JP2004049758A - シンク下キャビネット - Google Patents
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Abstract
【課題】集合住宅および戸建て住宅の両方に簡便に対応可能な新しいシンク下キャビネットを提供する。
【解決手段】シンク下の収納空間が、2枚の対向する側板(1)と、これらの側板(1)間に固定した底板(3)、背板(4)、および水平方向に配置した水平板(6)と垂直方向に配置した垂直板(7)とを接続してなるL字型部材(5)により形成されるシンク下キャビネットであって、水平板(6)と背板(4)とを接続し、かつ、垂直板(7)と底板(3)とを接続して固定するか、あるいは、垂直板(7)と背板(4)とを接続し、かつ、水平板(6)と底板(3)とを接続して固定するか、のいずれか一方の形態を選択して収納空間が形成されるものとする。
【選択図】 図1
【解決手段】シンク下の収納空間が、2枚の対向する側板(1)と、これらの側板(1)間に固定した底板(3)、背板(4)、および水平方向に配置した水平板(6)と垂直方向に配置した垂直板(7)とを接続してなるL字型部材(5)により形成されるシンク下キャビネットであって、水平板(6)と背板(4)とを接続し、かつ、垂直板(7)と底板(3)とを接続して固定するか、あるいは、垂直板(7)と背板(4)とを接続し、かつ、水平板(6)と底板(3)とを接続して固定するか、のいずれか一方の形態を選択して収納空間が形成されるものとする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、シンク下キャビネットに関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、集合住宅および戸建て住宅の両方に適用可能なシンク下キャビネットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、集合住宅のキッチンにおけるシンク下キャビネットは、図3に示すように両側板(31)と、シンクが配設される天板(32)、底板(33)、および背板(34)から構成されている。このようなシンク下キャビネットの庫内では、通常、ガスや水道用の配管(35)はむき出しのままであり、収納物と配管(35)とが接触し、ガス漏れや水漏れの危険性が伴うとともに、収納物の出し入れがしにくいといった問題があった。
【0003】
そこで、このような課題の対策として、図4に示したように、背板(44)の前方に、配管を収納するための配管用スペース(45)を設けたシンク下キャビネットが提案されている。そして、この配管を収納するための配管用スペース(45)は、L字型部材(46)を用いることによって構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一般に、集合住宅においてはキッチンのシンク下キャビネットにおける配管は、庫内の奥の配管スペースに設けられていることから、上記のとおりのL字型部材(46)の配設によって収納物と配管との接触を防止し、収納物の出し入れを容易とすることができるが、戸建て住宅においては、配管が壁面に埋め込まれていることが多いため、シンク下キャビネットの庫内に配管スペースを設ける必要はない。このため、集合住宅と戸建て住宅においては、キャビネットの庫内の状況が異なるため、これまで、それぞれの住宅に対応した2種類のシンク下キャビネット構造を作製する必要があり、当然にも、各々異なる部材や部品を用意しなければならなかった。
【0005】
この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、集合住宅および戸建て住宅の両方に簡便に対応可能であって、部材、部品の共通化を図り、高い生産性を実現することのできる新しいシンク下キャビネットを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、上記の課題を解決すものとして、第1には、シンク下の収納空間が、2枚の対向する側板と、これらの側板間に固定した底板、背板、および水平方向に配置した水平板と垂直方向に配置した垂直板とを接続してなるL字型部材とにより形成されるシンク下キャビネットであって、L字型部材は、その同一のものが、水平板が背板に接続され、垂直板が底板に接続されて固定されるか、あるいは垂直板が背板に接続され、水平板が底板に接続されて固定されるか、のいずれか一方の形態で収納空間を形成することを特徴とするシンク下キャビネットを提供する。
【0007】
そして、この出願の発明は、第2には、L字型部材の水平板には、背板あるいは底板と接続される端部に切り溝が備えられていることを特徴とする上記のシンク下キャビネットを、第3には、L字型部材の水平板には、垂直板の端部を嵌合する溝が備えられていることを特徴とするシンク下キャビネットを、第4には、底板後端部には、垂直板の端部を嵌合する溝が備えられていることを特徴とするシンク下キャビネットを提供する。
【0008】
