JP2004048518A - 半導体集積回路とその調整方法および調整装置 - Google Patents

半導体集積回路とその調整方法および調整装置 Download PDF

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唐澤 修
Takakimi Fukushima
福島 崇仁
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Abstract

【課題】小型化やピン数の削減が可能であり、従来よりもコストダウンが可能である、補償対象素子の温度特性を補償する補償回路を搭載する半導体集積回路とその調整方法および調整装置を提供する。
【解決手段】一時記憶素子と、不揮発性記憶素子と、前記一時記憶素子に一時的に記憶されたデータを前記不揮発性記憶素子に書き込む書込回路と、補償対象素子の温度特性を補償する連続的な補償信号を発生する補償回路と、前記一時記憶素子に記憶されたデータまたは前記不揮発性記憶素子に書き込まれたデータの一方を選択して前記補償回路に供給する選択回路とが集積された半導体集積回路であって、前記補償回路が、前記選択回路から供給されたデータを利用して前記補償信号を発生する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、補償対象素子の温度特性を補償する連続的な補償信号(アナログ信号)を発生する補償回路を搭載する半導体集積回路とその調整方法および調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、水晶発振子(水晶振動子)を使用する水晶発振器では、周囲温度(環境温度)の変化に伴ってその発振周波数が変動する。また、水晶発振器の発振周波数の変動特性は、水晶発振子自身の発振特性や発振回路の回路特性の個体差により個々に異なる。従って、例えば数ppm程度の変動しか許容されない温度補償型水晶発振器では、製品の製造後に、個々の水晶発振器にあわせて、周囲温度の変化に対する発振周波数の変動を補償するための調整が行われる。
【0003】
周囲温度の変化に対する発振周波数の変動を補償する温度補償型の水晶発振器として、例えば特開平9−266409号公報に開示の温度補償水晶発振器およびその特性最適化方法が知られている。
【0004】
上記公報に開示の温度補償水晶発振器は、水晶振動子を用いた水晶発振回路と、この水晶発振回路に接続され、制御電圧の印加により容量が変化して水晶発振回路の発振周波数を調整する可変容量素子と、この可変容量素子に周囲温度に応じた制御電圧を印加して、温度変化による水晶発振回路の発振周波数の変動を補償する温度補償手段とを備えている。
【0005】
また、上記温度補償手段は、温度センサにより検出された周囲温度に対して可変容量素子に印加すべき制御電圧が近似された非線形関数を発生する関数発生回路と、この非線形関数の係数および定数を水晶発振回路およびその使用している水晶振動子に対応して記憶する記憶手段とを含み、記憶手段は、限られた回数のデータの書き込みが可能な読出専用メモリと、この読出専用メモリと切り替えて選択的に利用されるランダム・アクセス・メモリとを含む。
【0006】
上記公報に開示の温度補償水晶発振器では、ランダム・アクセス・メモリに非線形関数の係数および定数を設定して温度補償水晶発振器の周囲温度を変化させることにより温度補償特性を測定し、この測定をランダム・アクセス・メモリに設定する係数および定数を変化させて繰り返し、この繰り返し測定により得られた最適値を読出専用メモリに書き込む、もしくはランダム・アクセス・メモリに非線形関数の係数および定数を複数組設定し、周囲温度を変化させながら係数および定数の組毎に温度補償水晶発振器の発振周波数を測定し、この測定結果から数値解析を行って最適な係数および定数を求め、得られた最適な係数および定数を読出専用メモリに書き込む。
【0007】
これにより、同公報によれば、水晶発振器が組み立てられた後に、温度補償特性の調整を正確に行うことができるとしている。また、温度センサにより検出された周囲温度に基づいて温度特性を補償するので正確な補正が可能であり、アナログ非線形関数を用いるので量子ノイズの発生も少ないとしている。また、ランダム・アクセス・メモリを用いることで温度補償特性の調整を自動化することができ、読出専用メモリを用いることで1チップへの集積化が容易であるとしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、同公報に開示の温度補償水晶発振器では、非線形関数の係数および定数を記憶する記憶手段として、ランダム・アクセス・メモリと読出専用メモリを使用するため、半導体集積回路で構成した場合に、どうしてもチップ面積が大きくなり、その分、コストアップを招くという問題があった。
【0009】
また、半導体集積回路で構成した場合に、外部からランダム・アクセス・メモリおよび読出専用メモリのそれぞれにデータを書き込むための多数の外部ピンが必要となり、同様にチップ面積が大きくなるためコストアップを招くという問題があった。
