及び図7において、水平回転する端部刃19の刃面19aが4つの端部受刃20の刃面20aに摺り合うことで破砕され、細かくなったし渣はスリット23cを通って受刃ディスク23の下方から下流側へと排出される。端部刃19と端部受刃20との摺り合い部位は、スクリュー羽根2の外径範囲内に位置しているため、つまりスクリュー羽根2によるし渣の移送路に対して直交する部位に形成されることとなるため、し渣が効率的に破砕されることとなる。
【0032】
以上のように、スクリュー羽根2のし渣の送り出し方向(本実施形態では下向き方向)の端部に関し、スクリュー羽根2の外径範囲内において、内回転体3側に形成した端部刃19との間でし渣を破砕する端部受刃20を設ける構成とすれば、送り出し方向の端部において、し渣が破砕されないまま溜まるという現象を防止でき、破砕効率に優れたし渣破砕機となる。
【0033】
次に、本実施形態では、図5(b)に示すように、外胴体4の内周部4aにおいて、前記螺旋刃2aに対して凹状となるポケット部27を設けた構成としてある。当該構成の効果は次の通りである。例えば、図8(a)に示すように、スクリーン胴部14において、全てのリングバー17の内周面17aを螺旋刃2aの軌道面に近接させる構成とした場合、スクリュー羽根2(図3)の移送作用により下方側に移動しているし渣は、内周面17aに引っ掛かりにくい状態となり、開口部4bへと流れずに、そのまま下端部まで送り出されやすい状態となる。
【0034】
この問題に対し、例えば図5(b)において、前記したようにリングバー17を、小径の内径寸法L1を有するもの(図5(b)において符号17Aで示す)と、大径の内径寸法L2を有するもの(符号17Bで示す)とに分け、小径の内径寸法L1を有する上下のリングバー17A間に、大径の内径寸法L2を有するリングバー17Bを単数、或いは図に示すように複数、配置させることで、螺旋刃2aに対して凹状の空間となるポケット部27(図8(b)においては斜線で囲った空間部を示す)を形成する。
【0035】
これにより、図8(b)に示すように、し渣はポケット部27に容易に入り込み、このポケット部27に捕捉されたし渣は、スクリュー羽根2の螺旋刃2aとリングバー17Aとの間で行われる上下方向のせん断作用により効率良く破砕される。図5(b)から判るように、本実施形態では、ポケット部27は上下方向に関して4ヶ所、設けられている。各ポケット部27の下側に位置するリングバー17A(最下に位置するポケット部27においては下部固定座16を指す)には、し渣の破砕時に負荷が大きくかかりやすいので、剛性を高めるため、他のリングバー17Bに比して板厚を大きくしてある。
【0036】
なお、前記各ポケット部27の下側に位置するリングバー17Aとほぼ同じ高さの位置において、図4や図5(a)に示すように、外胴体4の上流側に臨む部位には、し渣捕捉部材28が設けられている。し渣捕捉部材28は平面視して半環状を呈した部材であり、その両端が受刃胴部13の前面に固設される。し渣捕捉部材28の内周面も螺旋刃2aとの間でし渣を破砕する内周部4aを構成する。このし渣捕捉部材28の効果としては、上流側から流れてくるし渣の内、例えば薄布状を呈したし渣などは、先ずこのし渣捕捉部材28に引っ掛かりやすくなるので、ほぼ同じ高さ位置にある前記各ポケット部27の下側に位置するリングバー17Aの部位まで、し渣が直接導かれやすくなり、破砕効率が向上する等である。
【0037】
さて以上から判るように、ポケット部27は外胴体4の内周部4aに対して、上下方向に関し部分的に設けられる構成であるが、本実施形態では、円周方向に関しても部分的に設けられる態様となっている。図9は、一方の受刃胴部13A(図1,図2等に示すように上流側から見て左に位置する受刃胴部13)を下流側斜めから見た部分斜視図である。本図から判るように、前記リングバー17Aの内周面17aは受刃胴部13Aの内周面13aと面一状に連なっているのに対し、リングバー17Bはその内径寸法が大径であることから、受刃胴部13Aの内周面13aと面一状に連ならず、その結果、受刃胴部13Aの下流側の側面に段差面(以降、ポケット側面という)27aが形成される。つまり、ポケット部27は、受刃胴部13とスクリーン胴部14とからなる外胴体4のうち、スクリーン胴部14の部位のみにおいて半環状として形成されている。
【0038】
内回転体3(図3)の回転力により、内回転体3周りの水が渦を巻くように流れることは既述した。したがって、し渣はこの流れにのってポケット部27内を円周方向にも移動することとなり、受刃胴部13Aにおけるポケット側面27aに達した時点で、螺旋刃2a(図3)と受刃胴部13Aの内周面13aとの間において引っ掛かりやすい状態となり、し渣が効果的に破砕されることとなる。
【0039】
以上のように、外胴体4の内周部4aにおいて、前記螺旋刃2aに対して凹状となるポケット部27を設ける構成とすれば、スクリュー羽根2の移送作用により上下方向に移動するし渣をポケット部27にて捕捉し、し渣を引っ掛かりやすい状態として効率良く破砕できる。