また、この出願の発明は、第5には、水平板の切り溝を介して水平板と背板とが接続され垂直板と底板とが接続されて固定される場合に、固定具によって垂直板が水平板の前端面に接続されるとともに底板の後端部に設けられた溝に垂直板端部が嵌合されることを特徴とするシンク下キャビネットを、第6には、垂直板と背板とが接続され、水平板の切り溝を介して水平板と底板とが接続されて固定される場合に、固定具によって垂直板が背板に接続されるとともに水平板に設けられた溝に垂直板端部が嵌合されることを特徴とするシンク下キャビネットを、第7には、底板後端部に垂直板端部嵌合用として設けられている溝が溝埋め部材によって埋められていることを特徴とするシンク下キャビネットを、第8には、2枚の側板のそれぞれにおいて、L字型部材の水平板を保持するためのダボを差し込むための2種類のダボ穴が、底板位置より奥側の位置に開口されていることを特徴とするシンク下キャビネット。
【0009】
【発明の実施の形態】
この出願の発明は、上記のとおりの特徴をもつものであるが、以下に、その実施の形態について説明する。
【0010】
図1および図2は、各々この出願の発明であるシンク下キャビネットの構成について例示した概要斜視図と断面図である。
【0011】
この出願の発明であるシンク下キャビネットにおいては、たとえば図1および図2に例示したように、シンク下の収納空間が、2枚の対向する側板(1)と、これらの側板(1)間に固定した、シンクが配設される天板(2)と、底板(3)、背板(4)、およびL字型部材(5)により形成されている。L字型部材(5)は、水平方向に配置した水平板(6)と垂直方向に配置した垂直板(7)とが接続されて構成されたものである。
【0012】
この出願の発明であるシンク下キャビネットにおいては、例えば集合住宅のように、水道用やガス用の配管(8)が壁面よりせり出している図1の例のような場合においては、L字型部材(5)の水平板(6)と背板(4)とが接続され、かつ、L字型部材(5)の垂直板(7)と底板(3)とが接続固定されることで、収納空間と配管用スペース(9)とが形成される。また、戸建ての住宅のように、水道用やガス用の配管(8)が壁内に配置される場合においては、図2の例のように、L字型部材(5)の垂直板(7)と背板(4)とが接続され、かつ、L字型部材(5)の水平板(6)と底板(3)とが接続固定されることで、収納空間が形成される。すなわち、この出願の発明であるシンク下キャビネットにおいては、L字型部材(5)の配置形態を選択することにより、同一のL字型部材(5)によって2種類の収納空間を選択的に形成することが可能となる。
【0013】
また、より具体的には、この出願の発明のシンク下キャビネットにおいてはL字型部材(5)の水平板(6)には、図1のように背板(4)と、あるいは図2のように底板(3)と接続される端部切り溝(10)を備えていることが好適である。このような切り溝(10)を予め形成しておくことで、シンク下キャビネットの設置施工の際に、L字型部材(5)の水平板(6)と背板(4)あるいは底板(3)との接続および固定を容易に、しかも安定化することができる。
【0014】
また、この出願の発明のシンク下キャビネットにおいては、図1に例示した集合住宅用の場合には、水平板(6)と背板(4)とを切り溝(10)を介して接続し、かつ、垂直板(7)と底板(3)とを接続して固定する際に、ねじなどの固定具(11)を用いて垂直板(7)を水平板(6)の前端面に接続し、また、底板(3)の端部に設けられた溝(12)に垂直板(7)端部を嵌合させる構造とすることができる。一方、図2に例示した戸建て住宅用の場合には、垂直板(7)と背板(4)とをねじなどの固定具(11)を用いて接続し、かつ、水平板(6)と底板(3)とを切り溝(10)を介して接続して固定する場合には、水平板(6)に設けられた溝(13)に垂直板(7)端部を嵌合させる構造とすることができる。このようにして垂直板(7)を保持することにより、少数の固定具(11)の着脱を行うだけで、配管の確認を行うことが可能であり、水道およびガスの保守運用が容易となる。
【0015】
収納空間を形成する板面どうしの接続は、以上に限定されるものではなく、また、固定の補助を目的として、各種の固定具が適用可能であることは言うまでもない。
【0016】
また、この出願の発明であるシンク下キャビネットにおいては、2枚の側板(1)のそれぞれに、図1および図2に例示したように、L字型部材(5)を保持するためのダボを差し込むためのダボ穴(14)が備えられているものとすることが有効である。ダボ穴(14)の位置は2種類であり、どちらも、奥行き方向には底板位置より奥側の位置に開口されている。また、それぞれのダボ穴(14)の上端高さは、図1および図2のように、概略的に、底板底面の高さおよび側板側面の高さとなるようにすることができる。このように、2種類のダボ穴(14)を開口しておき、L字型部材の配置方向によって選択してダボ(15)を設置するようにすることで、安定してL字型部材(5)、水平板(6)の保持を行うことが可能となる。これによって、より容易に、安定したキャビネット形成が可能となる。
【0017】
この出願の発明のシンク下キャビネットは、以上の例に限定されることはなく、その細部について、様々な形態をとりうることは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】
この出願の発明によって、以上詳しく説明したとおり、集合住宅および戸建て住宅の両方に簡便に対応可能な新しいシンク下キャビネットが提供される。
