JP2004048528A - セルラシステムの異周波数切替え方法及びセルラシステム並びにその基地局制御装置及び移動局 - Google Patents

セルラシステムの異周波数切替え方法及びセルラシステム並びにその基地局制御装置及び移動局 Download PDF

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Abstract

【課題】マクロセルに接続中の移動局の速度が低くなる際に生じる回線遮断確率及び制御負荷を低減させることが可能なセルラシステムを得る。
【解決手段】移動局の速度に応じて、異周波数切替えで使用する判定閾値の変更を行うようにする(ステップ153)。これにより、マイクロセルに接続中の移動局の移動速度が高くなると、マクロセルへの異周波数切替えの発生確率が高くなるため、移動局がマイクロセルのエリア外に出る事象の確率が低くなり、回線遮断率が低減することができる。また、複数のマイクロセルでシステムを構成している場合、マイクロセルに接続中の移動局の速度が高くなると、マクロセルに切替える確率が高くなるため、マイクロセル間で頻繁にハンドオーバを行うことが少なく、制御負荷が減少することになる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はセルラシステムの異周波数切替え方法及びセルラシステム並びにそれに用いる基地局制御装置及び移動局に関し、特に符号分割多重接続方式を用いたセルラシステムの異周波数切替え方式の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
符号分割多重接続方式を用いたセルラシステムにおいては、回線容量を高めるために、送信電力制御が行われる。通常、この送信電力制御は、次式で示される信号電力対干渉電力比(SIR)の値を用いて行われる。
【0003】
SIR =S/(I+N)   ……(1)
ここで、Sは希望波信号電力、Iは帯域当たりの干渉電力、Nは帯域当たりの雑音電力を示す。
【0004】
送信電力制御は、受信側で、式(1)における受信SIRを測定し、その測定結果が、目標SIRより小さければ、送信側に対して送信電力の増加を指示し、大きければ、送信側に対して送信電力の減少を指示することで、回線品質を一定とする制御が可能となり、回線容量を高めることができる。
【0005】
また、符号分割多重接続方式を用いたセルラシステムにおいては、移動局が複数の基地局と同時に接続するソフトハンドオーバ技術が重要となる。ソフトハンドオーバ技術とは、移動局が、自セル、及び隣接セルの基地局から各々送信される止まり木チャネルの受信電力を周期的に観測し、これら止まり木チャネルの受信電力の内で最大値を基準にし、この最大値からある閾値(以後、この閾値をアクティブセット閾値と記す)以内にある止まり木チャネルを送信した基地局と回線を接続することで、複数の基地局と同時に回線を接続する技術である。
【0006】
移動局が基地局近傍に位置する場合には、移動局と近傍に位置する基地局との伝搬損失は隣接するセルの基地局に対する伝搬損失より十分小さいため、移動局の近傍に位置する基地局から送信される止まり木チャネルの受信電力が最大になり、この受信電力と、隣接するセル内の基地局からの止まり木チャネルの受信電力との差はアクティブセット閾値より大きくなる。従って、回線の接続は、移動局の近傍に位置する基地局のみとなる。
【0007】
一方、移動局がセル端近傍に位置する場合には、自セル及び隣接セルの基地局に対する伝搬損失はほぼ同等となるため、移動局が自セル及び隣接セルの基地局から受信する止まり木チャネル電力の差は小さくなる。従って、アクティブセット閾値内に複数の止まり木チャネルを受信することとなり、結果として複数の基地局と同時に回線が接続される。以上に示したソフトハンドオーバ技術を用いることにより、移動局が、自セルと隣接するセル間を移動中の場合においても、回線の無瞬断化が達成される。
【0008】
また、符号分割多重接続方式を用いたセルラシステムにおいて、複数のキャリア周波数が割り当てられている場合、キャリアを切替えるための異周波数切替え技術が重要となる。この異周波数切替え技術は、通常、周波数利用効率を向上させるために、現在使用中のキャリア周波数における回線の品質の劣化による回線遮断現象の回避を目的として行われる。
【0009】
以下に、異周波数切替え技術に関して、システム構成の観点から説明を行う。図8には、同一サービスエリア内で2つのキャリア周波数を使用した場合におけるセルラシステムの構成図を示す。また、図9には、上り回線及び下り回線におけるキャリア周波数配置図を示す。図8において、移動局30は基地局10、11、20、21と回線を接続することができる。移動局30が基地局10、11との回線で使用するキャリア周波数は、図9において、上り回線及び下り回線で、キャリア周波数101、キャリア周波数103を各々使用するものとする。
【0010】
同様に、図8において、移動局30が基地局20、21との回線で使用するキャリア周波数は、図9において、上り回線及び下り回線で、キャリア周波数102、キャリア周波数104を各々使用するものとする。また、移動局30が通信中に基地局10、11と接続、または基地局20、21と接続するかを判断する制御、および接続を行う異周波数切替えの制御は、移動局30あるいは基地局制御装置60において制御される。なお、図8において、40は止まり木チャネルを示し、50、51は下り回線個別チャネル、70、71は上り回線個別チャネルをそれぞれ示している。
【0011】
以下に、異周波数切替え制御方法に関する従来方式として、止まり木チャネルの受信品質に応じた異周波数切替え制御方法について説明を行う。図8において、初期状態として、移動局30は基地局10と回線を接続しているものとする。この時、移動局30が下り回線において、現在使用中のキャリア周波数は103、異周波数切替え先のキャリア周波数は104となる。一方、上り回線において、移動局30が現在使用中のキャリア周波数は101、異周波数切替え先のキャリア周波数は102となる。
【0012】
この時、移動局30は、現在使用中のキャリア周波数の止まり木チャネルの受信品質Q_1と異周波数切替え先であるキャリア周波数104の止まり木チャネルの受信品質Q_2とを測定、比較し、異周波数切替え先のキャリア周波数の受信品質Q_2と現在使用中のキャリア周波数の止まり木チャネルの受信品質Q_1との差分が、次式の条件を満足した時点を契機として異周波数切替えを行う。
【0013】
Q_2−Q_1>Th_HO  [dB]    ……(2)
ここで、異周波数切替えとは、使用するキャリア周波数の切替えを意味し、この場合、下り回線においてキャリア周波数103からキャリア周波数104に周波数を切替え、上り回線においてキャリア周波数101からキャリア周波数102に周波数を切替えることをいう。
【0014】