【0040】
次いで、図10ないし図13を主に参照して、螺旋刃2aにおいて、この螺旋刃2aの半径方向外方(つまり内回転体3の半径方向外方)に突出するように形成した破砕刃29について説明する。図10は破砕刃29を取り付けた内回転体3の平断面説明図、図11(a),(b)はそれぞれ破砕刃29周りの平面説明図、側面説明図、図12(a),(b)はスクリュー羽根2の下端に取り付けた破砕刃29周りの平面説明図、側面説明図である。また、図13(a)は受刃胴部13と破砕刃29との関係を示す側面説明図、図13(b)はスクリーン胴部14と破砕刃29との関係を示す側面説明図である。なお、図13では、判りやすいように、破砕刃29と受刃部13b或いは開口部4bとの隙間を大きく図示してあるが、実際には互いに摺り合う程度に極く小さい隙間である。
【0041】
図10や図11等に示すように、破砕刃29の取り付け態様の一例としては、先ずスクリュー羽根2に形成した切欠きに、ブロック状の取り付け座30を溶接等により嵌合固定する。取り付け座30の外周面側は曲面を呈し、螺旋刃2aの面と滑らかに連なっている。
【0042】
取り付け座30の外周面には凹状の溝30aが形成されていて、この溝30aに、破砕刃29をその刃面29aが外方に臨むようにして内嵌し、ボルト31により締結固定する。このように、ボルト31による固定等、破砕刃29をスクリュー羽根2に対して、つまり内回転体3に対して着脱自在に構成することで、磨耗等が生じた場合の交換作業も容易となる。なお、図12に示すように、スクリュー羽根2の下端における破砕刃29の取り付けは、前記した端部刃19用の取り付け座21を利用しており、ボルト22によって破砕刃29と端部刃19とを共締めする態様となっている。
【0043】
図10から判るように、スクリュー羽根2には、前記破砕刃29が平面視して放射状に位置するように複数取り付けられている。そして、図3に示すように、受刃胴部13A,13Bの各内周面13aには、複数の破砕刃29がそれぞれ水平回転して通過可能となるように、上下方向に所定のピッチで凹状の受刃部13bが形成されている。これにより図13(a)に示すように、各破砕刃29は、受刃胴部13においては、凹状に形成された受刃部13bを水平に回転通過し、図13(b)に示すように、スクリーン胴部14においては、リングバー17間の開口部4bを水平に回転通過する。
【0044】
以下に破砕刃29に関する作用を説明する。モータ11(図1)を駆動して内回転体3を図2におけるP方向に回転させると、内回転体3の回転力により内回転体3周りの水はP方向へ若干、渦を巻くような流れとなり、水が図2において右側の方へより多く流れることは既述した通りである。
【0045】
したがって、右側の受刃胴部13B側により多く流れるし渣は、螺旋刃2aと内周面13aとの間で破砕されるとともに、図13(a)に示すように、破砕刃29が水平回転移動、つまり同一平面上を回転移動して受刃部13bに入り込むときに、水平方向にせん断されるかたちで破砕される。なお、破砕刃29が受刃部13bの内部を通過する際には、破砕刃29の刃面29a,上刃面29b及び下刃面29cが、受刃部13bの内面部に摺り合うことで、し渣の破砕がなされる。
【0046】
次いで破砕刃29は、図13(b)に示すように、スリット状の開口部4bを通過する。その際、破砕刃29の上刃面29b及び下刃面29cが、それぞれ上下に位置するリングバー17の底面或いは上面に摺り合うことでし渣が破砕され、破砕されたし渣の一部は開口部4bを通って下流側へと流れる。このように、破砕刃29が開口部4bを通過することで、し渣が破砕刃29によって掻き出されることとなり、開口部4bでのし渣の目詰まりも防止されるものである。
【0047】
開口部4bから流れなかったし渣は、例えば破砕刃29に引っ掛かったまま左側の受刃胴部13Aに達する。そして、受刃胴部13B側の場合と同様、図13(a)に示すように、破砕刃29の刃面29a,上刃面29b及び下刃面29cが、受刃部13bの内面部に摺り合うことでし渣の破砕がなされる。ここで、前記したように、スクリーン胴部14にポケット部27(図5(b))を設けた場合には、ポケット部27内のし渣はポケット側面27a(図9)の部位で破砕刃29により水平方向にせん断されるかたちで破砕されることにもなる。
【0048】
このように、本実施形態では、上流側から流れてきたし渣は、螺旋刃2aによる破砕に加え、「破砕刃29が受刃胴部13Bの受刃部13b内に入り込む際のせん断破砕」→「破砕刃29がスクリーン胴部14の開口部4bを通過する際の掻き出し作用」→「破砕刃29がポケット部27から受刃胴部13Aの受刃部13b内に入り込む際のせん断破砕」が繰り返されることで、次第に細かく破砕されるとともに、開口部4bでのし渣の目詰まりも防止され、効率良く開口部4bから下流側へと排出される。
【0049】