【0019】
近年、キッチン用部材のシステム化が盛んに行われるようになってきており、部材の共通化、標準化および施工の簡略化は重要な課題となっている。この出願の発明は、部材の共通化、標準化および施工の簡略化を実現し、製造コストおよび施工コストの削減に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明であるシンク下キャビネットの集合住宅用の構成について例示した概要斜視図と断面図である。
【図2】図1とは別のこの出願の発明であるシンク下キャビネットの戸建て住宅用の構成について例示した概要斜視図と断面図である。
【図3】従来の集合住宅用のシンク下キャビネットの構成について示した概要斜視図である。
【図4】従来の配管スペースを確保したシンク下キャビネットの構成について示した概要斜視図である。
【符号の説明】
1 側板
2 天板
3 底板
4 背板
5 L字型部材
6 水平板
7 垂直板
8 配管
9 配管用スペース
10 切り溝
11 固定具
12 溝
13 溝
14 ダボ穴
15 ダボ穴
31 側板
32 天板
33 底板
34 背板
35 配管
41 側板
42 天板
43 底板
44 背板
45 配管用スペース
46 L字型部材
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、シンク下キャビネットに関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、集合住宅および戸建て住宅の両方に適用可能なシンク下キャビネットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、集合住宅のキッチンにおけるシンク下キャビネットは、図3に示すように両側板(31)と、シンクが配設される天板(32)、底板(33)、および背板(34)から構成されている。このようなシンク下キャビネットの庫内では、通常、ガスや水道用の配管(35)はむき出しのままであり、収納物と配管(35)とが接触し、ガス漏れや水漏れの危険性が伴うとともに、収納物の出し入れがしにくいといった問題があった。
【0003】
そこで、このような課題の対策として、図4に示したように、背板(44)の前方に、配管を収納するための配管用スペース(45)を設けたシンク下キャビネットが提案されている。そして、この配管を収納するための配管用スペース(45)は、L字型部材(46)を用いることによって構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一般に、集合住宅においてはキッチンのシンク下キャビネットにおける配管は、庫内の奥の配管スペースに設けられていることから、上記のとおりのL字型部材(46)の配設によって収納物と配管との接触を防止し、収納物の出し入れを容易とすることができるが、戸建て住宅においては、配管が壁面に埋め込まれていることが多いため、シンク下キャビネットの庫内に配管スペースを設ける必要はない。このため、集合住宅と戸建て住宅においては、キャビネットの庫内の状況が異なるため、これまで、それぞれの住宅に対応した2種類のシンク下キャビネット構造を作製する必要があり、当然にも、各々異なる部材や部品を用意しなければならなかった。
【0005】
この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、集合住宅および戸建て住宅の両方に簡便に対応可能であって、部材、部品の共通化を図り、高い生産性を実現することのできる新しいシンク下キャビネットを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、上記の課題を解決すものとして、第1には、シンク下の収納空間が、2枚の対向する側板と、これらの側板間に固定した底板、背板、および水平方向に配置した水平板と垂直方向に配置した垂直板とを接続してなるL字型部材とにより形成されるシンク下キャビネットであって、L字型部材は、その同一のものが、水平板が背板に接続され、垂直板が底板に接続されて固定されるか、あるいは垂直板が背板に接続され、水平板が底板に接続されて固定されるか、のいずれか一方の形態で収納空間を形成することを特徴とするシンク下キャビネットを提供する。
【0007】
そして、この出願の発明は、第2には、L字型部材の水平板には、背板あるいは底板と接続される端部に切り溝が備えられていることを特徴とする上記のシンク下キャビネットを、第3には、L字型部材の水平板には、垂直板の端部を嵌合する溝が備えられていることを特徴とするシンク下キャビネットを、第4には、底板後端部には、垂直板の端部を嵌合する溝が備えられていることを特徴とするシンク下キャビネットを提供する。
【0008】
また、この出願の発明は、第5には、水平板の切り溝を介して水平板と背板とが接続され垂直板と底板とが接続されて固定される場合に、固定具によって垂直板が水平板の前端面に接続されるとともに底板の後端部に設けられた溝に垂直板端部が嵌合されることを特徴とするシンク下キャビネットを、第6には、垂直板と背板とが接続され、水平板の切り溝を介して水平板と底板とが接続されて固定される場合に、固定具によって垂直板が背板に接続されるとともに水平板に設けられた溝に垂直板端部が嵌合されることを特徴とするシンク下キャビネットを、第7には、底板後端部に垂直板端部嵌合用として設けられている溝が溝埋め部材によって埋められていることを特徴とするシンク下キャビネットを、第8には、2枚の側板のそれぞれにおいて、L字型部材の水平板を保持するためのダボを差し込むための2種類のダボ穴が、底板位置より奥側の位置に開口されていることを特徴とするシンク下キャビネット。