【0010】
本発明の目的は、前記従来技術に基づく問題点を解消し、小型化やピン数の削減が可能であり、従来よりもコストダウンが可能である、補償対象素子の温度特性を補償する補償回路を搭載する半導体集積回路とその調整方法および調整装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、外部から入力されたデータを一時的に記憶する一時記憶素子と、
不揮発性記憶素子と、
前記一時記憶素子に一時的に記憶されたデータを前記不揮発性記憶素子に書き込む書込回路と、
補償対象素子の温度特性を補償する連続的な補償信号を発生する補償回路と、前記一時記憶素子に記憶されたデータまたは前記不揮発性記憶素子に書き込まれたデータの一方を選択して前記補償回路に供給する選択回路とが集積された半導体集積回路であって、
前記補償回路が、前記選択回路から供給されたデータを利用して前記補償信号を発生することを特徴とする半導体集積回路を提供するものである。
【0012】
ここで、前記一時記憶素子は、外部から入力されたシリアルデータをパラレルデータに変換して一時的に記憶するシフトレジスタであるのが好ましい。
【0013】
また、前記補償対象素子が、3次関数で表される周波数−温度特性を有する水晶発振子であり、
前記補償回路が、前記水晶発振子の温度変化に対する発振周波数の変動を補償する3次関数発生回路を含むのが好ましい。
【0014】
また、前記一時記憶素子に記憶されるデータに、前記選択回路を制御するためのデータビットおよび前記書込回路を制御するためのデータビットの少なくとも一方が含まれるのが好ましい。
【0015】
また、本発明は、外部から入力されたデータを一時的に記憶する一時記憶素子と、
不揮発性記憶素子と、
前記一時記憶素子に一時的に記憶されたデータを前記不揮発性記憶素子に書き込む書込回路と、
補償対象素子の温度特性を補償する補償信号を発生する補償回路と、
前記一時記憶素子に記憶されたデータまたは前記不揮発性記憶素子に書き込まれたデータの一方を選択して前記補償回路に供給する選択回路とが集積され、
前記補償回路が、前記選択回路によって供給された一方のデータを利用して前記補償信号を発生する半導体集積回路に、複数の補償ビットを含むコードデータを入力して前記一時記憶素子に記憶し、前記補償回路が該コードデータを利用して発生する前記補償信号を前記補償対象素子に供給し、該補償対象素子の特性を測定する操作を、複数の前記コードデータについて行い、
前記測定された特性に基づいて、最適な複数の補償ビットを含むコードデータを算出し、該最適な複数の補償ビットを含むコードデータを入力して前記一時記憶素子に一時的に記憶した後、前記書込回路を介して前記不揮発性記憶素子に書き込むことを特徴とする半導体集積回路の調整方法を提供する。
【0016】
ここで、前記最適な複数の補償ビットを含むコードデータを前記不揮発性記憶素子に書き込む際に、前記最適な複数の補償ビットを含むコードデータを複数のコードデータに分解し、前記分解したコードデータを用いた書き込み操作を繰り返すことにより、前記最適な複数の補償ビットを含むコードデータを前記不揮発性記憶素子に書き込むのが好ましい。
【0017】
また、本発明は、外部から入力されたデータを一時的に記憶する一時記憶素子と、
不揮発性記憶素子と、
外部からの書き込み指示により、前記一時記憶素子に一時的に記憶されたデータを前記不揮発性記憶素子に書き込む書込回路と、
補償対象素子の温度特性を補償する補償信号を発生する補償回路と、
外部からの選択指示により、前記一時記憶素子に記憶されたデータまたは前記不揮発性記憶素子に書き込まれたデータの一方を選択して前記補償回路に供給する選択回路とが集積され、
前記補償回路が、前記選択回路によって供給された一方のデータを利用して前記補償信号を発生する半導体集積回路を調整するための調整装置であって、
複数の補償ビットを含む複数のコードデータを、順番に、前記一時記憶素子に記憶するために前記半導体集積回路に入力すると共に、前記選択回路に対して該一時記憶素子に記憶されたコードデータを選択する選択指示を行うデータ入力部と、
前記入力した複数のコードデータのそれぞれを利用して前記補償回路が発生する補償信号が供給された前記補償対象素子の特性を測定する測定部と、
前記測定された特性に基づいて最適な複数の補償ビットを含むコードデータを算出する最適コードデータ算出部と、
前記算出された最適な複数の補償ビットを含むコードデータを、前記一時記憶素子に一時的に記憶するために前記半導体集積回路に入力すると共に、前記書込回路に対して書き込み指示を行う書込部とを有することを特徴とする調整装置を提供する。
【0018】
ここで、前記補償対象素子の温度を調整する温度調整部と、前記温度特性測定のために該温度調整部の温度を設定する温度設定部とをさらに有するのが好ましい。
【0019】
また、前記選択回路に対する選択指示を、前記コードデータに加えて該選択指示を表すデータビットを含むデータを前記一時記憶素子に記憶するために前記半導体集積回路に入力することによって行うのが好ましい。