なお、破砕刃29の材質に関し、前記したようにこの破砕刃29を交換可能に構成した場合には、破砕刃29をリングバー17や受刃胴部13よりも相対的に軟らかい材質にして、意図的にリングバー17や受刃胴部13よりも磨耗しやすい状態としてやれば、固定的に構成される側のリングバー17や受刃胴部13側の磨耗度が低減されることとなり、有効である。
【0050】
以上のように、螺旋刃2aの部位に螺旋刃2aの半径方向外方に突出するように破砕刃29を形成するとともに、外胴体4側に関し、破砕刃29が内回転体3の回転に伴って水平回転移動、つまり同一平面上を回転移動する際、水路の下流側において、破砕刃29を摺動可能な状態にて挟むスリット状の開口部4bを形成すれば、し渣の破砕効率が向上するとともに、開口部4bの目詰まりも防止される。
【0051】
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、各構成要素のレイアウト、形状等は、図面に記載したものに限定されず、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で適宜に設計変更が可能である。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、し渣の破砕効率が向上し、し渣の目詰まりが低減されて上流側でのオーバーフローが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】水路設置型し渣破砕機の正面図(破砕刃は省略)である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】水路設置型し渣破砕機の縦断面説明図(破砕刃の取り付け座は省略)である。
【図4】外胴体の外観斜視図である。
【図5】(a)は外胴体の側面説明図であり、(b)はリングバーの部位の断面説明図である。
【図6】端部刃及び端部受刃を示す断面説明図(破砕刃の取り付け座は省略)である。
【図7】端部刃及び端部受刃を示す分解斜視図である。
【図8】(a)はポケット部を形成しない場合のし渣の流れを示す説明図、(b)はポケット部を形成した場合のし渣の流れを示す説明図である。
【図9】一方の受刃胴部を下流側斜めから見た部分斜視図であり、ポケット側面を示す説明図である。
【図10】破砕刃を取り付けた内回転体の平断面説明図である。
【図11】(a),(b)は、それぞれ破砕刃周りの平面説明図、側面説明図である。
【図12】(a),(b)は、それぞれスクリュー羽根の下端に取り付けた破砕刃周りの平面説明図、側面説明図である。
【図13】(a)は受刃胴部と破砕刃との関係を示す側面説明図、(b)はスクリーン胴部と破砕刃との関係を示す側面説明図である。
【図14】し渣破砕機の一従来例を示す構造説明図である。
【符号の説明】
S   水路
1   水路設置型し渣破砕機
2   スクリュー羽根
2a  螺旋刃
3   内回転体
4   外胴体
4a  内周部
4b  開口部
13   受刃胴部
14   スクリーン胴部
17   リングバー
19   端部刃
20   端部受刃
23   受刃ディスク
27   ポケット部
29   破砕刃

Claims (3)

  1. 水路に縦置きに設置され、螺旋状に巻回したスクリュー羽根を有する内回転体と、
    該内回転体の半径方向外側に設けられ、前記スクリュー羽根の螺旋刃との間でし渣を破砕する内周部及びし渣を通過させる開口部を形成した外胴体と、
    を備えた水路設置型し渣破砕機であって、
    前記スクリュー羽根のし渣の送り出し方向の端部に関し、前記スクリュー羽根の外径範囲内において、前記内回転体側に形成した端部刃との間でし渣を破砕する端部受刃を設けたことを特徴とする水路設置型し渣破砕機。
  2. 水路に縦置きに設置され、螺旋状に巻回したスクリュー羽根を有する内回転体と、
    該内回転体の半径方向外側に設けられ、前記スクリュー羽根の螺旋刃との間でし渣を破砕する内周部及びし渣を通過させる開口部を形成した外胴体と、
    を備えた水路設置型し渣破砕機であって、
    前記外胴体の内周部において、前記螺旋刃に対して凹状となるポケット部を形成したことを特徴とする水路設置型し渣破砕機。
  3. 水路に縦置きに設置され、螺旋状に巻回したスクリュー羽根を有する内回転体と、
    該内回転体の半径方向外側に設けられ、前記スクリュー羽根の螺旋刃との間でし渣を破砕する内周部及びし渣を通過させる開口部を形成した外胴体と、
    を備えた水路設置型し渣破砕機であって、
    前記内回転体側に関し、前記螺旋刃の部位に螺旋刃の半径方向外方に突出するように破砕刃を形成し、
    前記外胴体側に関し、前記破砕刃が、前記内回転体の回転に伴って同一平面上を回転移動する際、水路の下流側において、該破砕刃を摺動可能な状態にて挟むスリット状の開口部を形成したことを特徴とする水路設置型し渣破砕機。
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