式(2)において、Th_HO は、異周波数切替え制御の判定閾値であり、Th_HO は正の値を持つ。通常、式(2)において異周波数切替え制御の判定閾値Th_HO が小さくなる程、回線遮断が生じる確率は小さくなるが、異周波数切替え制御の制御負荷が増加するため、最適な値を設定する。以上が、止まり木チャネルの受信品質に応じた異周波数切替え制御方法に関する説明である。
【0015】
さて、通常、複数のキャリアを使用するセルラシステムにおいて、そのシステムの移動局は、低消費電力化の観点から1つの発振器のみを用いて、必要に応じて発振器の発振周波数を切替る方法を用いるのが一般的である。このような移動機の構成下で異周波数切替え先のキャリアの受信品質を測定する場合、発振器は1つであるため、移動局は異周波数切替え先のキャリアの受信品質を測定する時間中では、現在使用中のキャリアからのデータを受信することができない。したがって、システムにおいては、異周波数切替え先のキャリアの受信品質の測定時間分だけデータ空き時間を予め確保した状態で送信波形を作成しておく必要がある。
【0016】
ここで、通信速度を一定とした場合においてデータ空き時間を作成するためには、作成する空き時間分のデータを圧縮する技術(データ圧縮技術)が必要となる。一般に、データ圧縮技術は、拡散率を下げる方法、または符号化されたデータの一部を送信しないことにより、符号化率を上げる方法によって、送信データを時間的に圧縮する。データ圧縮技術はデータ圧縮技術を用いない場合と比べて、受信における誤り訂正能力が劣化するため、周波数利用効率が減少する。従って、データの空き時間が通信時間に占める割合(以後、データ空き時間割合と記載)が高くなることは好ましくない。
【0017】
以上のことから、異周波数測定の際には、異周波数切替えのタイミングを小さいデータ空き時間割合で精度よく判定することが望ましい。データ空き時間割合を減少させるために、従来の技術では、上記で述べた、止まり木チャネルの受信品質に応じた異周波数切替え制御方法に対して以下の改善策が施されている。
【0018】
その改善策として、異周波数測定範囲の限定方法について説明する。図10を参照すると、移動局30において、下り回線において、現在使用中のキャリア周波数の止まり木チャネルの受信品質Q_1、および異周波数切替え先のキャリア周波数の止まり木チャネルの受信品質Q_2の時間波形を示す。
【0019】
図10において、異周波数測定時におけるデータ空き時間を減少させるために、移動局30は、現在使用中のキャリアの止まり木チャネルの受信品質Q_1が次式
Q_1<Th_Start   ……(4)
を満足する時点t1(あるいはt3)を契機として、異周波数測定を行い、その後、現在使用中のキャリアの止まり木チャネルの受信品質Q_1が、次式
Q_1>Th_End    ……(5)
を満足する時点t2を契機として、異周波数測定を停止するか、あるいは式(2)を満足した時点t4を契機として、異周波数切替え制御を開始させると同時に、異周波数測定を停止させる。
【0020】
式(4)及び式(5)における判定閾値Th_Start及びTh_Endは次式を満足するようなマージンをとるとよい。
【0021】
Th_End−Th_Start>0 [dB]   ……(6)
この式(6)において、Th_EndとTh_Startとの差分が大きくなる程、マージンが増すことを意味する。以上の概念のもと、判定閾値Th_StartおよびTh_Endを用いて異周波数測定範囲の限定を行うことで、異周波数測定範囲の限定を行わない場合と比べてデータ空き時間割合を減少させることができる。
【0022】
【発明が解決しようする課題】
以下に、図11に示すセルラシステムについて考察する。図11において、移動局30は基地局10、11、20と回線を接続することができる。移動局30が、基地局10、20との回線で使用するキャリア周波数は、図9において、上り回線及び下り回線で、キャリア周波数101、キャリア周波数103を各々使用するものとする。同様に、図11において、移動局30が、基地局11との回線で使用するキャリア周波数は、図9において、上り回線及び下り回線で、キャリア周波数102、キャリア周波数104を各々使用するものとする。
【0023】
また、移動局30が通信中に基地局10、20と接続するか、あるいは基地局11と接続するかを判断する制御、および接続を行う異周波数切替え制御は、移動局30、あるいは基地局制御装置60において制御される。
【0024】
基地局10及び基地局20は、各々マクロセル(セル85)、マクロセル(セル87)に属し、基地局11はマイクロセル(セル86)に属する。図11に示すような、マクロセル内にマイクロセルが付加されたセルラシステムでは、主に、マクロセル内で、移動局が多数存在する局所的なエリアにマイクロセルを配置することで、トラヒックを分散させる効果が得られるために、有効なセル設計方法の1つと考えられる。
【0025】
従来技術を用いた場合、式(2)では、現在使用中のキャリア周波数の止まり木チャネルの受信品質Q_1及び異周波数切替え先のキャリア周波数の止まり木チャネルの受信品質Q_2との相対値(Q_2−Q_1)に対して、閾値との比較を行っている。この場合、式(2)における判定閾値Th_HO は、移動局の移動速度に無関係な一定値であるため、図11に示すようなセルラシステムにおいては、以下の課題がある。
【0026】
従来の技術における異周波数切替え方法では、マイクロセルに接続中の移動局の移動速度が高くなった場合、その移動局はマイクロセルのエリア外に出る確率が高くなるため、回線の受信品質が劣化する確率が高くなり、回線遮断が生じる確率が高くなる問題が生じる。また、複数のマイクロセルでセルラを構成し、これらマイクロセルのセルラを覆うようにマクロセルが存在する場合、マイクロセルに接続中の移動局の移動速度が高くなった場合、その移動局が回線を接続するマイクロセルの切替え頻度が高くなり、制御負荷が増加する問題が生じる。
【0027】
以上のことから、従来の技術では、マイクロセルに接続中の移動局の速度が高くなる際に生じる回線遮断確率及び制御負荷を低減させることが課題となる。
【0028】
また、従来の技術における異周波数切替え方法では、マクロセルに回線接続中の移動局の移動速度が低くなり、その時点における移動局がマイクロセルのエリア内ある場合、その移動局が回線接続中のマクロセルの基地局に対して送信する電力及びマクロセルの基地局がその移動局に対して送信する電力は、その移動局がマイクロセルに回線接続を切替えた場合と比較して大きくなる確率が高くなる。送信電力が大きくなれば、消費電力を増大させる問題が生じる。また、送信電力が大きくなれば、他セルに対する干渉電力を増加させるので、回線遮断率を増加させる問題が生じる。
【0029】