【0020】
また、前記書込回路に対する書き込み指示を、前記最適な複数の補償ビットを含むコードデータに加えて該書き込み指示を表すデータビットを含むデータを前記一時記憶素子に記憶するために前記半導体集積回路に入力することによって行うのが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、添付の図面に示す好適実施例に基づいて、本発明の半導体集積回路とその調整方法および調整装置を詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の半導体集積回路の一実施例の構成概念図である。
同図に示す半導体集積回路10は、環境温度の変化に対する出力信号OUTの発振周波数の変動を補償し、環境温度の変化に関わらず、出力信号OUTの発振周波数を概略一定に維持する温度補償型の水晶発振器(TCXO)を搭載するものであり、発振回路12と、可変容量素子14と、温度センサ16と、温度補償回路18と、データ設定回路20とを備えている。
【0023】
なお、図示例では、温度補償が行われる補償対象素子が、発振回路12および水晶発振子(水晶振動子)22である場合を例に挙げて説明を行うが、本発明は、温度補償を必要とするどのようなものにも同様に適用可能である。
【0024】
図示例の半導体集積回路10において、発振回路12には、この半導体集積回路10の外部に水晶発振子22が接続されている。これらの発振回路12および水晶発振子22により水晶発振器が構成される。発振回路12は、基本的に水晶発振子22の発振特性に応じた発振周波数の信号OUTを出力する。
【0025】
なお、発振回路12および水晶発振子22は従来公知のどのようなものも利用可能であるが、例えば発振回路12としてコルピッツ型の発振回路を用い、水晶発振子22としてAT板(ATカット水晶発振子)を好適に用いることができる。
【0026】
続いて、可変容量素子14は、温度補償回路18から供給される制御電圧が変化することによって、その容量(静電容量)値が変化するものであり、例えば可変容量ダイオード(バリキャップ)を含む従来公知のものがいずれも利用可能である。発振回路12は、可変容量素子14の容量値が変化することにより回路の時定数が変化し、その結果として、出力信号OUTの発振周波数が変化する。
【0027】
温度補償回路18は、アナログ方式の補償回路であり、環境温度の変化に対する出力信号OUTの発振周波数の変動を補償する連続的な補償信号(アナログ信号)を発生する。これに対し、デジタル方式の補償回路は、所定の温度範囲毎に離散的な補償信号を発生する。本発明では、デジタル方式ではなく、アナログ方式の補償回路を使用する。この補償信号は、制御電圧として、上記可変容量素子14に供給される。
【0028】
前述のAT板の場合、水晶発振子22は概ね3次関数で表される曲線状の周波数−温度特性を持つ。この場合、温度補償回路18は、上記連続的な補償信号を発生する3次関数発生回路を備える。
【0029】
温度補償回路18では、環境温度の変化に関わらず出力信号OUTの発振周波数が概略同一となるように、3次関数発生回路により、データ設定回路20から供給されるコードデータに基づいて、温度センサ16によって検出される環境温度に応じて、水晶発振子22の3次関数で表される曲線状の周波数−温度特性や発振回路12の回路特性に対し、その逆の極性の3次関数で表される曲線状の補償信号が発生される。
【0030】
この補償信号を制御電圧として可変容量素子14に与えることにより、環境温度の変化に対する出力信号OUTの発振周波数の変動が相殺され、環境温度の変化に関わらず、出力信号OUTの発振周波数は常に概略一定となる。
【0031】
なお、温度補償回路18の具体的な回路構成は何ら限定されず、補償対象素子の温度特性を補償する連続的な補償信号を発生可能なものであればどのような構成の回路でもよい。
【0032】
続いて、データ設定回路20は、温度補償回路18で用いられるコードデータ、およびこのデータ設定回路20を含む半導体集積回路10上の各回路の動作を制御するための制御データを半導体集積回路10の外部から設定するためのものであり、レジスタ(一時記憶素子)24と、ROM(不揮発性記憶素子)26と、書込回路28と、セレクタ(選択回路)30とを備えている。データ設定回路20に設定されたコードデータは、温度補償回路18に供給される。
【0033】
以下、データ設定回路20について詳細に説明する。
【0034】
データ設定回路20において、レジスタ24は、半導体集積回路10の外部から入力される所定ビット数のシリアルデータを内部でパラレルデータに変換して一時的に記憶するシフトレジスタである。このように、外部からシリアルデータを入力して、内部でパラレルデータに変換することにより、データを入力するための外部ピンを大幅に削減可能である。レジスタ24に記憶されたデータは、セレクタ30および書込回路28に供給される。
【0035】