【0009】
【発明の実施の形態】
この出願の発明は、上記のとおりの特徴をもつものであるが、以下に、その実施の形態について説明する。
【0010】
図1および図2は、各々この出願の発明であるシンク下キャビネットの構成について例示した概要斜視図と断面図である。
【0011】
この出願の発明であるシンク下キャビネットにおいては、たとえば図1および図2に例示したように、シンク下の収納空間が、2枚の対向する側板(1)と、これらの側板(1)間に固定した、シンクが配設される天板(2)と、底板(3)、背板(4)、およびL字型部材(5)により形成されている。L字型部材(5)は、水平方向に配置した水平板(6)と垂直方向に配置した垂直板(7)とが接続されて構成されたものである。
【0012】
この出願の発明であるシンク下キャビネットにおいては、例えば集合住宅のように、水道用やガス用の配管(8)が壁面よりせり出している図1の例のような場合においては、L字型部材(5)の水平板(6)と背板(4)とが接続され、かつ、L字型部材(5)の垂直板(7)と底板(3)とが接続固定されることで、収納空間と配管用スペース(9)とが形成される。また、戸建ての住宅のように、水道用やガス用の配管(8)が壁内に配置される場合においては、図2の例のように、L字型部材(5)の垂直板(7)と背板(4)とが接続され、かつ、L字型部材(5)の水平板(6)と底板(3)とが接続固定されることで、収納空間が形成される。すなわち、この出願の発明であるシンク下キャビネットにおいては、L字型部材(5)の配置形態を選択することにより、同一のL字型部材(5)によって2種類の収納空間を選択的に形成することが可能となる。
【0013】
また、より具体的には、この出願の発明のシンク下キャビネットにおいてはL字型部材(5)の水平板(6)には、図1のように背板(4)と、あるいは図2のように底板(3)と接続される端部切り溝(10)を備えていることが好適である。このような切り溝(10)を予め形成しておくことで、シンク下キャビネットの設置施工の際に、L字型部材(5)の水平板(6)と背板(4)あるいは底板(3)との接続および固定を容易に、しかも安定化することができる。
【0014】
また、この出願の発明のシンク下キャビネットにおいては、図1に例示した集合住宅用の場合には、水平板(6)と背板(4)とを切り溝(10)を介して接続し、かつ、垂直板(7)と底板(3)とを接続して固定する際に、ねじなどの固定具(11)を用いて垂直板(7)を水平板(6)の前端面に接続し、また、底板(3)の端部に設けられた溝(12)に垂直板(7)端部を嵌合させる構造とすることができる。一方、図2に例示した戸建て住宅用の場合には、垂直板(7)と背板(4)とをねじなどの固定具(11)を用いて接続し、かつ、水平板(6)と底板(3)とを切り溝(10)を介して接続して固定する場合には、水平板(6)に設けられた溝(13)に垂直板(7)端部を嵌合させる構造とすることができる。このようにして垂直板(7)を保持することにより、少数の固定具(11)の着脱を行うだけで、配管の確認を行うことが可能であり、水道およびガスの保守運用が容易となる。
【0015】
収納空間を形成する板面どうしの接続は、以上に限定されるものではなく、また、固定の補助を目的として、各種の固定具が適用可能であることは言うまでもない。
【0016】
また、この出願の発明であるシンク下キャビネットにおいては、2枚の側板(1)のそれぞれに、図1および図2に例示したように、L字型部材(5)を保持するためのダボを差し込むためのダボ穴(14)が備えられているものとすることが有効である。ダボ穴(14)の位置は2種類であり、どちらも、奥行き方向には底板位置より奥側の位置に開口されている。また、それぞれのダボ穴(14)の上端高さは、図1および図2のように、概略的に、底板底面の高さおよび側板側面の高さとなるようにすることができる。このように、2種類のダボ穴(14)を開口しておき、L字型部材の配置方向によって選択してダボ(15)を設置するようにすることで、安定してL字型部材(5)、水平板(6)の保持を行うことが可能となる。これによって、より容易に、安定したキャビネット形成が可能となる。
【0017】
この出願の発明のシンク下キャビネットは、以上の例に限定されることはなく、その細部について、様々な形態をとりうることは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】
この出願の発明によって、以上詳しく説明したとおり、集合住宅および戸建て住宅の両方に簡便に対応可能な新しいシンク下キャビネットが提供される。
【0019】