よって、本発明の目的は、マクロセルに接続中の移動局の速度が低くなる際に生じる回線遮断確率及び消費電力を低減させることが可能なセルラシステムの異周波数切替え方法及びセルラシステム並びにそれに用いる基地局制御装置及び移動局を提供することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】
本発明による異周波数切替え方法は、移動局と、第一及び第二の基地局と、基地局制御装置とを含み、前記第一及び第二の基地局の各々は前記移動局と第一及び第二の周波数を用いてそれぞれ回線を設定して通信を行い、前記移動局は、前記第一の基地局と回線を設定して通信を行っている間に、前記第一の周波数の第一の受信品質及び前記第二の周波数の第二の受信品質を測定し、前記第二の受信品質と前記第一の受信品質との差が所定の閾値以上である時に前記第二の基地局に回線を切替えて通信を行うようにしたセルラシステムの異周波数切替え方法であって、前記移動局の移動に応じて前記所定の閾値を変えるよう制御する制御ステップを含むことを特徴とする。
【0031】
本発明による他の異周波数切替え方法は、移動局と、第一及び第二の基地局と、基地局制御装置とを含み、前記第一及び第二の基地局の各々は前記移動局と第一及び第二の周波数を用いてそれぞれ回線を設定して通信を行い、前記移動局は、前記第一の基地局と回線を設定して通信を行っている間に、前記第一の周波数の第一の受信品質を測定し、前記第一の受信品質に応じて前記第二の周波数の第二の受信品質を測定し、前記第二の受信品質に応じて前記第二の基地局に回線を切替えて通信を行うようにしたセルラシステムの異周波数切替え方法であって、前記移動局の移動に応じて前記第二の受信品質の測定条件を変えるよう制御する制御ステップを含むことを特徴とする。
【0032】
本発明によるセルラシステムは、移動局と、第一及び第二の基地局と、基地局制御装置とを含み、前記第一及び第二の基地局の各々は前記移動局と第一及び第二の周波数を用いてそれぞれ回線を設定して通信を行い、前記移動局は、前記第一の基地局と回線を設定して通信を行っている間に、前記第一の周波数の第一の受信品質及び前記第二の周波数の第二の受信品質を測定し、前記第二の受信品質と前記第一の受信品質との差が所定の閾値以上である時に前記第二の基地局に回線を切替えて通信を行うようにしたセルラシステムであって、前記移動局の移動に応じて前記所定の閾値を変えるよう制御する制御手段を含むことを特徴とする。
【0033】
本発明による他のセルラシステムは、移動局と、第一及び第二の基地局と、基地局制御装置とを含み、前記第一及び第二の基地局の各々は前記移動局と第一及び第二の周波数を用いてそれぞれ回線を設定して通信を行い、前記移動局は、前記第一の基地局と回線を設定して通信を行っている間に、前記第一の周波数の第一の受信品質を測定し、前記第一の受信品質に応じて前記第二の周波数の第二の受信品質を測定し、前記第二の受信品質に応じて前記第二の基地局に回線を切替えて通信を行うようにしたセルラシステムであつて、前記移動局の移動に応じて前記第二の受信品質の測定条件を変えるよう制御する制御手段を含むことを特徴とする。
【0034】
本発明による基地局制御装置は、移動局と、第一及び第二の基地局と、基地局制御装置とを含み、前記第一及び第二の基地局の各々は前記移動局と第一及び第二の周波数を用いてそれぞれ回線を設定して通信を行い、前記移動局は、前記第一の基地局と回線を設定して通信を行っている間に、前記第一の周波数の第一の受信品質及び前記第二の周波数の第二の受信品質を測定し、前記第二の受信品質と前記第一の受信品質との差が所定の閾値以上である時に前記第二の基地局に回線を切替えて通信を行うようにしたセルラシステムにおける基地局制御装置であって、前記移動局の移動に応じて前記所定の閾値を変えるよう制御する制御手段を含むことを特徴とする。
【0035】
本発明による他の基地局制御装置は、移動局と、第一及び第二の基地局と、基地局制御装置とを含み、前記第一及び第二の基地局の各々は前記移動局と第一及び第二の周波数を用いてそれぞれ回線を設定して通信を行い、前記移動局は、前記第一の基地局と回線を設定して通信を行っている間に、前記第一の周波数の第一の受信品質を測定し、前記第一の受信品質に応じて前記第二の周波数の第二の受信品質を測定し、前記第二の受信品質に応じて前記第二の基地局に回線を切替えて通信を行うようにしたセルラシステムにおける基地局制御装置であつて、前記移動局の移動に応じて前記第二の受信品質の測定条件を変えるよう制御する制御手段を含むことを特徴とする。
【0036】
本発明による移動局は、移動局と、第一及び第二の基地局と、基地局制御装置とを含み、前記第一及び第二の基地局の各々は前記移動局と第一及び第二の周波数を用いてそれぞれ回線を設定して通信を行い、前記移動局は、前記第一の基地局と回線を設定して通信を行っている間に、前記第一の周波数の第一の受信品質及び前記第二の周波数の第二の受信品質を測定し、前記第二の受信品質と前記第一の受信品質との差が所定の閾値以上である時に前記第二の基地局に回線を切替えて通信を行うようにしたセルラシステムにおける移動局であって、移動に応じて前記所定の閾値を変えるよう制御する制御手段を含むことを特徴とする。
【0037】
本発明による他の移動局は、移動局と、第一及び第二の基地局と、基地局制御装置とを含み、前記第一及び第二の基地局の各々は前記移動局と第一及び第二の周波数を用いてそれぞれ回線を設定して通信を行い、前記移動局は、前記第一の基地局と回線を設定して通信を行っている間に、前記第一の周波数の第一の受信品質を測定し、前記第一の受信品質に応じて前記第二の周波数の第二の受信品質を測定し、前記第二の受信品質に応じて前記第二の基地局に回線を切替えて通信を行うようにしたセルラシステムにおける移動局であつて、移動に応じて前記第二の受信品質の測定条件を変えるよう制御する制御手段を含むことを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態につき図面を参照しつつ説明する。従来技術で説明した図8〜11は、本発明の各実施形態に対しても適用されるものであり、図11は、同一サービスエリア内で2つのキャリア周波数を使用した場合におけるセルラシステムの構成図を示す。また、図9は、上り回線及び下り回線におけるキャリア周波数配置図を示す。図11において、移動局30は基地局10、11、20と回線を接続することができる。移動局30が、基地局10、20との回線で使用するキャリア周波数は、図9において、上り回線及び下り回線で、キャリア周波数101、キャリア周波数103を各々使用するものとする。
【0039】
同様に、図11において、移動局30が基地局11との回線で使用するキャリア周波数は、図9において、上り回線及び下り回線で、キャリア周波数102、キャリア周波数104を各々使用するものとする。また、移動局30が通信中に基地局10、20と接続するか、あるいは基地局11と接続するかの判断制御、および接続を行う異周波数切替え制御は基地局制御装置60において制御される。
【0040】