なお、本発明のいう一時記憶素子は、図示例のレジスタ24に限定されず、半導体集積回路10の外部から入力されたデータを一時的に記憶する従来公知の構成のものがいずれも利用可能である。図示例のように、一時記憶素子として、シフトレジスタを用いることにより、例えばRAM(ランダム・アクセス・メモリ)を使用した場合と比べてチップ面積を大幅に削減可能である。
【0036】
ここで、外部からレジスタ24に入力されるデータは、前述の通り、温度補償回路18で用いられるコードデータと、データ設定回路20を含む半導体集積回路10上の各回路の動作を制御するための制御データとを含む。このコードデータと制御データの両方を含んだデータを、以後、複合データと呼ぶ。
【0037】
コードデータは、例えば3次関数発生回路によって発生される3次曲線の振幅、温度軸方向へのシフト量等を決定するための各種の定数および係数からなる複数の補償ビットを含む。また、制御データは、図示例の場合、例えばセレクタ30の選択信号、書込回路28の書込信号等として使用されるデータビットである。図示例のように、外部からシリアルデータを入力し、レジスタ24に制御データを設定することにより、各種制御に係る外部ピンを削減することができる。
【0038】
なお、制御データは、半導体集積回路10上の各回路の動作を制御する目的で使用可能である。本発明の半導体集積回路では、後述するように、最適なコードデータがROM26に書き込まれるが、制御データを使用して、ROM26に書き込まれたコードデータをレジスタ24を介して外部へ読み出すよう制御したり、ROM26に書き込まれた最適コードデータと外部から入力した最適コードデータとの照合を行うよう制御することなども可能である。
【0039】
また、図示例では、レジスタ24に制御データを設定しているが、これも限定されず、必要に応じて、一部または全部の制御データを外部ピンを介して外部から直接入力するようにしてもよい。
【0040】
続いて、書込回路28は、レジスタ24から供給される制御データ(書込信号)に基づいて、同じくレジスタ24から供給される最適なコードデータをROM26へ書き込む。図示例の場合、書込回路28には、ROM26にコードデータを書き込む際に必要となる書込用の高電圧が半導体集積回路10の外部から供給されており、この書込用の高電圧を使用して、ROM26に最適なコードデータが書き込まれる。
【0041】
ここで、最適なコードデータとは、出力信号OUTの温度特性が所望の特性に最も近くなるコードデータのことである。すなわち、温度補償型水晶発振器の場合には、補償温度範囲内における発振周波数の所定値からの偏差が最も小さくなるコードデータである。なお、書込回路28の回路構成は何ら限定されず、レジスタ24に一時的に記憶された最適なコードデータをROM26に書き込むことができれば、どのような構成の回路であってもよい。また、ROM26にコードデータを書き込む際に必要となる高電圧を内部で発生するようにしてもよい。
【0042】
ROM26は、例えばPROM,E2 PROM,e−fuse等の従来公知の不揮発性の読み出し専用メモリ(不揮発性記憶素子)である。従って、ROM26に書き込まれたデータは、電源を切断しても消えることはなく保持される。上記の通り、ROM26には、レジスタ24から書込回路28を介して供給される最適なコードデータが書き込まれる。ROM26に書き込まれた最適なコードデータはセレクタ30に供給される。
【0043】
セレクタ30は、レジスタ24から供給される制御データ(選択信号)に従って、レジスタ24から供給されるコードデータまたはROM26から供給される最適なコードデータの一方を選択的に出力する。セレクタ30から出力されるコードデータは、温度補償回路18に供給される。
【0044】
データ設定回路20は、最適なコードデータを算出し、これをROM26に書き込むための調整用のモードと、ROM26に書き込まれた最適なコードデータを用いて温度補償を行う実使用モードのどちらかのモードで動作する。基本的に、調整用のモードの時には、レジスタ24に設定されたコードデータがセレクタ30から選択的に出力され、実使用モードの時には、ROM26に書き込まれた最適なコードデータがセレクタ30から選択的に出力される。
【0045】
次に、本発明の調整装置について説明する。
【0046】
図2は、本発明の調整装置の一実施例の構成概念図である。
同図に示す調整装置32は、調整対象素子である図1に示す本発明の半導体集積回路10に対して、複数種類のコードデータを順次設定して特性を測定し、その測定結果に基づいて最適なコードデータを設定するように調整するものである。調整装置32は、データ入力部34と、測定部36と、最適コードデータ算出部38と、書込部40と、温度調整部42と、温度設定部44とを備えている。
【0047】
図示例の調整装置32において、データ入力部34は、最適なコードデータを算出するための所定のコードデータ、およびセレクタ30に対してレジスタ24から供給されるコードデータを選択的に出力するように選択指示を行う制御データ(選択信号)を含む複合データDATAを入力し、レジスタ24に設定する。これにより、レジスタ24に設定されたコードデータは、セレクタ30を介して温度補償回路18に供給される。