近年、キッチン用部材のシステム化が盛んに行われるようになってきており、部材の共通化、標準化および施工の簡略化は重要な課題となっている。この出願の発明は、部材の共通化、標準化および施工の簡略化を実現し、製造コストおよび施工コストの削減に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明であるシンク下キャビネットの集合住宅用の構成について例示した概要斜視図と断面図である。
【図2】図1とは別のこの出願の発明であるシンク下キャビネットの戸建て住宅用の構成について例示した概要斜視図と断面図である。
【図3】従来の集合住宅用のシンク下キャビネットの構成について示した概要斜視図である。
【図4】従来の配管スペースを確保したシンク下キャビネットの構成について示した概要斜視図である。
【符号の説明】
1 側板
2 天板
3 底板
4 背板
5 L字型部材
6 水平板
7 垂直板
8 配管
9 配管用スペース
10 切り溝
11 固定具
12 溝
13 溝
14 ダボ穴
15 ダボ穴
31 側板
32 天板
33 底板
34 背板
35 配管
41 側板
42 天板
43 底板
44 背板
45 配管用スペース
46 L字型部材
Claims (8)
- シンク下の収納空間が、2枚の対向する側板と、これらの側板間に固定した底板、背板、および水平方向に配置した水平板と垂直方向に配置した垂直板とを接続してなるL字型部材とにより形成されるシンク下キャビネットであって、L字型部材は、その同一のものが、水平板が背板に接続され、垂直板が底板に接続されて固定されるか、あるいは垂直板が背板に接続され、水平板が底板に接続されて固定されるか、のいずれか一方の形態で収納空間を形成することを特徴とするシンク下キャビネット。
- L字型部材の水平板には、背板あるいは底板と接続される端部に切り溝が備えられていることを特徴とする請求項1のシンク下キャビネット。
- L字型部材の水平板には、垂直板の端部を嵌合する溝が備えられていることを特徴とする請求項1のシンク下キャビネット。
- 底板後端部には、垂直板の端部を嵌合する溝が備えられていることを特徴とする請求項1のシンク下キャビネット。
- 水平板の切り溝を介して水平板と背板とが接続され、垂直板と底板とが接続されて固定される場合に、固定具によって垂直板が水平板の前端面に接続されるとともに底板の後端部に設けられた溝に垂直板端部が嵌合されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかのシンク下キャビネット。
- 垂直板と背板とが接続され、水平板の切り溝を介して水平板と底板とが接続されて固定される場合に、固定具によって垂直板が背板に接続されるとともに水平板に設けられた溝に垂直板端部が嵌合されることを特徴とする請求項1ないし4のシンク下キャビネット。
- 底板後端部に垂直板端部嵌合用として設けられている溝が溝埋め部材によって埋められていることを特徴とする請求項6のシンク下キャビネット。
- 2枚の側板のそれぞれにおいて、L字型部材の水平板を保持するためのダボを差し込むための2種類のダボ穴が、底板位置より奥側の位置に開口されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかのシンク下キャビネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002214522A JP2004049758A (ja) | 2002-07-23 | 2002-07-23 | シンク下キャビネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002214522A JP2004049758A (ja) | 2002-07-23 | 2002-07-23 | シンク下キャビネット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004049758A true JP2004049758A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31936828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002214522A Pending JP2004049758A (ja) | 2002-07-23 | 2002-07-23 | シンク下キャビネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004049758A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11291357B2 (en) | 2011-12-13 | 2022-04-05 | Endochoice, Inc. | Removable tip endoscope |
-
2002
- 2002-07-23 JP JP2002214522A patent/JP2004049758A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11291357B2 (en) | 2011-12-13 | 2022-04-05 | Endochoice, Inc. | Removable tip endoscope |
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