基地局10及び基地局20は各々マクロセル(セル85)、マクロセル(セル87)に属し、基地局11はマイクロセル(セル86)に属する。なお、マイクロセルは複数用いてセルラを構成してもよい。また、上り回線及び下り回線では、送信電力制御が適用されている。移動局30における異周波数測定は、拡散率を下げる方法、または符号化されたデータの一部を送信しないことにより符号化率を上げる方法によって、下り回線の送信データを時間的に圧縮することで、データの空き時間を作成し、このデータの空き時間を利用して測定される。
【0041】
図1、図2、図3は本発明の第一の実施形態における基地局制御装置、基地局、移動局の構成を示す図である。図1を参照すると、基地局制御装置600は、1つまたは複数の基地局からの信号を受信する入力端子601と、受信信号を処理する受信処理部602、移動局、または基地局からの制御信号に基づいて制御を行う制御部603と、送信処理部604と、1つまたは複数の基地局へ信号を送信する出力端子605と、制御部603からの制御信号を受け異周波数測定及び異周波切替えの判断を行う異周波数切替え制御部606とから構成される。
【0042】
制御部603は、移動局と基地局間の回線設定に関する制御を行い、また移動局あるいは基地局から送信される移動局の速度情報を受信する。異周波数切替え制御部606は、移動局から異周波数測定及び異周波数切替え制御に対する要求の制御信号を受け、移動局と回線接続状態にある基地局に対して、異周波数測定、個別チャネルのデータ空き時間の作成及び周波数切替えの制御信号を送信する。
【0043】
また、異周波数切替え制御部606は制御部603より移動局のキャリア周波数の受信品質の情報を受け、その情報に応じて異周波数切替えの判断を行い、また基地局の送信電力の測定に関する制御信号を受信し、異周波数測定切替えの判断を行う。また、異周波数切替え制御部606は、制御部603より通知される移動局の移動速度情報を用いて、異周波数切替え制御の判断を行う。
【0044】
図2を参照すると、基地局700は、1つまたは複数の移動局に対して信号を送受信するアンテナ701と、送信信号及び受信信号を高周波処理する送受信共用器702と、信号の受信処理を行う受信処理部703と、基値局制御装置600からから送信される制御信号を受信する入力端子711からの情報を用いて制御を行う制御部704と、制御部704での制御情報を基地局制御装置600へ送信する出力端子710と、受信データを出力する出力端子705と、送信データを受信する入力端子706と、送信データと制御信号を合成するマルチプレクサ(MUX)707と、送信データ処理を行う送信処理部708とからなる。
【0045】
送受信共用器702は制御部704から周波数切替えの制御信号を受け、送信あるいは受信で使用する周波数切替え等を行う。制御部704は受信処理部703より受信品質を測定し、移動局に対して送信電力制御を行い、また基地局制御装置600から受信する制御信号に基づいて、基地局の送受信制御を行う。更に、制御部704は基地局制御装置600から異周波数切替えの制御信号を受信し、送信あるいは受信で使用する周波数の切替えの制御信号を送受信共用器702に送信する。また、制御部704は基地局制御装置600から異周波数切替えの制御信号を受信し、個別チャネルのデータ空き時間を作成するための制御信号を送受信共用器702に送信する。
【0046】
図3を参照すると、移動局800は、1つまたは複数の基地局に対して信号を送受信するアンテナ801と、送信信号及び受信信号を高周波処理する送受信共用器802と、信号の受信処理を行う受信処理部803と、送信データを出力する出力端子805と、受信処理部803からの制御信号に基づいて制御を行う制御部804と、送信データを受信する入力端子806と、制御部804から送信される制御信号及び入力端子806から入力される送信データを合成するマルチプレクサ(MUX)807と、送信データ処理を行う送信処理部808とからなる。
【0047】
制御部804は受信処理部803より基地局700から送信される止まり木チャネルを周期的に測定し、測定結果に関する情報を基地局制御装置600に送信するための処理を行い、また受信処理部803より受信品質を測定し、1つまたは複数の基地局に対して送信電力制御信号を生成し、更に、1つまたは複数の基地局より受信した制御情報から送信電力制御を行う。また、制御部804は移動局の速度を検出する機能を持ち、その速度情報を基地局制御装置600に対して送信する。
【0048】
本発明の第一の実施形態の根幹をなす動作は、基地局制御装置600の異周波数切替え制御部606で行われる。図4に本発明の第一の実施形態における異周波数切替え制御部606の動作を示すフローチャートを示す。図4を参照すると、ステップ150は、周波数切替え制御部606における異周波数切替え制御の開始時点を示す。ステップ151で、異周波数切替え制御の初期状態として異周波数測定停止を示すフラグを0(Flag=0)にする。なお、異周波数測定開始のフラグは1(Flag=1)とする。
【0049】
また、ステップ152で、個々の移動局に対する速度の測定結果(Velo )を受信し、ステップ153で、移動局の速度の測定結果(Velo )に応じた式(2)の判定閾値Th_HO の値の変更を行う。なお、ステップ152における移動局の速度の検出は、ソフトハンドオーバ頻度や、受信品質変動等によって検出する。移動局の速度の検出は、例えば、対象とする移動局のソフトハンドオーバ頻度が高い場合、あるいは受信品質変動の頻度が高い場合、その移動局は高速で移動していると判断することができる。一方で、対象とする移動局のソフトハンドオーバ頻度が低い場合、あるいは受信品質変動の頻度が低い場合、その移動局は低速で移動していると判断することができる。
【0050】
ステップ153におけるTh_HO の変更は、具体的には、以下の2つのケースの何れかを選択して変更する。第一のケースとして、移動局がマクロセルに接続している場合を説明する。
【0051】
この第一のケースである、移動局がマクロセルに接続している場合において、ステップ152における移動局の速度(Velo )が速い場合は、式(2)における判定閾値Th_HO の値を高く設定し、移動局の速度(Velo )が遅い場合は、式(2)における判定閾値Th_HO の値を低く設定する。
【0052】
第二のケースのケースとして、移動局がマイクロセルに接続している場合を説明する。この第二のケースである、移動局がマイクロセルに接続している場合において、ステップ152における移動局の速度(Velo )が速い場合は、式(2)における判定閾値Th_HO の値を低く設定し、移動局の速度(Velo )が遅い場合は、式(2)における判定閾値Th_HO の値を高く設定する。
【0053】