【0048】
温度補償回路18は、セレクタ30から供給されるコードデータに基づいて、環境温度に応じた補償信号を発生し、これを制御電圧として可変容量素子14に供給する。これにより、可変容量素子14の容量値が変化して発振回路12の時定数が変化し、その出力信号OUTの発振周波数が変化する。すなわち、本実施例においては、調整対象素子である半導体集積回路10内に集積された、可変容量素子14、発振回路12、および外部に接続された水晶振動子22が、補償対象素子を構成する。
【0049】
そして、調整素子32の測定部36が、補償対象素子の特性として、出力信号OUTの発振周波数を測定する。本実施例では、データ入力部34からコードデータが入力される毎に、測定部36が信号OUTの発振周波数を測定する。実際には、後から述べるように、データ入力部34は、それぞれが異なったコードデータを含む複数の複合データDATAを、順番に入力する。そして、測定部36は、この複数のコードデータのそれぞれに基づいて発生される補償信号が可変容量素子14に供給された時の信号OUTの発振周波数を、それぞれ測定する。
【0050】
最適コードデータ算出部38は、測定部36によって測定された信号OUTの発振周波数に基づいて、温度補償を行うために最適なコードデータを算出する。また、書込部40は、この最適なコードデータおよび書込回路28に対して書き込み指示を行う制御データ(書込信号)を含む複合データDATAを入力し、レジスタ24に設定する。これにより、レジスタ24に設定されたコードデータは、書込回路28を介してROM26に書き込まれる。
【0051】
また、温度調整部42は、温度設定部44による設定温度に従って、半導体集積回路10の環境温度を調整(変更)する。また、温度設定部44は、温度特性測定のために温度調整部42の温度を設定する。具体的には、例えば、恒温槽を温度調整部42として利用することができる。この場合、補償対象素子である集積回路10は、水晶振動子22が接続した状態で恒温槽に入れられ、環境温度が調整される。
【0052】
言うまでもなく、図2に示された調整装置32の各部は、それぞれが独立して動作するのではなく互いに協調して動作し、補償対象素子の調整を行う。例えば、データ入力部34、最適コードデータ算出部38、書込部40、温度設定部44は、CPU、記憶装置、および各種のインターフェースを有するマイクロコンピュータを利用して構成することができる。これにより、CPUの制御の下に、各部の動作の協調を実現することができる。
【0053】
なお、セレクタ30の選択信号は、データ入力ピンDATAとは別の外部ピンを介して半導体集積回路10に入力してもよい。同様に、書込回路28の書込信号も、データ入力ピンDATAとは別の外部ピンを介して半導体集積回路10に入力してもよい。
測定部36が、半導体集積回路10が出力する信号の周波数を測定する代わりに、温度補償回路18が補償信号発生のために用いる内部的な各種電圧、電流や、もしくは、発振回路12内部の各種電圧、電流などの、さまざまな特性値を測定するようにしてもよい。
また、最適コードデータ算出部38が最適コードデータを算出する方法も何ら限定されない。
【0054】
次に、本発明の調整装置32を用いて、最適なコードデータを算出する際の手順について説明する。
【0055】
調整用のモードにおいて、データ入力部34により、半導体集積回路10の外部から、所定のコードデータおよび制御データを含む複合データDATAをシリアルに入力し、レジスタ24にデータDATAを設定する。この時、制御データ(選択信号)として、セレクタ30に対してレジスタ24から供給されるコードデータを選択的に出力するように選択指示を行うことにより、レジスタ24に設定されたコードデータはセレクタ30を介して温度補償回路18に供給される。
【0056】
温度補償回路18では、セレクタ30から供給されるコードデータに基づいて、温度センサ16によって検出された環境温度に対応する補償信号が発生される。この補償信号に応じて、可変容量素子14の容量値が変化し、発振回路12の出力信号OUTの発振周波数が変化する。出力信号OUTの発振周波数は測定部36によって測定される。これにより、このコードデータに対応する出力信号OUTの発振周波数を表す特性データ得ることができる。
【0057】
温度調整部42および温度設定部44によって半導体集積回路10および水晶振動子22の環境温度を順次変更しながら、少なくとも1つの環境温度において、上記の操作を複数のコードデータについて繰り返し行う。
【0058】
前述のように、コードデータには複数のコードビットが含まれる。例えば、それらのコードビットの全ての組み合わせに対応するコードデータの全てについて測定を行い、その中から最適のコードデータを選択することも理論的には可能である。しかし、そのためには膨大な測定回数および測定時間を要し、現実的ではない。そこで、全てのコードデータの中から限られた個数のコードデータをあらかじめ選択しておき、上記の複数のコードデータとして半導体集積回路10に入力し、測定を行うことが現実的である。この、複数のコードデータの選択は、実用的な測定回数で高精度に最適コードデータを算出することができるように、半導体集積回路10あるいは水晶振動子22の種類、品種、などに応じて行う。複数のコードデータには、例えば、3次曲線の振幅を変化させるための複数のコードデータや、温度軸方向のシフト量を変化させるための複数のコードデータなどを含ませることができる。
【0059】
もしくは、複数のコードデータの全てをあらかじめ選択しておくのではなく、少なくとも一部のコードデータは、測定によって得られた結果を勘案して選択するようにしてもよい。この場合には、例えば、最適コードデータ算出部38が測定部36から測定結果を受け取り、それまでに得られた測定結果を勘案して次に測定するコードデータを設定し、データ入力部34を介して半導体集積回路10に入力する。
【0060】
そして、複数の環境温度および複数のコードデータについての測定が終了した時点で、最適コードデータ算出部38が、環境温度およびコードデータと測定結果との関係に基づいて、所望の温度特性を得るために最適なコードデータを算出する。そして、算出された最適なコードデータを、書込部40により、半導体集積回路10に入力し、ROM26に書き込む。
【0061】
最適なコードデータの算出のため、少なくとも1つの環境温度においては、複数のコードデータについての測定を行う。しかし、複数の環境温度の全てにおいて、複数のコードデータについての測定を行うことは必須ではない。1つの環境温度においてのみ複数のコードデータについての測定を行い、他の環境温度では、1つのコードデータについてのみ測定を行い、その結果から最適なコードデータを算出することも可能である。
【0062】
また、例えば、水晶振動子22単体での特性測定結果を利用することにより、半導体集積回路10と水晶振動子22とを組み合わせた状態で測定を行う温度点数を削減することも可能である。
最適コードデータ算出部38が最適コードデータを算出するための方法は、測定される特性に応じて適切に設定すればよい。
【0063】
測定を行う環境温度は、補償対象の温度範囲全域に対して所望の温度特性が得られる最適コードデータを、高い精度で算出でき、かつ、実用的な時間内で測定が行えるように適切に選択する。例えば、4点以上の温度での測定を行えば、水晶振動子の3次温度特性を補償するためのコードデータを算術計算によって決定することができる。通常は、補償対象の温度範囲内において、必要な点数の温度を、測定を行う環境温度として選択する。
【0064】
複数の環境温度および複数のコードデータについての測定を行うために、ある環境温度において複数のコードデータについての測定を行い、次に、環境温度を変更してから、1つもしくは複数のコードデータについて測定を行うことも可能である。一方、あるコードデータを半導体集積回路10に入力した状態で、複数の環境温度において測定を行い、次に、別のコードデータを入力し、1つもしくは複数の温度において測定を行うことも可能である。通常は、コードデータの入力に必要な時間に比較して環境温度の変更に必要な時間の方が長いため、前者の方が効率的である。
【0065】
次に、最適なコードデータをROM26に書き込む際の動作を説明する。
【0066】
書込部40により、半導体集積回路10の外部から、最適なコードデータおよび制御データを含む複合データDATAをシリアルに入力し、レジスタ24にデータDATAを設定する。この時、書込回路28に対してROM26への書き込みを行うように指示する制御データ(書込信号)を含んだ複合データを入力することにより、レジスタ24に設定された最適なコードデータは、書込用の高電圧を用いて、書込回路28を介してROM26に書き込まれる。
【0067】
ここで、最適なコードデータをレジスタ24に記憶した後、最適なコードデータの全ビットを同時にROM26に書き込んでもよい。しかし、例えばチップの消費電流の制限などから、多ビットの書き込みを同時に行うことができない場合もある。この場合、最適なコードデータを複数のコードデータに分解して順次入力し、分解されたコードデータを用いて複数回書き込み操作を繰り返すことにより、最適なコードデータをROM26に書き込むようにすることも可能である。
【0068】
図3は、最適なコードデータと分解後の複数のコードデータを表す一実施例の概念図である。同図に示すように、最適なコードデータには、‘1’および‘0’の複数の補償ビットが含まれている。分解された複数のコードデータは、最適なコードデータの‘1’の補償ビットについて、最上位ビット側から順番に、1つの‘1’の補償ビットだけを‘1’とし、残りのビットを全て‘0’として順次作成したものである。
【0069】
例えば、ROM26のデータの初期値が‘0’であるとすると、分解されたコードデータを書き込むことによって、ROM26の‘1’の補償ビットに対応するビットに‘1’が書き込まれる。また、分解された複数のコードデータをROM26に順次書き込むことによって、最終的に分解前のコードデータに等しい最適なコードデータをROM26に書き込むことができる。これにより、コードデータ書き込み時の消費電流を大幅に低減することができる。