ステップ153の後、ステップ154におけるフラグ(Flag)判定により、異周波数測定開始/停止の状態判定する。ステップ154におけるフラグ(Flag)が1ではない場合、ステップ155で、現在使用中のキャリア周波数の受信品質の測定結果を用いて、異周波数測定の開始条件を示す条件式(4)を満足するか否かの判定を行う。ステップ155において条件式(4)を満足しない場合、ステップ152に戻る。ステップ155において条件式(4)を満足した場合、ステップ156において、異周波数測定開始を示すフラグを1(Flag=1)にする。その後、ステップ157において、異周波数切替え先のキャリア周波数の受信品質の測定を行うよう、移動局へ指示する。
【0054】
一方、ステップ154において、Flag=1の場合、ステップ157において、異周波数切替え先のキャリア周波数の受信品質の測定を行うよう、移動局に対して指示する。ステップ157の後、ステップ158で条件式(2)を満足するか否かの判定を行う。ステップ158の条件判定を満足しない場合、ステップ159において式(5)に対する条件判定を行う。ステップ158における条件判定を満足した場合、異周波数測定(異周波数切替え先のキャリア周波数の受信品質測定)を停止するよう、移動局へ指示し(ステップ160)、その後、ステップ151に戻る。
【0055】
一方で、ステップ159の条件判定を満足しない場合、ステップ152に帰還する。ステップ158における条件判定を満足した場合、異周波数測定(異周波数切替え先のキャリア周波数の受信品質測定)を停止するよう、移動局へ指示し(ステップ161)、その後、異周波数切替え制御を開始する(ステップ170)。
【0056】
本発明の第一の実施形態では、図4のステップ153に示すように、移動局の速度及びマクロセル/マイクロセルの接続状態に応じて、式(2)における判定閾値Th_HO を変更する点に特徴を持つ。移動局がマクロセルに接続している場合において、ステップ152における移動局の速度が速い場合は、式(2)における判定閾値Th_HO の値を高く設定することで異周波数切替えの発生確率を下げ、マイクロセルに接続しにくくなり、移動局の速度が遅い場合は、式(2)における判定閾値Th_HO の値を低く設定することで、異周波数切替えの発生確率を高くし、マイクロセルに接続しやすくする。
【0057】
一方で、移動局がマイクロセルに接続している場合において、ステップ152における移動局の速度が速い場合は、式(2)における判定閾値Th_HO の値を低く設定することで異周波数切替えの発生確率を高くし、マクロセルに接続しやすくし、移動局の速度が遅い場合は、式(2)における判定閾値Th_HO の値を高く設定することで、異周波数切替えの発生確率を低くし、マクロセルに接続しにくくする。従って、高速の移動局はマクロセルに接続しやすく、低速の移動局はマイクロセルに接続しやすくなる。
【0058】
次に、本発明の第二の実施形態の説明を行う。従来技術で説明した図8〜11は、本実施形態に対しても適用されるものであり、また本発明の第二の実施形態における基地局制御装置、基地局、移動局の構成は、図1〜図3に示した構成がそのまま適用される。
【0059】
本発明の第二の実施形態の根幹をなす動作は、異周波数切替え制御部606で行われるものであり、その動作フローチャートが図5に示されている。以下、図5を用いて、異周波数切替え制御部606内の制御における動作を示す。
【0060】
図5において、ステップ250は周波数切替え制御部606における、異周波数切替え制御の開始時点を示す。ステップ251で、異周波数切替え制御の初期状態として異周波数測定停止を示すフラグを0(Flag=0)にする。なお、異周波数測定開始のフラグは1(Flag=1)とする。また、ステップ252で、個々の移動局に対する速度の測定結果(Velo )を受信し、ステップ253で、移動局の速度の測定結果(Velo )に応じて、式(4)及び式(5)の判定閾値Th_Start、Th_Endの値の変更を行う。
【0061】
なお、ステップ252における移動局の速度の検出は、ソフトハンドオーバ頻度や、受信品質変動等によって検出する。移動局の速度の検出は、例えば、対象とする移動局のソフトハンドオーバ頻度が高い場合、あるいは受信品質変動の頻度が高い場合、その移動局は高速で移動していると判断することができる。一方で、対象とする移動局のソフトハンドオーバ頻度が低い場合、あるいは受信品質変動の頻度が低い場合、その移動局は低速で移動していると判断することができる。
【0062】
ステップ253における、Th_Start及びTh_Endの変更は、具体的には、以下の2つのケースの何れかを選択して変更する。第一のケースである、移動局がマクロセルに接続している場合において、ステップ252における移動局の速度(Velo)が速い場合は、式(4)における判定閾値Th_Startの値を低く設定し、移動局の速度が遅い場合は、式(4)における判定閾値Th_Startの値を高く設定する。
【0063】
次に第二のケース2である、移動局がマイクロセルに接続している場合において、ステップ252における移動局の速度が速い場合は、式(4)における判定閾値Th_Startの値を高く設定し、移動局の速度が遅い場合は、式(4)における判定閾値Th_Startの値を低く設定する。なお、上記変更した式(4)の判定閾値Th_Startに対する式(5)の判定閾値Th_Endは、式(6)の条件を満足するように設定する。
【0064】
ステップ253の後、ステップ254におけるフラグ(Flag)判定により、異周波数測定開始/停止の状態判定する。ステップ254におけるフラグ(Flag)が1ではない場合、ステップ255で、現在使用中のキャリア周波数の受信品質の測定結果を用いて、異周波数測定の開始条件を示す条件式(4)を満足するか否かの判定を行う。ステップ255において条件式(4)を満足しない場合、ステップ252に戻る。ステップ255において条件式(4)を満足した場合、ステップ256において、異周波数測定開始を示すフラグを1(Flag=1)にする。その後、ステップ257において、異周波数切替え先のキャリア周波数の受信品質の測定を行うよう、移動局へ指示する。
【0065】
一方、ステップ254において、Flag=1の場合、ステップ257において、異周波数切替え先のキャリア周波数の受信品質の測定を行うよう、移動局へ指示する。ステップ257の後、ステップ258で条件式(2)を満足するか否かの判定を行う。ステップ258の条件判定を満足しない場合、ステップ259において式(5)に対する条件判定を行う。ステップ258における条件判定を満足した場合、異周波数測定(異周波数切替え先のキャリア周波数の受信品質測定)を停止するよう、移動局へ指示し(ステップ260)、その後、ステップ251に戻る。
【0066】
一方で、ステップ259の条件判定を満足しない場合、ステップ252に戻る。ステップ258における条件判定を満足した場合、異周波数測定(異周波数切替え先のキャリア周波数の受信品質測定)を停止するよう、移動局へ指示し(ステップ261)、その後、異周波数切替え制御を開始する(ステップ270)。