【0070】
なお、コードデータの分解方法は何ら限定されず、消費電流の制限値以内であれば、上記のように、分解後のコードデータ内に‘1’の補償ビットが1ビットだけ含まれるように分解してもよいし、同様に、nビットずつ含まれるように分解してもよい。あるいは、3次曲線の振幅を表すビットグループとか、温度軸方向のシフト量を表すビットグループというように、グループ毎にコードデータを分解してもよい。
【0071】
また、コードデータの分解は、調整装置32で行い、分解後のコードデータを順次入力してレジスタ24に設定し、ROM26に書き込んでもよい。あるいは一旦、分解前のコードデータをレジスタ24に記憶してから、書込回路28において、分解前の最適コードデータから分解後の複数のコードデータを順次発生し、ROM26に順次書き込むようにしてもよい。
【0072】
調整用のモードにおいて、最適なコードデータがROM26に書き込まれると、実使用モードの時には、半導体集積回路10では、ROM26に書き込まれた最適なコードデータを用いて温度補償が行われる。これにより、出力信号OUTの発振周波数は、環境温度の変化に関わらず、常に概略一定となる。
【0073】
なお、実使用モードの時に、レジスタ24にデータが設定されない場合に、セレクタ30から、ROM26に書き込まれたコードデータが選択的に出力されるような回路構成にしておけば、実使用モードの時に、レジスタ24に制御データ(選択信号)を設定する必要はない。
【0074】
本発明の半導体集積回路とその調整方法および調整装置は、基本的に以上のようなものである。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
【0075】
【発明の効果】
以上詳細に説明した様に、本発明の半導体集積回路は、一時記憶素子と、不揮発性記憶素子と、前記一時記憶素子に一時的に記憶されたデータを前記不揮発性記憶素子に書き込む書込回路と、補償対象素子の温度特性を補償する連続的な補償信号を発生する補償回路と、前記一時記憶素子に記憶されたデータまたは前記不揮発性記憶素子に書き込まれたデータの一方を選択して前記補償回路に供給する選択回路とが集積された半導体集積回路であって、前記補償回路が、前記選択回路から供給されたデータを利用して前記補償信号を発生することを特徴とする。
本発明によれば、一時記憶素子から不揮発性記憶素子への書込回路を備えているので、不揮発性記憶素子にコードデータを書き込むための外部ピンが不要となり、その分、外部ピンの数を削減することができる。また、一時記憶素子として、シリアルに入力されたデータをパラレルデータに変換するシフトレジスタを用いることにより、RAMを使用した場合と比べてチップ面積を大幅に削減することができる。また、半導体集積回路上の各回路の動作を制御するためのデータビットを一時記憶素子に設定することにより、回路動作の制御に必要な外部ピンを削減することができる。以上のように、本発明によれば、半導体集積回路のチップ面積を削減し、また、外部ピン数を削減することができるため、その分コストダウンが可能となる。
本発明の調整方法および調整装置は、このような半導体集積回路を調整対象とする。対象とする半導体集積回路の外部ピン数が削減されているため、調整装置としても、ピン数を削減し、構成を単純化することができる。また、調整方法としても、必要な制御を単純化することができる。この結果、調整装置のコストダウンが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体集積回路の一実施例の構成概念図である。
【図2】本発明の調整装置の一実施例の構成概念図である。
【図3】最適なコードデータと分解後の複数のコードデータを表す一実施例の概念図である。
【符号の説明】
10 半導体集積回路
12 発振回路
14 可変容量素子
16 温度センサ
18 温度補償回路
20 コードデータ設定回路
22 水晶発振子
24 レジスタ
26 ROM
28 書込回路
30 セレクタ
32 調整装置
34 データ入力部
36 測定部
38 最適コードデータ算出部
40 書込部
42 温度調整部
44 温度設定部

Claims (10)

  1. 外部から入力されたデータを一時的に記憶する一時記憶素子と、
    不揮発性記憶素子と、
    前記一時記憶素子に一時的に記憶されたデータを前記不揮発性記憶素子に書き込む書込回路と、
    補償対象素子の温度特性を補償する連続的な補償信号を発生する補償回路と、前記一時記憶素子に記憶されたデータまたは前記不揮発性記憶素子に書き込まれたデータの一方を選択して前記補償回路に供給する選択回路とが集積された半導体集積回路であって、
    前記補償回路が、前記選択回路から供給されたデータを利用して前記補償信号を発生することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記一時記憶素子は、外部から入力されたシリアルデータをパラレルデータに変換して一時的に記憶するシフトレジスタであることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記補償対象素子が、3次関数で表される周波数−温度特性を有する水晶発振子であり、
    前記補償回路が、前記水晶発振子の温度変化に対する発振周波数の変動を補償する3次関数発生回路を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記一時記憶素子に記憶されるデータに、前記選択回路を制御するためのデータビットおよび前記書込回路を制御するためのデータビットの少なくとも一方が含まれることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の半導体集積回路。
  5. 外部から入力されたデータを一時的に記憶する一時記憶素子と、
    不揮発性記憶素子と、
    前記一時記憶素子に一時的に記憶されたデータを前記不揮発性記憶素子に書き込む書込回路と、
    補償対象素子の温度特性を補償する補償信号を発生する補償回路と、
    前記一時記憶素子に記憶されたデータまたは前記不揮発性記憶素子に書き込まれたデータの一方を選択して前記補償回路に供給する選択回路とが集積され、
    前記補償回路が、前記選択回路によって供給された一方のデータを利用して前記補償信号を発生する半導体集積回路に、複数の補償ビットを含むコードデータを入力して前記一時記憶素子に記憶し、前記補償回路が該コードデータを利用して発生する前記補償信号を前記補償対象素子に供給し、該補償対象素子の特性を測定する操作を、複数の前記コードデータについて行い、
    前記測定された特性に基づいて、最適な複数の補償ビットを含むコードデータを算出し、該最適な複数の補償ビットを含むコードデータを入力して前記一時記憶素子に一時的に記憶した後、前記書込回路を介して前記不揮発性記憶素子に書き込むことを特徴とする半導体集積回路の調整方法。
  6. 前記最適な複数の補償ビットを含むコードデータを前記不揮発性記憶素子に書き込む際に、前記最適な複数の補償ビットを含むコードデータを複数のコードデータに分解し、前記分解したコードデータを用いた書き込み操作を繰り返すことにより、前記最適な複数の補償ビットを含むコードデータを前記不揮発性記憶素子に書き込むことを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路の調整方法。
  7. 外部から入力されたデータを一時的に記憶する一時記憶素子と、
    不揮発性記憶素子と、
    外部からの書き込み指示により、前記一時記憶素子に一時的に記憶されたデータを前記不揮発性記憶素子に書き込む書込回路と、
    補償対象素子の温度特性を補償する補償信号を発生する補償回路と、
    外部からの選択指示により、前記一時記憶素子に記憶されたデータまたは前記不揮発性記憶素子に書き込まれたデータの一方を選択して前記補償回路に供給する選択回路とが集積され、
    前記補償回路が、前記選択回路によって供給された一方のデータを利用して前記補償信号を発生する半導体集積回路を調整するための調整装置であって、
    複数の補償ビットを含む複数のコードデータを、順番に、前記一時記憶素子に記憶するために前記半導体集積回路に入力すると共に、前記選択回路に対して該一時記憶素子に記憶されたコードデータを選択する選択指示を行うデータ入力部と、
    前記入力した複数のコードデータのそれぞれを利用して前記補償回路が発生する補償信号が供給された前記補償対象素子の特性を測定する測定部と、
    前記測定された特性に基づいて最適な複数の補償ビットを含むコードデータを算出する最適コードデータ算出部と、
    前記算出された最適な複数の補償ビットを含むコードデータを、前記一時記憶素子に一時的に記憶するために前記半導体集積回路に入力すると共に、前記書込回路に対して書き込み指示を行う書込部とを有することを特徴とする調整装置。
  8. 前記補償対象素子の温度を調整する温度調整部と、前記温度特性測定のために該温度調整部の温度を設定する温度設定部とをさらに有することを特徴とする請求項7に記載の調整装置。
  9. 前記選択回路に対する選択指示を、前記コードデータに加えて該選択指示を表すデータビットを含むデータを前記一時記憶素子に記憶するために前記半導体集積回路に入力することによって行うことを特徴とする請求項7または8に記載の調整装置。
  10. 前記書込回路に対する書き込み指示を、前記最適な複数の補償ビットを含むコードデータに加えて該書き込み指示を表すデータビットを含むデータを前記一時記憶素子に記憶するために前記半導体集積回路に入力することによって行うことを特徴とする請求項7または8に記載の調整装置。
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