【0067】
本発明の第二の実施形態では、図5のステップ253に示すように、移動局の速度及びマクロセル/マイクロセルの接続状態に応じて、式(4)及び式(5)における判定閾値Th_Start、Th_Endを変更する点に特徴を持つ。移動局がマクロセルに接続している場合において、ステップ252における移動局の速度が速い場合は、式(4)における判定閾値Th_Startの値を低く設定することで異周波数切替えの発生確率を下げ、マイクロセルに接続しにくくなり、移動局の速度が遅い場合は、式(4)における判定閾値Th_Startの値を高く設定することで、異周波数切替えの発生確率を高くし、マイクロセルに接続しやすくする。
【0068】
一方で、移動局がマイクロセルに接続している場合において、ステップ252における移動局の速度が速い場合は、式(4)における判定閾値Th_Startの値を高く設定設定することで異周波数切替えの発生確率を高くし、マクロセルに接続しやすくし、移動局の速度が遅い場合は、式(4)における判定閾値Th_Startの値を低く設定することで、異周波数切替えの発生確率を低くし、マクロセルに接続しにくくする。従って、高速の移動局はマクロセルに接続しやすく、低速の移動局はマイクロセルに接続しやすくなる。
【0069】
以下に、本発明の第三の実施形態の説明を行う。従来技術で説明した図8〜11は、本発明の第三の実施形態に対しても適用されるものである。図11において、移動局30は、基地局10、11、20と回線を接続することができる。移動局30が基地局10、20との回線で使用するキャリア周波数は、図9において、上り回線及び下り回線で、キャリア周波数101、キャリア周波数103を各々使用するものとする。同様に、図11において、移動局30が基地局11との回線で使用するキャリア周波数は、図9において、上り回線及び下り回線で、キャリア周波数102、キャリア周波数104を各々使用するものとする。
【0070】
また、移動局30が通信中に基地局10、20と接続するか、あるいは基地局11と接続するかの判断制御、および接続を行う異周波数切替え制御は移動局30において制御される。基地局10及び基地局20は、各々マクロセル(セル85)、マクロセル(セル87)に属し、基地局11はマイクロセル(セル86)に属する。なお、マイクロセルは複数用いてセルラを構成してもよい。また、上り回線及び下り回線では送信電力制御が適用されている。
【0071】
移動局30における異周波数測定は、拡散率を下げる方法、または符号化されたデータの一部を送信しないことにより符号化率を上げる方法によって、下り回線の送信データを時間的に圧縮することで、データの空き時間を作成し、このデータの空き時間を利用して測定される。
【0072】
図6及び図7は本発明の第三の実施形態における基地局制御装置、移動局の構成図をそれぞれ示す図である。図1及び図3と対応する部分に関しては、同一番号を付して、重複する説明は省略する。また、本実施の形態に使用されるセルラシステムは図11と同じである。また、本発明の実施の形態に使用される基地局は、図2に示した構成と同じである。
【0073】
図6を参照すると、基地局制御装置630は、1つまたは複数の基地局からの信号を受信する入力端子601と、受信信号を処理する受信処理部602と、移動局または基地局からの制御信号に基づいて制御を行う制御部631と、送信処理部604と、1つまたは複数の基地局へ信号を送信する出力端子605とから構成される。
【0074】
制御部631は移動局と基地局間の回線設定に関する制御を行い、また移動局から異周波数切替え制御に対する要求の制御信号を受け、移動局と回線接続状態にある基地局に対して、周波数切替えの制御を行う。更に、制御部631は移動局からの異周波数切替え制御に対する要求の制御信号を受け、移動局と回線接続状態にある基地局に対して、個別チャネルのデータ空き時間作成の制御を行う。更に、制御部631は移動局の速度を検出する機能を持ち、その速度情報を移動局に対して送信する。
【0075】
図7を参照すると、移動局830は、1つまたは複数の基地局に対して信号を送受信するアンテナ801と、送信信号及び受信信号を高周波処理する送受信共用器802と、信号の受信処理を行う受信処理部803と、送信データを出力する出力端子805と、受信処理部803からの制御信号に基づいて制御を行う制御部804と、送信データを受信する入力端子806と、制御部804から送信される制御信号及び入力端子806から入力される送信データを合成するマルチプレクサ(MUX)807と、送信データ処理を行う送信処理部808と、異周波数切替え制御部831とからなる。
【0076】
制御部804は受信処理部804より基地局700から送信される止まり木チャネルを周期的に測定し、測定結果に関する情報を基地局制御装置630に送信するための処理を行いまた、受信処理部803より受信品質を測定し、1つまたは複数の基地局に対して送信電力制御信号を生成する。更に、制御部804は1つまたは複数の基地局より受信した制御情報から送信電力制御を行い、また移動局の速度を検出する機能を持ち、その速度情報を異周波数切替え制御部831に対して送信する。
【0077】
異周波数切替え制御部831は、基地局700から送信される止まり木チャネルを周期的に測定し、その測定結果より、異周波数切替え及び異周波数測定制御の判断を行う。また、異周波数切替え制御部831は基地局制御装置あるいは制御部804より送信される移動局の速度情報を受信し、その測定情報より、異周波数切替え及び異周波数測定制御で使用する判定閾値の変更を行う。
【0078】
本発明の第三の実施形態の根幹をなす動作は、異周波数切替え制御部831で行われる。第三の実施形態と第一の実施形態との差異は、異周波数切替え制御の判定を、基地局制御装置600内の異周波数切替え制御部606で行うか、移動局830内の異周波数切替え制御部831で行うかの違いのみであり、異周波数切替え制御部606動作は、図4のフローチャートにしたがって行われることになる。
【0079】
こうすることにより、この第三の実施形態における作用も、先の第一の実施形態における作用と同等であることは明白である。
【0080】
以下に、本発明の第四の実施形態の説明を行う。従来技術で説明した図8〜図11は、本発明の第四の実施形態にも同様に適用される。図6、図2、図7は本発明の第四の実施形態における基地局制御装置、基地局、移動局の構成をそれぞれ示すものである。なお、この第四の実施形態の構成は、本発明の第三の実施形態と同等である。
【0081】
本発明の第四の実施形態の根幹をなす動作は、移動局830の異周波数切替え制御部831で行われる。第四の実施形態と第二の実施形態との差異は、異周波数切替え制御の判定を基地局制御装置600内の異周波数切替え制御部606で行うか、移動局830内の異周波数切替え制御部831で行うかの違いのみであり、その動作は図5に示したフローチャートにしたがって行われることになるのである。
【0082】
こうすることにより、本発明の第四の実施形態における作用は、本発明の第二の実施形態における作用と同等であることは明白である。
【0083】
【発明の効果】
本発明の効果について説明する。先述したように、本発明の第一の実施形態においては、移動局の速度に応じて、異周波数切替えで使用する判定閾値の変更を行うようにしたので、マイクロセルに接続中の移動局の移動速度が高くなると、マクロセルへの異周波数切替えの発生確率が高くなるため、移動局がマイクロセルのエリア外に出る事象の確率が低くなり、回線遮断率が低減する効果がある。また、複数のマイクロセルでシステムを構成している場合、マイクロセルに接続中の移動局の速度が高くなると、マクロセルに切替える確率が高くなるため、マイクロセル間で頻繁にハンドオーバを行うことが少なく、制御負荷が減少する効果がある。
【0084】
一方で、本発明の第一の実施形態では、マクロセルに回線接続中の移動局の移動速度が低くなると、マイクロセルへの異周波数切替えの発生確率が高くなるため、マイクロセルに接続しやすくなる。ここで、マイクロセルは、マクロセルと比べて回線接続が可能なエリアが狭いため、ある一定の回線品質で通信を行う際に必要とする送信電力が小さくてすむことから、マクロセルセルからマイクロセルに接続することで移動局の送信電力を低減させ、移動局の低消費電力効果が得られる。また、マイクロセルに接続することで移動局の送信電力が減少するため、他の移動局に対する干渉電力を低減させ、回線遮断率が低減する効果が生ずる。
【0085】
本発明の第2の実施形態においては、移動局の速度に応じて、異周波数切替えで使用する判定閾値の変更を行うようにしたので、マイクロセルに接続中の移動局の移動速度が高くなると、マクロセルへの異周波数切替えの発生確率が高くなるため、移動局がマイクロセルのエリア外に出る事象の確率が低くなり、回線遮断率が低減する効果がある。また、複数のマイクロセルでシステムを構成している場合、マイクロセルに接続中の移動局の速度が高くなると、マイクロセルに切替える確率が高くなるため、マイクロセル間で頻繁にハンドオーバを行うことが少なく、制御負荷が減少する効果がある。
【0086】
一方で、マクロセルに回線接続中の移動局の移動速度が低くなると、マイクロセルへの異周波数切替えの発生確率が高くなるため、マイクロセルに接続しやすくなる。ここで、マイクロセルは、マクロセルと比べて回線接続が可能なエリアが狭いため、ある一定の回線品質で通信を行う際に必要とする送信電力が小さくてすむことから、マクロセルセルからマイクロセルに接続することで移動局の送信電力を低減させ、移動局の低消費電力効果が得られる。また、マイクロセルに接続することで移動局の送信電力が減少するため、他の移動局に対する干渉電力を低減させ、回線遮断率が低減する効果が生ずる。
【0087】
本発明の第三の実施形態における発明の効果は、本発明の第一の実施形態における発明の効果と同等であり、また本発明の第四の実施形態における発明の効果は、本発明の第二の実施形態における発明の効果と同等である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一及び第二の実施形態による基地局制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一〜第四の実施形態による基地局の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第一及び第二の実施形態による移動局の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第一及び第三の実施形態による基地局制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第二及び第四の実施形態による移動局の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第三及び第四の実施形態による基地局制御装置の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第三及び第四の実施形態による移動局の構成を示すブロック図である。
【図8】符号分割多重接続方式を用いたセルラシステムの構成を示す図である。
【図9】図8の符号分割多重接続方式を用いたセルラシステムにおけるキャリア配列を説明するための図である。
【図10】受信品質の時間変化の波形を示す図である。
【図11】符号分割多重接続方式を用いたセルラシステムの一例を示す図である。
【符号の説明】
40、41 止まり木チャネル
50、51 下り回線個別チャネル
70、71 上り回線個別チャネル
85〜87 セル
101〜104 キャリア周波数
600、630 基地局制御装置
700 基地局
800、830 移動局
601、706、711、806 入力端子
605、705、710、805 出力端子
602、703、803 受信処理部
604、708、808 送信処理部
603、631、704、804 制御部
701、801 送受信アンテナ
702、802 送受信共用器
707、807 マルチプレクサ
606、831 異周波数切替え制御部

Claims (18)

  1. 移動局と、第一及び第二の基地局と、基地局制御装置とを含み、
    前記第一及び第二の基地局の各々は前記移動局と第一及び第二の周波数を用いてそれぞれ回線を設定して通信を行い、
    前記移動局は、前記第一の基地局と回線を設定して通信を行っている間に、前記第一の周波数の第一の受信品質及び前記第二の周波数の第二の受信品質を測定し、
    前記第二の受信品質と前記第一の受信品質との差が所定の閾値以上である時に前記第二の基地局に回線を切替えて通信を行うようにしたセルラシステムの異周波数切替え方法であって、
    前記移動局の移動に応じて前記所定の閾値を変えるよう制御する制御ステップを含むことを特徴とする異周波数切替え方法。
  2. 移動局と、第一及び第二の基地局と、基地局制御装置とを含み、
    前記第一及び第二の基地局の各々は前記移動局と第一及び第二の周波数を用いてそれぞれ回線を設定して通信を行い、
    前記移動局は、前記第一の基地局と回線を設定して通信を行っている間に、前記第一の周波数の第一の受信品質を測定し、前記第一の受信品質に応じて前記第二の周波数の第二の受信品質を測定し、
    前記第二の受信品質に応じて前記第二の基地局に回線を切替えて通信を行うようにしたセルラシステムの異周波数切替え方法であって、
    前記移動局の移動に応じて前記第二の受信品質の測定条件を変えるよう制御する制御ステップを含むことを特徴とする異周波数切替え方法。
  3. 前記制御ステップは、前記第一の受信品質が所定の閾値未満であるときに、前記第二の受信品質の測定を行うステップと、前記所定の閾値を前記移動局の移動に応じて変更するステップとを有することを特徴とする請求項2記載の異周波数切替え方法。
  4. 前記第一及び第二の基地局は止まり木チャネルを送信し、前記受信品質はこの止まり木チャネルの受信品質であることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の異周波数切替え方法。
  5. 前記第一の基地局において、送信データを時間的に圧縮して送信し、データの送信を中断する空き時間を設けるステップと、
    前記移動局において、前記空き時間に第二の受信品質を測定するステップを含むことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の異周波数切替え方法。
  6. 前記制御ステップは、前記基地局制御装置か前記移動局のいずれかにおいて実行されることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の異周波数切替え方法。
  7. 移動局と、第一及び第二の基地局と、基地局制御装置とを含み、
    前記第一及び第二の基地局の各々は前記移動局と第一及び第二の周波数を用いてそれぞれ回線を設定して通信を行い、
    前記移動局は、前記第一の基地局と回線を設定して通信を行っている間に、前記第一の周波数の第一の受信品質及び前記第二の周波数の第二の受信品質を測定し、
    前記第二の受信品質と前記第一の受信品質との差が所定の閾値以上である時に前記第二の基地局に回線を切替えて通信を行うようにしたセルラシステムであって、
    前記移動局の移動に応じて前記所定の閾値を変えるよう制御する制御手段を含むことを特徴とするセルラシステム。
  8. 移動局と、第一及び第二の基地局と、基地局制御装置とを含み、
    前記第一及び第二の基地局の各々は前記移動局と第一及び第二の周波数を用いてそれぞれ回線を設定して通信を行い、
    前記移動局は、前記第一の基地局と回線を設定して通信を行っている間に、前記第一の周波数の第一の受信品質を測定し、前記第一の受信品質に応じて前記第二の周波数の第二の受信品質を測定し、
    前記第二の受信品質に応じて前記第二の基地局に回線を切替えて通信を行うようにしたセルラシステムであつて、
    前記移動局の移動に応じて前記第二の受信品質の測定条件を変えるよう制御する制御手段を含むことを特徴とするセルラシステム。
  9. 前記制御手段は、前記第一の受信品質が所定の閾値未満であるときに、前記第二の受信品質の測定を行う手段と、前記所定の閾値を前記移動局の移動に応じて変更する手段とを有することを特徴とする請求項8記載のセルラシステム。
  10. 前記第一及び第二の基地局は、止まり木チャネルを送信する手段を有し、前記受信品質は止まり木チャネルの受信品質であることを特徴とする請求項7〜9いずれか記載のセルラシステム。
  11. 前記第一の基地局は、送信データを時間的に圧縮して送信し、データの送信を中断する空き時間を設ける手段を有し、前記移動局は、前記空き時間に第二の受信品質を測定する手段を有することを特徴とする請求項7〜10いずれか記載のセルラシステム。
  12. 前記制御手段は、前記基地局制御装置か前記移動局のいずれかに設けられいることを特徴とする請求項7〜11いずれか記載のセルラシステム。
  13. 移動局と、第一及び第二の基地局と、基地局制御装置とを含み、
    前記第一及び第二の基地局の各々は前記移動局と第一及び第二の周波数を用いてそれぞれ回線を設定して通信を行い、
    前記移動局は、前記第一の基地局と回線を設定して通信を行っている間に、前記第一の周波数の第一の受信品質及び前記第二の周波数の第二の受信品質を測定し、
    前記第二の受信品質と前記第一の受信品質との差が所定の閾値以上である時に前記第二の基地局に回線を切替えて通信を行うようにしたセルラシステムにおける基地局制御装置であって、
    前記移動局の移動に応じて前記所定の閾値を変えるよう制御する制御手段を含むことを特徴とする基地局制御装置。
  14. 移動局と、第一及び第二の基地局と、基地局制御装置とを含み、
    前記第一及び第二の基地局の各々は前記移動局と第一及び第二の周波数を用いてそれぞれ回線を設定して通信を行い、
    前記移動局は、前記第一の基地局と回線を設定して通信を行っている間に、前記第一の周波数の第一の受信品質を測定し、前記第一の受信品質に応じて前記第二の周波数の第二の受信品質を測定し、
    前記第二の受信品質に応じて前記第二の基地局に回線を切替えて通信を行うようにしたセルラシステムにおける基地局制御装置であつて、
    前記移動局の移動に応じて前記第二の受信品質の測定条件を変えるよう制御する制御手段を含むことを特徴とする基地局制御装置。
  15. 前記制御手段は、前記第一の受信品質が所定の閾値未満であるときに、前記移動局に対して前記第二の受信品質の測定を行うよう指示する手段と、前記所定の閾値を前記移動局の移動に応じて変更する手段とを有することを特徴とする請求項14記載の基地局制御装置。
  16. 移動局と、第一及び第二の基地局と、基地局制御装置とを含み、
    前記第一及び第二の基地局の各々は前記移動局と第一及び第二の周波数を用いてそれぞれ回線を設定して通信を行い、
    前記移動局は、前記第一の基地局と回線を設定して通信を行っている間に、前記第一の周波数の第一の受信品質及び前記第二の周波数の第二の受信品質を測定し、
    前記第二の受信品質と前記第一の受信品質との差が所定の閾値以上である時に前記第二の基地局に回線を切替えて通信を行うようにしたセルラシステムにおける移動局であって、
    移動に応じて前記所定の閾値を変えるよう制御する制御手段を含むことを特徴とする移動局。
  17. 移動局と、第一及び第二の基地局と、基地局制御装置とを含み、
    前記第一及び第二の基地局の各々は前記移動局と第一及び第二の周波数を用いてそれぞれ回線を設定して通信を行い、
    前記移動局は、前記第一の基地局と回線を設定して通信を行っている間に、前記第一の周波数の第一の受信品質を測定し、前記第一の受信品質に応じて前記第二の周波数の第二の受信品質を測定し、
    前記第二の受信品質に応じて前記第二の基地局に回線を切替えて通信を行うようにしたセルラシステムにおける移動局であつて、
    移動に応じて前記第二の受信品質の測定条件を変えるよう制御する制御手段を含むことを特徴とする移動局。
  18. 前記制御手段は、前記第一の受信品質が所定の閾値未満であるときに、前記第二の受信品質の測定を行う手段と、前記所定の閾値を前記移動に応じて変更する手段とを有することを特徴とする請求項17記載の移動局。
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